JP5757269B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5757269B2
JP5757269B2 JP2012091260A JP2012091260A JP5757269B2 JP 5757269 B2 JP5757269 B2 JP 5757269B2 JP 2012091260 A JP2012091260 A JP 2012091260A JP 2012091260 A JP2012091260 A JP 2012091260A JP 5757269 B2 JP5757269 B2 JP 5757269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power transmission
side pad
input current
transmission side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012091260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013223258A (ja
Inventor
谷 恵亮
恵亮 谷
旭 神谷
旭 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012091260A priority Critical patent/JP5757269B2/ja
Publication of JP2013223258A publication Critical patent/JP2013223258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5757269B2 publication Critical patent/JP5757269B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

本発明は、送電側パッドと受電側パッドを対向させた状態で、送電側パッドから受電側パッドに非接触で送電する非接触給電装置に関する。
従来、送電側パッドと受電側パッドを対向させた状態で、送電側パッドから受電側パッドに非接触で送電する非接触給電装置として、例えば特許文献1に開示されている給電システムがある。
この給電システムは、電源部と、送電部と、受電部と、伝送効率検出部と、判定部とを備えている。送電部及び受電部は、それぞれコイルで構成されている。給電ステーションの所定位置に車両を駐車すると、送電部と受電部が上下方向に所定の間隔をあけて対向する。この状態で、電源部は、送電部に交流電圧を印加する。交流電圧が印加され、コイルに交流電流が流れると、送電部は交番磁束を発生する。送電部の発生した磁束がコイルと鎖交することで、受電部は、電磁誘導によって誘導起電力を生じる。電磁誘導を利用した方式では、高周波磁界により金属性異物が発熱して高温となり、製品の安全性を確保できないという問題に対処するため、給電装置が高温になった場合に電力供給を自動的に停止するための装置が設けられている。そこで、伝送効率検出部は、送電部と受電部の間の電力伝送効率を検出する。判定部は、検出した電力伝送効率に基づいて、送電部と受電部の間の障害物の有無を判定する。具体的には、検出した電力伝送効率が予め設定されている基準値未満であれば、障害物があると判定する。
特開2010−119246号公報
電力伝送効率は、送電部と受電部の間の障害物の有無によって変化する。また、送電部と受電部の位置ずれによっても変化する。そのため、送電部と受電部の間に障害物がない場合であっても、送電部と受電部の位置ずれによって電力伝送効率が変化すると、障害物があると誤判定しまう可能性がある。
これに対して、コイルの位置を調整したり、コイルの駆動周波数を調整したりして、送電部と受電部の位置ずれによる影響を抑える構成が提案されている。しかし、この場合、構成が複雑になり、コストがアップしてしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で、送電側パッドと受電側パッドの位置ずれによる影響を抑え、送電側パッドと受電側パッドの間の異物の有無を検出することができる非接触給電装置を提供することを目的とする。
本発明は、巻線を有する送電側パッドと、巻線を有し、送電側パッドと対向して配置され、送電側パッドから送電される電力を受電する受電側パッドと、外部電源と送電側パッドに接続され、外部電源から供給される電力を変換して送電側パッドに供給する送電回路と、受電側パッドと給電対象に接続され、受電側パッドから供給される電力を変換して給電対象に供給する受電回路と、送電側パッドと受電側パッドの間の異物の有無を判定する異物判定手段と、を備えた非接触給電装置において、異物判定手段は、対向して配置された送電側パッドと受電側パッドの等価回路における送電側パッドの等価抵抗、又は、等価抵抗に関連するパラメータに基づいて異物の有無を判定することを特徴とする。
対向して配置された送電側パッドと受電側パッドの等価回路における送電側パッドの等価抵抗は、送電側パッドと受電側パッドの間の異物の有無や大きさによって変化し、送電側パッドと受電側パッドの位置ずれによってはほとんど変化しないという特性を有している。この構成によれば、この特性を利用し、送電側パッドの等価抵抗、又は、等価抵抗に関連するパラメータに基づいて異物の有無を判定する。従来のように、巻線の位置を調整したり、巻線の駆動周波数を調整したりする必要もない。そのため、簡素な構成で、送電側パッドと受電側パッドの位置ずれによる影響を抑え、送電側パッドと受電側パッドの間の異物の有無を検出することができる。
第1実施形態における非接触給電装置の回路図である。 対向して配置された送電側パッドと受電側パッドの等価回路図である。 位置ずれと異物の大きさと等価抵抗の関係を示すグラフである。 位置ずれと異物の大きさと結合係数の関係を示すグラフである。 送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対する結合係数の関係を示す第1マップである。 受電回路の出力電流と結合係数と基準入力電流の関係を示す第2マップである。 送電回路の入力電流と基準入力電流の比に対する等価抵抗の関係を示す第3マップである。 第1実施形態における非接触給電装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態における非接触給電装置の動作を説明するためのフローチャートである。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る非接触給電装置を、電気自動車やハイブリッド車に搭載されたバッテリに非接触で送電する非接触給電装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1〜図7を参照して第1実施形態の非接触給電装置の構成について説明する。なお、図中における前後方向及び上下方向は、車両における方向を示すものである。
図1に示すように、非接触給電装置1は、車両の外部に設置された外部電源PSから車両に搭載されたバッテリB1に非接触で送電し、バッテリB1(給電対象)を充電する装置である。ここで、バッテリB1は、車両の走行のための駆動力を発生するモータに電力を供給する、直流高電圧の充放電可能な電源である。非接触給電装置1は、送電側パッド100と、受電側パッド101と、送電回路102と、電圧センサ103と、電流センサ104と、電圧センサ105と、電流センサ106と、送電側制御装置107と、受電回路108と、電圧センサ109と、電流センサ110と、受電側制御装置111とを備えている。
送電側パッド100は、駐車スペース内に車両を駐車したときに車両の底部に設置された受電側パッド101と対向する駐車スペース内の地表面の所定位置(車両の外部)に設置され、電流が流れることで磁束を発生する装置である。送電側パッド100は、巻線を備えている。送電側パッド100の巻線の両端は、送電回路102にそれぞれ接続されている。
受電側パッド101は、車両の底部に設置され、駐車スペースに車両を駐車したときに上下方向に所定の間隔をあけて送電側パッド100と対向し、送電側パッド100の発生した磁束が鎖交することで電磁誘導によって誘導起電力を生じる装置である。受電側パッド101は、巻線を備えている。受電側パッド101の巻線の両端は、受電回路108にそれぞれ接続されている。
ここで、対向して配置された送電側パッド100と受電側パッド101の等価回路は、図2に示すように、送電側パッド100の等価抵抗R1及び漏れインダクタンスl1、受電側パッド101の等価抵抗R2及び漏れインダクタンスl2、並びに、送電側パッド100と受電側パッド101の間の相互インダクタンスM12によって表される。この等価回路において、結合係数kは、数1に示すように、漏れインダクタンスl1、l2、及び、相互インダクタンスM12によって決まる。
Figure 0005757269
等価回路における送電側パッド100の等価抵抗R1は、図3に示すように、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の大きさによって変化する。具体的には、異物の大きさが大きくなるに従って大きくなる。しかし、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによってはほとんど変化しない。
これに対し、結合係数kは、図4に示すように、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによって変化する。具体的には、位置ずれが大きくなるに従って小さくなる。しかし、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の大きさによってはほとんど変化しない。
送電回路102は、外部電源PSから供給される電力を変換して送電側パッド100に供給する回路である。具体的には、外部電源PSの出力する電圧を高周波の交流電圧に変換し、送電側パッド100に印加する回路である。送電回路102は、車両の外部に設置されている。送電回路102の入力端子は外部電源PSに、出力端子は送電側パッド100の巻線の両端にそれぞれ接続されている。
電圧センサ103は、送電回路102の入力電圧を検出し、検出結果を出力する素子である。電圧センサ103の入力端子は、送電回路102の入力端子にそれぞれ接続されている。また、出力端子は、送電側制御装置107に接続されている。
電流センサ104は、送電回路102の入力電流を検出し、検出結果を出力する素子である。電流センサ104は、外部電源PSと送電回路102を接続する配線に、配線をクランプするように設けられている。電流センサ104の出力端子は、送電側制御装置107に接続されている。
電圧センサ105は、送電側パッド100の入力電圧を検出し、検出結果を出力する素子である。電圧センサ105の入力端子は、送電回路102の出力端子にそれぞれ接続されている。また、出力端子は、送電側制御装置107に接続されている。
電流センサ106は、送電側パッド100の入力電流を検出し、検出結果を出力する素子である。電流センサ106は、送電回路102と送電側パッド100を接続する配線に、配線をクランプするように設けられている。電流センサ106の出力端子は、送電側制御装置107に接続されている。
送電側制御装置107は、受電側制御装置111との間で無線通信によって情報を送受信し、受信した情報に基づいて送電回路102を制御する装置である。また、電圧センサ103、105及び電流センサ104、106の検出結果、並びに、受信した情報に基づいて、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無を判定する装置でもある。具体的には、等価回路における送電側パッド100の等価抵抗に基づいて、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無を判定する。より具体的には、まず、等価回路における結合係数を求める。そして、求めた結合係数に基づいて、異物がない場合における送電回路102の入力電流である基準入力電流を求める。その後、求めた基準入力電流に基づいて送電側パッド100の等価抵抗を求め、この等価抵抗と予め設定されている基準抵抗の比較結果に基づいて異物の有無を判定する。送電側制御装置107は、電圧センサ103、105及び電流センサ104、106の出力端子にそれぞれ接続されている。また、送電回路102に接続されている。さらに、充電開始を指示する充電開始スイッチSW1に接続されている。
送電側制御装置107には、異物の有無を判定する際に必要とされる、図5に示す、送電側パッド100の入力電圧と入力電流の比に対する結合係数の関係を示す第1マップ、図6に示す、受電回路108の出力電流と結合係数と基準入力電流の関係を示す第2マップ、及び、図7に示す、送電回路102の入力電流と基準入力電流の比に対する送電側パッド100の等価抵抗の関係を示す第3マップが予め設定されている。
図5に示す第1マップは、等価回路において、結合係数を変化させ、その際の送電側パッド100の入力電圧と入力電流をシミュレーションによって求め、それらの関係をまとめたものである。送電側パッド100に対する受電側パッド101の位置をずらして結合係数を変化させ、その際の送電側パッド100の入力電圧と入力電流を実測によって求め、それらの関係をまとめてもよい。
図6に示す第2マップは、異物がない状態の等価回路において、結合係数を変化させ、その際の受電回路108の出力電流と送電回路102の入力電流をシミュレーションによって求め、それらの関係をまとめたものである。異物がない状態において、送電側パッド100に対する受電側パッド101の位置をずらして結合係数を変化させ、その際の受電回路108の出力電流と送電回路102の入力電流を実測によって求め、それらの関係をまとめてもよい。
図7に示す第3マップは、等価回路において送電側パッド100の等価抵抗を変化させ、その際の送電回路102の入力電流をシミュレーションによって求め、基準入力電流との比をとり、それらの関係をまとめたものである。送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の大きさを変化させ、その際の送電回路102の入力電流を実測によって求め、基準入力電流との比をとり、それらの関係をまとめてもよい。
基準抵抗は、異物がない場合における送電側パッド100の等価抵抗より大きい値に設定されている。
図1に示す受電回路108は、受電側パッド101から供給される電力を変換してバッテリB1に供給する回路である。具体的には、受電側パッド101の出力する交流電圧を直流電圧に変換し、バッテリB1を充電する回路である。受電回路108は、車両に搭載されている。受電回路108の入力端子は受電側パッド101の巻線の両端に、出力端子はバッテリB1の両端にそれぞれ接続されている。
電圧センサ109は、受電回路108の出力電圧を検出し、検出結果を出力する素子である。電圧センサ109の入力端子は、受電回路108の出力端子にそれぞれ接続されている。また、出力端子は、受電側制御装置111に接続されている。
電流センサ110は、受電回路108の出力電流を検出し、検出結果を出力する素子である。電流センサ110は、受電回路108とバッテリB1を接続する配線に、配線をクランプするように設けられている。電流センサ110の出力端子は、受電側制御装置111に接続されている。
受電側制御装置111は、送電側制御装置107との間で無線通信によって情報を送受信し、受信した情報に基づいて受電回路108を制御する装置である。受電側制御装置111は、電圧センサ109及び電流センサ110の出力端子にそれぞれ接続されている。また、受電回路108に接続されている。
次に、図1、図5〜図8を参照して非接触給電装置の動作について説明する。
図1に示すように、駐車スペースに車両を駐車すると、送電側パッド100と受電側パッド101が上下方向に所定の間隔をあけて対向する。送電側制御装置107は、図8に示すように、充電開始スイッチがオンしたか否かを判定する(S100)。
ステップS100において、充電開始スイッチがオンしていないと判定すると、充電開始スイッチがオンするまでステップS100を繰り返す。
一方、ステップS100において、充電開始スイッチがオンしていると判定すると、図1に示す非接触給電装置1は、バッテリB1への送電を開始する(S101)。
図1に示す送電側制御装置107と受電側制御装置111は、無線通信によって情報を送受信する。送電側制御装置107は、受信した情報に基づいて送電回路102を制御する。送電回路102は、外部電源PSの出力する電圧を高周波の交流電圧に変換して送電側パッド100に印加する。交流電圧が印加され、巻線に交流電流が流れると、送電側パッド100は交番磁束を発生する。送電側パッド100の発生した磁束が巻線と鎖交することで、受電側パッド101は、電磁誘導によって誘導起電力を生じる。受電側制御装置111は、受信した情報に基づいて受電回路108を制御する。受電回路108は、受電側パッド101の出力する交流電圧を直流高電圧に変換してバッテリB1を充電する。
図8に示すように、送電側制御装置107は、電圧センサ105及び電流センサ106を介して、送電側パッド100の入力電圧及び入力電流を検出する(S102)。そして、検出した送電側パッド100の入力電圧と入力電流の比に対応する結合係数を、予め設定されている、図5に示す第1マップから求める(S103)。その後、電圧センサ103及び電流センサ104を介して、送電回路102の入力電圧及び入力電流を検出する(S104)。
受電側制御装置111は、電圧センサ109及び電流センサ110を介して、受電回路108の出力電圧及び出力電流を検出する(S105)。そして、検出した受電回路108の出力電圧及び出力電流の情報を送電側制御装置107に送信する。
送電側制御装置107は、検出した受電回路108の出力電流と求めた結合係数に対応する基準入力電流を、予め設定されている、図6に示す第2マップから求める(S106)。そして、検出した送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比に対応する送電側パッド100の等価抵抗を、予め設定されている、図7に示す第3マップから求める(S107)。その後、求めた等価抵抗と予め設定されている基準抵抗の比較結果に基づいて異物の有無を判定する(S108)。具体的には、求めた等価抵抗が、予め設定されている基準抵抗より大きいか否かを判定する。
ステップS108において、送電側パッド100の等価抵抗が基準抵抗より大きいとき、送電側制御装置107は、送電側パッド100と受電側パッド101の間に異物があると判定し、送電回路102を停止させ送電を中止するとともに、外部に報知する(S109)。
一方、ステップS108において、等価抵抗が基準抵抗未満のとき、送電側制御装置107は、送電側パッド100と受電側パッド101の間に異物がないと判定し、ステップS101に戻り同様の動作を繰り返す。
次に、効果について説明する。
対向して配置された送電側パッド100と受電側パッド101の等価回路における送電側パッド100の等価抵抗は、図3に示すように、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無や大きさによって変化するが、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによってはほとんど変化しないという特性を有している。第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、この特性を利用し、送電側パッド100の等価抵抗に基づいて異物の有無を判定する。従来のように、巻線の位置を調整したり、巻線の駆動周波数を調整したりする必要もない。そのため、車両の外部に設置された送電側パッド100と、車両に搭載された受電側パッド101を備え、車両の外部から車両に非接触で送電する非接触給電装置1において、簡素な構成で、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによる影響を抑え、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無を検出することができる。
第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、まず、等価回路における結合係数を求める。そして、求めた結合係数に基づいて、異物がない場合における送電回路102の入力電流である基準入力電流を求める。その後、送電側制御装置107は、求めた基準入力電流に基づいて送電側パッド100の等価抵抗を求める。これにより、送電側パッド100の等価抵抗を確実に求めることができる。そして、この等価抵抗と基準抵抗の比較結果に基づいて異物の有無を判定する。そのため、送電側パッド100と受電側パッドの間に異物の有無を確実に判定することができる。
第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、送電側パッド100の入力電圧と入力電流を検出し、検出した送電側パッド100の入力電圧と入力電流の比に対応する結合係数を、予め設定されている、図5に示す、送電側パッド100の入力電圧と入力電流の比に対する結合係数の関係を示す第1マップから求める。そのため、結合係数を確実に求めることができる。
第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、受電回路108の出力電流を検出し、検出した受電回路108の出力電流と求めた結合係数に対応する基準入力電流を、予め設定されている、図6に示す、受電回路108の出力電流と結合係数と基準入力電流の関係を示す第2マップから求める。そのため、基準入力電流を確実に求めることができる。
第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、送電回路102の入力電流を検出し、検出した送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比に対応する送電側パッド100の等価抵抗を、予め設定されている、図7に示す、送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比に対する送電側パッド100の等価抵抗の関係を示す第3マップから求める。そのため、送電側パッド100の等価抵抗を確実に求めることができる。
図3に示すように、送電側パッド100の等価抵抗は、異物が大きくなるに従って大きくなる。第1実施形態によれば、送電側制御装置107は、求めた送電側パッド100の等価抵抗が予め設定されている基準抵抗より大きいとき、異物があると判定する。そのため、異物の有無を判定することができる。パッドの等価抵抗は、巻線の形状等によって決まるパッドの型式毎の固有値であるため、第1実施形態のように、異物の有無を判定する基準パラメータをパッドの等価抵抗にすることで、基準抵抗はパッドの型式毎に設定すればよく、送電回路や受電回路やパッド等の組合せ毎に設定する必要がない。そのため、基準パラメータの管理を簡易化することができる。
第1実施形態によれば、基準抵抗は、異物がない場合における送電側パッド100の等価抵抗より大きい値に設定されている。そのため、異物の有無を確実に判定することができる。
なお、第1実施形態では、送電側制御装置107が異物の有無を判定する例を挙げているが、これに限られるものではない。判定に必要な情報及びマップを受電側制御装置111に集め、受電側制御装置111が異物の有無を判定するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、外部電源PSの出力電圧の形態が特に規定されていないが、外部電源PSは、交流電源であってもよいし、直流電源であってもよい。
さらに、第1実施形態では、送電側パッド100が駐車スペースの地表面に、受電側パッド101が車両の底部にそれぞれ設置されている例を挙げているが、これに限られるものではない。送電側パッドは、道路の路面、建物の床面、及び、地中に設置されていてもよい。また、建物の壁面や天井に設置されていてもよい。その場合、受電側パッドが、車両の側面や天井面に設置されていれば同様に送電することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の非接触給電装置について説明する。第2実施形態の非接触給電装置は、第1実施形態の非接触給電装置が送電側パッドの等価抵抗に基づいて異物の有無を判定するのに対して、この等価抵抗に関連するパラメータに基づいて異物の有無を判定するようにしたものである。
送電側制御装置以外は、第1実施形態の非接触給電装置と同一構成である。そのため、送電側制御装置以外は、必要な場合を除いて説明を省略する。
まず、第1実施形態と同一の図1を参照して非接触給電装置の構成について説明する。
送電側制御装置107は、等価回路における送電側パッド100の等価抵抗に関連するパラメータに基づいて、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無を判定する。具体的には、送電回路102の入力電流に基づいて異物の有無を判定する。より具体的には、まず、等価回路における結合係数を求める。そして、求めた結合係数に基づいて、基準入力電流を求める。その後、検出した送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比較結果に基づいて異物の有無を判定する。
送電側制御装置107には、第1実施形態と同様に、図5に示す第1マップと、図6に示す第2マップが予め設定されている。しかし、判定に際して等価抵抗は不要であるので、第1実施形態と異なり、図7に示す第3マップは設定されていない。
次に、図9を参照して非接触給電装置の動作について説明する。
図9に示すフローチャートにおいて、ステップS200〜S206は、第1実施形態におけるステップS100〜S106と同一の動作である。
送電側制御装置107は、検出した送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比較結果に基づいて異物の有無を判定する。具体的には、検出した送電回路102の入力電流が求めた基準入力電流より大きいとき、異物があると判定する(S207)。
ステップS207において、送電回路102の入力電流が基準入力電流より大きいとき、送電側制御装置107は、送電側パッド100と受電側パッド101の間に異物があると判定し、送電回路102を停止させ送電を中止するとともに、外部に報知する(S208)。
一方、ステップS207において、送電回路102の入力電流が基準入力電流未満のとき、送電側制御装置107は、送電側パッド100と受電側パッド101の間に異物がないと判定し、ステップS201に戻り同様の動作を繰り返す。
次に、効果について説明する。
対向して配置された送電側パッド100と受電側パッド101の等価回路における送電側パッド100の等価抵抗は、図3に示すように、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無や大きさによって変化するが、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによってはほとんど変化しないという特性を有している。第2実施形態によれば、送電側制御装置107は、この特性を利用し、送電側パッド100の等価抵抗に関連するパラメータである送電回路102の入力電流に基づいて異物の有無を判定する。従来のように、巻線の位置を調整したり、巻線の駆動周波数を調整したりする必要もない。そのため、第1実施形態と同様に、簡素な構成で、送電側パッド100と受電側パッド101の位置ずれによる影響を抑え、送電側パッド100と受電側パッド101の間の異物の有無を検出することができる。
第2実施形態によれば、送電側制御装置107は、まず、等価回路における結合係数を求める。そして、求めた結合係数に基づいて、基準入力電流を求める。そのため、基準入力電流を確実に求めることができる。その後、送電側制御装置107は、検出した送電回路102の入力電流と求めた基準入力電流の比較結果に基づいて異物の有無を判定する。従って、送電側パッド100と受電側パッドの間に異物の有無を確実に判定することができる。
第2実施形態によれば、送電側制御装置107は、第1実施形態同様に、送電側パッド100の入力電圧と入力電流を検出し、検出した送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対応する結合係数を、第1マップから求める。そのため、第1実施形態と同様に、結合係数を確実に求めることができる。
第2実施形態によれば、送電側制御装置107は、第1実施形態と同様に、受電回路の出力電流を検出し、検出した受電回路の出力電流と求めた結合係数に対応する基準入力電流を、第2マップから求める。そのため、第1実施形態と同様に、基準入力電流を確実に求めることができる。
図3に示すように、送電側パッド100の等価抵抗は、異物が大きくなるに従って大きくなる。送電側パッド100の等価抵抗に関連するパラメータである送電回路102の入力電流も、異物が大きくなるに従って大きくなる。第2実施形態によれば、送電側制御装置107は、検出した送電回路102の入力電流が、異物がない場合における送電回路102の入力電流である基準入力電流より大きいとき、異物があると判定する。そのため、異物の有無を確実に判定することができる。
なお、第2実施形態では、送電側パッド100の等価抵抗に関連するパラメータとして送電回路102の入力電流を用いて異物の有無を判定する例を挙げているが、これに限られるものではない。送電側パッド100の等価抵抗に関連するパラメータであれば、送電回路102の入力電流以外のものを用いて異物の有無を判定してもよい。
1・・・非接触給電装置、100・・・送電側パッド、101・・・受電側パッド、102・・・送電回路、103・・・電圧センサ、104・・・電流センサ、105・・・電圧センサ、106・・・電流センサ、107・・・送電側制御装置、108・・・受電回路、109・・・電圧センサ、110・・・電流センサ、111・・・受電側制御装置

Claims (12)

  1. 巻線を有する送電側パッド(100)と、
    巻線を有し、前記送電側パッドと対向して配置され、前記送電側パッドから送電される電力を受電する受電側パッド(101)と、
    外部電源と前記送電側パッドに接続され、前記外部電源から供給される電力を変換して前記送電側パッドに供給する送電回路(102)と、
    前記受電側パッドと給電対象に接続され、前記受電側パッドから供給される電力を変換して前記給電対象に供給する受電回路(108)と、
    前記送電側パッドと前記受電側パッドの間の異物の有無を判定する異物判定手段と、
    を備えた非接触給電装置において、
    前記異物判定手段は、対向して配置された前記送電側パッドと前記受電側パッドの等価回路における前記送電側パッドの等価抵抗、又は、前記等価抵抗に関連するパラメータに基づいて異物の有無を判定することを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記異物判定手段は、
    前記等価回路における結合係数を求める結合係数取得手段と、
    求めた前記結合係数に基づいて、異物がない場合における前記送電回路の入力電流である基準入力電流を求める基準入力電流取得手段と、
    求めた前記基準入力電流に基づいて前記等価抵抗を求める等価抵抗取得手段と、
    求めた前記等価抵抗と基準抵抗の比較結果に基づいて異物の有無を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記結合係数取得手段は、前記送電側パッドの入力電圧と入力電流を検出し、検出した前記送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対応する前記結合係数を、予め設定されている前記送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対する前記結合係数の関係を示すマップから求めることを特徴とする請求項2に記載の非接触給電装置。
  4. 前記基準入力電流取得手段は、前記受電回路の出力電流を検出し、検出した前記受電回路の出力電流と求めた前記結合係数に対応する前記基準入力電流を、予め設定されている前記受電回路の出力電流と前記結合係数と前記基準入力電流の関係を示すマップから求めることを特徴とする請求項2又は3に記載の非接触給電装置。
  5. 前記等価抵抗取得手段は、前記送電回路の入力電流を検出し、検出した前記送電回路の入力電流と求めた前記基準入力電流の比に対応する前記等価抵抗を、予め設定されている前記送電回路の入力電流と前記基準入力電流の比に対する前記等価抵抗の関係を示すマップから求めることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  6. 前記判定手段は、求めた前記等価抵抗が前記基準抵抗より大きいとき、異物があると判定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  7. 前記基準抵抗は、異物がない場合における前記等価抵抗より大きい値に設定されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  8. 前記等価抵抗に関連するパラメータは、前記送電回路の入力電流であり、
    前記異物判定手段は、
    前記等価回路における結合係数を求める結合係数取得手段と、
    求めた前記結合係数に基づいて、基準入力電流を求める基準入力電流取得手段と、
    検出した前記送電回路の入力電流と求めた前記基準入力電流の比較結果に基づいて異物の有無を判定する判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  9. 前記結合係数取得手段は、前記送電側パッドの入力電圧と入力電流を検出し、検出した前記送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対応する前記結合係数を、予め設定されている前記送電側パッドの入力電圧と入力電流の比に対する前記結合係数の関係を示すマップから求めることを特徴とする請求項8に記載の非接触給電装置。
  10. 前記基準入力電流取得手段は、前記受電回路の出力電流を検出し、検出した前記受電回路の出力電流と求めた前記結合係数に対応する前記基準入力電流を、予め設定されている前記受電回路の出力電流と前記結合係数と前記基準入力電流の関係を示すマップから求めることを特徴とする請求項8又は9に記載の非接触給電装置。
  11. 前記判定手段は、検出した前記送電回路の入力電流が求めた前記基準入力電流より大きいとき、異物があると判定することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  12. 前記送電側パッドは、車両の外部に設置され、
    前記受電側パッドは、前記車両に搭載され、
    前記車両の外部から前記車両に非接触で送電することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
JP2012091260A 2012-04-12 2012-04-12 非接触給電装置 Active JP5757269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091260A JP5757269B2 (ja) 2012-04-12 2012-04-12 非接触給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091260A JP5757269B2 (ja) 2012-04-12 2012-04-12 非接触給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013223258A JP2013223258A (ja) 2013-10-28
JP5757269B2 true JP5757269B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=49593892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012091260A Active JP5757269B2 (ja) 2012-04-12 2012-04-12 非接触給電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5757269B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5976385B2 (ja) 2012-05-07 2016-08-23 ソニー株式会社 検知装置、受電装置、送電装置及び非接触給電システム
JP6278012B2 (ja) * 2015-08-28 2018-02-14 トヨタ自動車株式会社 非接触電力伝送システム及び送電装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2414120B (en) * 2004-05-11 2008-04-02 Splashpower Ltd Controlling inductive power transfer systems
JP5258521B2 (ja) * 2008-11-14 2013-08-07 トヨタ自動車株式会社 給電システム
DE102009033237A1 (de) * 2009-07-14 2011-01-20 Conductix-Wampfler Ag Vorrichtung zur induktiven Übertragung elektrischer Energie
US8575944B2 (en) * 2009-11-03 2013-11-05 Robert Bosch Gmbh Foreign object detection in inductive coupled devices
KR101839588B1 (ko) * 2010-02-08 2018-03-22 필립스 아이피 벤쳐스 비.브이. 입력 기생 금속 검출
JP5592124B2 (ja) * 2010-02-23 2014-09-17 国立大学法人埼玉大学 非接触給電装置
JP5427105B2 (ja) * 2010-05-14 2014-02-26 株式会社豊田自動織機 共鳴型非接触給電システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013223258A (ja) 2013-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6067211B2 (ja) 非接触給電装置
US10804743B2 (en) Surface flux control for inductive wireless charging systems
WO2015182335A1 (ja) 非接触給電システム、受電装置及び送電装置
EP2833509A1 (en) Power transmission system
CN102971179B (zh) 无接触传输能量时的温度测量
JP7384821B2 (ja) 異物を検出するための装置、システム及び方法
JP6089464B2 (ja) 非接触電力伝送装置
EP3282554B1 (en) Temperature estimation device and temperature estimation method for contactless power-reception device
US20210143684A1 (en) Contactless power feeding apparatus and contactless power feeding system
US10875417B2 (en) Thermal feedback for power transfer optimization
JP2015008548A (ja) 非接触電力伝送装置
JP2012023913A (ja) 非接触給電装置
TW201729511A (zh) 用於操作一監視一感應式能量傳送裝置的監視裝置的方法
US20160114688A1 (en) Power feed device and method for acquisition of frequency characteristics
JP6094204B2 (ja) ワイヤレス電力伝送システム
JP2020048369A (ja) 走行中非接触給電システム
JP2013038893A (ja) 電力伝送システム
JP5757269B2 (ja) 非接触給電装置
WO2015121977A1 (ja) 非接触給電装置
JP6451510B2 (ja) 非接触給電装置
JP5850248B2 (ja) 非接触給電装置
JP2013215073A (ja) 非接触電力伝送システムの給電装置及び受電装置
JP5903990B2 (ja) 非接触給電装置
WO2013061617A1 (ja) 非接触電力伝送装置、並びにこれに用いる給電装置及び受電装置
JP6897371B2 (ja) 車両および電力伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5757269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250