JP5753243B2 - 洗濯装置及び洗濯装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯装置及び洗濯装置の制御方法に関する。
洗濯装置は、洗濯物(被洗濯物)を処理する機能によって洗濯機と乾燥機とに区別可能である。洗濯機は、洗濯水を用いて被洗濯物の汚れを除去する洗濯工程を行い、乾燥機は、被洗濯物に含まれた水分を除去する乾燥工程を行う。最近では、洗濯機及び乾燥機を統合した乾燥機兼用洗濯機も開発されている。
一方、洗濯装置は、被洗濯物を投入する投入口がキャビネットの上部に設けられているトップローディング方式と、被洗濯物を投入する投入口がキャビネットの前面(または側面)に設けられているフロントローディング方式とに区別してもよい。
トップローディング方式の洗濯装置は、外観を形成するキャビネット、該キャビネットの内部に設けられたアウタータブ、該アウタータブの内部に設けられたインナータブを備えている。
トップローディング方式の洗濯装置において、アウタータブは地面と垂直に設けられ、インナータブは地面と垂直な方向の回転軸を中心にしてアウタータブの内部で回転するようになっている。
なお、キャビネットの上部には、被洗濯物をインナータブに投入するための投入口、及び該投入口を開閉するドアが取り付けられたカバーが配置されている。
このようなトップローディング方式の洗濯装置は、インナータブの回転により被洗濯物の洗濯や脱水を進行するが、インナータブ中の被洗濯物が不均一に分散し、偏心した状態でインナータブが回転すると(インナータブにアンバランスが発生した状態でインナータブが回転すると)、インナータブは振動してしまう。
こうなると、インナータブはアウタータブに衝突することがあり、インナータブがアウタータブに衝突するとアウタータブはキャビネットと衝突し、カバーとキャビネットとが分離したり、カバーに取り付けられたドアが開いたりする原因となる。
また、インナータブの回転による振動がアウタータブ及びキャビネットに伝搬すると大きな騒音が発生することがあり、振動の大きさによっては洗濯装置が転倒する可能性がないこともない。
本発明は、インナータブの回転時に発生する振動による問題を解決するための洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供すること、を解決しようとする課題とする。
また、本発明は、インナータブの回転時に発生する振動によりアウタータブがキャビネットから分離したり洗濯装置のドアが開放されたりすることを防止できる洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供すること、を解決しようとする課題とする。
また、本発明は、インナータブの回転時に発生する振動を測定し、該測定された振動がノイズによるものか、或いはインナータブの回転による実際の振動かを判断できる洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供すること、を解決しようとする課題とする。
また、本発明は、キャビネットやアウタータブに発生した振動がインナータブの回転による実際の振動であれば、振動原因を解消したり洗濯装置の転倒を防止したりするための制御を行う洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供すること、を解決しようとする課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、洗濯装置の外観を形成するキャビネット、またはキャビネットの内部に設けられて洗濯水が貯留するアウタータブに発生した振動を周期的に測定して周期別振動データを生成する段階と、第1の要素周波数(F1)から第2の要素周波数(F2)を引いた値の絶対値として定義される振動増減データが、あらかじめ設定された基準周波数以上であるか否かを判断する段階と、振動増減データが基準周波数以上であれば、インナータブを回転させる駆動部への電源供給を遮断する段階と、累積周波数(F_sum)から初期周波数を引いた値があらかじめ設定されたノイズ基準周波数よりも小さい場合、駆動部に電源を再供給する段階、及び累積周波数から初期周波数を引いた値がノイズ基準周波数以上であれば、洗濯装置が有するアラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせる段階を有するノイズ識別段階と、を有する洗濯装置の制御方法を提供する。
この場合、F1は、最も直近に生成された一つの振動データ(現時点の振動データ)または最も直近に生成された振動データを含めてあらかじめ設定された個数の振動データを合わせた値(現時点の要素周波数)であり、F2は、第1の要素周波数以前に生成された一つの振動データ、または第1の要素周波数以前に生成された振動データのうち第1の要素周波数の算定に必要な個数と同じ個数の振動データを合わせた値であり、F_sum(現時点の累積周波数)は、最も直近に生成された振動データを含めて第1の要素周波数の算定に必要な振動データの個数以上の振動データを合わせた値であり、F1、F2及びF_sumは、振動データを生成する周期に従って更新される値である。
一方、基準周波数は、駆動部への電源供給を遮断する段階(S3)の前にインナータブ4の回転数増加率が基準増加率以上であれば、6Hzに設定され、インナータブの回転数増加率が基準増加率未満であれば、8Hzに設定されてもよい。
また、初期周波数は、インナータブが回転する間に測定された振動データが、一定時間あらかじめ設定された範囲内である時に測定された累積周波数であることを特徴とする。
また、上記方法は、インナータブの回転数が第1のRPM基準値以上であるか否かを判断する回転数1次判断段階をさらに有し、振動増減データが基準周波数以上であるか否かを判断する段階は、インナータブの回転数が第1のRPM基準値以上である場合に行われてもよい。
また、ノイズ識別段階は、累積周波数(F_sum)から初期周波数を引いた値がノイズ基準周波数よりも小さい場合、インナータブがあらかじめ設定された正常RPM以上のRPMで回転した時間の和とあらかじめ設定された累積時間とを比較する段階をさらに有し、インナータブが正常RPM以上のRPMで回転した時間の和が累積時間未満であれば、駆動部に電源を再供給する段階を行い、インナータブが正常RPM以上のRPMで回転した時間の和が累積時間以上であれば、洗濯装置の動作を終了してもよい。
また、ノイズ識別段階は、インナータブがあらかじめ設定された正常RPM以上のRPMで回転した時間の和があらかじめ設定された累積時間未満である場合、ノイズ識別段階の実行回数を更新する段階をさらに有し、更新された実行回数があらかじめ設定された基準回数以上であれば、アラーム部を用いてエラーを知らせ、更新された実行回数が基準回数未満であれば、駆動部に電源を再供給する段階を行ってもよい。
また、上記方法は、累積周波数(F_sum)から初期周波数Fbを引いた値がノイズ基準周波数以上である場合、駆動部への電源供給を遮断する前に測定されたインナータブの回転数をあらかじめ設定された第2のRPM基準値と比較する回転数2次判断段階をさらに有し、アラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせる段階は、駆動部への電源供給を遮断する前に測定されたインナータブの回転数が第2のRPM基準値よりも大きい場合に行われてもよい。
また、駆動部に電源を再供給する段階は、駆動部への電源供給を遮断する前に測定されたインナータブの回転数が第2のRPM基準値以下である場合に行われてもよい。
また、上記方法は、駆動部への電源供給を遮断する前に測定されたインナータブの回転数があらかじめ設定された第2のRPM基準値以下である場合に、インナータブ中のアンバランスを除去する布解し段階をさらに有し、駆動部に電源を再供給する段階は、布解し段階の終了後に行われてもよい。
また、布解し段階は、アウタータブに洗濯水を供給する段階、駆動部に電源を供給してインナータブを回転させる段階、及び駆動部への電源供給を遮断し、アウタータブ中の洗濯水を排水する段階を有してもよい。
ここで、駆動部への電源供給を遮断する前に測定されたインナータブの回転数があらかじめ設定された第2のRPM基準値以下である場合に、アンバランス感知回数を更新する段階をさらに有し、アンバランス感知回数があらかじめ設定された実行回数基準値よりも大きい場合、布解し段階を行い、アンバランス感知回数が実行回数基準値以下である場合、駆動部に電源を再供給する段階を行ってもよい。
一方、上記方法は、振動データを生成する周期に従って更新される累積周波数の変化量が、あらかじめ設定された転倒基準周波数以上であれば、アラーム部を用いてエラーが発生したことを知らせ、累積周波数の変化量が転倒基準周波数未満であれば、駆動部に電源を再供給する段階をさらに有してもよい。
この場合、累積周波数変化量は、累積周波数(F_sum)から感知基準周波数(Fa)を引いた値の絶対値として測定され、感知基準周波数は、2つ以上の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値があらかじめ設定された変化量基準値未満であれば、現時点の累積周波数に設定され、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値が変化量基準値以上であれば、現時点以前の累積周波数に設定され、且つ振動データを生成する周期に従って更新されてもよい。
また、累積周波数変化量は、累積周波数(F_sum)から感知基準周波数(Fa)を引いた値の絶対値として測定され、感知基準周波数は、第1の要素周波数、第2の要素周波数、第2の要素周波数以前に生成された複数の振動データうち、第1の要素周波数の算定に必要な個数と同じ個数の振動データの和として定義される第3の要素周波数、及び第3の要素周波数以前に生成された複数の振動データのうち、第1の要素周波数の算定に必要な個数と同じ個数の振動データの和と定義される第4の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値に設定され、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値があらかじめ設定された変化量基準値未満であれば、現時点の累積周波数に設定され、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値が変化量基準値以上であれば、現時点以前の累積周波数に設定され、且つ振動データを生成する周期に従って更新されてもよい。
本発明によれば、インナータブの回転時に発生する振動による問題を解決できる洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供することができる。
また、本発明によれば、インナータブの回転時に発生する振動によりアウタータブがキャビネットから分離されたり洗濯装置のドアが開放されたりすることを防止できる洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供することができる。
また、本発明によれば、インナータブの回転時に発生する振動を測定し、測定された振動がノイズによるものか或いはインナータブの回転による実際の振動かを判断できる洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供することができる。
また、本発明によれば、キャビネットやアウタータブに発生した振動がインナータブの回転による実際の振動である場合に、振動原因を解消したり洗濯装置の転倒を防止したりするための制御を行える洗濯装置及び洗濯装置の制御方法を提供することができる。
本発明の一実施例に係る洗濯装置の構造を示す図である。 図1の洗濯装置に設けられた振動感知部を示す図である。 本発明の一実施例に係る洗濯装置の制御方法を示す図である。 本発明の一実施例に係る洗濯装置の制御方法に用いられるデータ測定方法を示す図である。 本発明の一実施例に係る洗濯装置の制御方法に用いられるデータ測定方法を示す図である。 図4及び図5で測定されたデータの一例を示す図である。 本発明の他の実施例に係る洗濯装置の制御方法を示す図である。 本発明の他の実施例に係る洗濯装置の制御方法を示す図である。
図1に示すように、本発明の洗濯装置100は、開放された上部面を有するキャビネット1、及び該キャビネット1の開放された上部面に設けられるカバー2により外観が形成される。
キャビネット1は、上部面が開放された中空の筒形をしており、キャビネット1の内部には、洗濯水が貯留するアウタータブ3、該アウタータブ3の内部に回転可能に設けられ、被洗濯物が収容されるインナータブ4が設けられている。
アウタータブ3とインナータブ4は、上部面が開放された円筒形をしている。すなわち、アウタータブ3の上部面には第1の開口部31が形成されており、インナータブ4の上部面には、投入口21に対応する第2開口部41が形成されている。
インナータブ4には複数の通孔43が設けられており、アウタータブ3に貯留している洗濯水は、通孔43を通ってアウタータブ3からインナータブ4へ流入したり、インナータブ4からアウタータブ3へ排出されたりする。
カバー2は、キャビネットの開放された上部面に設けられ、アウタータブ3とインナータブ4がキャビネットの外部に露出しないようにする。このカバー2には、インナータブ4に被洗濯物を投入したり、インナータブ4中の被洗濯物を取り出したりするための投入口21、及び該投入口21を開閉するドア23が設けられている。
また、カバー2には、制御部(図示せず)を有するコントロールパネル25が設けられており、該コントロールパネル25には、洗濯装置100に制御命令を入力する入力部27、及び使用者に洗濯装置100の動作に関する情報を知らせるアラーム部が設けられている。
アラーム部は、洗濯装置の動作や被洗濯物の処理過程に関する情報が表示される表示部29と、使用者が設定した制御命令の完了及び洗濯装置に発生したエラーを使用者に知らせるスピーカー(図示せず)を備えている。
インナータブ4は、アウタータブ3の外部に配置された駆動部5により回転する。そのため、駆動部5は、アウタータブ3の下部面に固定されたステータ51、ステータ51との電磁気的作用により回転するロータ53、及びロータ53とインナータブ4の底面とを連結する回転軸55を備えている。
一方、アウタータブ3は、給水部から洗濯に必要な洗濯水が供給され、排水部から内部の洗濯水が外部に排出される。
この給水部は、給水源(図示せず)に連結された給水流路6、及び給水流路に介装された給水弁61を備えている。
ここで、給水弁61は制御部(図示せず)によって給水流路6を開閉する。すなわち、使用者が入力部27を介して給水を必要とする制御命令を入力すると、制御部は給水弁61を開いてアウタータブ3に洗濯水を供給する。
排水部は、アウタータブ3の下部面に連結された排水流路7、及び該排水流路7を開閉する排水弁71を備えている。この排水弁71も同様、制御部(図示せず)によって排水流路7を開閉する。
アウタータブ3は、タブ支持部8によりキャビネット1の内部に弾性支持される。
すなわち、アウタータブ3の外周面にはフランジ33が張り出して設けられており、タブ支持部8は、該フランジ33を貫通するように設けられてキャビネット1とアウタータブ3とを連結するバー形状のロッド81、及び該ロッド81の一端とフランジ33との間に設けられた弾性部材(バネなど)83を備えている。
そのため、インナータブ4の回転によりアウタータブ3が振動しても、アウタータブ3がキャビネット1の内部で安定して支持される。
本発明の洗濯装置100には、アウタータブ3の振動を測定するための振動感知部9が備えられている。
振動感知部9は、インナータブ4の回転により発生する振動を測定するための手段であり、アウタータブ3の外周面に固定されてもよく、キャビネット1またはカバー2に固定されてもよい。
以下では、説明の便宜のために、キャビネット1に固定される振動感知部9を取り上げて説明する。
振動感知部9は、インナータブ4の回転によりキャビネット1やアウタータブ3で発生する振動を測定できる如何なる構造でもよい。
ただし、振動感知部9で測定した振動データ(周波数など)が、インナータブ4の回転により起きた実際の振動か、或いは洗濯装置に備えられた電子装備が誘発するノイズにより起きた振動かを判断するべく、本発明に係る振動感知部9は、磁性体の位置に従って磁力変化を感知できる磁力感知ユニットを備えてもよい。
なお、本発明に係る振動感知部9は、ノイズが洗濯装置に備えられた電子装備により誘発される電気的原因によるものか、インナータブ4に洗濯水が残留することによって発生する物理的原因によるものかを確認できるように、図2のような構造にしてもよい。
図2を参照すると、振動感知部9は、キャビネット1に固定され、アウタータブ3と連通するハウジング91、及びハウジング91に設けられ、キャビネット1の振動及びアウタータブ3中の水位変化を感知する手段を備えている。
ハウジング91は、アウタータブ3の内部と連結管98を介して連通する下部ハウジング911、及び下部ハウジング911に結合する上部ハウジング913を備えている。
下部ハウジング911は、上部面が開放された有底円筒形をしている。下部ハウジング911の底面には、貫通孔9111、及び貫通孔9111と連結管98とを連結するコネクタ9113が設けられている。
連結管98は、一端はコネクタ9113に連結され、他端はアウタータブ3の底面または側面下端に連結される(図1参照)。
なお、上部ハウジング913は、隔膜(例えば、diaphragm)92を固定する固定部9131、及び該固定部9131から延びて形成される収容管9133を備えている。
固定部9131と収容管9133は、中空の円筒形をしており、収容管9133は固定部9131よりも小径で固定部9131の上部に連なって設けられている。
ダイアフラム92は、アウタータブ3中の水位変化を感知するための手段であり、ハウジング91の内部に配置されている。
ダイアフラム92は、下部ハウジング911に接して貫通孔9111を覆うように設けられており、且つ固定部9131により周縁のみが下部ハウジング911に固定されている。
そのため、アウタータブ3中の水位変化が発生すると、連結管98内部の圧力が変化し、連結管98内部の圧力変化に従ってダイアフラム92はハウジング91の内部で上下することとなる。
一方、ハウジング91の内部には、ダイアフラム92に固定されたボールサポータ93、ボールサポータ93に固定された磁性体96、収容管9133に設けられてボールサポータ93または磁性体96を弾性支持するバネ95、ボールサポータ93により支持されるボール94、収容管9133の外周面に設けられて、磁性体96が提供する磁力を感知する磁力感知ユニット97が備えられている。
ボールサポータ93は、一端はダイアフラム92に固定され、他端は上部ハウジング913の収容管9133に挿入されている。そのため、ダイアフラム92がハウジング91の内部で運動すると、このダイアフラム92と共にボールサポータ93も運動することとなる。
バネ95は、一端が収容管9133に固定され、他端が磁性体96またはボールサポータ93に連結されている。そのため、アウタータブ3中の水位変化またはキャビネット1の振動によりダイアフラム92がハウジング91の内部で運動しても、バネ95により、ダイアフラム92及びボールサポータ93は図2の位置に復帰することができる。
磁性体96はボールサポータ93に固定されているため、ボールサポータ93の移動に伴って移動するようになり、磁力感知ユニット97は、この磁性体96の位置に従う磁力の大きさや磁力の変化などを感知して制御部(図示せず)に提供する。
一つの磁性体と他の磁性体間の磁力は、これらの磁性体同士の距離が遠くなると減少し、磁性体同士の距離が狭くなると増加する傾向がある。したがって、磁力感知ユニット97は、磁性体96の位置変化に従う磁力の増減を測定できるいかなる形態にしてもよい。
磁力感知ユニット97で測定されたデータは制御部(図示せず)に伝送され、制御部(図示せず)は磁力データに基づいてアウタータブ3中の水位及びキャビネット1の振動の有無を判断する。すなわち、制御部は、磁力感知ユニット97が提供するデータに基づいて、キャビネット1に伝達される振動に関するデータ(振動データ、例:振動数)を生成することができる。
ボールサポータ93がダイアフラム92に固定され、ボールサポータ93に磁性体96が固定された振動感知部9は、アウタータブ3中の水位変化に従う磁力は敏感に測定できるが、インナータブ4の回転時にアウタータブ3及びキャビネット1に伝達される振動による磁力変化は敏感に測定できないことがある。
そこで、本発明に係る振動感知部9は、インナータブ4の回転時にアウタータブ3及びキャビネット1に伝達される振動による磁力変化も敏感に測定できるようにするボール94をさらに備える。
ボール94は、磁性体であれはよく、収容管9133の内部を自由に運動できるようにボールサポータ93の上部に位置すると共に、ボールサポータ93に固定されないことが好ましい。
そのため、インナータブ4の回転によりアウタータブ3及びキャビネット1が振動すると、キャビネット1に固定されたハウジング91が振動し、ハウジング91が振動すると、ボールサポータ93に支持されたボール94が収容管9133の内部で自由に運動するようになる。
こうすると、磁性感知部97は、ボールサポータ93及び磁性体96が殆ど運動しなくても(キャビネットは振動するが、アウタータブ3中に洗濯水がないか、アウタータブ中の水位変化がない場合)、ボール94による磁性変化を感知して制御部に磁力データを伝送でき、よって、制御部(図示せず)はキャビネット1の振動度合を予測可能になる。
一方、振動感知部9の機能に影響を及ぼすノイズ(noise)は、前述したように、洗濯装置100の内部に備えられた電子装備による電気的ノイズ、アウタータブ3中の洗濯水による物理的ノイズなどに分類される。
電気的ノイズは、磁性体96または磁力感知ユニット97が、駆動部5のON/OFF、給水弁61のON/OFF、排水弁71や排水ポンプ(図示せず)のON/OFF時に発生する電磁気波に影響を受けて発生し、物理的ノイズは、アウタータブ3中の洗濯水の水位が変化したり、またはアウタータブ3中に洗濯水が残留したりする場合に、振動感知部9に設けられたダイアフラム92が運動することによって発生する。
振動感知部9が感知する磁力データは、物理的ノイズについては、ダイアフラム92の運動により感知される磁力に基づき、電気的ノイズについては、ダイアフラム92やボール94の動きがない状態で感知される磁力に基づくので、両方における磁力の大きさや磁力の変化過程は区別されるだろう。
また、インナータブ4の回転により実際の振動が発生すると、振動感知部9のボール94が運動するようになり、この時に振動感知部9が感知する磁力データは、ボール94の運動に従う磁力の変化に基づくので、上述したノイズによる磁力の大きさや磁力変化のプロファイルと区別されるだろう。
したがって、本発明では、ノイズと実際の振動とによる磁力の大きさ及び磁力変化のプロファイルを区別する基準、並びに物理的ノイズと電気的ノイズとによる磁力の大きさ及び磁力変化のプロファイルを区別する基準、をそれぞれ設定することによって、実際の振動とノイズとの区別、及び電気的ノイズと物理的ノイズとの区別を可能にする。
図3は、上述した構造を有する洗濯装置の制御方法の一例を示す図であり、本発明の洗濯装置の制御方法は、振動感知部9及び制御部(図示せず)を用いて、インナータブ4の回転により振動が発生したか否か、及び振動の大きさを判断し、しかも、振動感知部9で感知された振動がノイズ(noise)によるものか、インナータブ4の回転による実際の振動かを判断することを特徴とする。
また、本発明の洗濯装置の制御方法は、振動感知部9及び制御部で感知された振動がインナータブ4の回転による実際の振動と判断された場合に、振動の大きさによって、振動を低減させたり洗濯装置の動作を中断させたりすることを特徴とする。
本発明の洗濯装置の制御方法は、インナータブ4が回転すると、インナータブ4の回転数(RPM:revolutions per minute)が第1のRPM基準値以上か否かを判断する段階(S1、回転数1次判断段階)を行う。
インナータブ4のRPMが第1のRPM基準値以上か否かを判断する段階(S1)は、回転軸55、ロータ53、またはインナータブ4の回転数を測定する手段により行われてもよい。
すなわち、インナータブ4のRPMが第1のRPM基準値以上か否かを判断する段階(S1)は、制御部(図示せず)が、回転軸55の回転数、ロータ53の回転数またはインナータブ4の回転数を測定する手段(ホールセンサ(hall effect sensor)など)からRPMデータ(制御部がRPMを判断できるような形態のデータ)を受信して行うことができる。
一方、第1のRPM基準値は175〜185RPM(例:180RPM)に設定されてもよい。洗濯装置の容量によって異なるが、洗濯装置の共振(resonance)は、インナータブ4が200〜220RPMの回転数を持つ領域で発生する。
したがって、第1のRPM基準値は、インナータブ4のRPMが洗濯装置に大きい振動を誘発する共振周波数の範囲に入るか否かを判断する基準となる。
仮に、インナータブ4のRPMが第1のRPM基準値以上と判断される場合、キャビネット1の振動が基準振動数(基準周波数)以上に増減したか否かを判断する段階(S2)を行う。
本発明の洗濯装置に設けられた振動感知部9は、一定の周期(0.1秒または0.5秒など)でキャビネット1の振動数(Hz)を測定して制御部(図示せず)に伝送し、制御部(図示せず)は、振動感知部9が提供するデータに基づいて振動データ(周波数など)を生成する(振動感知部9がキャビネット1やアウタータブ3の振動数を測定して振動データを生成するようにしてもよい)。
この場合、キャビネット1の振動増減を判断する段階(S2)は、振動増減データ(DF)と基準振動数(Hz、基準周波数)とを比較し、振動増減データDFが基準周波数以上であれば、キャビネット1の振動が異常に増加していると判断する。
なお、振動増減データDFは種々の方法で設定されてもよく、図3では、現在測定されたキャビネット1の振動データを第1の要素周波数(F1、または第1の要素振動数)と定義し、第1の要素周波数F1以前に測定されたキャビネットの振動データを第2の要素周波数(F2、第2の要素振動数)と定義した時、F1からF2を引いた値を振動増減データDFと設定した場合を示している。
ただし、上記第1の要素周波数F1は、振動感知部9が一定の周期で測定した複数の振動データのうち、現時点以前(現時点の振動データを含んでもよい)に測定された一定の個数の振動データを合わせた値(例えば、5個の振動データの和)と定義されることもあり、この場合、第2の要素周波数F2は、第1の要素周波数F1の算定に含まれた振動データの前に測定された一定の個数(F1算定時に用いられた振動データの個数と同じ個数)の振動データを合わせた値と定義されてもよい。
これは、現在測定された一つの振動データF1のみと、F1以前に測定された一つの振動データF2のみとを比較する場合は、その差が小さいため、キャビネット1の振動が増加するか減少するかを正確に判断し難いからである。
一方、基準周波数は6〜8Hz範囲の値に設定される。この振動増減データの6〜8Hzの範囲は、キャビネット1の振動が異常領域に進入したか否かを判断できる臨界値で、実験により導出された値である。
ただし、上記基準周波数は、インナータブ4のRPMが増加する間は6Hzに設定され、インナータブ4の回転数が一定範囲内に維持される場合は8Hzに設定されてもよい。
すなわち、基準周波数は、上記駆動部への電源供給を遮断する段階(S3)の前にインナータブ4の回転数増加率が基準増加率以上であれば、6Hzに設定され、インナータブの回転数増加率が基準増加率未満であれば8Hzに設定されてもよい。
これは、インナータブ4のRPMが増加する間はキャビネット1の振動が急に増加する恐れがある反面、インナータブ4のRPMが一定の範囲内にある場合はキャビネット1の振動が急に増加する恐れが少なく、よって、インナータブ4のRPMが増加する間はより低い基準周波数を設定する必要があるからである。
振動増減データDFが基準周波数以上と判断される場合、駆動部5に供給される電源を遮断(S3)した後、インナータブ4が慣性により回転できるように一定時間待つ(S31)。
駆動部5の電源遮断の後、インナータブ4が慣性により回転する時間は3〜4秒程度の短い時間に設定することが好ましい。
一方、インナータブ4が慣性により回転する間に、振動感知部9が感知した振動が、洗濯装置100が倒れる程度の振動であるか否か(S4、転倒可能性識別段階)、及び振動感知部9が感知した振動がノイズによるものか又はインナータブ4の回転による実際の振動かを判断する段階(S5、ノイズ識別段階)を行う。
転倒可能性(possibility of toppling)識別段階(S4)とノイズ識別段階(S5)は同時に進行されてもよく、順次進行されてもよい。
後者の場合、転倒可能性識別段階(S4)の後にノイズ識別段階(S5)が行われてもよく、ノイズ識別段階(S5)の後に転倒可能性識別段階(S4)が行われてもよい。
この転倒可能性識別段階(S4)は、累積周波数F_sumと感知基準周波数Faとの差を転倒基準周波数と比較することによって行ってもよい。
前述したように、本発明の洗濯装置に備えられた振動感知部9は、一定の周期(0.1秒または0.5秒など)でキャビネット1の振動数(Hz)を測定して振動データを生成し、このとき、累積周波数F_sumは、最も直近に測定された振動データ(現時点の振動データ)を含めてそれ以前に測定された一定の個数の振動データの和と定義される。そのため、累積周波数F_sumは、振動データ測定周期または累積周波数更新周期に従って更新される値である。
一方、累積周波数F_sumの算定に用いられる振動データの個数は、前述した第1の要素周波数の算定に用いられる振動データの個数以上と設定されてもよい。
感知基準周波数Faは、少なくとも2つの要素周波数を算出した後、これらの要素周波数間の差値が変化量基準値(例:2Hz)未満であれば、現時点のF_sum値と設定され、要素周波数間の差値が変化量基準値以上であれば、現時点の直前に測定されたF_sum値(F_sum0、図4参照)と設定される。そのため、感知基準周波数Faも同様に、振動データ測定周期または要素周波数更新周期に従って更新される。
図4は、累積周波数F_sum0,F_sum、要素周波数F1〜F4、及び感知基準周波数Faを算出するために振動感知部9がキャビネット1の振動データを測定する方法及び制御部(図示せず)がこれらの周波数データを算定する方法を示す図である。
振動感知部9は、一定の周期でキャビネット1の振動数を測定して振動データを生成するが、例えば、図4は、駆動部5への電源の供給が遮断(S3)された後に一定の周期で測定された振動データを並べたものである。
振動データを意味する四角ボックスに示された数字は、説明の便宜のために振動データの順序を示したもので、測定された振動数の大きさを意味するものではない。
駆動部5電源が遮断されてから20番目の振動データが測定された時点が現時点であり、各要素周波数F1〜F4はそれぞれ、例えば5個の振動データの和と設定され、累積周波数F_sumは、現時点以前に測定された、例えば10個の振動データの和と設定(現時点の振動データを含めて10個の振動データの和と設定されてもよい)されるとしよう。
この場合、第1の要素周波数F1は、16番目の振動データから20番目の振動データ(現在の振動データ)までの和となり、第2の要素周波数F2は、11番目の振動データから15番目の振動データまでの和となり、累積周波数F_sumは、11番目の振動データから20番目の振動データまでの和となる。
一方、振動感知部9が0.1秒の周期で振動データを測定する場合、要素周波数及び累積周波数が図5(a)に示すように設定される。
すなわち、第1の要素周波数F1は、17番目の振動データから21番目の振動データ(現在の振動データ)までの和となり、第2の要素周波数F2は、12番目の振動データから16番目の振動データまでの和となり、累積周波数F_sumは、12番目の振動データから21番目の振動データまでの和となる。
この場合、11番目の振動データから20番目の振動データまでの和は、現時点以前の累積周波数(現時点直前の累積周波数)F_sum0となる。
感知基準周波数Faは、前述したように、少なくとも2個の要素周波数F1,F2の差値を基準値と比較することによって設定される。2個の要素周波数の大きさを比較して感知基準周波数Faを設定する方法は、下記の通りである。
第1の要素振動数F1と第2の要素振動数F2との差が変化量基準値(例:2Hz)未満であれば、現時点の累積周波数F_sumが感知基準周波数Faとなり、第1の要素振動数と第2の要素振動数との差が変化量基準値以上であれば、現時点以前の累積周波数F_sum0が感知基準周波数Faとなる。
ただし、感知基準周波数Faが2個以上の要素周波数の大きさを比較することによって設定される場合、下記のようにしてもよい。
図4を参照すると、現時点が20番目の振動データを測定した時点であり、振動データ測定周期が0.1秒であるとすれば、現時点の累積周波数F_sumは11番目の振動データから20番目の振動データまでの和となり、現時点以前の累積周波数F_sum0は10目の番振動データから19番目の振動データまでの和となる。
また、第3の要素周波数F3は、第2の要素周波数F2以前に測定された複数の振動データのうち5個(第1の要素周波数及び第2の要素周波数の設定に用いられた振動データの個数と同一)の振動データの和となり、第4の要素周波数F4は、第3の要素周波数F3以前に測定された5個の振動データの和となる。
この場合、感知基準周波数Faは、4個の要素周波数F1〜F4のうち、最大の要素周波数と最小の要素周波数との差を変化量基準値(例:2Hz)と比較することによって設定されてもよい。
すなわち、最大の要素周波数と最小の要素周波数との差が基準値未満であれば、現時点の累積周波数F_sumが感知基準周波数Faと設定され、最大の要素周波数と最小の要素周波数との差が基準値以上であれば、現時点以前の累積周波数F_sum0が感知基準周波数Faと設定される。
一方、振動感知部9が0.1秒周期で振動データを測定し、0.5秒周期で要素周波数及び累積周波数が更新される場合、要素周波数F1〜F4及び累積周波数F_sumは、図5(b)に示すように設定されてもよい。
したがって、上述した方式で測定された累積周波数F_sum及び感知基準周波数Faは、図6(b)に示すようなプロファイルを見せ、第1の要素周波数F1から第2の要素周波数F2を引いた値の絶対値と定義された振動増減データDFは、図6(a)に示すようなプロファイルを見せるだろう。
一方、図6(b)に示すように、感知基準周波数Faは、キャビネット1に発生した振動の変化が一定であれば(2Hz未満であれば)、累積周波数F_sumと同一であるが、キャビネット1に発生した振動が急に変化すると、現時点以前の累積周波数F_sum0を維持するから、現時点の累積周波数F_sumよりも小さい値を有することになる。
したがって、累積周波数F_sumから感知基準周波数Faを引いた値が、設定された基準値(転倒基準周波数)以上であれば、振動の急な増加がある場合であり、よって、本発明は、転倒可能性識別段階(S4)によって洗濯装置100の転倒の危険を事前に判断することができる。
さらに詳細には、図3に示した転倒可能性識別段階(S4)では、累積周波数F_sumと感知基準周波数Faとの差(絶対値)を転倒基準周波数と比較する。このとき、累積周波数F_sumから感知基準周波数Faを引いた値が転倒基準周波数以上である場合は、洗濯装置の転倒の危険があるから、表示部29に「エラー(ERROR)」を表示し、制御方法を終了する。
一方、累積周波数F_sumから感知基準周波数Faを引いた値が転倒基準周波数未満であれば、洗濯装置が転倒する危険はないから、駆動部5に電源を再び供給(S7)し、駆動部への電源を遮断(S3)する前に行っていた工程(脱水工程など)を行う。
この転倒可能性識別段階S4に用いられる転倒基準周波数は75〜85Hzの範囲に設定してもよく、特に、転倒基準周波数が80Hzに設定される場合に、洗濯装置の転倒の危険を最も効率的に感知できるということが実験から確認された。
ノイズ識別段階S5は転倒可能性識別段階S4と同時に行われてもよく、順次行われてもよいが、図3は、ノイズ識別段階S5が転倒可能性識別段階S4と同時に行われる場合を示している。
ノイズ識別段階S5は、累積周波数F_sumと初期周波数Fbとの差をノイズ基準周波数と比較することによって行われる。
実験から、実際の振動(インナータブの回転により起きた振動)による累積周波数F_sumのプロファイル(時間に従う振動データ変化のプロファイル)と、ノイズによる累積周波数F_sumのプロファイルとが区別されることが確認された。
図6(b)に示すように、実際の振動による累積周波数F_sumのプロファイル(profile)は、駆動部5への電源供給を遮断した後に増加する傾向を見せたが、ノイズによる累積周波数F_sum_nは、駆動部への電源供給を遮断した後に減少する傾向を見せた。
これは、実際の振動については、キャビネット1に伝達される振動が存在するため累積周波数の値が一時的に増加する傾向を見せるが、ノイズについて振動感知部9が感知した振動データは、キャビネット1を振動させる実際の振動でないため累積周波数が減少する傾向を見せるからと理解することができる。
したがって、駆動部5への電源供給を中断した後に累積周波数F_sumが増加するか減少するかを判断するための初期周波数Fbを設定することによって、振動感知部9で感知された振動が実際の振動か或いはノイズによる振動かを確認することができる。
すなわち、ノイズ識別段階S5では、累積周波数F_sumから初期周波数Fbを引いた値が正数であれば、振動感知部9で感知された振動が実際の振動であると判断し、累積周波数F_sumから初期周波数Fbを引いた値が負数であれば、振動感知部9で感知された振動がノイズによる振動であると判断してもよい。
ただし、ノイズにより感知される振動データの累積周波数も、未知の原因により、駆動部5への電源供給が中断された後一時的に増加する可能性がある。そのため、ノイズ識別段階S5で、累積周波数F_sumと初期周波数Fbとの差が、正の値を持つノイズ基準周波数よりも小さい場合、ノイズによる振動データであると判断することがより好ましい。上記の初期周波数Fb及びノイズ基準周波数は、下記の方式で設定してもよい。
初期周波数Fbは、インナータブ4を回転させる間に測定された振動データが、一定時間設定された範囲内である時に測定された累積周波数でもよい。
一方、インナータブ4の回転により起きる振動は、インナータブ4を回転させて被洗濯物中の洗濯水を排出する脱水工程において最も大きい。
そのため、初期周波数Fbは、アウタータブ3中の洗濯水を排水流路7を通して排出させた後、インナータブ4を回転させつつ測定された振動データが、一定時間設定された範囲内である時に測定された累積周波数に設定してもよい。
また、初期周波数Fbは、脱水工程時にインナータブ4が安定して回転する場合に測定された累積周波数の実験値に、あらかじめ設定してもよい。すなわち、初期周波数Fbは、図6(b)に示すように、26710〜26720Hz範囲の値にあらかじめ設定されてもよい。
図6(b)に示すように、インナータブ4が安定して回転する場合に測定される累積周波数F_sumの実験値は、約26720Hzである。そのため、駆動部5の電源を遮断した後に測定された累積周波数(F_sum)と初期周波数Fbである26720Hzとの差がノイズ基準周波数よりも小さいか否かを確認することによって、振動感知部9が感知した振動が実際の振動か或いはノイズによる振動かを確認してもよい。
ノイズ基準周波数は、20〜30Hzの範囲の値(例:25Hz)に設定されることが好ましい。実験によれば、累積周波数F_sumとノイズ基準周波数との差が20〜30Hzよりも小さい場合に、振動感知部9で感知した振動がノイズによるものか実際の振動によるものかが有意に区別できるからである(累積周波数F_sumとノイズ基準周波数との差が25Hzよりも大きい場合、インナータブ4の回転により起きた実際の振動と判断する)。
ノイズ識別段階(S5)で、現時点の累積周波数F_sumから初期周波数Fbを引いた値がノイズ基準周波数よりも小さい場合、振動感知部9が感知した振動がノイズ(物理的ノイズまたは電気的ノイズ)によるものと判断し、駆動部5に電源を再び供給(S8)する。
一方、累積周波数F_sumから初期周波数Fbを引いた値がノイズ基準周波数よりも大きい場合、振動感知部9が感知した振動が、インナータブ4の回転により起きた実際の振動であると判断し、駆動部5に電源を遮断する前のインナータブ4のRPMを第2のRPM基準値と比較する段階(S61、回転数2次判断段階)を行う。
第2のRPM基準値は275〜285RPM(例:280RPM)でもよい。前述したように、洗濯装置の容量によって異なるが、通常、洗濯装置の共振は、インナータブ4が200〜220RPMの回転数で回転する時に発生する。
この第2のRPM基準値は、インナータブ4の回転数が洗濯装置の共振周波数範囲外であるにもかかわらず回転数がさらに増加する場合、転倒基準周波数に相当する振動をキャビネット1に誘発させ得るような回転数である。
したがって、駆動部への電源遮断の前のインナータブ4のRPMが第2のRPM基準値よりも大きい場合、表示部29に「エラー(ERROR)」を表示(S9)し、駆動部への電源遮断の前のインナータブ4のRPMが第2の基準値よりも小さい場合、駆動部5に電源を供給(S8)し、駆動部の電源を遮断(S3)する前に進行していた工程(脱水工程など)を行う。
そのために、駆動部への電源を遮断する段階(S3)を行う際、インナータブ4の回転数を測定する段階(図示せず)をさらに行うことが好ましい。
図7は、本発明の他の実施例に係る洗濯装置の制御方法を示す図である。この実施例に係る制御方法は、ノイズ識別段階(S5)がより具体化しており、且つアンバランス除去段階(S6)が追加されている点が、図3の実施例と異なる。
以下では、図3の実施例と異なる点を中心にして本発明を説明する。
本実施例に係る制御方法は、駆動部5への電源供給が遮断(S3)されると、ノイズ識別段階(S5)を行い、このノイズ識別段階(S5)では、現時点の累積周波数F_sumと初期周波数Fbとの差値をノイズ基準周波数(例:25Hz)と比較するノイズ判断段階(S51)をまず行う。
ノイズ判断段階(S51)で振動感知部9が感知した振動がノイズによるものと判断される場合、あらかじめ設定された正常RPM以上のRPMでインナータブ4が回転した時間の総和が基準時間以上であるか否かを判断する段階(S53、累積時間比較段階)を行う。
図3の実施例に係る制御方法では、インナータブ4のRPMを第1のRPM基準値と比較(S1)した後、振動増減データ(DF)が基準周波数以上か否かを判断(S2)し、駆動部5への電源供給を遮断(S3)する。
一方、駆動部への電源供給を遮断した後、インナータブ4が一定時間慣性により回転する間に振動感知部9は続けて振動データを生成するが、現時点の累積周波数F_sumがノイズ基準周波数よりも小さい場合、再び駆動部に電源を供給(S8)するから、S1、S2、S3、S5及びS8の段階を行う間に、インナータブ4のRPMは、図8に示す例のように変化するだろう。
したがって、インナータブ4が被洗濯物を洗濯したり脱水したりするのに充分なRPM(正常RPM)で基準時間以上回転して目標の工程を完了したにもかかわらず、続けてS1、S2、S3、S5及びS8段階を繰り返すとすれば、洗濯装置100の作動時間が過度に増加するという問題がある。
上記累積時間比較段階S53は、上述した問題を解決するための段階であり、インナータブ4が正常RPM以上のRPMで回転した時間の総和(T1、T2、T3の和)が基準時間以上である場合、洗濯装置100の動作を終了させる。
一方、インナータブ4が正常RPM以上のRPMで回転した時間の総和が基準時間未満である場合、ノイズ識別段階の実行回数(N Count)を更新する(S55、実行回数更新段階)。すなわち、ノイズ識別段階S5が初めて実行されたらN Countは1になり、2回目である場合N Countは2になるだろう。
実行回数更新段階(S55)の後、ノイズ識別段階の実行回数(N Count)が基準回数(例:10回)以上か否かを判断(S57)し、ノイズ識別段階の実行回数(N Count)が基準回数以上であれば、表示部29に「エラー(ERROR)」を表示(S9)し、ノイズ識別段階の実行回数が基準回数未満であれば、駆動部5に電源を供給する段階(S8)を行う。
インナータブ4が正常RPMで回転した時間の総和(正常RPM維持累積時間)が基準時間未満であっても、ノイズ識別段階(S5)の反復回数が継続して増えるのは、電力消費量の増加及び洗濯装置100の作動時間の増加といった点で望ましくないし、充分な時間と回数でノイズ識別段階(S5)を行ったにもかかわらず正常RPM維持累積時間が基準時間未満であるということは、洗濯装置100に未確認の問題があると見なすことが妥当であるからである。
一方、ノイズ判断段階S51で振動感知部9が測定した振動データが実際の振動によるものと判断される場合、アンバランス除去段階(S6)に移行する。
アンバランス(UB)は、インナータブ4中の被洗濯物がインナータブ4の内部空間で均一になっておらず、インナータブ4の内部空間に偏在することを意味する。
インナータブ4にアンバランスが発生すると、インナータブ4が振れ回りながら大きな振動が発生することがあるので、インナータブ4はアンバランス状態では回転しないことが好ましい。
アンバランス除去段階(S6)では、まず、回転数2次判断段階(S61)が行われる。
振動感知部9で感知した振動がインナータブ4の回転による実際の振動であり、回転数2次判断段階(S61)で、駆動部の電源遮断時に測定されたインナータブのRPMが第2のRPM基準値未満と判断される場合、インナータブ4の振動原因はアンバランスである可能性が極めて高い。
駆動部への電源供給を中断(S3)する前にインナータブ4がRPMを180以上280未満を維持しながら回転し、且つキャビネット1に発生した振動によって洗濯装置が転倒する可能性は低いが、ノイズによる振動ではなく実際の振動と判断された場合は、インナータブ4のアンバランスが振動の原因である場合が多いからである。
したがって、本発明の制御方法は、駆動部の電源遮断時に測定されたインナータブのRPMが第2のRPM基準値(280RPM)未満である場合、アンバランス感知回数(UB Count)を更新する(S63、アンバランス感知回数更新段階)。すなわち、回転数2次判断段階(S61)が初めて実行されたならUB Countは1になり、2回目ならUB Countは2になるだろう。
一方、インナータブ4のアンバランスは、布解し段階(S67)で低減又は除去できるため、本実施例に係る制御方法では、UB Countが基準回数(実行回数基準値、例えば1回)よりも大きいか否かを判断(S65)した後、UB Countが基準回数よりも大きい場合、アンバランス除去(またはアンバランス低減)のための布解し段階(S67)を行い、UB Countが基準回数以下である場合、布解し段階を省いて駆動部5に電源を再び供給(S8)する。
UB Countが基準回数以下(例:UB Count=1)である場合は、駆動部5に電源を再び供給してインナータブ4を回転させるだけでもインナータブ4のアンバランスを除去(又は低減)可能であるが、UB Countが基準回数よりも大きい場合(例:UB Count=2)は、布解し段階S67を行って積極的にインナータブ4のアンバランスを除去する必要があるからである。
脱水工程のようにインナータブ4中に洗濯水がない場合は、布解し段階(S67)は、インナータブ4に洗濯水を供給する段階(S671、給水段階)、駆動部5に一時的に電源を供給してインナータブ4を回転させる段階(S673)、駆動部の電源を遮断した後にインナータブ4中の洗濯水を排水する段階(S675)を具備してもよい。
駆動部に一時的に電源を供給してインナータブ4を回転させる段階(S673)では、インナータブ4が時計回り方向及び反時計回り方向のいずれか一方向にのみ回転してもよく、インナータブ4が時計回り方向及び反時計回り方向の両方向に回転してもよい。
ただし、洗い工程やすすぎ工程のようにインナータブ4に洗濯水が貯留している場合は、布解し段階S67は、インナータブ4を回転させるだけで足りる。
図3と図7に示した本発明の洗濯装置の制御方法は、図1に示したトップローディングタイプの洗濯装置を基準にして説明されたが、フロントローディングタイプ洗濯装置にも同様に適用可能である。
すなわち、キャビネット、該キャビネットの内部に設けられ、洗濯水が貯留するタブ、該タブの内部に回転可能に設けられ、被洗濯物が収容され、回転軸がキャビネットの底面と直角でないドラム、上記タブの外部に設けられ、上記ドラムを回転させる駆動部、及び上記キャビネットや上記タブに設けられ、ドラムの回転時に発生する振動を測定する振動感知部を備えている如何なるフロントローディングタイプの洗濯装置にも本発明の制御方法を適用することができる。
本発明は様々な形態に変形して実施してもよく、上記の実施例に本発明の権利範囲が限定されるものではない。したがって、変形された実施例が特許請求の範囲に記載の構成要素を含んでいれば、本発明の権利範囲に属するものと解釈すべきである。

Claims (18)

  1. 洗濯装置の外観を形成するキャビネットと該キャビネットの内部に設けられて洗濯水が貯留するアウタータブとの少なくとも一方に発生した振動を周期的に測定して振動データを生成する段階と、
    前記振動データを生成する段階で生成された第1の振動データに基づいて第1の要素周波数を決定し、前記第1の振動データ以前に生成された第2の振動データに基づいて第2の要素周波数を決定する段階と、
    前記第1の要素周波数から前記第2の要素周波数を引いた値の絶対値として定義される振動増減データを決定する段階と、
    前記振動増減データがあらかじめ設定された基準周波数以上であるか否かを判断する段階と、
    前記振動増減データが前記基準周波数以上である場合に、洗濯物が収容され、前記アウタータブの内部に設けられたインナータブを回転させる駆動部への電源供給を遮断する段階と、
    前記基準周波数以上の前記振動増減データが、ノイズによるものか否かを判断するノイズ識別段階と、を有し、
    前記ノイズ識別段階は、
    最も直近に生成された振動データを含む、該最も直近に生成された振動データ以前に生成された、あらかじめ設定された個数の振動データの和を累積周波数として決定する段階と、
    前記インナータブへの電源供給が遮断された後、前記累積周波数が増加しているか減少しているかを判断するための初期周波数を決定する段階と、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値を決定する段階と、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が、あらかじめ設定されたノイズ基準周波数以上であるか否かを判断する段階と、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数未満である場合、前記振動増減データがノイズによるものであると判断し、前記駆動部に電源を再供給する段階と、
    前記累積周波数から初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数以上である場合、前記振動増減データがノイズによるものでないと判断し、前記洗濯装置が有するアラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせる段階と、を有することを特徴とする、洗濯装置の制御方法。
  2. 前記駆動部への電源供給を遮断する段階の前に前記インナータブの回転数増加率を判断する段階と、
    前記インナータブの回転数増加率が、あらかじめ設定された基準増加率以上であるか否かを判断する段階と、
    前記インナータブの回転数増加率が前記あらかじめ設定された基準増加率以上である場合、前記基準周波数を6Hzに設定する段階と、をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  3. 前記駆動部への電源供給を遮断する段階の前に前記インナータブの回転数増加率を判断する段階と、
    前記インナータブの回転数増加率があらかじめ設定された基準増加率以上であるか否かを判断する段階と、
    前記インナータブの回転数増加率が前記あらかじめ設定された基準増加率未満である場合、前記基準周波数を8Hzに設定する段階と、をさらに有することを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  4. 前記初期周波数決定する段階は、
    前記インナータブが回転する間に測定された振動データが一定時間あらかじめ設定された範囲内である時に測定された累積周波数を前記初期周波数として決定する段階を有することを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  5. 前記インナータブの回転数があらかじめ設定された第1のRPM基準値以上であるか否かを判断する段階をさらに有し、
    前記振動増減データが前記基準周波数以上であるか否かを判断する段階は、前記インナータブの回転数が前記第1のRPM基準値以上である場合に行われることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  6. 前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数未満である場合、前記インナータブがあらかじめ設定された正常RPM以上のRPMで回転した時間の和とあらかじめ設定された累積時間とを比較する段階をさらに有し、
    前記インナータブが前記正常RPM以上のRPMで回転した時間の和が前記累積時間以上である場合、前記洗濯装置の動作を終了し、
    前記インナータブが前記正常RPM以上のRPMで回転した時間の和が前記累積時間未満である場合、前記駆動部に電源を再供給することを特徴とする、請求項5に記載の洗濯装置の制御方法。
  7. 前記インナータブが前記正常RPM以上のRPMで回転した時間の和が前記累積時間未満である場合、前記駆動部に電源を再供給する段階の実行回数を更新する段階と、
    前記更新された実行回数があらかじめ設定された基準回数以上であるか否かを判断する段階と、をさらに有し、
    前記更新された実行回数が前記基準回数未満である場合、前記駆動部に電源を再供給する段階を行い、
    前記更新された実行回数が前記あらかじめ設定された基準回数以上である場合、前記アラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせる段階を行うことを特徴とする、請求項6に記載の洗濯装置の制御方法。
  8. 前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数以上である場合、前記駆動部への電源供給を遮断する前に測定された前記インナータブの回転数とあらかじめ設定された第2のRPM基準値とを比較する段階をさらに有し、
    前記アラーム部を用いてエラーが発生したことを知らせる段階は、前記駆動部への電源供給を遮断する前に測定された前記インナータブの回転数が前記第2のRPM基準値よりも大きい場合に行われることを特徴とする、請求項5に記載の洗濯装置の制御方法。
  9. 前記駆動部に電源を再供給する段階は、前記駆動部への電源供給を遮断する前に測定された前記インナータブの回転数が前記第2のRPM基準値以下である場合に行われることを特徴とする、請求項8に記載の洗濯装置の制御方法。
  10. 前記駆動部への電源供給を遮断する前に測定された前記インナータブの回転数が前記あらかじめ設定された第2のRPM基準値以下である場合、前記インナータブ中のアンバランスを低減させる段階をさらに有し、
    前記駆動部に電源を再供給する段階は、前記インナータブ中のアンバランスを低減させる段階の終了後に行われることを特徴とする、請求項8に記載の洗濯装置の制御方法。
  11. 前記インナータブ中のアンバランスを低減させる段階は、
    前記アウタータブに洗濯水を供給する段階と、
    前記駆動部に電源を供給して前記インナータブを回転させる段階と、
    前記駆動部への電源供給を遮断し、前記アウタータブ中の洗濯水を排水する段階と、を有することを特徴とする、請求項10に記載の洗濯装置の制御方法。
  12. 前記駆動部への電源供給を遮断する前に測定された前記インナータブの回転数が前記あらかじめ設定された第2のRPM基準値以下である場合、アンバランス感知回数を更新する段階と、
    前記アンバランス感知回数があらかじめ設定された実行回数基準値より大きいか否かを判断する段階と、をさらに有し、
    前記アンバランス感知回数が前記あらかじめ設定された実行回数基準値より大きい場合、前記インナータブ中のアンバランスを低減させる段階を行い、
    前記アンバランス感知回数が前記実行回数基準値以下である場合、前記駆動部に電源を再供給する段階を行うことを特徴とする、請求項11に記載の洗濯装置の制御方法。
  13. 前記振動データを生成する周期に従って更新される前記累積周波数の変化量を判断する段階と、
    前記累積周波数の変化量があらかじめ設定された転倒基準周波数以上であるか否かを判断する段階と、をさらに有し、
    前記累積周波数の変化量が前記転倒基準周波数未満である場合、前記駆動部に電源を再供給し、
    前記累積周波数の変化量が前記転倒基準周波数以上である場合、前記アラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  14. 2つ以上の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値に基づいて、感知基準周波数設定する段階をさらに有し、
    前記累積周波数の変化量は、前記累積周波数から前記感知基準周波数を引いた値の絶対値として決定されることを特徴とする、請求項13に記載の洗濯装置の制御方法。
  15. 前記感知基準周波数があらかじめ設定された変化量基準値以上であるか否かを判断する段階と、
    前記振動データを生成する周期に従って前記感知基準周波数を更新する段階と、をさらに有し、
    前記2つ以上の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値に基づいて、前記感知基準周波数設定する段階は、
    前記最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値が前記変化量基準値未満である場合、前記感知基準周波数が現時点の累積周波数に設定され、
    前記最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値が前記変化量基準値以上である場合、前記感知基準周波数が現時点以前の累積周波数に設定されることを特徴とする、請求項14に記載の洗濯装置の制御方法。
  16. 前記2つ以上の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値に基づいて前記感知基準周波数設定する段階では、
    前記感知基準周波数が、前記第1の要素周波数、前記第2の要素周波数、第3の要素周波数、第4の要素周波数のうち、最大の要素周波数から最小の要素周波数を引いた値に基づいて設定され、
    前記第3の要素周波数は、前記第2の要素周波数以前に生成された複数の振動データのうち、前記第1の要素周波数の算定に必要な個数と同じ個数の振動データの和と定義され、
    前記第4の要素周波数は、前記第3の要素周波数以前に生成された複数の振動データのうち、前記第1の要素周波数の算定に必要な個数と同じ個数の振動データの和と定義されることを特徴とする、請求項15に記載の洗濯装置の制御方法。
  17. 前記振動データを生成する段階は、
    前記タブで発生する振動を周期的に測定して前記振動データを生成する段階であることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯装置の制御方法。
  18. 洗濯装置の外観を形成するキャビネットと、
    前記キャビネットの内部に設けられて洗濯水が貯留するアウタータブと、
    前記アウタータブの内部に設けられたインナータブと、
    前記インナータブを回転させる駆動部と、
    前記キャビネットと前記アウタータブとの少なくとも一方に発生した振動を周期的に測定して振動データを生成する振動感知部と、を有し、
    前記振動感知部で生成された第1の振動データに基づいて第1の要素周波数を決定し、前記第1の振動データ以前に生成された第2の振動データに基づいて第2の要素周波数を決定することと、
    前記第1の要素周波数から前記第2の要素周波数を引いた値の絶対値として定義される振動増減データを決定することと、
    前記振動増減データがあらかじめ設定された基準周波数以上であるか否かを判断することと、
    前記振動増減データが前記基準周波数以上である場合に、洗濯物が収容され、前記アウタータブの内部に設けられた前記インナータブを回転させる前記駆動部への電源供給を遮断することと、
    前記基準周波数以上の前記振動増減データが、ノイズによるものか否かを判断してノイズを識別することと、を行うよう構成され、
    前記ノイズを識別することは、
    最も直近に生成された振動データを含む、該最も直近に生成された振動データ以前に生成された、あらかじめ設定された個数の振動データの和を累積周波数として決定することと、
    前記インナータブへの電源供給が遮断された後、前記累積周波数が増加しているか減少しているかを判断するための初期周波数を決定することと、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値を決定することと、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が、あらかじめ設定されたノイズ基準周波数以上であるか否かを判断することと、
    前記累積周波数から前記初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数未満である場合、前記振動増減データがノイズによるものであると判断し、前記駆動部に電源を再供給することと、
    前記累積周波数から初期周波数を引いた値が前記ノイズ基準周波数以上である場合、前記振動増減データがノイズによるものでないと判断し、前記洗濯装置が有するアラーム部を用いて、エラーが発生したことを知らせることと、を有することを特徴とする、洗濯装置。
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