JP5769333B2 - セロトニン代謝性バチルス属菌 - Google Patents
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Description
また、腸管微生物の増殖バランスが崩れると各種アミンが生成され、人体に悪影響を及ぼすことが指摘されている(非特許文献8)。
さらにセロトニンは大腸がんの肥大にも関与しているとする複数の報告がある(非特許文献9)。
これらのことから、腸管内のセロトニン濃度を低めることは下痢をはじめとする様々な疾患予防に対しても重要と考えられる。
また、セロトニン以外の生物由来アミンとしてチラミンは発酵食品や腐敗した食品中にしばしば含まれ、摂取するとアレルギー様食中毒の原因となることが知られている(非特許文献10)。この点からは腸管内のチラミン濃度を低下させることもアレルギー様食中毒の予防に対して重要と考えられる。
従って、本発明の課題は、過剰な腸管運動の原因であるセロトニンの腸管内濃度を低下させ、整腸用の生菌剤として有用な新たなバチルス属菌を提供することにある。
また、本発明は、上記バチルス属菌と、薬剤又は食品として許容される担体とを含む、医薬、動物薬、食品又は飼料用組成物を提供するものである。
セロトニン代謝産物としては、代謝産物そのものにセロトニン活性がなく、かつ腸管内で再度代謝されることによってセロトニンに再変換されにくいN−[2-(5−ヒドロキシインドール−3−イル)エチル]コハク酸アミド(式1、ブホブタン酸、Bufobutanoic acid)に代謝するものが好ましい。
チラミン代謝産物としては、代謝産物そのものにチラミン活性がなく、かつ腸管内で再度代謝されることによってチラミンに再変換されにくいN−(4−ヒドロキシフェネチル)コハク酸アミド(式2)に代謝するものが好ましい。
(a)芽胞が37℃、pH3.0、0.04%ペプシンの存在下において3時間以上生存し、
(b)芽胞が37℃、0.5%胆汁酸塩の存在下において生存し、
(c)増殖過程において100mg/L濃度のセロトニンを72時間以内に75mg/L以下に低減する
を有し、下痢毒または嘔吐毒の産生能を有しないバチルス属菌である。
上記のうち、バチルス・チューリンゲンシスB−3株及びバチルス・セレウスB−6株は土壌から分離されたものである。また、他の株は子牛糞便中から分離されたものである。
培地には、バチルス属微生物の増殖に必要な炭素源、窒素源、ビタミン源、ミネラル源等を添加するのが好ましい。炭素源としては、グルコース、水飴、可溶性デンプンなどが用いられる。窒素源としては、トリプトン、ソイトン、酵母エキス、ペプトン、カゼイン、カゼイン消化物、肉エキス、コーンスチープリカー、アミノ酸液、大豆粕、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム等を用いることができるが、芽胞形成を促進するにはグルコース濃度を通常の培養条件よりも低くした方がよいことはいうまでもない。
ミネラル源としては、マグネシウム塩、カリウム塩、リン酸塩、鉄塩、マンガン塩などを用いることができるが、芽胞形成を促進するにはマンガン塩を添加することが望ましい。
培養条件としては好気的条件で、8〜45℃、pH3.2〜9.5が好ましい。培養時間は、48〜720時間でよい。
乾燥粉末は、公知の方法により、造粒しても良く、押出成形、打錠成形等によりペレット化しても良く、またマイクロカプセル化した生菌剤としても良い。カプセル化のためには、ゼラチン、レシチン、ステアレート類、アルギナート類、トラガカンス、アラビアゴム、変性澱粉、セルロース、パルミチン等を使用することができる。
また、生菌剤の製造と同様に、培養後、加熱等により殺菌した死菌体を生菌剤に混合して使用することもできる。
本発明の組成物を給与するヒト以外の対象は、動物であれば、特に、種類や給与時期に制限はない。好ましい対象動物は、消化管の発達が十分に成熟していない幼動物であり、牛、豚、馬、羊等の哺乳類の幼動物が特に好ましい。更に、給与時期としては、乳成分主体の食餌を給与されている哺乳期が好ましい。中でも、野外で飼育する動物においては気温や気候変動の大きい場合など、下痢の発生しやすい条件での給与が好ましい。特に対象動物として、ルーメンが発達しておらず、ルーメンの影響による当該バチルス属菌の死滅がない点で、哺乳期の牛が好ましい。
また、本発明のバチルス属菌をヒトに投与又は給与する場合、その時期に制限はないが、精神的なストレスを感じる時、やむを得ず不衛生な食事・飲料を摂取する可能性のある時、旅行時、抗生物質使用時、大腸がん発生リスクの高まる壮年期から老齢期が好ましい。
ここで他の有効成分としては、プレバイオティクス、プロバイオティクス、酵素等が挙げられる。
本発明の医薬、食品添加物、飼料用添加物中のバチルス属菌の含有量は、嗜好性、組成物の溶解性、流動性、保存安定性等に悪影響を与えない範囲であれば、特に制限はない。当該バチルス属菌芽胞密度を確保し、より効率的に腸管内において維持又は増殖させるために、組成物の重量を基準として、当該芽胞が103CFU/g以上含有していることが好ましい。さらに、当該芽胞の含有量は、腸管内において維持又は増殖させるために、105〜1012CFU/gが好ましい。
本発明の食品または動物用配合飼料に対する、本発明の食品添加物又は飼料用添加物の添加量は、本発明のバチルス属菌を動物の腸管内において維持又は増殖させる効果が得られる量であれば、特に制限はない。前記組成物の組成や給与する動物の種類によっても異なるが、効果とコスト面を考慮すると、食品または動物配合飼料の重量を基準として、0.001〜10重量%、又は1日に、対象動物の体重1kgあたり、前記組成物を0.001〜100g、好ましくは0.01〜10g摂取するように、組成物の添加量を調節する。
畜産農家において、容易に本発明の方法を実施するために、本発明の組成物を使用して、上述の飲用液やサプリメントを調製したり、給与中の食品や飼料等に混合等して上記成分の所要量を動物に給与することが好ましい。
直径18mm試験管にセロトニン塩酸塩100mg/L添加したNutrient Broth(ベクトン・ディッキンソンアンドカンパニー社製、以下NB)を各5mL準備し、オートクレーブ滅菌後、あらかじめNBで前培養したBacillus thuringiensis B−3株(北海道別海町土壌由来、(独)製品評価技術基板機構特許微生物寄託センター受領番号NITE AP−689)、B. cereusB−6株(北海道別海町由来、同受領番号NITE AP−690)、B. cereusCB−01株(哺乳期ホルスタイン糞便由来)、及びB. cereusCA−15株(哺乳期ホルスタイン糞便由来)のうちいずれかを接種し、37℃で72時間震盪培養を行った。また、比較対照として大腸菌(Escherichia coli #4、哺乳期ホルスタイン糞便由来)を同様に培養した。培養24時間後と72時間後に培養液1mLを採取し、以下の通りセロトニンを定量した。培養液は12,000rpm、10分間遠心分離し、上澄を細孔径0.45μmのメンブランフィルターで濾過し、10%メタノールで10倍希釈した。ろ液はHPLC(カラム、Puresil C18内径4.6mm×長さ250mm(Waters社製);移動相、0.1容量%酢酸ナトリウム含有10容量%メタノール(pH7.0);流速、0.8mL/分)を用い、蛍光検出器(FS−8010、東ソー製;励起波長、280nm;検出波長、370nm)で分析した。ピークは9.9分に認められ、ピーク面積を標品のセロトニンによって作成した検量線と比較し、培養液中から得られたセロトニン濃度を算出した。結果は表1に示した。
NBにセロトニン塩酸塩を100mg/L添加し、pH6.8に調整した上で、500mL容バッフル付き三角フラスコ2本に300mLずつ分注し、オートクレーブ滅菌後、あらかじめNBで前培養したBacillus thuringiensis B−3株、B. cereus B−6株、及びCA−15株をそれぞれ接種した。培養温度は37℃とし、回転数80rpmで3日間振とう培養した。得られた培養液は6,500rpm、30分で遠心分離し、上澄みを塩酸でpH3.0に調整した。別途、スチレン−ジビニルベンゼン系合成吸着樹脂ダイヤイオンHP−20をメタノールで洗浄した後、カラム(内径20mm×長さ300mm)に充填し、pH3.0酢酸水を通液して調整した。本カラムに上記上澄み液を流し、培養液中有機化合物を吸着した。このカラムを10容量%イソプロパノール500mLで溶出したところ、蛍光検出器(励起波長、280nm;検出波長、370nm)で検出が可能であったため、濃縮し、水相をpH2.5に調整し、酢酸エチルで抽出を行った。その結果、酢酸エチル相にも上記と同様の蛍光検出可能な物質が存在したため、無水硫酸マグネシウムで脱水後、濃縮乾固し、少量の20容量%メタノールに溶解し、別途メタノールで洗浄後、20容量%メタノールを通液して調製したSepPak tC18カートリッジ(Waters社製)を通過させた。その結果、上記と同様の蛍光検出可能な物質が存在したため、HPLC(カラム、YMC Phe 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有30容量%メタノール;流速、3.0mL/分)を用いて精製し、蛍光検出されるピークの相当画分(保持時間11〜14分)を分取した。さらに分取した画分はHPLC(カラム、YMC ODS−A 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有30容量%メタノール;流速、3.0mL/分)を用いて精製し、蛍光検出されるピークの相当画分(保持時間9.5〜12.5分)を分取した。さらに分取した画分はHPLC(カラム、ODS−A 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有20容量%アセトニトリル;流速、3.0mL/分)で分析したところ、ピークは9.5分に認められた。
無水コハク酸1.55gにアセトン30mLを加え、室温にて撹拌しながら、5−水酸化トリプタミン塩酸塩(セロトニン塩酸塩、シグマアルドリッチジャパン(株)社製)3gとトリエチルアミン1.97mLをアセトン50mLに溶解したものをゆっくりと加え、さらに30分撹拌を続けた。反応後、溶媒は減圧下で留去し、残滓を5%炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルとで溶解し、分液ロート中で分液した。酢酸エチル相を棄却した後、水相は濃塩酸を用いてpH2.5に調整し、酢酸エチルで抽出を行った。酢酸エチル相は無水硫酸マグネシウムを用いて脱水した後、溶媒を減圧下にて留去した。得られた合成物はHPLC(カラム、YMC−Pack C8 内径20mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有50容量%メタノール;流速、6.0mL/分)を用いて精製し、保持時間12〜14分の溶出液を分取した。分取した画分は減圧乾固し、五酸化二燐共存下のデシケータ内で減圧乾燥し、1.1gのBBAを得た。
以上の結果から、Bacillus thuringiensis B−3株、及びB. cereus B−6株、CA−15株はセロトニンをBBAに代謝していることが確認された。
直径18mm試験管にチラミン塩酸塩100mg/L添加したNutrient Broth(ベクトン・ディッキンソンアンドカンパニー社製、以下NB)を各5mL準備し、オートクレーブ滅菌後、あらかじめNBで前培養したB. thuringiensis B−3株、B. cereusB−6株、B. cereusCB−01株、及びB. cereusCA−15株のうちいずれかを接種し、37℃で72時間震盪培養を行った。培養72時間後に培養液1mLを採取し、以下の通りチラミンを定量した。培養液は12,000rpm、10分間遠心分離し、上澄を細孔径0.45μmのメンブランフィルターで濾過した。ろ液はHPLC(カラム、Puresil C18内径4.6mm×長さ250mm(Waters社製);移動相、0.1容量%酢酸ナトリウム含有10容量%メタノール(pH7.0);流速、0.8mL/分)を用い、検出波長を280nmとして分析した。ピークは6.7分に認められ、ピーク面積を標品のチラミン塩酸塩によって作成した検量線と比較し、培養液中から得られたチラミン濃度を算出した。結果は表2に示した。
NBにチラミン塩酸塩を100mg/L添加し、pH6.8に調整した上で、500mL容バッフル付き三角フラスコ2本に300mLずつ分注し、オートクレーブ滅菌後、あらかじめNBで前培養したBacillus thuringiensis B−3株、B. cereus B−6株、及びCA−15株をそれぞれ接種した。培養、ダイヤイオンHP−20カラムでの精製、溶媒抽出、SepPak tC18カートリッジによる精製は実施例2と同様におこなった。得られた精製物をHPLC(カラム、YMC ODS-A 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有30容量%メタノール;流速、3.0mL/分)を用いて精製したところ、チラミンと類似した277nmに紫外部吸光極大を示すピークが認められたため、相当画分(保持時間13.5〜16.5分)を分取した。さらに分取した画分はHPLC(カラム、Phe 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有30容量%メタノール;流速、3.0mL/分)を用いて精製し、同様の特徴を示すピークの相当画分(保持時間10〜12.5分)を分取した。さらに分取した画分はHPLC(カラム、ODS−A 内径10mm×長さ250mm(YMC社製);移動相、1容量%酢酸含有20容量%アセトニトリル;流速、3.0mL/分)で分析したところ、対象とするピークは9.5分に認められた。
バチルス属菌の代表株としてBacillus cereus CA−15株を用いて、乳製品と混合して経口投与したと想定した場合の人工消化液中での生残性について試験した。
NB培地で継代培養したCA−15株を同培地で37℃、72時間培養した。培養物を遠心分離し、沈殿を生理食塩水で2回洗浄後、元の培養液の1/10の容量の生理食塩水に再懸濁し、芽胞懸濁液を調製した。
11%還元脱脂乳水溶液100mLを115℃、20分高圧滅菌処理したものに、4%ペプシン溶液(和光純薬社製)1mL、及び上記菌体懸濁液1mLを添加し、塩酸でpH3.0に調整した。これを37℃、3時間処理することで人工胃液処理を行った(3反復)。結果を表2に示す。人工胃液処理によりCA−15株は有意に減少しなかった。得られた処理液を人工胃液処理液として、以下の試験に用いた。
1%胆汁粉末(SIGMA社製)を含む11%還元脱脂乳485mlを115℃、20分高圧滅菌処理したものに、1%トリプシン溶液(和光純薬社製)5ml、1%パンクレアチン溶液(和光純薬社製)5mLを添加し、さらに、上記人工胃液処理液5mLを添加して混合し、水酸化ナトリウム溶液でpH7.0に調整した。
この混合物を10本の8mL容量のねじ口試験管に5mL分注し、気相部分を炭酸ガスで置換して密封し、37℃、24時間処理することで、人工腸液処理とした(3反復)。
処理前後の生菌数をNutrient Agar(ベクトン・ディッキンソンアンドカンパニー社製、以下NA)培地を用いたプレートカウント法により測定した。プレートは37℃、2日間培養し、コロニーをカウントした。結果を表3に示す。初発菌数に比べて、24時間処理後において有意な減少は認めらなかった。
容量3Lのジャーファーメンターに、1/2濃度のNBを滅菌後注入し、B−6株またはCA−15株をそれぞれ接種し、37℃の条件下で72時間培養した。この培養液を高速冷却遠心機で遠心(3000G、5℃、10分)し、得られた沈殿を生理食塩水で洗浄し、10%のスキムミルク水溶液150mLに懸濁させ、アルミトレイに分注した。これを真空凍結乾燥機(協和真空技術製RLEII−103)により、−50℃に予備凍結後、最終棚温度25℃で計48時間乾燥し、約15gの凍結乾燥品を得た。
生菌数を平板希釈法(NA培地)により生菌数を測定したところ、107CFU/gであった。
当該バチルス属菌を幼動物に給与した際の効果について調べるため、哺乳期のホルスタイン種の子牛への給与試験を行った。
市場より導入直後の子牛10個体を外観、体重、体調等の条件が統計学的に偏りないように、各5頭ずつ2群(投与群、対照群)に分け、代用乳(雪印種苗社製、「カーフミルクうしっこ」)、人工乳(雪印種苗社製「ハイパスフード40」)を基礎飼料として、投与群には上記芽胞凍結乾燥物を1日に1gを2回に分けて、代用乳と混合して給与した。対照群には動物用飼料組成物を給与しない以外は投与群と同様にした。導入後21日目までの基礎飼料給与プログラムを表4に示す。
Claims (8)
- 下記の性質(a)、(b)及び(c):
(a)芽胞が37℃、pH3.0、0.04%ペプシンの存在下において3時間以上生存し、
(b)芽胞が37℃、0.5%胆汁酸塩の存在下において生存し、
(c)増殖過程において100mg/L濃度のセロトニンを72時間以内に71.7mg/L以下に低減してセロトニン代謝産物としてN−[2−(5−ヒドロキシインドール−3−イル)エチル]コハク酸アミドを生成する、
を有し、下痢毒または嘔吐毒の産生能を有しないバチルス属菌(但し、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)B−18(受託番号NITE BP−858)株、バチルス・チューリンゲンシスB−24(NITE P−857)株、及びバチルス・セレウス(Bacillus cereus)B−16(NITE P−856)株を除く)。 - 請求項1に記載のバチルス属菌と、薬剤又は食品として許容される担体とを含む医薬、動物薬、食品又は飼料用組成物。
- プレバイオティクスをさらに含む請求項2に記載の組成物。
- 錠剤、カプセル、粉末、ペースト、ゲル、液状製剤、食品サプリメント、食品、飼料または飼料添加物の形態である請求項2又は3に記載の組成物。
- 医薬または動物薬の形態である請求項2〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- 消化器障害またはその症状を予防および/または治療する医薬または動物薬の形態である請求項2〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- 経口投与用である請求項2〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記消化器障害が過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、下痢、腹痛、膨満、腹部痙攣または大腸がんである請求項6又は7に記載の組成物。
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