JP5765294B2 - 車両荷台構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ピックアップトラックなどの車両荷台構造に関する。
特許文献1には、ピックアップトラックのキャビン上面を通過しリアテールゲート(リヤパネル)に衝突して車両前方へ逆流する走行風を荷台内に設けられた整流板により遮断することによって空気抵抗を低減する技術が開示されている。
特開2009−287333号公報
しかしながら、この先行技術では、車両側部を通過する走行風が荷台内へ流入すると整流板に衝突してしまう可能性があり、この場合、空気抵抗が増大してしまう。
本発明は、上記の事実を考慮し、空気抵抗を低減することができる車両荷台構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両荷台構造は、箱状の荷台の一部を構成し、車両幅方向の両端部に配置され車両前後方向に沿って延在された一対のサイドパネルと、前記サイドパネルの車両幅方向の外側面に形成され、車両幅方向外側に膨んで湾曲した曲面と、前記サイドパネルにおける車両幅方向外側上部に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在すると共に、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜している基部と、前記基部と連続して当該基部の車両上方側に設けられ、基部の車両上下方向の上部よりも車両幅方向外側へ向かって張り出され、走行風を車両幅方向外側へ剥離させる張出し部と、を有している。
請求項1に記載の車両荷台構造では、箱状の荷台において、車両幅方向の両端部にはサイドパネルが車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されている。このサイドパネルの車両幅方向の外側面には、車両幅方向外側に膨んで湾曲した曲面が形成されている。また、サイドパネルにおける車両幅方向外側(外側面)において、車両上下方向の上部には基部が設けられており、当該基部は車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在すると共に、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜している。この基部の車両上方側には、当該基部と連続して張出し部が形成されており、当該張出し部は、基部の車両上下方向の上部よりも車両幅方向外側へ向かって張り出され、走行風を車両幅方向外側へ剥離させる。
このように、サイドパネルの外側面の上部に基部及び張出し部が連続して設けられることで、サイドパネルの外側面にまつわりついた基部周辺の空気は、張出し部を通じて車両幅方向外側へ案内されることになる。これにより、車両走行中において、荷台内への走行風の流入が抑制又は防止される。
すなわち、サイドパネルの外側面の上部において、基部から張出し部に架けて急激な角度変化を設けることで角度変化点を形成することができる。これにより、当該角度変化点において小さい渦が発生し、サイドパネルの外側面にまとわりついた空気(走行風)を当該サイドパネルから剥離させることができる。したがって、車両走行中における、荷台内への走行風の流入を抑制又は防止することができる。
請求項2に記載の車両荷台構造は、請求項1に記載の車両荷台構造において、前記張出し部は、車両背面視で車両幅方向に沿って形成され、車両幅方向の外縁部で走行風を剥離させる第1剥離面と、車両背面視で車両上下方向に沿って形成され、車両上下方向の上縁部で走行風を剥離させる第2剥離面と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の車両荷台構造では、張出し部は第1剥離面及び第2剥離面を含んで構成されており、第1剥離面は車両背面視で車両幅方向に沿って形成され、車両幅方向の外縁部で走行風をサイドパネルから剥離させる。一方、第2剥離面は車両背面視で車両上下方向に沿って形成され、車両上下方向の上縁部で走行風をサイドパネルから剥離させる。
基部、第1剥離面及び第2剥離面はそれぞれが形成されている平面が異なるため、お互いの間で所定の角度を有することになる。このため、異なる平面間への空気の移動における角度変化によって小さい渦が発生する。これにより、サイドパネルの外側面にまつわりついた基部周辺の空気は、第1剥離面によって車両幅方向外側へ案内されて、車両幅方向の外縁部で小さい渦を発生させ、サイドパネルから剥離される。また、第2剥離面によって車両上下方向上側へ案内された走行風は、車両上下方向の上縁部で小さい渦を発生させ、サイドパネルから剥離される。
請求項3に記載の車両荷台構造は、請求項2に記載の車両荷台構造において、前記第1剥離面は、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面である。
請求項3に記載の車両荷台構造では、第1剥離面は、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面であるため、基部における傾斜面の傾斜方向とは反対方向へ傾斜することになり、サイドパネルの外側面の上部において、急激な角度変化を得ることができる。
請求項4に記載の車両荷台構造は、請求項2又は3に記載の車両荷台構造において、前記第2剥離面は、車両上下方向に沿って延在される垂直面である。
請求項4に記載の車両荷台構造では、第2剥離面は、車両上下方向に沿って延在される垂直面であり、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する第1剥離面に対して急激な角度変化を得ることができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明に係る車両荷台構造は、空気抵抗を低減することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の発明に係る車両荷台構造は、異なる平面間への空気の移動における角度変化によって小さい渦を発生させ、サイドパネルから空気を剥離させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の発明に係る車両荷台構造は、基部から第1剥離面に架けて急激な角度変化を得ることができ、サイドパネルから空気を剥離させることができる、という優れた効果を有する。
請求項4記載の発明に係る車両荷台構造は、第1剥離面から第2剥離面に架けて急激な角度変化を得ることができ、サイドパネルから空気を剥離させることができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る車両荷台構造が適用されたデッキを車両後方の斜め上方から見た斜視図である。 本実施の形態に係る車両荷台構造が適用されたデッキの要部を拡大した図1の2−2線に沿って切断された状態を示す要部拡大断面図である。 本実施の形態に係る車両荷台構造の作用を説明するための説明図であり、デッキを車両後方から見た背面図である。 本実施の形態に係る車両荷台構造の作用を説明するための説明図であり、デッキを車両後方から見た背面図である。 (A)は、本実施の形態に係る車両荷台構造が適用されたデッキの変形例(1)を示す図2に対応する要部拡大断面図であり、(B)、(C)はそれぞれ(A)の変形例である。 (A)は、本実施の形態に係る車両荷台構造が適用されたデッキの変形例(2)を示す図2に対応する要部拡大断面図であり、(B)は(A)の変形例である。 (A)は、本実施の形態に係る車両荷台構造が適用されたデッキの変形例(3)を示す図2に対応する要部拡大断面図であり、(B)、(C)はそれぞれ(A)の変形例である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る車両荷台構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印UPは車両上下方向上側を示し、矢印Wは車両幅方向を示している。
(車両荷台構造の構成)
まず、本実施形態に係る車両荷台構造の構成について説明する。図1には、キャビン12の車両後方側に荷台(デッキ)14が設けられたピックアップトラック等の小型トラックの車両10が示されている。デッキ14は箱状を成しており、デッキ14における車両前後方向に沿った前部にはフロントパネル16が設けられ、後部にはリヤパネル18が設けられている。また、デッキ14における車両幅方向の両側部にはサイドパネル20がそれぞれ設けられている。
ここで、サイドパネル20における車両幅方向内側(内側面22)は、車両上下方向に沿って略鉛直に形成されている。一方、サイドパネル20における車両幅方向外側(外側面24)は、車両幅方向外側に膨らんだ湾曲状を成しており、当該外側面24の車両上下方向の上部(以下、単に「上部」という)24Aには、基部としての傾斜部26が車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在している。この傾斜部26は、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜している。また、サイドパネル20の外側面24の上部24Aには、傾斜部26と連続して当該傾斜部26の車両上方側に設けられ、傾斜部26の車両上下方向の上縁部(以下、単に「上縁部」という)26Aよりも車両幅方向外側へ向かって張り出す張出し部28が設けられている。
この張出し部28は、例えば、図2に示されるように、傾斜部26の上縁部26Aと繋がる第1剥離面としての傾斜面28Aを備えている。なお、傾斜部26の上縁部26Aと傾斜面28Aとは、車両幅方向内側へ凹む円弧面27を有して連続して形成されている。傾斜面28Aは車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜している。そして、傾斜面28Aの上縁部28A1には、当該傾斜面28Aと繋がりサイドパネル20の内側面22と略平行となるように車両上下方向に沿って形成された第2剥離面としての垂直面28Bが設けられている。この垂直面28Bは、サイドパネル20の上端面20Aまで延びて当該上端面20Aと繋がっている。なお、この上端面20Aは、車両幅方向沿って略水平に形成されている。
(車両荷台構造の作用・効果)
次に、本実施形態に係る車両荷台構造の作用・効果について説明する。例えば、図示はしないが、図1に示す車両10の走行中にデッキ14内へ走行風が流入して、当該走行風がデッキ14のリヤパネル18に当たった場合、当該リヤパネル18には、車両10の進行方向とは逆方向へ向かう力が作用する。これにより、車両10の空気抵抗が増大し、燃費が悪化する可能性がある。
また、車両10の走行中にデッキ14内へ走行風が流入した場合、デッキ14のサイドパネル20の内側面22によって空気がサイドパネル20から剥離されるが、そのときに内側面22側には渦が形成される。その渦が大きい場合、これによってサイドパネル20が車両幅方向外側へ押される可能性がある。この場合、車両10が左右に揺れ、当該車両10の挙動が安定せず、操縦安定性が悪化する。また、車両10が左右に揺れることによって、車両10には振動が発生するが、デッキ14内へ走行風が流入した場合、当該振動の振幅が増幅し、乗り心地が悪化する。
しかし、本実施形態では、図1及び図2に示されるように、サイドパネル20における外側面24の上部24Aに、傾斜部26及び張出し部28が連続して設けられている。そして、傾斜部26は車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜し、張出し部28は傾斜部26の上縁部26Aよりも車両幅方向外側へ向かって張り出している。
このように、サイドパネル20における外側面24の上部24Aに傾斜部26及び張出し部28が連続して設けられることで、傾斜部26によってサイドパネル20の外側面24において車両幅方向内側へ取り込まれた走行風(矢印A)は、張出し部28によって車両幅方向外側へ案内されることになる。これにより、車両走行中において、デッキ14内への走行風の流入を抑制又は防止することができる。
また、張出し部28は、傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面28Aと、当該傾斜面28Aの上縁部28A1と繋がりサイドパネル20の内側面22と略平行となるように車両上下方向に沿って形成された垂直面28Bと、を含んで構成されている。
ここで、張出し部28は、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する傾斜部26の車両上方側に設けられているため、傾斜部26の車両下部を基準として張出し部28の張出量を小さくすることができる。
そして、サイドパネル20の外側面24における傾斜部26、傾斜面28A、垂直面28B及びは上端面20Aにおいて、それぞれが形成されている平面が異なるため、お互いの間で所定の角度を有することになる。このため、異なる平面間への空気の移動時、例えば、傾斜面28Aから垂直面28Bや垂直面28Bから上端面20Aへの空気の移動における角度変化によって小さい渦30が発生する。これにより、サイドパネル20の外側面24から空気を剥離させることができる。
すなわち、張出し部32の表面において、角度変化を設けることによって角度変化点(例えば、傾斜面28Aの上縁部28A1、垂直面28Bの上縁部28B1等)が形成され、これによって、小さい渦30を発生させ、サイドパネル20の外側面24にまとわりついた空気をサイドパネル20から剥離させることができる。
例えば、傾斜部26と傾斜面28Aとは傾斜方向が反対方向であり、これによって急激な角度変化を得ることができる。このように、急激な角度変化を得ることで、サイドパネル20から空気を剥離させ易くなる。なお、傾斜部26から傾斜面28Aへ移動する際の渦については走行風(矢印A)と一体化されるため図示を省略する。
以上のように、サイドパネル20の外側面24にまとわりついた空気をサイドパネル20から剥離させることで、デッキ14内への走行風の流入を抑制又は防止することができる。これにより、車両走行時の空気抵抗を低減させることができる。そして、車両走行時の空気抵抗が低減されることで、車両10の燃費が向上する。また、車両10の乗り心地及び操縦安定性を向上させることができる。
ここで、車両10の乗り心地及び操縦安定性について具体的に説明すると、サイドパネル20の外側面24における上部24Aに、傾斜部26及び張出し部28が連続して形成されることによって、図3に示されるように、サイドパネル20の外側面24では、F1からF2へ向かって空気の流れが変化する。このように空気の流れが変化する際、サイドパネル20の外側面24には、力の分力として左右のサイドパネル20において、R1、R2がそれぞれ発生する。そして、R1とR2の交点において合力F(浮力F)が得られる。
このように、空気の力によってデッキ14に浮力Fを発生させることによって、路面変化による車両上下方向に対する車両10の動きを抑制し、姿勢変化の少ない乗り心地にすることができる。つまり、車両10の乗り心地を向上させることができる。
一方、この合力Fによってデッキ14が持ち上げられることによって、浮心Cが発生する。この浮心Cと重心Gとが略同一の鉛直線上にあることで、2つの力は打ち消し合い車両10が安定することになる。つまり、この場合、車両10の直進安定性(操縦安定性)が向上する。
また、図4に示されるように、浮心Cと重心Gとが略同一の鉛直線上にない場合、車両10には回転モーメント(矢印B)が作用する。このとき、浮心Cの鉛直線と車両中心線(重心G上)との交点であるメタセンターMが重心Gより高い位置にある場合、車両10の傾きを戻そうとする復原力Nが発生する。この力を利用することによって車両10の横揺れ方向の力を抑制することができる。つまり、車両10の操縦安定性を向上させることができる。
(実施形態の変形例)
ところで、本実施形態では、張出し部28は、図2に示されるように、傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面28Aと、当該傾斜面28Aの上縁部28A1と繋がりサイドパネル20の内側面22と略平行となるように車両上下方向に沿って形成された垂直面28Bと、を含んで構成されている。しかし、サイドパネル20の外側面24にまとわりついた空気をサイドパネル20から剥離させることができれば良いため、張出し部28の形状はこれに限るものではない。
(1)例えば、図5(A)に示されるように、張出し部32が、傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両幅方向外側へ向かって略水平に張り出す第1剥離面としての水平面32Aと、当該水平面32Aの車両幅方向の外縁部(以下、単に「外縁部」という)32A1と繋がり車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する第2剥離面としての傾斜面32Bと、を含んで構成されても良い。
張出し部32の表面において、角度変化を設けることによって角度変化点(水平面32Aの外縁部32A1、傾斜面32Bの上縁部32B1等)が形成され、これによって、小さい渦を発生させ、サイドパネル20の外側面24にまとわりついた空気をサイドパネル20から剥離させることができる。
また、これ以外に、図5(B)に示されるように、張出し部36が、傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する第1剥離面としての傾斜面36Aと、当該傾斜面36Aの上縁部36A1と繋がり車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する第2剥離面としての傾斜面36Bと、を含んで構成されても良い。
さらに、角度変化点における空気の剥離を考慮すると、当該角度変化点はシャープに形成された方が良いが、図5(C)に示されるように、例えば、傾斜面36Aと傾斜面36B及び傾斜面36Bとサイドパネル20の上端面20Aとの間に位置する角度変化点(図5(B)で示す傾斜面36Aの上縁部36A1、傾斜面36Bの上縁部36B1において、角丸め38を行っても良い。
(2)また、図6(A)に示されるように、張出し部40が、図5(A)に示す水平面32A及び傾斜面32Bに加え、当該張出し部40の根元部に首部42が設けられても良い。ここで、図6(A)に示す首部42は傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両幅方向外側へ向かって略水平に張り出す第1剥離面としての水平面42Aと、当該水平面42Aの外端部42A1と繋がり車両下方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する第2剥離面としての傾斜面42Bと、を含んで構成されている。
このように、首部42を形成することによって、図5(A)に示す張出し部32の表面よりも角度変化点の数が増え、空気の剥離箇所が増えることになる。具体的には、図6(A)に示されるように、傾斜部26の車両上下方向の上部では、水平面42Aとの間で角度変化点(傾斜部26の上縁部26A)が形成される。また、水平面42Aと傾斜面42Bとの間では、角度変化点(水平面42Aの外端部42A1)が形成され、傾斜面42Bと水平面32Aとの間では、角度変化点(傾斜面42Bの下端部42B1)が形成される。
なお、張出し部40においても、図6(B)に示されるように、図6(A)に示す張出し部40の角度変化点(傾斜部26の上縁部26A、水平面42Aの外端部42A1等)において、角丸め44を行っても良い。但し、この場合、角丸め44を形成することで図6(A)に示す水平面32A、42Aは円弧面46とされても良い。
(3)さらに、図7(A)に示されるように、張出し部50が、傾斜部26の上縁部26Aと繋がり車両幅方向外側へ向かって略水平に張り出す第1剥離面としての水平面50Aと、当該水平面50Aの外縁部50A1と繋がりサイドパネル20の内側面22と略平行となるように車両上下方向に沿って形成された第2剥離面としての垂直面50Bと、を含んで構成されても良い。
このように、張出し部50の車両幅方向外側の面において、サイドパネル20の内側面22と略平行な垂直面50Bを形成することで、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する傾斜面を形成した場合と比較して、デッキ14内への走行風の流入をさらに抑制することができる。
また、張出し部50において、図7(B)に示されるように、図7(A)に示す水平面50Aに代えて、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する第1剥離面としての傾斜面50Cが形成されても良い。さらに、図7(C)に示されるように、張出し部50の表面において、角丸め52を行っても良い。
なお、以上の実施形態では、基部として、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜する傾斜部が形成された例を挙げたが、張出し部との間で急激な角度変化を設けることができれば良いため、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、基部は車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜部であっても良く、また、当該基部が鉛直線上に形成されても良い。
また、本実施形態では、デッキ14にガイドフレーム(図示省略)が設けられていないが、ガイドフレームが設けられたタイプでも適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両
12 キャビン
14 デッキ(荷台、車両荷台構造)
20 サイドパネル
24A 外側面(曲面)
26 傾斜部(基部)
26A 上縁部
28A 傾斜面(第1剥離面)
28B 垂直面(第2剥離面)
28 張出し部
32 張出し部
32A 水平面(第1剥離面)
32B 傾斜面(第2剥離面)
36 張出し部
36A 傾斜面(第1剥離面)
36B 傾斜面(第2剥離面)
40 張出し部
42A 水平面(第1剥離面)
42B 傾斜面(第2剥離面)
50 張出し部
50A 水平面(第1剥離面)
50B 垂直面(第2剥離面)
50C 傾斜面(第1剥離面)

Claims (4)

  1. 箱状の荷台の一部を構成し、車両幅方向の両端部に配置され車両前後方向に沿って延在された一対のサイドパネルと、
    前記サイドパネルの車両幅方向の外側面に形成され、車両幅方向外側に膨んで湾曲した曲面と、
    前記サイドパネルにおける車両幅方向外側上部に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在すると共に、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜している基部と、
    前記基部と連続して当該基部の車両上方側に設けられ、基部の車両上下方向の上部よりも車両幅方向外側へ向かって張り出され、走行風を車両幅方向外側へ剥離させる張出し部と、
    を有する車両荷台構造。
  2. 前記張出し部は、
    車両背面視で車両幅方向に沿って形成され、車両幅方向の外縁部で走行風を剥離させる第1剥離面と、
    車両背面視で車両上下方向に沿って形成され、車両上下方向の上縁部で走行風を剥離させる第2剥離面と、
    を含んで構成された請求項1に記載の車両荷台構造。
  3. 前記第1剥離面は、車両上方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面である請求項2に記載の車両荷台構造。
  4. 前記第2剥離面は、車両上下方向に沿って延在される垂直面である請求項2又は3に記載の車両荷台構造。
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