JP5757369B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents
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Description
本発明は、LiNbO3基板の一方面に形成された溝に金属を埋め込むことによりIDT電極が形成されている弾性表面波装置に関し、より詳細には、ラブ波を利用した弾性表面波装置に関する。
従来、移動体通信機のバンドパスフィルタとして弾性表面波装置が広く用いられている。下記の特許文献1には、LiTaO3基板またはLiNbO3基板を用いた弾性表面波装置が開示されている。この弾性表面波装置では、LiTaO3基板やLiNbO3基板からなる圧電基板上に溝が形成されている。この溝にAlを充填することによりIDT電極が形成されている。さらに、圧電基板及びIDT電極を覆うように、SiO2膜が積層されている。それによって、温度特性の改善と、高い反射係数とを得ることができる。
また、特許文献1では、LiNbO3基板の上面の溝にAuを充填してなる弾性表面波装置も開示されている。ここでは、LiNbO3基板のオイラー角と、Au膜の膜厚とを変化させることにより、電気機械結合係数k2及び反射係数が変化することが示されている。
しかしながら、特許文献1では、上記のようにAlに代えてAuを用いた場合、Alと同等もしくはそれ以上の電気機械結合係数k2及びAlよりも大きな反射係数が得られている旨が示されているにすぎない。また、Cu、Ni、Mo、Ag、Ta、Wなどの金属においても、Auに近い電気機械結合係数k2と反射係数が得られる旨が述べられているにすぎない。なお、特許文献1には、より広い比帯域幅を得ることができる構成については具体的に言及されていない。
本発明の目的は、より一層広い比帯域幅を得ることができる弾性表面波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性表面波装置は、上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO3基板を有する。LiNbO3基板の上面に設けられている溝に、アルミニウムよりも密度が大きい金属が充填されて、IDT電極が形成されている。上記IDT電極により励振されたラブ波が利用される。本発明では、前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下である。
本発明に係る弾性表面波装置のある特定の局面では、前記IDT電極がPtを主体とする材料からなり、前記デューティが0.2以上である。この場合には、PtからなるIDT電極を用い、20%以上の充分な比帯域幅を得ることができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、PtからなるIDT電極の厚みが0.06λ以上、0.5λ以下の範囲とされる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDT電極がCuを主体とする材料からなり、前記デューティが0.25以上である。この場合には、IDT電極としてCuを用い、比帯域幅が広い弾性表面波装置を確実に提供することができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、CuからなるIDT電極の厚みが0.16λ以上、0.5λ以下の範囲にある。この場合には、比帯域幅をより一層確実に20%以上とすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDT電極がMoを主体とする材料からなり、前記デューティが0.35以上である。この場合には、IDT電極としてMoを用い、比帯域幅が広い弾性表面波装置を確実に提供することができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、MoからなるIDT電極の厚みが0.16λ以上、0.3λ以下の範囲にある。この場合には、比帯域幅をより一層確実に20%以上とすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDT電極がNiを主体とする材料からなり、前記デューティが0.4以上である。この場合には、IDT電極としてNiを用い、比帯域幅が広い弾性表面波装置を確実に提供することができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、NiからなるIDT電極の厚みが0.2λ以上、0.3λ以下の範囲にある。この場合には、比帯域幅をより一層確実に20%以上とすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDT電極がTaを主体とする材料からなり、前記デューティが0.3以上である。この場合には、IDT電極としてTaを用い、比帯域幅が広い弾性表面波装置を確実に提供することができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、TaからなるIDT電極の厚みが0.11λ以上、0.3λ以下の範囲にある。この場合には、比帯域幅をより一層確実に20%以上とすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置のさらに他の特定の局面では、前記IDT電極がWを主体とする材料からなり、前記デューティが0.3以上である。この場合には、IDT電極としてWを用い、比帯域幅が広い弾性表面波装置を確実に提供することができる。より好ましくは、前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、WからなるIDT電極の厚みが0.08λ以上、0.3λ以下の範囲にある。この場合には、比帯域幅をより一層確実に20%以上とすることができる。
本発明に係る弾性表面波装置によれば、アルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極が溝に該金属を充填することにより形成されており、該溝の傾斜角度Aが56°〜84°の範囲にあり、IDT電極のデューティが0.45以下とされており、さらにLiNbO3基板のオイラー角が上記特定の範囲とされているため、弾性表面波装置の比帯域幅を広げることが可能となる。従って、広帯域の共振子やバンドパスフィルタを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)に示すように、本発明の一実施形態に係る弾性表面波装置11は、LiNbO3基板1を有する。図1(a)に示すように、LiNbO3基板1上に、IDT電極3と、IDT電極3の表面波伝搬方向両側に配置された反射器12,13とが形成されている。図1(b)に示すように、LiNbO3基板1の上面1aに複数本の溝1bが形成されている。この溝1bは、IDT電極の電極指構成部分に相当する。溝1bに、Alよりも高密度の金属が充填されて、IDT電極3が形成されている。図1(a)に示した反射器12,13も、同様に、複数本の溝にAlよりも密度が大きい金属を充填することにより形成されている。
なお、図1(b)に示すように、上記溝1bに充填されている金属の上面と、LiNbO3基板1の上面1aとはほぼ面一とされている。
また、図1(b)に示すように、溝1bの側面1b1,1b2は、傾斜面とされている。IDT電極3の電極指は、弾性波伝搬方向と直交する方向に延びている。図1(b)では、この電極指の横断面に相当する部分が示されている。側面1b1,1b2は、溝1bの底面1b3に対して直交する方向から傾斜されている。より具体的には、図1(b)に示す傾斜角度Aが、56°〜84°の範囲内とされている。なお、傾斜角度Aとは、上記側面1b1を例にとると、側面1b1と上記底面1b3の延長部分1b4とのなす角度、言い換えれば側面1b1と電極指上面3aとのなす角度である。また、後述するように、IDT電極3のデューティは0.45以下とされている。なお、デューティとは、溝1bの上面、すなわち電極指上面3aの幅と、電極指上面3aと隣接する電極指との間隔を足し合わせた値との比で表される値である。さらに、上記LiNbO3基板1のオイラー角は、(0°,80°〜130°,0°)とされている。本実施形態では、上記構成を備えるため、大きな比帯域幅Δfが得られる。これを、以下においてより具体的に説明する。
図2は、LiNbO3のオイラー角(0°,θ,0°)のθと、電気機械結合係数k2との関係を示す図である。図2では、IDT電極はCuにより形成されており、その厚みは0.1λ、0.16λ、0.2λまたは0.5λとされている。ここで、λは伝搬する弾性波の波長である。
図2の実線Bは、Cuの厚みが0.1λである場合の上記実施形態の弾性表面波装置11におけるラブ波の電気機械結合係数k2を示し、実線CはCuの厚みが0.1λである場合のレイリー波の電気機械結合係数k2の変化を示す。また、破線Dは、Cuの厚みが0.1λである場合のLiNbO3の上面に溝を形成せずに、上面上に厚み0.1λのCu膜からなるIDT電極を形成した構造におけるラブ波の電気機械結合係数k2の変化を示し、破線Eはレイリー波の電気機械結合係数k2の変化を示す。
また、図2中の二点鎖線F,実線G及び一点鎖線Hは、Cu厚みが、それぞれ、0.16λ、0.2λまたは0.5λの場合の上記実施形態の弾性表面波装置11におけるラブ波の電気機械結合係数k2の変化を示す。
図2から明らかなように、オイラー角のθが80°〜130°の範囲内であれば、溝にCuを充填してなる弾性表面波装置11では、ラブ波の電気機械結合係数k2を0.3以上と大きくし得ることがわかる。従って、比帯域幅を効果的に高め得ることがわかる。
なお、図2では、電極材料としてCuを用いた場合を示したが、電極材料としてPt、AuなどのAlよりも密度が大きい他の金属を用いた場合においても、オイラー角のθが80°〜130°の範囲内であれば、ラブ波の電気機械結合係数k2を効果的に高め得ることが可能である。
次に、電極材料を、Pt、Cuとしたときの場合につき、それぞれ分けて説明することとする。
(PtからなるIDT電極の場合)
電極材料としてPtを用いた。なお、電極材料はPtを主体として構成されておればよく、ここで、Ptを主体とする、とは、Ptの(密度×電極厚み)の値と、複数種の電極材料からなるIDT電極全体の密度と電極との厚みの積の合計との比が0.5を超える場合をいうものとする。ここで、IDT電極全体の密度と電極厚みの積の合計とは、下記の式で表される値である。
電極材料としてPtを用いた。なお、電極材料はPtを主体として構成されておればよく、ここで、Ptを主体とする、とは、Ptの(密度×電極厚み)の値と、複数種の電極材料からなるIDT電極全体の密度と電極との厚みの積の合計との比が0.5を超える場合をいうものとする。ここで、IDT電極全体の密度と電極厚みの積の合計とは、下記の式で表される値である。
上記式において、ρは密度、Tは電極厚みを示し、nはIDT電極を構成している電極層の数である。
LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、PtからなるIDT電極の厚みは0.1λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図3に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、ラブ波の比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図3から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.20以上とし得ることがわかる。
また、図4は、上記弾性表面波装置11におけるPtの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のPtの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図4から明らかなように、上記デューティが0.2〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。なお、この場合、デューティが0.2未満では、ラブ波の励振状態が不安定であった。従って、PtからなるIDT電極を用いた場合、デューティは0.2以上であることが望ましい。
また、図4から明らかなように、デューティが0.2〜0.45の範囲内において、Pt膜の厚みH/λは、0.06λ以上、0.5λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.20以上、すなわち20%以上とし得ることがわかる。よって、Pt膜の厚みは、0.06λ以上、0.5λ以下であることが望ましい。また図4より、Pt膜の厚みは0.08λ以上がより好ましい。
(CuからなるIDT電極の場合)
電極材料としてCuを用いた。なお、電極材料はCuを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、CuからなるIDT電極の厚みは0.35λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図5に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
電極材料としてCuを用いた。なお、電極材料はCuを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、CuからなるIDT電極の厚みは0.35λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図5に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図5から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.20以上とし得ることがわかる。
また、図6は、上記弾性表面波装置11におけるCuの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のCuの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図6から明らかなように、上記デューティが0.25〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。より好ましくは、デューティが0.4以下であればΔfを20%以上とし得ることが分かる。なお、この場合、デューティが0.25未満では、ラブ波の励振状態が不安定であった。従って、CuからなるIDT電極を用いた場合、デューティは0.25以上であることが望ましい。
また、図6から明らかなように、デューティが0.25〜0.45の範囲内において、Cu膜の厚みH/λは、0.16λ以上、0.5λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.20以上、すなわち20%以上とし得ることがわかる。よって、Cu膜の厚みは、0.16λ以上、0.5λ以下であることが望ましい。また、より好ましくは図6より0.17λ以上が好ましい。また、デューティが0.25〜0.4の範囲内でかつCu膜の厚みが0.16λ〜0.5λであれば、Δfを20%以上とし得ることが分かる。
(MoからなるIDT電極の場合)
電極材料としてMoを用いた。なお、電極材料はMoを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、MoからなるIDT電極の厚みは0.2λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図7に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
電極材料としてMoを用いた。なお、電極材料はMoを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、MoからなるIDT電極の厚みは0.2λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図7に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図7から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.20以上とし得ることがわかる。
また、図8は、上記弾性表面波装置11におけるMoの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のMoの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図8から明らかなように、上記デューティが0.35〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。
また、図8から明らかなように、デューティが0.35〜0.45の範囲内において、Mo膜の厚みH/λは、0.16λ以上、0.3λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.23以上、すなわち23%以上とし得ることがわかる。よって、Mo膜の厚みは、0.16λ以上、0.3λ以下であることが望ましい。
(NiからなるIDT電極の場合)
電極材料としてNiを用いた。なお、電極材料はNiを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、NiからなるIDT電極の厚みは0.25λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図9に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
電極材料としてNiを用いた。なお、電極材料はNiを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、NiからなるIDT電極の厚みは0.25λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図9に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図9から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.22以上とし得ることがわかる。
また、図10は、上記弾性表面波装置11におけるNiの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のNiの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図10から明らかなように、上記デューティが0.4〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。
また、図10から明らかなように、デューティが0.4〜0.45の範囲内において、Ni膜の厚みH/λは、0.2λ以上、0.3λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.22以上、すなわち22%以上とし得ることがわかる。よって、Ni膜の厚みは、0.2λ以上、0.3λ以下であることが望ましい。
(TaからなるIDT電極の場合)
電極材料としてTaを用いた。なお、電極材料はTaを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、TaからなるIDT電極の厚みは0.15λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図11に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
電極材料としてTaを用いた。なお、電極材料はTaを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、TaからなるIDT電極の厚みは0.15λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図11に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図11から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.23以上とし得ることがわかる。
また、図12は、上記弾性表面波装置11におけるTaの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のTaの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図12から明らかなように、上記デューティが0.3〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。より好ましくは、デューティが0.4以下であればΔfを23.5%以上とし得ることが分かる。なお、この場合、デューティが0.3未満では、ラブ波の励振状態が不安定であった。従って、TaからなるIDT電極を用いた場合、デューティは0.3以上であることが望ましい。
また、図12から明らかなように、デューティが0.3〜0.45の範囲内において、Ta膜の厚みH/λは、0.11λ以上、0.3λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.21以上、すなわち21%以上とし得ることがわかる。よって、Ta膜の厚みは、0.11λ以上、0.3λ以下であることが望ましい。
(WからなるIDT電極の場合)
電極材料としてWを用いた。なお、電極材料はWを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、WからなるIDT電極の厚みは0.1λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図13に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
電極材料としてWを用いた。なお、電極材料はWを主体として構成されておればよい。LiNbO3基板のオイラー角は(0°,112°,0°)とした。溝1bにおける傾斜角度Aを種々変更し、ただし、WからなるIDT電極の厚みは0.1λとし、種々の弾性表面波装置11を作製した。図13に、溝の傾斜角度Aと、デューティと、比帯域幅Δfとの関係を示す。なお、比帯域幅Δfとは、弾性表面波装置11における共振周波数をfr、反共振周波数をfaとしたとき、(fa−fr)/frで表される値である。
図13から明らかなように、傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内であり、かつデューティが0.45以下であれば、比帯域幅Δfを0.23以上とし得ることがわかる。
また、図14は、上記弾性表面波装置11におけるWの膜厚すなわち溝の厚みを変化させた場合のWの厚み(H/λ)と比帯域幅Δfとの関係を示す。ここでは、上記溝の傾斜角度Aは78°とした。
図14から明らかなように、上記デューティが0.3〜0.45の範囲内であれば、ラブ波を励振し、大きな比帯域幅Δfの得られることがわかる。
また、図14から明らかなように、デューティが0.3〜0.45の範囲内において、W膜の厚みH/λは、0.08λ以上、0.3λ以下であることが望ましいことがわかる。それによって、比帯域幅Δfを確実に0.23以上、すなわち23%以上とし得ることがわかる。よって、W膜の厚みは、0.08λ以上、0.3λ以下であることが望ましい。
(IDT電極を構成する金属材料)
図3〜図14では、IDT電極がPt、Cu、Mo、Ni、TaまたはWを主体として構成される場合につき説明したが、本発明では、IDT電極は、Alよりも密度が大きい金属により構成されておればよく、上記各金属に限定されるものではない。
図3〜図14では、IDT電極がPt、Cu、Mo、Ni、TaまたはWを主体として構成される場合につき説明したが、本発明では、IDT電極は、Alよりも密度が大きい金属により構成されておればよく、上記各金属に限定されるものではない。
また、図1(a)及び(b)では、一ポート型弾性表面波共振子につき説明したが、共振子型弾性表面波フィルタなどの他の弾性表面波装置にも本発明を適用することができる。従って、IDT電極の数や配置についても、弾性表面波装置の機能に応じて適宜変形することができる。
1…LiNbO3基板
1a…上面
1b…溝
1b1,1b2…側面
1b3…底面
1b4…延長部
3…IDT電極
3a…電極指上面
11…弾性表面波装置
12,13…反射器
1a…上面
1b…溝
1b1,1b2…側面
1b3…底面
1b4…延長部
3…IDT電極
3a…電極指上面
11…弾性表面波装置
12,13…反射器
Claims (6)
- 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO3基板と、
前記LiNbO3基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がPtを主体とする材料からなり、前記デューティが0.2以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.06λ以上、0.5λ以下の範囲にある、弾性表面波装置。 - 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO 3 基板と、
前記LiNbO 3 基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がCuを主体とする材料からなり、前記デューティが0.25以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.16λ以上、0.5λ以下の範囲にある、弾性表面波装置。 - 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO 3 基板と、
前記LiNbO 3 基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がMoを主体とする材料からなり、前記デューティが0.35以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.16λ以上、0.3λ以下にある、弾性表面波装置。 - 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO 3 基板と、
前記LiNbO 3 基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がNiを主体とする材料からなり、前記デューティが0.4以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.2λ以上、0.3λ以下にある、弾性表面波装置。 - 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO 3 基板と、
前記LiNbO 3 基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がTaを主体とする材料からなり、前記デューティが0.3以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.11λ以上、0.3λ以下にある、弾性表面波装置。 - 上面に溝が形成されており、かつオイラー角が(0°,80°〜130°,0°)の範囲にあるLiNbO 3 基板と、
前記LiNbO 3 基板の上面に設けられている前記溝に充填されており、かつアルミニウムよりも密度が大きい金属からなるIDT電極とを備え、ラブ波を利用しており、
前記溝が前記IDT電極の電極指の延びる方向に延びており、該溝の横断面における溝の側面が傾斜しており、該側面の前記溝の底部の延長面とのなす角度である傾斜角度Aが56°〜84°の範囲内にあり、前記IDT電極のデューティが0.45以下であり、
前記IDT電極がWを主体とする材料からなり、前記デューティが0.3以上であり、
前記IDT電極の電極指の周期により定まる波長をλとしたときに、前記IDT電極の厚みが0.08λ以上、0.3λ以下にある、弾性表面波装置。
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