JP5767622B2 - 高周波接続線路 - Google Patents

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本発明は高周波接続線路に関し、端部接続領域の特性インピーダンスが異なる高周波信号基板を少なくとも2つ以上接続して構成された高周波接続線路に関する。
所定の特性インピーダンスを備えた異なる伝送線路を電気的に接続する際、接続領域での特性インピーダンスの変化を最小限にするため、伝送線路の底面グランドを選択的に除去することで、接続後の特性インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスと一致させた高周波接続線路が知られている。
異なる特性インピーダンス同士を接続する1つの例としては、マイクロストリップ線路へのDCブロックキャパシタを実装した高周波接続線路が挙げられる。図1は、マイクロストリップ線路へのDCブロックキャパシタを実装した高周波接続線路を示している。図1(a)には、DCブロック3を半田実装した基板の表面が示され、図1(b)にはグランド導体51を備えた基板の裏面が示されている。基板には、表面の信号線路50および裏面のグランド導体51によって構成されるマイクロストリップ線路領域1と、表面に形成されるDCブロックキャパシタが実装された領域2とが構成されている。DCブロックキャパシタの幅がマイクロストリップ線路の幅よりも十分広いため、DCブロックキャパシタを実装した領域2では、特性インピーダンスが低い方向へと変動してしまう。一般的に特性インピーダンスZ0は、線路容量をC、インダクタンスをLとした場合、Z0=√(L/C)の関係が成り立つ。DCブロックキャパシタを実装した領域2では、線路容量Cが大きくなり、その結果として特性インピーダンスZ0が低下する。よって、底面に位置するグランドを選択的に除去して、容量値を下げることで特性インピーダンスの低下を防ぎ、マイクロストリップ線路の特性インピーダンスと整合させている。
次に、別形態として、4枚の高周波信号基板からなる高周波接続線路が挙げられる。かかる高周波接続線路を図2に示す。この高周波接続線路においては、4枚の高周波信号基板を、それぞれの信号線路50が形成された面101a、102a、103a、104aを互いに対向させ、各基板の端部を両方向矢印で示すように電気的に接続する。また、重ね合わせた基板のスルーホール52を半田で接続することで、基板同士の物理的な固定と、基板表裏面のグランドの同電位化を図っている。
図2の高周波接続線路は、図3に示す基板と図4に示す基板との2種類の基板で構成されている。図3の基板は高周波接続線路の入力部分の基板101、出力部分の基板104として用いられ、図4の基板は高周波接続線路の中間部分の基板102、103として用いられる。図2、図3に示す基板には信号線路50、裏面グランド51、スルーホール52、表面グランド53、裏面グランド除去部分54が形成されている。具体的には、両端の基板101、104は、グランデットコプレーナ線路が形成された部分Aと、マイクロストリップ線路が形成された部分Bと、裏面グランドが一部除去されたグランテッドコプレーナ線路が形成された部分Cとで構成されている。中間部分の基板102、103には、マイクロストリップ線路が形成された部分Bと、裏面グランドが一部除去されたグランテッドコプレーナ線路が形成された部分Cとで構成されている。部分Aは高周波接続線路の入力端部または出力端部となる領域であり、部分Cは高周波接続線路を構成する他の基板と接続される領域である。
このような高周波接続線路においては、各基板の端部の接続領域(部分C)同士を接続した場合、接続領域での特性インピーダンスが、接続前の各端部の特性インピーダンスに比べ、低下してしまう。先に示したDCブロックキャパシタの実装例と同じく、接続したことによる線路構造の変化によって線路容量Cが上昇する。一般的に特性インピーダンスZ0は、線路容量をC、インダクタンスをLとした場合、Z0=√(L/C)の関係が成り立つため、線路容量Cの増大によって特性インピーダンスZ0が低下するためである。このため、従来は、各基板の端部の接続領域(部分C)の特性インピーダンスを信号線路部分(部分B)の特性インピーダンスに比べて高い値にする構造が採用されることが多い。その手法は、先に示したDCブロックキャパシタの実装例と同じように、接続領域の裏面グランドの選択的除去である。
例えば、部分Aと部分Bが特性インピーダンスが50Ωとなるように設計されている場合、基板同士を接続する部分となる部分Cは、裏面グランドの一部を除去することで、特性インピーダンスが60Ωとなるような構造を備えている。このように、従来は、基板同士の接続領域となる部分Cを予め50Ωより約2割程度高めの60Ωの特性インピーダンスとなる構造にし、実装段階で基板同士を接続したときに、50Ωの特性インピーダンスが得られる構造としている。
D. N. de Araujo, et. al., "Electrical-Optical High Speed Serial Server Scalability Link," in Proc. IEEE ECTC, 2007, pp. 1646-1652.
しかしながら、上述のように接続領域での特性インピーダンスの低下を抑制するため、予めそれぞれの基板の信号線路端の接続領域の特性インピーダンスを全て一様に高くした構造とした場合、それぞれの信号線路端の特性インピーダンスを測定器の入力インピーダンスに合致させることができないため、接続途中で測定機に接続し正確な信号線路の特性評価が困難であるという問題があった。接続領域の特性インピーダンスと測定器の入力インピーダンスとが著しく異なると、測定器との接続において反射損失が著しく増大するからである。
本発明の課題は、上記問題に鑑みてなされたものであって、複数の基板を接続して信号線路を接続する際に、全ての接続領域での特性インピーダンスの測定が可能であるのと同時に、接続後の信号経路の全てに亘って、特性インピーダンスが整合された高周波接続線路を提供することにある。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載の発明は、高周波線路が形成された複数の基板を有し、各基板の高周波線路同士を端部で接続して所定の第1の特性インピーダンスをもって高周波信号を伝送し、第1の特性インピーダンスに設定された前記複数の基板の両端から前記高周波信号を入出力する高周波接続線路であって、前記各基板は、他の基板と接続される信号出力側の端部は、該出力側の一方の端部に接続される測定器での測定が可能な第2の特性インピーダンスとし、他の基板と接続される信号入力側の端部は、他の基板の前記第2の特性インピーダンスを持つ信号出力側の端部と接続された後の接続部の特性インピーダンスが、前記第1の特性インピーダンスにほぼ一致するような第3の特性インピーダンスであって、第2の特性インピーダンスより高い第3の特性インピーダンスを有することを特徴とする高周波接続線路である。
本発明の高周波接続線路によれば、複数の基板を接続して信号線路を接続する際に、全ての接続領域での特性インピーダンスの測定が可能であるのと同時に、接続後の信号経路の全てに亘って、特性インピーダンスが整合できる。
従来のDCブロックを実装した高周波接続線路の図である。 従来の高周波接続線路を分解しての上面および底面から見た図である。 従来の高周波接続線路に用いる二種類の基板の一方を上面および底面から見た図である。 従来の高周波接続線路に用いる二種類の基板の他方を上面および底面から見た図である。 本発明の高周波接続線路の一例を示す図である。 図5の高周波接続線路1を分解して上面および底面から見た図である。 本発明の高周波接続線路に用いる基板の一例を示す図である。 本発明の高周波接続線路に用いる基板の他の一例を示す図である。 本発明の高周波接続線路に用いる基板の他の一例を示す図である。 基板の特性インピーダンスとギャップ幅との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本実施の形態では、特性インピーダンスが50Ωに設定された高周波接続線路を例に挙げて説明する。図5は本発明の高周波接続線路の一例を示す側面図である。図5に示すように本発明の高周波接続線路1は、高周波接続線路の入力端部に配置される入力部用基板11と、高周波接続線路の中間位置に配置される中間部用基板12、13と、高周波接続線路の出力端部に配置される出力部用基板14との三種類の基板で構成されている。各基板11、12、13、14は、それぞれの基板端部の接続領域T1、T2、T3において上下に互い違いに重ねて接続されている。
図6は、図5の高周波接続線路1を分解して上面および底面から見た図である。この図6にはそれぞれの基板を上下2段に並べて示しており、上段には上面から見た基板11a、12b、13a、14b、下段には底面から基板11b、12a、13b、14aを示している。基板11、12、13、14には、表面11a、12a、13a、14a側に信号線路が形成されており、基板の表面11a、13aは上面に向けられており、基板の表面12a、14aは底面に向けられている。すなわち、高周波接続線路1は、基板11、12、13、14の表面を互いに対向させて信号線路50同士が電気的に接続されるように各基板端部の接続領域T1〜T3で、両方向矢印で示すように、重ね合わせられている。
本発明の高周波接続線路1は、高周波信号を両方向に伝搬させる信号線路として用いられることは言うまでもないが、説明のため片方向の信号で解説する。図6に示す高周波接続線路1は、図示左から右に信号が伝搬する信号線路として用いることができる。すなわち、高周波接続線路1の入力部用基板11の入力端部から高周波信号を入力すると、中間部用基板12、13を経由して、出力部用基板14の出力端部から出力される。入力部用基板11の特性インピーダンスは、信号入力側の一方の端部が50Ω(=Z)に、信号出力側の他方の端部がZa(=例えば50Ω以上55Ω未満)に設定されている。中間部用基板12、13の特性インピーダンスは、信号入力側の一方の端部が68〜70Ω程度の高インピーダンスZbに、信号出力側の他方の端部がZa(=例えば50Ω以上55Ω未満)に設定されている。出力部用基板14の特性インピーダンスは、信号入力側の一方の端部が68〜70Ω程度の高インピーダンスZbに、信号出力側の他方の端部が50Ωに設定されている。すなわち、インピーダンスZ、Za、Zbは、Z≦Za<Zb、Z≦Za≦1.1×Za、1.1×Z≦Zb≦1.4×Zを満たすように設定される。
各基板11〜13において、特性インピーダンスがZaに設定されている信号出力側の他の基板と接続される端部は、端部接続前の状態では、インピーダンスなどを測定する測定器(図示せず)を接続して測定器での各種測定が可能になるよう、測定器での測定が可能な特性インピーダンス、別言すれば、測定器の入力インピーダンス(50Ω程度)とほぼ同等の特性インピーダンスZaを設定する。
一方、各基板11〜13において、特性インピーダンスZbに設定されている信号入力側の他の基板と接続される端部は、特性インピーダンスZaをもつ信号出力側の端部に接続された後の接続部の特性インピーダンスが、50Ωにほぼ一致するような特性インピーダンスZbであって、特性インピーダンスZaより高い特性インピーダンスZbを設定する。
図7は入力部用基板11の構成例を示す図である。入力部用基板11は、高周波接続線路1の入力端部に用いられる基板であり、例えばセラミック基板を用いることができる。入力部用基板11は、基板の両端と中央部分とがそれぞれ異なる配線パターンで構成されている。高周波接続線路1への信号が入力される端部はAパターンで構成され、他の基板と接続される端部はDパターンで構成され、AパターンとDパターンとを接続する基板中央部分はBパターンで構成されている。
Aパターンの部分は、接続対象の外部端子に合わせた配線形態であり、信号線路全体と同じ特性インピーダンス50Ωに設定されている。図7に示す例では、50Ωに設定されたグランテッドコプレーナ線路が形成されている。すなわち、Aパターン部分の表面には信号線路50とその両脇に所定幅aのギャップを介してグランド電極53とが形成されており、Aパターン部分の裏面にはベタのグランド51が形成されている。また、グランド電極53には、表面から裏面に貫通したスルーホール52が形成されており、表面のグランド電極53を裏面のベタのグランド51と同電位にしている。Bパターンの部分は、高周波信号の引き回しを行うための配線形態であり、図7ではマイクロストリップ線路が形成されている。Bパターン部分の表面に信号線路50が形成され、裏面にはベタのグランド51が形成されている。
Dパターンは、信号出力側の他の基板と接続するための配線形態であり、AパターンおよびBパターンよりも1割以下の範囲で高インピーダンス(50Ω以上55Ω未満)となる特性インピーダンスが設定されている。図7に示す例では54Ωに設定されたグランテッドコプレーナ線路が形成されている。また、Dパターンの表面には信号線路50とグランド電極53とが形成され、裏面にはベタのグランド51が形成され、グランド電極53部分に表面から裏面に貫通するスルーホール52が形成されている。Dパターンは、信号線路50とグランド電極53とにより形成されるギャップ幅bをAパターンのギャップ幅aよりも拡げることにより高インピーダンスに設定される。
図8は中間部用基板の構成例を示す図である。中間部用基板12は、高周波接続線路1の中間部分に用いられる基板であり、例えばセラミック基板を用いることができる。中間部用基板12には、基板の両端と中央部分とがそれぞれ異なる配線パターンで構成されている。中間部用基板12は、他の基板から中間部用基板12自体への信号が入力する端部はEパターンで構成され、中間部用基板12自体からの他の基板への信号が出力する端部はDパターンで構成され、EパターンおよびDパターンを接続する基板中央部分はBパターンで構成されている。
Eパターンは、他の基板と接続するための配線形態であり、AパターンおよびBパターンよりも1割以上の範囲で高インピーダンス(65Ω〜70Ω:高インピーダンス)となる高インピーダンスの特性インピーダンスが設定されている。図8に示す例では、裏面グランドが一部除去された、68Ωに設定されたグランテッドグランテッドコプレーナ線路が形成されている。すなわち、Eパターンの表面には信号線路50とその両脇にグランド電極53とが形成され、裏面には裏面グランドが一部除去された露出部54を有するグランド51が形成され、グランド電極53部分に表面から裏面に貫通するスルーホール52が形成されている。Eパターンは、Dパターンと同一のギャップ幅bで信号線路50とグランド電極53とが形成され、さらに裏面グランドが一部除去された露出部54を形成することにより、Dパターンよりもさらに高インピーダンスに設定される。
図9は出力部用基板14の構成例を示す図である。出力部用基板14は、高周波接続線路1の出力端部に用いられる基板であり、例えばセラミック基板を用いることができる。出力部用基板14は、基板の両端と中央部分とがそれぞれ異なる配線パターンで構成されている。出力部用基板14は、他の基板から出力部用基板14自体への信号が入力する端部はEパターンで構成され、高周波接続線路1からの信号が出力される端部はAパターンで構成され、EパターンおよびAパターンを接続する基板中央部分はBパターンで構成されている。
本発明の高周波接続線路1では、測定器での測定が可能な程度まで上げた特性インピーダンスをZa(例えば54Ω)を有するDパターンと、このZaの特性インピーダンスをもつDパターンと接続された後に、接続後の接続部の特性インピーダンスが50Ωとなるような特性インピーダンスZb(例えば68Ω)を持つEパターンとを重ね合わせて基板同士の接続を行なうことにより、測定器での測定を可能とするとともに、実装段階で基板同士を接続後は接続領域でも所望の特性インピーダンスである50Ωが保たれるようにしている。
ここで図10は、基板接続前のDパターンの特性インピーダンスZaおよびEパターンの特性インピーダンスZbと、基板接続後の接続領域の特性インピーダンスと、DパターンおよびEパターンのギャップ幅bとの関係を示すグラフである。DパターンとEパターンとは信号線路50同士とグランド電極53同士とが電気的に接続されなければならないので、必然的にギャップ幅bが同一に設計されることとなる。図10のグラフに示すようにギャップ幅bを調整することにより、Dパターンの特性インピーダンスとEパターンの特性インピーダンスとが調整でき、その結果接続領域の特性インピーダンスが調整できる。したがって、ギャップ幅bのみによって特性インピーダンスを調整する場合は、このグラフに基づいて、Dパターンが測定器での測定が可能な特性インピーダンスの範囲内にあり、かつ、接続領域の特性インピーダンスが所望の特性インピーダンスと一致するように、ギャップ幅bを調整すればよい。
このように、この実施形態では、
(1)測定器での測定が可能な範囲内で、可能であればできるだけ高い値を持つDパターンの特定インピーダンスZaを決定する
(2)決定した特性インピーダンスZaを持つDパターンと接続した場合に、接続後の特性インピーダンスが高周波接続線路の全体としての所望の特性インピーダンスに一致するように、Eパターンの特性インピーダンスZbを決定する
ことで、全ての接続領域でのインピーダンスの測定を可能とすると同時に、接続後の信号経路の全てに亘って、特性インピーダンスが整合された高周波接続線路を提供できる。
以上の構成によれば、複数の基板を接続して構成された高周波接続線路1の全ての接続領域T1、T2、T3での測定器によるインピーダンスの測定が可能であるのと同時に、各基板接続後の信号経路の全てに亘って特性インピーダンスを所望のインピーダンスに整合させることができる。
以上の実施形態では、高周波接続線路1全体の特性インピーダンスが50Ωに設定された場合を例に挙げて説明したが、特性インピーダンスは50Ωに限定されず、75Ω等任意の値の特性インピーダンスであってもよい。
以上の実施形態では、高周波接続線路1を入力部用基板、中間部用基板、出力部用基板の3種類の基板で構成した場合を例に挙げて説明したが、中間部用基板を用いず、入力用基板と出力用基板とでのみ高周波接続線路1を構成してもよい。
以上の構成によれば、複数の基板11、12、13、14をセラミック基板で構成した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えばガラスエポキシ基板、ポリイミド基板、半導体基板などの基板を用いることができる。
1 高周波接続線路
11 入力部用基板
12、13 中間部用基板
14 出力部用基板
50 信号線路
51 ベタのグランド
52 スルーホール
53 グランド電極
54 露出部

Claims (5)

  1. 高周波線路が形成された複数の基板を有し、各基板の高周波線路同士を端部で接続して所定の第1の特性インピーダンスをもって高周波信号を伝送し、前記第1の特性インピーダンスに設定された前記複数の基板の両端から前記高周波信号を入出力する高周波接続線路であって、
    前記各基板は、
    他の基板と接続される信号出力側の端部は、測定器の入力インピーダンスとほぼ同等の特性インピーダンスである第2の特性インピーダンスとし、
    他の基板と接続される信号入力側の端部は、他の基板の前記第2の特性インピーダンスを持つ信号出力側の端部と接続された後の接続部の特性インピーダンスが、前記第1の特性インピーダンスにほぼ一致するような第3の特性インピーダンスであって、前記第2の特性インピーダンスより高い第3の特性インピーダンスを有することを特徴とする高周波接続線路。
  2. 前記第2の特性インピーダンスを持つ端部は、グランテッドコプレーナ線路によって形成され、
    前記第3の特性インピーダンスを持つ端部は、裏面グランドを一部除去したグランテッドコプレーナ線路によって形成され、
    裏面グランドが一部除去されることにより、前記第3の特性インピーダンスが前記第2の特性インピーダンスより高く調整されることを特徴とする請求項1に記載の高周波接続線路。
  3. 前記複数の基板は、
    前記第1の特性インピーダンスを持つ入力端部を有し、前記第2の特性インピーダンスを持つ出力端部を有する入力部用基板と、
    前記第3の特性インピーダンスを持つ入力端部を有し、前記第2の特性インピーダンスを持つ出力端部を有する中間部用基板と、
    前記第3の特性インピーダンスを持つ入力端部を有し、前記第1の特性インピーダンスを持つ出力端部を有する出力部用基板と、
    を含み、
    前記第1の特性インピーダンスを持つ入力端部および出力端部は、グランテッドコプレーナ線路によって形成され、
    前記第2の特性インピーダンスを持つ入力端部および出力端部は、グランテッドコプレーナ線路によって形成され、
    前記第3の特性インピーダンスを持つ入力端部および出力端部は、裏面グランドを一部除去したグランテッドコプレーナ線路によって形成され、
    前記第2の特性インピーダンスを持つ入力端部および出力端部の表面に形成された信号線路とグランド電極とのギャップ幅が、前記第1の特性インピーダンスを持つ入力端部および出力端部の表面に形成された信号線路とグランド電極とのギャップ幅よりも広ことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波接続線路。
  4. 前記複数の基板は、セラミック基板、ガラスエポキシ基板、ポリイミド基板、半導体基板のいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の高周波接続線路。
  5. 前記第1の特性インピーダンスは50Ω、前記第2の特性インピーダンスは50Ω以上55Ω未満、前記第3の特性インピーダンスを68Ω以上70Ω以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の高周波接続線路。
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