JP6587180B2 - 接地器 - Google Patents

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Description

本発明は、トロリ線等の「電車線」や「き線」と接地側とを電気的に接続するための接地器に関する。
例えば、特許文献1に記載の接地器は、電車線の一定区間を無通電とする際に用いられるものである。
特開平8−310277号公報
可撓性を有する接地ケーブルを介して電車線側と接地側とを接続する接地器では、設置作業中は、接地ケーブルが電車線側から垂下した状態となる。
このため、検査用車両等の車幅が従来より大型化した車両が、傾斜した道床を通過する際に、その垂下した接地ケーブルに当該車両が干渉してしまうおそれがある。
本発明は、上記点に鑑み、可撓性を有する接地ケーブルを介して電車線側と接地側とを接続する接地器において、当該接地ケーブルと車両との干渉を回避すること目的とする。
本願では、給電用の電車線を支持する金属製の支持部(31)と接地側とを電気的に接続する接地器において、支持部(31)に掛けられるハンガー部(11)であって、支持部(31)と導通可能なハンガー部(11)と、可撓性を有する接地ケーブル(12)であって、一端側がハンガー部(11)に電気的に接続され、他端側が接地側に電気的に接続可能な接地ケーブル(12)と、支持部(31)にハンガー部(11)が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びるオフセット部材(13)であって、接地ケーブル(12)より曲げ剛性が大きいオフセット部材(13)とを備え、ハンガー部(11)はオフセット部材(13)の延び方向一端側に設けられ、さらに、接地ケーブル(12)のうち接地側は、支持部(31)にハンガー部(11)が掛けられたときに、オフセット部材(13)の延び方向他端側から接地側に向けて垂下する。
これにより、本願発明では接地ケーブル(12)を従来より道床から離れた位置にて垂下させることができる。したがって、接地ケーブル(12)と車両との干渉を回避することが可能となる。
なお、ハンガー部(11)及びオフセット部材(13)が一体化されたハンガーユニット(10)を鉛直方向上方側に上昇させる方法として、例えば従来と同様に、竿状に構成されたポール材(16)を用いる場合には、以下の構成を採用することが可能である。
すなわち、(a)ハンガーユニット(10)に固定されたポール材を用いる構成、又は(b)ハンガーユニット(10)にポール材(16)の先端が着脱自在に装着可能なジョイント部(15)が設けた構成等である。
上記(a)の構成を採用した場合には、ポール材をオフセット部材(13)の延び方向他端側に連結した構成とすることが望ましい。これにより、ポール材と車両との干渉を回避でき得る。
上記(b)の構成を採用した場合には、ジョイント部(15)にポール材(16)の先端を装着した状態でハンガーユニット(10)を上昇させて、少なくともハンガー部(11)を支持部(31)に掛けた後、ポール材(16)をハンガーユニット(10)から取り外す。これにより、ポール材(16)と車両との干渉は原理的に発生しない。
なお、上記(b)の構成では、ポール材(16)をハンガーユニット(10)から取り外すことが可能であるので、少なくとも「ハンガーユニットとポール材の先端とが着脱自在に装着可能な構成」においては、ジョイント部(15)の位置は不問である。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各構成等の括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るハンガーユニット10の説明図である。 本発明の実施形態に係るハンガーユニット10の使用状態を示す図である。 ブラケット30及び車両との関係を示す図である。 Aはハンガー部11の側面図である。Bは図4Aの右側面図である。 ジョイント部15の説明図である。 Aは接地ケーブル12の側面図である。Bは接地ケーブル12の断面図である。 色相環の一例を示す図である。 接地器1の使用状態を示す図である。 Aは帯状部材19の表面を示す図である。Bは帯状部材19の裏面を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、鉄道用の接地器に本発明を適用したものである。各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る接地器1に用いるハンガーユニット10を示す正面図である。図2は当該ハンガーユニット10を電車専用のブラケット30に掛けた状態を示す図である。
ブラケット30は、図3に示すように、金属製の支持部31及び電気絶縁用の碍子部32等を有して構成されている。支持部31は給電用の電車線を支持する部材であって、碍子部32を介して支柱部33等に組み付けられている。
なお、支持部31は金属製であるので、電車線と支持部31とは同電位となる。そして、接地器1は、支持部31と接地側(例えば、レール)とを電気的に接続することにより、電車線等を接地するものである。以下、電車線等を接地することを「接地作業」という。
1.ハンガーユニットの構成
ハンガーユニット10は、図1に示すように、ハンガー部11、接地ケーブル12及びオフセット部材13を少なくとも有している。ハンガー部11は、接地作業時に支持部31に掛けられる部位であって、支持部31と導通可能である。
ハンガー部11は、図4Aに示すように、被掛け部11A及び基部11B等を有している。被掛け部11Aは、支持部31に掛けられる部材であって、帯板状の部材がフック状に湾曲した部材である。
基部11Bは、被掛け部11A、つまりハンガー部11をオフセット部材13に連結するための部材である。なお、ハンガー部11(被掛け部11A及び基部11B)は、金属やカーボン等の導電性を有する材料(本実施形態では、金属製)の部材である。
被掛け部11Aは、図4Bに示すように、オフセット部材13に対して揺動可能となるように基部11Bに組み付けられている。すなわち、被掛け部11Aと基部11Bとは、第1ボルト11C及び第2ボルト11Dにより連結されている。
被掛け部11Aには、第1ボルト11Cが貫通挿入される第1ボルト穴(図示せず。)、及び第2ボルト11Dが貫通挿入される第2ボルト穴11Eが設けられている。第2ボルト穴11Eは、第1ボルト穴を中心とする円弧状の長穴にて構成されている。
したがって、第1ボルト11C及び第2ボルト11Dが緩んだ状態では、被掛け部11A、つまりハンガー部11はオフセット部材13に対して揺動可能な状態となる。そして、第1ボルト11C及び第2ボルト11Dが締め込まれた状態では、ハンガー部11はオフセット部材13に対して揺動不可な状態となる。
接地ケーブル12は、可撓性を有するとともに、図1に示すように、一端側がハンガー部11に電気的に接続され、かつ、他端側が接地側に電気的に接続される導通線である。当該接地ケーブル12の一端側は、ハンガー部11のうち基部11Bに直接的に接続固定されている(図4B参照)。接地ケーブル12の他端側には、当該接地ケーブル12をレール(図示せず。)に固定するための固定具(図示せず。)が設けられている。
オフセット部材13は、接地ケーブル12より曲げ剛性が大きい部材であって、図2に示すように、支持部31にハンガー部11(ハンガーユニット10)が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びる部材である。
なお、本実施形態に係るオフセット部材13は、ガラス繊維が円筒状に成形されたパイプ状の部材である。このため、オフセット部材13は、接地ケーブル12に比べると、完全剛体とみなすことが可能な程度の曲げ剛性を有する。
そして、ハンガー部11がオフセット部材13の延び方向一端側に組み付け固定されてハンガーユニット10が構成されている。接地ケーブル12のうち少なくとも接地側は、支持部31にハンガー部11が掛けられたときに、オフセット部材13の延び方向他端側から接地側に向けて垂下する。
具体的には、オフセット部材13の延び方向他端側には、図1に示すように、接地ケーブル12を保持する保持部13Aが設けられている。このため、ハンガー部11に接続された接地ケーブル12は、当該延び方向に沿って這うように延び方向一端側から他端側に延びた状態でオフセット部材13に保持される。
なお、本実施形態では、少なくとも1つの中間保持部13Bが設けられている。中間保持部13Bは、オフセット部材13のうち保持部13Aとハンガー部11との中間に設けられて接地ケーブル12を保持する。
本実施形態に係るハンガーユニット10には、フック部14及びジョイント部15が設けられている。フック部14は、図2に示すように、碍子部32に掛けられる部位であって、オフセット部材13の延び方向他端側に設けられている。なお、本実施形態に係るフック部14は、丸棒状の部材がフック状に湾曲した形状である。
つまり、ハンガーユニット10は、ハンガー部11及びフック部14によりブラケット30に掛けられる。そして、ハンガーユニット10がブラケットに掛けられた状態では、接地ケーブル12は、オフセット部材13を這うようにハンガー部11からフック部14側に延びてオフセット部材13の延び方向他端側から垂下した状態となる。
なお、本実施形態係るハンガーユニット10では、ハンガー部11の先端側及びフック部14の先端側がオフセット部材13に近づけるように折り曲げることができる。つまり、本実施形態に係る接地器1では、ハンガー部11及びフック部14を折り畳んで収納できる。
3.ポール材とジョイント部
本実施形態に係る接地器1は、竿状に構成されたポール材16(図1参照)を利用してハンガーユニット10を鉛直方向上方側に上昇させてブラケット30に掛けることが可能である。なお、ポール材16は伸縮可能なテレスコープ状の部材である。つまり、ポール材16は、直径寸法が異なる複数の筒体が組み合わされて構成されている。
そして、ハンガーユニット10のうちオフセット部材13には、ジョイント部15が設けられている。当該ジョイント部15は、ポール材16の先端が着脱自在に装着可能な部位である。
すなわち、ジョイント部15は、図5に示すように、ポール材16が挿入可能な筒状の部材である。筒状に構成された本体部15Aのうち挿入口15B側には、ポール材16を本体部15A内に誘導する誘導部15Cが設けられている。
誘導部15Cは、挿入口15Bに近づくほど、内径寸法が拡大する円錐テーパ面にて構成されている。誘導部15C及び本体部15Aには、ポール材16の側面に設けられた突起部16Aが導入可能な溝部15Dが設けられている。
溝部15Dは第1溝部15E〜第3溝部15Gを有している。第1溝部15Eは、挿入口15Bから挿入方向に延びている。第2溝部15Fは、第1溝部15Eの挿入方向先端から本体部15Aの周方向に沿って延びている。
第3溝部15Gは、第2溝部15Fの延び方向端部から第1溝部15Eと平行に挿入口15B側に延びる部位を有している。このため、突起部16Aが第3溝部15Gにある状態では、ポール材16がジョイント部15から脱落することが規制される。
ポール材16に先端には、ポール材16に対して挿入方向に出没可能な押圧突起16Bが設けられている。押圧突起16Bは、ポール材16内に収納されたバネ(図示せず。)の弾性力により、ポール材16から突出する向きに押圧されている。
そして、ポール材16がジョイント部15に挿入されて突起部16Aが第3溝部15Gにある状態では、押圧突起16Bの先端が本体部15Aの天壁15Hに接触する。このため、ポール材16が挿入口15B側に押圧されるため、突起部16Aが第3溝部15Gにある状態が保持される。
4.ハンガーユニットの重量バランス
フック部14は、図1に示すように、オフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と反対側に設けられている。ハンガーユニット10の重心G1は、オフセット部材13の長手方向中央よりもハンガー部11側に位置している。
ハンガーユニット10のうちハンガー部11側には錘部17が設けられている。そして、本実施形態では、ジョイント部15は、オフセット部材13の長手方向中央よりもハンガー部11側に位置している。
なお、上記重心G1は、接地ケーブル12を含まない状態、つまり、ハンガー部11、オフセット部材13(保持部13A、中間保持部13Bを含む。)、フック部14及び錘部17で構成されたハンガーユニット10の重心である。
5.本実施形態に係る接地器の特徴
本実施形態に係る接地器1では、ブラケット30にハンガーユニット10が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びるオフセット部材13が設けられ、かつ、接地ケーブル12のうち接地側が、図2に示すように、オフセット部材13の延び方向他端側から接地側に向けて垂下する。
これにより、本実施形態では、図3に示すように、接地ケーブル12を従来より道床から離れた位置にて垂下させることができる。したがって、接地ケーブル12と車両との干渉を回避することが可能となる。
本実施形態では、ポール材16を利用してハンガーユニット10を鉛直方向上方側に上昇させることが可能である。
すなわち、作業者は、ジョイント部15にポール材16の先端を装着した状態でハンガーユニット10を上昇させる。次に、作業者は、ハンガー部11を支持部31に掛け、フック部14を碍子部32に掛けた後、ポール材16をハンガーユニット10から取り外す。この方法であれば、ポール材16と車両との干渉は原理的に発生しない。
本実施形態では、オフセット部材13の延び方向他端側にフック部14が設けられているので、ハンガーユニット10を安定した状態でブラケット30に掛けることが可能となる。
本実施形態に係るフック部14は、オフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と反対側に設けられている。これにより、ブラケット30に掛けられたハンガーユニット10を更に安定させることができる。
つまり、仮にフック部14がオフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と同一側に設けられていると、接地ケーブル12のうち垂下した部分に作用する重力によって、ハンガー部11が支持部31から離間する向きのモーメントが大きくなる。
そして、上記モーメントが発生すると、ブラケット30に掛けられたハンガーユニット10が不安定となる。しかし、本実施形態に係るフック部14は、オフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と反対側、つまり保持部13A側に設けられているので、上記モーメントが大きくなることを抑制できる。
本実施形態では、ハンガーユニット10の重心G1は、オフセット部材13の長手方向中央よりもハンガー部11側に位置している。これにより、ハンガー部11に作用する重力を大きくできるので、ハンガー部11と支持部31との接触面圧を大きくでき得る。延いては、ハンガー部11と支持部31とを確実に導通させることが可能となる。
そして、本実施形態では、ハンガーユニット10のうちハンガー部11側に錘部17を設けているので、ハンガー部11と支持部31との接触面圧を更に大きくでき得る。
本実施形態に係るジョイント部15は、オフセット部材13の長手方向中央よりもハンガー部11側に位置している。これにより、ジョイント部15を中心とするモーメントを小さくできるので、ポール材16を用いてハンガーユニット10を上昇させる際に、ポール材16が大きく弓なりに撓み変形することを抑制できる。
本実施形態に係るハンガー部11は、揺動可能にオフセット部材13に組み付けられている。これにより、支持部31が傾いている場合であっても確実にハンガー部11を支持部31に掛けることができ得る。
(第2実施形態)
1.接地ケーブル等について
接地ケーブル12は、図6A及び図6Bに示すように、ケーブル本体12A及び被覆部12Bを有して構成されている。ケーブル本体12Aは、銅等の金属製の電気導体にて構成されている。なお、本実施形態に係るケーブル本体12Aは、細い金属製の素線が撚られてワイヤーロープ状に構成されたものである。
被覆部12Bは、ケーブル本体12Aの表面を覆う電気絶縁材料に構成されたチューブ体である。被覆部12Bは、透明部12C及び有色部12Dを有して構成される。透明部12Cは、作業者等によりケーブル本体12Aを目視することが可能な部位である。なお、透明部12Cは無色透明及び有色透明のうちいずれであってもよい。
有色部12Dは、透明部12Cと異なる色相を有する部位であって、色相環(図7参照)において「黄色」を中心とした300°の範囲の色相である。つまり、有色部12Dは、色相環において「黄色」から右回り150°の範囲、及び色相環において「黄色」から左回り150°の範囲に属する色相である。なお、本実施形態に有色部12Dの色相は「黄色」である。
有色部12Dは、図6Bに示すように、ケーブル本体12Aを挟んで対称の位置において、接地ケーブル12の長手方向に沿って連続的に延びる複数(本実施形態では2本)の帯状部位である。
本実施形態に係る被覆部12Bは、透明部12Cを構成する材料と有色部12Dを構成する材料とを押し出しながらケーブル本体12Aの表面に付着させるようにして透明部12C及び有色部12Dが一体成形されたものである。
なお、接地器1を使用する際には、図8に示すように、帯状部材19を用いて接地ケーブル12を電柱に仮固定することが望ましい。帯状部材19は、可撓性を有するとともに、図9Aに示すように、接地作業中である旨を意味する模様又は文字が現されている。
帯状部材19の長手方向両端側には、ベルクロ等の面ファスナーが設けられている。作業者は、帯状部材19を接地ケーブル12と共に電柱に巻き付けて当該面ファスナーにて帯状部材19の両端側を連結することにより、接地ケーブル12を電柱に仮固定することができる。
帯状部材19のうち上記文字等が記載された表面には、LED等の発光体(図示せず。)及び電池ボックス(図示せず。)が設けられている。これにより、夜間等であっても、接地作業中である旨を意味する模様又は文字等を認識可能とすることができる。
帯状部材19の裏面には、図9Bに示すように、接地ケーブル12が貫通挿入可能なポケット状の保持部19Aが設けられている。作業者は、保持部19Aに接地ケーブル12を貫通挿入させた状態で帯状部材19を電柱に巻き付ければ、接地ケーブル12を容易に電柱に仮固定することができる。
2.本実施形態の特徴
本実施形態では、接地ケーブル12に有色部12Dが設けられ、かつ、当該有色部12Dは「黄色」を中心とした所定範囲の色相であるので、垂下している接地ケーブル12を作業者等に対して容易に認識させることができ得る。したがって、ポール材16をハンガーユニット10から取り外した状態であっても、接地作業中である旨を作業者等に対して容易に認識させることができ得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係るハンガー部11は、被掛け部11A及び基部11Bにて構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば基部11Bを廃止し、被掛け部11Aにてハンガー部11を構成してもよい。
上述の実施形態では、フック部14を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、フック部14を廃止してもよい。なお、フック部14を廃止した場合には、オフセット部材13がハンガー部11を中心に回転することを防止する回転防止部を設けることが望ましい。
上述の実施形態では、ポール材16を用いてハンガーユニット10を上昇させる方式であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、クレーンにてハンガーユニット10を上昇させてもよい。そして、ポール材16が明らかに不要な場合には、ジョイント部15を廃止してもよい。
上述の実施形態では、ハンガーユニット10の重心G1は、オフセット部材13の長手方向中央よりもハンガー部11側に位置していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の位置に重心G1が位置してもよい。
上述の実施形態に係るフック部14は、オフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と反対側に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、フック部14がオフセット部材13のうちジョイント部15を挟んでハンガー部11と同一側に設けられていてもよい。
上述の実施形態では、ハンガーユニット10のうちハンガー部11側に錘部17を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、錘部17を廃止してもよい。
上述の実施形態では、接地ケーブル12の一端側がハンガー部11に直接的に接続されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、オフセット部材13内に導通ケーブルを収納し、当該導通ケーブルを介して間接的に接地ケーブル12がハンガー部11に電気的に接続された構成であってもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 接地器
10… ハンガーユニット 11… ハンガー部 11A… 被掛け部
11B… 基部 11C… 第1ボルト 11D… 第2ボルト
11E… 第2ボルト穴 12… 接地ケーブル 13… オフセット部材
13A… 保持部 13B… 中間保持部 14… フック部
15… ジョイント部 15A… 本体部 15C… 誘導部
15B… 挿入口 15D… 溝部 15E… 第1溝部
15F… 第2溝部 15G… 第3溝部 15H… 天壁
16… ポール材 16A… 突起部 16B… 押圧突起
17… 錘部 30… ブラケット 31… 支持部 32… 碍子部

Claims (13)

  1. 給電用の電車線を支持する金属製の支持部と接地側とを電気的に接続する接地器において、
    前記支持部に掛けられるハンガー部であって、前記支持部と導通可能なハンガー部と、
    可撓性を有する接地ケーブルであって、一端側が前記ハンガー部に電気的に接続され、他端側が接地側に電気的に接続可能な接地ケーブルと、
    前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びるオフセット部材であって、前記接地ケーブルより曲げ剛性が大きいオフセット部材とを備え、
    前記ハンガー部は前記オフセット部材の延び方向一端側に設けられ、
    記接地ケーブルのうち接地側は、前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、前記オフセット部材の延び方向他端側から接地側に向けて垂下し、
    さらに、前記オフセット部材の延び方向他端側には、前記支持部に連結された電気絶縁用の碍子部に掛けられるフック部が設けられていることを特徴とする接地器。
  2. 竿状に構成されたポール材を備え、
    前記ハンガー部及び前記オフセット部材は一体化されてハンガーユニットを構成し、
    さらに、前記ハンガーユニットには、前記ポール材の先端が着脱自在に装着可能なジョイント部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の接地器。
  3. 前記ジョイント部は、前記ハンガーユニットのうち前記オフセット部材に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の接地器。
  4. 給電用の電車線を支持する金属製の支持部と接地側とを電気的に接続する接地器において、
    前記支持部に掛けられるハンガー部であって、前記支持部と導通可能なハンガー部と、
    可撓性を有する接地ケーブルであって、一端側が前記ハンガー部に電気的に接続され、他端側が接地側に電気的に接続可能な接地ケーブルと、
    前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びるオフセット部材であって、前記接地ケーブルより曲げ剛性が大きいオフセット部材と
    竿状に構成されたポール材とを備え、
    前記ハンガー部は前記オフセット部材の延び方向一端側に設けられ、
    記接地ケーブルのうち接地側は、前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、前記オフセット部材の延び方向他端側から接地側に向けて垂下し、
    前記ハンガー部及び前記オフセット部材は一体化されてハンガーユニットを構成し、
    前記ハンガーユニットには、前記ポール材の先端が着脱自在に装着可能なジョイント部が設けられ、
    前記ジョイント部は、前記ハンガーユニットのうち前記オフセット部材に設けられ、
    前記支持部に連結された電気絶縁用の碍子部に掛けられるフック部が設けられており、
    前記フック部は、前記オフセット部材のうち前記ジョイント部を挟んで前記ハンガー部と反対側に設けられていることを特徴とする接地器。
  5. 前記ハンガーユニットの重心は、前記オフセット部材の長手方向中央よりも前記ハンガー部側に位置することを特徴とする請求項に記載の接地器。
  6. 前記ハンガーユニットのうち前記ハンガー部側には錘部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の接地器。
  7. 前記ジョイント部は、前記オフセット部材の長手方向中央よりも前記ハンガー部側に位置することを特徴とする請求項に記載の接地器。
  8. 前記ハンガー部は、前記オフセット部材に対して揺動可能であることを特徴とする請求項1ないしに記載の接地器。
  9. 前記接地ケーブルの一端側は、前記ハンガー部に直接的に接続されており、
    前記オフセット部材には、前記接地ケーブルが前記オフセット部材の延び方向に沿って這うように当該接地ケーブルを保持する保持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の接地器。
  10. 前記接地ケーブルは、電気導体製のケーブル本体及び当該ケーブル本体の表面を覆う電気絶縁材料製の被覆部を有して構成されており、
    前記被覆部は、前記ケーブル本体を目視可能な透明部、及び当該透明部と異なる色相を有する有色部を有し、
    前記有色部の色相は、色相環において「黄色」を中心とした300°の範囲の色相であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の接地器。
  11. 前記有色部は、前記ケーブル本体を挟んで対称の位置において、前記接地ケーブルの長手方向に沿って連続的に延びる複数の帯状部位であることを特徴とする請求項1に記載の接地器。
  12. 可撓性を有する帯状部材であって、前記接地ケーブルを電柱に仮固定するため帯状部材を備え、
    前記帯状部材には、接地作業中である旨を意味する模様又は文字が現されていることを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1項に記載の接地器。
  13. 給電用の電車線を支持する金属製の支持部と接地側とを電気的に接続する接地器において、
    前記支持部に掛けられるハンガー部であって、前記支持部と導通可能なハンガー部と、
    可撓性を有する接地ケーブルであって、一端側が前記ハンガー部に電気的に接続され、他端側が接地側に電気的に接続可能な接地ケーブルと、
    前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、鉛直方向と交差する方向に延びるオフセット部材であって、前記接地ケーブルより曲げ剛性が大きいオフセット部材と、
    可撓性を有する帯状部材であって、前記接地ケーブルを電柱に仮固定するため帯状部材とを備え、
    前記ハンガー部は前記オフセット部材の延び方向一端側に設けられ、
    前記接地ケーブルのうち接地側は、前記支持部に前記ハンガー部が掛けられたときに、前記オフセット部材の延び方向他端側から接地側に向けて垂下し、
    前記帯状部材には、接地作業中である旨を意味する模様又は文字が現されていることを特徴とする接地器。
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