JP5771802B2 - 眼鏡レンズの性能評価方法 - Google Patents
眼鏡レンズの性能評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5771802B2 JP5771802B2 JP2010273222A JP2010273222A JP5771802B2 JP 5771802 B2 JP5771802 B2 JP 5771802B2 JP 2010273222 A JP2010273222 A JP 2010273222A JP 2010273222 A JP2010273222 A JP 2010273222A JP 5771802 B2 JP5771802 B2 JP 5771802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- power data
- refractive power
- value
- change amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
Description
レンズメータは一般に眼鏡レンズの小さな測定領域(6〜10mm程度)の平均的な屈折力を測定するものである。また、度数分布測定装置はマッピング装置ともいい、眼鏡レンズの広範囲に渡って複数の光線を一方のレンズ面から入射させ、他方のレンズ面から出射された際の同各光線毎の屈折による変位をマッピングしてマッピングされた個々の位置の明確な点(以下、マッピングポイントとする)における屈折力データを取得するものである。レンズメータの一例として特許文献1を挙げる。また、度数分布測定装置の一例として特許文献2を挙げる。
これらの測定装置は周囲と明らかに異なる数値となる度数(屈折力)の異常が検出された場合にその眼鏡レンズが不良であると判断できるため、度数ズレのチェック手段として有効である。
また、上記マッピングポイントによる屈折力データを用いて、レンズの詳細な光学性能評価を行う場合、1)上記屈折力データと設計値との誤差の値を算出すること、2)上記度数測定分布と他の度数及び形状測定装置の測定結果との相関をみることで、結果的に上記度数分布測定機にて測定を行った結果が、どのような光学的な意味を持つのかを判断をする等の評価方法が一般的に使用されている。レンズ光学性能の分析方法の一例として特許文献3を挙げる。
一方、度数分布測定装置ではそのような不具合はないが、いずれにしても度数(屈折力)の異常を判断するのみであるのでどの程度加工状態が乱れているのかといった度数ズレの定量的な判断ができるわけではない。そのため、度数ズレのある眼鏡レンズについてどの程度の加工の乱れが生じているか、更に、そのような加工の乱れが生じている眼鏡レンズを排除すべきかどうかをより客観的に評価することはできない。
そのため、眼鏡レンズについて加工の乱れが生じているかどうかを検出し、さらにその乱れがどの程度であるかをより客観的に評価する眼鏡レンズの性能評価方法が求められていた。
また、眼鏡レンズについて上記加工の乱れを検出するような、詳細な光学性能評価を行う場合には、これまでの手法として、加工を行ったレンズの設計値の算出や、他の度数及び形状測定機にて測定したレンズ評価結果との相関を分析する工程が必ず必要であった。そのため、詳細な光学性能評価を行う際、それら加工を行ったレンズの設計値データを事前に準備しておくことや、比較を行うための度数及び形状測定機の測定結果と上記度数測定分布との相関の分析や、装置自体の校正が正確に行われているのか等の確認が必要であり、詳細なレンズ評価を行うためには多くの工数が掛かっていたのが現状であった。また、詳細な光学性能を評価するためには、細かな設計値データを全て用意しておく必要があり、その場合、設計値データが非常に膨大になり、ライン運用及びデータ管理が非常に困難である。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、屈折力データのみを使用し、量的な判定データとして得ることでレンズを評価できる眼鏡レンズの性能評価方法を提供することである。
また請求項3の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、前記判定工程では前記評価値を用いて主成分分析を実行し、主成分分析によって算出された主成分得点を使用して判定することをその要旨とする。
また請求項4の発明では請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記変化量算出工程では前記1つの連続的な領域内に含まれる複数の前記屈折力データにそれぞれ係数を与え、直交する2方向においてそれぞれ局所積和演算を行い、その値をfx、fyとした場合に、当該領域の局所的な変化量を下記式で表される値としたことをその要旨とする。
また請求項5の発明では請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記変化量算出工程において前記局所的な変化量を算出する一定領域はレンズ中心付近の小さな領域であることをその要旨とする。
また請求項7の発明では請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記屈折力データとはS度数データ、C度数データあるいは前記S度数データとC度数データの両方をパラメータとして導かれる二次的度数データのいずれかであることをその要旨とする。
また請求項8の発明では請求項7に記載の発明の構成に加え、前記二次的度数データは乱視軸の角度をパラメータとすることをその要旨とする。
また請求項9の発明では請求項1〜8のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記屈折力データ取得工程でマッピングされるマッピングポイントは均等な間隔で縦横に設定されることをその要旨とする。
これによって、当該レンズの変化量を求めた領域を拡張したより広い領域でのレンズの傾向を加味し、多くのレンズとの関係で変化量に対する評価値を求め、その定量的に算出される評価値の大きさでレンズの良不良を判定することができる。また、また、各マッピングポイントの屈折力は局所的な変化量に変換され、更に領域全体を加味した評価値に変換されるため、屈折力の大小は意味をなさないこととなる。つまり、どのような度数のレンズであっても、また、単焦点レンズのみならず累進屈折力レンズやその他のバイフォーカルレンズであっても同じような分析が可能となる。
回帰分析によって判定する場合には説明変数として上記相関パターンで得られた相関値を使用することとなる。
また、主成分分析では、レンズの局所的な屈折力の変化量のデータに基づいて共分散行列あるいは相関行列を導き、その行列式の固有ベクトルを算出して同固有ベクトルに応じた主成分を決定し、各レンズ毎の主成分得点を前記評価値とすることが好ましい。
これはある1つの連続的な領域内に含まれる複数のマッピングポイントをあたかも平面的に表示される画素に置き換え(数値データとしては同じ)、画像データの不連続性を解析することをマッピングポイントにおける屈折力の差を解析することに適用したものである。変化の大きさの傾向は画像データの不連続性傾向と類似性があるため、このように援用することで変化量を顕在化させることができる。
ここに、マッピングポイントは均等な間隔で縦横に設定されることが計算の容易性から好ましいが、マッピングポイントの位置データが明確であればそれが放射状であっても散点状であっても計算が容易なように所定の関数や行列をフィルターとして変換させればよいため、必ずしも均等な間隔で縦横に設定されていなくともよい。
屈折力データにそれぞれ与えられる係数は所定の関数や行列をフィルターとして与えることが好ましい。
直交する2方向とはマッピングポイントが縦横に設定されていればその整列に沿った2方向とするのが一般的であるが、これ以外の2方向であっても構わない。
これによって、当該レンズのある領域内について屈折力データに基づいて平滑度を求めることができる。ここに、平滑度が大きい、つまり滑らかに構成され局所的な加工の乱れがなければ平滑度の数値は0であり、数値が大きいほどその領域には通常ではない加工の乱れが生じていることとなるため、定量的に算出される平滑度の数値の大きさによって適宜レンズを排除することができる。また、各マッピングポイントの屈折力は局所的な変化量に変換されるため、屈折力の大小は意味をなさないこととなる。つまり、どのような度数のレンズであっても、また、単焦点レンズのみならず累進屈折力レンズやその他のバイフォーカルレンズであっても同じような分析が可能となる。
これらはレンズの特性においてレンズの屈折力を表現するデータであるため、これらをそのまま屈折力データとして採用することが簡便で計算上都合がよい。S度数データとC度数データの両方をパラメータとして導かれる二次的度数データとは、下記等価球面値(平均度数)やJCC(ジャクソンクロスシリンダー)の式が挙げられる。
まず、本発明の方法を実行するための周辺装置の概略について説明する。
図1は本発明の評価方法を実現するための装置の概略ブロック図である。評価用コンピュータ1には被験レンズの度数分布を測定する度数分布測定装置2が接続されている。また、出力手段としてのモニター3と被験レンズ5の基本的なレンズデータを入力するための入力手段としてのキーボード7が接続されている。尚、出力手段としてはモニター3以外にプリンタや他の装置へデータを転送する出力手段等が挙げられる。また、入力手段としてはキーボード7以外にバーコードのような2次元コードやLAN接続された他のコンピュータやデータ記憶装置等の他の装置から転送されたデータを入力する手段等が挙げられる。
度数分布測定装置(レンズマッパー)2は図2に示すように光源10、ビームスプリッタ11、スクリーン12、CCDカメラ13とを備えている。CCDカメラ13には解析装置14が接続されている。被験レンズ5は光源10とビームスプリッタ11の間に配置される。光源10は平行な光線をビームスプリッタ11方向に向かって照射する。ビームスプリッタ11には整然と等間隔に縦横に配置された多数の透孔が形成され透孔を通過した光線(光束)はスクリーン12上に投影される。この投影された光点がマッピングポイントとされる。CCDカメラ13はスクリーン12上に投影されたマッピングポイントの映像を取り込む。
解析装置14は各透孔位置に対するCCDカメラ13によって取り込まれた光線に対応する透孔との位置変位に基づいてすべてのマッピングポイントに対して屈折力を算出する。つまり、レンズ上にマッピングされたすべての位置について被験レンズ5の屈折力データ(S度数データ、C度数データ、乱視軸データ)を得ることができる。更に解析装置14は屈折力データに基づいて等価球面値(平均度数)とJ00、J45の二次的度数データを算出する。解析装置14内部には記憶手段としてのメモリ15が配設され屈折力データ及び二次的度数データを記憶する。
評価用コンピュータ1はCPU(中央処理装置)及びその周辺装置によって構成される。CPUは各種プログラムや度数分布測定装置2から光学特性データを入手してオペレータの操作に従って被験レンズ5についての評価計算を行う。
(実施例1)
実施例1ではマッピングポイント位置において取得した二次的度数データとしての等価球面値(平均度数)を使用した。図3に示すようにレンズの幾何中心を中央とした縦横5mmの小領域Sにおけるマッピングポイントのデータを使用した。
レンズの局所的な領域の変化量を検討するためにここでは3×3の縦横の局所データを取り出し、局所積和演算を行った。
この局所積和演算は図4(a)に示す縦フィルターと図4(b)に示す横フィルターを使用した。これらフィルターは3×3の局所データのそれぞれに妥当な係数を与えて局所積和演算をするための行列式であって、画像処理において画像の不連続性を強調するために使用されるSobelフィルターと呼ばれるものである。具体的には、例えば図3のLで囲まれた局所データに対してこれらフィルターを実行すると
縦フィルタの積和演算値(fx):1×(-1) + 1×0 + 0.8×1 + 1.1×(-2) + 1.2×0 + 3.5×2 + 1.4×(-1) + 1.5×0 + 1.6×1 = 4.8
横フィルタの積和演算値(fy):1×(-1) + 1×(-2) + 0.8×(-1) + 1.1×0 + 1.2×0 + 3.5×0 + 1.4×1 + 1.5×2 + 1.6×1 = 2.2
となる。
Lで囲まれた局所データから下方向と横方向に1つずつずらして順に3×3の局所データについて変化量を求めていくと図2に対応する小領域Sの変化量が図5のように示される。つまり、小領域Sに対応する局所領域の変化量マップMPが得られることとなる。もし等価球面値(平均度数)が9個の局所データが同じであればこれらフィルターを適用した場合に値は「0」となる。つまり、ここでは数値が大きいほど変化量が大きいことを示している。例えば経験的にこの条件での変化量のしきい値を「4」とすると、このレンズでは5.3と5.4という大きな変化量を局所的に有するため不良と判定することができる。
実施例2では複数のレンズについて実施例1のように小領域Sについて3×3の局所データについて縦横に1つずつずらして変化量を求めた後、更に小領域Sに対応した変化量マップMPを求めた。本実施例では一例として計40種の分析対象レンズについて評価用のデータを採取した。そして、各分析対象レンズ毎に変化量マップMPについて高次自己相関パターンを求めた。
一般にN次の自己相関関数は参照点回りのN個(z1・・zn)の変位に対して次のように定義される。
これら相関値に基づいて回帰分析と主成分分析の2種類の手法で評価を行った。
<回帰分析による評価>
まず単回帰分析結果を示す。単回帰分析は、1つの説明変数により、目的変数との関係を説明するための手法である。ここで説明変数としてはM1〜M35いずれかの相関値を利用し、目的変数である加工レベルを数値化するための回帰式の回帰係数及び定数を算出した。各相関値を基に最小二乗法により、各相関値における加工レベルを次式によって近似することが出来る。
ここで、図7に一例として40種の分析対象レンズについて、各レンズの相関値M3及びM16の値を算出した。加工レベルは5段階表示で0が最もよく、5が最も悪いレベルとした。また、図8(a)は図7に基づいた相関値M3の回帰直線のグラフと回帰式である。図8(b)は同じく図7に基づいた相関値M16の回帰直線のグラフと回帰式である。
次に同じ相関値M1〜M35に基づいて主成分分析を行った。第1主成分は次の式で表すことができる。
本実施例2では第1主成分の値は200.9025となる。
さて、ここで、まず第1主成分について検討する。上記のように各被検レンズそれぞれの分散値が最大となるように固有ベクトルである係数aを計算する。ここで、主成分から具体的な尺度を演繹する。ここでは、第1主成分をコロナ評価、つまり加工レベルという特性における違いを尺度としたものであり、これ以外の尺度を使用することは自由である。その後、固有ベクトル係数aと各被検レンズの自己相関パターンの各相関値を用いて主成分得点を算出する。
ここで、上記の固有ベクトルを算出する際に求めた第1主成分の平均がBであるとすると、最終的に判定に使用する第1主成分得点Yは、Y=Z−Bで示すことができる。第2主成分以下も同様に計算して得点を求めることができる。
実施例2では、ある領域の局所データを取り出し局所積和演算を行った後に、それらを更に自己相関パターンによって分析をすることで、S度数とC度数の影響を排除するようにしている。そのため、これらが主成分の値に影響を与えることがなくなるため、加工誤差が代わって大きな要因になっていると考えられ、それが第1主成分の寄与率が大きな理由といえる。
ここで、表1からa3〜a6及びa16〜a35の係数が他の係数と比較して、大きな値を示していることが分かる。この係数が大きいということは、この係数に係る相関値の影響が大きいことを示している。係数a3〜a6及びa16〜a35はM3〜M6及びM16〜M35に対応している。また、M3〜M6及びM16〜M35の自己相関パターンには1次項のみ存在しており、2次項は存在しない。このことから、今回の実施例における加工の乱れの判定には2次的な変化ではなく、1次的な変化の影響が大きいと解釈される。またM3〜M6の係数の値に大きな違いが無いことから、加工の乱れと相関値の方向性の関連性は低く、各方向の局所的な度数変化、つまりM3〜M6は、加工の乱れに対して同程度の影響があると解釈できる。(M16〜M35についても同様のことが言える)
実施例3では幾何中心を中央とした縦横10mmの小領域Sにおけるマッピングポイントのデータ(平均度数)を使用した。レンズマッパーの測定間隔を1mmとして11×11の計121個の数値に基づいて回帰分析によってこの小領域Sの評価計算を行った。
121個の数値に基づいて最小二乗法により、領域内の任意の点(x,y)における平均度数を次式によって近似することが出来る。
このレンズL1の残差二乗和を計算すると、0.42307であった。
このレンズL2の残差二乗和を計算すると、0.05759であった。両者を比較すると分かるように滑らかなレンズL2の方が数値が小さい。つまり、残差の二乗和の値が大きいほど、平均度数分布が滑らかでないことを表しており、レンズL1において局所的な加工不良が現れていることが分かる。
・上記実施例1ではマッピングポイント位置において取得した二次的度数データとしての等価球面値(平均度数)を使用したが、その他の屈折力データや二次的度数データを使用することも自由である。
・実施例1においてレンズの局所的な領域の変化量を検討するためにここでは3×3の縦横の局所データを取り出し局所積和演算を行ったが、3×3以外のパターン、例えば2×5や4×4等で局所データを取ることも可能である。
・実施例1においては変化量についてSobelフィルターを用いて顕在化したが、これは一例であって、縦横それぞれの変化量を強調して取得するために他の関数や行列をフィルターとして使用することは自由である。
実施例1においてはLで囲まれた局所データから下方向と横方向に1つずつずらして順に3×3の局所データについて変化量を求めていくようにしていた。つまり局所領域を1/3ずつ重複させながら変化量を求めたのであるが、それほど精密さを必要としなければ適宜2つずつずらし重複しないように隣接させた領域について変化量を求めても構わない。
・実施例2において参照点回りの局所的な相関を見るため、次数は3つまでとしたが、計算が複雑になってもよければ次数を4つ以上にすること、あるいは簡略化のために2つにすることも可能である。
・実施例2では3×3のマスクパターンについて相関性を検討するようにしたが3×3以外のパターン、例えば2×5や4×4等で相関性を検討することも可能である。
・上記実施例では算出対象となる小領域Sは5mm四方であったが、これよりも小さい領域であっても、逆にこれよりも大きい領域であっても構わない。
・実施例3に2次式であるH=ax2y2+bx2y+cxy2+dx2+exy+fy2+gx+hy+iなども利用することも出来る。
その他本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
Claims (9)
- レンズに対して一方のレンズ面から入射した複数の光線が他方のレンズ面から出射された際の同各光線毎の屈折による変位をマッピングして各マッピングポイントにおける屈折力データを取得する屈折力データ取得工程と、
前記屈折力データ取得工程によって得られた前記屈折力データについて連続的な1つの領域内に含まれる複数の前記屈折力データ間の屈折力の差に基づいて当該領域の局所的な変化量を算出する変化量算出工程と、
複数のレンズについて前記変化量算出工程を実行し、各レンズ毎に隣接する関係にある複数の前記領域について複数の前記局所的な変化量を算出し、得られた複数の前記局所的な変化量を参照点の値として同参照点と同参照点回りの点との相関関係から相関値を算出する相関値算出工程と、
前記相関値算出工程で得られた相関値に基づいて変化量に対する評価値を各レンズ毎に求め、その結果に基づいて各レンズが許容される変化量を超えているかどうかを判定する判定工程とを有することを特徴とする眼鏡レンズの性能評価方法。 - 前記判定工程では前記評価値を用いて回帰分析を実行し、回帰分析によって算出された説明変数を使用して判定することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズの性能評価方法。
- 前記判定工程では前記評価値を用いて主成分分析を実行し、主成分分析によって算出された主成分得点を使用して判定することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズの性能評価方法。
- 前記変化量算出工程において前記局所的な変化量を算出する一定領域はレンズ中心付近の小さな領域であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の性能評価方法。
- レンズに対して一方のレンズ面から入射した複数の光線が他方のレンズ面から出射された際の同各光線毎の屈折による変位をマッピングして各マッピングポイントにおける屈折力データを取得する屈折力データ取得工程と、
前記屈折力データ取得工程によって得られた前記屈折力データについて1つの連続的な領域内に含まれる複数の前記屈折力データ間の屈折力のバラツキに基づいて当該領域の平滑度を算出する平滑度算出工程と、
前記平滑度算出工程において得られた平滑度に基づいて当該レンズの当該領域において許容される平滑度であるかどうかを判定する判定工程とを有することを特徴とする眼鏡レンズの性能評価方法。 - 前記屈折力データとはS度数データ、C度数データあるいは前記S度数データとC度数データの両方をパラメータとして導かれる二次的度数データのいずれかであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の眼鏡レンズの性能評価方法。
- 前記二次的度数データは乱視軸の角度をパラメータとすることを特徴とする請求項7に記載の性能評価方法。
- 前記屈折力データ取得工程でマッピングされるマッピングポイントは均等な間隔で縦横に設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の性能評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010273222A JP5771802B2 (ja) | 2010-12-08 | 2010-12-08 | 眼鏡レンズの性能評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010273222A JP5771802B2 (ja) | 2010-12-08 | 2010-12-08 | 眼鏡レンズの性能評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012123139A JP2012123139A (ja) | 2012-06-28 |
JP5771802B2 true JP5771802B2 (ja) | 2015-09-02 |
Family
ID=46504659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010273222A Active JP5771802B2 (ja) | 2010-12-08 | 2010-12-08 | 眼鏡レンズの性能評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5771802B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5974325B2 (ja) * | 2012-09-11 | 2016-08-23 | 東海光学株式会社 | 光学レンズのクラス判別方法 |
JP6159956B2 (ja) * | 2013-04-01 | 2017-07-12 | 東海光学株式会社 | レンズの加工面形状の分析方法及びその実行プログラム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004279368A (ja) * | 2003-03-19 | 2004-10-07 | Furoobell:Kk | フォーカス制御装置および方法 |
JP5391384B2 (ja) * | 2006-05-10 | 2014-01-15 | 東海光学株式会社 | 眼鏡レンズの光学性能評価方法 |
JP4885082B2 (ja) * | 2007-07-18 | 2012-02-29 | 東海光学株式会社 | 累進屈折力レンズのレンズ特性分布表示方法 |
JP5061331B2 (ja) * | 2008-09-10 | 2012-10-31 | 東海光学株式会社 | 累進屈折力レンズの設計方法及び製造方法 |
-
2010
- 2010-12-08 JP JP2010273222A patent/JP5771802B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012123139A (ja) | 2012-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5540213B2 (ja) | 眼鏡レンズの評価方法 | |
US20110153248A1 (en) | Ophthalmic quality metric system | |
KR102430129B1 (ko) | 스캐테로메트리 계측에서의 공정 변동의 근본 원인 분석 | |
Nesládek et al. | Fretting fatigue–Experimental and numerical approaches | |
KR20100029781A (ko) | 검사 장치, 검사 방법 및 프로그램 | |
TW202134601A (zh) | 光學計量之準確度提升 | |
JP2012532458A (ja) | 時間的に変化する欠陥分類性能の監視 | |
CA2964021A1 (en) | Determination of localised quality measurements from a volumetric image record | |
KR20130061663A (ko) | 높이 측정 방법, 높이 측정용 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 높이 측정 장치 | |
IL262170A (en) | A system, method and product A computer program for correcting a change figure is produced from a comparison between a target matrix and a reference matrix | |
JP5771802B2 (ja) | 眼鏡レンズの性能評価方法 | |
Mayerich et al. | On the importance of image formation optics in the design of infrared spectroscopic imaging systems | |
JP5862139B2 (ja) | レンズメータ及び単焦点レンズ評価用プログラム | |
JP4340625B2 (ja) | 光学検査方法および装置 | |
JP2011247875A (ja) | 光学素子形状評価方法、光学素子形状評価プログラム、及び光学素子形状評価装置 | |
JP5974325B2 (ja) | 光学レンズのクラス判別方法 | |
JP2018091805A (ja) | 光学検査装置の評価方法 | |
JP2016220960A (ja) | 波面センサおよび波面収差特定用プログラム | |
JP7322683B2 (ja) | 画像処理方法、画像生成装置及び画像処理システム | |
KR101002677B1 (ko) | 간섭계 장치의 시스템 오차 교정 방법 | |
Jain | A case study on measurement system analysis (MSA) at a pump company | |
KR20140132725A (ko) | 광학 컴포넌트의 기하 구조 측정 방법 및 장치 | |
JP4885082B2 (ja) | 累進屈折力レンズのレンズ特性分布表示方法 | |
JP6010828B2 (ja) | 眼鏡レンズの分析方法、加工方法及び分析プログラム | |
JP6159956B2 (ja) | レンズの加工面形状の分析方法及びその実行プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140618 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5771802 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |