JP5772603B2 - スイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具に関する。
スイッチングハブ装置には、LAN(Local Area Network)ケーブルやFC(Fiber Channel)ケーブルなどの通信用ケーブルを接続するコネクタが設けられている。例えば、FCケーブルをスイッチングハブ装置に接続する場合は、スイッチングハブ装置には、コネクタとしてSFP(Small form Factor Pluggable)が用いられる。
近年、通信用ケーブルを介してスイッチングハブ装置に接続する電子機器の数が増加している。そのため、スイッチングハブ装置に対して、コネクタの高密度実装が要求されている。例えば、FCスイッチングハブ装置では、高密度実装を実現するため、一対のコネクタを背中合わせに配置する構造となっている。
また、スイッチングハブ装置に接続している電子機器の変更の際には、通信用ケーブルをスイッチングハブ装置から取り外す作業が必要である。すなわち、通信ケーブルの先に取り付けられたコネクタを、スイッチングハブ装置から離脱する作業を行うことになる。
通信用ケーブルをスイッチングハブ装置に装着する作業は、通信用ケーブルをスイッチングハブ装置のコネクタに挿入する作業となる。通信用ケーブルをコネクタに挿入すると、コネクタのロック機構が作動し、通信用ケーブルはコネクタに接続された状態で固定される。一方、通信用ケーブルをコネクタから離脱する作業は、通信用ケーブルのロック解除レバーを通信用ケーブル側に押すことでロックを解除しながら、通信用ケーブルをコネクタから引き抜く作業となる。
このようにコネクタにロック機構が設けられているため、スイッチングハブ装置から通信ケーブルを離脱するために、コネクタの脇に指を挿入してロックを解除することが行なわれている。
ここで、スイッチングハブ装置から通信用ケーブルを離脱する技術として、複数のモジュラジャックのロックをまとめて解除することで、スイッチングハブ装置から多数のモジュラプラグを一括して離脱する従来技術が提案されている。
特開2010−176887号公報
しかしながら、従来のスイッチングハブ装置では、通信用ケーブルのロック解除レバーが設けられた側には指を挿入するためのスペースを設けることになり、それ以上コネクタの間隔を短くすることは難しい。そのため、従来のスイッチングハブ装置では、コネクタの実装密度を向上させることが困難である。この点、コネクタを背中合わせに配置した場合、一つの指を挿入するスペースを2つのコネクタのロックを解除するためのスペースとして利用することができる。しかし、コネクタを背中合わせに配置した場合であっても、ロック解除レバー側のコネクタ間の幅は少なくとも一本の指を挿入するスペースが必要であるため、これ以上コネクタの実装密度を向上させることは困難である。
また、複数のモジュラジャックのロックをまとめて解除する従来技術は、ロックをまとめて解除するための工具を指で挟むことで、コネクタのロックを解除する構造である。そのため、この従来技術においても、コネクタのロック解除レバー側の脇には指を挿入するスペースが設けられている。したがって、この従来技術を用いても、ロック解除レバー側のコネクタ間のスペースを狭くすることは難しく、コネクタの実装密度を向上させることは困難である。
1つの側面では、本発明は、コネクタの実装密度を向上させたスイッチングハブ装置及びそのためのロック解除具を提供することを目的とする。
本願の開示するスイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具は、一つの態様において、以下の各部を備える。コネクタ群は、ケーブルが挿入される穴及び挿入されたケーブルをロックするロック機構を有するコネクタが複数配置されている。ロック解除部材は、前記ケーブルに設けられたロック解除機構を押圧して前記コネクタとのロックを解除する。支持部材は、各前記ロック解除機構に対向して配置されたそれぞれのロック解除部材を回動可能に支持する。ハンドル部材は、前記支持部材により支持された前記複数のロック解除部材のいずれに対しても嵌合する嵌合部を有し、嵌合したロック解除部材を把持する。
スイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具の一つの態様によれば、スイッチングハブ装置におけるコネクタの実装密度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係るスイッチングハブ装置の斜視図である。 図2は、図1における領域P1の拡大図である。 図3Aは、図1における領域P2の拡大図である。 図3Bは、コネクタ爪とロック用爪との嵌合状態を表す図である。 図4は、ロック解除具の斜視図である。 図5は、ロック解除具の分解斜視図である。 図6Aは、アンロックレバーの側面図である。 図6Bは、アンロックレバーの上面図である。 図7は、アンロックレバーのスライドベースへの取り付けを説明する図である。 図8は、アンロックレバーをスライドベースに取り付けた状態の斜視図である。 図9は、アンロックレバーの回動を説明するための図である。 図10は、図8におけるA−A断面図である。 図11Aは、ハンドルの前方斜視図である。 図11Bは、ハンドルの後方斜視図である。 図12は、ハンドルをスライドベースに取り付けた状態の斜視図である。 図13は、図12におけるB−B断面図である。 図14Aは、ハンドルを回転させた状態の斜視図である。 図14Bは、図14Aと逆方向にハンドルを回転させた状態の斜視図である。 図15は、スライドベース及びレールの分解斜視図である。 図16は、スライドベースが奥方向の移動限界に位置する状態の斜視図である。 図17は、図16におけるC−C断面図である。 図18は、スライドベースが前方向の移動限界に位置する状態の斜視図である。 図19は、図18におけるD−D断面図である。 図20は、ロック解除前のスイッチングハブ装置の斜視図である。 図21は、ロック解除具を引き出した状態の斜視図である。 図22は、ハンドルを取り外すFCケーブルの位置に移動させた状態の斜視図である。 図23は、図22におけるハンドルの移動を説明するための図である。 図24は、ハンドルを下ろしてロックを解除した状態の斜視図である。 図25は、図24におけるハンドルの操作及びアンロックレバーの動作を説明するための図である。 図26は、ロック解除動作開始時のハンドル及びアンロックレバーの状態を表す図である。 図27は、アンロックレバーがロック解除レバーに接した状態を表す図である。 図28は、ロックが解除されてFCケーブルが取り外されるときの状態を表す図である。 図29は、従来のスイッチングハブ装置と本実施例に係るスイッチングハブ装置のコネクタの実装密度の比較を説明するための図である。
以下に、本願の開示するスイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示するスイッチングハブ装置及びコネクタロック解除具が限定されるものではない。
図1は、実施例に係るスイッチングハブ装置の斜視図である。図1に示すように、本実施例に係るスイッチングハブ装置1として、FCスイッチングハブ装置を例に説明する。スイッチングハブ装置1には、複数のコネクタ2が設けられている。本実施例では、コネクタ2は、SFPである。そして、各コネクタ2には、通信用ケーブルであるFCケーブル3が挿入される。さらに、コネクタ2に対応するようにロック解除具100が取り付けられている。
ここで、以下の説明では、スイッチングハブ装置1の幅方向であるX方向を横方向という。そして、図1のX方向の矢印方向を右方向、矢印とは反対方向を左方向と言う。また、スイッチングハブ装置1の高さ方向であるY方向を縦方向という。そして、図1のY方向の矢印方向を上方向、矢印とは反対方向を下方向と言う。さらに、スイッチングハブ装置1の奥行き方向であるZ方向を前後方向と言う。そして、図1のZ方向の矢印方向を奥方向、矢印とは反対方向を前方向と言う。
図2は、図1における領域P1の拡大図である。図2のコネクタ2A〜2Cは、図1のコネクタ2と同じものである。図2に示すように、本実施例に係るコネクタ2は、横方向に並ぶ2つの穴を1組とするコネクタである。コネクタ2は、縦方向に上下を逆にして背中合わせにして1対のコネクタ2A及びコネクタ2Bが配置されている。この1対のコネクタ2A及び2Bは、コネクタ2Aのロック機構は下側に設けられており、コネクタ2Bのロック機構は上側に設けられている。また、コネクタ2Bとコネクタ2Cとは、配置が同じである。また、コネクタ2は、本実施例では、横方向に4つのコネクタが一組として一列に並んでいる。そして、コネクタ2Aを含む横に並ぶ4つ一組のコネクタ2と、コネクタ2Cを含む横に並ぶ4つ一組のコネクタ2との間に、1つのロック解除具100が設けられている。ここで、外側のコネクタ2のロック機構側には十分なスペースがあるため、ロック解除具100は設けられていない。例えば、コネクタ2Bは、上側に十分なスペースが開いているため、コネクタ2Bのロックを解除するためのロック解除具100は、コネクタ2Bの上には設けられていない。
図3Aは、図1における領域P2の拡大図である。図3Bは、コネクタ爪とロック用爪の嵌合状態を表す図である。図3Aでは、説明の都合上、上下1対のコネクタ2が4つ並んだブロックの部分のみを抜き出して記載している。具体的には、図3Aは、コネクタ2にFCケーブル3A及び3Bが挿入された状態を表している。FCケーブル3Aは1対のコネクタの上側に挿入されており、ロック解除レバー4Aが上側に向いている。また、FCケーブル3Bは、ロック解除レバー4Bが下側に向いている。FCケーブル3Aは、コネクタ2に挿入されると、図3Bに示すように、ロック解除レバー4Aの先に設けられているコネクタ爪41とコネクタ2の中に設けられたロック機構であるロック用爪31とが嵌合することで固定される。さらに、FCケーブル3Aは、ロック解除レバー4Aを矢印のようにケーブル側に押すことにより、ロック用爪41が下がり、ロック用爪41とコネクタ爪31との嵌合がはずれ、ロックが解除される。ロックが解除されることで、FCケーブル3Aは、コネクタ2から引き抜ける状態になる。これは、FCケーブル3Bについても、上下が反転している以外は同様である。このロック解除レバー4Aが、「ロック解除機構」の一例にあたる。また、コネクタ爪31が、「ロック機構」の一例にあたる。
図4は、ロック解除具の斜視図である。図5は、ロック解除具の分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、本実施例に係るロック解除具100は、スライドベース101、アンロックレバー121〜124、ハンドル131及び132、シャフト104、並びに、レール151及び152から構成されている。ロック解除具100は、図2に示すように、スライドベース101、レール151及び152により形成される平面がXZ平面と一致し、且つアンロックレバー121〜124の並びがコネクタの並ぶ方向と一致するようにスイッチングハブ装置1に取り付けられる。
図6Aは、アンロックレバーの側面図である。図6Aはアンロックレバー121を例として示しており、図5において矢印P3方向から見た側面図となっている。また、図6Bは、アンロックレバーの上面図である。アンロックレバー121は、図6Aの紙面に向かって上下方向に突出する突出部201及び202を有している。この突出部201及び202は、アンロックレバー121の図6Bの紙面に向かって上端部、すなわちアンロックレバー121の先端部付近に設けられている。この突出部201及び202は、FCケーブルのロック解除レバーを押すための部位である。また、アンロックレバー121は、紙面に向かって左端に突起203を有している。また、アンロックレバー121は、突出部201及び202が設けられた端部と逆の端部に筒状部位206を有している。筒状部位206は、シャフト104を貫通させる部位である。そして、突出部201及び202と筒状部位206との間に、突出部201及び202が伸びる方向に延びる突部204及び205を有している。この突部204及び205は、筒状部位206側の側面である側面204A及び205Aが、後述するように、スライドベース101に固定された状態でスライドベース101の溝の側面と一致するように設けられている。さらに、突部204と筒状部位206との間には突起211が設けられている。また、突部205と筒状部位206との間には突起221が設けられている。ここでは、アンロックレバー121を例に説明したが、アンロックレバー122〜124も同様の構造である。ここで、突起211〜214が、「位置決め部」の一例にあたる。
ここで、本実施例では、アンロックレバー121は、上から見ると、図6Bに示すように長方形の一つの辺が突出し小さい長方形が接続している形状を有している。しかし、これは、突出部201及び202で対応するロック用解除レバーを押下する場合に、並んでいる他のロック用解除レバーに接触する危険を避けるなどの理由によるものである。ただし、アンロックレバー121のロック用解除レバーに対する位置さえ正確であれば、他のロック用解除レバーを押下する危険は少ないので、アンロックレバー121は、上から見た場合に1つの長方形になるような形状であっても良い。さらに、本実施例では、後述するように、ハンドル131及び132のスライドを確実にすることや、ハンドル131及び132によるアンロックレバー121の回動を確実にするなどの理由から突部204及び205が設けられている。しかし、ハンドル131及び132のスライドやアンロックレバー121の回動の確実性を求めなければ、突部204及び205を設けないことも考えられる。その場合、アンロックレバー121は、単に、先端部分が板面と直交する両方向に突出した形状の平板の部材でもよい。このアンロックレバー121〜124が、「ロック解除部材」の一例にあたる。
図7は、アンロックレバーのスライドベースへの取り付けを説明する図である。また、図8は、アンロックレバーをスライドベースに取り付けた状態の斜視図である。図8では、アンロックレバー122がシャフト104を中心に紙面の手前方向に回動した状態を表しており、アンロックレバー123がシャフト104を中心に紙面の奥方向に回動した状態を表している。
図7の一点鎖線P4は、シャフト104が通過する部材を示している。アンロックレバー121〜124は、スライドベース101の窪み111〜114にそれぞれ嵌め込まれる。スライドベース101は、アンロックレバー121〜124を嵌め込んだ状態で、アンロックレバー121〜124の筒状部位206(図6A参照)と連なる位置に筒状部位115A〜115Eを有している。そして、スライドベース101の窪み111〜114にアンロックレバー121〜124を嵌め込んだ状態で、シャフト104は、スライドベース101の筒状部位115A〜115E及びアンロックレバー121〜124の筒状部位206を一点鎖線P4に表されるように順番に貫通する。これにより、アンロックレバー121〜124は、スライドベース101に対して、回動可能にシャフト104によって支持される。このようにすることで、図8のように、アンロックレバー121〜124は、シャフト104に回動可能に支持された状態でスライドベース101に取り付けられる。
また、スライドベース101は、図8のように、アンロックレバー121〜124に対応するように、溝116A〜116Dを有している。溝116A〜116Dについては後で詳細に説明する。
また、筒状部位115A〜115E及びアンロックレバー121〜124の筒状部位206は同じ径を有している。そして、筒状部位115A〜115E及びアンロックレバー121〜124の筒状部位206は、シャフト104によって貫通され一列に並べられることで、図8に示すように一部が板状に延びだす一連の筒となる。以下では、筒状部位115A〜115E及びアンロックレバー121〜124の筒状部位206が形成する一連の筒を「スライド用筒11」という。図8では、分かり易いように一点鎖線でスライド用筒11を表している。
さらに、スライドベース101の筒状部位115A〜115Eの一部から延びる板部材は、アンロックレバー121〜124がスライドベース101と同じ平面に位置する状態における突部204及び205と同じ位置で一段高くなっている。ここで、同じ平面に位置するとは、後述するように、ロック解除動作を行わない場合に、スライドベース101によりアンロックレバー121〜124の回動が抑制されている状態を言う。これにより、アンロックレバー121〜124がスライドベース101と同じ平面に位置する状態では、図8の幅Lを有する溝22が、スライド用筒11と並行に延びる。この溝22を以下では、「スライド用溝22」という。図8では、分かり易いように点線でスライド用溝22を表している。図8では、スライド用溝22は片面しか見えていないが、逆の面にもスライド用溝は設けられている。ここで、本実施例では、アンロックレバー121〜124及びスライドベース101の両面にスライド用溝を設けたが、片面だけに設けることも可能である。
スライド用溝22には、アンロックレバー121〜124のそれぞれの短手方向の中間にアンロックレバー121〜124に設けられた突起211及び221が位置する。さらに、スライドベース101には、スライド用溝22の部分に、アンロックレバー121〜124の突起211に並ぶように、突起210及び215が設けられている。図8では、片面のスライド用溝22における突起210及び215のみ表しているが、実際には反対側の面のスライド用溝22にもスライドベース101に同様の突起が設けられている。このスライドベース101が、「支持部材」の一例にあたる。
図9は、アンロックレバーの回動を説明するための図である。図9は、スライドベース101にアンロックレバー121を取り付けた状態で回動させたときの、図8の矢印P5の方向から見た状態を表している。
図9における、アンロックレバー122は、スライドベース101に対して一方の方向にシャフト104を中心に回動した状態である。また、アンロックレバー123は、スライドベース101に対してアンロックレバー122とは逆の方向にシャフト104を中心に回動した状態である。すなわち、アンロックレバー121〜124は、スライドベース101に対して対称に角度θで動く。すなわち、アンロックレバー121〜124は、図1のようにスイッチングハブ装置1にロック解除具100が取り付けられた場合には、スライドベース101に対して対称に上下方向に角度θで動く。
図10は、図8におけるA−A断面図である。図10に示すように、スライドベース101は、アンロックレバー121の突起203が接する部分に溝116Aを有している。
アンロックレバー121の突起203は、スライドベース101の溝116Aに嵌り、アンロックレバー121のシャフト104を中心とする回動を抑制する。すなわち、図1のようにスイッチングハブ装置1にロック解除具100が取り付けられた状態で、突起203が溝116Aに嵌ることで、アンロックレバー121は、下方向に落ちずに維持される。突起203が溝116Aに嵌った状態が、前述したスライドベース101が形成する平面にアンロックレバー121が位置する状態である。そして、アンロックレバー121は、シャフト104を中心とした回動方向に一定以上の力が加えられると、突起203が溝116Aからはずれ、回動運動を行う。
図11Aは、ハンドルの前方斜視図である。また、図11Bは、ハンドルの後方斜視図である。ここでは、ハンドル131のスライドベース101側を前方とし、ハンドル131のスライドベース101とは逆側を後方としている。
図11A及び図11Bに示すようにハンドル132は平板状の取手部300から平板状の挟持部301及び挟持部302の2つに分かれている。挟持部301と挟持部302とは、対向してスリットを有している。スリットの取手部300側、すなわち、挟持部301と挟持部302との接続部分は、断面が「C」の形状となる短手方向に延びる溝303となっている。また、挟持部301は、溝303より開口部側の挟持部302に対向する面に、短手方向に延びる溝304を有している。また、挟持部302は、溝303より開口部側の挟持部301に対向する面に溝305を有している。そして、溝304及び溝305は、対向する位置に配置されている。溝305は、短手方向の中央に凹部306を有している。また、図では表されていないが、溝304も、凹部306と対向する位置に凹部を有している。この、凹部306及びそれに対向する位置にある凹部が、「係合部」の一例にあたる。そして、溝305は、短手方向のそれぞれの端部から凹部306の開口部に向かって挟持部301に近づく傾斜を有している。溝304も同様に、短手方向のそれぞれの端部から凹部に向かって挟持部302に近づく傾斜を有している。すなわち、挟持部301の溝304における断面は、溝304の開口部を結んだ線を上辺とし、逆の面を下辺とする台形の上辺が凹んだ形状を有している。これは、挟持部302も同様である。この形状については後で図を用いて説明する。図11A及び図11Bでは、ハンドル132を例に説明したが、このハンドル131も同様の形状を有している。このハンドル131及び132が、「ハンドル部材」の一例にあたる。
図12は、ハンドルをスライドベースに取り付けた状態の斜視図である。ハンドル131は、挟持部301及び挟持部302でスライドベース101及びアンロックレバー121〜124が形成するスライド用筒11及びスライド用溝22を挟み込む。具体的には、ハンドル131は、溝303によって、スライド用筒11を挟み込む。また、ハンドル131は、溝303の開口部から挟持部301及び302の先端部分までの部分で、スライド用溝22を挟み込む。このとき、溝302及び303は、ハンドル131がスライド溝をスライドしたときに、スライド用溝22上の突起210〜215にあたる部分に位置する。そして、ハンドル131及び132は、矢印Q1及びQ2のようにスライド用筒11及びスライド用溝22に沿ってスライドする。アンロックレバーを回動させようとする操作者は、ハンドル131及び132を、アンロックレバー121〜124の中の回動させるアンロックレバーの位置までスライドさせる。例えば、アンロックレバー123を回動させたい場合、操作者は、図12のようにハンドル132をアンロックレバー123の位置までスライドさせる。
図13は、図12におけるB−B断面図である。図12のように、ハンドル132がアンロックレバー123の位置にある場合、図13に示すように、アンロックレバー123の突起213は、ハンドル132の挟持部301に設けられた凹部307と嵌合している。また、突起213の反対側にある突起223は、ハンドル132の挟持部302に設けられた凹部307と嵌合している。このように、ハンドル132の凹部306及び307とアンロックレバー123の突起213及び223とが嵌合することで、ハンドル132は、矢印Q3方向の移動が抑制され、アンロックレバー123を回動させるのに好ましい場所に位置することになる。
ここで、ハンドル132が図13で表される位置まで移動する場合の動作について説明する。ハンドル132がアンロックレバー123を選択する位置に向けてスライドすると、アンロックレバー123の突起213は、ハンドル132の挟持部301の溝304に進入していく。同様に、突起223は、挟持部302の溝305に進入していく。そして、ハンドル132がさらにスライドすると、突起213は、溝304の斜面を挟持部302の側に向けて上っていく。同様に、突起223は、溝305の斜面を挟持部301の側に向けて上っていく。これにより、挟持部301と挟持部302との間隔が、突起213及び223によって押し広げられていく。そして、突起213が挟持部301の凹部307に位置し、突起223が挟持部302の凹部306に位置する位置まで、ハンドル132が移動すると、突起213は凹部307と嵌合し、突起223は凹部306と嵌合する。
次に、図13の位置からハンドル132が移動する場合の動作について説明する。図13の状態で矢印Q3のいずれかの方向へハンドル132に対して一定以上の力が加わると、挟持部301と挟持部302との間隔が押し広げられ、突起213及び223は、凹部307及び306からそれぞれはずれる。そして、突起213は、溝304の斜面を挟持部301に向けて下っていく。また、突起223は、溝305の斜面を挟持部302に向けて下っていく。これにより、挟持部301と挟持部302との間隔は徐々に狭くなっていく。そして、突起213及び223が溝304及び305から外れると、挟持部301と挟持部302とは突起213及び223の無いスライド用溝22を挟んだ状態となる。
次に、図14A及び図14Bを参照して、ハンドルによるアンロックレバーの回動について説明する。図14Aは、ハンドルを回転させた状態の斜視図である。図14Bは、図14Aと逆方向にハンドルを回転させた状態の斜視図である。
図14Aでは、ハンドル132は、アンロックレバー123を選択する位置に移動され、さらに矢印Q4の方向に回転させられている。これにより、アンロックレバー123は、スライドベース101からはずれ、シャフト104を中心として、矢印Q4と同じ方向に回動する。例えば、図14Aの状態で図1のようにロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合、操作者は、ハンドル132を矢印Q4の方向に回転させる、すなわち押し下げることで、アンロックレバー123を押し上げることができる。
図14Bでは、ハンドル132は、アンロックレバー123を選択する位置に移動され、さらに矢印Q5の方向(矢印Q4とは逆の方向)に回転させられている。これにより、アンロックレバー123は、スライドベース101からはずれ、シャフト104を中心として、矢印Q5と同じ方向に回動する。例えば、図14Bの状態で図1のようにロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合、操作者は、ハンドル132を矢印Q5の方向に回転させる、すなわち押し上げることで、アンロックレバー123を押し下げることができる。
次に、スライドベース101のスライドについて説明する。図15は、スライドベース及びレールの分解斜視図である。
図15に示すように、スライドベース101は、レール151と対向する面に、ガイドレール117Aを有している。ガイドレール117Aは、スイッチングハブ装置1にロック解除具100が取り付けられた場合に、図1の前後方向に延びるように配置されている。また、図15では表されていないが、スライドベース101は、レール152と対向する面に、ガイドレール117Aと同様のガイドレール117Bが設けられている。さらに、ガイドレール117A上に、突起118A及び119Aを有している。また、ガイドレール117B上に、突起118B及び119Bを有している。突起118Aと突起119Aとは、スイッチングハブ装置1にロック解除具100が取り付けられた場合に、図1の前後方向に並ぶように配置されている。同様に、突起118Bと突起119Bとは、スイッチングハブ装置1にロック解除具100が取り付けられた場合に、図1の前後方向に並ぶように配置されている。さらに、レール151は、スライドベース101と対向する面にスライドベース101のガイドレール117Aが延びる方向、すなわちスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合の前後方向に延びる溝153を有している。また、レール152は、スライドベース101と対向する面にスライドベース101のガイドレール117Bが延びる方向に、すなわちスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合の前後方向に延びる溝154を有している。そして、レール151は、溝153がスライドベース101のガイドレール117A、突起118A及び119Aと嵌合するようにスライドベース101と組み合わされる。そして、レール151は、溝153がスライドベース101のガイドレール117B、突起118B及び119Bと嵌合するようにスライドベース101と組み合わされる。
図16は、スライドベースが奥方向の移動限界に位置する状態の斜視図である。図17は、図16におけるC−C断面図である。図17は、説明の便宜上、C−C断面におけるスライドベース101とレール151との嵌合部分のみを記載している。
図16は、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた状態で、図1の奥方向の移動限界まで、スライドベース101をレール151及び152に沿ってスライドさせた状態を表している。
図17に示すように、レール151の溝153は、矢印Q6の方向(以下では、単に「Q6方向」という。)の端部に達する前に終わっている。ここで、Q6方向は、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合の、図1における奥方向である。溝153は、Q6方向に壁157を有している。このため、スライドベース101がQ6方向に移動すると、ガイドレール117Aは、図17に示すように壁157に接触して停止する。これにより、スライドベース101はそれ以上のQ6方向への移動が抑制され、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合の、図1におけるQ6方向への移動限界となる。レール151の溝153には、突起155及び突起156が設けられている。突起155は、スライドベース101が奥方向の移動限界に位置した状態で、突起118Aと接触する位置に配置されている。すなわち、スライドベース101がQ6方向の移動限界に位置した状態では、壁157によってスライドベース101のQ6方向への移動が抑制され、突起155によってスライドベース101のQ6方向とは逆向きへの移動が抑制される。これにより、スライドベース101は、Q6方向の移動限界の位置で停止した状態を維持することができる。
さらに、ガイドレール117Aは、突起118Aの後ろに孔500を有している。孔500は、突起118Aの両側端部のそれぞれを越える位置まで延びている。これにより、突起118Aを含む側の孔500の枠は、撓むことができ、突起118Aは、レール151から離れる方向にへこむことができる。すなわち、操作者がQ6方向とは逆向き、すなわち、矢印Q7の方向(以下では、単に「Q7方向」という。)に一定以上の力でスライドベースを引くと、突起118Aは、レール151から離れる方向にへこみ、突起155を越えてQ7方向に移動する。これにより、スライドベース101に対するQ7方向の移動の抑制が解除され、スライドベース101は、Q7方向に移動できるようになる。
レール151の溝153の突起156は、スライドベース101がQ7方向の移動限界に位置した状態で、突起118Aと接触する位置に配置されている。そこで、スライドベース101がQ7方向に移動すると、Q7方向の移動限界に達する前に、突起118Aと突起156とは接触する。この場合も、突起118Aは、突起156に押されてレール151から離れる方向にへこみ、突起156を越える。
図17に示すように、レール151は、溝153の開口端部にストッパ158を有している。ストッパ158は、ガイドレール117Aとは接触しない位置に配置されている。スライドベース101は、Q7方向に移動し続けると、突起119Aがストッパ158と接触し、それ以上Q7方向に移動できなくなる。突起119Aがストッパ158と接触するこことで、スライドベース101は、Q7方向の移動限界に達する。
図18は、スライドベースが前方向の移動限界に位置する状態の斜視図である。図19は、図18におけるD−D断面図である。図19も、説明の便宜上、D−D断面におけるスライドベース101とレール151との嵌合部分のみを記載している。
図18は、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた状態で、図1の前方向の移動限界まで、スライドベース101をレール151及び152に沿ってスライドさせた状態を表している。
スライドベース101がQ7方向に移動すると、突起119Aは、図19に示すようにストッパ158に接触して停止する。これにより、スライドベース101はそれ以上のQ7方向への移動が抑制され、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に取り付けられた場合の、図1における前方向への移動限界となる。上述したように、レール151の溝153の突起156は、スライドベース101がQ7方向の移動限界に位置した状態で、突起118Aと接触する位置に配置されている。そのため、スライドベース101がQ7方向の移動限界に位置した状態では、ストッパ158によってスライドベース101のQ7方向への移動が抑制され、突起156によってスライドベース101のQ7方向とは逆向きへの移動が抑制される。これにより、スライドベース101は、Q7方向の移動限界の位置で停止した状態を維持することができる。
次に、図20〜25を参照して、スイッチングハブ装置1におけるロック解除の一連の動作について説明する。図20は、ロック解除前のスイッチングハブ装置の斜視図である。図21は、ロック解除具を引き出した状態の斜視図である。図22は、ハンドルを取り外すFCケーブルの位置に移動させた状態の斜視図である。図23は、図22におけるハンドルの移動を説明するための図である。図24は、ハンドルを下ろしてロックを解除した状態の斜視図である。図25は、図24におけるハンドルの操作及びアンロックレバーの動作を説明するための図である。ここでは、図1と同様にX方向を横方向、Y方向を縦方向、Z方向を前後方向として説明する。以下では、スイッチングハブ装置1に接続されたFCケーブルの操作を行う操作者(以下では、単に「操作者」という。)による操作について説明する。また各矢印の方向をその矢印に付加された符号を用いて表す。例えば、矢印Q8の方向を、単に「Q8方向」と表す。
図20に示すように、ロック解除操作を行わない場合、操作者は、ハンドル131をQ8方向へ移動させ、アンロックレバーの位置から退避させる。また、操作者は、ハンドル132を、Q9方向へ移動させ、アンロックレバーの位置から退避させる。これにより、ロック解除操作を行わない場合に、ハンドル131及び132がアンロックレバーから離れた場所に配置され、ハンドルを操作してロックを解除してしまう誤操作を回避することができる。そして、操作者は、ハンドル131及び132を、奥方向であるQ10方向及びQ11方向へ押し、ロック解除具100の全体を奥方向へ押し込む。これにより、アンロックレバーがFCケーブルのロック解除レバーの位置から外れるため、ロックを解除してしまう誤操作の回避をより確実にすることができる。また、ロック解除具100を奥に格納し、且つハンドル131及び132をアンロックレバーの位置から退避させることで、FCケーブルのコネクタへの挿入を阻害しないようにすることができる。
ロック解除操作を行う場合、図21に示すように、操作者は、ハンドル131及び132を、前方向であるQ12方向及びQ13方向へ引き、ロック解除具100の全体を前方向へ引き出す。これにより、ロック解除具100のアンロックレバーは、FCケーブルのロック解除レバーを押すことができる位置に移動する。
次に、図22に示すように、操作者は、ハンドル131又は132を、取り外したいFCケーブルに対応するアンロックレバーの位置までスライドさせる。本実施例では、右から2番目のFCケーブル3Cを取り外す場合で説明する。例えば、操作者は、ハンドル131をQ14方向にスライドさせ、右から2番目のアンロックレバーの位置まで移動する。この場合、図23のように、スライドベース101は、レール151及び152に沿って引き出され、前方向の移動限界に位置する状態にある。そして、ハンドル131は、Q14方向にスライドし、ハンドル131Aの状態から、アンロックレバー122を挟持するハンドル131Bの状態に移る。
次に、図24に示すように、操作者は、アンロックレバーが取り外したいFCケーブル3Cのロック解除レバーを押す方向にハンドル131を回転させる。本実施例では、FCケーブル3Cはロック解除具100の上側にあるので、操作者は、ハンドル131を押し下げ、アンロックレバーを上に回動させる。この場合、図25のように、スライドベース101は、レール151及び152に沿って引き出され、アンロックレバー122は、回動することでFCケーブル3Cのロック解除レバーに接触する位置にある。そして、ハンドル131は、Q15方向に回転し、アンロックレバー122を回動させる。これにより、アンロックレバーによって、FCケーブル3Cのロック解除レバーが押され、コネクタのコネクタ爪とFCケーブル3Cのロック用爪との嵌合がはずれ、ロックが解除され、FCケーブル3Cは取り外すことができる状態になる。
次に、図26〜28を参照して、アンロックレバーによるロック解除について詳細に説明する。図26は、ロック解除動作開始時のハンドル及びアンロックレバーの状態を表す図である。図27は、アンロックレバーがロック解除レバーに接した状態を表す図である。図28は、ロックが解除されてFCケーブルが取り外されるときの状態を表す図である。
図26のハンドル131Cの状態がハンドルに力を加えていない状態である。そしてFCケーブル600をコネクタ602から取り外すため、ハンドルにQ15方向の力が加わり、ハンドル131Dの状態になる。ハンドルに力が加わっていない状態及びアンロックレバーの回動開始直後の状態では、アンロックレバーの突出部201は、ロック解除レバー601に接触していない。
図26の状態から、更にハンドルに力を加えることで、ハンドルは、図27のハンドル131Eの状態となる。この時、アンロックレバー122の突出部201が、FCケーブル600のロック解除レバー601に接触する。そして、さらにハンドル131Eに下向きの力が加わることで、アンロックレバー122及びその突出部201は、Q16方向へ移動し、ロック解除レバー601をQ16方向に押し上げる。これにより、ロック解除レバー601に設けられたロック用爪が上に押し上げられ、ロック用爪とコネクタ602のコネクタ爪との嵌合がはずれて、コネクタによるFCケーブル600のロックが解除される。
ロックが解除されると、FCケーブル600は、コネクタ602から取り外すことができる。そこで、図28のように、ハンドル131を下げてアンロックレバー122及びその突出部201をロック解除レバー601側に移動させた状態で、FCケーブル600をQ17方向に引く。このようにして、操作者は、FCケーブル600をコネクタ602から取り外す。
図29は、従来のスイッチングハブ装置と本実施例に係るスイッチングハブ装置のコネクタの実装密度の比較を説明するための図である。状態701は、従来のスイッチングハブ装置におけるコネクタの配置状態を表している。また、状態702は、本実施例に係るスイッチングハブ装置におけるコネクタの配置状態を表している。状態701に示すように、従来のスイッチングハブ装置では、コネクタ間に指を入れるスペース710が設けられていた。従来のスイッチングハブ装置では、例えば、コネクタ間の間隔711が15mmである。これに対して、本実施例に係るスイッチングハブ装置では、状態702のように、ロック解除具を配置し、さらに少なくともハンドルを動かすスペース720があればよい。本実施例に係るスイッチングハブ装置では、例えば、コネクタ間の間隔721は5mmとすることができる。このように、従来のスイッチングハブ装置と比較して本実施例に係るスイッチングハブ装置では、コネクタ間のスペースを約半分以下にすることができる。具体的にはコネクタ間の幅を10mm程度抑えることができる。このため、例えば、4U(Uは、ラックに実装される装置の高さの単位。)の高さの装置で、従来のスイッチングハブ装置では、176ポート(個)のコネクタが配置されていた。これに対して、本実施例に係るスイッチングハブ装置では、例えば、従来よりも48ポート(個)多い224ポート(個)のコネクタを配置することができる。これにより、本実施例に係るスイッチングハブ装置は、例えば、従来のスイッチングハブ装置に比べてコネクタの実装密度を約27%増やすことができる。
また、以上の説明では、誤操作防止などの観点から、ロック解除を行う以外のときには、ハンドル131及び132をスライドベース101の脇に移動させているが、誤操作を防止できればハンドル131及び132は他の場所に配置してもよい。例えば、ハンドル131及び132をアンロックレバー121〜124に対して着脱可能にしてもよい。この場合、ロック解除を行わない場合には、ハンドル131及び132は取り外しておいてもよい。さらに、ハンドル131及び132がアンロックレバー121〜124に対して着脱可能な場合、例えば、スライドベース101及びアンロックレバー121〜124で形成されるスライド用溝を設けなくてもよい。
さらに、本実施例では、ロック解除具100がスイッチングハブ装置1に常時備え付けられた状態で説明したが、これは他の方法でもよく、例えば、ロック解除具100はスイッチングハブ装置1に対して着脱可能であってもよい。この場合、例えば、FCケーブルをコネクタから取り外す場合に、ロック解除具100をスイッチングハブ装置1に取り付けてロック解除動作を行う。
1 スイッチングハブ装置
2 コネクタ
3 FCケーブル
100 ロック解除具
101 スライドベース
104 シャフト
121〜124 アンロックレバー
131、132 ハンドル
151、152 レール

Claims (6)

  1. ケーブルが挿入される穴及び挿入されたケーブルをロックするロック機構を有するコネクタが複数配置されたコネクタ群と、
    前記ケーブルに設けられたロック解除機構を押圧して前記コネクタとのロックを解除するロック解除部材と、
    各前記ロック解除機構に対向して配置されたそれぞれのロック解除部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材により支持された前記複数のロック解除部材のいずれに対しても嵌合する嵌合部を有し、嵌合したロック解除部材を把持するハンドル部材と
    を備えたことを特徴とするスイッチングハブ装置。
  2. 前記支持部材及び各前記ロック解除部材は、互いに連続するスライド溝を有し、
    前記ハンドル部材の嵌合部は、前記スライド溝に嵌合する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチングハブ装置。
  3. 前記ロック解除部材は、前記ハンドル部材が嵌合した際に前記ハンドル部材を位置決めする位置決め部を有し、
    前記ハンドル部材の嵌合部は、前記位置決め部と係合する係合部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチングハブ装置。
  4. 前記支持部材は、前記ケーブルの挿抜方向に延びるレールを有し、該レールに沿ってスライドし、
    前記支持部材が前記レールに沿ってスライドして前記ケーブルの抜去方向への移動限界に達した状態で、前記ロック解除部材は前記ロック解除機構を押圧可能な位置に在り、
    前記支持部材が前記レールに沿ってスライドして前記ケーブルの挿入方向への移動限界に達した状態で、前記ロック解除部材は前記ロック解除機構を押圧しない位置に在る
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のスイッチングハブ装置。
  5. 前記ロック機構は、ケーブルのロック用爪と嵌合することでケーブルをロックし、
    前記ロック解除部材は、前記ハンドル部材による回動により、前記ロック解除機構を押圧し、前記ロック用爪と前記ロック機構との嵌合を解除する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のスイッチングハブ装置。
  6. ケーブルに設けられたロック解除機構を押圧してコネクタとのロックを解除するロック解除部材と、
    各前記ロック解除機構に対向して配置されたそれぞれのロック解除部材を回動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材により支持された前記複数のロック解除部材のいずれに対しても嵌合する嵌合部を有し、嵌合したロック解除部材を把持するハンドル部材と
    を備えたことを特徴とするコネクタロック解除具。
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