JP5766851B1 - ガスワイピング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に溶融金属メッキ装置を模式図で示している。同図で示すメッキ装置は、溶融亜鉛や溶融アルミ等の溶融金属Mからなるメッキ浴が収容され、その内側に不図示の耐火煉瓦等がライニングされてなるメッキポットY内にシンクロールRが回転自在に配設され、不図示のスナウト等を介して還元焼鈍炉から送られてきた鋼帯Kが溶融金属M内に浸漬され、シンクロールRを介して鉛直上方に搬送されるようになっている(X1方向)。
図2は、図1のメッキ装置を構成するガスワイピング装置の一実施の形態を斜視図で示すものであり、図3は、図2のIII−III矢視図、図5は、図3のV−V矢視図である。また、図4は鋼帯に吐出されるガスの流速分布を示した模式図である。
図7は、ガスワイピング装置の他の実施の形態の横断面図であって図3に対応した図であり、図8は図7のVIII−VIII矢視図である。
次に、図9を参照し、ガスワイピング装置10を取り上げて左右の閉塞部材のスライド機構の実施の形態1を説明する。
次に、図10を参照し、ガスワイピング装置10を取り上げて左右の閉塞部材のスライド機構の実施の形態2を説明する。
本発明者等は、図2等で示すように中央ガス流路、左右の端部ガス流路の3つのガス流路を備えたガスワイピング装置(実施例であり、中央室に比して左右室のガス流速が高い)と、1つのガス流路を備えたガスワイピング装置(比較例)を製作し、以下の表1で示すように、目付量やガスの元圧、通板速度、鋼帯−ガス吐出口間距離を変化させた際の鋼帯エッジにおけるオーバーコートの有無やスプラッシュの発生の有無を検証する実験をおこなった。なお、鋼帯の左右端から左右の閉塞部材のそれぞれのガス吹出口側端部までの隙間sは5mmとした。以下の表1に実験結果を示す。
本発明者等はさらに、鋼帯の左右端からガス吹出口端部までの隙間sを種々変化させて、スプラッシュの発生の大小と、オーバーコートの有無に関する実験をおこない、隙間sの最適範囲を特定する検証をおこなった。以下の表2に各種条件と実験結果を示す。なお、No.4〜7は表1と同じ条件であり、評価結果の「○」、「△*」も既述の通りである。
本発明者等はさらに、中央ガス流路の幅と圧力の関係を検証する実験をおこなった。具体的には、元圧を一定とした条件下で、中央ガス流路の幅を600mm、800mm、1000mm、1200mmに変化させた際の各中央ガス流路における圧力を測定したものである。実験結果を図11に示す。
Claims (8)
- 鋼帯の表面にガスを吹き付けて、該表面のメッキ用の溶融金属の付着量を調整する中空のガスワイピングノズルを備えたガスワイピング装置であって、
前記ガスワイピングノズルは、ガスを前記中空に導入するガス導入口を備えた隔壁と、鋼帯の幅方向に延設して前記中空からガスを吹出すスリットと、を備えており、
前記スリットには、鋼帯の幅に応じて左右の領域を閉塞するとともに該スリットに沿ってスライド自在な左右の閉塞部材が配設され、かつ、離間した該左右の閉塞部材の間にガス吹出口が形成されており、
前記中空において、前記左右の閉塞部材のそれぞれのガス吹出口側端部から前記隔壁へ延設する左右の外側整流片が配設され、該左右の外側整流片の内側に左右の内側整流片が配設され、
左右の内側整流片の内側に中央ガス流路が形成され、左右の外側整流片と内側整流片の間にそれぞれ左右の端部ガス流路が形成されており、
中央ガス流路を流れるガス流速に比して端部ガス流路を流れるガス流速を相対的に速い状態に制御しながらガスワイピングを実行するものであり、
ガス導入口が左右の内側整流片で仕切られて、左右の端部ガス流路に対応するガス導入口の左右端領域(それぞれの幅をW1,W2)と、ガス導入口の中央領域(幅がW3)を形成し、
左右の端部ガス流路の幅をそれぞれt1,t2とし、中央ガス流路の幅をt3とした際に、W1/t1>W3/t3、W2/t2>W3/t3の両関係式を満たすガスワイピング装置。 - 前記隔壁には複数のガス導入口が設けてあり、
隔壁の中央領域から左右の端部領域にいくにつれて、ガス導入口の寸法であって前記幅W1,W2,W3方向の寸法が大きくなっている請求項1に記載のガスワイピング装置。 - 鋼帯の左右端から左右の閉塞部材のそれぞれのガス吹出口側端部までの隙間の長さsが、0≦s≦10mmの範囲に調整される請求項1または2に記載のガスワイピング装置。
- 左右の端部ガス流路にリリーフバルブが流体連通しており、左右の端部ガス流路からのガス吹き出し量をリリーフバルブの開閉によって制御する請求項1〜3のいずれかに記載のガスワイピング装置。
- 隔壁にあるガス導入口にはガス導入配管が導入ガス調整バルブを介して接続されており、
中央ガス流路に圧力センサが備えてあり、該圧力センサによる中央ガス流路内のセンシングデータに基づいて導入ガス調整バルブの開度の調整をおこなう前記請求項1〜4のいずれかに記載のガスワイピング装置。 - 前記ガスワイピングノズルの前記中空において、その上面には下面まで届かない垂れ片が固定され、この垂れ片から離れた位置の下面には上面まで届かない立上り片が固定されており、
ガス導入口から中央ガス流路および端部ガス流路に導入されたガスは、垂れ片と立上り片を流通する過程で整流されるようになっている請求項1〜5のいずれかに記載のガスワイピング装置。 - 左側の閉塞部材および外側整流片と内側整流片が固有のスライド機構である左スライド機構によってスライド自在となり、右側の閉塞部材および外側整流片と内側整流片が固有のスライド機構である右スライド機構によってスライド自在となり、
左スライド機構と右スライド機構が共通のベース上に搭載され、該ベースはベーススライド機構に繋がれてスライド自在となっており、
前記ガス吹出口の近傍には鋼帯の位置を検出する位置センサが設けてあり、
前記左スライド機構と右スライド機構によって左右の閉塞部材および外側整流片と内側整流片がスライドしてガス吹出口の幅が調整され、
前記位置センサにて検出された鋼帯の位置データに基づいてベーススライド機構がベースをスライドさせ、ベースのスライドによる右スライド機構と左スライド機構のスライドによって左右の閉塞部材および外側整流片と内側整流片がスライドするようになっている請求項1〜6のいずれかに記載のガスワイピング装置。 - 左側の閉塞部材および外側整流片と内側整流片が固有のスライド機構である左スライド機構によってスライド自在となり、右側の閉塞部材および外側整流片と内側整流片が固有のスライド機構である右スライド機構によってスライド自在となり、
前記ガス吹出口の近傍には鋼帯の位置を検出する位置センサが設けてあり、
前記左スライド機構と右スライド機構によって左右の閉塞部材および外側整流片と内側整流片がスライドしてガス吹出口の幅が調整され、
前記位置センサにて検出された鋼帯の位置データに基づいて、左スライド機構と右スライド機構が左右の閉塞部材および外側整流片と内側整流片をスライドさせるようになっている請求項1〜6のいずれかに記載のガスワイピング装置。
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