JP5770622B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
前記燃料ガス供給流路には、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの流量を検知するための熱式質量流量検知手段、及び供給される前記燃料ガスの熱量を検知するための熱量検知手段が設けられ、前記熱量検知手段による検知熱量が減少したとき、変動後の前記燃料ガスの組成に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変動後運転の前の過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記改質用水の供給量を増大するように前記水流量制御手段を制御し、また前記熱量検知手段による検知熱量が増大したとき、前記過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記燃料ガスの供給量を増大するように前記燃料ガス流量制御手段を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の燃料電池システム。
前記燃料ガス供給流路には、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの流量を検知するための熱式質量流量検知手段、及び供給される前記燃料ガスの組成変化による熱量を検知するための熱量検知手段が設けられ、前記熱量検知手段による検知熱量が増大したとき、変動後の前記燃料ガスの組成変化に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変更後運転の前の過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記燃料ガスの供給量を増大するように前記燃料ガス流量制御手段を制御することを特徴とする。
S/C=〔(水流量)/18〕/〔(燃料流量)×(価数)/22.4〕 ・・・(1)
で表すことができ、また燃料利用率(UF)については、
UF=〔22.4×(電流(A))〕/〔96485(c/mol)×(価数)×(燃料流量(L/sec))〕 ・・・(2)
で表すことができる。
このようなことから、この燃料電池システム2では、上述したように、燃料ガス供給流路14に熱量検知手段19が設けられる。この熱量検知手段19は、燃料ガス供給流路14を通して改質器6に供給される燃料ガスの熱量(即ち、燃料ガスの組成に基づく熱量)を検知する。このような熱量検知手段19は、燃料ガスの音速(この音速とは、燃料ガス中での音波の伝搬速度をいう)を利用し、予め発熱量が判明し組成の異なる複数の標準ガスの各々の音速−温度−圧力の関係指標からこの燃料ガスの温度、圧力における音速と発熱量との関係として求まる音速−発熱量関係指標に基づきこの燃料ガスの熱量を求めるものを用いることができ、例えば、特許第3611416号公報に開示されているものを好都合に用いることができる。
CH4+2H2O → CO2+4H2(4H2 → 8H++8e−)
となり、メタンの電子数(「価数」ともいう)は「8」となる。同様に、エタンについては、
C2H6+4H20 → 2CO2+7H2(7H2 → 14H++14e−)
となり、エタンの電子数(価数)は「14」となる。同様にして、プロパン(C2O8)の電子数は「20」となり、ブタン(C4O10)の電子数は「26」となる。燃料ガスの組成が表1に示すように各種変化すると、その組成の電子数(価数)は、表1の最下欄に示すようになる。
価数(y)=0,2037×〔熱量(x)〕−0.1286 ・・・(3)
と表すことができる。従って、燃料電池セルスタック8にて必要な燃料流量Vは、変動前の燃料ガスの流量をV0とすると、
V=V0×(8.993/8.014) ・・・(4)
となり、燃料ガスの組成変動によりガス熱量が下がるとその価数が下がるために、燃料ガスの供給流量を増やす必要があり、これとは反対に、ガス熱量が上がるとその価数が上がるために、燃料ガスの供給流量を減らす必要がある。
燃料利用率(y)=−0.0112×〔熱量(x)〕+1.184 ・・・(5)
となり、燃料ガスの組成変動によりガス熱量が下がると燃料利用率が下がるために、燃料ガスの供給流量を増やす必要があり、これとは反対に、ガス熱量が上がると燃料利用率が下がるために、燃料ガスの供給流量を減らす必要がある。
熱式質量流量検知手段18は、燃料ガスの持つ熱拡散作用を用いて質量流量を測定するものであり、この種の熱式質量流量検知手段18(例えば、熱線式流量計)においては、流れるガスの種類によって流量と熱拡散作用との関係は変化する。このガス種の流量とその熱拡散作用との関係を表した値がコンバージョンファクタ(以下、「CF」としても表す)と称され、このCFは、窒素(N2)及び空気を基準値「1」とし、各ガス種のCFは、表2に示す通りである。例えば、窒素で設定された熱式質量流量検知手段18(例えば、熱線式流量計)にヘリウム(He)を流すと、CFが1.40である故に、熱式質量流量検知手段18の計測値の1.4倍の流量が流れる(熱式質量流量検知手段18の計測表示値が例えば100cc/minであると、実際の流量は140cc/minとなる)。
燃料ガスの組成が変化した際の熱量、価数(電子数)、CF、燃料利用率及びS/Cの関係を表3に示す。表3は、燃料電池セルスタック8の出力電力(発電電力)が500Wの場合のこれらの関係を示し、このような関係の表は、燃料電池セルスタック8の各出力電力(例えば、500W、600W、700Wなど)に対応して設けられる。燃料ガスの熱量と価数(電子数)とは、上述したように上記(3)式(図4も参照)に示す通りの関係があり、燃料ガスの熱量からその価数を算出することができる。また、燃料ガスの熱量と燃料利用率とは、上述したように上記(4)式(図5も参照)に示す通りの関係があり、燃料ガスの熱量から燃料利用率を算出することができる。
燃料ガスの組成が変動したときの燃料ガスの価数変動に伴う燃料ガスの供給流量の補正及び熱式質量流量検知手段18の計測流量の変動に伴う燃料ガス供給流量の補正について説明すると、次の通りである。燃料電池システム2の効率的な運転を行うために、例えば、S/Cが例えば2.0に、また燃料利用率(UF)が例えば60%に設定されている場合を一例として説明すると、例えば、電力負荷に応じて燃料電池セルスタック8の出力電力(即ち、発電電力)が設定され、これによって、燃料電池スタック8から取り出す電流値が設定され、燃料利用率が例えば60%であることから、この電流値を発電するに要する燃料ガスの供給流量(この供給流量に対応する燃料ポンプ20の回転数)が設定される。また、このように設定された燃料ガスの供給流量を基に、S/Cが例えば2.0に設定されることから、燃料ガスを水蒸気改質するための改質用水の供給流量(この供給流量に対応する水ポンプ26の回転数)が設定され、このようにして発電電力に対応する燃料ガス及び改質用水の供給流量が設定される。
4 気化器
6 改質器
8 燃料電池(燃料電池セルスタック)
14 燃料ガス供給流路
18 熱式流量検知手段
19 熱量検知手段
20 燃料ポンプ(燃料ガス流量制御手段)
26 水ポンプ(水流量制御手段)
62 コントローラ
68 ガス組成変動判定手段
70 S/C演算手段
72 燃料利用率演算手段
76 燃料ガス流量補正演算手段
78 水流量補正演算手段
Claims (6)
- 炭化水素系の燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの供給量を制御する燃料ガス流量制御手段と、改質用水を供給する水供給流路と、前記水供給流路を通して供給される前記改質用水の供給量を制御する水流量制御手段と、前記燃料ガス供給流路からの前記燃料ガスを前記水供給流路からの前記改質用水を用いて水蒸気改質するための改質器と、前記改質器にて改質された改質燃料ガスをアノードガスとし、空気をカソードガスとして発電を行う燃料電池と、前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御するための制御手段とを備えた燃料電池システムであって、
前記燃料ガス供給流路には、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの流量を検知するための熱式質量流量検知手段、及び供給される前記燃料ガスの熱量を検知するための熱量検知手段が設けられ、前記熱量検知手段による検知熱量が減少したとき、変動後の前記燃料ガスの組成に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変動後運転の前の過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記改質用水の供給量を増大するように前記水流量制御手段を制御し、また前記熱量検知手段による検知熱量が増大したとき、前記過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記燃料ガスの供給量を増大するように前記燃料ガス流量制御手段を制御することを特徴とする燃料電池システム。 - 前記制御手段は、前記過渡的期間において、変動前の前記燃料ガスの組成に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変動前運転における前記改質用水の供給量以上となるように前記水流量制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 炭化水素系の燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路と、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの供給量を制御する燃料ガス流量制御手段と、改質用水を供給する水供給流路と、前記水供給流路を通して供給される前記改質用水の供給量を制御する水流量制御手段と、前記燃料ガス供給流路からの前記燃料ガスを前記水供給流路からの前記改質用水を用いて水蒸気改質するための改質器と、前記改質器にて改質された改質燃料ガスをアノードガスとし、空気をカソードガスとして発電を行う燃料電池と、前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御するための制御手段とを備えた燃料電池システムであって、
前記燃料ガス供給流路には、前記燃料ガス供給流路を通して供給される前記燃料ガスの流量を検知するための熱式質量流量検知手段、及び供給される前記燃料ガスの組成変化による熱量を検知するための熱量検知手段が設けられ、前記熱量検知手段による検知熱量が増大したとき、変動後の前記燃料ガスの組成変化に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変更後運転の前の過渡的期間において、前記制御手段は前記改質器に供給される前記燃料ガスの供給量を増大するように前記燃料ガス流量制御手段を制御することを特徴とする燃料電池システム。 - 前記制御手段は、前記過渡的期間において、変動前の前記燃料ガスの組成に基づいて前記燃料ガス流量制御手段及び前記水流量制御手段を制御する組成変動前運転における前記燃料ガスの供給量以上となるように前記燃料ガス流量制御手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
- 前記熱量検知手段は、前記燃料ガスの音速を利用し、前記音速−発熱量関係指標に基づいて前記燃料ガスの熱量を検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池システム。
- 前記熱量検知手段は、前記燃料ガスの燃焼熱を利用して前記燃料ガスの熱量を検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池システム。
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