JP5765782B2 - 都市ごみ処理物のセメント原料化装置及び原料化方法 - Google Patents

都市ごみ処理物のセメント原料化装置及び原料化方法 Download PDF

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Description

本発明は、都市ごみ処理物のセメント原料化装置及び原料化方法に関し、発酵処理で得られた都市ごみ処理物をセメント原料として有効利用するための装置及び方法に関する。
家庭から排出されたごみや、事業系一般ごみ等の都市ごみは、そのほとんどが清掃(焼却)工場で焼却処理された後、清掃工場から排出された二次廃棄物、すなわちストーカーからの焼却灰と、集塵設備から出るばいじんは一般に埋立て処理されている。近年、都市ごみの処理量が増大し、最終処分場の残余容量が逼迫していることに鑑み、その有効な処理方法及び再利用方法に関して多くの提案、試みがなされている。
そこで、本出願人は、セメントキルン等のセメント製造設備を、廃棄物の処理に有効に活かすため、ロータリーキルン又はロータリードライヤーを用い、ごみ袋に収容された都市ごみ等の廃棄物をそのままロータリーキルン又はロータリードライヤーに投入し、発酵処理する方法等を提案した(特許文献1及び2参照)。
この発酵処理で得られた都市ごみ処理物は、セメントキルンの窯尻に直接投入されて燃焼し、セメント原燃料として利用されると共に、セメントキルンの内部で高温下で焼成されることでダイオキシン類等の生成が抑えられ、悪臭も発生せず、衛生的に処理することができる。また、都市ごみをごみ袋のまま処理できるため、清掃工場が不要になり、最終処分場の延命化も図ることができる。
特開2001−191059号公報 特開2001−191060号公報
しかし、上記特許文献1、2に記載の方法によって得られた都市ごみ処理物は、セメントキルンの窯尻に直接投入しているが、この都市ごみ処理物は、平均で0.8質量%程度の塩素を含むため、セメントキルンの塩素負荷を上昇させ、セメント焼成装置における工程トラブルの原因となっている。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、セメントキルンの塩素負荷を低減し、セメント焼成装置における工程トラブルを回避しながら、都市ごみ処理物をセメント原料として有効利用することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、都市ごみ処理物のセメント原料化装置であって、都市ごみを発酵処理した都市ごみ処理物を、粗粒子と微粒子とに選別する選別装置と、該選別装置によって選別した微粒子をセメント製造設備に供給する供給装置とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、選別装置で都市ごみ処理物を粗粒子と微粒子とに選別することで、塩素含有率の高い粗粒子と、塩素含有率の低い微粒子とに選別することができ、塩素含有率の低い微粒子を供給装置によってセメント製造設備に供給してセメント原料として利用することで、セメントキルンの塩素負荷を低減し、セメント焼成装置における工程トラブルを回避しながら、都市ごみ処理物をセメント原料として有効利用することができる。
上記都市ごみ処理物のセメント原料化装置において、前記供給装置によって、前記微粒子をセメントキルンの窯尻に供給することができる。また、前記選別装置を、風力選別装置、比重差選別装置又は分級装置とすることができる。
さらに、本発明は、都市ごみ処理物のセメント原料化方法であって、都市ごみを発酵処理した都市ごみ処理物を、粗粒子と微粒子とに選別し、該微粒子をセメント原料として利用することを特徴とする。これによって、塩素含有率の低い微粒子をセメント原料として利用することができ、セメントキルンの塩素負荷を低減し、セメント焼成装置における工程トラブルを回避しながら、都市ごみ処理物をセメント原料として有効利用することができる。
上記都市ごみ処理物の燃料化方法において、前記選別により、最大粒径20乃至2mm以上の粗粒子と、最大粒径20乃至2mm未満の微粒子とに選別することができる。
以上のように、本発明によれば、セメントキルンの塩素負荷を低減し、セメント焼成装置における工程トラブルを回避しながら、都市ごみ処理物をセメント原料として有効利用することができる。
本発明に係る都市ごみ処理物のセメント原料化装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 都市ごみ処理物の粒度と各分重量割合の関係を示すグラフである。 都市ごみ処理物の粒度と各分塩素濃度の関係を示すグラフである。 都市ごみ処理物の粒度と各分塩素割合の関係を示すグラフである。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る都市ごみ処理物のセメント原料化装置(以下、「原料化装置」という)の一実施の形態を示し、この原料化装置1は、セメント焼成装置2に付設された発酵処理装置3によって製造された都市ごみ処理物Tを原料化するために設けられる。以下、原料化装置1の構成について説明する前に、セメント焼成装置2及び発酵処理装置3の構成について簡単に説明する。
セメント焼成装置2は、セメント原料Rを予熱するためサイクロン26a〜26dを多段に重ねたプレヒータ26と、セメント原料Rを仮焼する仮焼炉25と、バーナ22等を備えてセメント原料Rを焼成するセメントキルン(ロータリーキルン)21と、セメントキルン21から排出されたセメントクリンカを冷却するクリンカクーラ23等で構成される。
発酵処理装置3は、都市ごみWを発酵させるロータリーキルン(又はロータリードライヤー)31と、ベルトコンベア等の輸送機36等で構成され、輸送機36の後段には、図示を省略するが、磁選機、高ガウス選別機、アルミニウム選別機等の異物を除去するための装置が配置される。
ロータリーキルン31の入口部には、都市ごみWを投入する投入口32と、発酵ガス引出口34が設けられ、発酵ガス引出口34には、排気手段として換気用風車(不図示)が配置される。一方、ロータリーキルン31の出口部には、発酵品取出口33と、空気吹込口35とが設けられ、空気吹込口35には、給気手段として空気吹き込み風車(不図示)が配置される。
原料化装置1は、発酵処理装置3によって得られた都市ごみ処理物Tを、粗粒子Cと微粒子Fとに選別する選別装置としての風力選別装置11と、選別した微粒子Fをセメントキルン21の窯尻に搬送するための搬送装置12等を備える。
風力選別装置11は、装置内に配置されたファン(不図示)等によって発生させた風力で都市ごみ処理物Tを粗粒子Cと微粒子Fとに選別するために備えられ、一般的な装置を使用することができる。風力選別装置11に代えて、比重差選別装置、分級装置等を用いることもできる。
搬送装置12は、微粒子Fをセメントキルン21の窯尻まで搬送するために備えられ、窯尻において、微粒子Fの専用の投入装置、又は他の廃棄物の投入装置等を利用して微粒子Fを窯尻に投入する。
次に、上記構成を有する原料化装置1を用いた本発明に係る都市ごみ処理物の原料化方法について、図1を参照しながら説明する。
発酵処理装置3のロータリーキルン31の投入口32に、都市ごみWをごみ袋のまま投入する。都市ごみWは、ロータリーキルン31内を移動し、3日間経過後発酵品取出口33から発酵処理品を取り出す。発酵中、入口部側では、自然界に生息する発酵菌により、易分解成分の好気的分解作用のような機序によって発酵が進行する。
一方、発酵処理中、発酵ガス引出口34から、換気用風車によってロータリーキルン31内の発酵ガスを引き出し、セメント焼成装置2の仮焼炉25等に導入し、発酵工程で発生するアンモニア等を分解し、排ガスの脱臭を行う。また、空気吹込口35から空気吹き込み風車によって給気し、ロータリーキルン31内の好気条件を保ち、好気性菌による発酵を維持する。その後、発酵物は、輸送機36の後段の磁選機、高ガウス選別機、アルミニウム選別機等で異物が除去された後、適切な粒度に調整され、都市ごみ処理物Tとして風力選別装置11に供給される。
一方、上記セメント焼成装置2では、発酵処理装置3の運転と併行してセメントを製造する。プレヒータ26における各サイクロン26a〜26dでセメント原料Rの予熱を行い、仮焼炉25で仮焼し、セメントキルン21で焼成する。
原料化装置1の風力選別装置11において、都市ごみ処理物Tを粗粒子Cと微粒子Fとに選別する。ここで、都市ごみ処理物Tの粒度と各分重量割合は、図2に示す通りであり、また、都市ごみ処理物Tの粒度と各分塩素濃度の関係は、図3に示す通りであるため、これらより、都市ごみ処理物Tの粒度と各分塩素割合の関係は、図4に示すように、粒度が大きくなるに従って塩素割合が高くなる。そこで、例えば、最大粒径2.36mm程度未満の微粒子Fと、最大粒径2.36mm程度以上の粗粒子Cとに選別する。
選別された微粒子Fを搬送装置12によってセメントキルン21の窯尻に搬送し、投入装置を介して窯尻に投入し、セメント焼成用の原料として利用する。これによって、都市ごみ処理物T全体に含まれる塩素の30%程度だけがセメントキルン21に投入され、70%程度の塩素は、セメント焼成装置2の系外で処理されることとなり、セメントキルン21の塩素負荷を低減し、セメント焼成装置2における工程トラブルを回避しながら、都市ごみ処理物Tをセメント原料として有効利用することができる。
一方、選別された粗粒子Fは、塩素濃度が高いため、水洗脱塩処理後にセメントキルン21の窯尻に投入することができる。また、粗粒子Fは、塩素濃度は高いが、発熱量も高いため、セメント焼成設備以外の設備において燃料として利用することもできる。
尚、上記実施の形態では、都市ごみ処理物Tを最大粒径2.36mm程度を基準にして粗粒子Cと微粒子Fとに選別したが、都市ごみ処理物Tの性状や、粗粒子C及び微粒子Fの用途等に応じて、最大粒径20乃至2mm以上の粗粒子と、最大粒径20乃至2mm未満の微粒子Fとに選別することができる。
1 原料化装置
11 風力選別装置
12 搬送装置
2 セメント焼成装置
21 セメントキルン
22 バーナ
23 クリンカクーラ
25 仮焼炉
26 プレヒータ
26a〜26d サイクロン
3 発酵処理装置
31 ロータリーキルン
32 投入口
33 発酵品取出口
34 発酵ガス引出口
35 空気吹込口
36 輸送機
C 粗粒子
F 微粒子
R セメント原料
T 都市ごみ処理物
W 都市ごみ

Claims (5)

  1. 都市ごみを発酵処理した都市ごみ処理物を、粗粒子と微粒子とに選別する選別装置と、
    該選別装置によって選別した微粒子をセメント製造設備に供給する供給装置とを備えることを特徴とする都市ごみ処理物のセメント原料化装置。
  2. 前記供給装置によって、前記微粒子をセメントキルンの窯尻に供給することを特徴とする請求項1に記載の都市ごみ処理物のセメント原料化装置。
  3. 前記選別装置は、風力選別装置、比重差選別装置又は分級装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の都市ごみ処理物のセメント原料化装置。
  4. 都市ごみを発酵処理した都市ごみ処理物を、粗粒子と微粒子とに選別し、該微粒子をセメント原料として利用することを特徴とする都市ごみ処理物のセメント原料化方法。
  5. 前記選別により、最大粒径20乃至2mm以上の粗粒子と、最大粒径20乃至2mm未満の微粒子とに選別することを特徴とする請求項4に記載の都市ごみ処理物のセメント原料化方法。
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