JP5761874B2 - 電解システム - Google Patents

電解システム Download PDF

Info

Publication number
JP5761874B2
JP5761874B2 JP2013506318A JP2013506318A JP5761874B2 JP 5761874 B2 JP5761874 B2 JP 5761874B2 JP 2013506318 A JP2013506318 A JP 2013506318A JP 2013506318 A JP2013506318 A JP 2013506318A JP 5761874 B2 JP5761874 B2 JP 5761874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
cell
electrode plate
brine
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013506318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013525607A (ja
JP2013525607A5 (ja
Inventor
グレゴリー ジョン スウォーツ,
グレゴリー ジョン スウォーツ,
ジェームズ ビー. スウォーツ,
ジェームズ ビー. スウォーツ,
ジャームズ アイラ モイヤー,
ジャームズ アイラ モイヤー,
Original Assignee
スプレイング システムズ カンパニー
スプレイング システムズ カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スプレイング システムズ カンパニー, スプレイング システムズ カンパニー filed Critical スプレイング システムズ カンパニー
Publication of JP2013525607A publication Critical patent/JP2013525607A/ja
Publication of JP2013525607A5 publication Critical patent/JP2013525607A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5761874B2 publication Critical patent/JP5761874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B9/00Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
    • C25B9/70Assemblies comprising two or more cells
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water
    • C02F2001/46185Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water only anodic or acidic water, e.g. for oxidizing or sterilizing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/4618Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water
    • C02F2001/4619Devices therefor; Their operating or servicing for producing "ionised" acidic or basic water only cathodic or alkaline water, e.g. for reducing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/002Construction details of the apparatus
    • C02F2201/006Cartridges
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/46Apparatus for electrochemical processes
    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
    • C02F2201/46105Details relating to the electrolytic devices
    • C02F2201/46115Electrolytic cell with membranes or diaphragms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/46Apparatus for electrochemical processes
    • C02F2201/461Electrolysis apparatus
    • C02F2201/46105Details relating to the electrolytic devices
    • C02F2201/4618Supplying or removing reactants or electrolyte
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Description

発明の背景
[0001]アルカリ塩を含む水を電気分解して酸性電解水とアルカリ性電解水とを生成するシステムが知られている。一般に約2.0〜約3.5のpHを有する酸性電解水は、医療産業、農産業、および食品加工産業、ならびに他の企業的環境を含む様々な衛生用途で益々使用される強力な殺菌剤である。アルアリ性または塩基性の電解水も、殺菌効果ならびに洗浄効果を有しており、油やグリースの汚れを洗浄するのに有益である。塩化ナトリウムは、それが環境に優しい強力で低コストの酸または塩基を生成するので、水に溶解するアルカリ塩として一般に使用される。
[0002]市販の水電解システムは多くの欠点を有する。そのような1つのシステムは、電解水からブライン液を分離する単一のイオン膜しか有さない。そのようなシステムは、酸性溶液中に高レベルの塩を有する傾向があり、そのため、スケールの沈積をもたらすとともに、酸性溶液の保管寿命を低下させる可能性がある。別のシステムは、膜がなく、ブライン液の流れに沿う正確な幾何学的ポイントでの酸性溶液およびアルカリ性溶液の除去に依存する。
[0003]さらなる別のシステムは、陽極チャンバ、陰極チャンバ、および陽極チャンバと陰極チャンバとの間に配置される中間チャンバを含む3チャンバ構造を使用する。中間チャンバは、電極板、膜、および硬質板構造物によって、両側が陽極チャンバおよび陰極チャンバから離間される。電極板のそれぞれは、プラスイオンまたはマイナスイオンが陽極チャンバおよび陰極チャンバのそれぞれに入ることができるようにする複数の開口を有する。硬質板のそれぞれは、いくつかの開口と共に、中間チャンバ内の水を電極板の開口の領域へ導くためのストリップ状の窪みと、突出部とを有する。
[0004]3チャンバ構造は酸性出力中の塩を効果的に最小化するが、このシステムは、陽極チャンバ内および陰極チャンバ内へのイオンの自由な流れを妨げ得る複雑な構造の硬質ガイド板を有し、そのため、システムの効率が制限される。また、電極の開口は電界の一貫性に対して悪影響を及ぼし、そのため、さらにシステムの効率が阻害される。
本発明に係る例示的な電解システムの概略図である。 本発明に係る電解システムのさらに具体的な例示的実施形態の概略図である。 図2の電解システムの電解セルの分解図である。 図2の電解システムの電解セルの別の分解図である。 電解システムの代替の実施形態の側面図である。 図5の電解システムの側断面図である。 図5の線7−7に沿う図5の電解システムの断面図である。 システムの淡水入口側での図5の実施形態の電解セルの端部の拡大詳細図である。 システムの完成化学生成物出口側での図5の実施形態の電解セルの端部の拡大詳細図である。 図5の実施形態の電解セルの拡大詳細図である。 図5の電解システムを通るブライン液の流れを示す部分切欠側部斜視図である。 図5の電解システムを通るブライン液の流れを示す部分切欠端部斜視図である。 図5の電解システムを通る水および化学生成物の流れを示す部分切欠端部斜視図である。 図5の電解システムの化学生成物の流出を示す部分切欠端部斜視図である。 電解システムの別の代替の実施形態の分解斜視図である。 ブライン液流通路を示す図15の電解システムの側断面図である。 膜と電極板との間の水流路および化学物質流路を示す図15の電解システムの側断面図である。 図15の電解システムの電解セルを示す図15の電解システムの横断面図である。 図15の電解システムを通るブライン液、水、および化学生成物の流れを示す部分切欠断面図である。 図15の電解システムを通るブライン液、水、および化学生成物の流れを示す部分切欠断面図である。
[0025]ここで図面の図1を参照すると、本発明の教示にしたがって構成される電解システム10の例示的な実施形態が示されている。図示の電解システム10は、水とアルカリ塩との溶液を電気分解して酸性電解水および/またはアルカリ性または塩基電解水を生成するように動作可能である。酸性電解水(酸性消毒剤)およびアルカリ性電解水(塩基洗浄剤)はいずれも、医療、農業、食品加工、および企業を含む様々な用途においてそれらを役立つようにする有益な殺菌特性および洗浄特性を有する。1つの実施形態によれば、水と塩との溶液は、水とNaClとを含む食ブライン液またはブライン液である。ブライン液の電気分解は、酸性消毒剤としての次亜塩素酸と、塩基洗浄剤としての水酸化ナトリウムとを生成する。当業者であれば分かるように、本発明は、任意の特定の溶液の電気分解に限定されず、あるいは、任意の特定の用途における使用に限定されない。
[0026]本発明の重要な態様によれば、電解システム10は開放ブライン液槽12を組み込んでおり、該ブライン液槽12中には、1つ以上の電解槽セル14が、該セルのほぼ全ての側がブライン液に向けて開放した状態で浸漬される。浸漬された電解槽セル14を伴う開放ブライン液槽12の使用は、任意の閉塞中間チャンバの必要性を排除し、それにより、流体がシステム中をより自由に流通できるようにする。前記開放ブライン液槽12の使用はまた、流体の流れを方向付けるための複雑なガイドの必要性も排除し、それにより、構造が簡略化されるとともに、その効率が高められる。図1の概略図において、ブライン液槽12は、2つのセル14、すなわち、プラスに帯電した電極板16を組み込むセルと、マイナスに帯電した電極板16を組み込むセルとを含む。セル14は、槽12内のブライン液を電気分解して、プラスおよびマイナスに帯電したイオンをそれぞれのセル14内へ引き込むように構成される。この目的のため、各セル14には、電極板16の両側に、イオン透過膜18が設けられる。各電極板16の両側に膜18を配置すると、電極板の両側からセル14内にイオンを引き込むことができるようになるため、各電極板16を用いて達成できる生産量が増大する。
[0027]電極板16へ向かうイオンの流れを可能にするため、膜18はイオン透過性である。特に、プラスイオン交換膜18がマイナスに帯電した電極16のために設けられ、マイナスイオン交換膜18がプラスに帯電した電極16のために設けられる。膜18は、イオンを通すことができるが塩または水を通さないように構成される。当業者であれば分かるように、塩、特に酸性電解水、例えば次亜塩素酸の量を最小限に抑えると、結果として生じる酸性消毒剤生成物の保管寿命が延び、腐食に起因する機器破損が減少する。1つの好ましい実施形態によれば、膜18は、両面型のものであり、硬質であるが多孔質の構造体を膜18の間に有する。
[0028]均一で最適な電界強度を確保するため、各セル14における電極板16は、中実構造を有することができる。中実構造の使用は、浸漬された電解セル14を伴う開放槽12の形態によって可能となる。複数の開口を有する電極板を利用する一部の市販の電解システムは、イオンの通過を可能にする。しかしながら、それらの開口は、電極により生み出される電界中にデッドゾーンをもたらし得る。本発明のシステムの構造は、開口を何ら有さない中実電極板16の使用を可能にする。結果として、電極板16によって生み出される電界がより均一でかつ一貫性があり、それにより、システムがさらに効率的に動作することを可能にする。
[0029]本発明に係る簡略化されたシステム10が図1に概略的に示されている。図1のシステムでは、ブライン液供給ライン22を介して槽12に接続されるブライン液供給源20が設けられる。使用済みのブライン液を槽12から引き出してそれをブライン液供給源20へ戻すブライン液再循環ライン24も設けられる。この構成の結果として、ブライン液は、槽12を通り、電解セル14の周囲にわたってかつ電解セル14を通過して循環される。ブライン液が電解セル14を通過すると、ブライン液は、マイナスに帯電したイオンがプラスに帯電した電極板16を有するセル14へ引き込まれかつプラスに帯電したイオンがマイナスに帯電した電極板16を有するセルに引き込まれる電解反応に晒される。電解セル14のそれぞれは、膜18と電極板16との間のセル14内の内部空間内に方向付けられる淡水の供給源に接続される淡水入口端部26を有する。セル14内において、淡水は、セル内に引き込まれるイオンと混合して、酸性消毒剤を(プラスに帯電した電極板16を有するセル14において)形成し、または塩基洗浄剤を(マイナスに帯電した電極板16を有するセル14において)形成する。各セル14は、化学物質(酸性消毒剤または塩基洗浄剤)をセル14から引き出すためのラインに接続される化学物質出口端28を有する。ブライン液、淡水、および完成化学物質のシステムを通る流れは、適切なポンプによって制御できる。
[0030]酸性消毒剤および/または塩基洗浄剤の所望の生成速度までシステムを容易にスケーリングできるようにするため、電解セル14は、複数のセルを互いに組み付けることを可能にする別個の自立型カートリッジを各セルが備えるモジュール構造を有することができる。これにより、さらなるセルまたはカートリッジを加えるあるいは減らすことで、システムを所望の生成速度までスケーリングすることができる。そのようなモジュールセル14を含むシステムの例示的な実施形態が図2〜図4に示されている。図2の概略図に示されるように、図示の実施形態は、ブライン液槽12内にマニホルド型配列で配置される全部で5つの電解セル14(3つのマイナスに帯電した電解セル、および、2つのプラスに帯電した電解セル)を含む。セル14は、略長方形状であり、ブライン液槽12を画定する長方形ハウジング30内に受けられる。図2に示されるように、図示の実施形態は5つのセル14を含むが、さらに多くのあるいはさらに少ないセルを設けることができることを理解されたい。例えば、酸性消毒剤と塩基洗浄剤との生成速度の比率が2:1または塩基洗浄剤と酸性消毒剤との生成速度の比率が2:1となる3つのセルだけを有するシステムを設けることができる。一般に、隣接するセル14は、プラスに帯電した1つの電極板16と、マイナスに帯電した1つの電極板16とを有し、それにより、動作中、プラスに帯電したイオンが一方のセル14の膜18を通ってマイナスに帯電した電極板16の方へ流れるとともに、マイナスに帯電したイオンが隣り合うセル14の膜18を通ってプラスに帯電した電極板16の方へ流れるはずである。いくつかのセル14をマニホルド型配列に組み付けることが示されているが、個々のセルのそれぞれが自立型に形成されているので、セルをブライン液槽12内に独立して浸漬できることを理解されたい。
[0031]図示のブライン液槽12は槽ハウジング30の下端にブライン液入口/出口42を含み、ブライン液入口/出口42を通ってブライン液を槽12内に導入しかつ槽12から引き出すことができる。槽ハウジング30は、この場合には淡水供給源と連通できるハウジングの上端近傍に淡水入口50をさらに含む。淡水の注入が図2に矢印53で示されている。以下でさらに詳しく説明されるように、淡水入口50を通って導入される淡水は個々の電解セル14内に方向付けられ、電解セル内で、淡水は、膜18を通って引き込まれるプラスおよびマイナスに帯電したイオンと混合して、酸性消毒剤および塩基洗浄剤を形成する。槽ハウジング30は、図示の実施形態では槽ハウジングの下端に配置される、形成された化学物質のための出口52をさらに含む。図2には、酸性消毒剤の注出が矢印56により示されており、また、塩基洗浄剤の注出が矢印54により示されている。この場合、水/化学物質は、セル14の上端から下方へ流れて、セル14の下端から出る。セル14の内部を通る水/化学物質の流れが図2に矢印で図式的に示されており、この場合、水の流れが矢印53により示され、塩基洗浄剤の流れが矢印54により示され、また、酸性消毒剤の流れが矢印56により示される。
[0032]図面の図3および図4を参照すると、図2に示される電解セル14の構造を示す一対の分解図が与えられる。図3および図4では、マニホルドの中間にあるセル14のうちの2つが分解されずに示されており、一方、各セルの構成要素をより良く示すために、他の3つのセルが分解されている。この場合、各セル14は、プラスまたはマイナスのいずれかに帯電した電極板16を含む。この目的のため、各電極板16は、適した電源に接続され得る付属リード線80を有する。電極板16は前述したように中実構造を有することができるが、電極16は、電極の複数の開口と窪みなどの非平坦な形態とを特徴とするハニカム状の構造も使用できる。そのような構造は、淡水が電極16を通過するときに淡水の流れを乱して淡水の流れに乱流をもたらすという利点を有することができる。この付加的な乱流がシステムの効率を助ける場合があると考えられる。
[0033]図示の実施形態では、マニホルドの中間にある3つのセル14のそれぞれが、電極16の両側にイオン交換膜18を有する。最も外側の2つのセル14はそれぞれ1つの膜18しか有しておらず、この場合、セルマニホルドの縁部を形成するためにセル14の他方側にブランク壁81が設けられる。隣接するセル14間に適切な間隔が設けられるようにするために、また、膜18を支持するために、膜18のそれぞれの外面に膜支持体38を設けることができる。これらの膜支持体38により、各セル14を直接に隣接する同様の構造のセル14と一緒に配置して、2つ以上のセルのマニホルド型配列を形成することができる。図示の膜支持体38は6つの大きな開口を有する窓状構成を有し、これらの開口を通ってブライン液が膜18にアクセスできる。この実施形態では、円筒状の外側スペーサ82(図4参照)が、マニホルドの1つおきの膜支持体38の外面上に配置されて、隣接するセル14の膜支持体38の外面と係合し、それにより、ブライン液が透過することができる空間を隣接するセル14間に形成する。
[0034]各セル14は、電極板16に対する膜18の取り付けを容易にするために、また、膜18と電極板16との間に適切な間隔を確保するために、電極16、膜18、および膜支持体38を取り付けることができる構造体を与えるカートリッジハウジング40をさらに含む。カートリッジハウジング40は、略窓状の構成を有するとともに、膜18および電極16がカートリッジハウジングに接続されるときにセル14を通じた淡水の流れを可能にしかつ塩基洗浄剤および酸性消毒剤を生成するためにイオンを引き込むことができる十分な空間が電極16と膜18との間に設けられるような態様で構成される。荷電イオンが引き込まれる、膜18と電極板16との間のセル14の内部空間は、槽12から内部空間内への流路のみが膜を貫くようにブライン液槽12から密閉される。図示の構成のカートリッジハウジング40は、カートリッジハウジング40と電極16との間の接触点およびカートリッジハウジング40とそれぞれの膜18との間の接触点を制限し、それにより膜18と電極板16との間の領域に開放空間を画定する。ブライン液槽12からセル14へのイオン移動を最大限可能にするために、膜18がカートリッジハウジング40および膜支持体38によって大きく遮られずかつ膜18が電極板16に対して直接に取り付けられないことが有益である。以下でさらに説明するように、膜18が遮られないことにより、膜表面で流体を常に清新にすることもでき、そのため、システム10の効率をさらに高めるのに役立つ。当業者であれば分かるように、他のタイプの構成を使用して、膜と電極板の表面との間に間隔を設けることができる。例えば、高くなった窪みを電極板に設けることができ、あるいは、ポリウレタン支柱(standoff)を設けることができる。
[0035]各セルは、セル14を通る水/化学物質の流れを容易にするため、この場合にはカートリッジハウジング40の上縁を貫通する、淡水分配チャネル62を含む。淡水分配チャネル62は、分配チャネル62からカートリッジハウジング40を貫通して延びるとともに電極16と膜18との間の領域と連通する一連の通路84を介して、電極16と複数の膜18(1つしか設けられていない場合、1つの膜)との間の空間と連通する。これらの通路84のための開口が図4に最も良く示されている。カートリッジハウジング40の下縁を貫通して延びる化学物質収集チャンバ64に酸性消毒剤および塩基洗浄剤の流れが入り込むことができるように、同様の通路がカートリッジハウジング40の他端に設けられる。各セル14のための淡水分配チャネル62は、図2に概略的に示されるハウジング30への淡水入口50と連通する。同様に、各セル14のための化学物質収集チャネル64は、図2に同様に概略的に示される適切な化学物質出口52と連通する。各セル14は、それ自体の淡水分配チャネル62および化学物質収集チャネル64を有するため、各セルをブライン液槽中に浸漬させて淡水源および完成化学物質出口に接続するだけで済むという点において、各セルを自立型であると見なすことができる。
[0036]図2〜図4に示される実施形態は、淡水が導入され、セル14の反対側の端部で化学物質が引き出されるが、セルの同じ端部から水が導入されて化学物質が引き出されるようにセル14およびシステムを構成することができる。そのような場合には、水が電極16の一方側で導入された後に電極の一方側を下って移動するようにセル14およびシステム10を設計できる。セル14の底部では、水/化学物質が電極の他方側に移送され、この他方側で水/化学物質が電極の反対側を上って移動する。その後、化学物質は、水が最初に導入されたセル14の同じ端部から引き出されるが、電極16の反対側で引き出される。
[0037]図示の電極板および対応する膜は長方形の形態を有するが、当業者であれば分かるように、他の形態も使用できる。1つの好ましい実施形態によれば、電極および膜を約20mm厚にすることができ、また、膜は、約0.018インチ厚にすることができ、膜の両側で80psiの差圧に耐えることができる。所与のセルの膜と電極との間および隣り合うセルの電極間の正確な距離は、流体中の抵抗損失からのエネルギー損失を減らすようにカートリッジハウジングおよび膜支持体を寸法付けることにより最適化できる。
[0038]所望のpHを含む、セル14内での酸性消毒剤/塩基洗浄剤の形成の正確な制御を行なうために、膜18と電極板16との間の内部空間を通る水流を適切な制御システムによって調整できる。例えば、電解システムがNaClと水との食ブライン液またはブライン液を電気分解するように構成される場合には、制御システムを使用して水流および電流を調整して、所望の生成速度および所望のpHで酸性消毒剤および塩基洗浄剤の形成を制御できる。同じあるいは異なる制御システムを使用して、動作中に槽内へのブライン液の供給の補充を行なうことを含め、槽内へのブライン液の供給を制御することができる。制御システムは、水およびブライン液のためのポンプ、バルブ、および、適した電子制御機器を含むことができる。
[0039]電解システム10の代替の実施形態が図5〜図14に示されている。図5〜図14の実施形態は、図2〜図4に示される実施形態との類似性があり、そのため、参照を容易にするべく、図においては、同様の構成要素に対して同じ参照符号が与えられている。図示の実施形態では、各セル14がプラスまたはマイナスのいずれかに帯電した電極板16を含み、該電極板の平坦面の両側には膜18が配置される。図示のハウジング30は、4つの側壁32を含み、下側ベース34と上側キャップまたはカバー36とに取り付く。この場合、電解セル14は、槽12内に直立態様で配置されてベース34とカバー36との間で延び、また、電極板16のための電気接続部37(図5および図7参照)がベース34内に設けられる。セル14は、マニホルド型配列で互いに平行な近接関係を成してハウジング30内に支持される。図7に示されるように、図示の実施形態は4つのセル14を含む。
[0040]図7および図10に最も良く示されるように、膜支持体38が各膜18の外面上に設けられる。この実施形態では、セル14がマニホルド型配列で互いに組み付けられると、図10に示されるように単一の膜支持体38を隣り合うセル14間に設けて隣り合うセル14の膜18のための支持を行なうことができる。膜支持体38は、隣り合うセルの膜18間に開放空間を画定するために、それぞれの膜18の周囲にわたって延びる区間と、2つの区間の間で延びるクロス部材とを有する窓枠形態を備えることができる(例えば、図11および図12参照)。第1のカートリッジハウジング40を各電極板16の両側に設けることもできる。膜18は、膜18が電極板16の対応する表面から距離を隔てて離間され、それにより、セル14内に内部空間を画定するように、カートリッジハウジング40のそれぞれに取り付けることができる。この間隔が図10に最も良く示されている。図5〜図14の実施形態で使用され得る同じカートリッジハウジング40構造を利用する図15の実施形態に示されるように、カートリッジハウジング40は、電極板16の周囲にわたって延びる区間を有する窓枠構成を備えることができる。
[0041]図5〜図14の実施形態の動作では、新しいブライン液が、ハウジングの側壁32のうちの1つに設けられる入口42を通って、ハウジング30の内部の槽12に供給される(図5および図6参照)。ブライン液は、それぞれの電極板16の両側にあるセル14の膜18の外面を通過して、図示の実施形態ではハウジングの反対側の側壁32に設けられるブライン液出口44に流れる。入口42と出口44との間のブライン液の流れが図11に矢印45で図式的に示される。セル14の膜18を通過するブライン液の流れを容易にするため、膜支持体38はそれぞれ、複数のブライン液流入口通路46および出口通路48を有し(図6参照)、これらの通路は、この場合には膜18の表面と平行な方向における膜支持体38のクロス部材間で膜支持体38を通る流体の流れを可能にする(図12参照)。これらの流体通路46、48は、隣接するセル14の膜18間の領域、したがって個々のセル14の周囲にブライン液が入り込むことができるようにする。
[0042]膜18と電極板16との間のセル14の内部は、酸性消毒剤および塩基洗浄剤を形成するために膜を通じて引き込まれるイオンと混合する水源と流体連通する。この目的のため、ハウジング30は、この場合にはハウジングの側壁32のうちの1つの上端にある淡水入口50を含む(図5、図6、図13参照)。形成された化学物質のための出口52が、この場合には、ハウジング30の側壁32のうちの1つの下端に配置される(図5、図6、図14参照)。結果として、図示の実施形態では、水/化学物質がセル14の上端から下方へ流れ、セル14の底部で出る。セルの内部を通る水/化学物質の流れが図13および図14に矢印で図式的に示されており、この場合、図14には、水の流れが矢印53で示され、塩基洗浄剤の流れが矢印54で示され、酸性消毒剤の流れが矢印56で示される。
[0043]膜18と電極板16との間の内部空間を通る水/化学物質の流れを容易にするため、セル14は、例えば図6に示されるように、その上縁に沿って複数の入口通路58を含むとともに、その下端に沿って出口通路60を含む。この場合、入口通路および出口通路58、60は電極板のスロットによって画定される(例えば図13参照)。セル14の上端に沿う入口通路58は、図8および図13に示されるように淡水入口50と連通する淡水分配チャネル62に接続する。同様に、セル14の反対側の下縁に沿う出口通路60は、それぞれの化学物質出口52と連通する化学物質収集領域64に接続しており、これらの化学物質出口を通って、セル14内で形成された酸性消毒剤または塩基洗浄剤をハウジング10のベース34に設けられる分配チャネルを介してシステム10から引き出すことができる(図9および図14参照)。図9に最も良く示されるように、形成された酸性消毒剤と塩基洗浄剤とを分離された状態に維持するべく、別個の収集領域64および分配チャネルが、プラスに帯電した電極板16を有するセル14およびマイナスに帯電した電極板16を有するセルのために設けられる。ハウジングのカバープレートの淡水分配チャネル62およびハウジングのベースの化学物質収集領域64は、ブライン液からのいかなる汚染をも防止するためにブライン液槽から密閉されなければならない。
[0044]電解システム10のさらなる実施形態が図15〜図20に示される。この実施形態は、他の開示された実施形態との類似性があり、そのため、参照を容易にするべく、図においては、同様の構成要素に対して同じ参照符号が与えられている。この実施形態と図5〜図14の実施形態との間の主な違いは、システム10を通る水/化学物質の流れ経路、および、これに伴う様々な入口および出口の位置にある。特に、図15〜図20の実施形態に関しては、淡水入口50および化学物質出口52がいずれもハウジング30の上端に配置される。この配置により、水/化学物質の流れは、最初に1つのセル14を下って移動し、その後、他の同様に帯電したセル14に横切って方向付けられた後、そのセルを上って移動し、その後、そのセルでシステムから出る。
[0045]図19は、矢印で、システムを通るブライン液流(矢印66)、淡水流(矢印67)、および、化学物質流(矢印68)を図式的に示している。個々のセル14の膜18の外面を通過するブライン液流は、一般に、前述した実施形態に関連して説明した流れと同じである。水/化学物質の流れは、プラスに帯電した電解セル14と関連する流れに関して図20にさらに詳しく示される。図20において、淡水は、プラスに帯電した電解セル14にその上端を通って入り、電極板16と、関連する膜18との間の内部空間に至るように示されている。淡水は、その後、それが底部に達するまでセル14を通じて下方へ移動する。その後、淡水は、セル14から出るとともに、分配チャネル70を介して、次の最も近いプラスに帯電したセル14である1つ飛び越したセルに移動する。その後、水/化学物質は、セル14の下縁でセル14に入り、それがセルの上端から出るまでセルを通って上方へ移動する。ハウジングの上端プレートは、生成物をそれらのそれぞれの出口52に方向付けるために、2つの化学生成物のための別個の分配チャネル72、74(すなわち、プラスに帯電したセルの出口のためおよびマイナスに帯電したセルの出口のための別個の分配チャネル)を含む。
[0046]本明細書中で挙げられた公報、特許出願、および特許を含む全ての文献は、あたかも各文献が参照することにより組み入れられるべく個別に具体的に示唆されているかのようにかつその全体が本明細書中に記載されているかのように同じ程度まで参照することにより本願に組み入れられる。
[0047]本発明を説明する文脈における(特に、以下の特許請求の範囲の文脈における)「1つの(a,an)」および「その(the)」という用語および同様の言及の使用は、本明細書中で別段に示唆されずあるいは文脈的に明らかに矛盾しない限り、単数および複数の両方を網羅するように解釈されるべきである。「備える」、「有する」、「含む」、および「包含する」という用語は、別段に言及されない限り、制限のない用語(すなわち、「〜を含むがこれに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書中における値の範囲の列挙は、本明細書中に別段に示唆されない限り、その範囲内に入るそれぞれの別個の値を個別に示す略記としての役目を果たそうとしているにすぎず、また、それぞれの別個の値は、あたかもそれが明細書に個別に列挙されているかのように本明細書中に組み入れられる。本明細書中に説明される全ての方法は、本明細書中で別段に示唆されずあるいは文脈的に明らかに矛盾しない限り、任意の適した順序で行なうことができる。本明細書中で与えられる任意の全ての例または例示的な言葉(例えば、「など」)の使用は、本発明をより良く説明しようとしているにすぎず、特許請求の範囲に別段に記載されていない限り本発明の範囲に限定をもたらさない。明細書中の言葉は、特許請求の範囲に記載されない任意の要素を本発明の実施に不可欠なものとして示唆していると解釈されるべきではない。
[0048]本発明の好ましい実施形態は、本明細書中では、本発明を実施するための発明者等に知られる最良の形態を含んで説明されている。それらの好ましい実施形態の変形形態は、前述の説明を理解すると当業者に明らかになり得る。本発明者等は、当業者がそのような変形形態を必要に応じて使用すると予期し、また、本発明者等は、本明細書中に具体的に記載される以外の方法で本発明が実施されることを意図する。したがって、本発明は、適用可能な法律によって許容されるように本明細書に添付される特許請求の範囲に記載される主題の改変形態および等価物の全てを含む。また、前述した要素のその全ての想定し得る変形形態での任意の組み合わせは、本明細書中で別段に示唆されずあるいは文脈的に明らかに矛盾しない限り本発明によって包含される。

Claims (10)

  1. 水とアルカリ塩からなるブライン液を電気分解して酸性電解水とアルカリ性電解水とを生成するための電解システムであって、
    前記ブライン液を受けるための内部チャンバを含むとともに、ブライン液槽を画定するハウジングと、
    前記ハウジングの前記内部チャンバ内に前記ブライン液槽中に浸漬される状態で配置される第1の電解槽セルであり、正電荷と帯電される第1の電極板を含む第1の電解槽セルと、
    前記ハウジングの前記内部チャンバ内に前記ブライン液槽中に浸漬される状態で配置される第2の電解槽セルであり、負電荷と帯電される第2の電極板を含む第2の電解槽セルと、を備え、
    前記第1の電解槽セルは、一対のマイナスイオン交換透過膜を有し、前記一対のマイナスイオン交換透過膜は、当該一対のマイナスイオン交換膜の間に、前記第1の電極板が位置し当該マイナスイオン交換透過膜を通して前記ブライン液からのマイナスイオンが進入できる第1の空間を画定するように、前記第1の電極板の両側に配置され、
    前記第1の空間が、該第1の空間の入口端部で淡水供給源と連通するとともに、前記第1の空間の出口端部で洗浄化学物質出口と連通し、
    前記第1の空間が、該第1の空間に前記ブライン液が入るための通路のみが前記一対のマイナスイオン交換透過膜を貫通することで、前記第1の空間の前記洗浄化学物質出口から出る洗浄化学物質が酸性消毒剤としての使用に適した酸性電解水となるように、前記ブライン液槽から密閉され
    前記第2の電解槽セルは、一対のプラスイオン交換透過膜を有し、前記一対のプラスイオン交換透過膜は、当該一対のプラスイオン交換膜の間に、前記第2の電極板が位置し当該プラスイオン交換透過膜を通して前記ブライン液からのプラスイオンが進入できる第2の空間を画定するように、前記第2の電極板の両側に配置され、
    前記第2の空間が、該第2の空間の入口端部で淡水供給源と連通するとともに、前記第2の空間の出口端部で洗浄化学物質出口と連通し、
    前記第2の空間が、該第2の空間に前記ブライン液が入るための通路のみが前記一対のプラスイオン交換透過膜を貫通することで、前記第2の空間の前記洗浄化学物質出口から出る洗浄化学物質が塩基洗浄剤としての使用に適したアルカリ性電解水となるように、前記ブライン液槽から密閉される
    解システム。
  2. 前記膜のそれぞれは、前記電極板の側に配置された各膜支持体により支持される、請求項1に記載の電解システム。
  3. 前記第1および第2の電解槽セルのそれぞれが、記膜および前記電極板が支持されるカートリッジハウジングを含む、請求項1に記載の電解システム。
  4. 前記第1および第2の電解槽セルは、前記ブライン液が流入できる領域を当該第1および第2の電解槽セルの間に画定するように前記ブライン液槽中において互いに離間した平行関係配置される、請求項1に記載の電解システム。
  5. 複数の前記第1及び第2の電解槽セルを備え、前記複数の電解槽セルは、隣接するセルの各前記電極板が反対の極性に帯電されるように、前記ブライン液槽中に配置される、請求項1に記載の電解システム。
  6. 前記第1の電解槽セルの前記電極板および前記膜は、第1の電解槽セルカートリッジの一部であり、前記第2の電解槽セルの前記電極板および前記膜は、第2の電解槽セルカートリッジの一部であり、前記カートリッジのそれぞれは、前記ハウジングに個々に組み付けできる、請求項1に記載の電解システム。
  7. 水とアルカリ塩からなるブライン液を電気分解して酸性電解水とアルカリ性電解水とを生成するための方法であって、
    ハウジングの内部チャンバによって画定されるブライン液槽内に前記ブライン液を供給するステップと、
    前記ブライン液槽内に第1の電解槽セルを浸漬させるステップであり、前記第1の電解槽セルが、第1の電極、第1の空間を画定する一対のマイナスイオン交換透過膜とを含み、前記第1の電極板が、前記第1の空間内に位置し、前記第1の空間が、該第1の空間に前記ブライン液が入るための唯一の通路が前記マイナスイオン交換透過膜を貫通するように前記ブライン液槽から密閉される、ステップと、
    前記第1の電極板を正電荷と帯電させるステップと、
    前記マイナスイオン交換透過膜の間の前記第1の空間の入口端部に淡水を供給するステップと、
    前記第1の空間の出口端部から酸性消毒剤としての使用に適した酸性電解水を引き出すステップと、
    前記ブライン液槽内に第2の電解槽セルを浸漬させるステップであり、前記第2の電解槽セルが、第2の電極、第2の空間を画定する一対のプラスイオン交換透過膜とを含み、前記第2の電極板が、前記第2の空間内に位置し、前記第2の空間が、該第2の空間に前記ブライン液が入るための唯一の通路が前記プラスイオン交換透過膜を貫通するように前記ブライン液槽から密閉される、ステップと、
    前記第2の電極板を負電荷と帯電させるステップと、
    前記プラスイオン交換透過膜の間の前記第2の空間の入口端部に淡水を供給するステップと、
    前記第2の空間の出口端部から塩基洗浄剤としての使用に適したアルカリ性電解水を引き出すステップと、
    を備える方法。
  8. 前記酸性電解水および前記アルカリ性電解水の所望の生成速度を与えるために、前記電解槽セルのうちの1つ以上を、選択的に、前記ブライン液槽に挿入および前記ブライン液槽から除去するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記電解槽セルを、隣接する電解槽セルのそれぞれの前記電極が反対の極性に帯電される状態で前記ブライン液槽内に配置するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 前記電解槽セルを、前記ブライン液が流入できる領域を隣接するセルの間に画定するように、前記ブライン液槽中において互いに離間した平行関係に配置するステップと、を備える、
    請求項7に記載の方法。
JP2013506318A 2010-04-22 2011-04-22 電解システム Active JP5761874B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US32686910P 2010-04-22 2010-04-22
US61/326,869 2010-04-22
PCT/US2011/033528 WO2011133835A1 (en) 2010-04-22 2011-04-22 Electrolyzing system

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013525607A JP2013525607A (ja) 2013-06-20
JP2013525607A5 JP2013525607A5 (ja) 2014-05-29
JP5761874B2 true JP5761874B2 (ja) 2015-08-12

Family

ID=44814869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013506318A Active JP5761874B2 (ja) 2010-04-22 2011-04-22 電解システム

Country Status (18)

Country Link
US (2) US8753489B2 (ja)
EP (1) EP2561121B1 (ja)
JP (1) JP5761874B2 (ja)
KR (1) KR101861864B1 (ja)
CN (1) CN102947490B (ja)
AU (1) AU2011242614B2 (ja)
BR (1) BR112012027028B1 (ja)
CA (1) CA2796904C (ja)
CL (1) CL2012002941A1 (ja)
CO (1) CO6640233A2 (ja)
ES (1) ES2584652T3 (ja)
HK (1) HK1177479A1 (ja)
MX (1) MX343210B (ja)
NZ (1) NZ603195A (ja)
PL (1) PL2561121T3 (ja)
SG (2) SG10201503169SA (ja)
WO (1) WO2011133835A1 (ja)
ZA (1) ZA201208339B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11339483B1 (en) 2021-04-05 2022-05-24 Alchemr, Inc. Water electrolyzers employing anion exchange membranes

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8753489B2 (en) 2010-04-22 2014-06-17 Spraying Systems Co. Electrolyzing system
US8486236B1 (en) * 2010-06-17 2013-07-16 Walter B. Warning Electrolysis chamber
WO2014062837A1 (en) * 2012-10-16 2014-04-24 GenEon Technologies LLC Electrochemical activation of water
DE102014203374B4 (de) * 2014-02-25 2018-05-03 Condias Gmbh Elektrodenanordnung und Verfahren zum elektrochemischen Herstellen von elektrolysiertem Wasser
WO2016043072A1 (ja) * 2014-09-19 2016-03-24 株式会社 東芝 電解装置、電極ユニットおよび電解水生成方法
JP6690109B2 (ja) 2015-02-04 2020-04-28 スプレイング システムズ カンパニー 電解カートリッジ、システム、その使用方法
MX2017016123A (es) * 2015-06-12 2018-06-19 Spraying Systems Co Sistema de electrólisis de agua de alto volumen y método de uso.
US20170029261A1 (en) * 2015-07-31 2017-02-02 Spraying Systems Co. System for filling liquid containing bottles
JP6578181B2 (ja) * 2015-10-08 2019-09-18 モレックス エルエルシー 電解水の製造装置
US20190055142A1 (en) * 2016-03-11 2019-02-21 Spraying Systems Co. Portable electrolyzing system
WO2017186980A1 (es) * 2016-04-29 2017-11-02 Cuevas Cuadrado Antonio Reactor electrolítico para la producción de agua desinfectada y desinfectante.
CN106757132A (zh) * 2017-01-12 2017-05-31 精迪敏健康医疗科技有限公司 电解设备
EP3589587B1 (en) * 2017-03-01 2023-08-09 Axine Water Technologies Inc. Electrochemical cell and stack of electrochemical cells for wastewater treatment with isolated electrodes
EP3612496B1 (en) * 2017-04-20 2021-12-15 Axine Water Technologies Inc. Electrochemical cell for wastewater treatment with improved electrical protection
KR102647107B1 (ko) 2021-09-15 2024-03-19 (주) 테크윈 카트리지 형식 전해셀, 이를 이용한 전해조
KR20230106263A (ko) 2022-01-06 2023-07-13 (주) 테크윈 중력식 전해조를 구비하는 연속운전식 전해 시스템 및 그 중력식 전해조

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2607906A1 (de) * 1976-02-26 1977-09-01 Hans Einhell Inh Josef Thannhu Elektrolysezelle fuer die behandlung von wasser
GB1595183A (en) 1977-03-04 1981-08-12 Ici Ltd Diaphragm cell
IT1248564B (it) * 1991-06-27 1995-01-19 Permelec Spa Nora Processo di decomposizione elettrochimica di sali neutri senza co-produzione di alogeni o di acido e cella di elettrolisi adatta per la sua realizzazione.
IT1263899B (it) * 1993-02-12 1996-09-05 Permelec Spa Nora Migliorato processo di elettrolisi cloro-soda a diaframma e relativa cella
JP2857334B2 (ja) * 1994-10-18 1999-02-17 行正 佐藤 電解イオン水生成装置
EP0723936B1 (en) 1995-01-30 1999-05-12 First Ocean Co., Ltd. A composite electrode construction for electrolysis of water
CA2215977A1 (en) * 1995-03-23 1996-09-26 Arthur L. Goldstein Improvements in membrane processes including electrodialysis
JPH1043764A (ja) 1996-08-06 1998-02-17 First Ocean Kk 水電気分解用電極及びそれを用いて水を滅菌する方法
JP3570279B2 (ja) * 1999-03-17 2004-09-29 栗田工業株式会社 電気脱塩装置
JP2001259643A (ja) * 2000-03-16 2001-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱イオン水製造装置とアルカリ性水製造装置と酸性水製造装置
US6638364B2 (en) 2000-09-08 2003-10-28 Electric Aquagenics Unlimited System to clean and disinfect carpets, fabrics, and hard surfaces using electrolyzed alkaline water produced from a solution of NaCl
ES2377945T3 (es) * 2001-12-05 2012-04-03 Oculus Innovative Sciences, Inc. Método y aparato para producir agua con potencial de oxidación y reducción (ORP) negativo y positivo
EP1579037A4 (en) * 2002-03-06 2008-02-13 Univ Georgia Res Found METHOD AND APPARATUS FOR ELECTROLYSIS OF WATER
JP2003311270A (ja) 2002-04-18 2003-11-05 First Ocean Kk 液体分配器
JP4116328B2 (ja) 2002-05-27 2008-07-09 本田技研工業株式会社 膜電極構造体及びその製造方法
JP2004058006A (ja) 2002-07-31 2004-02-26 First Ocean Kk 電解水製造方法
US20050161343A1 (en) * 2004-01-22 2005-07-28 Reinhard Fred P. Apparatus and method for brine separation and reuse
CN2711145Y (zh) * 2004-04-08 2005-07-20 叶清源 电解水装置的一种电解槽
EP1926842A2 (en) 2005-05-20 2008-06-04 Electrolyser Corp. Acidic electrolyzed water production system and protection membrane
JP2007049951A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Masayoshi Iwahara 海藻抽出液の濃縮方法
JP2009072778A (ja) * 2007-04-13 2009-04-09 Masaaki Arai 電解水の製造装置、電解水の製造方法および電解水
JP3139159U (ja) 2007-11-20 2008-01-31 ファースト・オーシャン株式会社 水電気分解用電解槽
EP2240629A4 (en) 2009-01-28 2013-04-24 Calera Corp SOLUTION OF LOW ENERGY ELECTROCHEMICAL ION BICARBONATES
AU2011204324A1 (en) * 2010-01-07 2012-07-26 Diversey, Inc. Modular cartridge system for apparatus producing cleaning and/or sanitizing solutions
US8753489B2 (en) 2010-04-22 2014-06-17 Spraying Systems Co. Electrolyzing system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11339483B1 (en) 2021-04-05 2022-05-24 Alchemr, Inc. Water electrolyzers employing anion exchange membranes

Also Published As

Publication number Publication date
BR112012027028B1 (pt) 2019-12-24
US20110259760A1 (en) 2011-10-27
US20140202872A1 (en) 2014-07-24
JP2013525607A (ja) 2013-06-20
AU2011242614B2 (en) 2014-07-24
CN102947490B (zh) 2016-04-13
NZ603195A (en) 2014-03-28
ES2584652T3 (es) 2016-09-28
WO2011133835A1 (en) 2011-10-27
HK1177479A1 (zh) 2013-08-23
CA2796904A1 (en) 2011-10-27
US9103043B2 (en) 2015-08-11
SG184969A1 (en) 2012-11-29
EP2561121A4 (en) 2014-10-22
PL2561121T3 (pl) 2017-09-29
BR112012027028A2 (pt) 2016-07-19
CN102947490A (zh) 2013-02-27
MX2012012252A (es) 2012-12-17
KR101861864B1 (ko) 2018-06-29
CO6640233A2 (es) 2013-03-22
EP2561121A1 (en) 2013-02-27
US8753489B2 (en) 2014-06-17
SG10201503169SA (en) 2015-08-28
ZA201208339B (en) 2013-07-31
EP2561121B1 (en) 2016-06-01
CL2012002941A1 (es) 2013-04-12
KR20130062933A (ko) 2013-06-13
CA2796904C (en) 2018-12-18
MX343210B (es) 2016-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5761874B2 (ja) 電解システム
AU2011242614A1 (en) Electrolyzing system
EP3307423B1 (en) High volume water electrolyzing system and method of using
EP2222607B1 (en) Electrolyzer cell for producing acidic or alkaline electrolyzed water
JP2013525607A5 (ja)
JP2006043707A (ja) 電解水生成装置
CA2974985C (en) Electrolytic cartridge, systems and methods of using same
KR101312879B1 (ko) 3조 1포트식 전기분해 장치
CN210736278U (zh) 电解槽装置
KR20160143222A (ko) 수전해조 및 이를 이용하는 미용기구
KR102062810B1 (ko) 냉각식 통형 유격막 전해수 생성장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140411

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5761874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250