JP5765255B2 - 画像処理プログラムおよび画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理プログラムおよび画像処理装置に関する。
近年、様々な場面で、多量の画像データを管理する必要に迫られる。例えば、警察等が事件の捜査を行うに当たり、その事件に関連する多数の防犯カメラの映像が収集され、解析される場面等である。
ところで、特許文献1の段落0011には、画像データを管理するための画像データ管理情報として、その画像データが撮影された防犯カメラの識別子と撮影時刻とを、その画像データに関連付けて記憶することが開示されている。
特開2010−278600号公報
特許文献1の画像データ管理情報に含まれる防犯カメラの識別子を参照すれば、同じ防犯カメラに由来する画像データを効率よく一元管理し得るかもしれない。しかしながら、上記例で考えると、特許文献1に記載の態様では、せいぜい同じ防犯カメラに由来する映像どうしを関連付けることができるに過ぎず、同じ事件に関連して収集された異なる防犯カメラに由来する映像どうしの関連付けは依然として困難である。従って、従来、ユーザは、画像ファイルの名称や、画像ファイルを保存するコンピュータのディレクトリ構成を創意工夫する等し、画像データどうしの関連性を手動で管理してきた。つまり、従来、ユーザは、多数の防犯カメラに由来する多量の映像等、多数のタイムラインに属する多量の画像データを管理するに当たっては、煩雑な手作業を強いられており、これらの画像データを効率よく管理する方法が提案されることが望まれている。
本発明は、多数のタイムラインに属する多量の画像データを効率よく管理することが可能な画像処理プログラムおよび画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る画像処理プログラムは、第1関連付けステップと、第2関連付けステップとをコンピュータに実行させる。第1関連付けステップは、複数のタイムラインの各々について、そのタイムラインに属する画像群をそのタイムラインに関連付けるステップである。第2関連付けステップは、複数の管理単位の各々について、その管理単位に属する複数のタイムラインをその管理単位に関連付けるステップである。
ここでは、画像群が所定のタイムラインに関連付けられ、複数のタイムラインが所定の管理単位に関連付けられる。その結果、多数のタイムラインに属する多量の画像データを管理単位別に管理することができる。従って、多数のタイムラインに属する多量の画像データを効率よく管理することができる。
本発明の第2観点に係る画像処理プログラムは、第1観点に係る画像処理プログラムであって、画像保存ステップと、第3関連付けステップとをさらにコンピュータに実行させる。画像保存ステップは、画像群に含まれる少なくとも1の画像を画像処理し、画像処理後の画像を画像処理前の画像と別個に保存するステップである。第3関連付けステップは、画像処理後の画像を、画像処理前の画像の属するタイムラインに関連付けるステップである。
ここでは、画像処理の前後の画像が同じタイムラインに自動的に関連付けられる。従って、画像処理が実行され、新たな画像が生成されてゆく状況下で、画像処理後の新たな画像を、画像処理前の画像およびそれらの画像に関連する様々な画像とともに、同じ管理単位で効率よく管理することができる。
本発明の第3観点に係る画像処理プログラムは、第2観点に係る画像処理プログラムであって、履歴保存ステップと、第4関連付けステップとをさらにコンピュータに実行させる。履歴保存ステップは、画像処理の処理内容の履歴を保存するステップである。第4関連付けステップは、画像処理の処理内容の履歴を、画像処理の前後の画像に関連付けるステップである。
ここでは、画像処理の実行後、その画像処理の履歴がその画像処理の前後の画像に自動的に関連付けて保存される。従って、画像処理が実行され、新たな画像が生成されてゆく状況下で、画像処理の履歴を、画像処理の前後の画像およびそれらの画像に関連する様々な画像とともに、同じ管理単位で効率よく管理することができる。
本発明の第4観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、リンク受付ステップと、再生ステップとをさらにコンピュータに実行させる。リンク受付ステップは、同じ管理単位に属する複数のタイムラインをリンクさせる指示をユーザから受け付けるステップである。再生ステップは、リンクさせる指示に係る複数のタイムラインにそれぞれ属する複数の画像群を、同期させつつ再生するステップである。
複数の映像(画像群)を再生しながら比較したい場合がある。例えば、同じ時刻に異なる角度から撮影された複数の映像を同時に再生することにより、被写体の動作を多面的に捉えることが可能になるような場合等である。ここでは、ユーザがリンクさせることを指示した複数のタイムラインに属する映像が、同期しつつ再生される。従って、ユーザは、複数のタイムラインに属する映像どうしを容易に比較し、個々に再生したのでは把握しにくい情報を把握することができる。
本発明の第5観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、抽出ステップと、第5関連付けステップとをさらにコンピュータに実行させる。抽出ステップは、複数のチャンネルを有する画像データから、複数のチャンネルにそれぞれ対応する複数の画像群を抽出するステップである。第5関連付けステップは、複数のチャンネルにそれぞれ対応する複数の画像群を、同じ管理単位に関連付けるステップである。なお、複数のチャンネルを有する画像データとは、例えば、複数のカメラで撮影された複数の映像を1画面に割り付けた画像データ等である。
ここでは、同じ画像データに由来する複数のチャンネルに係る複数の映像(画像群)が、同じ管理単位に関連付けられる。従って、同じ画像データに由来する複数のチャンネルに係る複数の映像を効率よく管理することができる。
本発明の第6観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、結合受付ステップと、結合ステップとをコンピュータにさらに実行させる。結合受付ステップは、同じ管理単位に属する複数のタイムラインを結合する指示をユーザから受け付けるステップである。結合ステップは、結合する指示に係る複数のタイムラインにそれぞれ属する複数の画像群どうしを比較し、画像が重複しないように結合するステップである。
ある映像(画像群)を別の映像で補完することが望まれる場合がある。例えば、ある動画からある区間の映像(以下、元の映像)を取り込んだ後、その区間の前後の区間(以下、追加の映像)の映像も見たくなったような場合には、元の動画からその追加の映像を含む映像を取り込み、追加の映像で、元の映像を補完することが望まれる。ここでは、ユーザが結合することを指示した複数のタイムラインに属する映像どうしが比較され、画像が重複しない態様で結合される。従って、あるタイムラインに属する映像を別のタイムラインに属する映像で容易に補完することができる。
本発明の第7観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、画面作成ステップをさらにコンピュータに実行させる。画面作成ステップは、複数の管理単位の各々について、その管理単位に対応する管理画面を作成するステップである。
ここでは、管理単位毎に管理画面が作成される。従って、ユーザは、画像データを管理単位毎に容易に管理することができる。
本発明の第8観点に係る画像処理プログラムは、第7観点に係る画像処理プログラムであって、管理画面は、その管理画面に対応する管理単位に属する全ての画像群に対する画像処理を受け付ける。
ここでは、管理単位毎の管理画面上で、その管理単位に属する全ての画像群に対し画像処理を実行することができる。従って、ユーザは、画像データの画像処理を管理単位毎に容易に管理することができる。
本発明の第9観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第8観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、画像群は、静止画ファイルの集合として保存される。
ここでは、複数のタイムラインに属する静止画ファイルの複数の集合を効率よく管理することができる。
本発明の第10観点に係る画像処理プログラムは、第1観点から第9観点のいずれかに係る画像処理プログラムであって、複製又は移動ステップをさらにコンピュータに実行させる。複製又は移動ステップは、第1管理単位に属する少なくとも1のタイムラインに属する画像群を、第2管理単位に属するタイムラインに属する画像群として複製又は移動するステップである。第1管理単位および第2管理単位は、上記複数の管理単位に含まれる。
ここでは、ある管理単位(第1管理単位)に属するタイムライン上の画像群が、別の管理単位(第2管理単位)に属するタイムライン上の画像群として複製又は移動される。従って、必要に応じて、管理単位を超えて画像群を管理することができる。
本発明の第11観点に係る画像処理装置は、第1関連付け部と、第2関連付け部とを備える。第1関連付け部は、複数のタイムラインの各々について、そのタイムラインに属する画像群をそのタイムラインに関連付ける。第2関連付け部は、複数の管理単位の各々について、その管理単位に属する複数のタイムラインをその管理単位に関連付ける。
ここでは、画像群が所定のタイムラインに関連付けられ、複数のタイムラインが所定の管理単位に関連付けられる。その結果、多数のタイムラインに属する多量の画像データを管理単位別に管理することができる。従って、多数のタイムラインに属する多量の画像データを効率よく管理することができる。
本発明によれば、多数のタイムラインに属する多量の画像データを管理単位別に管理することができる。従って、多数のタイムラインに属する多量の画像データを効率よく管理することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 画像データが取り込まれる前の基本画面の図である。 画像データが取り込まれた後の基本画面の図である。 1のタイムラインに属する静止画ファイル群を示す図である。 ヒストリーウィンドウの図である。 ヒストリータブが展開された状態の基本画面の図である。 ヒストリーウィンドウの別の図である。 プロジェクトが開いた状態の基本画面の図である。 プロジェクト、タイムライン、フレーム、静止画ファイルおよびヒストリーの関連付けを示す概念図である。 2つのタイムラインに属する静止画ファイル群の同期再生中の基本画面の図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像処理プログラムおよび画像処理装置について説明する。
<1.画像処理装置の概要>
図1に示す画像処理装置1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態である。画像処理装置1は、汎用のパーソナルコンピュータである。画像処理装置1には、本発明に係る画像処理プログラムの一実施形態である画像処理プログラム2がインストールされている。画像処理プログラム2は、動画および静止画に対する画像処理を支援するためのアプリケーションソフトウェアである。画像処理プログラム2は、画像処理装置1に後述する動作に含まれるステップを実行させる。
画像処理装置1は、ディスプレイ10、入力部20、記憶部30および制御部40を有する。ディスプレイ10と、入力部20と、記憶部30と、制御部40とは、互いにバス線5で接続されており、相互に通信可能である。本実施形態では、ディスプレイ10は、液晶ディスプレイである。入力部20は、マウスおよびキーボート等から構成される。記憶部30は、ハードディスク等から構成される。制御部40は、CPU、ROMおよびRAM等から構成される。ハードディスクは、不揮発性である。ディスプレイ10は、後述する画面等をユーザに対し表示する。入力部20は、画像処理装置1に対するユーザからの操作を受け付ける。
画像処理プログラム2は、記憶部30内に格納されている。記憶部30内には、ソフトウェア管理領域50が確保されている。ソフトウェア管理領域50は、画像処理プログラム2が使用する領域である。ソフトウェア管理領域50内には、オリジナル画像領域51、加工ファイル領域52、ヒストリー領域53、タイムライン領域54およびプロジェクト領域55が確保されている。各領域51〜55の役割については、後述する。
制御部40は、記憶部30内に格納されている画像処理プログラム2を読み出して実行することにより、仮想的に画像処理部41、ヒストリー管理部42、タイムライン管理部43、プロジェクト管理部44、指示受付部45および表示制御部46として動作する。各部41〜46の動作については、後述する。
<2.画像処理装置の構成および動作の詳細>
制御部40は、ユーザが入力部20を介して所定の操作を行ったことを検知すると、画像処理プログラム2を起動する。画像処理プログラム2が起動されると、基本画面W1(図2参照)がディスプレイ10上に表示される。なお、ディスプレイ10上に表示される画面、ウィンドウ、ボタンその他の全ての要素の表示は、表示制御部46により制御される。
<2−1.画像データの取り込み>
基本画面W1は、オリジナル画像領域51への画像データの取り込みの命令をユーザから受け付ける。オリジナル画像領域51へ取り込まれた画像データは、後述する画像処理の対象になる。制御部40は、静止画ファイル又は動画ファイルから、オリジナル画像領域51へ画像データを取り込む。なお、本明細書において、静止画ファイルとは、静止画形式のデータファイルであり、動画ファイルとは、動画形式のデータファイルである。
静止画ファイルから画像データを取り込む場合、ユーザは、入力部20を操作することにより、1の静止画ファイルを指定するか、又は1のフォルダを指定する。前者の場合、制御部40は、その静止画ファイルの記憶部30内のアドレスパスおよびファイル名をユーザに入力させる。後者の場合、制御部40は、そのフォルダの記憶部30内のアドレスパスおよびフォルダ名をユーザに入力させる。その後、制御部40は、指定された1の静止画ファイル又は指定された1のフォルダ内の全ての静止画ファイルを、オリジナル画像領域51に静止画ファイル群として保存する。なお、本明細書において、「群」という場合には、その要素数は複数とは限らず、1つであってもよい。
一方、動画ファイルから画像データを取り込む場合、ユーザは、入力部20を操作することにより、1の動画ファイルの記憶部30内のアドレスパスおよびファイル名を入力する。表示制御部46は、ユーザが動画ファイルを指定したことを検知すると、基本画面W1上に動画取込みウィンドウ(図示されない)を重ねて表示させる。動画取込みウィンドウは、指定された動画ファイルのタイムラインの全区間うち、任意の長さの区間の選択をユーザから受け付ける。制御部40は、ユーザが入力部20を介して区間の選択を行ったことを検知すると、指定された動画ファイルのその区間に含まれるフレーム群に1対1で対応する静止画ファイル群を生成する。その後、制御部40は、この静止画ファイル群をオリジナル画像領域51に保存する。
従って、本実施形態では、後述する画像処理の対象は、動画ファイルではなく、静止画ファイルである。静止画ファイルは、オリジナル画像領域51へファイル単位、フォルダ単位、あるいは動画ファイルの全部又は一部の区間単位で取り込まれる。
制御部40は、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群が動画ファイルに由来するものではなく、静止画ファイルに由来するものであっても、静止画ファイル群に含まれる静止画ファイルをタイムラインに沿って配列されているものと認識する。配列は、ファイルの属性(ファイル名、作成日時、更新日時等)から自動的に判断される。
タイムライン管理部43は、オリジナル画像領域51への静止画ファイル群の取り込み動作が行われる度に、タイムラインの識別子(以下、タイムラインID)を生成し、そのタイムラインIDを、その取り込み動作で取り込まれた静止画ファイル群に含まれる各静止画ファイルの識別子(以下、画像ファイルID)に関連付ける。タイムライン管理部43は、タイムラインIDが1つ生成される度に、タイムラインファイルを1つ作成し、タイムライン領域54内に保存する。タイムラインファイルには、タイムラインIDと、そのタイムラインIDにより識別されるタイムラインに属する全ての静止画ファイルの画像ファイルIDとが格納される。
本実施形態では、1回の取り込み動作により、取り込み元の画像データに含まれるチャンネル数と同数のタイムラインに係る静止画ファイル群が取り込まれる。複数のチャンネルを有する画像データとは、例えば、複数のカメラで撮影された複数の映像を1画面に割り付けた画像データ等である。制御部40は、取り込み元の画像データがユーザにより指定されると、取り込み元の画像データに含まれるチャンネル数を判断する。
画像処理部41は、取り込み元の画像データが複数のチャンネルを有すると判断される場合、取り込み元の画像データをチャンネル別に分離する。続いて、タイムライン管理部43は、チャンネルの数だけタイムラインIDを生成する。従って、例えば、取り込み元の画像データが4つのチャンネルを有する場合には、4つのタイムラインIDが生成され、4つのタイムラインファイルが作成される。タイムライン管理部43は、チャンネル別の画像データを、生成されたタイムラインIDに1つずつ関連付ける。その結果、取り込み元の画像データに含まれる複数のチャンネルにそれぞれ対応する複数のタイムラインに係る静止画ファイル群が抽出される。
<2−2.静止画ファイル群の再生>
オリジナル画像領域51へ静止画ファイル群が取り込まれると、表示制御部46は、基本画面W1上に表示ウィンドウW2(図3参照)を重ねて表示させる。表示ウィンドウW2は、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群のタイムラインの数だけ、作成される。
表示ウィンドウW2内には、まず、オリジナル画像領域51へ取り込まれた静止画ファイル群に含まれる1の静止画ファイル(例えば、タイムライン上で先頭のフレームの静止画ファイル)が表示される。後述するとおり、表示ウィンドウW2内に表示されるフレームは、ユーザの操作を受けて切り替わる。表示制御部46は、表示ウィンドウW2内に現在表示されているフレームの識別子(以下、フレームID)をリアルタイムに管理する。
表示制御部46は、表示ウィンドウW2内で、その表示ウィンドウW2に対応するタイムラインに属するフレーム群を、動画として再生可能である。図3に示すとおり、基本画面W1上には、ウィンドウ選択プルダウンメニューT1、再生ボタンT2、コマ送りボタンT3、コマ戻しボタンT4、タイムラインバーT5、FPS設定エリアT6およびリンクボタンT7が配置されている。
表示ウィンドウW2が複数存在する場合であっても、アクティブな表示ウィンドウW2は1つである。ウィンドウ選択プルダウンメニューT1は、どの表示ウィンドウW2をアクティブとするかの選択をユーザから受け付ける。以下、アクティブな表示ウィンドウW2に対応するタイムラインを、アクティブタイムラインと呼び、アクティブタイムラインに属するフレーム群を、アクティブフレーム群と呼ぶ。また、アクティブな表示ウィンドウW2内に現在表示されているフレームを、アクティブ表示フレームと呼ぶ。
再生ボタンT2は、アクティブフレーム群の動画としての再生の命令をユーザから受け付ける。表示制御部46は、ユーザが入力部20を介して再生ボタンT2を押下したことを検知すると、アクティブな表示ウィンドウW2内に、アクティブフレーム群に含まれるフレームをタイムラインに沿って順次コマ送りの形式で表示させる。なお、再生は、再生ボタンT2が押下された時点のアクティブ表示フレームから開始する。また、再生ボタンT2は、再生の停止の命令をユーザから受け付ける。表示制御部46は、再生中にユーザが入力部20を介して再生ボタンT2を押下したことを検知すると、アクティブな表示ウィンドウW2内の表示を、その時点のアクティブ表示フレームに固定する。
コマ送りボタンT3、コマ戻しボタンT4はそれぞれ、アクティブ表示フレームを、アクティブタイムラインに沿って1つ後、1つ前のフレームへ切り替える命令をユーザから受け付ける。
タイムラインバーT5は、アクティブタイムラインを図式的に示す。タイムラインバーT5は、そのバーが延びる方向に、アクティブフレーム群のフレーム数で等分に分割されている。タイムラインバーT5上の左からn番目の分割領域は、アクティブタイムライン上でn番目のフレームに対応する(nは、自然数)。
図3に示すように、タイムラインバーT5は、選択フレーム群に対応する分割領域A1と、非選択フレーム群に対応する分割領域A2とを異なる態様で表示する。選択フレーム群とは、アクティブタイムライン上で現在選択されている区間に対応するフレーム群である。非選択フレーム群とは、アクティブタイムライン上で現在選択されていない区間に対応するフレーム群である。本実施形態では、領域A1は、薄いトーンの色で表示され、領域A2は、濃いトーンの色で表示される。
タイムラインバーT5は、アクティブタイムライン上の任意の区間の選択をユーザから受け付ける。選択される区間は、連続区間であっても、不連続区間であってもよい。言い換えると、ユーザは、入力部20を介してタイムラインバーT5を操作することにより、アクティブタイムラインに属する全フレームの中から、任意のフレームを任意の数だけ選択することができる。具体的には、ユーザは、タイムラインバーT5上で選択したいフレームに対応する分割領域を選択する。分割領域は、同時に複数選択が可能である。画像処理部41は、選択フレーム群を後述される画像処理の対象として認識する。なお、ユーザによりタイムラインバーT5上の分割領域が選択される度に、アクティブ表示フレームは、最新に選択された分割領域に対応するフレームに切り替わる。
FPS設定エリアT6は、アクティブフレーム群の動画としての再生時のフレームレートを表示しつつ、その変更をユーザから受け付ける。
リンクボタンT7は、複数の表示ウィンドウW2にそれぞれ対応する複数のタイムラインをリンクさせる指示をユーザから受け付ける。リンクボタンT7を介しリンクさせられた複数のタイムラインに係るフレーム群どうしは、同期再生される。同期再生の態様については、後述する。
<2−3.画像処理>
以下、選択フレーム群に対する画像処理について説明する。画像処理部41は、ノイズ除去、シャープネス、明るさ/コントラスト/彩度調整、画像解像度、画像平均、回転、文字/矢印/モザイクの付加などの複数の画像処理モジュールを実行可能である。画像処理モジュールは、画像処理プログラム2に組み込まれている。
ユーザは、入力部20を介して基本画面W1を操作することにより、画像処理モジュールの中から任意のものを、任意の順番に、任意の回数だけ選択することが可能である。必要であれば、ユーザは、画像処理モジュールの選択に併せて、その画像処理モジュールの実行時に用いられるパラメータを入力する。画像処理部41は、ユーザが画像処理モジュールを選択したことを検知する度に、選択フレーム群に対しその画像処理モジュールを実行する。なお、選択フレーム群に対し画像処理モジュールを実行するとは、選択フレーム群に含まれる各フレームに対しその画像処理モジュールを実行することである。
フレームに対し画像処理モジュールが1回、2回、3回,・・・と、順次実行されてゆくにつれて、そのフレームは、第1次、第2次、第3次,・・・と、順次加工されてゆく。第0次フレームは、オリジナル画像領域51に保存されている静止画ファイルに対応する。第(m+1)次フレームは、第m次フレームの静止画ファイルに対し画像処理モジュールを1回実行した後の静止画ファイルに対応する(mは、0以上の整数)。画像処理部41は、第1次以降のフレームの静止画ファイルを順次生成し、これらの静止画ファイルを加工ファイル領域52内にそれぞれ別個のファイルとして保存する。すなわち、画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルが、ソフトウェア管理領域50内で別個に保存される。
図4は、1のタイムラインに属する静止画ファイル群が画像処理プログラム2によりどのように管理されるかを示す概念図である。図4において、横軸のN軸は、タイムライン上のフレームの順番を示しており、縦軸のM軸は、加工の順番を示している。図4のN−M空間内の座標(n,m)に対応する四角形は、静止画ファイルI(n,m)を表している。静止画ファイルI(n,m)は、タイムライン上でn番目の第m次フレームの静止画ファイルである(nは、自然数であり、mは、0以上の整数である)。
タイムライン管理部43は、画像処理モジュールが実行される度に、その画像処理モジュールの実行後の静止画ファイルを、その画像処理モジュールの実行前の静止画ファイルの属するタイムラインに関連付ける。具体的には、タイムライン管理部43は、画像処理モジュールの実行後の静止画ファイルの画像ファイルIDを、その画像処理モジュールの実行前の静止画ファイルの画像ファイルIDが格納されているタイムラインファイルに追加で格納する。従って、タイムラインファイルには、そのタイムラインファイルに対応するタイムラインに属する全ての静止画ファイルの画像ファイルIDが格納されることになるが、より正確には、図4に示すような態様で、これらの画像ファイルIDが格納される。
すなわち、タイムラインファイルには、そのタイムラインファイルに対応するタイムライン上のフレームの順番nと、座標mとに関連付けて、静止画ファイルI(n,m)の画像ファイルIDが格納される。その結果、画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルどうしは、タイムラインIDおよびフレームの順番nをキーとして、互いに関連付けられる。従って、画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルどうしは、同じタイムライン上の同じフレームに属するものとして管理される。
さらに、タイムラインファイル内では、そのタイムラインファイルに対応するタイムライン上の各フレームについて、すなわち、各nについて、現在選択されている座標Mの値がパラメータmとしてリアルタイムに管理される。図4の太線で囲まれた四角形は、座標mの静止画ファイルを表している。なお、フレームに対し画像処理モジュールを実行するとは、そのフレームの現在選択されている座標mの静止画ファイルに対し画像処理モジュールを実行することである。言い換えると、タイムライン上でn番目のフレームに対し画像処理モジュールを実行するとは、静止画ファイルI(n,m)に対し画像処理モジュールを実行することである。従って、画像処理モジュールが実行される度に、その対象となる静止画ファイルを特定するべく、タイムライン領域54が参照される。
オリジナル画像領域51へ静止画ファイル群が取り込まれた直後、その静止画ファイル群の全フレームの座標mは、初期値0である。その後、画像処理モジュールが1回実行される度に、そのフレームの座標mは1ずつインクリメントされる。また、後述するとおり、ユーザは、任意のフレームの座標mを自在に変更することができる。
<2−4.ヒストリー>
ヒストリー管理部42は、各フレームについて、そのフレームに対応するヒストリーファイルを、ヒストリー領域53内で管理する。ヒストリーファイルには、そのヒストリーファイルに対応するフレームのヒストリーの情報が格納される。ヒストリーとは、画像処理モジュールの実行の履歴である。言い換えると、ヒストリーの情報は、どの画像処理モジュールがどの順番でどのようなパラメータを用いて実行されたのかを示す情報である。ヒストリー管理部42は、画像処理モジュールが実行される度に、その画像処理モジュールの実行の対象となったフレームに対応するヒストリーファイルを自動的に新規作成又は更新し、ヒストリー領域53内に保存する。
具体的には、ヒストリーファイルには、そのヒストリーファイルに対応するフレームのフレームIDが格納される。フレームIDとは、タイムラインIDと、そのタイムラインIDにより識別されるタイムライン上のフレームの順番nとを結合した値である。なお、ヒストリーファイルは、フレーム毎に作成されるため、フレームIDは、ヒストリーファイルの識別子(以下、ヒストリーID)にもなる。また、ヒストリーファイルには、各座標mに関連付けて、そのヒストリーファイルに対応する順番nのフレームの静止画ファイルI(n,m)に対し実行された画像処理モジュールの処理内容(本実施形態では、画像処理モジュールの名称およびパラメータ)が格納される。その結果、タイムラインID、フレームの順番nおよび加工の順番mをキーとして、ヒストリーファイルとタイムラインファイルとを照合することにより、画像処理モジュールの処理内容は、その画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルに関連付けられる。
ところで、図2および図3に示すように、表示制御部46は、基本画面W1上にヒストリーウィンドウW3を重ねて表示可能である。ヒストリーウィンドウW3内には、アクティブ表示フレームのヒストリーの詳細が表示される(図5参照)。アクティブ表示フレームのヒストリーの詳細は、ヒストリー領域53を参照することにより判断される。なお、アクティブ表示フレームが切り替えられる度に、ヒストリーウィンドウW3内のヒストリーの詳細の表示も、リアルタイムに切り替えられる。
図5に示すように、ヒストリーウィンドウW3内には、初期状態エリアE1と、モジュール名称エリアE2とが、上下に並んで表示される。初期状態エリアE1の数は、1つである。モジュール名称エリアE2の数は、アクティブ表示フレームに対し実行された画像処理モジュールの数と同じである。初期状態エリアE1は、アクティブ表示フレームの初期状態(第0次フレーム)に対応する。モジュール名称エリアE2は、アクティブ表示フレームに対し実行された画像処理モジュールに1対1で対応する。最上欄のエリアE2は、アクティブ表示フレームに対し最初に実行された画像処理モジュールに対応し、最下欄のエリアE2は、アクティブ表示フレームに対し最後に実行された画像処理モジュールに対応する。各モジュール名称エリアE2には、そのエリアE2に対応する画像処理モジュールの名称が表示される。
<2−5.座標mの変更>
ユーザは、入力部20を操作することにより、任意のフレームについて、現在選択されている座標mを自在に変更することができる。なお、上記のとおり、座標mが変更されると、画像処理モジュールの実行の対象となる静止画ファイルが変更される。従って、座標mを変更することには、画像処理の対象を変更するという意味がある。具体的な変更の操作の方法としては、以下の2つがある。
第1の方法は、ヒストリーウィンドウW3を操作することにより、アクティブ表示フレームの座標mを変更する方法である。具体的には、まず、ユーザは、アクティブな表示ウィンドウW2内に、座標mを変更しようとするフレームを表示させる。その結果、ヒストリーウィンドウW3内には、座標mを変更しようとするフレームのヒストリーの詳細が表示される。ヒストリーウィンドウW3は、エリアE1,E2の中から任意の1のエリアの選択をユーザから受け付ける。タイムライン管理部43は、ユーザがエリアE1,E2を選択するのに応じて、アクティブ表示フレームの座標mを、そのエリアE1,E2に対応する静止画ファイルの座標Mの値に変更する。なお、エリアE2に対応する静止画ファイルとは、そのエリアE2に対応する画像処理モジュールの実行後の静止画ファイルである。座標mの変更は、タイムラインファイルに直ちに反映される。
第2の方法は、基本画面W1を操作することにより、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mを一括して変更する方法である。具体的には、まず、ユーザは、座標mを変更しようとするフレーム群を、選択フレーム群として選択する。基本画面W1は、ヒストリータブH1上の「前のヒストリーへ」「次のヒストリーへ」「最新ヒストリーへ」および「ヒストリー位置指定」の項目の中から任意の1の項目の選択をユーザから受け付ける(図6参照)。タイムライン管理部43は、ユーザがこれらの項目の中から特定の項目を選択したことを検知すると、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mを一括して変更する。座標mの変更は、タイムラインファイルに直ちに反映される。
具体的には、「前のヒストリーへ」の項目が選択された場合、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mが1つデクリメントされる。ただし、座標mが既に0であったフレームについては、座標mが0のまま維持される。「次のヒストリーへ」の項目が選択された場合、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mが1つインクリメントされる。ただし、座標mが既に上限値であったフレームについては、座標mが上限値のまま維持される。上限値とは、そのフレームに対し実行された画像処理モジュールの回数である。「最新ヒストリーへ」の項目が選択された場合、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mが上限値に設定される。「ヒストリー位置指定」の項目が選択された場合、表示制御部46は、基本画面W1上に位置指定ウィンドウ(図示されない)を重ねて表示させる。位置指定ウィンドウは、0以上の整数kの入力をユーザから受け付け、選択フレーム群に含まれる全てのフレームの座標mは、入力された整数kに設定される。ただし、整数kが上限値を超えるフレームについては、座標mが上限値に設定される。
ところで、フレームを表示するとは、そのフレームの座標mの静止画ファイルを表示することである。言い換えると、タイムライン上でn番目のフレームを表示するとは、静止画ファイルI(n,m)を表示することである。従って、アクティブ表示フレームの座標mが変更されると、アクティブな表示ウィンドウW2内の表示も直ちに切り替えられる。
また、アクティブ表示フレームの座標mが変更されると、ヒストリーウィンドウW3内のエリアE1,E2の表示態様も直ちに変更される。図7は、図5の座標m=5の状態から、座標m=3の状態へ変更された後のヒストリーウィンドウW3の様子を示す。図5および図7を比較すると分かるように、アクティブ表示フレームの座標(m+1)以降の静止画ファイルに対応するエリアE2は、グレーアウトの態様で表示される。従って、ユーザは、常に、アクティブな表示ウィンドウW2内に現在表示されている静止画ファイルが、どのような画像処理モジュールの実行を経て生成されたのかを簡単に理解することができる。
また、上記のとおり、第0次から第L次のフレームの静止画ファイルは、ソフトウェア管理領域50内に別個のファイルとして保存される(Lは、そのフレームに対し実行された画像処理モジュールの回数である)。また、座標mが変更されたとしても、変更前の座標mの静止画ファイルは、ソフトウェア管理領域50内から削除されることはない。従って、例えば、ユーザが、アクティブ表示フレームの座標mをデクリメントした時、アクティブな表示ウィンドウW2内には、直ちにデクリメント後の座標mの静止画ファイルが表示される。また、その後、ユーザが、アクティブ表示フレームの座標mをインクリメントした時も、アクティブな表示ウィンドウW2内には、直ちにインクリメント後の座標mの静止画ファイルが表示される。
<2−6.プロジェクト>
ユーザは、ソフトウェア管理領域50内の静止画ファイル群を、プロジェクト単位で効率よく管理することができる。1のプロジェクトは、複数のタイムラインに係る静止画ファイル群を管理することができる。
基本画面W1は、プロジェクトを作成する指示をユーザから受け付ける。プロジェクト管理部44は、ユーザがプロジェクトの作成を指示したことを検知すると、プロジェクトファイルを作成し、プロジェクト領域55内に保存する。プロジェクトファイルは、プロジェクト毎に作成される。プロジェクトファイルには、そのプロジェクトファイルに対応するプロジェクトの識別子(以下、プロジェクトID)と、そのプロジェクトに属する全てのタイムライン(0以上、上限なし)のタイムラインIDとが格納される。従って、プロジェクト管理部44は、プロジェクトファイルを作成することにより、そのプロジェクトファイルに対応するプロジェクトに属する全てのタイムラインを、そのプロジェクトに関連付ける。
プロジェクトが作成されると、基本画面W1は、そのプロジェクト用の基本画面W1になる。なお、基本画面W1があるプロジェクト用の画面になっている状態を、そのプロジェクトが開いた状態と呼ぶ。あるプロジェクトが開いた状態では、基本画面W1がそのプロジェクト用の画面になっていることがユーザに分かるように、基本画面W1の枠内に、そのプロジェクトの名称を表示するエリアE4が表示される(図8参照)。本実施形態では、あるプロジェクトを開いた状態で、別のプロジェクトを開きたい場合には、元のプロジェクトを閉じなくてはならない。つまり、本実施形態では、同時に開くことができるプロジェクトの数は、1つだけである。基本画面W1は、プロジェクトを開く指示および閉じる指示をユーザから受け付ける。
表示制御部46は、ユーザによる適当なプロジェクトの開閉の操作に応じて、各プロジェクト用の基本画面W1を作成する。各プロジェクト用の基本画面W1上には、そのプロジェクトに属する全てのタイムラインにそれぞれ対応する表示ウィンドウW2が表示されるが、別のプロジェクトに属するタイムラインに対応する表示ウィンドウW2は表示されない。また、各プロジェクト用の基本画面W1は、そのプロジェクトに属する全てのタイムラインに属する全ての静止画ファイルに対する画像処理モジュールの実行を受け付けるが、別のプロジェクトに属するタイムラインに属する静止画ファイルに対する画像処理モジュールの実行を受け付けることはできない。
基本画面W1上に表示ウィンドウW2が表示されている状態で、プロジェクトが作成された場合、その基本画面W1上の全ての表示ウィンドウW2にそれぞれ対応するタイムラインが、そのプロジェクトに関連付けられる。従って、この場合、プロジェクト管理部44は、そのプロジェクトのプロジェクトIDと、そのタイムラインのタイムラインIDとが書き込まれたプロジェクトファイルを作成する。また、あるプロジェクト用の基本画面W1が開いた状態で、オリジナル画像領域51へと取り込まれた静止画ファイル群のタイムラインは、そのプロジェクトに関連付けられる。従って、この場合、プロジェクト管理部44は、そのプロジェクトに対応する既存のプロジェクトファイルに、そのタイムラインのタイムラインIDを追加で書き込む。なお、その結果、複数のチャンネルを有する画像データからオリジナル画像領域51へ静止画ファイル群が取り込まれた場合、それらのチャンネルにそれぞれ対応する複数のタイムラインは同じプロジェクトに関連付けられ、ひいてはそれらのタイムラインに係る静止画ファイル群も同じプロジェクトに関連付けられる。
図9は、プロジェクトファイル、タイムラインファイルおよびヒストリーファイルにより管理されるプロジェクトIDとタイムラインIDとフレームの順番nと画像ファイルIDとヒストリーの情報との関連付けを示す概念図である。図9から分かるように、各プロジェクトには、そのプロジェクトに属するタイムライン群が関連付けられ、各タイムラインには、そのタイムラインに属するフレーム群が関連けられ、各フレームには、そのフレームに属する静止画ファイル群およびヒストリーの情報が関連付けられる。従って、各プロジェクトには、そのプロジェクトに属する全てのタイムライン、全てのフレーム、全ての静止画ファイルおよび全てのヒストリーの情報が関連付けられる。
<2−7.同期再生>
ユーザは、入力部20を介して基本画面W1上のリンクボタンT7を押下することにより、アクティブタイムラインに、その基本画面W1に属する全てのタイムライン(ただし、アクティブタイムラインを除く)の中の任意のタイムラインを任意の数だけリンクさせることができる。従って、同じプロジェクトに属するタイムラインどうしは任意に組み合わせてリンクさせることができるが、異なるプロジェクトに属するタイムラインどうしはリンクさせることができない。指示受付部45がリンクの指示を受け付けた後、再生ボタンT2が押下されると、表示制御部46は、アクティブフレーム群と、アクティブタイムラインにリンクされているタイムラインに係るフレーム群(以下、リンクフレーム群)とを、同期させつつ、再生する。
具体的には、再生ボタンT2が押下された時点のアクティブ表示フレームの、アクティブタイムライン上でのフレームの順番がn=nであったとする。その場合、表示制御部46は、アクティブフレーム群およびリンクフレーム群の再生を、それぞれn番目のフレームから同時に開始する。アクティブフレーム群は、アクティブな表示ウィンドウW2内で、リンクフレーム群は、そのリンクフレーム群に対応する表示ウィンドウW2内で、それぞれ再生される。アクティブフレーム群およびリンクフレーム群の再生時のフレームレートは、それぞれのタイムラインについて個別に設定されているフレームレートである。図10は、アクティブフレーム群と、1つのリンクフレーム群とが同期再生される様子を示している。
この同期再生の機能は、複数の映像を同時に再生しながら比較したい場合に活用することができる。複数の映像を同時に再生しながら比較したい場合とは、例えば、同じ時刻に異なる角度から撮影された複数の映像を同時に再生することにより、被写体の動作を多面的に捉えることが可能になるような場合である。そのような状況下では、ユーザは、比較したい複数の映像を、オリジナル画像領域51へそれぞれ異なるタイムラインに係るフレーム群として取り込む。続いて、ユーザは、それらの複数のタイムラインどうしをリンクさせ、その後、それらの複数のタイムラインに係るフレーム群を同期再生させればよい。ところで、異なるカメラで撮影された等の理由に起因し、同期再生される複数のタイムラインのフレームレートが異なる場合がある。そのような場合には、ユーザは、FPS設定エリアT6を介して、同期再生される複数のタイムラインのフレームレートを変更し、同時刻に撮影されたフレームが基本画面W1上で同時に表示されるように制御することができる。
あるいは、複数の映像を同時に再生しながら比較したい場合として、同じ映像に対して複数の種類の画像処理を施した後、どちらの画像処理がより適切かを判断したい場合も考えられる。そのような状況下では、ユーザは、オリジナル画像領域51へオリジナルの映像を異なるタイムラインに係るフレーム群として取り込む。続いて、ユーザは、それらの複数のタイムラインに係るフレーム群に対し異なる画像処理を実行した後、それらをリンクさせ、同期再生させればよい。なお、画像処理部41は、ユーザからの所定の操作を受けて、選択フレーム群を、異なるタイムラインに属するフレーム群として複製することができる。従って、ユーザは、この複製の機能を利用することにより、異なる画像処理の対象となる、複数のタイムラインに係る同じ映像のフレーム群を容易に準備することができる。なお、選択フレーム群は、同じプロジェクト内で複製することはできるが、異なるプロジェクト間では複製することができない。
<2−8.タイムラインの結合>
指示受付部45は、基本画面W1を介して、アクティブタイムラインに、その基本画面W1に属する全てのタイムライン(ただし、アクティブタイムラインを除く)の中の任意の1つのタイムラインを結合する指示をユーザから受け付ける。従って、同じプロジェクトに属するタイムラインどうしは任意に組み合わせて結合することができるが、異なるプロジェクトに属するタイムラインどうしは結合することができない。指示受付部45が結合の指示を受け付けると、画像処理部41は、アクティブフレーム群と、アクティブタイムラインとの結合が指示されたタイムラインに係るフレーム群(以下、結合フレーム群)とを、両タイムラインの第0次フレームどうしが重複しないように結合する。言い換えると、画像処理部41は、アクティブフレーム群を、結合フレーム群で補完する。
具体的には、画像処理部41は、アクティブフレーム群の第0次フレーム群と、結合フレーム群の第0次フレーム群とを比較し、アクティブフレーム群には含まれていないが、結合フレーム群に含まれている第0次フレームを検出する。そして、画像処理部41は、検出された第0次フレームを、アクティブタイムライン上の適当な位置に挿入する。新たなフレームが挿入される適当な位置とは、新たなフレームが挿入の前後でタイムラインに沿って同じ第0次フレームに挟まれるような位置である。この時、アクティブタイムライン上のフレームの順番Nがリナンバリングされ、関連するタイムラインファイルおよびヒストリーファイルも更新される。なお、本実施形態では、この結合の機能の実行後、結合フレーム群のタイムラインは、削除される。具体的には、結合フレーム群のタイムラインに対応するタイムラインファイルが削除され、結合フレーム群に含まれる全ての静止画ファイルが削除され、結合フレーム群に関連する全てのヒストリーファイルが削除され、結合フレーム群のタイムラインのタイムラインIDがプロジェクトファイルから削除される。
この結合の機能は、ある映像を別の映像で補完したい場合に有用である。例えば、ある動画からある区間のフレーム群(元のフレーム群)をオリジナル画像領域51へ取り込んだ後、取り込んだフレーム群に対し画像処理を施して鮮明にした結果、その区間の前後の区間のフレーム群(以下、追加のフレーム群)も必要なことが分かったような場合である。そのような状況下では、ユーザは、元の動画からその追加のフレーム群を含むフレーム群をオリジナル画像領域51へ取り込み、新たに取り込んだフレーム群と元のフレーム群とを結合させればよい。あるいは、あるタイムラインに属するフレーム群から不要と思われる一部のフレーム群を削除した後、やはり削除したフレーム群を必要であると思い直した場合である。そのような状況下では、ユーザは、削除されたフレーム群をオリジナル画像領域51へ取り込み、その後、一部のフレーム群が削除されたタイムラインをアクティブタイムラインとし、取り込まれたタイムラインに係るフレーム群を結合フレーム群とし、上記結合の機能を実行させればよい。
なお、画像処理プログラム2には、任意のフレームを削除する機能が組み込まれている。この機能により、ユーザは、ソフトウェア管理領域50内から、任意のフレームに関連する情報を完全に削除することができる。具体的には、制御部40は、ユーザが入力部20を介して所定の操作を行ったことを検知すると、ソフトウェア管理領域50内から、選択フレーム群に属する全ての静止画ファイルを削除する。同時に、タイムライン管理部43は、タイムライン領域54内のタイムラインファイルから、選択フレーム群に含まれる全てのフレームに対応するフレームIDおよび画像ファイルIDを削除する。また、同時に、ヒストリー管理部42は、ヒストリー領域53内から、選択フレーム群に含まれる全てのフレームに対応するヒストリーファイルを削除する。
<2−9.選択フレーム群のエクスポート>
上記のとおり、本実施形態では、異なるプロジェクト間では選択フレーム群を複製できず、異なるプロジェクトに属するタイムラインどうしを結合させることができない。しかしながら、画像処理プログラム2は、任意のプロジェクトに属する任意のタイムライン上の任意のフレーム群を、別のプロジェクトに属する別のタイムライン上の別のフレーム群としてエクスポートする機能を有する。従って、ユーザは、プロジェクトを超えて選択フレーム群を複製したり、タイムラインどうしを結合させたり等したい場合には、事前準備として、複製したいフレーム群や結合させたいフレーム群を適当なプロジェクトに属するものとしてエクスポートすればよい。
具体的には、指示受付部45は、基本画面W1を介して、エクスポート先のプロジェクトを指定しつつ、エクスポートの実行を指示する命令の入力をユーザから受け付ける。制御部40は、上記命令が入力されたことを検知すると、選択フレーム群(より正確には、選択フレーム群に属する全ての静止画ファイル)を複製し、ソフトウェア管理領域50内に保存する。同時に、タイムライン管理部43は、タイムラインIDを新たに生成し、そのタイムラインIDを格納するタイムラインファイルを新規作成する。続いて、タイムライン管理部43は、複製された全ての静止画ファイルの画像ファイルIDを、(n,m)の値に適当に関連付けて、新規作成されたタイムラインファイル内に格納する。同時に、プロジェクト管理部44は、エクスポート先のプロジェクトに対応するプロジェクトファイル内に、新たに生成されたタイムラインIDを追加で格納する。同時に、ヒストリー管理部42は、選択フレーム群に関連するヒストリーファイルを複製し、それらのヒストリーファイル内のタイムラインIDを新たに生成されたタイムラインIDで更新するとともに、フレームの順番Nをリナンバリングする。その結果、選択フレーム群およびその関連情報が複製され、エクスポート先のプロジェクトに関連付けられる。
<3.用途>
上記のとおり、画像処理プログラム2は、静止画又は動画ファイルのどちらから画像データを取り込もうとも、その後、画像データを静止画ファイル群として管理する。従って、画像処理プログラム2は、同じタイムラインの中の任意のフレームを任意に画像処理したいというユーザの要望に容易に応えることができる。また、画像処理プログラム2は、静止画ファイル群を動画として再生する機能を有している。その結果、画像データが画像処理プログラム2内で静止画ファイル群として取り扱われようとも、ユーザは、その画像データを動画として認識することができる。従って、画像処理プログラム2は、動画の解析や編集等を行う場面で特に有用である。
画像処理プログラム2は、多種多様な動画に対する画像処理を取り扱うことができるが、例えば、警察等の機関が事件の捜査を行うに当たり、防犯カメラの監視映像を解析するのにも利用され得る。その場合、ユーザは、事件毎にプロジェクトを作成し、その事件に関連する作業についてはそのプロジェクト用の管理画面W1上で行うようにするだけで、多数の事件に関連する多量の監視映像が、自動的に事件毎に整理して管理されることになる。その結果、監視映像の保存先となるディレクトリ構成を創意工夫する等、多数の事件に関連する多量の監視映像を整理するために従来必要とされていた、煩雑な手作業を省略することができる。また、監視映像が不鮮明である場合等、監視映像に対しては様々な画像処理が必要とされるが、画像処理プログラム2によれば、画像処理後の監視映像が、画像処理前の監視映像と同じプロジェクトに(より正確には、同じタイムラインに)自動的に関連付けて整理される。
さらに、一方が他方の余罪の事件である等、複数の事件が互いに関連している場合等には、同じ監視映像であっても異なるプロジェクトで管理することが望まれるかもしれない。そのような場合には、選択フレーム群のエクスポート機能を用いて、あるプロジェクトに属する監視映像に係る画像データを、そのプロジェクトに関連する別のプロジェクトへとインポートすればよい。
また、監視映像が膨大である場合等には、複数人で作業を進めることがあり得る。そのような場合には、元の監視映像に係る画像データを分割して複数人で別々に作業を進めた後、上記結合の機能等を用いれば、分割された画像データを同じタイムライン上で再度結合させることができる。
<4.特徴>
<4−1>
上記実施形態では、タイムライン管理部43は、複数のタイムラインの各々について、そのタイムラインに属する静止画ファイル群をそのタイムラインに関連付ける機能を有する。また、プロジェクト管理部44は、複数のプロジェクトの各々について、そのプロジェクトに属する複数のタイムラインをそのプロジェクトに関連付ける機能を有する。すなわち、上記実施形態では、静止画ファイル群を所定のタイムラインに関連付け、複数のタイムラインを所定のプロジェクトに関連付けることが可能である。その結果、多数のタイムラインに属する多量の画像データをプロジェクト別に効率よく管理することができる。
<4−2>
上記実施形態では、画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルが同じタイムラインに自動的に関連付けられる。また、画像処理モジュールの実行後、その画像処理モジュールの実行の履歴が、その画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイルに自動的に関連付けて保存される。従って、画像処理モジュールが実行され、新たな静止画ファイルが生成されてゆく状況下で、画像処理モジュールの実行の履歴の情報、画像処理モジュールの実行の前後の静止画ファイル、およびそれらの静止画ファイルに関連する様々な他の静止画ファイルを、同じプロジェクトで効率よく管理することができる。
<4−3>
上記実施形態では、指示受付部45は、同じプロジェクトに属する複数のタイムラインをリンクさせる指示をユーザから受け付ける。また、表示制御部46は、リンクさせる指示に係る複数のタイムラインに係る複数のフレーム群を、同期させつつ再生する。従って、ユーザは、複数のタイムラインに属する映像どうしを容易に比較し、個々に再生したのでは把握しにくい情報を把握することができる。
<4−4>
上記実施形態では、同じ画像データから抽出された、複数のチャンネルにそれぞれ対応する複数のタイムラインに係る静止画ファイル群は、自動的に同じプロジェクトに関連付けられる。従って、同じ画像データに由来する複数のチャンネルに係る複数の映像を効率よく管理することができる。
<4−5>
上記実施形態では、指示受付部45は、同じプロジェクトに属する複数のタイムラインを結合する指示をユーザから受け付ける。また、画像処理部41は、結合する指示に係る複数のタイムラインに係るフレーム群どうしを比較し、画像どうしが重複しないように結合する。従って、あるタイムラインに属する映像を別のタイムラインに属する映像で容易に補完することができる。
<4−6>
上記実施形態では、表示制御部46は、複数のプロジェクトの各々について、そのプロジェクトに対応する基本画面W1を作成する機能を有する。すなわち、基本画面W1がプロジェクト毎に作成される。従って、ユーザは、画像データをプロジェクト毎に容易に管理することができる。
<4−7>
上記実施形態では、選択フレーム群のエクスポート機能により、プロジェクトを超えて静止画ファイル群およびその関連情報が複製される。従って、必要に応じて、プロジェクトを超えて静止画ファイル群を管理することができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態では、オリジナル画像領域51への取り込み元の画像データが複数のチャンネルを有する場合、取り込み元の画像データが自動的にチャンネル別に分離されるようになっていたが、手動で分離されるようにしてもよい。
ところで、取り込み元の画像データを自動的にチャンネル別に分離するためには、取り込み元の画像データが、チャンネル別にクリップファイルに分離されている等、チャンネルを区別する情報を有している必要がある。しかしながら、取り込み元の画像データがそのような情報を有していない場合であっても、例えば、ユーザに1画面内の複数の領域を選択させ、それらの複数の領域内の映像を複数のチャンネルと認識する等の方法により、取り込み元の画像データをチャンネル別に分離することができる。
<5−2>
上記実施形態では、同じ基本画面W1上の任意の2つのタイムラインを結合可能であったが、3つ以上のタイムラインを結合可能としてもよい。また、2つのタイムラインが結合された後、結合フレーム群のタイムラインが自動的に削除されるようになっていたが、削除せずに残すようにしてもよい。
<5−3>
上記実施形態では、選択フレーム群のエクスポート機能により、プロジェクトを超えて静止画ファイル群およびその関連情報が複製されたが、移動されるようにしてもよい。すなわち、エクスポート先のプロジェクトに関連付けて保存される情報が、エクスポート元のプロジェクトから削除されるようにしてもよい。
また、エクスポート機能に代えて又は加えて、インポート機能を設けてもよい。かかる場合、指示受付部45は、基本画面W1を介して、任意のプロジェクトに属する任意のタイムライン上の任意のフレーム群を指定しつつ、指定されたフレーム群のインポートの実行を指示する命令の入力をユーザから受け付けるようにすればよい。
また、エクスポート機能又はインポート機能で複製又は移動される情報の複製又は移動の単位を、フレーム単位ではなくタイムライン単位としてもよい。
<5−4>
上記実施形態では、オリジナル画像領域51へ取り込まれた画像データは、全て静止画ファイルとして保存されるようになっていた。しかしながら、オリジナル画像領域51へ取り込まれた画像データを、動画ファイルとして保存するようにしてもよい。オリジナル画像領域51内の画像データの形式を静止画形式とするか動画形式とするかは、ユーザが選択できるようにしてもよいし、取り込み元の画像データの形式等に応じて自動的に決定されるようにしてもよい。さらに、その後、動画ファイルに対して画像処理が施される場合には、その画像処理後の画像データも動画ファイルの形式で保存するようにしてもよい。
1 画像処理装置(コンピュータ)
2 画像処理プログラム
43 タイムライン管理部(第1関連付け部)
44 プロジェクト管理部(第2関連付け部)
W1 基本画面(管理画面)

Claims (9)

  1. 複数の動画にそれぞれ対応する異なる複数のタイムラインの各々について、そのタイムラインに属する画像群に含まれる各画像の画像IDをそのタイムラインのタイムラインIDに関連付けるステップと、
    複数の管理単位の各々について、その管理単位に属する複数の前記タイムラインのタイムラインIDをその管理単位の管理単位IDに関連付けるステップと
    前記複数の管理単位の各々について、その管理単位用の管理画面を作成するステップと、
    前記複数の管理単位の各々について、その管理単位用の前記管理画面上で、その管理単位に属する各前記タイムライン上の画像の動画としての再生を行うステップと、
    前記複数の管理単位の各々について、その管理単位用の前記管理画面上で、その管理単位に属する各前記タイムライン上の画像に対する画像処理の実行の命令をユーザから受け付けるとともに、当該画像処理の前後の画像を表示するステップと
    をコンピュータに実行させる、
    画像処理プログラム。
  2. 前記画像群に含まれる少なくとも1の画像を画像処理し、前記画像処理後の画像を前記画像処理前の画像と別個に保存するステップと、
    前記画像処理後の画像の画像IDを、前記画像処理前の画像の属する前記タイムラインのタイムラインIDに関連付けるステップと
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1に記載の画像処理プログラム。
  3. 前記画像処理の処理内容の履歴を保存するステップと、
    前記履歴を、前記画像処理の前後の画像の画像IDに関連付けるステップと
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項2に記載の画像処理プログラム。
  4. 同じ前記管理単位に属する複数の前記タイムラインをリンクさせる指示をユーザから受け付けるステップと、
    前記リンクさせる指示に係る前記複数のタイムラインにそれぞれ属する複数の前記画像群を、同期させつつ再生するステップと
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1から3のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  5. 複数のチャンネルを有する画像データから、前記複数のチャンネルにそれぞれ対応する複数の前記画像群を抽出するステップと、
    前記複数のチャンネルにそれぞれ対応する前記複数の画像群に含まれる各画像の画像IDを、同じ前記管理単位の管理単位IDに関連付けるステップと
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1から4のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  6. 同じ前記管理単位に属する複数の前記タイムラインを結合する指示をユーザから受け付けるステップと、
    前記結合する指示に係る前記複数のタイムラインにそれぞれ属する複数の前記画像群どうしを比較し、画像が重複しないように結合するステップと
    をコンピュータにさらに実行させる、
    請求項1から5のいずれかに記載の画像処理プログラム。
  7. 前記画像群は、静止画ファイルの集合として保存される、
    請求項1からのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  8. 前記複数の管理単位に含まれる第1管理単位に属する少なくとも1の前記タイムラインに属する前記画像群を、前記複数の管理単位に含まれる第2管理単位に属する前記タイムラインに属する前記画像群として複製又は移動するステップ
    をさらにコンピュータに実行させる、
    請求項1からのいずれかに記載の画像処理プログラム。
  9. 複数の動画にそれぞれ対応する異なる複数のタイムラインの各々について、そのタイムラインに属する画像群に含まれる各画像の画像IDをそのタイムラインのタイムラインIDに関連付ける第1関連付け部と、
    複数の管理単位の各々について、その管理単位に属する複数の前記タイムラインのタイムラインIDをその管理単位の管理単位IDに関連付ける第2関連付け部と
    前記複数の管理単位の各々について、その管理単位用の管理画面を作成する表示制御部と
    を備え
    各前記管理単位用の前記管理画面は、その管理単位に属する各前記タイムライン上の画像の動画としての再生を行い、その管理単位に属する各前記タイムライン上の画像に対する画像処理の実行の命令をユーザから受け付けるとともに、当該画像処理の前後の画像を表示する、
    画像処理装置。
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