JP5753529B2 - 三線軌道における異物侵入防止部材 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる軌間寸法の第1軌道と第2軌道との共用区間に敷設される軌道において、第1軌道専用レールと第2軌道専用レールとの空隙に、異物が落下してきたとき、第1軌道専用レールを締結する第1軌道レール締結装置及び/または第2軌道専用レールを締結する第2軌道レール締結装置の空隙に異物が侵入して入り込むことを防止するとともに、第1軌道レール締結装置、第2軌道レール締結装置に容易に係脱させることができ、施工が容易な三線軌道における異物侵入防止部材に関する。
日本では、新幹線(登録商標)などと呼ばれている高速鉄道で、標準軌(例えば、軌間寸法1435mm)と呼ばれている規格の軌道が採用されている。また、在来線では、狭軌(例えば、軌間寸法1067mm)と呼ばれている規格の軌道が採用されていることが多い。また、一部区間ではあるが、標準軌と狭軌の併用軌道である三線軌道を採用し、三線軌道上を新幹線用車両と在来線用車両を走行させている。このようにすると、三線軌道上を新幹線用車両と在来線用車両の両方が走行できるので、新幹線用軌道を新たに敷設するのに比べ、経済性に優れ、工事期間も短縮され、新幹線の導入が容易になる。
この三線軌道は、一方の側を共用レールとし、他方の側の2本のレールをそれぞれの軌間に応じた標準軌専用レール、狭軌専用レールとして敷設されているものである。しかしながら、三線軌道には、他方の側に並設されている標準軌専用レールと狭軌専用レールとの間に異物等が挟まるおそれがあるなどの問題点を有するとされている。また、三線軌道は、標準軌専用レールと狭軌専用レールとの間、特に、標準軌専用レール、狭軌専用レールの近傍で軌道スラブから突出するように設けられている部位である標準軌レール締結装置とその近傍、狭軌レール締結装置とその近傍、標準軌レール締結装置と狭軌レール締結装置との間の空隙等に、図6に示すように、走行車両から細長い異物Fが落下した場合に挟まってしまうおそれがある。例えば、図6に示す第1締結装置20と第2締結装置30との間の空隙に異物が挟まってしまうおそれがある。
この異物が、標準軌レール締結装置、狭軌レール締結装置、標準軌レール締結装置と狭軌レール締結装置の間等に挟まった場合、走行車両(例えば、新幹線用車両)の車両限界を侵して走行に支障を生じさせる危険性がある。また、走行車両と接触して飛散した異物は、走行車両、近くの設備等を破損させるおそれもある。走行車両から落下するおそれがある異物の一つとして、貨車(貨物車両)のブレーキの部品である制輪子があり、この制輪子は、その形状から標準軌レール締結装置、狭軌レール締結装置、標準軌レール締結装置と狭軌レール締結装置との間などに入り込んで挟まりやすい。そこで、異物が挟まると、異物が固定されてしまう可能性がある狭軌レール締結装置、及び/または、標準軌レール締結装置の間の空隙に、異物が入り込まないようにするための技術の開発が要望されている。
隣接するレール間に異物が入り込むことを防止する技術について、特許文献に基づいて説明を行う。
例えば、標準軌条と狭軌条との間に配置させ、隣り合う軌条間の空間内に降雪が入り込むことを防止するための軌道用護輪部材、三線軌道用防雪ラバーに関する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。また、4線軌道の標準軌条と狭軌条との間に敷設される4線軌道用護輪ラバーに関する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。さらに、本線レールとガードレールとの間に形成される隙間に装着される踏切用防護材に関する技術が知られている(例えば、特許文献4参照)。
実用新案登録第2594078号公報 実公平07−028163号公報 実用新案登録第2509015号公報 特許第4417515号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術は、降雪、防雪対策用の軌道用護輪部材、三線軌道用防雪ラバー、4線軌道用護輪ラバーに関するものであり、降雪、防雪対策が不要な場所に採用するのに適していないという問題点があった。特許文献4の技術は、踏切用防護材に関するものであり、踏切以外の場所に適していないという問題点があった。また、三線軌道の区間の距離が長いと、特許文献1〜3の護輪部材、防雪ラバー、護輪ラバーを敷設する部位の距離も長く、また連続して敷設する必要がある。一方、レール締結装置は、保守、点検等の必要があり、その都度、この護輪部材、防雪ラバー、護輪ラバーをレール間に取り付けたり、取り外したりする作業はたいへん重労働であり、特別な工具を用いないと作業できない。そのため、もっと作業性のよい簡素な構成の侵入防止部材で、異物が挟まりやすい部位に、異物が侵入して入り込むことを防止できる技術の開発が要望されている。
本発明は、このような従来の技術に鑑みて創案されたもので、次の目的を達成するものである。
本発明の目的は、三線軌道において、第1軌道専用レールと第2軌道専用レールとの空隙に、異物が落下してきたとき、第1軌道レール締結装置、第2軌道レール締結装置、第1軌道レール締結装置と第2軌道レール締結装置との間等に異物が侵入して入り込むことを防止することができる三線軌道における異物侵入防止部材を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の三線軌道における異物侵入防止部材は、第1軌道と、前記第1軌道と軌間寸法が異なる第2軌道との共用区間に敷設されている前記第1軌道の第1軌道専用レールと、前記第1軌道専用レールを、軌道スラブに締結している第1軌道レール締結装置と、前記第1軌道専用レールに対して平行になるように敷設されている前記第2軌道の第2軌道専用レールと、前記第2軌道専用レールを、前記軌道スラブに締結している第2軌道レール締結装置とを備えた三線軌道において、前記第1軌道専用レールと前記第2軌道専用レールとの間に形成されている空隙に異物が侵入することを防止するための異物侵入防止部材であって、平面視したとき前記空隙を覆うための主構成面を形成するための部位であって、前記第1軌道専用レールの長手方向と直交する方向に延在して、前記空隙を覆うように設けられ、前記異物が前記空隙内に侵入することを防止するための異物侵入防止部と、前記異物侵入防止部の長手方向の一端側に、前記異物侵入防止部の端面から前記第1軌道専用レールの長手方向の一方の側に突出するように一体に形成され、前記第1軌道レール締結装置に係合可能な第1係合軸部と、前記異物侵入防止部の長手方向の他端側に、前記異物侵入防止部の端面から前記第1軌道専用レールの長手方向の他方の側に突出するように一体に形成され、前記第2軌道レール締結装置に係合可能な第2係合軸部とからなることを特徴とする。
本発明2の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明1において、前記第1係合軸部は、断面が円形をした円筒状のものであって、前記第1軌道レール締結装置の板バネのばね尻部に挿入、係合されるものであり、第2係合軸部は、断面が円形をした円筒状のものであって、前記第2軌道レール締結装置の前記板バネのばね尻部に挿入、係合されるものであることを特徴とする。
本発明3の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明1または2において、前記異物侵入防止部は、前記異物侵入防止部の長手方向の中央の底面に、所定の幅の凹状切り欠きが形成されているものであることを特徴とする。
本発明4の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明3において、前記異物侵入防止部は、前記凹状切り欠きの両側の底面が、半円筒状の半円筒部に形成されているものであることを特徴とする。
本発明5の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明1から4において、前記異物侵入防止部は、平面視したとき、前記第1係合軸部が突出している端面の反対側の端面に、長手方向端面側が広くなっている三角形状に突出している第1三角凸部と、前記第2係合軸部が突出している端面の反対側の端面に、長手方向端面側が広くなっている三角形状に突出している第2三角凸部とが形成されているものであることを特徴とする。
本発明6の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明1から5において、前記異物侵入防止部材は、耐候性のよいゴム及び/または樹脂材料で形成されていることを特徴とする。
本発明7の三線軌道における異物侵入防止部材は、本発明1から6において、前記第1軌道は、標準軌または狭軌の軌道であり、前記第2軌道は、狭軌または標準軌の軌道であることを特徴とする。
本発明1の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、第1軌道専用レール、第2軌道専用レール間に、異物が落下しても、第1軌道専用レールと第2軌道専用レールの間、特に、第1軌道レール締結装置、及び/または、第2軌道レール締結装置の間の空隙に入り込み、挟まってしまうことがない。言い換えると、異物が、第1軌道レール締結装置、及び/または、第2軌道レール締結装置等の間の空隙に侵入して入り込むことを防止できる。従って、走行車両と異物とが接触するおそれがなく、走行車両、軌道近くの設備等を損傷させるおそれがない。また、第1軌道レール締結装置、第2軌道レール締結装置の締結状態の確認作業等が、異物侵入防止部材を取り外すことなく行うことができる。
本発明2の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、第1係合軸部、第2係合軸部が第1軌道レール締結装置及び第2軌道レール締結装置のばね尻部に係合されるものであり、第1軌道レール締結装置、第2軌道レール締結装置に対して取り付け、取り外す作業が容易であり、特別な工具等を使用しなくても施工が可能である。そして、異物侵入防止部材を取り付ける作業の作業性が大幅に向上し、作業者の作業時間短縮、疲労軽減等を図ることができる。さらに、この異物侵入防止部材は、万が一、損傷した場合にも、交換が容易である。
本発明3の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、底部中央に、凹状切り欠きが形成されており、第1軌道レール締結装置と第2軌道レール締結装置の額縁部との干渉を防止することができる。
本発明4の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、底部の底面が円筒状に丸くなっており、第1軌道レール締結装置と第2軌道レール締結装置で高さが異なっている場合でも安定性が向上している。
本発明5の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、平面視したとき、第1三角凸部、第2三角凸部が形成されているため、空隙の閉塞を確実にし、第1軌道レール締結装置、第2軌道レール締結装置への異物侵入防止部材の固定を確実にすることができる。
本発明6の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、材質が耐候性のよいゴム及び/または樹脂材料であり、メンテナンスが不要であり、異物が落下した時の衝撃を緩衝することができる。また、この異物侵入防止部材は、着火し難く、かつ、十分な電気絶縁抵抗を有しているので、第1軌道専用レール、第2軌道専用レール間に設けても何の問題を生じさせるおそれがない。
本発明7の三線軌道における異物侵入防止部材によれば、標準軌の軌道と狭軌の軌道とからなる三線軌道において好適なものとなった。
図1は、本発明の三線軌道における異物侵入防止部材を示す図であって、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 図2は、本発明の異物侵入防止部材が、三線軌道に取り付けられた状態を示す平面図である。 図3は、図2をA−A線で切断した断面図である。 図4は、三線軌道を示す正面図である。 図5は、本発明の異物侵入防止部材の作用を模式的に示した説明図である。 図6は、従来の三線軌道において、異物が空隙内に落下し、レール締結装置の締結装置間に挟まれた状態を模式的に示した説明図である。
以下、本発明の三線軌道における異物侵入防止部材の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の異物侵入防止部材を示す図であって、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。図2は、本発明の異物侵入防止部材が、三線軌道に取り付けられた状態を示す平面図、図3は、図2をA−A線で切断した断面図、図4は、三線軌道を示す正面図である。図5は、本発明の異物侵入防止部材の作用を模式的に示した説明図である。
図4に示すように、本発明の三線軌道における異物侵入防止部材が設けられる三線軌道Dgは、一方の側に、標準軌と狭軌の軌道が共用する共用レール3が敷設されている。また、他方の側に、第1軌道専用レールである狭軌専用レール1と、第2軌道専用レールである標準軌専用レール2とが敷設されている。すなわち、狭軌専用レール1と共用レール3とで、狭軌用軌道(第1軌道)が構成されている。また、標準軌専用レール2と共用レール3とで、標準軌用軌道(第2軌道)が構成されている。この狭軌専用レール1、標準軌専用レール2、共用レール3には、走行車両の車輪Wが案内されて走行する。
狭軌専用レール1は、狭軌レール締結装置(第1軌道レール締結装置)7の第1締結装置20nで、第1タイプレート42nに固定されている。第1タイプレート42nは、狭軌レール締結装置7の第2締結装置30nでスラブ軌道の軌道スラブ5に固定されている。標準軌専用レール2は、標準軌レール締結装置(第2軌道レール締結装置)8の第1締結装置20sで、第2タイプレート42sに固定されている。第2タイプレート42sは、標準軌レール締結装置8の第2締結装置30sで軌道スラブ5に固定されている。この第1締結装置20n、第2締結装置30nからなる狭軌レール締結装置7、第1締結装置20s、第2締結装置30sからなる標準軌レール締結装置8は、いわゆる「直結8型レール締結装置」として公知なものであり、詳細な説明を省略するが、この実施の形態の理解を容易にするために簡単に説明を行う。
軌道スラブ5は、レール長手方向に所定の長さを有するPC(Prestressed concrete)板であり、路盤に位置決めされて敷設されている。軌道スラブ5には、所定の位置に埋め込みカラー38n、埋め込みカラー38sが埋設されている。狭軌専用レール1の底部1aと第1タイプレート42nとの間には、ゴム製の軌道パッド44n、レール調節パッキン43nが設けられている。軌道パッド44nは、所定のばね定数を有するように形成されている。レール調節パッキン43nは、レールの高さ調節を行うための部材である。第1タイプレート42nは、絶縁板41nを挟んで、軌道スラブ5の上に位置決めされて載置されている。標準軌専用レール2の底部2aと第2タイプレート42sとの間には、ゴム製の軌道パッド44s、レール調節パッキン43sが設けられている。軌道パッド44sは、所定のばね定数を有するように形成されている。レール調節パッキン43sは、レールの高さ調節を行うための部材である。第2タイプレート42sは、絶縁板41sを挟んで、軌道スラブ5の上に位置決めされて載置されている。
狭軌専用レール1を固定している狭軌レール締結装置7の第1締結装置20n、第2締結装置30nについて、図2、3に従って説明を行う。
第2締結装置30nは、Tボルト31n、ナット32n、絶縁カラー36n、埋め込みカラー38n等から構成されている。埋め込みカラー38nは、上部にTボルト31nのT状頭部が挿入可能な断面が略矩形状の挿入穴を有している。Tボルト31nは、下部に形成されたT状頭部を挿入穴に挿入後、90度回転させることにより、埋め込みカラー38nの底部に形成された係合部にT状頭部を係合させるものである。Tボルト31nのねじ軸部には、カバープレート37n、絶縁カラー36n、平座金35n、ばね座金34n、平座金33nが挿通され、ナット32nがねじ込まれている。ナット32nを所定のトルクで締め込むことにより、軌道スラブ5に第1タイプレート42nが固定されている。Tボルト31nと第1タイプレート42nとは、絶縁カラー36nにより電気的に絶縁されている。
第1締結装置20nは、ボルト21n、ナット22n、板ばね25n等から構成されている。第1タイプレート42nの凸部42n1には、ハ字状に形成された溝である「あり溝」(図示せず)が形成されている。ボルト21nの下部には、第1タイプレート42nの「あり溝」に係合する「あり形」が形成されている。ボルト21nは、「あり溝・あり形」で係合して第1タイプレート42nに取り付けられる。ボルト21nのねじ軸部には、板ばね25n、平座金23nが挿通され、ナット22nがねじ込まれる。ナット22nを所定のトルクで締め込むことにより、狭軌専用レール1の底部1aを板ばね25nの押圧部25n1が押圧し、第1タイプレート42nと板ばね25nによって、狭軌専用レール1が固定されている。図2、3では、図2における狭軌専用レール1の右側にある第1締結装置20n、第2締結装置30nを図示しているが、図2における狭軌専用レール1の左側にも同様の構成(標準軌専用レール2の左側に図示した構成のもの)の第1締結装置20n、第2締結装置30n(図示せず)が設けられている。すなわち、狭軌専用レール1は、レールの長手方向に直交する面で切断した断面において、狭軌専用レール1の底部1aの両側を、第1締結装置20n、20n、第2締結装置30n、30nで、第1タイプレート42n、軌道スラブ5に締結されている。
標準軌専用レール2を固定している標準軌レール締結装置8の第1締結装置20s、第2締結装置30sについて説明を行う。標準軌専用レール2も、図2、3に示すように、狭軌専用レール1と同様の構成の第1締結装置20s、第2締結装置30sで締結されている。
第1締結装置20sは、ボルト21s、ナット22s、板ばね25s等から構成されている。第2タイプレート42sの凸部42s1には、ハ字状に形成された溝である「あり溝」(図示せず)が形成されている。ボルト21sの下部には、第2タイプレート42sの「あり溝」に係合する「あり形」が形成されている。ボルト21sは、「あり溝・あり形」で係合して第1タイプレート42sに取り付けられる。ボルト21sのねじ軸部には、板ばね25s、平座金23sが挿通され、ナット22sがねじ込まれる。ナット22sを所定のトルクで締め込むことにより、標準軌専用レール2の底部2aを板ばね25sの押圧部25s1が押圧し、第2タイプレート42sと板ばね25sによって、標準軌専用レール2が固定されている。
第2締結装置30sは、Tボルト31s、ナット32s、絶縁カラー36s、埋め込みカラー38s等から構成されている。埋め込みカラー38sは、上部にTボルト31sのT状頭部が挿入可能な断面が略矩形状の挿入穴を有している。Tボルト31sは、下部に形成されたT状頭部を挿入穴に挿入後、90度回転させることにより、埋め込みカラー38sの底部に形成された係合部にT状頭部を係合させるものである。Tボルト31sのねじ軸部には、カバープレート37s、絶縁カラー36s、平座金35s、ばね座金(図示せず)、平座金33sが挿通され、ナット32sがねじ込まれている。ナット32sを所定のトルクで締め込むことにより、軌道スラブ5に第1タイプレート42sが固定されている。Tボルト31sと第1タイプレート42sとは、絶縁カラー36sにより電気的に絶縁されている。
この第1締結装置20s、第2締結装置30sは、前述した狭軌レール締結装置7の第1締結装置20n、第2締結装置30nと同じ、または、ほぼ同じ構成のものである。言い換えると、標準軌専用レール2は、レールの長手方向に直交する面で切断した断面において、標準軌専用レール2の底部2aの両側を、第1締結装置20s、20s、第2締結装置30s、30sで、第2タイプレート42s、軌道スラブ5に締結されている。
図1〜3に従って、異物侵入防止部材10について説明を行う。
異物侵入防止部材10は、狭軌専用レール1(または、標準軌専用レール2)の長手方向と直交する方向に延在して、狭軌専用レール1と標準軌専用レール2との空隙4(図3参照)内に設けられている。異物侵入防止部材10には、異物F(図5参照)が落下等して侵入してきたとき異物Fが空隙4、特に、図2、3おける狭軌専用レール1の右側の狭軌レール締結装置7と、図2、3における標準軌専用レール2の左側の標準軌レール締結装置8との間の空隙4a(図3参照)に侵入して入り込むことを防止するための異物侵入防止部11が形成されている。異物侵入防止部11は、空隙4を覆うための主構成面を形成するための部位であり、異物侵入防止部材10の本体となるものである。異物侵入防止部11は、狭軌専用レール1(または、標準軌専用レール2)の長手方向と直交する方向に延在した部材であって、平面視したとき、異物侵入防止部11の長手方向(延在方向)の一方の側と他方の側で若干ずれた形状である略矩形状に形成された部位である。異物侵入防止部11には、異物侵入防止部11の狭軌専用レール1の長手方向と直交する延在方向の一端側に、異物侵入防止部11の端面から狭軌専用レール1の長手方向の一方の側に突出するように、第1係合軸部12が一体に形成されている。また、異物侵入防止部11には、異物侵入防止部11の延在方向の他端側に、異物侵入防止部11の端面から狭軌専用レール1の長手方向の他方の側に突出するように、第2係合軸部13が一体に形成されている。
言い換えると、第1係合軸部12と第2係合軸部13とは、反対方向に突出するように形成されている。第1係合軸部12は、狭軌専用レール1を締結している第1締結装置20nの板ばね25nの板ばね尻部26nの空間に挿入される。第2係合軸部13は、標準軌専用レール2を締結している第1締結装置20sの板ばね25sの板ばね尻部26sの空間に挿入される。このように、第1係合軸部12と第2係合軸部13とが、各々、狭軌専用レール1側の板ばね25nの板ばね尻部26nと、標準軌専用レール2側の板ばね25sの板ばね尻部26sとに挿入され、板ばね25n、板ばね25sに係合されることにより、異物侵入防止部材10は狭軌専用レール1の第1締結装置20nと、標準軌専用レール2の第1締結装置20sに固定されている。
第1係合軸部12、第2係合軸部13は、軸線が、異物侵入防止部11側より突出した先端側が所定角度上を向いている上向きの角度(β度)を有するように形成されている。このように、第1係合軸部12、第2係合軸部13が上向きになっていることにより、第1締結装置20nの板ばね尻部26n、第1締結装置20sの板ばね尻部26sの高さが変動しても対応可能になっている。そして、この状態では、狭軌専用レール1の狭軌レール締結装置7と標準軌専用レール2の標準軌レール締結装置8との間の空隙4aの上部を覆うようになっている。
異物侵入防止部11の延在方向の一端側の底面(下面)には、半円筒形状をした半円筒部16が形成されている。異物侵入防止部11の他端側の底面(下面)には、半円筒形状をした半円筒部17が形成されている。半円筒部16と半円筒部17との間は、凹状溝部18が形成されている。このように、底面に、半円筒部16、半円筒部17を設けることにより、狭軌専用レール1側の狭軌レール締結装置7と標準軌専用レール2側の標準軌レール締結装置8との高さが異なった場合にも、安定性を向上させることができる。また、凹状溝部18は、狭軌専用レール1側の狭軌レール締結装置7の額縁部45n、標準軌専用レール2側の標準軌レール締結装置8の額縁部45sとの干渉を避けるためのものである(図3参照)。
また、異物侵入防止部11の延在方向の一端側には、第1係合軸部12の反対側に、平面視三角形状の三角凸部14が一体に形成されている。三角凸部14は、異物侵入防止部11の一端側の端部が広く中央側が狭くなる角度(α度)を有する三角形状になっている。異物侵入防止部11の延在方向の他端側には、第2係合軸部13の反対側に、平面視三角形状の三角凸部15が一体に形成されている。三角凸部15は、異物侵入防止部11の他端側の端部が広く中央側が狭くなる角度(α度)を有する三角形状になっている。この三角凸部14、三角凸部15は、空隙4aの閉塞を確実にし、狭軌レール締結装置7、標準軌レール締結装置8への異物侵入防止部材10の固定を確実にするために設けているものである。
このように構成されている異物侵入防止部材10は、狭軌専用レール1と標準軌専用レール2との間の空隙4、特に、狭軌レール締結装置7の第1締結装置20nと第2締結装置30nとの間、標準軌レール締結装置8の第1締結装置20sと第2締結装置30sとの間、狭軌レール締結装置7の第2締結装置30nと標準軌レール締結装置8の第2締結装置30sとの間、狭軌レール締結装置7の第1締結装置20nと標準軌レール締結装置8の第1締結装置20sとの間等の空隙4aに、異物が侵入して入り込むことを防止している。
この異物侵入防止部材10は、弾性を有し、耐候性のよいゴム材料〔例えば、CR(クロロプレンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)、CSM(クロロスルホン化ポリエチレン等)〕製のものであり、メンテナンスが不要である。このゴム材料製の異物侵入防止部材10は、着火し難く、かつ、十分な電気絶縁抵抗を有しているものである。なお、この異物侵入防止部材10の材料は、ブレーキ装置のブレーキング動作による火花による着火を考慮すると、自己消火性の高いCRが好適である。このように、異物侵入防止部材10を弾性のあるゴム材料製とすることで、狭軌レール締結装置7、標準軌レール締結装置8への取り付け、取り外しが容易で、特別な工具がなくても施工が可能である。すなわち、異物侵入防止部材10は、異物侵入防止部材10を変形させて、第1係合軸部12と第2係合軸部13とを板ばね尻部26n、板ばね尻部26sにほぼ同時に差し込むことで取り付けることができる。また、異物侵入防止部材10は、異物侵入防止部11の中央部を引き上げることで容易に取り外すことができる。このように、異物侵入防止部材10を取り付ける作業の作業性が大幅に向上し、作業者の作業時間短縮、疲労軽減等を図ることができる。また、この異物侵入防止部材10は、万一損傷した場合にも交換が容易である。さらに、異物侵入防止部材10は、異物Fが落下した場合にも落下時の衝撃を緩衝することができる。
なお、異物侵入防止部材は、軟質樹脂である熱可塑性エラストマー〔例えば、TPS(スチレン系エラストマー)、TPVC(塩化ビニル系エラストマー)、TPO(オレフィン系エラストマー)、TPU(ポリウレタン系エラストマー)〕製のものであってもよい。また、異物侵入防止部材は、前述したゴム材料と軟質樹脂(熱可塑性エラストマー)材料とから構成されているもの、例えば、異物侵入防止部と第1係合軸部、第2係合軸部とが異なる材料で構成されたものであってもよい。
図5に従って、異物侵入防止部材10の作用について、説明を行う。上部側から異物Fが、例えば、狭軌レール締結装置7の第1締結装置20nと第2締結装置30nとの間、標準軌レール締結装置8の第1締結装置20sと第2締結装置30sとの間、狭軌レール締結装置7の第2締結装置30nと標準軌レール締結装置8の第2締結装置30sとの間、狭軌レール締結装置7の第1締結装置20nと標準軌レール締結装置8の第1締結装置20sとの間等の空隙4aに落下しようとしても、異物侵入防止部材10の上面に落下した異物Fは、図5に示す異物F’のようにいずれかの方向(例えば、矢印c方向)に倒れるように姿勢を変えて横たわり、異物侵入防止部材10の上部または近傍に倒れていく。すなわち、異物Fが、空隙4aに侵入することがない。言い換えると、異物Fが、空隙4aに入り込んだり、挟まったりすることが生じない。図5に示したように、異物F’が横たわった姿勢になると、走行車両(例えば、新幹線用車両)の車両限界を侵して走行に支障を生じさせることがない。また、異物Fの落下時の衝撃力は、異物侵入防止部材10で緩衝される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、第1係合軸部、第2係合軸部は、軸線が他の方向に傾斜していてもよい。また、異物侵入防止部の平面視の形状は、空隙を覆うことができれば、他の形状のものであってもよい。
1…第1軌道専用レール(狭軌専用レール)
2…第2軌道専用レール(標準軌専用レール)
4…空隙
5…軌道スラブ
7…第1軌道レール締結装置(狭軌レール締結装置)
8…第2軌道レール締結装置(標準軌レール締結装置)
10…異物侵入防止部材
11…異物侵入防止部
12…第1係合軸部
13…第2係合軸部
14、15…三角凸部
16、17…半円筒部
20n、20s…第1締結装置
21n、21s…ボルト
22n、22s…ナット
25n、25s…板ばね
30n、30s…第2締結装置
31n、31s…Tボルト
32n、32s…ナット
36n、36s…絶縁カラー
38n、38s…埋め込みカラー
41n、41s…絶縁板
42n…第1タイプレート
42s…第2タイプレート
43n、43s…レール調節パッキン
44n、44s…軌道パッド

Claims (7)

  1. 第1軌道と、前記第1軌道と軌間寸法が異なる第2軌道との共用区間に敷設されている前記第1軌道の第1軌道専用レールと、前記第1軌道専用レールを、軌道スラブに締結している第1軌道レール締結装置と、前記第1軌道専用レールに対して平行になるように敷設されている前記第2軌道の第2軌道専用レールと、前記第2軌道専用レールを、前記軌道スラブに締結している第2軌道レール締結装置とを備えた三線軌道において、前記第1軌道専用レールと前記第2軌道専用レールとの間に形成されている空隙に異物が侵入することを防止するための異物侵入防止部材であって、
    平面視したとき前記空隙を覆うための主構成面を形成するための部位であって、前記第1軌道専用レールの長手方向と直交する方向に延在して、前記空隙を覆うように設けられ、前記異物が前記空隙内に侵入することを防止するための異物侵入防止部と、
    前記異物侵入防止部の長手方向の一端側に、前記異物侵入防止部の端面から前記第1軌道専用レールの長手方向の一方の側に突出するように一体に形成され、前記第1軌道レール締結装置に係合可能な第1係合軸部と、
    前記異物侵入防止部の長手方向の他端側に、前記異物侵入防止部の端面から前記第1軌道専用レールの長手方向の他方の側に突出するように一体に形成され、前記第2軌道レール締結装置に係合可能な第2係合軸部とからなる
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  2. 請求項1に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記第1係合軸部は、断面が円形をした円筒状のものであって、前記第1軌道レール締結装置の板バネのばね尻部に挿入、係合されるものであり、
    第2係合軸部は、断面が円形をした円筒状のものであって、前記第2軌道レール締結装置の前記板バネのばね尻部に挿入、係合されるものである
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  3. 請求項1または2に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記異物侵入防止部は、前記異物侵入防止部の長手方向の中央の底面に、所定の幅の凹状切り欠きが形成されているものである
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  4. 請求項3に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記異物侵入防止部は、前記凹状切り欠きの両側の底面が、半円筒状の半円筒部に形成されているものである
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記異物侵入防止部は、平面視したとき、前記第1係合軸部が突出している端面の反対側の端面に、長手方向端面側が広くなっている三角形状に突出している第1三角凸部と、前記第2係合軸部が突出している端面の反対側の端面に、長手方向端面側が広くなっている三角形状に突出している第2三角凸部とが形成されているものである
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記異物侵入防止部材は、耐候性のよいゴム及び/または樹脂材料で形成されている
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載された三線軌道における異物侵入防止部材において、
    前記第1軌道は、標準軌または狭軌の軌道であり、
    前記第2軌道は、狭軌または標準軌の軌道である
    ことを特徴とする三線軌道における異物侵入防止部材。
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