JP5772482B2 - 蓄熱システム - Google Patents
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Description
さらに、請求項1に記載の発明では、上記に加えて、加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方に流入するエマルジョン(2)に水を供給する水供給手段(91、92)と、水供給手段(91、92)によって水が供給されるとともに加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方から流出したエマルジョン(2)から水を分離させる水分離手段(93、94)と、水供給手段(91、92)と水分離手段(93、94)とを接続する接続流路(95、96)とを備え、
水供給手段(91、92)は、水分離手段(93、94)によってエマルジョン(2)から分離させた水を、接続流路(95、96)を介して、加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方に流入するエマルジョン(2)に供給することを特徴としている。
これによれば、水供給手段(91、92)により、加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方に流入するエマルジョン(2)に水を供給することで、加熱側流路(50)および放熱側流路(80)におけるエマルジョン(2)の流動性を確保することが可能となる。また、水分離手段(93、94)により、加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方から流出したエマルジョン(2)より水を分離させることで、収容部(3)内のエマルジョン(2)における有機物の重量パーセント濃度を高くすることができる。これにより、蓄熱密度を高くできるので、収容部(3)を確実に小型化することが可能となる。
すなわち、これによれば、収容部(3)内のエマルジョン(2)における有機物の重量パーセント濃度が、加熱手段(4)内のエマルジョン(2)における有機物の重量パーセント濃度および放熱手段(7)内のエマルジョン(2)における有機物の重量パーセント濃度の双方よりも高い構成を容易かつ確実に実現できる。
しかも、水供給手段(91、92)は、水分離手段(93、94)によってエマルジョン(2)から分離させた水を、加熱手段(4)および放熱手段(7)の少なくとも一方に流入するエマルジョン(2)に供給するから、水分離手段(93、94)にてエマルジョン(2)から分離させた水を貯留するための容器(装置)を設ける必要がなくなるので、システムのさらなる小型化を図ることができる。
以下、図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本第1実施形態の蓄熱システム1の全体構成図である。この蓄熱システム1は、車両に適用されており、車両走行用の駆動力を出力するエネルギ出力手段としてのエンジン(内燃機関)EGの排熱を蓄熱して、この熱を所望時に取り出して車室内へ送風する送風空気の加熱(暖房)に有効利用するものである。
水に対して、有機物(蓄熱材)および界面活性剤を混合して、エマルジョン2を作成した。
上記実施例1に対して、有機物粒子の粒径が43nm、有機物粒子の比表面積が0.07nm2/nm3のエマルジョン2を作成した。
上記実施例1に対して、有機物粒子の粒径が60nm、有機物粒子の比表面積が0.05nm2/nm3のエマルジョン2を作成した。
上記実施例1に対して、有機物粒子の粒径が128nm、有機物粒子の比表面積が0.023nm2/nm3のエマルジョン2を作成した。
上記実施例1に対して、有機物粒子の粒径が232nm、有機物粒子の比表面積が0.013nm2/nm3のエマルジョン2を作成した。
粘度の評価は、上記実施例1〜3および比較例1、2のエマルジョン2の粘度をそれぞれ測定し、その測定結果より、加熱用循環流路50および放熱用循環流路80を容易に循環可能な流動性を有するか否かを判定した。
寿命の評価は、上記実施例1〜3および比較例1、2のエマルジョン2を、生成後1週間経過時点で目視にて確認し、相分離しているか否かを判定した。エマルジョン2が相分離していない場合を○とし、相分離している場合を×とした。当該評価結果を表2に示す。
次に、本発明の第2実施形態について図2に基づいて説明する。本第2実施形態では、上記第1実施形態と比較して、エマルジョンに水を混合する水混合装置、およびエマルジョンから水を分離させる水分離装置を設けた点が異なるものである。
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
3 蓄熱槽(収容部)
4 加熱用熱交換器(加熱手段)
7 放熱用熱交換器(放熱手段)
50 加熱用循環流路(加熱側流路)
51 加熱側ポンプ
80 放熱用循環流路(放熱側流路)
81 放熱側ポンプ
Claims (6)
- 水と、固液相変化に伴って発生する潜熱を利用して蓄熱可能であるともに前記水と非相溶性である有機物と、前記水および前記有機物を混濁可能とする界面活性剤とを含有するエマルジョン(2)と、
前記エマルジョン(2)を収容する収容部(3)と、
前記エマルジョン(2)が流入可能になっており、かつ、熱源と前記エマルジョン(2)との間で熱交換を行うことで前記熱源の有する熱により前記エマルジョン(2)を加熱する加熱手段(4)と、
前記エマルジョン(2)が流入可能になっており、かつ、加熱対象物と前記エマルジョン(2)との間で熱交換を行うことで前記エマルジョン(2)の有する熱を前記加熱対象物へ放熱する放熱手段(7)と、
前記収容部(3)から前記加熱手段(4)へ前記エマルジョン(2)を導く加熱側流路(50)と、
前記収容部(3)から前記放熱手段(7)へ前記エマルジョン(2)を導く放熱側流路(80)と、
前記加熱側流路(50)に設けられるとともに、前記収容部(3)から前記加熱手段(4)へ前記エマルジョン(2)を圧送する加熱側ポンプ(51)と、
前記放熱側流路(80)に設けられるとともに、前記収容部(3)から前記放熱手段(7)へ前記エマルジョンを圧送する放熱側ポンプ(81)とを備え、
前記エマルジョン(2)は、前記水および前記有機物の混濁時に、前記有機物の粒子の単位体積あたりの表面積が0.05nm-1以上に調整されており、
前記加熱側流路(50)は、前記加熱手段(4)と前記収容部(3)との間で前記エマルジョン(2)を循環させるように構成されており、
前記放熱側流路(80)は、前記放熱手段(7)と前記収容部(3)との間で前記エマルジョン(2)を循環させるように構成されており、
さらに、前記加熱手段(4)および前記放熱手段(7)の少なくとも一方に流入する前記エマルジョン(2)に前記水を供給する水供給手段(91、92)と、
前記水供給手段(91、92)によって前記水が供給されるとともに前記加熱手段(4)および前記放熱手段(7)の少なくとも一方から流出した前記エマルジョン(2)から水を分離させる水分離手段(93、94)と、
前記水供給手段(91、92)と前記水分離手段(93、94)とを接続する接続流路(95、96)とを備え、
前記水供給手段(91、92)は、前記水分離手段(93、94)によって前記エマルジョン(2)から分離させた前記水を、前記接続流路(95、96)を介して、前記加熱手段(4)および前記放熱手段(7)の少なくとも一方に流入する前記エマルジョン(2)に供給することを特徴とする蓄熱システム。 - 前記エマルジョン(2)は、前記水および前記有機物の混濁時に、前記有機物の粒子の単位体積あたりの表面積が0.05nm-1以上0.3nm-1以下に調整されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱システム。
- 前記エマルジョン(2)は、前記有機物の濃度が5wt%以上40wt%以下に調整されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄熱システム。
- 前記熱源は、エネルギ変換システムにおけるエネルギ変換装置(EG)の排熱であり、
前記加熱対象物は、前記エネルギ変換システムにおける暖機対象機器または暖房用熱源であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蓄熱システム。 - 前記エネルギ変換システムを備える車両に搭載される請求項4に記載の蓄熱システムであって、
前記エネルギ変換装置は、前記車両の走行用駆動源である内燃機関(EG)であり、
前記加熱対象物は、前記車両の車室内に供給される空調用空気であり、
前記加熱手段(4)は、前記エマルジョン(2)と前記内燃機関(EG)の冷却水との間で熱交換を行うことにより前記エマルジョン(2)を加熱し、
前記放熱手段(7)は、前記エマルジョン(2)と前記空調用空気との間で熱交換を行うことにより前記空調用空気を加熱し、
前記内燃機関(EG)が定常運転状態である際に、前記加熱手段(4)において前記冷却水の有する熱により前記エマルジョン(2)を加熱する蓄熱モードと、前記内燃機関(EG)が停止またはアイドル状態である際に、前記放熱手段(7)において前記エマルジョン(2)の有する熱を前記空調用空気に放熱する放熱モードとを実行可能に構成されていることを特徴とする蓄熱システム。 - 前記エネルギ変換システムを備える車両に搭載される請求項4に記載の蓄熱システムであって、
前記エネルギ変換装置は、前記車両に搭載されるバッテリであり、
前記加熱対象物は、前記車両の車室内に供給される空調用空気であり、
前記加熱手段(4)は、前記バッテリの有する熱により前記エマルジョン(2)を加熱し、
前記放熱手段(7)は、前記エマルジョン(2)と前記空調用空気との間で熱交換を行うことにより前記空調用空気を加熱し、
前記加熱手段(4)において前記バッテリの有する熱により前記エマルジョン(2)を加熱する蓄熱モードと、前記放熱手段(7)において前記エマルジョン(2)の有する熱を前記空調用空気に放熱する放熱モードとを実行可能に構成されていることを特徴とする蓄熱システム。
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