JP5756664B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、多数の端子の先端と基板上のコンタクトとの電気的接続を直接行うコネクタに関する。
<特許文献1記載のコネクタ>
端子を多数備えるコネクタにロック部を設け、基板上に設けられたロック取付部にロック部を係合することによりコネクタと基板とを係止させ、端子と基板との電気的接続を図ることは既に公知である(特許文献1参照)。
図13は特許文献1記載のコネクタを示す図で、図13(A)はコネクタを回路板へ取り付ける直前を示す斜視図、(B)はコネクタの縦断面図である。
図13において、コネクタ100はハウジング200と複数の端子300とから成り、コネクタ100には、端子300をハウジング200内に固定するための端子収納室210と、コネクタ100の下方に突出するロック部220とが設けられている。基板400には、多数のコンタクト410が実装され、コンタクト410から離間してロック部220に対応してロック取付部420が設けられている。端子300の両端それぞれには、電線を挟持するための挟持部310と、コンタクト410と電気的に接触する接触部320Bとが設けられている。挟持部310と接触部320Bとは直角方向で交差する方向に配置されている。ロック部220がロック取付部420に挿入され、接触部320Bとコンタクト410とが半田付けされることにより、コネクタ100が基板400に取り付けられることが開示されている。
特開2002−324606号公報
<特許文献1記載のコネクタの改良点>
上述のとおり、従来のコネクタ100においては、ワイヤーハーネスと接続するためには、専用のプリント配線基板(PCB)用コネクタが使用されており、さらに、端子300とコンタクト410の電気的接続は半田付けで行われ、作業性が悪く、コストアップの要因となっていた。
更に、ハウジング200のような構造の場合、相手ハウジングと嵌合するためには、そのレイアウトを基板の端に設定する必要があり、その場合、回路を基板の端まで配索する必要があり、基板のスペース性、およびレイアウト性の低下の要因となることがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子とコンタクトとの半田付け工程を廃止し、専用のプリント配線基板用コネクタを廃止し、基板のスペース性とレイアウト性の向上を図り、基板との取り付け作業性が良好なコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 基板上に取り付けられるコネクタであって、
前記コネクタは、ハウジングと端子とを備え、
前記ハウジングは、その上面から底面に向かって貫通する複数の端子収納室と、ロック部と、を備え、
前記端子は、電線を固定する挟持部が設けられた端子本体と、接触部を備える電気接触子と、から成り、
前記基板は、前記基板上に取り付けられたときの前記コネクタの真下に配置されて前記接触部と電気的に接触する複数のコンタクトと、前記ロック部と係合するロック取付部と、を備え、
前記ロック部と前記ロック取付部とが係止すると共に複数の前記電気接触子の弾性付勢により前記接触部が前記コンタクトを押圧するコネクタにおいて、
前記ロック部は、コネクタの底部から垂下する係止保持部と、前記係止保持部の側面に前記係止保持部と一体に形成された係止部と、を備え、
前記係止部には、上方にテーパー部と、前記テーパー部に連続して形成される係止ロック部とが設けられており、
前記ロック取付部は、前記基板を貫通する係止部挿入孔と、前記係止部挿入孔と一体連続で前記基板を貫通する係止保持部ガイド溝と、を備え、
さらに、前記係止保持部ガイド溝の側部に離間して基板を貫通する係止ロック収容孔と、を備え、
前記ロック取付部の係止部挿入孔の大きさは、前記ハウジングの前記ロック部が嵌合できる大きさであり、かつ、前記係止保持部ガイド溝の溝幅は、前記コネクタの係止保持部が通過できる大きさであり、
前記ロック部の前記係止部と前記係止部挿入孔とが嵌合した後、前記係止保持部が前記係止保持部ガイド溝内を摺動することにより、前記係止ロック部と前記係止ロック収容孔との位置合わせができるため、前記係止ロック部と前記係止ロック収容孔とが確実に係止できるようになること。
(2)上記(1)の構成のコネクタにおいて、前記ロック部は略四角形状を成し前記コネクタの四隅に設けられ、前記ロック取付部は略四角形状を成し前記基板上の前記ロック部に対応した位置に設けられ、前記係止保持部が前記係止保持部ガイド溝を横方向に移動すること。
)上記(1)〜()のいずれかの構成のコネクタにおいて、前記電気接触子は、波形で弾性変形するバネ部と、前記バネ部と一体形成された前記接触部と、から成り、前記電気接触子が前記端子本体に設けられた箱部に挿入固定されること。
上記(1)の構成では、コネクタの外径内にコンタクトを実装できるため基板のスペース性やレイアウト性が向上する。また、コネクタによってコンタクトをカバーできるため、作業中の衝撃からプロテクトできる。更に、複数の端子とコンタクトとの接合に対して弾性押圧力が働くため強固な電気接続を達成できる。
上記(2)の構成では、ロック部とロック取付部の係合が確実に行われ作業性が良くコネクタと基板との強固な係止を図ることができる。また、テーパー部を設けることにより係止保持部ガイド溝内の摺動力を軽減することができる。
上記(3)の構成では、係止保持部ガイド溝内を横方向に移動させることにより、コネクタと基板とのスムーズな取り付けが可能となり作業性の向上が図れる。
上記(4)の構成では、係止保持部ガイド溝内を回転させることにより、コネクタと基板との安定した取り付けが可能となり作業性の向上が図れる。
上記(5)の構成では、コンタクトと接触部との接合に於いて、接触部を構成する電気接触子の弾性付勢を利用するため、構成が簡単で確実な電気接続ができる端子を提供することができコストダウンが図れる。
以上のように、本発明によれば、コネクタと基板とが機械的取り付けと成るため接触部とコンタクトの電気的接続に於いて半田付け等の余分な工程を排除でき、作業効率が向上し、複数の端子が協働して生み出される弾性力により、コネクタと基板との係止およびコンタクトと接触部との接合を同時に強固させ、構成が簡単でコストダウンの図れるコネクタを提供できる。
本発明に係るコネクタの実施例1の取り付けを示す斜視図である。 図2(A)は図1のコネクタに設けられたロック部の拡大図、図2(B)はロック部を係止させるロック取付部の拡大図である。 図3(A)は端子の分解斜視図、図3(B)は端子の斜視図、図3(C)は端子収納室内に固定された端子の断面図である。 図1に係るコネクタの基板への取り付けを示す図で、図4(A)は取り付け斜視図、図4(B)はロック部とロック取付部との嵌合を示す取り付け斜視図、図4(C)は取り付け完了状態を示す部分透視斜視図である。 図1のコネクタと基板との取り付け開始時を示す図で、図5(A)は取り付け斜視図、図5(B)は図5(A)のA−A部分断面図、図5(C)は図5(B)のB部拡大図である。 図1のコネクタと基板との取り付け途中を示す図で、図6(A)は取り付け斜視図、図6(B)は図6(A)のA−A部分断面図、図6(C)は図6(B)のB部拡大図である。 図1のコネクタと基板との取り付け完了を示す図で、図7(A)は取り付け斜視図、図7(B)は図7(A)のA−A断面図、図7(C)は図7(B)のB部拡大図である。 本発明に係るコネクタの実施例2を示す図で、図8(A)は正面斜視図、図8(B)は裏面斜視図、図8(C)は裏面図、図8(D)は側面図である。 図8のコネクタの取り付けを示す図で、図8(A)は取り付け斜視図、図8(B)は図8(A)のA部拡大図である。 図8のコネクタと基板との取り付け開始時を示す図で、図10(A)は取り付け斜視図、図10(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図10(C)は端子と基板との断面図、図10(D)は基板の裏面図である。 図8のコネクタと基板との取り付け途中を示す図で、図11(A)は取り付け斜視図、図11(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図11(C)は端子と基板との断面図、図11(D)は基板の裏面図である。 図8のコネクタと基板との取り付け完了を示す図で、図12(A)は取り付け斜視図、図12(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図12(C)は端子と基板との断面図、図12(D)は基板の裏面図である。 図13は特許文献1記載のコネクタを示す図で、図13(A)はコネクタを回路板へ取り付ける直前を示す斜視図、図13(B)はコネクタの縦断面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
<具体的構成>
図1に基づいて、本発明の実施例1であるコネクタ10を説明する。
図1は、コネクタ10の取り付けを示す斜視図である。コネクタ10は、ハウジング20とハウジング20内に収納固定される端子30とから成る。ハウジング20は、略四角形状を成し、上面に端子30を収納する略角形筒状で左右方向に配列された複数の端子収納室21と底面から延在するロック部22とを備えている。実施例1では、ロック部22は四隅の角にそれぞれ設けられている。端子収納室21は、ハウジング20の上面から底面に向かって貫通状であり、端子収納室21には、上部から電線Wが固定された端子30が挿入され、端子30は、端子収納室21内に収納固定される。コネクタ10を取付係止させる基板40には、端子30と電気的に接続する複数のコンタクト41が実装され、コンタクト41の周辺には、コネクタ10のロック部22を取付係止させる複数のロック取付部42がロック部22に対応した位置にそれぞれ形成されている。
実施例1では、4つのロック取付部42が形成されており、コンタクト41を取り囲むように複数のロック取付部42が配置されている。尚、基板40は、プリント基板であって回路等(図示せず)が実装されている。
上述の構成によれば、コネクタ10が基板40に取り付けられた時、コンタクト41がコネクタ10の真下にくる。同時に、コネクタ10によりコンタクト41が覆い隠される。
また、端子収納室21は、ハウジング20の上面から底面に向かって垂直方向(図面上縦方向)に貫通した筒形状を成し、端子30を端子収納室21内に固定させた状態で端子30の先端とコンタクト41とが電気的に接触する。すなわち、電線Wと端子30とコンタクト41との配列が垂直方向で一直線上になる。したがって、基板40に実装される回路の配列に自由度が増し、基板40のスペース性やレイアウト性が向上する。また、コネクタ10の構成が簡単で確実な電気的接続が達成できる。
次に、図2を用いて、ロック部22とロック取付部42の構成を詳述する。
図2(A)はロック部22の拡大図である。コネクタ10のロック部22は、台形状を成し、ハウジング20の底部から垂下する係止保持部22Sと係止保持部22Sの先端近傍に一体形成された係止部22Tとから成る。また、係止部22Tには、係止部22Tの側面から上方に向かって傾斜するテーパー部22Uと係止部22Tの上面に上方向に突出する係止ロック部22Vとが設けられている。
図2(B)はロック取付部42の拡大図である。基板40のロック取付部42は、基板40を貫通する略長方形状の係止保持部ガイド溝42Sと、係止保持部ガイド溝42Sと一体連続で基板40を貫通する略四角形状の係止部挿入孔42Tと、係止保持部ガイド溝42Sの側方に離間して配置され基板40を貫通する略四角形状の係止ロック収容孔42Vと、を備えている。
次に、図3を用いて、端子30の構成を詳述する。
図3(A)は端子30の分解斜視図である。端子30は、端子本体31と電気接触子32とから成る。端子本体31は、電気導通性の金属の一枚板から成形され、端子本体31には、一端から中央部に向かって電気接触子32を挿入する略角形筒状の箱部31Aが設けられ、箱部31Aと反対側の他端側には、電線(図示せず)を固定する挟持部31Bが設けられている。電気接触子32は、電気導通性の金属の一枚板から成形され、電気接触子32の中央部には、弾性変形する波形状のバネ部32Aが設けられ、その一端には、基板40のコンタクト41と電気的に接触する接触部32Bが設けられ、他端には、平坦部32Cが設けられている。平坦部32Cが箱部31Aの側方に形成された係合孔31Cとが係合することにより、電気接触子32は箱部31A内に固定される(図3(B)参照)。また、接触部32Bは、箱部31Aの端面より外方に突出した状態で固定されている。
上述の構成を備える端子30は、図3(C)に示される通り、コネクタ10の端子収納室21に収納固定される。即ち、端子収納室21の側部に設けられているランス24の先端と箱部31Aとの端面が当接し、箱部31Aの側方から突出した折れ曲がり部31Dと端子収納室21の側壁に設けられた段差部21Dとが当接することにより端子30は、端子収納室21内に固定される。
<コネクタ10と基板40との取り付け:図4〜図7>
図4に基づいて、コネクタ10と基板40との取り付けについて詳述する。
コネクタ10は、コネクタ10のロック部22と基板40のロック取付部42とが係合することにより基板40上に取り付けられる。即ち、ロック部22の係止部22Tをロック取付部42の係止部挿入口42Tに嵌合させ(図4(B)参照)、コネクタ10を移動させて係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとを係合させ係止させる(図4(C)参照)ことによりコネクタ10と基板40との取り付けが完了する。即ち、ロック部22の係止保持部22Sが、ロック取付部42の係止保持部ガイド溝42S内を摺動することにより係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとの位置合わせができる。実施例1での摺動は、横方向への移動である。
<取り付け開始時>
次に、図5〜図7に基づいて、コネクタ10と基板40との取り付け手順について詳述する。図5は、図1のコネクタ10と基板40との取り付け開始時を示す図で、図5(A)は取り付け斜視図、図5(B)は図5(A)のA−A部分断面図、図5(C)は図5(B)のB部拡大図である。
まず、基板40に形成されたロック取付部42の係止部挿入孔42Tにロック部20の係止部22Tを嵌合する。その際、電気接触子32の接触部32Bがコネクタ10の底面より外方向に突出しているため、ロック部22の係止ロック部22Vは係止部挿入孔42T内にある。
<取り付け途中>
図6は、図1のコネクタ10と基板40との取り付け途中を示す図で、図6(A)は取り付け斜視図、図6(B)は図6(A)のA−A部分断面図、図6(C)は図6(B)のB部拡大図である。
次に、係止保持部22Sを係止保持部ガイド溝42S内をスライドさせる。その際、テーパー部22Uと係止部挿入孔42Tの底面先端部が当接し、係止保持部22Sを横方向に移動させながら(図6(C)矢印A参照)ロック部22を基板40の底面側に導く(図6(C)矢印B参照)。同時に電気接触子32の弾性付勢力が基板40を上方向から押圧するように働き始め、係止部22Tの上面と基板40の底面とが当接した状態でロック部22が基板40の底面を横方向に移動する。
<取り付け完了>
図7は、図1のコネクタ10と基板40との取り付け完了を示す図で、図7(A)は取り付け斜視図、図7(B)は図7(A)のA−A断面図、図7(C)は図7(B)のB部拡大図である。
そして、係止保持部22Sの係止保持部ガイド溝42S内での横方向の移動をさらに進めていくと、係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとが係止する。その際、電気接触子32の先端にある接触部32Bがコンタクト41を押圧すると共に電気的接続が完了する。また、接触部32Bのバネ部32Aの弾性付勢による押圧力により、係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとの係止が強固に成る。
図7(B)で明らかなように、筒型の貫通口である端子収納室21内に端子30が固定され、端子30の一端は電線Wが他端は接触部32Bが端子収納室21内にほぼ一直線上に配置される。同時に、コンタクト41とが端子30の延在方向に配置されているため、電線Wと端子30とコンタクト41との配列が垂直方向で一直線上になることが理解される。即ち、コネクタ10を基板40上部から基板40に係止させるのみで端子30とコンタクト41の電気的接続が可能となる。
更に、本発明に於けるコネクタ10の端子収納室21が複数有る点に注目すべきである。端子30の接触部32Bがコンタクト41を押圧することを上述したが、複数の接触部32Bが協働で基板40を押圧していることを意味している。複数の端子30が左右方向に配列されており、接触部32Bの押圧力は、全体として略四角形状で面圧力であるため、左右に変位することがない安定したものとなり、コンタクト41への電気的接続力とコネクタ10と基板40との係止力強固と成る。本発明のコネクタ10は、車両用の室内灯や計器類等に用いられる基板40に取り付けられるもので、特に、係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとの係止力が増すことによってコネクタ10と基板40との係合が極めて安定し、耐震性に優れた取り付けと成る。
コネクタ10の実施例2を図8に基づいて詳述する。
コネクタ10のハウジング20に設けられた複数の端子収納室21は、ハウジング20の両側に配置されている。ハウジング20の底面中央部に設けられたロック部22は、略円形状を成し、ハウジング20の底面から垂下した円筒形状の係止保持部22Sと中心から外方向に突出する一対の係止部22Tとを備えている。係止部22Tには、テーパー部22Uと係止ロック部22Vが設けられている。
図9はコネクタ10の実施例2に対応した基板40のロック取付部42を示し、(A)は取り付け斜視図、(B)は(A)のA部拡大図である。基板40上に設けられた複数のコンタクト41は、ロック取付部42の両側に配置されている。ロック取付部42は、基板40を貫通する略円形状を成し、小径状の係止保持部ガイド溝42Sと大径状の係止部挿入孔42Tとを備え、係止保持部ガイド溝42Sの一部に外方向に開口した係止ロック収容孔42Vが一体連続で設けられている。
次に、図10〜図12に基づいて、コネクタ10と基板40との取り付け手順について詳述する。
<取り付け開始時>
図10は、図8のコネクタと基板との取り付け開始時を示す図で、図10(A)は取り付け斜視図、図10(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図10(C)は端子と基板との断面図、図10(D)は基板の裏面図である。
まず、基板40に形成されたロック取付部42の係止部挿入孔42Tにロック部20の係止部22Tを嵌合させる。その際、電気接触子32の接触部32Bがコネクタ10の底面より外方向に突出しているため、ロック部22の係止ロック部22Vは係止部挿入孔42T内にある。また、係止保持部22Sの摺動が実施例1では横方向移動であるが、実施例2では回動である(図10(A)矢印Aの回転方向参照)。
<取り付け途中>
図11は、図8のコネクタと基板との取り付け途中を示す図で、図11(A)は取り付け斜視図、図11(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図11(C)は端子と基板との断面図、図11(D)は基板の裏面図である。
コネクタ10と基板40との取り付け途中を示し、(A)は取り付け斜視図、(B)はロック部22とロック取付部42との部分断面図、(C)は端子30と基板40との断面図、(D)は基板40の裏面図である。次に、係止保持部22Sを係止保持部ガイド溝42S内を回動させる。その際、テーパー部22Uと係止部挿入孔42Tの底面先端部が当接し、係止保持部22Sを回動させながら(図11(B)矢印A参照)ロック部22を基板40の底面側に導く(図11(B)矢印B参照)。同時に電気接触子32の弾性付勢力が基板40を上方向から押圧するように働き始め、係止部22Tの上面と基板40の底面とが当接した状態でロック部22が基板40の底面を回動する。
<取り付け完了>
図12は、図8のコネクタと基板との取り付け完了を示す図で、図12(A)は取り付け斜視図、図12(B)はロック部とロック取付部との部分断面図、図12(C)は端子と基板との断面図、図12(D)は基板の裏面図である。
そして、係止保持部22Sの係止保持部ガイド溝42S内の回動をさらに進めていくと、係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vがロックする。その際、電気接触子32の先端にある接触部32Bがコンタクト41を押圧すると共に電気的接続が完了する。また、接触部32Bのバネ部32Aの弾性付勢による押圧力により、係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとの係止が強固に成る。
<本発明のまとめ>
本発明のコネクタ10は、複数の端子収納室21とロック部22とを備えるハウジング20と、端子本体31と弾性力を備える電気接触子32とを備える端子30から成る。コネクタ10は、複数のコンタクト41が実装された基板40上に取り付けられ、電気接触子32の先端に設けられた接触部32Bとコンタクト41が電気的に接合する。この構成により、コンタクト41と端子30と端子後部に固定される電線Wとが一直線上に並ぶことになる。従って、コネクタ10の外径内にコンタクト41を実装できるため基板40のスペース性やレイアウト性が向上し、基板との取り付け作業性が良好なコネクタが得られる。
また、コネクタ10によってコンタクト41をカバーできるため、作業中の衝撃からプロテクトできる。
更に、複数の端子30とコンタクト41との接合に対して弾性押圧力が働くため強固な電気接続を達成できる。したがってまた、端子とコンタクトとの半田付け工程が廃止でき、専用のプリント配線基板用コネクタも廃止できる。
また、本発明のコネクタ10によれば、コネクタ10の下部に設けられるロック部22が、係止保持部22Sとテーパー部22Uと係止ロック部22Vとが設けられた係止部22Tとを備え、基板40に設けられるロック取付部42が、係止保持部ガイド溝42Sと係止部挿入孔42Tと係止ロック収容孔42Vとを備えている。そして、係止部22Tと係止部挿入孔42Tとが嵌合した後、係止保持部22Sが係止保持部ガイド溝42S内を摺動して係止ロック部22Vと係止ロック収容孔42Vとが係止する構成とした。従って、ロック部22とロック取付部42の係合が確実に行われ作業性が良くコネクタ10と基板40との強固な係止を図ることができる。また、テーパー部22Uを設けることにより係止保持部ガイド溝42U内の摺動力を軽減することができる。
また、本発明のコネクタ10によれば、略四角形状のロック部22がコネクタ10の四隅に設けられ、略四角形状のロック取付部42がロック部22の対応した位置に基板40上設けられている。そして、係止保持部22Uが係止保持部ガイド溝42Uを横方向に移動する。従って、コネクタ10と基板40とのスムーズな取り付けが可能となり作業性の向上が図れる。
また、本発明のコネクタ10によれば、略円形状のロック部22がコネクタ10の中心部に設けられ、略円形状のロック取付部42がロック部22の対応した位置に基板40上設けられている。そして、係止保持部22Uが係止保持部ガイド溝42Uを回動する。従って、コネクタ10と基板40との安定した取り付けが可能となり作業性の向上が図れる。
更に、本発明のコネクタ10によれば、弾性変形するバネ部32Aと接触部32Bとから成る電気接触子32を端子本体31の箱部31Aに挿入固定した。従って、コンタクト41と接触部32Bとの接合に於いて、接触部32Bを構成する電気接触子32の弾性付勢を利用するため、確実な電気接続と構成が簡単な端子30を提供することができでコストダウンが図れる。
本発明のコネクタ10の実施形態として、四角または円形ロック部と上述したが、この形状に限るものではない。
本発明のコネクタ10では、係止保持部22Sが係止保持部ガイド溝42S内を摺動してコネクタ10と基板40とが係止することを上述したが、摺動を伴わない上下方向のみの嵌合と係止でも良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10:コネクタ
20:ハウジング
21:端子収納室
22:ロック部
22S:係止保持部
22T:係止部
22U:テーパー部
22V:係止ロック部
30:端子
31:端子本体
32:電気接触子
32B:接触部
40:基板
41:コンタクト
42:ロック取付部
42S:係止保持部ガイド溝
42T:係止部挿入孔
42V:係止ロック収容孔

Claims (3)

  1. 基板上に取り付けられるコネクタであって、
    前記コネクタは、ハウジングと端子とを備え、
    前記ハウジングは、その上面から底面に向かって貫通する複数の端子収納室と、ロック部と、を備え、
    前記端子は、電線を固定する挟持部が設けられた端子本体と、接触部を備える電気接触子と、から成り、
    前記基板は、前記基板上に取り付けられたときの前記コネクタの真下に配置されて前記接触部と電気的に接触する複数のコンタクトと、前記ロック部と係合するロック取付部と、を備え、
    前記ロック部と前記ロック取付部とが係止すると共に複数の前記電気接触子の弾性付勢により前記接触部が前記コンタクトを押圧するコネクタにおいて、
    前記ロック部は、コネクタの底部から垂下する係止保持部と、前記係止保持部の側面に前記係止保持部と一体に形成された係止部と、を備え、
    前記係止部には、上方にテーパー部と、前記テーパー部に連続して形成される係止ロック部とが設けられており、
    前記ロック取付部は、前記基板を貫通する係止部挿入孔と、前記係止部挿入孔と一体連続で前記基板を貫通する係止保持部ガイド溝と、を備え、
    さらに、前記係止保持部ガイド溝の側部に離間して基板を貫通する係止ロック収容孔と、を備え、
    前記ロック取付部の係止部挿入孔の大きさは、前記ハウジングの前記ロック部が嵌合できる大きさであり、かつ、前記係止保持部ガイド溝の溝幅は、前記コネクタの係止保持部が通過できる大きさであり、
    前記ロック部の前記係止部と前記係止部挿入孔とが嵌合した後、前記係止保持部が前記係止保持部ガイド溝内を摺動することにより、前記係止ロック部と前記係止ロック収容孔との位置合わせができるため、前記係止ロック部と前記係止ロック収容孔とが確実に係止できるようになることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック部は略四角形状を成し前記コネクタの四隅に設けられ、前記ロック取付部は略四角形状を成し前記基板上の前記ロック部に対応した位置に設けられ、前記係止保持部が前記係止保持部ガイド溝を横方向に移動することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記電気接触子は、波形で弾性変形するバネ部と、前記バネ部と一体形成された前記接触部と、から成り、前記電気接触子が前記端子本体に設けられた箱部に挿入固定されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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