JP5762732B2 - 皮膚用汚れ除去剤 - Google Patents

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本発明は、皮膚用汚れ除去剤に関する。更に詳しくは、給水設備が近くになく水洗浄等が困難な工場内や工事現場において、水なしで皮膚汚れ、特に、手に付いた油汚れ等を簡易に除去でき、現場用ハンドクリーナとして好適な皮膚用汚れ除去剤に関する。
本明細書および特許請求の範囲における略号の一覧を下記する。
POE:ポリエチレンオキシド
POP:ポリプロピレンオキシド
PEG:ポリエチレングリコール
HLB(Hydrophile-lipophile balance):親水性親油性比
従来、工場内の現場等においては、油汚れした手等は、皮膚用洗剤(ハンドクリーナ)を手に付け、水道設備(給水設備)の蛇口をひねって洗浄していた。
しかし、洗剤(界面活性剤)を含んだ廃水が発生し、浄化設備の負荷を増大させるという問題点があった。また、蛇口の操作部(栓)の油汚れが重度となる等の問題点があった。
さらに、水道が近くになくて現場で着替えようとする場合、着替え用衣服を汚す等の問題点もあった。
このため、水道設備が近くになくても、手等における皮膚汚れを簡易に除去できる皮膚用汚れ除去剤の開発が要望されていた。
しかし、本発明者らは、手の油汚れ等の皮膚汚れを簡易に除去できる皮膚用汚れ除去剤を、寡聞にして知らない。
なお、公報テキスト検索(公開特許公報)により、検索項目を「要約+請求の範囲」とし、検索キーワードを「洗浄剤ANDセルロースAND界面活性剤AND皮膚OR身体ORボディ」として、検索した結果、60件がヒットした(平成22年6月29日検索)。
それらのうち、発明の名称が「皮膚用洗浄剤組成物」である特許文献1〜4を、参考として挙げておく。当然、これらの「皮膚用洗浄剤組成物」に係る発明は、いずれも水による洗浄を前提としたものである。
特許文献1〜4は、水溶性高分子としてセルロースないしカチオン化セルロースを含有するが、本発明における水不溶性ないし難溶性の粉末結晶セルロースとは異質である。
特開2008−31162号公報 特開2006−193484号公報 特開2005−60298号公報 特開2004−262838号公報
本発明は、上記にかんがみて、水を使用しなくても手の油汚れ等の皮膚汚れを除去でき、結果として、界面活性剤含有廃水が発生することのない皮膚用汚れ除去剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意開発に努力をした結果、下記構成の皮膚用汚れ除去剤に想到した。
本発明の一つは、非イオン性界面活性剤および液状ポリエチレンオキシド(以下「液状POE」と略す。)並びに水不溶性乃至難溶性の粉末結晶セルロースを含み、飽和一価アルコール(C1〜C3)含量20〜60%である水系溶剤に希釈されて液状とされたものに、増粘剤(ゲル化剤)及びカチオン系の水溶性ポリマーが添加されてクリーム状とされてなるものであって、
前記非イオン性界面活性剤が、下記化学式で示されるHLB:3〜8であるアルキルアルコール(炭素数8〜16)のPOE・POP付加体であり、また、
Figure 0005762732
前記増粘剤がカルボキシビニルポリマーであり、さらに、
前記水溶性ポリマーが四級アンモニウム塩である、
ことを特徴とする。
本発明の他の一つは、非イオン性界面活性剤および液状ポリエチレンオキシド(以下「液状POE」と略す。)並びに水不溶性乃至難溶性の粉末結晶セルロースを含み、飽和一価アルコール(C1〜C3)含量20〜60%である水系溶剤に希釈されて液状とされたものに、増粘剤(ゲル化剤)及びゴム系ポリマーが添加されてクリーム状とされてなるものであって、
前記非イオン性界面活性剤が、下記化学式で示されるHLB:3〜8であるアルキルアルコール(炭素数8〜16)のPOE・POP付加体であり、また、
Figure 0005762732
前記増粘剤がカルボキシビニルポリマーであり、さらに、
前記ゴム系ポリマーが水添SBRである、ことを特徴とする。
上記後者の発明は、前者の発明において、水溶性ポリマーをゴム系ポリマーに置換したものである。各発明の皮膚用汚れ除去剤を、皮膚に付着させて手等で擦った場合、前者の発明では微粉(消しゴムカス状)に変態するが、後者の発明では、ゲル状塊状物を経て微粉凝集物(凝集消しゴムカス状)に変態する。微粉凝集物は微粉に比して、手や衣服に付着した場合に払い落とし易い(除去し易い。)。
以下、本発明の上記各成分および組成、更には、使用態様について説明をする。以下の説明で、組成を示す「%」は、特に断らない限り「質量%」を意味する。
(1)本発明の皮膚用汚れ除去剤の主剤(汚れ除去)は、非イオン性界面活性剤および液状ポリエチレンオキシドとする。
非イオン性界面活性剤は、粉末結晶セルロース、増粘剤、カチオン系の水溶性ポリマーおよび揮発性水系溶剤との混和性に優れているとともに、曇点が高くて保存安定性(低温安定性)に優れているためである。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン(HLB:5.7)等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等を挙げることができる。
これらの内で、アルキルアルコール(炭素数8〜16)のPOE・POP付加体で、HLB:3〜8であるものが望ましく、特に、疎水基原料を高級アルコール(炭素数8〜16)およびポリプロピレンオキシド(POP)(付加数0〜4)とし、親水基原料をポリエチレンオキシド(POE)(付加モル数:6〜12)とする下記化学式で示されるものが望ましい。
Figure 0005762732
これらの非イオン性界面活性剤は、HLBが相対的に低く(親油基数が高い)、油に対する馴染性が良好でマシン油等の油成分との親和性が高い。このため、マシン油等に基づく汚れ除去が容易となる。
ちなみに本発明で使用するPPG−2ラウレス−8(上記化学式でR炭素数:12、x:2、y:8)のHLBを、下記デイビスの式で求めると、HLB:3.84(但し、−OH:+1.9、−(C24O)−:+0.33、−(CH(CH3)CH2O)−:−0.15、−CH2−,−CH3:−0.475)となる(「新版界面活性剤ハンドブック」工学図書、平成3年1月、p233〜240から引用)。
HLB=Σ(親水基の基数)+Σ(疎水基の基数)+7
そして、液状POEを併用するのは、HLBを高めて、水酸基を多数有する粉末結晶セルロースとの親和性を確保するともに、本汚れ除去剤の水系溶剤中での乳化性(エマルション化)を確保するためである。さらに、ポリオキシエチレン(POE)は、有機高分子凝集剤としても使用されており、後述のカチオン性ポリマー(例えば、第四級アンモニウム塩)同様の作用を奏することも期待できる。
本発明では界面活性剤として、上記の如く、マシン油等との親和性の観点からHLBの低いもの(HLB:3〜8)を使用するが、マシン油等のO/Wエマルションを生成させるためには、所要HLB10〜13(同表5-1-8参照)に調整する必要がある。この際、高級脂肪酸エステルのポリオキシエチレン付加物を使用することも可能であるが、分子量が大きくなり他の成分との混和性に問題が生じ易い。このため、高HLBのものを容易に選択できるポリエチレンオキシド(POE;ポリエチレングリコール)とする。例えば、実施例で使用するPEG6のHLBは前述の式で計算するとHLB:約13である。
(2)同じく粉末結晶セルロースとしては、セルロースを酸で軽度に加水分解したもので粉末状(水不溶性ないし水難溶性)のものを使用する。
(3)同じく増粘剤(ゲル化剤)としては、合成増粘剤、天然増粘剤(増粘多糖類)を問わない。これらの内で、粘度調整が容易な合成増粘剤(カルボキシビニルポリマー;カルボマー)が望ましいが、下記例示の天然増粘剤も使用可能である。
微結晶セルロース(MMC)や微小繊維状セルロース(MFC)、グァーガム、タラガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、及び、ベントナイト。
特に、OH基価の高いものが、洗浄用界面活性剤や粉末セルロースとの混和性に優れているため望ましい。
(4)揮発性の水系溶剤としては、メタノールやエタノール等の炭素数1〜3個の飽和一価アルコールを水と混和させたものとする。飽和一価アルコールとしては、取り扱い性の見地からエタノール、特に、工業用アルコール(変性エタノール)が望ましい。そして、水系溶剤の濃度は、消防法(危険物の規制に関する規則:第1条の3)で定める危険物から除外されるアルコール含量60%以下となるように調製する。揮発性の水系溶剤の下限濃度は、20%以上、望ましくは25%以上とする。濃度が低すぎては、全体組成中におけるアルコール濃度の下限値15%以上を確保し難く、必要な揮発性及び爽快感を発揮し難い。例えば、水系溶剤アルコール含量20%では、水系溶剤の配合量を上限の85%としても、全体組成中のアルコール濃度17%にしかならず、配合処方が制限される。
(5)カチオン系の水溶性ポリマーは、手で擦り合わせたとき、昇温により正電荷をもった基が、懸濁状態にある負電荷を有するセルロース微粉末と作用して、ゲル化して粉状化が容易となると考えられる。即ち、低級アルコールの蒸発を待たなくてもよく、迅速に粉状化する。
具体的には、凝集剤として使用されている、第四級アンモニウム塩、水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリチオ尿素塩酸、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン塩酸塩、ビニルピリジン共重合物塩等を挙げることができる。
より具体的には、ジメチルジアリルアンモニウム単独重合体やジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸アミド共重合体、特に、「ポリクオタニウム7」の商品名で上市されている後者の共重合体を好適に使用できる。さらに、ジアリル系重合体は、不飽和結合を側鎖に有し、昇温により架橋反応も期待でき、セラミック粉末を介しての凝結化(フロック化、ゲル化)の促進に寄与することが期待される。
なお、カチオン性ポリメタクリル酸系は、昇温によりゲル化するとされている(中川鶴太郎著「レオロジー第2版」岩波書店、1978年、p249)。
(6)更には、保湿剤、防腐剤、pH調整剤を適宜含有させる。
保湿剤としては、通常、グリセリンやジエチレングリコールを使用できる。
防腐剤としては、特に限定されないが、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、ブチルパラベン、等を好適に使用できる。
pH調整剤としては、皮膚に刺激を与えないものなら、特に限定されない。例えば、有機アミン系のものを使用でき、具体的には、テトラエチルアミンを挙げることができる。
次に、上記各成分の好適な組成範囲は、下記の如くとする。そして、下記組成において、水系溶剤(飽和一価アルコールと水の合計)が、45〜85%(望ましくは60〜80%)となるように調整する。水系溶剤の量が過少でも過多でも、本発明の皮膚用汚れ除去剤をクリーム状の形態とすることが困難となる。即ち、水系溶剤の量が過少では、薬剤の良好な分散性を確保し難く、過多ではクリーム状の形態化に必要な架橋密度を確保し難くなる。
飽和一価アルコール 15〜35%(望ましくは20〜30%)
粉末結晶セルロース 5〜25%(望ましくは10〜20%)
非イオン性界面活性剤(HLB:3〜8)
0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
液状ポリオキシエチレン(液状POE)
0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
保湿剤(グリセリン) 0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
水溶性ポリマー(四級アンモニウム塩)
0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
増粘剤(カルボキシビニルポリマー) 0.05〜4.0%(望ましくは0.1〜2.0%)
防腐剤 0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
pH調整剤 0.5〜10%(望ましくは1〜5%)
水 残部
(7)調製方法
上記組成の混合物を攪拌すると、カチオン性水溶性ポリマーや増粘剤等の凝結剤(ゲル化剤、フロック化剤)が含まれているため、粉末結晶セルロースが、水素結合等の作用によりクリーム状となる。そして、それらのものは、通常、押出式容器ないしプッシュ式容器に封入して保持させるが、さらには、スポンジ体に圧縮により滲出可能に保持させてもよい。
そして、工場現場の油汚れが発生し易い箇所に載置しておき、手の油汚れを除去したい場合、手に付着させて擦り合わせる。
すると、界面活性剤の作用により油成分が溶解除去されて粉末セルロースで骨格が形成されているゲル体内に吸収され、更に、擦り合わせの発熱作用により、液体成分が短時間で揮発する。すると、手に付着した油成分等はセルロース粉末に保持されて、粉状化する(いわゆる、消しゴムのカス状となる。)。
なお、泡沫エアゾールの形態とするために、本発明の皮膚用汚れ除去剤は気化成分を含有させることが好ましい。前記気化成分としては、例えば、炭酸ガス、液化天然ガス、ジメチルエーテルなどを例示できる。特に、液化天然ガスが好ましく、その好ましい含有量は、2〜10質量%である。
また、上記態様の皮膚用汚れ除去剤において、水溶性ポリマーをゴム系ポリマーに置き換えてもよい。
ゴム系ポリマーに置き換えた場合は、皮膚に付着させて手等で擦ることにより、ゲル状塊状物を経て微粉凝集物(凝集消しゴムカス状)に変態する。これに対して、水溶性ポリマーの場合、微粉(消しゴムカス状)に変態する。ゴム系ポリマーが粉状物の発生原因である粉末結晶セルロースの凝集媒体として作用するものと考えられる。
ゴム系ポリマーとしては、合成ゴム、天然ゴム等、特に限定されないが、化粧品薬剤として使用されているペースト状の水添SBRが、他の薬剤との混和性に優れており、望ましい。
以下に示す処方に従って、本発明のペースト状の皮膚用汚れ除去剤を調製した。そして、当該ペースト状の皮膚用汚れ除去剤をプッシュ式のプラスチック容器に充填した。
水系溶剤(40%エタノール)* 74%
粉末結晶セルロース 15%
非イオン性界面活性剤(PPG2ラウレス8)
3%
水溶性ポリマー(ポリクオタニウム−7) 3%
保湿剤(グリセリン) 3%
増粘剤(カルボキシビニルポリマー) 0.5%
防腐剤 1.0%
その他 0.5%
*エタノール:29.6%+水:44.4%
そして、現場作業により油汚れが付着した両手のうち左手に、右手を用いて前記プッシュ式容器から本実施例の皮膚用汚れ除去剤を噴出させて、2ccほど付着させた。その後、両手を擦り合わせたところ、クリーム(ペースト)状の皮膚用汚れ除去剤は、素早く、粉状化(消しゴムカス状)し、また、手の油汚れは綺麗に除去できた。使用感も壮快であった。
実施例1において、水溶性ポリマーを水添SBR(ペースト状)とした組成として、同様にして調製した。
実施例1と同様にして、本実施例の汚れ除去剤を左手に2ccほど付着させた後、両手を擦り合わせた。クリーム(ペースト)状の皮膚用汚れ除去剤は、ゲル状塊状物を経て微粉凝集物(凝集消しゴムカス状)に変態した。微粉(消しゴムカス状)は殆ど発生しなかった。また、実施例1と同様、手の油汚れは綺麗に除去できた。使用感も壮快であった。

Claims (8)

  1. 非イオン性界面活性剤および液状ポリエチレンオキシド(以下「液状POE」と略す。)並びに水不溶性乃至難溶性の粉末結晶セルロースを含み、飽和一価アルコール(C1〜C3)含量20〜60%である水系溶剤に希釈されて液状とされたものに、増粘剤(ゲル化剤)及びカチオン系の水溶性ポリマーが添加されてクリーム状とされてなるものであって、
    前記非イオン性界面活性剤が、下記化学式で示されるHLB:3〜8であるアルキルアルコール(炭素数8〜16)のPOE・POP付加体であり、また、
    Figure 0005762732
    前記増粘剤がカルボキシビニルポリマーであり、さらに、
    前記水溶性ポリマーが四級アンモニウム塩である、
    ことを特徴とする皮膚用汚れ除去剤。
  2. 前記飽和一価アルコールがエタノールであり、前記四級アンモニウム塩がジアリル系重合体であることを特徴とする請求項1記載の皮膚用汚れ除去剤。
  3. 組成が、前記飽和一価アルコール:15〜35質量%、前記粉末結晶セルロース:5〜25質量%、前記非イオン性界面活性剤:0.5〜10質量%、前記液状POE:0.5〜10質量%、前記増粘剤:0.05〜4.0質量%、前記水溶性ポリマー:0.5〜10質量%、水:残部で、かつ、前記水系溶剤(前記飽和一価アルコールと前記水の合計):45〜85質量%となるように調整されていることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚用汚れ除去剤。
  4. 非イオン性界面活性剤および液状ポリエチレンオキシド(以下「液状POE」と略す。)並びに水不溶性乃至難溶性の粉末結晶セルロースを含み、飽和一価アルコール(C1〜C3)含量20〜60%である水系溶剤に希釈されて液状とされたものに、増粘剤(ゲル化剤)及びゴム系ポリマーが添加されてクリーム状とされてなるものであって、
    前記非イオン性界面活性剤が、下記化学式で示されるHLB:3〜8であるアルキルアルコール(炭素数8〜16)のPOE・POP付加体であり、また、
    Figure 0005762732
    前記増粘剤がカルボキシビニルポリマーであり、さらに、
    前記ゴム系ポリマーが水添SBRである、
    ことを特徴とする皮膚用汚れ除去剤。
  5. 前記飽和一価アルコールがエタノールであることを特徴とする請求項4記載の皮膚用汚れ除去剤。
  6. 組成が、前記飽和一価アルコール:15〜35質量%、前記粉末結晶セルロース:5〜25質量%、前記非イオン性界面活性剤:0.5〜10質量%、前記液状POE:0.5〜10質量%、前記増粘剤:0.05〜4.0質量%、前記ゴム系ポリマー:0.5〜10質量%、水:残部で、かつ、前記水系溶剤(前記飽和一価アルコールと水の合計):45〜85質量%となるように調整されていることを特徴とする請求項4又は5記載の皮膚用汚れ除去剤。
  7. さらに、保湿剤、防腐剤及びpH調整剤のいずれか又は二以上を含有することを特徴とする請求項1〜6いずれか一記載の皮膚用汚れ除去剤。
  8. 請求項1〜7いずれか一記載の皮膚用汚れ除去剤がスポンジ体に圧縮により滲出可能に保持されてなることを特徴とする皮膚用汚れ除去剤。
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