JP5758150B2 - 接地用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、接地用器具に関し、詳しくは、電線の端部を接地するために用いられる接地用器具に関する。
従来、切断された電線への急な通電に対して電線端部周辺の安全を確保すべく、電線端末キャップで電線の端部を覆うことで、電線の端部を絶縁させて、電線端部周辺の安全を確保している(たとえば、特許文献1参照)。
特開2009−278715号公報
引用文献1に記載されている電線端末キャップを利用することで、電線端部を絶縁して、周辺の安全を確保することができる。より十分に周辺の安全を確保することを考えると、電線端部を接地電位にすることが好ましい。そのためには、電線端部に電線端末キャップを取り付けている状態で、電線端部を接地電位にすることを可能にする器具が必要であった。
本発明は、斯かる事情に鑑み、電線の端部を被覆しつつ、電線の端部を接地可能な接地用器具を提供することを課題とする。
本発明に係る架線端部接続器具は、芯線が被覆部によって被覆された電線接地するために用いられる接地用器具であって、電線の端部を一端側から他端側に向けて挿入可能に構成され、且つ挿入された電線の端部を内部に収納した状態で維持すべく電線の一部を係止する電線係止部が設けられた絶縁性の筒状体と、該筒状体内の他端側に配置され、前記筒状体に挿入される電線の芯線のが接触可能な接触部を有するとともに、接地線が接続される接続部を有する導電性の端子具とを備えることを特徴とする
斯かる構成によれば、電線の端部が、一端側から絶縁性の筒状体の内部に挿入される。電線の端部は、筒状体の内部に十分に挿入されることで、端子具と電気的に接触する。電線の端部が端子具に接触している状態で、電線係止部は、挿入された電線の一部を係止して、筒状体に電線が収納された状態を維持する。その後、端子具は、接地線と接続されることで、電線の端部を被覆しつつ、電線の端部を接地することができる。
また、本発明に係る接地用器具においては、筒状体は、電線の端部を被覆する電線被覆部と、該電線被覆部に着脱自在に取り付けられ、端子具を被覆する端子被覆部とをさらに有し、該端子被覆部が取り外された状態で、端子具と接地線との接続部分が露出してもよい。
斯かる構成によれば、端子被覆部が電線被覆部から取り外されることで、端子具の一部が露出する。より詳しくは、端子被覆部が電線被覆部から取り外されることで、端子具の接地線への接続部分が露出する。端子具の接地線への接続部分が露出するので、端子具への接地線の着脱を容易にすることができる。
また、本発明に係る接地用器具は、電線の端部を接地するために用いられる接地用器具であって、一端側から挿入された電線の端部を内部に収納した状態で維持すべく電線の一部を係止する電線係止部が設けられた絶縁性の筒状体と、該筒状体内の他端側で、収納された電線の端部に電気的に接触可能な位置に配置され、接地線が接続される端子具とを備え、筒状体は、電線の端部を被覆する電線被覆部と、該電線被覆部に着脱自在に取り付けられ、端子具を被覆する端子被覆部とをさらに有し、該端子被覆部が取り外された状態で、端子具と接地線との接続部分が露出することを特徴とする。
斯かる構成によれば、電線の端部が、一端側から絶縁性の筒状体の内部に挿入される。電線の端部は、筒状体の内部に十分に挿入されることで、端子具と電気的に接触する。電線の端部が端子具に接触している状態で、電線係止部は、挿入された電線の一部を係止して、筒状体に電線が収納された状態を維持する。その後、端子具は、接地線と接続されることで、電線の端部を被覆しつつ、電線の端部を接地することができる。
また、端子被覆部が電線被覆部から取り外されることで、端子具の一部が露出する。より詳しくは、端子被覆部が電線被覆部から取り外されることで、端子具の接地線への接続部分が露出する。端子具の接地線への接続部分が露出するので、端子具への接地線の着脱を容易にすることができる。
また、本発明に係る接地用器具においては、端子具は、端子被覆部が取り外された状態で、電線被覆部に着脱自在であってもよい。
斯かる構成によれば、端子被覆部が電線被覆部から取り外されている状態で、さらに端子具を電線被覆部から取り外すことができる。これにより、接地用器具から導電性の部材を完全に取り外すことができるので、接地用器具を電線端末キャップとして利用する場合に、より安全を確保できる。
また、本発明に係る接地用器具においては、接地線を端子被覆部内から外部に引き出すために端子被覆部に形成された孔を閉塞する閉塞部材をさらに備えてもよい。
斯かる構成によれば、電線の端部が絶縁性の閉塞部材に完全に覆われるので、接地用器具を電線端末キャップとして利用する場合に、より安全を確保できる。
以上の如く、本発明に係る接地用器具によれば、電線の端部を被覆しつつ、電線の端部を接地可能であるというすぐれた効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る接地用器具を利用する概略図を示す。 同実施形態に係る接地用器具を示し、図2(a)は、接地用器具の左側面図、図2(b)は、接地用器具の平面図を示す。 同実施形態に係る接地用器具の図2(a)におけるA−A断面図を示す。 同実施形態に係る接地用器具の電線を挿入した場合におけるA−A断面図を示す。 本発明の第2の実施形態に係る接地用器具の断面図を示す。 同実施形態に係る接地用器具の端子被覆部を取り外した平面図を示す。 同実施形態に係る接地用器具の端子具を取り外した断面図を示す。 同実施形態に係る接地用器具の閉塞部材を取り付ける断面図を示す。
以下、本発明に係る接地用器具における第1の実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。
図1に示すように、電線5は、通常、がいし7,7を介して張力を作用させずに電柱6,6に架設されている。電線5に強い外力が作用すると、電線5は電柱6,6間で切断されることがある。電線5が切断されると、電線5は、がいし7,7から地面9に向けて垂れ下がる。切断された電線5の端部からがいし7,7までが十分に長い場合には、切断された電線5の端部は、地面9に落下する。
電線5が、たとえば被覆電線である場合、切断された電線5の端部は、芯線を露出している状態で地面9に落下する。そこで、切断され、地面9に落下した電線5の端部周囲の安全を確保することを目的として、接地装置1が監視人8によって電線5の端部に取り付けられる。
監視人8は、電線5の切断位置を確認する作業員である。監視人8は、電線5の切断位置を確認すると、電線5への通電を強制的に停止させる。その後、監視人8は、電線5の補修作業員の到着まで、切断された電線5を地絡させて端部周辺の安全を確保する。すなわち、監視人8は、接地装置1を切断された電線5の端部に取り付けて接地する。そして、監視人8は、電線5の端部に人が近づかないように周囲を監視する。
図1乃至図4に示すように、接地装置1は、地面9に埋設される接地棒3と、接地棒3に電気的に接続される接地線2と、電線5の端部50を接地線2に電気的に接続可能な接地用器具4とを備える。
接地棒3は、銅やアルミ等の金属で構成され、地面9に埋設しやすく、かつ地面9と十分な接地面積を有するように長尺状に形成されている。接地棒3は、接地線2に接続された後に、地面9に十分な深さで埋設される。
接地線2は、たとえばリード線であり、銅やアルミ等の芯線をゴム等の被覆で被覆して構成される。接地線2は、その両端で、接地棒3および接地用器具4のそれぞれに電気的に接続される。より詳しくは、接地線2は、その両端側の被覆を剥かれることで露出する芯線のそれぞれで、接地棒3および接地用器具4のそれぞれに電気的に接続される。
接地用器具4は、一端側から電線5の端部50を挿入可能な絶縁性の筒状体10と、該筒状体10内の他端側で、収納された電線5の端部50に電気的に接触可能な位置に配置され、接地線2が接続される端子具20とを備える。接地用器具4は、挿入された電線5の端部50を被覆することで、周囲の安全を確保する。また、接地用器具4は、接地線2と電線5の端部50とを電気的に接続することで、電線5の端部50を接地する。なお、以下の説明では、接地用器具4において、電線5の端部50が挿入される側を一端側、接地線2が筒状体10から外部に引き出される側を他端側として説明する。
筒状体10は、内部に電線5の端部50を収納して被覆する被覆部11と、電線5の端部50を被覆部11内部に挿入すべく一端側に設けられる挿入口14と、挿入された電線5を内部に収納した状態で維持すべく電線5の一部を係止する電線係止部12と、接地線2を内部から外部に引き出すために他端側に設けられる孔13とを有する。本実施形態において、筒状体10は、円筒形状であるが、四角筒形状等の多角筒形状、あるいは異形筒形状等であってよい。
被覆部11は、電線5の端部50を収納する電線被覆部11aと、接地線2を収納する端子被覆部11bとを有する。被覆部11は、円筒形状を有し、挿入口14から挿入される電線5の端部50を挿入方向に挿入された状態で収納するのに十分に長い、長尺形状に構成されている。被覆部11は、他端側において、他端部に向かって縮径するテーパ状に構成されている。被覆部11は、テーパ状に構成される他端部側まで、電線5の端部50に収納するのに十分な内径を有する。すなわち、被覆部11は、テーパ状に構成される他端部側まで、電線5の径よりも大きい内径を有する。
被覆部11は、絶縁性の樹脂で形成されており、収納された電線5の端部50を絶縁する。被覆部11は、たとえば、ポリカーボネート、アクリル等の絶縁性樹脂で形成される。被覆部11は、周囲に注意を喚起することを目的として、黄色で塗装されているのが好ましい。
被覆部11が透明なアクリルで形成される場合、被覆部11の内部に挿入された電線5の端部50は、外部から視認され得る。これにより、電線5の端部50が、十分に被覆部11の内部に収納されているか否かを確認することができる。より好ましくは、被覆部11は、挿入された電線5の端部50と端子具20との接触位置を覆う部分のみ透明であり、その他の部分を黄色で着色されているとよい。これにより、電線5の端部50が端子具20に接触する程十分に挿入されているか否かを被覆部11の外部から目視で確認することができるとともに、周囲に注意を喚起することができる。
電線被覆部11aは、筒状に形成されている。電線被覆部11aは、電線係止部12に隣接する被覆部11の一端側から、他端側でテーパ状に傾斜を開始する位置まで設けられている。そして、電線被覆部11aは、他端側で、端子被覆部11bに隣接する。電線被覆部11aは、一端側から他端側まで同径かつ、電線5を収納するのに十分な長尺状に形成されている。電線被覆部11aは、電線5よりも大きい径を有しており、電線5の端部50を内部まで十分に収納可能になっている。電線被覆部11aは、端子被覆部11bに隣接する位置で、端子具20により端子被覆部11bと仕切られる。
端子被覆部11bは、筒状に形成されている。より詳しくは、端子被覆部11bは、被覆部11の他端側のテーパ形状として形成される。端子被覆部11bは、端子具20の接地線2への接続部分を被覆するとともに、端子具20から孔13を介して外部に引き出される接地線2を被覆する。なお、端子被覆部11bは、ストレート形状で形成されていてもよい。
挿入口14は、筒状体10の一端部に設けられ、電線係止部12に隣接する。挿入口14は、電線5の断面に合わせて円形状を有するのが好ましく、電線5を筒状体10の内部に挿入可能な程度の径を有する。より詳しくは、挿入口14は、電線5と同径または電線5よりも大きい径を有する。なお、挿入口14は、電線5を挿入可能であれば、四角形状等の多角形状、異形形状等であってもよい。
電線係止部12は、筒状体10に挿入される電線5を径方向から押圧するクランプ部121と、クランプ部121の電線5への押圧を操作する一対の操作部122,122と、一対の操作部122,122の間に離間する力を与えることでクランプ部121に押圧力を与える弾性体123と、クランプ部121の筒状体10からの脱落を防止する脱落防止部124とを有する。電線係止部12は、電線被覆部11aの一端側と挿入口14との間に設けられる。
クランプ部121は、側面視円弧形状を有し、電線5と同じまたは電線5よりも大きい径を有する。クランプ部121の円弧形状内側面121aは、挿入口14の径よりも大きい、または同じ曲率半径をもつことが好ましい。クランプ部121の円弧形状内側面121aは、電線5を電線被覆部11aの長手方向に挿入可能な程度に、電線被覆部11aの径方向に移動する。すなわち、クランプ部121の円弧形状内側面121aは、挿入口14の端部との距離Lが電線5の被覆の径よりも少なくとも大きいか同じまで、電線被覆部11aの径方向に移動する。これにより、クランプ部121は、挿入口14から挿入された電線5をスムーズに電線被覆部11aに収納させることができる。
クランプ部121は、円弧形状内側面121aで、挿入口14から挿入された電線5の径方向から電線5の一部に当接可能に構成されている。すなわち、クランプ部121は、電線5が円弧形状内側面121aに挿入された後に電線5に当接する方向に移動することで、電線5の径方向から電線5の一部に当接する。クランプ部121はさらに、電線5に当接する位置で、電線5の径方向から電線5を押圧する。クランプ部121は、電線5を径方向から押圧することで、円弧形状内側面121aと電線被覆部11aの内面とで電線5を係止する。これにより、クランプ部121は、電線5の端部50を、筒状体10の内部に収納された状態に維持する。
一対の操作部122,122は、一方の操作部122に対して、他方の操作部122を近接または離間させる方向に移動させるガイドになるガイド部122aを有する。一対の操作部122,122は、一方が筒状体10に固定され、他方がクランプ部121に固着されている。他方の操作部122がガイド部122aに沿って、一方の操作部122から離間する方向に移動することで、挿入された電線5を押圧する方向にクランプ部121を移動させる。逆に他方の操作部122がガイド部122aに沿って、一方の操作部122に近づく方向に移動することで、挿入された電線5の押圧を解除する方向にクランプ部121を移動させる。これにより、他方の操作部122が一方の操作部122に対して移動することで、挿入された電線5の係止または解除を切替えることができる。
ガイド部122aは、長尺状に形成され、クランプ部121の径方向に沿う方向を長手方向にして、一端が一方の操作部122に固定される。より詳しくは、ガイド部122aは、一対の操作部122,122が近接する方向または離間する方向を長手方向にして、一端が一方の操作部122に固定される。すなわち、ガイド部122aは、クランプ部121の円弧形状内側面121aと挿入口14の端部との距離Lが大きくなるまたは小さくなる方向を長手方向にして、一端が一方の操作部122に固定される。ガイド部122aは、その長手方向に沿って他方の操作部122を摺動可能に他方の操作部122に接続されている。
弾性体123は、たとえばバネであり、一対の操作部122,122の間に設けられる。弾性体123は、一対の操作部122,122の間に設けられることで、一対の操作部122,122の間に離間する弾性力を与える。弾性体123は、弾性力を一対の操作部122,122に与えることで、一方の操作部122を介してクランプ部121に電線5を径方向から押圧する力を与える。
脱落防止部124は、筒状体10の一端部で、挿入口14に隣接して設けられる。脱落防止部124は、筒状体10の長手方向で、クランプ部121の円弧形状の内側面と当接可能な棒状に形成される。電線5が筒状体10の内部に収納されていない状態において、脱落防止部124は、クランプ部121の円弧形状内側面121aに当接することで、クランプ部121の押圧する方向へのそれ以上の移動を阻止する。これにより、脱落防止部124は、クランプ部121の筒状体10からの脱落を防止する。
孔13は、筒状体10の他端部に設けられる。孔13は、接地線2を筒状体10の内部から外部に引き出すことが可能であれば、どのような形状をしていてもよい。なお、孔13は、水分の筒状体10内への浸入を防止することを目的として、より狭い径を有することが好ましい。
端子具20は、電線被覆部11aの他端部に取り付けられる取付部21と、電線5の端部50に接触する接触部22と、接地線2に接続される接続部23とを有する。端子具20は、たとえば、銅やアルミ等の金属で全体が構成される。
取付部21は、電線被覆部11aの他端側における径と同じ径を有する円盤状に形成されるのが好ましい。取付部21は、電線被覆部11aの内面と接する面において、筒状体10に固定される。より詳しくは、取付部21は、円盤状の周面21aで筒状体10の内面に固定される。取付部21は、たとえば、接着剤等を利用して、電線被覆部11aの内面に固定される。取付部21は、電線被覆部11a側に位置する接触部22と端子被覆部11b側に位置する接続部23とを電気的に接続する。これにより、取付部21は、電線5の端部50の挿入位置を決定するとともに、電線5の端部50が端子被覆部11bまで挿入されることを防止する。
接触部22は、スパイク形状を有しており、取付部21の筒状体10に接触しない一方の面に複数設けられる。具体的には、接触部22は、取付部21の筒状体10への固定により、取付部21の一端側を向くこととなる面に複数設けられる。すなわち、接触部22は、取付部21の筒状体10内面の固定により、挿入口14に対向することとなる面に複数設けられる。これにより、接触部22は、挿入口14から筒状体10に挿入される電線5の端部50に、スパイク形状の先端側で接触可能に位置される。接触部22は、電線係止部12に係止された電線5の端部50が筒状体10の径方向にずれて移動するのを防止する程度の高さおよび数だけ設けられる。これにより、電線5の端部50に筒状体10の径方向への力が加わった場合であっても、接触部22は、電線5の端部50への電気的な接続を確保する。
接続部23は、接地線2を接続すべく、接地線2を挿入可能な孔24を有する。接続部23は、取付部21の筒状体10に接触しない他方の面に設けられ、円柱形状を有する。接続部23は、挿入部24を円柱形状の径方向側面に設けることが可能な程度に、取付部21から突出して設けられる。取付部21が筒状体10の内面に固定されると、接続部23は孔13に対向する取付部21の面に突出することになる。これにより、接続部23は、端子被覆部11b内に位置される。接続部23は、孔24に挿入される接地線2を、端子被覆部11bを通って孔13に導出可能な位置に配置される。なお、接続部23は、接地線2を接続可能な構成であれば、フック形状等の掛止部であってよく、ネジ形状、またはバネ形状等の形状であってよい。
孔24は、接続部23の側面を貫通して設けられる。孔24は、接地線2を挿通可能な程度の径を有しており、挿通された接地線2を接続部23の周囲に巻き付けることを可能にする。これにより、孔24は、接続部23および接地線2の電気的な接続を確立する。
本実施形態に係る接地用器具4の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る接地用器具4の作用について説明する。
接地用器具4は、接地線2を介して接地棒3に接続される接地装置1の状態で利用される。すなわち、接地用器具4は、予め、他端を接地棒3に接続された接地線2の一端に、端子具20の接続部23を接続して利用される。まず、監視人8は、電線5の切断位置を特定すると、電線5を強制的に停電させる。切断された電線5の端部50は、被覆を剥がされて、芯線を露出した状態になる。そして、切断された電線5の端部50は、一対の調整部122,122を近接させた状態で、挿入口14から筒状体10に挿入される。電線5の端部50が電線被覆部11aに十分に収納されると、接触部22は、電線5の端部50に当接して、電気的に接触する。
切断された電線5の端部50が接触部22に接触することで、電線5の端部50は、筒状体10に十分に収納された状態になる。電線5の端部50を筒状体10に収納された状態に維持するべく、一対の調整部122,122は、それぞれ離間される状態にされる。これにより、クランプ部121は、弾性体123の弾性力により、円弧形状の内側面121aで電線5を径方向から押圧する。したがって、クランプ部121は、円弧形状の内側面121aで筒状体10の内面に電線5を押圧して、この電線5を係止する。これにより、クランプ部121は、電線5の端部50を筒状体10の内部に収納した状態に維持する。そして、電線5の端部50が電線被覆部11aの内部に収納された後、接地棒3は、地面9に埋設される。
以上のように、本願発明の接地用器具4によれば、電線5の端部50を接地させることができる。電線5に不意の通電があっても、電線5の端部50を接地しているので、電線5の端部50周辺の安全を確保することができる。
また、接触部22がスパイク形状をしているので、電線5の端部50が筒状体10の径方向に移動する力が加わったとしても、接触部22は、スパイク形状で電線5の端部50の移動を阻止して、電線5の端部50を電気的に接触する状態に維持する。したがって、接地用器具4は、電線5の端部50を確実に接地することができ、電線5の端部50周辺の安全を確保することができる。
次に、本発明に係る接地用器具における第2の実施形態について、図5〜図8を参酌して説明する。なお、図5〜図8において、図1〜図4の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同一の構成または要素を表す。なお、第2の実施形態に係る接地線2、接地棒3は、第1の実施形態と同一の構成であるので説明を省略する。
図5から図8に示すように、本実施形態に係る接地用器具4は、一端側から電線5の端部50を挿入可能な絶縁性の筒状体10と、該筒状体10内の他端側で、収納された電線5の端部50に電気的に接触可能な位置に配置され、接地線2が接続される端子具20と、筒状体10の他端側を閉塞する閉塞部材30とを備える。接地用器具4は、挿入された電線5の端部50を絶縁するとともに、接地線2と電線5の端部50とを電気的に接続することで、電線5の端部50を接地する。
筒状体10は、電線5を収納する第1筒状体10aと、端子具20の一部を収納する第2筒状体10bとを有する。本実施形態において、筒状体10は、円筒形状であるが、第1実施形態と同様に、四角筒形状等の多角筒形状、あるいは異形筒形状等であってよい。
第1筒状体10aは、電線5の端部50を被覆部11内部に挿入すべく一端側に設けられる挿入口14と、挿入された電線5を内部に収納した状態で維持すべく電線5の一部を係止する電線係止部12と、電線5の端部50を被覆する電線被覆部11aとを有する。ここで、電線係止部12および挿入口14は、第1の実施形態に係る筒状体10に設けられる電線係止部12および挿入口14と同一であるので、本実施形態での説明を省略する。
電線被覆部11aは、第2筒状体10bを係止する第1係止部18と、端子具20を係止する第2係止部19とを有する。電線被覆部11aは、第1の実施形態における筒状体10のテーパ形状部分を除く部分に該当する。電線被覆部11aの他端側は、第2筒状体10bの電線被覆部11aへの取り付けにより、第2筒状体10bに被覆される。
図5および図6に示すように、第1係止部18は、電線被覆部11aの他端側外面に溝状に設けられる。より詳しくは、第1係止部18は、電線被覆部11aの他端側外面において、電線被覆部11aの他端部から一端側に向けて延び、その後、電線被覆部11aの円弧に沿う方向に折曲形成されて、カギ形の溝状に設けられる。第1係止部18は、第2筒状体10bの一部を電線被覆部11aの円弧に沿う方向に延びる溝で係止することで、第2筒状体10bを電線被覆部11aに係止する。
第2係止部19は、電線被覆部11aの他端側内面に、電線被覆部11a内面の円周に沿って溝状に設けられる。第2係止部19は、電線被覆部11aの他端部から電線被覆部11a内に挿入される端子具20の一部を溝内に係止することで、端子具20を電線被覆部11aに係止する。
第2筒状体10bは、電線被覆部11aに着脱自在に取り付けられ、端子具20を被覆する端子被覆部11bと、接地線2を内部から外部に引き出すために他端側に設けられる孔13とを有する。ここで、孔13は、第1の実施形態に係る筒状体10に設けられる孔13と同一であるので、本実施形態における説明を省略する。
端子被覆部11bは、電線被覆部11aの外面に当接する当接部17aと、接地線2を外部に引き出すための孔13を形成するストレート部17bと、当接部17aおよびストレート部17bを結ぶテーパ状のテーパ部17cとを有する。端子被覆部11bは、全体として第1の実施形態における被覆部11のテーパ状の部分に該当する。より詳しくは、端子被覆部11bは、電線被覆部11aの他端側に取り付けられる一端側でより大きい径をもち、ストレート部17bを有する他端側でより小さい径をもつ。
当接部17aは、端子被覆部11bの内面17dから径内方向に突出する第1爪部18aを有する。当接部17aは、電線被覆部11aの外径と同じ大きさの内径を有する。そして、当接部17aの内面17dは、テーパ部17cの一端部から、テーパ部17cの一端部内面と同径で延伸されて形成される。これにより、端子被覆部11bが電線被覆部11aに取り付けられる場合に、当接部17aの内面17dは、電線被覆部11aの他端側外面11cに当接する。当接部17aの内面17dが電線被覆部11aの他端側外面11cに当接するので、当接部17aは、当接部17aと電線被覆部11aとの間から水分の端子被覆部11b内への浸入を防止する。
第1爪部18aは、当接部17aの内周に沿う方向において、電線被覆部11aの他端部に設けられる第1係止部18の溝に係合する位置に形成される。第1爪部18aは、端子被覆部11bの電線被覆部11aへの取付方向において、テーパ部17cの一端部から所定の間隔を隔てる位置に形成される。より詳しくは、第1爪部18aは、電線被覆部11aの他端部から電線被覆部11aの一端方向に延びる、第1係止部18の長さ以上の長さ分、テーパ部17cの一端側から取付方向に隔てた位置に形成される。これにより、第1爪部18aは、電線被覆部11aの他端部がテーパ部17cの内面に接触することを防止する。第1爪部18aは、第1係合部18の電線被覆部11aの外面11cからの深さと同じまたはより浅い位置で係止される高さで突出する。そして、第1爪部18aは、端子被覆部11bの電線被覆部11aへの取付方向において、折曲形成される第1係止部の、電線被覆部11aの外周方向に沿って延びる部分の幅と同じ、またはそれ未満の幅で突出する。
ストレート部17bは、その端部に孔13を有している。ストレート部17bの内面は、テーパ部17cの他端部から、テーパ部17cの他端部の内面に同径で延伸されて形成される。ストレート部17bは、孔13から端子被覆部11b内に水分の浸入を防止できる程度に延伸されて形成されるのが好ましい。
テーパ部17cは、当接部17aからストレート部17bに向かうにしたがって縮径する形状を有する。テーパ部17cは、その内面で囲まれる空間で端子具20の接地線2への接続部分と接地線2とを被覆する。テーパ部17cは、その内部に端子具20を収納可能な程度で、当接部17aからストレート部17bに向かうにしたがって縮径する。
図5から図7に示すように、端子具20は、電線5の端部50の挿入位置を決定する取付部21と、電線5の端部50に接触する接触部22と、接地線2に接続される接続部23とを有する。本実施形態における接触部22の構成は、第1の実施形態における接触部22の構成と同一であるので、本実施形態での説明を省略する。
取付部21は、第1実施形態の構成に加えて、端子具20を電線被覆部11aに係止される第2爪部21bを有する。本実施形態における取付部21の他の構成は、第1の実施形態における取付部21の構成と同一であるので、本実施形態での説明を省略する。
第2爪部21bは、取付部21の周面21aに環状に設けられる。第2爪部21bは、第2係止部19の溝の深さと同じ分だけ取付部21の周面21aから突出する。これにより、第2爪部21bは、第2係止部19に係止されることで、電線被覆部11aの他端部の内面を塞ぐ形に端子具20を位置させる。また、図7に示すように、第2爪部21bは、第2係止部19から取り外されることで電線被覆部11aの他端部を開放する。
接続部23は、第1の実施形態における構成に加えて、接地線2の接続部23への着脱を自在にする蝶ネジ25と、蝶ネジ25と螺合する図示しないネジ孔とを有する。蝶ネジ25およびネジ孔以外の接続部23の構成は、第1の実施形態の構成と同様であるので、本実施形態での説明を省略する。
蝶ネジ25は、接続部23の他端側を向く面から孔24に向けて、接続部23に螺合する。蝶ネジ25は、孔24の内面に対向する先端と穴の内面とで接地線2を係止することで、接続部23および接地線2の電気的な接続を確立する。蝶ネジ25は、先端を孔24の内面から離間する方向に緩められることで、接地線2を係止から開放する。逆に、蝶ネジ25は、孔24に接地線2の芯部分が挿入されている状態で、先端が孔24の内面に近づく方向に締められることで、接地線2を係止する。
ネジ孔は、接続部23の他端側を向く面から孔24に向けて連通している。これにより、ネジ孔は、接続部23の他端側を向く面から螺合する蝶ネジ25の先端の孔24への当接を可能にしている。
閉塞部材30は、図8に示すように、ストレート部17bの外面に当接する当接部31と、孔13を閉塞する閉塞部32とを有する。閉塞部材30は、一端側が開口され、他端側が閉塞される筒形状を有する。閉塞部材30の一端側は、ストレート部17bの外周と同じ内径で開口している。閉塞部材30は、一端部からストレート部17bの他端部に取り付けられることで、孔32を閉塞する。閉塞部材30は、たとえば、ポリカーボネート、アクリル等の絶縁性樹脂で形成されて、電線5の端部50または端子具20を絶縁する。
当接部31は、筒状に形成されて、その内面でストレート部17bの外面に当接する。当接部31の内径は、ストレート部17bの外径と同じである。これにより、当接部31がストレート部17bに取り付けられる場合、当接部31の内面は、ストレート部17bの外面17eと摩擦力を発生させる。これにより、当接部31がストレート部17bから脱落することを防止する。また、当接部31は、ストレート部17bに当接することで、閉塞部材30の筒形状内側への水分の浸入を防止して、孔13への導電性物質の侵入を防止する。
閉塞部32は、当接部31の他端部を完全に閉塞する円盤形状を有する。これにより、閉塞部32は、当接部31の他端部から孔13への水分の浸入を防止する。
本実施形態に係る接地用器具4の構成は以上の通りであり、次に、本実施形態に係る接地用器具4の作用について説明する。なお、接地用器具4を用いて電線5の端部50を接地させる場合の作用は、第1の実施形態と同一であるので、本実施形態での説明を省略する。
接地用器具4は、接地線2を取り除くことで、電線端末キャップとして利用することも可能である。接地用器具4は、まず、接地線2を取り除くことを目的として、電線被覆部11aと端子被覆部11bとに分解される。
図5に示すように、端子被覆部11bは、第1爪部18aを第1係止部18に係止することで電線被覆部11aに取り付けられている。端子被覆部11bは、電線被覆部11aに取り付けられている状態で、電線被覆部11aの他端側から一端側への方向に対して、時計周り41に回転させられる。そして、図5に示すように、端子被覆部11bは、電線被覆部11aの一端側から他端側に向けて、電線被覆部11aから取り外されることで、電線被覆部11aから離間する。端子具20の接地線2への接続部分である接続部23は、端子被覆部11bの電線被覆部11aからの取外しにより露出する。
蝶ネジ25は、孔24の内面から離間する方向に緩められることで、接地線2の接続部23への係止を解除する。接地線2は、接続部23から取り外された後、孔13を通して端子被覆部11bからも取り外される。
図7に示すように、第2爪部21bが第2係止部19の係止から開放されることで、端子具20は、電線被覆部11aから取り外される。具体的には、第2爪部21bが第2係止部19の係止から開放された後、端子具20は、電線被覆部11aの一端側から他端側に向けて取り外されることで、電線被覆部11aの他端側から取り外される。
端子被覆部11bは、第1爪部18aおよび第1係止部18が電線被覆部11aの周方向に沿って重なる位置に位置調整される。端子被覆部11bは、その後、電線被覆部11aの他端側から一端側に向けて挿入される。さらに、端子被覆部11bは、電線被覆部11aの他端側から一端側への方向に対して、反時計回り42に回転させられる。これにより、第1爪部18aは、電線被覆部11aの周方向に形成される、第1係止部18の部分に係止され、端子被覆部11bは、電線被覆部11aに取り付けられる。
閉塞部材30は、ストレート部17bに取り付けられることで、孔13を閉塞する。これにより、接地用器具4は、全体として絶縁性材料が外面に露出するとともに、電線5の端部50を絶縁性材料で被覆可能になる。
接地用器具4に接地線2を接続する場合には、上記作用の逆に接地用器具4を作用させることで、接地用器具4を接続線2に接続できる。
以上により、本実施形態に係る接地用器具4は、電線端末キャップとして利用することができる。接地棒3が十分に接地できない場合等においては、接地用器具4を電線端末キャップとして利用することで、電線5の端部50を絶縁することができる。また、切断された電線5に限らず、工事において電線5を切断する場合においても、接地用器具4を電線端末キャップとして利用できるので、接地用器具4の汎用性を広げることができる。また、接地用器具4から導電部分を全て取り外すことができるので、接地用器具4を電線端末キャップとして利用する場合であっても、電線5の端部50周辺の安全を十分に確保することができる。
なお、本発明に係る接地用器具4は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、本発明に係る電線係止部12においては、電線被覆部11aの内径を電線5の径と同じ大きさにすることで電線係止部12としてもよい。電線被覆部11aの内径と電線5の径とが同じ大きさなので、筒状体10に挿入された電線5の端部50は、電線被覆部11aおよび電線5の間の摩擦力で筒状体10内に係止されてその状態に維持される。これにより、挿入口14に隣接して電線係止部12を設ける必要が無いので、接地用器具4をより小さくすることができる。また、接地用器具4の動作部分をなくすことができるので、接地用器具4の故障率を抑えることができる。
また、本発明に係る電線係止部12においては、電線被覆部11aの内部で径内方向に向けて突出する突起を形成することで電線係止部12としてもよい。突起と突起に対向する電線被覆部11aの面との間の距離は、電線5に等しいのが好ましい。電線5は、電線被覆部11aに挿入されることで突起によって係止されるので、電線5の端部50は、電線被覆部11a内に収納された状態に維持される。これにより、接地用器具4をより小さくすることができる。また、接地用器具4の動作部分をなくすことができるので、接地用器具4の故障発生率を抑えることができる。
また、本発明に係る弾性体123は、ゴムであってもよい。これにより、接地用器具4の外面から導電性物質を除くことができ、電線5の端部50を確実に絶縁することができる。
また、本発明に係る第1係止部18は、電線被覆部11aの他端側の外周に沿って、環状に設けられても良い。この場合、第1爪部18aは、当接部17aの径内方向に突出する方向に、当接部17aの内周に沿って、環状に設けられる。これにより、第1爪部18aが電線被覆部11aの外周に沿って設けられる第1係止部18に係止されることで、端子被覆部11bは、電線5の端部50または端子具20を確実に被覆することができる。
また、本発明に係る接触部22においては、金たわしまたは導電性グラスウールを利用しても良い。これにより、挿入された電線5の端部50の形状に合わせて接触部22の形状を変えることができる。したがって、電線5の端部50の接触部22への接触を確実にすることができるので、電線5の端部50を確実に接地することができる。
また、本発明に係る接続部23は、側面に孔24を設けられる構成であれば、円柱形状に限定されない。すなわち、接続部23には、直方体形状、異形形状等を採用することができる。これにより、端子被覆部20の形状をより自由にデザインすることができる。
また、本発明に係る閉塞部材30は、それ自体が孔13と同径をもつ円盤形状に形成されてもよい。閉塞部材30は、ストレート部17cの内面と閉塞部材30との当接する部分における摩擦力で、孔13を閉塞する。これにより、閉塞部材30をより小さくすることができ、閉塞部材30の製作コストを削減することができる。
また、本発明に係る閉塞部材30は、端子被覆部11bに紐状の接続部材を利用して接続されていてもよい。閉塞部材30が孔13を閉塞しない場合であっても端子被覆部11bに接続されているので、孔13を閉塞する場合に、直ちに閉塞部材30を利用することができる。
また、上記第2の実施形態に係る端子具20の取り外しにおいては、電線被覆部11aから取り外さずに、電線被覆部11aに端子被覆部11bを取り付けてもよい。これにより、端子具20を取り外す工程がなくなるので、より迅速に電線5の端部50を保護することができる。
1 接地装置
2 接地線
3 接地棒
4 接地用器具
5 電線
6 電柱
7 がいし
8 監視人
9 地面
10 筒状体
10a 第1筒状体
10b 第2筒状体
11 被覆部
11a 電線被覆部
11b 端子被覆部
11c 外面
12 電線係止部
13 孔
14 挿入口
17a 当接部
17b ストレート部
17c テーパ部
17d 内面
17e 外面
18 第1係止部
18a 第1爪部
19 第2係止部
20 端子具
21 取付部
21a 周面
21b 第2爪部
22 接触部
23 接続部
24 挿入部
25 蝶ネジ
30 閉塞部材
31 当接部
32 閉塞部
50 端部
121 クランプ部
121a 円弧形状内側面
122 操作部
123 弾性体
124 脱落防止部

Claims (5)

  1. 芯線が被覆部によって被覆された電線接地するために用いられる接地用器具であって、
    電線の端部を一端側から他端側に向けて挿入可能に構成され、且つ挿入された電線の端部を内部に収納した状態で維持すべく電線の一部を係止する電線係止部が設けられた絶縁性の筒状体と、該筒状体内の他端側に配置され、前記筒状体に挿入される電線の芯線のが接触可能な接触部を有するとともに、接地線が接続される接続部を有する導電性の端子具とを備えることを特徴とする接地用器具。
  2. 電線の端部を接地するために用いられる接地用器具であって、
    一端側から挿入された電線の端部を内部に収納した状態で維持すべく電線の一部を係止する電線係止部が設けられた絶縁性の筒状体と、該筒状体内の他端側で、収納された電線の端部に電気的に接触可能な位置に配置され、接地線が接続される端子具とを備え、
    筒状体は、電線の端部を被覆する電線被覆部と、該電線被覆部に着脱自在に取り付けられ、端子具を被覆する端子被覆部とをさらに有し、該端子被覆部が取り外された状態で、端子具と接地線との接続部分が露出することを特徴とする接地用器具。
  3. 筒状体は、電線の端部を被覆する電線被覆部と、該電線被覆部に着脱自在に取り付けられ、端子具を被覆する端子被覆部とをさらに有し、該端子被覆部が取り外された状態で、端子具と接地線との接続部分が露出することを特徴とする請求項1に記載の接地用器具。
  4. 端子具は、端子被覆部が取り外された状態で、電線被覆部に着脱自在であることを特徴とする請求項2又は3に記載の接地用器具。
  5. 接地線を端子被覆部内から外部に引き出すために端子被覆部に形成された孔を閉塞する閉塞部材をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の接地用器具。
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