JP5755825B1 - 送信装置、送信方法、情報記録媒体およびプログラム - Google Patents

送信装置、送信方法、情報記録媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

電子メール送信装置(100)において、決定部(101)は、ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する。分類部(102)は、前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定部(101)が決定したメールの数のグループに分類する。生成部(103)は、前記分類部(102)が前記複数のコンテンツを分類した各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する。送信部(104)は、前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する。

Description

本発明は、送信装置、送信方法、情報記録媒体およびプログラムに関する。
電子メールを送信することにより、顧客へ情報を提供する電子メール送信装置が知られている。例えば、特許文献1は、クレジットカードの使用実績や居住地等の情報に基づいて、送信する広告情報を抽出し、抽出した広告情報を記載した電子メールをクレジットカードの利用者に送信する情報提供サーバを開示している。
また、顧客に対し、セール情報や最新の特集などを含むコンテンツを記載したメールマガジンを配信するサービスが知られている(例えば、特許文献2参照)。同サービスでは、ユーザが配信を申し込んだメールアドレス宛に、ユーザが指定した種類のメールマガジンを、電子メールにより予め設定された日程で送信する。
特開2010−231392号公報 特開2013−120443号公報
広告主は、広告効果を得ることを目的として顧客に広告を含む電子メールを送信している。すなわち広告主は、電子メールによって顧客に新しい情報を提供し、それを見た顧客が広告主の商品を購入し、あるいは広告主のサービスを利用することで、その結果として広告主が利益を得ることを目的としている。
しかしながら、顧客があまりに多数の電子メールを受信すると、顧客はメールを読まずに放置することがある。また、スパムフィルタによって送信したメールがスパムと判定されて排除される可能性も高まる。送信した広告メールが読まれないと、広告主は広告効果を得ることができない。
また、読まれない電子メールがネットワーク上を通じて送信されると、ネットワーク資源が無駄に消費され、望ましくない。
そこで、送信される電子メールの数を制御する技術が、強く望まれている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子メール送信先の特性に応じて送信する電子メールの数を制御する送信装置、送信方法、情報記録媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る送信装置は、
ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定部が決定したメールの数のグループに分類する分類部、
前記分類部が前記複数のコンテンツを分類した各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
を備えることを特徴とする。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記ユーザの行動の履歴に基づいて、コンテンツの提供者に対する前記ユーザの関心度を算出する算出部をさらに備え、
前記生成部は、前記各グループについて生成された前記メールの差出人を、前記各グループに分類された前記コンテンツの提供者のうち前記算出された関心度が最も高い提供者とする
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記生成部は、前記各グループについて生成された前記メールにおいて、前記各グループに分類された前記コンテンツを、前記各グループに分類された前記コンテンツの提供者に対して前記算出された関心度が高い順に並べる
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記分類部は、前記複数のコンテンツの提供者から、前記算出された関心度が上位の提供者を前記決定された数だけ選択し、前記選択された提供者のコンテンツを前記決定された数のグループに重複しないように分類する
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記関心度は、前記コンテンツが前記ユーザに配布された後の閾期間内に、前記コンテンツの提供者が管理するサイトを前記ユーザが閲覧する閲覧行動に基づいて算出される
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記関心度は、前記コンテンツが前記ユーザに配布された後の閾期間内に、前記コンテンツの提供者から前記ユーザが商品又はサービスを購入する購入行動に基づいて算出される
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記算出部は、前記ユーザに送信された前記メールに含まれる前記コンテンツの提供者に対して算出された前記関心度から、前記メールに対する前記ユーザの反応度をさらに算出し、
前記決定部は、前記ユーザへ送信されるべきメールに対する前記ユーザの反応度の期待値が最大化するように、前記メールの数を決定する
としても良い。
また、第1の観点に係る送信装置において、
前記ユーザの行動の履歴を記録する記録部をさらに備え、
前記決定部は、前記記録部が記録したユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定し、
前記算出部は、前記記録部が記録したユーザの行動の履歴に基づいて、コンテンツの提供者に対する前記ユーザの関心度を算出する
としても良い。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る送信方法は、
前記送信装置が、ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定工程、
前記送信装置が、前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類工程、
前記送信装置が、前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成工程、
前記送信装置が、前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信工程
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る情報記録媒体は、
コンピュータを、
ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類部、
前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
として機能させることを特徴とするプログラムを記録している。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類部、
前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
として機能させることを特徴とする。
本発明に係る送信装置、送信方法、情報記録媒体およびプログラムによれば、電子メールによる広告効果をより効果的に得ることができる。
実施形態1に係る電子メール送信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る電子メール送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態1におけるコンテンツ配信処理のフローチャートである。 実施形態1におけるメール数決定工程のフローチャートである。 コンテンツ分類工程のフローチャートである。 実施形態2に係る電子メール送信装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態2におけるコンテンツ配信処理のフローチャートである。 行動履歴記録工程のフローチャートである。 行動履歴ログの一例を示す図である。 関心度算出工程のフローチャートである。 関心度履歴テーブルの一例を示す図である。 実施形態2におけるメール数決定工程のフローチャートである。 実施形態3におけるメール数決定工程のフローチャートである。 関心度履歴テーブルの一例を示す図である。 実施形態4におけるクレジットカード利用者データベースを示す図である。 実施形態4におけるコンテンツデータベースを示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る電子メール送信装置100は、事前に指定されたユーザに広告など複数のコンテンツを含む電子メールを送信する機能を有する。また、送信対象の複数のコンテンツを、対象のユーザの過去の行動履歴に基づいて決定した数のメールに分けて送信する機能を有する。
本実施形態に係る電子メール送信装置100は、図1に示すように、機能面では、決定部101、分類部102、生成部103、および送信部104を備える。
決定部101は、過去に電子メール送信装置100が送信した電子メールを受信したユーザが、どのような行動をとったかの履歴に基づいて、所定期間内に送信すべきメールの数を決定する。決定部101は、決定したメールの数を、出力する(A101)。
分類部102は、電子メール送信装置100が所定期間内にユーザに配布すべき複数のコンテンツを、決定部101が決定したメールの数のグループに分類する。例えば、コンテンツ1から35の35コンテンツを5日以内に対象ユーザに送信する場合において、決定部101が送信すべきメールの数を6と決定していた場合、分類部102は、それぞれコンテンツ1から6を1つめのグループに、コンテンツ7から12を2つめのグループに、コンテンツ13から18を3つめのグループに、コンテンツ19から24を4つめのグループに、コンテンツ25から30を5つめのグループに、コンテンツ31から35を6つめのグループに分類する。
分類部102は、複数のコンテンツの入力を受けるとともに(A102)、決定部101が決定したメールの数の入力を受け(A101)、コンテンツが分類されたグループを出力する(A103)。
生成部103は、分類部102が各グループに分類したコンテンツからメールを生成する。例えば、分類部102が、1つのグループにコンテンツ1とコンテンツ2とを分類していた場合、生成部103は、コンテンツ1とコンテンツ2とを含むメール本文とし、宛先ユーザに対応するメールアドレスを送信先とする電子メールを生成する。
生成部103は、分類部102がグループに分類したコンテンツの入力を受け(A103)、生成した電子メールを出力する(A104)。
送信部104は、生成部103が生成したメールを、予め定められた期間内に宛先ユーザに送信する(A105)。
電子メール送信装置100は、上述する構成を有することにより、例えばコンテンツ1から35までの35コンテンツを6通の電子メールにより配信する。電子メール送信装置100は、コンテンツの数に比べて少ない数のメールによってコンテンツを配信することにより、送信されるメールの数を少なくすることができる。また、電子メール送信装置100は、送信されるメールの数を、ユーザの行動履歴に応じて望ましい数に制御する。そのため、電子メール送信装置100は、送信されるメールの広告効果を高めることができる。
本実施形態に係る電子メール送信装置100は、図2に示すように、ハードウェアとして、制御部110、記憶装置120、ネットワークインターフェース130、入力部140、表示部150を備え、これらがバス160を通じて互いに接続された構成を有する。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113を備える。
CPU111は、ROM112又は記憶装置120からプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行する。ROM112は、CPU111の稼動に必要なプログラムを保存する。RAM113は、CPU111がプログラムを実行する際に、処理対象とするデータを一時的に記憶し、いわゆるワークエリアとして機能する。
このように、CPU111、ROM112、RAM113が共同して機能することにより、制御部110は、電子メール送信装置100の全体を制御する。
記憶装置120は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置を備え、電子メール送信装置100が稼動するために必要なデータを記憶する。記憶装置120は、例えば、CPU111が実行するためのプログラム121を格納する領域、あるいは、コンテンツを配布するために必要な各種データ122(コンテンツデータ、宛先ユーザを示す情報、ユーザの行動履歴を示す情報など)を記録する。
ネットワークインターフェース130は、電子メール送信装置100をネットワーク(図示せず)に接続する。電子メール送信装置100が、ネットワークを介して他機器に情報を送信し、あるいは他機器から情報を受信する際、ネットワークインターフェース130は、制御部110から後述するバス160を介して受信した情報を、ネットワークを介して他機器へ送信し、また他機器からネットワークを介して受信した情報を、バス160を介して制御部110へ送信する。
ネットワークインターフェース130は、例えばケーブルを介して電子メール送信装置100をネットワークに接続してもよいし、あるいは無線通信により電子メール送信装置100をネットワークに接続してもよい。
入力部140は、キーボードやマウス等を備え、操作者による入力操作を受け付けて制御部110に伝達する。
表示部150は、液晶ディスプレイ等を備え、制御部110が操作者に向けて出力する情報を表示する。
本実施形態に係る電子メール送信装置100を操作する際、操作者は、表示部150に表示された情報を閲覧しつつ、入力部140を介して操作する。しかし、この形態には必ずしも限定されない。電子メール送信装置100は、ネットワークインターフェース130を介してネットワークに接続されているため、操作者は、ネットワークを介して電子メール送信装置100からの情報を閲覧し、また、ネットワークを介して電子メール送信装置100を操作することもできる。このように、電子メール送信装置100がネットワーク経由で十分に機能を果たすことができる場合、電子メール送信装置100は入力部140および表示部150を備えなくともよい。
バス160は、電子メール送信装置100内の構成要素(制御部110、記憶装置120、ネットワークインターフェース130、入力部140、表示部150等)間での情報のやり取りを中継する。例えば、制御部110が必要なデータを記憶装置120から読み出すとき、制御部110は、バス160を介して記憶装置120からデータを読み出す。
制御部110は、上述した各機能を実現する要素(決定部101、分類部102、生成部103、および送信部104)として機能する。詳しくは後述する。
本実施形態に係る電子メール送信装置100は、所定の期間ごとに、図3に示すコンテンツ配信処理を行い、複数のコンテンツを電子メールによりユーザに送信する。コンテンツ配信処理は、図3に示されるとおり、メール数決定工程S10、コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40を有する。上述した各機能を実現する要素(決定部101、分類部102、生成部103、および送信部104)は、それぞれ上述の各工程(メール数決定工程S10、コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40)に対応する処理を行うものである。すなわち決定部101はメール数決定工程S10に対応する処理を実行するものである。同様に、分類部102、生成部103、および送信部104は、それぞれコンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、およびメール送信工程S40に対応する処理を実行する。
ここから、上述した各工程について、より詳細に説明する。
メール数決定工程S10は、図4に示すように、以下に示すステップS110およびS111を備える。
メール数決定工程S10の最初に、制御部110は、ユーザの行動履歴を示す情報を取得する(ステップS110)。ユーザの行動履歴を示す情報は、記憶装置120に記録されており、例えば、そのユーザが過去に閲覧したコンテンツおよびその回数、購入した商品およびその回数、利用したサービスおよびその回数、あるいは過去にそのユーザにメールを送信する際に、いくつのメールにコンテンツを分類して送信したか等の情報を含む。
次に制御部110は、ステップS110で取得したユーザの行動履歴を示す情報に基づいて、対象のユーザに送信すべきメールの数を決定する(ステップS111)。例えば、行動履歴を示す情報に、対象のユーザにより多くのメールにコンテンツを分類して送信した場合に、コンテンツの閲覧回数がより多いことを示す情報が記録されていた場合、制御部110は、対象のユーザに送信すべきメールの数をより多く決定する。逆に、行動履歴を示す情報に、より多くのメールにコンテンツを分類して送信した場合であっても、コンテンツの閲覧回数が多くないことが記録されていた場合、制御部110は、対象のユーザに送信すべきメールの数を少なく決定する。
制御部110は、決定した送信すべきメールの数を記録部202の宛先ユーザ情報を格納する領域に記録し、メール数決定工程S10を終了する。制御部110は、メール数決定工程S10を実行することにより、決定部101として機能する。
メール数決定工程S10が終わると、制御部110は、その所定期間内の予め定められた時期に、図5に示すコンテンツ分類工程S20を実行する。
コンテンツ分類工程S20の最初に、制御部110は、ユーザに配布すべき複数のコンテンツを示すコンテンツデータを取得する(ステップS120)。制御部110は、当該コンテンツデータを、記録部202から読み出すことによって取得する。
次に、制御部110は、記録部202の宛先ユーザ情報を格納する領域から、メール数決定工程S10により決定した送信すべきメールの数を読み出す(ステップS121)。
次に、制御部110は、ユーザに送信すべき複数のコンテンツを、ステップS121で読み出した送信すべきメールの数のグループに分類する(ステップS122)。
具体的には、例えば、コンテンツ1から35の計35コンテンツを対象ユーザに送信する場合において、メール数決定工程S10で送信すべきメールの数を6と決定していた場合、それぞれコンテンツ1から6を1つめのグループに、コンテンツ7から12を2つめのグループに、コンテンツ13から18を3つめのグループに、コンテンツ19から24を4つめのグループに、コンテンツ25から30を5つめのグループに、コンテンツ31から35を6つめのグループに分類する。その際、制御部110は、予め定められた所定の基準によってコンテンツを分類する。このように、制御部110は、分類部102として機能する。
制御部110は、コンテンツを分類したグループを記憶装置120上に記録し、コンテンツ分類工程S20を終了する。
制御部110は、コンテンツ分類工程S20を終了すると、続いて、コンテンツを分類した各グループから、メールを生成する(メール生成工程S30)。
例えばコンテンツ1とコンテンツ2が1つめのグループに分類されていれば、制御部110は、1つめのグループから、メール本文にコンテンツ1とコンテンツ2を含むメールを生成する。また制御部110は、送信対象のユーザの電子メールアドレスを、記憶装置120の宛先ユーザを示す情報を格納する領域から読み出し、生成したメールの宛先アドレスとして設定する。また、制御部110は、所定の基準に基づき、生成したメールの送信元アドレス、および、メールの表題を設定する。このようにして、制御部110は、コンテンツ分類工程S20でコンテンツを分類した各グループから、宛先ユーザに送信するメールを生成する。このように、制御部110は、生成部103として機能する。
次に、制御部110は、メール生成工程S30で生成したメールを送信する(メール送信工程S40)。制御部110は、一般的なメールサーバーとして機能し、生成したメールを、ネットワークインターフェース130を介して接続するネットワークに向けて送信する。このように、制御部110は、送信部104として機能する。
メール送信工程S40でメールを送信すると、制御部110は、コンテンツ配信処理を終了する。
このように、本実施形態に係る電子メール送信装置100は、宛先ユーザの行動履歴に応じて送信する電子メールの数を決定する。そのため、電子メール送信装置100は、宛先ユーザに対して適切な数の電子メールを送付することができ、より効率的に広告効果を得ることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2に係る電子メール送信装置200は、ユーザが事前に登録した複数のコンテンツを、電子メールによるメールマガジン形式で周期的にユーザに配信する機能を有する。電子メール送信装置200は、所定期間内に送信する予定の複数のコンテンツを、対象のユーザの過去の行動履歴に基づいて決定した数のメールに分けて送信する。電子メール送信装置200は、コンテンツ提供者から、コンテンツ提供者がユーザに対して配布することを望むコンテンツを受領し、ユーザに配布する。
電子メール送信装置200は、図6に示すように、機能面では、決定部101、分類部102、生成部103、送信部104、算出部201、および記録部202を備える。このうち、分類部102および送信部104は、実施形態1における電子メール送信装置100のものと同じであるため説明を省略する。
算出部201は、宛先ユーザが、過去に送信されたメールに含まれるそれぞれのコンテンツに対してとった行動を記憶装置120から取得し(A202)、当該ユーザのそれぞれのコンテンツの提供者への関心度を算出する。具体的には、算出部201は、対象のコンテンツを含むメールを送信したユーザが、その後の所定期間内に対象のコンテンツを扱うウェブサイトを閲覧した回数、あるいはコンテンツ1に関連する商品あるいはサービスを購入した回数、あるいは購入額を記憶装置120から読み出し、これらに基づいて、当該ユーザのコンテンツ1への関心度を算出する。なお、宛先ユーザが今回初めて宛先に追加されていた場合など、過去に当該宛先ユーザへメールを送信したことがない場合、算出部201は、例えば対象コンテンツへの関心度を規定の数値に設定するなど、所定の基準に従って関心度を定める。
例えば、コンテンツ1およびコンテンツ2を記載したメールを送信されたユーザが、その後にコンテンツ1の情報を扱うウェブサイトを何度も閲覧するが、コンテンツ2の情報を扱うウェブサイトは閲覧しなかったことが記憶装置120に記録されていた場合、算出部201は、そのユーザの、コンテンツ1の提供者への関心度を、コンテンツ2の提供者への関心度に比べて高く算出する。
算出部201は、算出した当該ユーザの各コンテンツの提供者への関心度を出力する(A201およびA203)。
記録部202は、送信部104がメールを送信したユーザが、メールに含まれるそれぞれのコンテンツに対して、メールが送信されてから閾期間内にとった行動を検出し(A204)、記憶装置120に記録する(A205)。例えば、コンテンツ1を記載したメールを送信されたユーザが、その後の閾期間内にコンテンツ1の情報を扱うウェブサイトを閲覧した場合、当該ユーザが、閾期間内にコンテンツ1の情報を扱うウェブワイトを閲覧したことを記録する。または、コンテンツ1を記載したメールを送信されたユーザが、その後の閾期間内にコンテンツ1に関連する商品あるいはサービスを購入した場合、当該ユーザが、閾期間内にコンテンツ1に関連する商品あるいはサービスを購入したこと、および購入額を記録する。
決定部101は、算出部201が算出した当該ユーザの各コンテンツの提供者への関心度(A201)に基づいて所定期間内に送信すべきメールの数を決定し、出力する(A101)。
生成部103は、分類部102が各グループに分類したコンテンツ(A103)、および算出部201が算出した当該ユーザの各コンテンツの提供者への関心度(A203)に基づいて、電子メールを生成し、出力する(A104)。
電子メール送信装置200は、図2に示す電子メール送信装置100のハードウェア構成と同様に、制御部110、記憶装置120、ネットワークインターフェース130、および入力部140、表示部150を備え、これらがバス160を通じて互いに接続された構成を有する。各構成要素とも、電子メール送信装置100のものと同様であるため、説明を省略する。
制御部110は、上述した各機能を実現する要素(決定部101、分類部102、生成部103、送信部104、算出部201、記録部202)として機能する。詳しくは後述する。
本実施形態に係る電子メール送信装置200は、所定の期間ごとに、図7に示すコンテンツ配信処理を行い、複数のコンテンツを電子メールによりユーザに送信する。コンテンツ配信処理は、図7に示されるとおり、関心度算出工程S00、メール数決定工程S10、コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40、行動履歴記録工程S50を有する。本実施形態に係るコンテンツ配信処理には、実施形態1に係るコンテンツ配信処理と比べると、関心度算出工程S00および行動履歴記録工程S50が追加されている。
上述した各機能を実現する要素(算出部201、決定部101、分類部102、生成部103、送信部104、記録部202)は、それぞれ上述の各工程(関心度算出工程S00、メール数決定工程S10、コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40、行動履歴記録工程S50)に対応する処理を行うものである。この点は実施形態1と同様であり、算出部201、決定部101、分類部102、生成部103、送信部104、記録部202は、それぞれ関心度算出工程S00、メール数決定工程S10、コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40、行動履歴記録工程S50に対応する処理を実行する。
ここから、上述した各工程について、より詳細に説明する。
最初に、コンテンツ配信処理の最後にある行動履歴記録工程S50について説明する。これは、行動履歴記録工程S50がコンテンツを配信した後のユーザの行動履歴を記録する工程であり、次回のコンテンツ配信処理での関心度算出工程S00の前提となる行動履歴を記録するプロセスであるからである。
電子メール送信装置200は、ユーザにコンテンツを配信した後の閾期間内に、ユーザがコンテンツを扱うウェブサイトにアクセスし、あるいはユーザがコンテンツに関連する商品あるいはサービスを購入すると、図8に示す行動履歴記録工程S50により、ユーザによる行動を履歴として記録する。なお、以下においては、ユーザによるコンテンツへの関心を示す行動を関心行動と呼び、ユーザがコンテンツを扱うウェブサイトを閲覧すること、および、コンテンツに関連する商品又はサービスを購入することは、関心行動に含まれるものとする。
行動履歴記録工程S50の最初に、制御部110は、ユーザによる関心行動が何であるかを判別する(ステップS210)。例えば、ユーザがコンテンツ1を扱うウェブサイトを閲覧した場合、制御部110は、ユーザの関心行動が、「コンテンツ1」への「閲覧」であると判別する。また、例えば、ユーザがコンテンツ2に関連する商品を購入した場合、制御部110は、ユーザの関心行動が「コンテンツ2」への「購入」であると判別する。
次に、制御部110は、ユーザの行動記録を更新する(ステップS211)。具体的には、制御部110は、記録部202に記録されている、ユーザの行動履歴を示す情報(行動履歴ログ)を更新し、ユーザにより関心行動が行われた日時およびステップS210で判別した関心行動の内容を記録する。例えば、ユーザがコンテンツ1を扱うウェブサイトを閲覧した場合、制御部110は、ユーザがコンテンツ1を扱うウェブサイトを閲覧した日時、対象のコンテンツがコンテンツ1であること、および行動種別が閲覧であることを記録する。また例えば、ユーザがコンテンツ2に関連する商品を購入した場合、制御部110は、購入した日時、対象のコンテンツがコンテンツ2であること、行動種別が購入であること、およびユーザによる購入額を記録する。
ステップS211を終了すると、制御部110は、行動履歴記録工程S50を終了する。制御部110は、行動履歴記録工程S50を行うことで、記録部202として機能する。
電子メール送信装置200は、ユーザにコンテンツを配信してからの所定期間内にユーザが関心行動を行うと、上記の行動履歴記録工程S50により、行動履歴ログに当該関心行動を記録する。電子メール送信装置200は、図9に示すように、行動履歴ログに、関心行動のとられた日時(220A)、対象コンテンツ(220B)、行動種別(220C)、および行動種別が購入であった場合の購入額(220D)をそれぞれ記録する。
また、電子メール送信装置200は、コンテンツ配信処理の最初に、図10に示す関心度算出工程S00を実行する。関心度算出工程S00では、過去のコンテンツ配信処理での行動履歴記録工程S50で記録された行動履歴ログを参照し、行動履歴を集計し、算出した関心度および反応度を関心度履歴テーブルに記録する。
関心度算出工程S00の最初に、制御部110は、過去のコンテンツ配信処理での行動履歴記録工程S50で記録されたユーザの行動履歴を記憶装置120から取得する(ステップS220)。本実施形態の電子メール送信装置200は、月ごとに、前月になされた関心行動から関心度を算出するものであるため、制御部110は、行動履歴ログから、前月になされた関心行動に関する情報を読み出す。
次に、制御部110は、取得した行動記録から、各コンテンツの提供者への関心度を算出する(ステップS221)。制御部110は、例えば、予め定められた基準に従い、対象の期間内に対象ユーザが各コンテンツに関するウェブサイトを閲覧した回数、および、各コンテンツに関連する商品またはサービスを購入した回数、または購入額等に従い、対象ユーザの各コンテンツへの関心度を算出する。
例えば、基準において、コンテンツに関するウェブサイトが閲覧されるごとに関心度10を、またコンテンツに関する商品またはサービスが購入されるごとに関心度50を加算することが定められているとする。この場合において、例えば読み出した行動履歴ログに閲覧を示す情報が2回、かつ、購入を示す情報が1回記録されていると、制御部110は、対象ユーザの対象コンテンツの提供者への関心度を、閲覧2回×関心度10+購入1回×関心度50から、計70であると算出する。この過程による関心度の算出を、制御部110は、送信したメールに含まれる各コンテンツについて実行する。
次に、制御部110は、ステップS221で算出した各コンテンツの提供者への関心度を合計し、そのユーザの反応度を算出する(ステップS222)。例えば制御部110は、対象ユーザに送信したメールに含まれるコンテンツがコンテンツ1から3の3つであり、ステップS221でその月のユーザの関心度を、コンテンツ1に対して70、コンテンツ2に対して30、コンテンツ3に対して10と算出していれば、これらを合計して対象ユーザの反応度を110と算出する。
次に、制御部110は、その月の対象ユーザへ送信したメールの数に対する反応度の比を算出する(ステップS223)。例えば制御部110は、その月に対象のユーザに2つのメールを送信しており、また、その月のそのユーザの反応度が110であれば、110÷2=55から、その月の対象ユーザへ送信したメールの数に対する反応度の比は55であると算出する。
次に、制御部110は、ステップS221からステップS223で算出した数値を関心度履歴テーブルに記録する(ステップS224)。具体的には、制御部110は、対象の時期を示す情報、対象の時期にユーザに送信したメールの数、ステップS222で算出した反応度、ステップS223で算出したメールの数に対する反応度の比、ステップS221で算出した各コンテンツへの関心度を、関心度履歴テーブルに記録する。
ステップS224を終えると、制御部110は、関心度算出工程S00を終了する。関心度算出工程S00を実行することにより、制御部110は、関心度を算出する算出部201として機能する。
ここまで述べた関心度算出工程S00により、電子メール送信装置200は、関心度履歴テーブルに、図11に示す各情報を記録する。すなわち、電子メール送信装置200は、行動履歴の記録された時期を示す情報(221A)、対象の時期にユーザに送信されたメール数を示す情報(221B)、対象の時期の反応度を示す情報(221C)、対象の時期に送信したメールの数に対する反応度の比(すなわちメール1通あたりの反応度)を示す情報(221D)、対象の時期の各コンテンツへの関心度を示す情報(221E〜G)などを関心度履歴テーブルに記録する。
関心度算出工程S00を完了すると、電子メール送信装置200は、図12に示すメール数決定工程S10を実行する。ここから、図12を参照し、本実施形態に係るメール数決定工程S10について説明する。
メール数決定工程S10の最初に、制御部110は、関心度履歴テーブルを参照し、ユーザの行動履歴を示す情報を取得する(ステップS230)。
次に、制御部110は、関心度履歴テーブルに記録された内容から、メール送信数に対する反応度(たとえば、総関心度)の比が最大となる時期を特定する(ステップS231)。具体的には、例えば関心度履歴テーブルに図11に示したデータが記録されていた場合、制御部110は、最もメール送信数に対する反応度の比が大きくなる時期は2011年10月期であると特定する。
次に、制御部110は、特定した時期の送信メール数を、所定期間内に送信するメールの数として決定する(ステップS111)。図11に示したデータの例でいうと、制御部110は、ステップS231で特定した時期である2011年10月期には、対象のユーザにはメールを2通送っていることから、送信するメールの数を2と決定する。
制御部110は、決定した送信すべきコンテンツを分類する数を記録部202の宛先ユーザ情報を格納する領域に記録し、メール数決定工程S10を終了する。制御部110は、メール数決定工程S10を実行することにより、決定部101として機能する。
以上のメール数決定工程S10により、電子メール送信装置200は、送信すべきメールの数を決定する。
電子メール送信装置200は、メール数決定工程S10を完了すると、続いてメール生成工程S30を実行し、その後さらにメール送信工程S40を実行し、ユーザにコンテンツを配信する。メール生成工程S30およびメール送信工程S40は実施形態1に係るものと同様であり、説明を省略する。
また、電子メール送信装置200は、メール送信工程S40を完了すると、上述した行動履歴記録工程S50を実行し、ユーザの行動履歴を記録する。その後、コンテンツを配信してから閾期間が経過すると、電子メール送信装置200は行動履歴記録工程S50を完了し、コンテンツ配信処理を終了する。
以上に示したように、本実施形態に係る電子メール送信装置200は、実施形態1に示した電子メール送信装置100同様、宛先ユーザの行動履歴に応じて送信するメールの数を制御する。そのため、電子メール送信装置200は、宛先ユーザに対して適切な数に分けてメールを送付することができ、より効率的に広告効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る電子メール送信装置200は、各コンテンツの提供者に対するユーザの関心度を分析し、記録する。ここで、電子メール送信装置200は、記録された関心度を活用し、電子メールを送信する際に、各メールにおいて最も関心度の高いコンテンツ提供者に対応するメールアドレスをメール送信元に設定して送信することが可能である。
例えば、コンテンツ1とコンテンツ2を含むメールを送信する際に、コンテンツ2に比べてコンテンツ1のほうが提供者へのユーザの関心度が高い場合、電子メール送信装置200は、コンテンツ1の提供者のメールアドレスをそのメールの送信元に設定することができる。またこの場合、電子メール送信装置200は、メール本文の先頭にコンテンツ1を記載する。このようにして作成されたメールを送られたユーザは、当該メールが自身の関心の高いコンテンツ1の提供者によるものであることを容易に判別することができ、かつ、メールを開いて最初にコンテンツ1を閲覧することができる。このようにすることで、ユーザが当該メールを読む可能性が高まり、広告主は、より高い広告効果を見込むことができる。
また、昨今は、ユーザがスパムフィルタを導入しており、あまりに多数のメールを同一送信元から受信すると、スパムフィルタが当該送信元からのメールを自動的に排除することがある。
上述のとおり、電子メール送信装置200は、メールに含まれるコンテンツのうち、ユーザが高い関心を持つ提供者のメールアドレスを送信元に設定しており、かつ、同一の送信元メールアドレスで送信するメールの数は限定的である(例えば、所定期間内には1通のみなど)。従って、電子メール送信装置200は、ユーザ側のスパムフィルタによって送信したメールが排除されることを回避することができ、ユーザが対象メールを閲覧する可能性を高めることができる。この観点からも、電子メール送信装置200は、配信するコンテンツの広告効果を高く保つことができる。
また、電子メール送信装置200は、複数のコンテンツを含むメールを生成する際に、メール本文におけるコンテンツの順番を、コンテンツ提供者への関心度が高い順に並べることも可能である。このようにすることで、ユーザは、自身が高い関心をもつコンテンツ提供者によるコンテンツから順にコンテンツを見ることができる。ユーザの利便性が向上することにより、ユーザがメールを見る可能性が高まり、コンテンツ提供者としてはより高い広告効果を見込むことができる。
また、電子メール送信装置200は、ユーザに送信すべき複数のコンテンツを、送信すべきメールの数のグループに分類するが、分類する際の基準は任意である。
例えば、電子メール送信装置200は、送信すべきメールの数と同数のコンテンツを、ユーザに送信すべき複数のコンテンツから、ユーザのコンテンツ提供者への関心度が高い順に抽出し、それを各グループに一つずつ分類することも可能である。この場合、仮に送信すべきコンテンツが5つ(A、B、C、D、E)あり、送信すべきメールの数が3であった場合、電子メール送信装置200は、5つの送信すべきコンテンツから、関心度が高い3コンテンツ(A、B、Cとする)を抽出し、そのうちAを1つめのグループに、Bを2つめのグループに、Cを3つめのグループに分類する。さらに、電子メール送信装置200は、1つめのグループから生成したメールの送信元アドレスはコンテンツAの提供者に、2つめのグループから生成したメールの送信元アドレスはコンテンツBの提供者に、3つめのグループから生成したメールの送信元アドレスはコンテンツCの提供者に設定して各メールを送信する。電子メール送信装置200は、関心度が比較的低かったコンテンツDおよびEを、任意の基準に基づいて、いずれかのメールに追記する。
このように、電子メール送信装置200は、各メールにユーザの関心度の高いコンテンツ提供者からのコンテンツを分類し、また、ユーザの関心度の高いコンテンツ提供者のメールアドレスを送信元アドレスに設定することで、ユーザがそれぞれのメールを見る可能性を高くすることができる。そのため、このような基準により、電子メール送信装置200は、各メールにおける広告効果をより高めることができる。
また、本実施形態において電子メール送信装置200は、月ごとにコンテンツを配信し、また、月ごとに関心度を算出している。しかし、コンテンツ配信や関心度の算出を実行する周期は月ごとに限られず、任意に設定可能である。例えば日ごと、週ごと、2週ごと、10日ごと、2月ごとなど任意の間隔で、電子メール送信装置200は上述の処理を実行することができる。
また本実施形態においては、電子メール送信装置200は、予め定められた基準として、閲覧回数および購入回数にそれぞれ倍率を乗じ、それらを合算することにより各コンテンツへの関心度を算出した。しかしながら、基準の形態はこれに限定されない。例えば、電子メール送信装置200は、コンテンツをユーザに配布してからの閾期間内に、当該コンテンツの提供者が管理するサイトを当該ユーザが閲覧する閲覧行動のみに基づいて関心度を算出してもよい。あるいは、電子メール送信装置200は、コンテンツをユーザに配布してからの閾期間内に、当該コンテンツの提供者からユーザが商品又はサービスを購入する購入行動にのみ基づいて算出してもよい。さらに、電子メール送信装置200は、当該ユーザによる購入額から関心度を算出してもよい。
また、電子メール送信装置200はメール数決定工程S10において、関心度履歴テーブルに記録された内容から、メール送信数に対する反応度の比が最大となる月を特定している。電子メール送信装置200は、この際に、関心度履歴テーブルの全体を参照せず、例えば過去12ヶ月のみ参照するなど、時期を限定して参照するものであってもよい。
<実施形態3>
本発明の実施形態3に係る電子メール送信装置300は、実施形態2に係る電子メール送信装置200と同様に、ユーザへ所定期間内に送信する予定の複数のコンテンツを、対象のユーザの過去の行動履歴に基づいて決定した数のメールに分けて送信する。特に電子メール送信装置300は、ユーザの行動履歴に基づき、ユーザへ送信されるべきメールに対するユーザの反応度の期待値が最大化するように、メールの数を決定する。
電子メール送信装置300は、ハードウェア構成および各機能構成については、実施形態2に係る電子メール送信装置200とほぼ同様であり、以下では相違点のみ説明する。
電子メール送信装置300は、図13に示すメール数決定工程S10において、メールの数を、ユーザへ送信されるべきメールに対するユーザの反応度の期待値が最大化するように決定する。
ここから、本実施形態に係るメール数決定工程S10について、図13を参照しつつ説明する。
メール数決定工程S10の最初に、制御部110は、関心度履歴テーブルを参照し、前周期および前々周期のユーザの関心度が記録されているかを判定する(ステップS310)。
前周期および前々周期の関心度が記録されていないと判定した場合(ステップS310:NO)、まだ反応度の実績が十分にない場合であるので、制御部110は、事前に規定された値を採用して送信すべきメールの数を決定する(ステップS320)。例えば、前周期と前々周期のどちらも関心度の記録がない場合は、制御部110は、送信すべきメールの数を1と決定し、前周期の関心度の記録のみある場合は、送信すべきメールの数を2と決定する。
ステップS310において、制御部110が、関心度履歴テーブルに前周期および前々周期のユーザの関心度が記録されていると判定した場合(ステップS310:YES)、次に制御部110は、前々周期に比べて前周期には送信したメールの数が増加したか減少したかを判定する(ステップS331)。具体的には、制御部110は、前周期に送信したメールの数と、前々周期に送信したメールの数とを比較し、前周期のほうが送信したメールの数が大きければ「増加」と、同数であれば「同数」と、前周期のほうが送信したメールの数が小さければ「減少」と判定する。
次に、制御部110は、前々周期に比べて前周期には、送信したメール1通あたりの反応度が増加したか減少したかを判定する(ステップS332)。具体的には、制御部110は、前周期のメール1通あたりの反応度と、前々周期のメール1通あたりの反応度とを比較し、前周期のほうがメール1通あたりの反応度が大きければ「増加」と、同じであれば「同じ」と、前周期のほうがメール1通あたりの反応度が小さければ「減少」と判定する。
次に制御部110は、今回のコンテンツ配信処理において送信するメールの数を、前回に比べて増加させるか、減少させるか、あるいは前回と同数のメールを送信するか決定する(ステップS333)。
図14を参照して具体的に例示する。図14は、関心度履歴テーブルに記録される情報を示す説明図である。
上記のように、関心度履歴テーブルには、行動履歴の記録された時期を示す情報(221A)、対象の時期にユーザに送信されたメール数を示す情報(221B)、対象の時期の反応度を示す情報(221C)、対象の時期に送信したメールの数に対する反応度の比(すなわちメール1通あたりの反応度)を示す情報(221D)が記録あれている。なお、対象の時期の各コンテンツへの関心度を示す情報(221E〜G)については、本図では、図示を省略している。
制御部110は、ステップS331でメールの数が「増加」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「増加」したと判定していた場合(たとえば、本図における2012年7月から8月)、制御部110は、メールの数を「増加させる」と判定する。この場合、前回のコンテンツ配信処理において送信するメールの数を増加させた結果、メール1通あたりの反応度が増加しているため、制御部110は、今回送信するメールの数をさらに増加し(たとえば、2012年9月)、ユーザの反応度の期待値を最大化する。
逆に、ステップS331でメールの数が「増加」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「減少」したと判定していた場合(たとえば、2012年9月から10月)、前回のコンテンツ配信処理において送信するメールの数を増加させた結果、メール1通あたりの反応度が減少しているため、制御部110は、メールの数を「減少させる」と判定し(たとえば、2012年10月)、ユーザの反応度の期待値を最大化する。
ステップS331でメールの数が「増加」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「同じ」と判定していた場合(たとえば、2012年11月から12月)、制御部110は、メールの数を「同数」と判定する。この場合、すでにメール数の増加に伴う、メール1通あたりの反応度の増加が見込めないため、制御部110は、送信すべきメールの数を前回と同数に決定し(たとえば、2013年1月)、最大化されたユーザの反応度の期待値を保つ。
制御部110は、ステップS331でメールの数が「減少」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「増加」したと判定していた場合、制御部110は、メールの数をさらに「減少させる」と判定する。この場合、前回のコンテンツ配信処理において送信するメールの数を減少させた結果、メール1通あたりの反応度が増加しているため、制御部110は、今回送信するメールの数をさらに減少させ、ユーザの反応度の期待値を最大化する。
逆に、ステップS331でメールの数が「減少」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「減少」したと判定していた場合(たとえば、2012年9月から10月)、前回のコンテンツ配信処理において送信するメールの数を減少させた結果、メール1通あたりの反応度が減少しているため、制御部110は、メールの数を「増加させる」と判定し(たとえば、2012年11月)、ユーザの反応度の期待値を最大化する。
ステップS331でメールの数が「減少」したと判定し、ステップS332でメール1通あたりの反応度が「同じ」と判定していた場合、制御部110は、メールの数を「同数」と判定する。この場合、すでにメール数の減少に伴う、メール1通あたりの反応度の増加が見込めないため、制御部110は、送信すべきメールの数を前回と同数に決定し、最大化されたユーザの反応度の期待値を保つ。
ステップS331でメールの数を「同数」と判定していた場合の制御部110の動作は任意である。制御部110は、メールの数を「増加」と判定していた場合と同様の動作をするものとしてもよい。
ステップS333の次に、制御部110は、前回のコンテンツ配信処理で送信したメール数の数に、ステップS333で判定した処理を行い、今回のコンテンツ配信処理で送信するメールの数を決定する(ステップS334)。例えば、前回のコンテンツ配信処理でメールを3通送信しており、かつ、今回のステップS333でメールの数を「増加させる」と判定していた場合、前回のメール送信数にさらに1を加え、計4通のメールを送信すると決定する。逆に、今回のステップS333でメールの数を「減少させる」と判定していた場合、前回のメール送信数から1を引き、計2通のメールを送信すると決定する。
ステップS320、あるいはステップS334を終了すると、制御部110は、メール数決定工程S10を終了する。以降、電子メール送信装置300は、実施形態2における電子メール送信装置200同様の処理をおこない、各ユーザに決定された数のメールでコンテンツを配信する。
このように、電子メール送信装置300は、コンテンツを配信した後のユーザの反応度を集計し、次回のコンテンツ配信においてメール1通あたりの反応度の期待値を最大化させる。これにより、電子メール送信装置300は、各メールにおける広告効果をより高めることができる。
なお、上記の態様は最も単純に、送信メール数の調整を行うものであり、一定期間内に送信したメールの数とメール1通当りの反応度の履歴に基づいて、適応的に一定期間内に送信すべきメールの数を調整するため、メール1通当りの反応度を最大化するための技術として、各種の最尤法や補間技術、最急降下法を利用したり、最近の傾向を重要視するため、減衰平均や重み付き平均を利用する等が可能であり、これらの態様も、本発明の範囲に含まれる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4に係る電子メール送信装置400は、クレジットカードの利用者に、電子メールを送信する機能を有する。電子メール送信装置400が送信する電子メールは、月ごとのクレジットカード利用者のクレジットカード利用額を記載した利用明細メール、および、特定の広告を記載した広告メールを含む。
また、電子メール送信装置400は、利用明細メールと広告メールとを別のメールで送信することに代えて、利用明細メールに、広告メールに記載される特定の広告を合わせて記載して送信することもできる。
電子メール送信装置400が、広告メールまたは利用明細メールに記載する特定の広告は、利用者に、分割払いへ支払い形態を転換することを提案する広告を含む。
クレジットカード会社には、分割払いへ支払い形態を転換することを提案する広告を、利用明細メールに記載し、あるいは利用明細メールと前後して送信される広告メールに記載することで、利用者に通知したいというニーズがある。利用者は、当月のクレジットカード利用額を確認することにより、支払い形態を分割払いに切り替えることを望むことがあるので、分割払いへの切り替えを推奨することで、クレジットカード会社は手数料収入が見込めるからである。
一方、送信される広告メールが多くなると、上述したとおり、利用者がメールを見なくなる可能性が高まり、かつ、インターネット上のリソース(ネットワーク回線等)の消費量が増加する。クレジットカード会社としては、こういった弊害を避けつつ、分割払いへの切り替えを効果的に広告したいと考えている。
電子メール送信装置400は、所定の基準に基づき、クレジットカード利用者が分割払いに切り替える見込みが高いかどうかを判別する。そして、分割払いに切り替える見込みが高い利用者には、利用明細メールとは別に、分割払いへの切り替えの広告を記載した広告メールを送付することで、効率的な広告効果を得る。その一方で、切り替える見込みの低い利用者には、利用明細メールに後リボ転換の広告を記載したものを送付し、分割払いへの切り替えの広告を記載した広告メールの送付を省略する。
このように、電子メール送信装置400は、分割払いに切り替える見込みが高い利用者に限定して、分割払いへの切り替えの広告メールを送付することにより、効果的な広告メールの送信を実現するものである。
本実施形態に係る電子メール送信装置400は、機能面では、実施形態1に係る電子メール送信装置100と同様に、図1に示す決定部101、分類部102、生成部103、および送信部104を備える。各構成要素とも、電子メール送信装置100のものと同様であるため、説明を省略する。
電子メール送信装置400は、ハードウェア構成についても実施形態1に係る電子メール送信装置100と同様であり、図2に示す制御部110、記憶装置120、ネットワークインターフェース130、および入力部140、表示部150を備え、これらがバス160を通じて互いに接続された構成を有する。各構成要素とも、電子メール送信装置100のものと同様であり、説明を省略する。
本実施形態においては、電子メール送信装置400は、当該利用者が「前月に分割払いを利用したか否か」に基づいて、利用者が分割払いに切り替える見込みを判別する。すなわち、電子メール送信装置400は、利用者が前月に分割払いを利用していれば、この利用者が分割払いに切り替える見込みが高いと判別し、利用明細メールとは別に、分割払いへの切り替えの広告を記載した広告メールを送付する。
電子メール送信装置400は、記録部202に、図15に図示されるクレジットカード利用者データベース321、および図16に図示されるコンテンツデータベース322を備える。
クレジットカード利用者データベース321は、クレジットカード利用者ごとに、当月の「請求額」を示す情報を記録する領域(請求額エリア321A)、利用明細メールの送信先メールアドレスを示す情報を記録する領域(送信先エリア321B)、および、クレジットカード利用者ごとに「前月に後リボ転換を利用したか否か」を示す情報を記録する領域(利用履歴フラグ321C)を有する。
コンテンツデータベース322は、利用明細メールのテンプレートを示す情報を記録する領域(メールテンプレートエリア322A)、および、広告用の情報を記録する領域(広告エリア322B)を有する。
メールテンプレートエリア322Aは、利用明細メールのうち、実際の利用額を示すエリア以外の部分の情報を、利用明細メールのテンプレートとして記録している。広告エリア322Bは、分割払いへの切り替えの広告を示す情報を記録している。
なお、電子メール送信装置400は、月ごとに、請求額エリア321Aに記録されているクレジットカード利用者ごとの「請求額」を示す情報を更新する。情報の更新にあたっては、電子メール送信装置400は、他機器から当該クレジットカード利用者の前月の利用額を集計した情報の供給を受けてもよいし、または別手段によって自ら「請求額」を算出してもよい。
電子メール送信装置400は、毎月一度、予め決められた時期に、利用明細メールを送信する。利用明細メールの送信に先立ち、電子メール送信装置400は、実施形態1で示されたメール数決定工程S10(図4に図示)を実行する。
メール数決定工程S10の最初に、制御部110は、ユーザの行動履歴を示す情報を取得する(ステップS110)。具体的には、制御部110は、クレジットカード利用者データベース321の利用履歴フラグ321Cを参照し、記録されている内容を読み出す。
ついで、制御部110は、対象の利用者へ送信するメールの数を決定する(ステップS111)。制御部110は、利用履歴フラグ321Cから読み出した情報が「前月に分割払いへ切り替えたこと」を示していた場合、対象の利用者へ送信するメールの数を2と決定する。逆に、読み出した情報に「「前月に分割払いへ切り替えたこと」が記録されていない場合、制御部110は、対象の利用者へ送信するメールの数を1と決定する。
制御部110は、決定した送信すべきメールの数を記録部202の宛先ユーザ情報を格納する領域に記録し、メール数決定工程S10を終了する。
以上のメール数決定工程S10を実行することにより、電子メール送信装置400は、送信すべきメールの数を決定する。決定したメールの数に基づいて、電子メール送信装置400は、実施形態1で示されたコンテンツ配信処理のメール数決定工程S10以降の工程(コンテンツ分類工程S20、メール生成工程S30、メール送信工程S40)を実行し、対象ユーザにコンテンツを含むメールを送信する。
コンテンツ分類工程S20のステップS120において、制御部110は、記憶装置120から、利用者に送付すべきコンテンツを取得する。本実施形態においては、利用者に送付すべきコンテンツは、「利用者のクレジットカード利用明細」および「分割払いへの切り替えの広告」の2点である。
制御部110は、クレジットカード利用者データベース321の請求額エリア321Aから、対象利用者の当月の「請求額」を読み出し、これと、コンテンツデータベース322のメールテンプレートエリア322Aに記録されている利用明細メールのテンプレートを示す情報とを組み合わせることにより、「利用者のクレジットカード利用明細」のコンテンツを取得する。また、制御部110は、コンテンツデータベース322の広告エリア322Bから分割払いへの切り替えの広告を示す情報を読み出し、「分割払いへの切り替えの広告」のコンテンツを取得する。
ついで、制御部110は、ステップS121において、決定した送信すべきメールの数を記録部202の宛先ユーザ情報を格納する領域から取得する。
コンテンツ分類工程S20のステップS122において、制御部110は、各グループに送信すべきコンテンツを分類する。電子メール送信装置400が利用者に送信するコンテンツは、上述のとおり「利用者のクレジットカード利用明細」および「分割払いへの切り替えの広告」の2点である。よって、制御部110は、送信すべきメールの数を1と決定していた場合は、その1のグループに「利用者のクレジットカード利用明細」および「分割払いへの切り替えの広告」を分類する。また、制御部110は、送信すべきメールの数を2と決定していた場合は、「利用者のクレジットカード利用明細」を1つめのグループに、「分割払いへの切り替えの広告」を2つめのグループに分類する。これを終了すると、制御部110は、コンテンツ分類工程S20を終了する。
コンテンツ分類工程S20以降については、電子メール送信装置400は、実施形態1に係る電子メール送信装置100とほぼ同様の処理を行う。すなわち、電子メール送信装置400は、コンテンツ分類工程S20でコンテンツを分類したグループに基づいてメールを生成し(メール生成工程S30)、クレジットカード利用者データベース321の送信先エリア321Bに保存されている利用明細メールの送信先メールアドレスに、生成した各メールを送信する(メール送信工程S40)。以上を経て、電子メール送信装置400は、コンテンツ配信処理を終了する。
電子メール送信装置400は、このようにすることで、前回分割払いを利用しなかった利用者には、広告メールを送信しないことでメール送信数を抑制しつつ、利用明細メールにおいて分割払いへの切り替えを広告することができる。かつ、前回分割払いを利用した利用者には、利用明細メールとは別に広告メールを送信し、利用者の注意をより強くひきつけ、より高い広告効果を得ることができる。
また、上述の例では、電子メール送信装置400は、単に「前回分割払いを利用したか否か」のみで、利用者の分割払いを利用する可能性を判別している。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、電子メール送信装置400は、過去の所定の期間(例えば12ヶ月など)に分割払いの利用実績のある利用者に対し、広告メールを利用明細メールと別に送付してもよい。あるいは、電子メール送信装置400は、当月のクレジットカード利用額が過去の利用額との比較で急増した場合、あるいは、当月のクレジットカード利用額が事前に設定された額を上回った場合に、広告メールを利用明細メールと別に送付することも可能である。このように、送信すべきメールの数を決定する基準は任意に設定することができる。
実施形態1から4は、互いに組み合わせることができる。実施形態1から3のいずれかに係る機能を実現するための構成を備えた電子メール送信装置として提供できることはもとより、複数の装置で構成されるシステムであって、実施形態1から3のいずれかに係る機能を実現するための構成をシステム全体として備えたシステムとして提供することもできる。
本発明の実施形態にかかる電子メール送信システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いても実現可能である。例えば、コンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して配布し、これをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する電子メール送信システムを構成しても良い。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
100,200,300,400:電子メール送信装置
101:決定部
102:分類部
103:生成部
104:送信部
110:制御部
111:CPU
112:ROM
113:RAM
120:記憶装置
130:ネットワークインタフェース
140:入力部
150:表示部
201:算出部
202:記録部

Claims (11)

  1. ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
    前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定部が決定したメールの数のグループに分類する分類部、
    前記分類部が前記複数のコンテンツを分類した各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
    前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置であって、
    前記ユーザの行動の履歴に基づいて、コンテンツの提供者に対する前記ユーザの関心度を算出する算出部をさらに備え、
    前記生成部は、前記各グループについて生成された前記メールの差出人を、前記各グループに分類された前記コンテンツの提供者のうち前記算出された関心度が最も高い提供者とする
    ことを特徴とする送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記生成部は、前記各グループについて生成された前記メールにおいて、前記各グループに分類された前記コンテンツを、前記各グループに分類された前記コンテンツの提供者に対して前記算出された関心度が高い順に並べる
    ことを特徴とする送信装置。
  4. 請求項3に記載の送信装置であって、
    前記分類部は、前記複数のコンテンツの提供者から、前記算出された関心度が上位の提供者を前記決定された数だけ選択し、前記選択された提供者のコンテンツを前記決定された数のグループに重複しないように分類する
    ことを特徴とする送信装置。
  5. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記関心度は、前記コンテンツが前記ユーザに配布された後の閾期間内に、前記コンテンツの提供者が管理するサイトを前記ユーザが閲覧する閲覧行動に基づいて算出される
    ことを特徴とする送信装置。
  6. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記関心度は、前記コンテンツが前記ユーザに配布された後の閾期間内に、前記コンテンツの提供者から前記ユーザが商品又はサービスを購入する購入行動に基づいて算出される
    ことを特徴とする送信装置。
  7. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記算出部は、前記ユーザに送信された前記メールに含まれる前記コンテンツの提供者に対して算出された前記関心度から、前記メールに対する前記ユーザの反応度をさらに算出し、
    前記決定部は、前記ユーザへ送信されるべきメールに対する前記ユーザの反応度の期待値が最大化するように、前記メールの数を決定する
    ことを特徴とする送信装置。
  8. 請求項2に記載の送信装置であって、
    前記ユーザの行動の履歴を記録する記録部をさらに備え、
    前記決定部は、前記記録部が記録したユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定し、
    前記算出部は、前記記録部が記録したユーザの行動の履歴に基づいて、コンテンツの提供者に対する前記ユーザの関心度を算出する
    ことを特徴とする送信装置。
  9. 送信装置が実行する送信方法であって、
    前記送信装置が、ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定工程、
    前記送信装置が、前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類工程、
    前記送信装置が、前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成工程、
    前記送信装置が、前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信工程
    を備えることを特徴とする送信方法。
  10. コンピュータを、
    ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
    前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類部、
    前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
    前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
    として機能させることを特徴とするプログラムが記録されたコンピュータ読取可能な情報記録媒体。
  11. コンピュータを、
    ユーザの行動の履歴に基づいて、前記ユーザに所定期間内に送信すべきメールの数を決定する決定部、
    前記所定期間内に前記ユーザに配布すべき複数のコンテンツを、前記決定された数のグループに分類する分類部、
    前記決定された数のグループの各グループについて、前記各グループに分類された前記コンテンツからメールを生成する生成部、
    前記各グループについて生成された前記メールを、前記所定期間内に前記ユーザへ送信する送信部
    として機能させるプログラム。
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