JP5761316B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明は、車体(1)上に搭載した脱穀装置(2)の前側に刈取搬送装置(3)を配置し、該刈取搬送装置(3)側の穀稈搬送装置(27)から穀稈を受け継いで搬送するフィードチェン(10)と該フィードチェン(10)の搬送始端部に位置する受継ぎチェン(11)を備え、エンジン(5)によって駆動されるHST(32)から前記刈取搬送装置(3)と受継ぎチェン(11)を変速駆動する刈取伝動経路(8)を備え、該刈取伝動経路(8)を、刈取搬送装置(3)を支持する刈取フレーム(3a)側に軸架した軸の機体内側端部に接続し、この軸の機体外側端部から受継ぎチェン(11)の駆動軸(14)側へ伝動する構成とし、前記エンジン(5)から入力された動力を、脱穀装置(2)に備えた扱胴(29)へ伝動する出力経路(34)と、連動ケース(9)へ伝動する出力軸(12)とに分岐させる伝動ケース(6)を設け、前記出力軸(12)を伝動ケース(6)内から連動ケース(9)内へ延長して該連動ケース(9)内の伝動装置へ連動し、該出力軸(12)における伝動ケース(9)から外側へ延出した端部に備える出力部(12a)から前記フィードチェン(10)へ伝動する構成とし、前記連動ケース(9)内において出力軸(12)から分岐した動力を、該伝動ケース(9)内の伝動装置を介して受継ぎチェン(11)を駆動する駆動軸(14)と刈取搬送装置(3)側へ出力する伝動軸(15)とに伝動する構成とし、前記伝動軸(15)にワンウェイクラッチ(35)を備え、前記刈取伝動経路(8)を経由して刈取搬送装置(3)側へ伝動された動力の回転速度が所定の速度を超えた場合に、前記ワンウェイクラッチ(35)によって、前記出力軸(12)側から伝動されるエンジン(5)からの一定回転が駆動軸(14)へ伝動されなくなり、該駆動軸(14)には前記刈取伝動経路(8)を経由した刈取搬送装置(3)側からの変速回転が伝動される構成としたコンバインとした。
まず、コンバイン4は、図4に示すように、左右一対のクローラ18,18を装備して走行可能とした車体1上において、進行方向の前部右寄りに、室内に運転操縦席19を設けたキャビン20が搭載され、該キャビン20の左側後寄りに脱穀装置2を搭載し、該脱穀装置2の前部には刈取搬送装置3を接続して、圃場の穀稈を刈取って脱穀する一連の作用を行う構成としている。
まず、エンジン5は、図面に示すように、脱穀装置2の前記脱穀伝動ケース6側と、走行ミッション装置(走行ミッション)7側とに分岐して伝動可能に構成するが、該走行ミッション装置7へ入力は、HST32を経由した動力を伝動する構成としている。そして、刈取搬送装置3は、上記HST32を経由して増減速され、走行ミッション装置7を経由した回転動力(走行速度にシンクロされた回転動力)を伝動する刈取伝動経路8を設け、この刈取伝動経路8を介して伝動される構成としている。33は刈取テンションクラッチである。なお、刈取伝動経路8には、図示を省略したがワンウェイクラッチを設け、走行ミッション装置7側が低速の時に、逆側(後述する刈取側連動ケース(連動ケース)9の伝動軸15からの高速伝動を遮断する構成としている。
まず、刈取側連動ケース9は、図1、及び図2に示すように、脱穀伝動ケース6の上部、高い位置に軸架している出力軸12の位置で連結するが、連結部分を回動自由としており、回動支点Pとなり、ねじ37で固着した構成としている。そして、刈取側連動ケース9は、図2に示すように、高い位置に前部受継ぎチェン11が位置し、前記連結部分(出力軸12を中心とする)を回動支点Pとして上下に回動し、刈取オープン時には刈取搬送装置3のオープン軌跡から退避できる特徴を備えている。
まず、取付・支持ケース41は、図面に示すように、HST32を、走行ミッション装置7を内装したミッションケース40に取り付けるメタルであって、ミッションケース40とは独立したケースに構成している。そして、取付・支持ケース41は、エンジン5側から伝動されてHSTポンプ32Pを駆動する入力軸42を軸受け支持する支持室43を上側に設け、その下側にHSTモータ32Mからミッションケース40側に出力する出力軸44を軸受け支持する構成としている。39は入力プーリを示し、図3で説明したエンジン5からの動力が入力される構成としている。
従来から、コンバインにおいて行っている掻き込み作業は、図13に概要を示している制御の仕組みによって安全が保たれている。すなわち、コントローラには、図面に示すように、掻き込みペダルSWとHSTレバーポジションセンサとが接続され、掻き込みペダルSWがON(ペダルが踏み込み状態にある時)状態にあるときには左右サイドクラッチを「切」にし、走行が停止される構成となっている。
通常、コンバインにおける掻き込み作業は、前部の刈取搬送装置を構成している穀稈引起し装置、穀稈搬送装置等に刈取穀稈が係合、或いは挟持状態で未処理のまま残っている場合、走行を停止して刈取搬送装置と脱穀装置とを駆動しながら残留穀稈の処理を行うことがあるが、前掲の図13に概要を示した制御装置では、掻き込みペダルから足を離すと、ペダルSWがOFFとなって、左右のサイドクラッチが「入り」になり(HSTレバーがニュートラル位置以外にある場合)コンバインが急発進する危険が起きる。
まず、コントローラ70は、図14、及び図15に示すように、入力側にHSTレバー(主変速レバー)71の操作位置を検出するポテンショセンサ72と、掻込みペダル73に設けたペダルSW(スイッチ)74を設けてそれぞれ操作情報が入力される構成としている。そして、コントローラ70は、出力側に、エンジン5と、左右のサイドクラッチを入・切操作する油圧機構のバルブソレノイド75,75、更に、比例減圧弁76をそれぞれ接続した構成としている。
2 脱穀装置
3 刈取搬送装置
3a 刈取フレーム
5 エンジン
6 伝動ケース
8 刈取伝動経路
9 連動ケース
10 フィードチェン
11 前部受継ぎチェン(受継ぎチェン)
12 出力軸
12a 出力部
14 駆動軸
15 伝動軸
27 穀稈搬送装置
29 扱胴
32 HST
34 出力経路
35 ワンウェイクラッチ
Claims (1)
- 車体(1)上に搭載した脱穀装置(2)の前側に刈取搬送装置(3)を配置し、該刈取搬送装置(3)側の穀稈搬送装置(27)から穀稈を受け継いで搬送するフィードチェン(10)と該フィードチェン(10)の搬送始端部に位置する受継ぎチェン(11)を備え、エンジン(5)によって駆動されるHST(32)から前記刈取搬送装置(3)と受継ぎチェン(11)を変速駆動する刈取伝動経路(8)を備え、該刈取伝動経路(8)を、刈取搬送装置(3)を支持する刈取フレーム(3a)側に軸架した軸の機体内側端部に接続し、この軸の機体外側端部から受継ぎチェン(11)の駆動軸(14)側へ伝動する構成とし、前記エンジン(5)から入力された動力を、脱穀装置(2)に備えた扱胴(29)へ伝動する出力経路(34)と、連動ケース(9)へ伝動する出力軸(12)とに分岐させる伝動ケース(6)を設け、前記出力軸(12)を伝動ケース(6)内から連動ケース(9)内へ延長して該連動ケース(9)内の伝動装置へ連動し、該出力軸(12)における伝動ケース(9)から外側へ延出した端部に備える出力部(12a)から前記フィードチェン(10)へ伝動する構成とし、前記連動ケース(9)内において出力軸(12)から分岐した動力を、該伝動ケース(9)内の伝動装置を介して受継ぎチェン(11)を駆動する駆動軸(14)と刈取搬送装置(3)側へ出力する伝動軸(15)とに伝動する構成とし、前記伝動軸(15)にワンウェイクラッチ(35)を備え、前記刈取伝動経路(8)を経由して刈取搬送装置(3)側へ伝動された動力の回転速度が所定の速度を超えた場合に、前記ワンウェイクラッチ(35)によって、前記出力軸(12)側から伝動されるエンジン(5)からの一定回転が駆動軸(14)へ伝動されなくなり、該駆動軸(14)には前記刈取伝動経路(8)を経由した刈取搬送装置(3)側からの変速回転が伝動される構成としたコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013242144A JP5761316B2 (ja) | 2013-11-22 | 2013-11-22 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013242144A JP5761316B2 (ja) | 2013-11-22 | 2013-11-22 | コンバイン |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012241170A Division JP5505488B2 (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | コンバイン |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014054262A JP2014054262A (ja) | 2014-03-27 |
JP5761316B2 true JP5761316B2 (ja) | 2015-08-12 |
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ID=50612161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013242144A Active JP5761316B2 (ja) | 2013-11-22 | 2013-11-22 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5761316B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3622739B2 (ja) * | 2002-05-10 | 2005-02-23 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
JP3782064B2 (ja) * | 2003-03-10 | 2006-06-07 | 株式会社クボタ | 刈取収穫機の駆動装置 |
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JP4526086B2 (ja) * | 2006-09-20 | 2010-08-18 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
-
2013
- 2013-11-22 JP JP2013242144A patent/JP5761316B2/ja active Active
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