JP5749511B2 - 検眼システム - Google Patents

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Description

この発明は、視標表示器に検眼用の視標を表示させて視力や視機能等を検査する検眼システムに関するものである。
従来の検眼システムとしては、ランドルト環や文字,数字等その他チャートを視標提示装置の表示部に表示させると共に、この表示部に表示されたチャート等を自覚式検眼装置の左右の検眼窓を介して視認させて、コントローラにより自覚式検眼装置の検眼窓に臨ませる検眼用の光学部材を操作して、検眼を視力や視機能等を検査するようにしたシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この検眼システムを用いての検査には、特許文献1におけるようにマドックスロッドによる線条光を用いた斜位検査が知られている。
この斜位検査では、黒の下地(背景)の中央に白丸の点状視標が配置されたチャートを視標提示装置の表示部に表示させると共に、自覚式検眼装置の左右の検眼窓の一方にマドックスロッドレンズを臨ませて、左右の被検眼に視標提示装置の表示部の点状視標を視認させたとき、一方の被検眼に縦(垂直)又は横(水平)のマドックスロッドによる線条光が視認されると共に他方の被検眼に点状視標が視認される。
そして、被検者の左右の被検眼に斜位がなければ、被検者はマドックスロッドによる線条光と点状視標が一致するように視認できる。しかし、被検者の左右の被検眼に斜位があれば、被検者はマドックスロッド小桿による線条光と点状視標が左右又は上下にずれて視認される。
このような検眼システムでは、視標提示装置に液晶ディスプレイやCRT等が用いられている。このような視標提示装置では、表示部に表示される点状視標の光量が少なく点状視標が小さいために、点状視標やマドックスロッドによる線条光を視認しにくい。このため、通常は、外光に影響されない暗室でマドックスロッドによる線条光による斜位検査を行っている。
極めて暗い暗室は設置が大変なため、この点状視標を視標提示装置の表示部に表示させずに、視標提示装置にLED等の固視灯を設けて、この固視灯を点状視標に代えることで、十分な光量を得られるようにすることが考えられている。この固視灯を用いての斜位検査では、視標提示装置の表示部全体を黒い画像で表示させるようにする。
また、検眼システムの視標提示装置には、視標表示画面(視標表示部)の周囲にLED等のグレアランプ500を配置してグレアテストを行うようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。このグレアテストでは、グレアランプ500を点灯させた状態で、視標表示画面に表示された視標等を視認させることにより、視標表示画面の視標の見え方を検査する。
特開2008−272101号公報 特開平5−137694号公報
ところで、マドックスロッドによる線条光を用いての斜位検査に際して、表示部全体を黒い画像で表示させる画像信号を視標提示装置に送る画像ケーブルと、固視灯をオン・オフさせる信号を送る通信手段とは別々に設けられている。例えば、この通信手段は、画像ケーブルと別の赤外光や電波或いは専用の通信ケーブルを用いるのが普通である。
また、グレアテストが行える検眼システムでは、固視灯やグレアランプ500等の表示画面外ランプをオン・オフさせるための通信手段と画像ケーブルとを別々に設けているのが普通である。
しかし、このように画像ケーブルと別の赤外光や電波或いは専用の通信ケーブルを設けた場合には、部品点数が多くなり、部品管理の手間が増えると共にコスト高になるという問題がある。
そこで、この発明は、視標表示器に設けられた表示画面外ランプの点灯制御を少ない部品点数で行うことができる検眼システムを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、表示画面である表示部に視標画像を表示させる表示器本体が設けられた視標表示器と、前記表示器に表示させる視標画像を選択するための選択手段と、前記視標表示器の前記表示画面の外に設けられて被検眼の検査に用いられる画面外ランプと、選択された視標画像の画像信号を前記視標表示器に入力して前記表示画面に前記画像信号による視標画像を表示させるメイン制御手段と、を備える検眼システムであって、前記メイン制御手段は、前記画面外ランプの点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が前記画像信号に含まれる場合に、前記画面外ランプを点灯させることを特徴とする検眼システムとしたことを特徴とする。
この構成によれば、視標表示器に設けられた表示画面外ランプの点灯制御を少ない部品点数で行うことができる。
この発明に係る自覚式検眼装置の使用状態を示す斜観図である。 図1の自覚式検眼装置の拡大説明図である。 回転デスクの説明図である。 他の回転デスクの説明図である。 図1に示したメイン制御装置と他の機器の接続を説明する説明図である。 図1に示した視標表示器のプラグアンドプレイの説明図である。 図1に示した視標表示器の個体差によるコントラスト情報取得の説明図である。 図1の検眼システムの制御回路図である。 図6の視標表示制御回路のメモリの説明図である。 表示部に表示される画面の一例を示した説明図である。 (a)はマドックスロッドによる斜位検査のチャートおよび水平マドックスロッドレンズ模式図をコントローラの表示部に表示させたときの説明図、(b)は(a)の表示に基づく斜位検査を実行したときに被検者に視認される視標の説明図である。 (a)はマドックスロッドによる斜位検査のチャートおよび垂直マドックスロッドレンズ模式図をコントローラの表示部に表示させたときの説明図、(b)は(a)の表示に基づく斜位検査を実行したときに被検者に視認される視標の説明図である。 グレアランプを備える視標表示器の説明図である。 図10のグレアランプの駆動回路を備える制御回路の説明図である。
以下、この発明に係わる検眼システムの実施の形態である一実施例を図面に基づいて説明する。
図1,図5に示した検眼システムは、メイン制御装置(制御装置本体)1、視標提示(呈示)装置2,コントローラ3、自覚式検眼装置4(図2参照)を有する。
また、図1において、5は検眼テーブル、6は検眼テーブル5の側方に配設された支柱、7は支柱6に取り付けられる支持アームである。
視標提示装置2は、視標表示器2aと、この視標表示器2aを支持する支柱2bを有する。この視標表示器2aには、液晶表示器(液晶ディスプレイ)が用いられている。しかも、視標表示器2aは、前面開口2c1の周縁に方形状枠部2c2を有する方形状のケース2cと、ケース2cに組み込まれたパネル状の表示器本体(液晶表示器本体)2dを有する。そして、表示器本体2dの表示部(液晶表示部、表示画面)2d1は、前面開口2c1に臨ませられている。また、方形状枠部2c2の上辺部Cusには、表示部2d1の左右方向の中央に対応させて、斜位検査等に用いられる固視灯200が画面外ランプとして取り付けられている。
この支柱6は上下方向に伸縮可能に検眼テーブル5に取り付けられており、支持アーム7は支柱6に水平回動可能に設けられている。
[自覚式検眼装置4]
この自覚式検眼装置4は、図2に示すように支持アーム7の長手方向中間の水平部7aに固定された支持部材8と、支持部材8の下部側に配設したユニット支持体9と、ユニット支持体9の下部に配設した測定ヘッド(検眼装置本体)4aを有する。この測定ヘッド4aは、左右対称形の検眼ユニット10L,10Rを有する。
この検眼ユニット10L,10Rは、相対接近・離反できるようになっており、これにより検眼ユニット10L,10Rの検眼窓Lw,Rwの光軸間距離を被検者22の瞳孔間距離に合わせることができるようになっている。
図1の被検者22は、検眼ユニット10L,10Rの検眼窓Lw、Rwを通じて視標提示装置2の表示部(視標提示部)2d1に提示される視標チャートを見ることにより各種の検査を受けるものである。そして、検眼ユニット10L,10Rの検眼窓Lw、Rwには、各種の光学素子(光学部材)が配置され、これにより各種の検査が行えるようになっている。
検眼ユニット10L,10Rは周知の通り左右対称構造であるので、左側の検眼ユニット10L(被検者22の左眼Eを検査する部分)についてのみ説明する。
検眼ユニット10L内には、図3に示す回転デスク25〜29が軸24回りに回転可能に設けられている。
各回転デスク25〜29には、周回り方向に等間隔を開けて円形開口30が設けられており、各回転デスク25〜29の外周部にはギヤ25G〜29Gが形成されている。
各ギヤ25G〜29Gには図示しない駆動ギヤが噛み合わされ、駆動ギヤはパルスモータM1〜M6(図6参照)によって回転駆動される。このような回転デスク25〜29や駆動ギヤ25G〜29G,パルスモータM1〜M6等の配置や連動の構成には周知の構成を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
回転デスク25の複数の円形開口30には、検査用光学素子として、例えば0.25Dずつ球面度数が異なる複数の球面度数レンズ(図示せず)が一枚ずつ嵌合されている。また、回転デスク26の複数の円形開口30には、3Dずつ球面度数の異なる複数の球面度数レンズ(図示せず)が1枚ずつ嵌合されている。更に、回転デスク27の各円形開口30には、検査用光学素子として、乱視レンズ(図示せず)が嵌合されている。
また、図4に示すように、回転デスク28の円形開口30Cには水平斜位検査用の水平プリズム(水平補助光学部材:補助光学部材)50が嵌合され、円形開口30Dには垂直斜位検査用の垂直プリズム(垂直補助光学部材:補助光学部材)51が嵌合されている。また、他の円形開口30には、補正度数がそれぞれ異なる水平斜位検査用の検査用光学素子である検査用プリズム(光学部材:検査用水平プリズム)がそれぞれ嵌合されている。この水平プリズム50には水平方向の屈折角度を変化させる周知のロータリープリズムが用いられ、垂直プリズム51には垂直方向の屈折角度を変化させる周知のロータリープリズムが用いられている。
水平プリズム50は提示された視標を水平方向に分離させるものであり、垂直プリズムは提示された視標を垂直方向に分離させるものである。
同様に、回転デスク29の複数の円形開口30(図3参照)には、補正度数がそれぞれ異なる垂直斜位検査用の検査用光学素子である検査用プリズム(光学部材:検査用垂直プリズム)や、マドックスロッドによる線条光による斜位検査用のマドックスロッドレンズ等が配設されている。尚、検査用プリズムや斜位検査用のマドックスロッドレンズ等は周知であるので、その図示は省略してある。
なお、各回転デスク25〜29の円形開口30には、矯正力をかけない状態での検眼検査を行うために素通しとされているものが少なくとも1個ある。この素通しの開口30に符号30Aを付する。また、各回転デスク25〜29の円形開口30には、素通し開口30Aに隣接して被検者22が視標チャートを視認することができないようにするため、遮蔽板30Bが設けられている。
[制御回路]
<メイン制御装置1>
視標提示(呈示)装置2,コントローラ3、自覚式検眼装置4は、図6に示したようにメイン制御装置1のメイン制御回路(メイン制御手段)314に接続される。
このメイン制御回路314は、図6に示したように、電源回路315と、電源回路315から供給される電源により動作する演算制御部(演算制御回路)316と、演算制御部316に接続された画像処理回路317と、演算制御部316に接続されたメインメモリ320を有する。このメインメモリ320には、コントローラ3で選択操作される視標画像やメニュー等のデータが記憶されている。
<視標表示器2a>
図1に示した視標表示器2aのケース2c内には、図6に示した視標表示器2aの視標表示制御回路(視標制御装置)400が設けられている。この視標表示制御回路400は、DVI(デジタル・ビジュアル・インターフェイス)401,演算制御部402,液晶駆動回路403,EEPROM等の読み書き可能なメモリ405を有する。この視標表示制御回路400には、視標表示器2aの表示器本体(液晶表示器本体)2dを制御するのに必要最小限の能力を有するMPU(マイクロプロセッサユニット)が用いられている。
このメモリ405には、視標表示器2aのEDID(Extended Display Identification Data)を記憶(記録)させるために確保された図6AのEDIDフォーマットの128バイトの表示器情報記憶領域00h〜7Fhが設けられている。
このEDIDは、液晶ディスプレイ(モニター)である視標表示器2aのプラグアンドプレイ時に、接続元である視標表示器2aの設定値等を接続先であるメイン制御装置1のメイン制御回路314に伝えるための表示器固有情報である。そして、視標表示器2aは、EDID 、DDCと呼ぶ2つの技術によって、図5に示したようにメイン制御装置1との間でプラグアンドプレイを実現するようになっている。
このEDIDには、対応する周波数、解像度のほか、製造メーカー名(Vendor ID)や型式(Product ID)など、視標表示器2a固有の特性を記述した128バイトのバイナリーフアイルで、視標表示器2aのメモリ405に格納(記憶)されている。このEDIDは、視標表示器2aからメイン制御回路314の演算制御部316側へDDCにより読み出されるようになっている。
また、メイン制御回路314の演算制御部316は、ディスプレイケーブル内の2本の信号線、SDA(Serial Data)およびSCL(Serial Clock)を用いて、システム起動時や視標表示器2aの接続時に視標表示器2a内部からEDIDを読み出すようになっている。
この際、メイン制御回路314の演算制御部316は、起動時にDDC(Display Data Channel すなわちVESA Display Data Channel)という規格を用いて、視標表示器2a内の仕様を読み出し、演算制御部316の表示器情報記憶部(図示せず)に格納する。この情報を使って最適な映像信号をグラフィックス機構で生成して、出力する。この表示器情報記憶部としては、レジストリ等の記憶領域であっても良いし、レジストリ以外に設定された記憶領域であっても良い。
尚、ここで言うDDC(Display Data Channel)とは、視標表示器2aとメイン制御回路314の演算制御部316との間で各種情報を交換し、それによってプラグアンドプレイを実現しようとする規格のことである。このDDCでは、視標表示器2aと画像処理回路317の間で、視標表示器2aの許容解像度や色深度、走査周波数や製品の型番といった情報をやり取りすることができる。これらの情報によって、視標表示器2aの設定情報を引き継ぎ、視標表示器2aの性能に合わせて自動的に設定が行われるようになっている。
このプラグアンドプレイを実現するために確保されたEDIDの記憶領域00h〜7Fhのうち全ての部分が視標表示器2aの固有情報を記憶(記録)させるために用いられているのではない。
この表示器情報記憶領域00h〜7Fhのうちアドレス00h〜47hが視標表示器2aの固有情報を記憶(記録)させるために確保された表示器固有情報記憶領域(第1固有情報記憶領域)となっており、アドレス48h〜7Dhで示した記憶領域は視標表示器2aの固有情報の記憶に用いられていない。よって、アドレス5Ah〜6Bhおよびアドレス6Ch〜7Dhの記憶領域が個体差情報記憶部(第2固有情報記憶領域)として用いることができる。
アドレス00h〜47hには、図6AのDateに示したような視標表示器2aの固有情報(Header Information、Basic display parameters、Chromaticity coordinate、 Established timing 1、Established timing 2、Manufacture’s reserved timing、Standard timing identification、Descriptor Brock 1)が記憶されている。また、アドレス7EhにはExtension flagが記憶され、アドレス7Fhには、Checksumが記憶されている。シリアル番号はHead Infometaionに含まれ、映像入力DVIや映像入力VGAはBasic display parameterに含まれる。
また、アドレス48h〜7Dhで示した残りの記憶領域は、アドレス48h〜59hのDescriptor Brock 2、アドレス5Ah〜6BhのDescriptor Brock 3、アドレス6Ch〜7DhのDescriptor Brock 4に分けられている。そして、Descriptor Brock 2にはモニター名称を記憶し、Descriptor Brock 3にはDVI接続時のコントラスト情報を記憶し、アドレス6Ch〜7DhのDescriptor Brock 4にはVGA接続時のコントラスト情報を記憶する。
そして、メイン制御装置1のメイン制御回路314は、メイン制御装置1の視標表示器2aの接続時、或いは起動時に、メモリ405の全てのEDID情報を読み込んでメインメモリ319に記憶させる。このメイン制御回路314は、コントラスト視力検査等を行う場合、メインメモリ320記憶させたコントラスト情報を読み出し、この読み出したコントラスト情報に基づき「視標表示器2aのチャート表示(画像表示)のコントラスト制御(補正制御)」を実行させることにより、視標表示器2aの個体差に基づくコントラストの相違が生じないように、視標(チャート)を視標表示器2aに表示させることができる。即ち、メイン制御回路314は、メインメモリ320から読み出したコントラト情報に基づき、コントローラ3で選択された視標(チャート)を設定されたメインメモリ320に記録されているコントラスト条件で視標表示器2aに表示させるように制御する。
<コントラスト制御データ>
ところで、表示部(表示画面)2d1のコントラストは、白と黒の比率により決まる。この白と黒の比率は、表示部(表示画面)2d1に画像をデジタルで表示する際、白の%や黒の%はデジタル表現の8バイト(256ビット)で表している。
即ち、明度が0%(「000」)の時には最も暗い黒の状態になり、明度が100%(「256」)の時には最も明るい白の状態になるので、明度が0%から100%に向かうに従って暗い黒の状態から明るい白の状態に変化する。従って、白が100%のときの白の明るさを「256」としたときに黒が0%ので「000」となる。この白と黒の比率を50%:50%とすると、白の階調は128,黒の階調は128となる。
この白と黒の比率で視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1に表示させる画像のコントラストを設定して、この設定した白と黒の比率で視標表示器2aに画像を表示させたときに、視標表示器2aの個体差により視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1に表示される画像のコントラストは異なってくる。この視標表示器2aの個体差による表示明コントラストの相違を検出して、表示明コントラストの相違があっても設定したコントラストで画像が表示できるように補正する必要がある。この補正のために、視標表示器2aのコントラスト情報(コントラスト制御データ)を取得しておく必要がある。
このコントラスト情報は、図5Bに示したパソコンPCと輝度計500を用いて取得する。この取得に際しては、パソコンPCに視標表示器2aおよび輝度計500を接続すると共に、輝度計500を視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1の前に配置する。輝度計500と表示部(表示画面)2d1との距離は、検眼距離に対応した距離に設定する。
この検眼距離としては、例えば、通常の遠用検査の場合には5mであるが、近用検査の場合には30cm等がある。しかし、この検眼距離としては、例示した以外の距離であっても良い。
また、輝度計500を視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1に対して例えば30cmの位置から5mの位置まで所定間隔毎(例えば50cmあるは1mごと)に移動させて、移動位置における視標表示器2aの輝度情報をコントラスト情報として取得しても良い。
このようなコントラスト情報の取得は、外光に影響されない室内で行う。
例えば、白が100%を256階調で表したときに、階調50%のコントラストで表示部(表示画面)2d1の明るさで表示する命令(指示)を視標表示器2aに出力するようにパソコンPCからの画像信号の出力を設定して、この設定に基づく画像信号を視標表示器2aに入力したとき、視標表示器2aに例えば液晶やバックライト等による個体差がなく、表示部(表示画面)2d1の白と黒の比率が50%:50%で表示されば設定した明るさのコントラストとなる。
しかし、視標表示器2aに例えば液晶やバックライト等による個体差があって、表示部(表示画面)2d1の白と黒の比率が50%:50%で表示されない場合がある。例えば、輝度計500から得られる輝度情報から、表示部(表示画面)2d1の明るさが少し暗めであるような場合、或いは表示部(表示画面)2d1の明るさが少し明るめであるような場合である。
例えば、輝度計500から得られる輝度情報から表示部(表示画面)2d1の明るさが少し暗めであるような場合には階調128で設定した白の階調を例えば129にするという判断をパソコンPCにさせる。そして、この視標表示器2aにおいて白と黒の比率が50%:50%で表示するには、白の階調を129にし黒の階調を127にするように設定した画像信号を視標表示器2aに入力するような補正のコントラスト情報を取得する。
この表示部(表示画面)2d1のコントラストを階調50%にするための視標表示器2aの階調の補正データ(補正情報)である129のビットデータを、視標表示器2aの個体差に基づくコントラスト情報(コントラスト補正の情報)とする。このようなコントラスト情報(コントラスト補正の情報)は、白と黒との比率を所定値毎に変化させて取得する。
尚、コントラスト情報の取得は、パソコンPCによりコントラスト情報取得プログラムを起動させて実行する。このコントラスト情報取得プログラムは、白と黒の比率を2.5%毎(又は5%,12.5%,25%,50%毎)に変化させて表示部(表示画面)2d1の明るさ変化させたとき、表示部(表示画面)2d1の明るさを輝度計500により8バイトのデータで取得する。
この際、表示部(表示画面)2d1の明るさを設定する白と黒の比率と実際の表示部(表示画面)2d1の白と黒の比率とを対応させて取得して記録する。
この取得された実際の表示部(表示画面)2d1の白と黒の比率から、設定した白と黒の比率によるコントラストにするにはどの程度の階調を増減すれば良いかを求めて、求めた情報をコントラスト情報とする。
輝度の最大値Lmaxと最小値Lminを用いてコントラストを表す場合、
となる。仮に、Lmaxを100にすると共にLminを調節して、視標表示器2aに表示される画像のコントラスト率を50%にしたい場合、Lmin=33.3となる。
そこで、パソコンPCはLmax=100、Lmin=33.3で視標表示器2aに画像を表示し、輝度計500で輝度を測定する。これにより、パソコンPCで出力した通りの輝度がそれぞれ測定されれば、コントラスト率50%の画像が視標表示器2aに表示されることになる。しかし、輝度計500で測定された輝度から、コントラスト率50%の画像が視標表示器2aに表示されていない場合、Lmax又はLminの値を増減して、画像が視標表示器2aに表示される画像がコントラスト率50%になるように調節する。このLmax又はLminの調節に得られた増減値はパソコンPCにより実行され、このときのLmax又はLminの増減値が視標表示器2aのコントラスト補正のためのコントラスト情報として取得される。
表示器固有情報が記憶されていないアドレス5Ah〜7Dhで示した記憶領域を個体差情報記憶部(第2固有情報記憶領域)として使用し、視標表示器2aのコントラスト補正のためのコントラスト情報を個体差情報記憶部(第2固有情報記憶領域)に記憶させる。
また、演算制御部402は、入力させる画像信号からR,G,Bの画像データに基づき液晶駆動回路403を駆動制御して、液晶駆動回路403により表示器本体2dの表示部(液晶表示部)2d1に画像を表示させるようになっている。
また、メイン制御回路314は、視標表示のための必要な表示条件、即ち視標表示器2aの周波数や解像度が視標表示のために設定された仕様(表示条件)を有していない場合、或いは指定したメーカーの型番を有していない場合、視標表示器2aへの視標画像の信号の出力をしない(禁止する)ように制御するようになっている。これにより、誤測定や誤検査を簡単な構成で未然に防止できる。
コントラスト情報としては、コントラストチャート表示用の色情報が設定される。色情報としてはRGB値を持たせるとよい。ただし視標は色味を用いない白と黒の明るさで構成されているので、RGBの値は同じ値が適用される。よって以下のように各輝度情報は、一つの値を記録するのみで良く、アドレス5Ah〜7Dhの記録容量を減らすことができる。
例えば、
白:RGB(255,255,255)→FFh,FFh,FFh→FFh
灰:RGB(128,128,128)→80h,80h,80h→80h
黒:RGB(0,0,0)→0h,0h,0h→0h
この例では、白RGB(255,255,255)はFFh,FFh,FFhであるが、白RGB(255,255,255)をFFhのみで表すものとする。同様に、黒RGB(0,0,0)は0h,0h,0hであるが、黒RGB(0,0,0)を0hのみで表すものとする。
<コントローラ3>
検眼テーブル5には、図1に示すようにコントローラ(選択手段)3が載置されている。このコントローラ3は、操作部3a,マウス3bおよび液晶などからなるモニター用の表示部3cを備えている。この表示部3cには、タッチパネル式の液晶パネルが用いられている。
(操作部3a)
操作部3aには、図1に示したように、画面操作手段としてのキーボードKBを有する。この検眼用のコントローラ3のキーボードKBには周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
(表示部3c)
また、表示部3cの上半分には、図7,8に示したような「球面」,「乱視」,「加入」,「軸」,(図8では、更に「水平」,「垂直」)等の項目表示部Maと、この項目表示部Maの左右に「右」,「左」の検眼データ表示部DRa,DLaが設けられている。
また、表示部3cの上下方向中央部には、図1の検眼ユニット10L,10Rに対応する検眼ユニット像10L′,10R′が表示されていると共に、図1の検眼窓Lw,Rwに対応する検眼窓像Lw′,Rw′が瞳孔間距離表示部PDの表示の両側に表示されている。
この表示において、検眼窓像Lw′,Rw′の部分が白抜きの場合は検眼窓Lw,Rwが遮蔽部材により遮蔽されていない開放状態を示し、検眼窓像Lw′,Rw′の部分が灰色の場合は検眼窓Lw,Rwが遮蔽部材により遮蔽されている遮蔽状態を示す。ここで、検眼窓像Lw′,Rw′の白抜きや灰色等の色の表示は説明の便宜上の一例を示したもので、白抜きや灰色以外の色で検眼窓Lw,Rwの開放状態や遮蔽状態を示しても良い。
また、表示部3cの上下方向中央部の右側にはダイヤル像DLおよび「+矢印」,「-矢印」が表示されている。
更に、表示部3cの下半分の左側には、図7に示したようにチャート群表示選択用のボタン「Chart1」〜「Chart5」および選択チャート表示部Gaが設けられている。表示部3cの下半分の右側には、図7に示したように選択されたチャートを表示させる提示チャート表示部Gbが設けられている。そして、この「Chart1」〜「Chart5」のボタンをタッチして選択することにより、「Chart1」〜「Chart5」の選択チャート表示部Gaに異なる複数のチャート群が表示させられるようになっている。また、選択チャート表示部Gaの複数のチャート群の一つをタッチして選択することにより、選択されたチャートが提示チャート表示部Gbに表示される。
このようなチャート選択や表示制御は、メイン制御装置1のメイン制御回路314によりコントローラ3の内部のコントローラ制御回路(コントローラ制御手段)43を介して実行される。
このコントローラ制御回路43は、コントラスト制御部43aと、液晶駆動回路43bと、EEPROM等の読み書き可能なメモリ44を有する。
このコントローラ制御回路43には、コントローラ3を動作制御するのに必要最小限な能力を有するMPU(マイクロプロセッサユニット)が用いられている。メモリ44には、コントローラ3のEDID(仕様情報データ)を記憶(記録)したEDIDのファイルが記憶されている。このコントローラ3のEDIDは、コントローラ3のプラグアンドプレイ時に、接続元であるコントローラ3の機種名や設定値等を接続先のメイン制御装置1の演算制御部316に伝えるための独自のIDである。
<自覚式検眼装置4の測定ヘッド4aの制御回路>
自覚式検眼装置4の測定ヘッド4aは、図6に示したように制御回路(光学部材制御手段)4bを有する。この制御回路4bは、演算制御回路(CPU)45と、この演算制御回路(CPU)45に接続されたEEPROM等の読み書き可能なメモリ4cを有する。このメモリ4cには、の測定ヘッド4aの制御情報が記憶されている。
また、測定ヘッド4aの左右の検眼ユニット10R,10L内には水平プリズム50および垂直プリズム51が上述したように設けられている。
この水平プリズム50はパルスモータPrmにより円形開口30Cの中心(光軸)を中心に回転駆動させられ、垂直プリズム51はパルスモータPrm′により円形開口30Cの中心(光軸)を中心に回転駆動させられるようになっている。しかも、この水平プリズム50はパルスモータPrmにより回転駆動させられることにより水平方向の屈折角度を変化させ、垂直プリズム51はパルスモータPrm′により回転駆動させられることにより垂直方向の屈折角度を変化させるようになっている。このパルスモータPrm,Prm′は、演算制御回路45からの駆動パルスにより正転又は逆転方向に回転駆動されるようになっている。
そして、演算制御回路45は、パルスモータPrmへの駆動パル数および回転方向から水平プリズム50のプリズム値を求めると共に、このプリズム値から光軸の水平方向への屈折角度を求めるようになっている。また、演算制御回路45は、パルスモータPrm′への駆動パル数および回転方向から垂直プリズム51のプリズム値を求めると共に、このプリズム値から光軸の垂直方向への屈折角度を求めるようになっている。更に、パルスモータM1〜M6も演算制御回路45からの駆動パルスにより正転又は逆転方向に回転駆動されるようになっている。
なお、操作部3aやマウス3b或いは選択チャート表示部Gaに表示されたチャート群の一つにタッチすることによって、選択チャート表示部Gaに表示されるチャート群のうちから所望の視標チャートを選択することができる。そして、コントローラ制御部43aは、選択チャート表示部Gaに表示されるチャート群のうちから所望の視標チャートが選択されると、選択信号を演算制御部316に入力する。この演算制御部316は、視標提示装置2の演算制御部402に制御信号を入力する。この演算制御部402は、入力される制御信号により視標提示装置2の表示部2d1にその選択した視標チャートが提示させる。また、その選択された視標チャートに応じて演算制御部316は、演算制御回路45を介して検眼ユニット10LのパルスモータM1〜M6の駆動制御を行い、これにより検眼ユニット10L,10Rの検眼窓Lw、Rwにその選択された視標チャートに対応した検査用光学素子が配置される。
[動 作]
次に、このような構成の検眼システムの動作を説明する。
(1).機器の接続
視標提示装置2をメイン制御装置1内のメイン制御回路314に接続すると、液晶ディスプレイ(モニター)である視標表示器2aのプラグアンドプレイ時に、接続元である視標表示器2aの機種名や設定値等のEDIDの情報がメモリ405から接続先であるメイン制御装置1のメイン制御回路314に読み込まれ、このEDIDの情報がメイン制御回路314の表示器情報記憶部(図示せず)に記録される。
この際、メモリ405のEDIDの情報に記録された視標提示装置2の個体差によるコントラスト情報(階調のビットデータによるコントラスト補正の情報)もメイン制御回路314に読み込まれてメインメモリ320に記録される。
また、コントローラ3をメイン制御装置1内のメイン制御回路314に接続すると、メイン制御回路314は、コントローラ3のEDID(仕様情報データ)を記憶(記録)したEDIDをメモリ44から読み出して、メインメモリ320に記録する。
(2).コントローラ3の表示部3cへのチャート表示(画像表示)
上述したように、メイン制御装置1内にはメイン制御回路314が設けられ、このメイン制御回路314のデータメモリ320にはコントローラ3で選択操作される視標画像やメニュー等のデータ(ファイル)が記憶されている。
そして、メイン制御回路314は、メイン制御装置1の電源がオンさせられると動作を開始して、コントローラ3に電源を供給して、コントローラ3の制御動作を開始する。この際、メイン制御回路314は、データメモリ320に記憶されている検眼用の初期画面データを画像処理回路317を介してコントローラ3のコントローラ制御回路43に入力する。このコントローラ制御回路43は、初期画面データが入力されると図7に示した初期画面をコントローラ3の表示部3cに表示させる。
このコントローラ3は、キーボードKB,マウス3b,表示部3cのタッチパネル部等の操作をすると、この操作信号をメイン制御装置1にメイン制御回路314に入力する。
(3).視標呈示装置2の視標表示器2aへのチャート表示及びコントラスト制御
コントローラ3の表示部3cに表示されたチャート群から視標チャートのアイコンを選択すると、演算制御部316で視標表示器2aに表示させるチャートの画像を生成し、このチャートの画像を画像処理回路317を通して視標表示器2aに表示させる。同時に、メイン制御回路314は、視標表示器2aに表示させているチャートの画像を確認のために画像処理回路317を通してコントローラ3の表示部3cに表示させる。
(4).マドックス斜位検査
(コントローラ3の表示)
図7のボタン「Chart2」を押して固視灯の視標にタッチすると、メイン制御装置1のメイン制御回路314は、コントローラ3のコントローラ制御部43aを介してマドックスロッド斜位検査用のモードになる。このモードにおいてメイン制御回路314は、コントローラ3のコントローラ制御部43aを介して図8に示した斜位検査用のチャート群をコントローラ3の表示部3cの選択チャート表示部Gaに表示させる。
そして、この斜位検査用のチャート群の中のマドックスロッド斜位検査用のチャートMLcにタッチすると、メイン制御装置1のメイン制御回路314は、コントローラ3のコントローラ制御部43aを介してチャートMLcと同じ画像が提示チャート表示部Gbに表示させる。ここで、マドックスロッド斜位検査用のチャートMLcは、黒の下地の中央に白の丸を表示させたものである。
また、コントローラ3のキーボードKBやマウス3b或いは表示部3cのタッチパネルの操作により、図8(a)のように垂直マドックスロッドのためのマドックスロッドレンズ模式図をメイン制御回路314及びコントローラ制御部43aにより表示部3cの検眼窓像Rw′に表示させ,又は図9(a)のように水平マドックスロッドのためのマドックスロッドレンズ模式図メイン制御回路314及びコントローラ制御部43aにより表示部3cの検眼窓像Lw′に表示させる。
(視標表示器2aへの表示)
しかも、メイン制御回路314は、マドックスロッド斜位検査用の検眼モードになると、視標表示器2aにチャートMLcと同じ画像を表示させる信号を出力せずに、視標表示器2aの視標表示制御回路400に表示部2d1の画面を黒にする暗画像信号をモード検出用画像信号として入力する。即ち、R,G,Bの輝度信号となる階調のビット信号「000」を視標表示制御回路400の演算制御部402に入力する。この視標表示制御回路400の演算制御部402に入力される画像信号が画面を黒にする暗画像信号であれば、この暗画像信号から検査がマドックスロッド斜位検査用のモードであることを検出することができる。
この際、メイン制御回路314は、表示部2d1の画面を黒にする暗画像信号に加えて、この暗画像信号が入力されたことを検出する検眼用(斜位検査用)の斜位検査特有信号を演算制御部402に入力することもできる。この場合、検査がマドックスロッド斜位検査用のモードであることを更に確実に検出することができる。
この検眼用(斜位検査用)の斜位検査特有信号としては、画面を黒にする暗画像信号に先だってチャートMLcと同じ画像を表示させる画像信号を演算制御部402に短期間入力しても良いし、マドックスロッド斜位検査用のモードであることを検出させるモード検出用画像信号を画面を黒にする暗画像信号に加えてモード検出用画像信号を演算制御部402に入力してもよい。
そして、演算制御部402は、モード検出用画像信号からマドックスロッド斜位検査用のモードを検出すると、固視灯駆動回路404を作動させて、固視灯駆動回路404により固視灯200を点灯させる。
尚、モード検出用画像信号である暗画像信号としては、黒「000」に近い階調の灰色の信号であっても良いし黒「000」に近い他の色の画像信号であっても良い。
(測定ヘッド4a)
・水平(左右)方向の斜位検査
一方、メイン制御回路314は、マドックスロッド斜位検査用のモードになると共に、図8(a)のように垂直マドックスロッドのためのマドックスロッドレンズ模式図がコントローラ3の表示部3cの検眼窓像Rw′に表示されると、自覚式検眼装置4の制御回路4bの演算制御回路(CPU)45を作動制御して、演算制御回路(CPU)45によりパルスモータM6を駆動制御し、パルスモータM6により回転デスク29を回転させ、図8(b)に示した垂直のマドックスロッドによる線条光MLVを視認させるマドックスロッドレンズ(図示せず)を検眼窓像Rwに臨ませる。
これに伴い、自覚式検眼装置4の制御回路4bの演算制御回路(CPU)45は、パルスモータM8を駆動制御して回転デスク28の水平斜位検査用の水平プリズム(水平補助光学部材:補助光学部材)50を検眼窓像Rwに臨ませる。
この状態で、被検者22が左右の検眼窓Rw,Lwを介して視標表示器2aを視認すると、被検者22の左眼はマドックスロッドレンズ(図示せず)を介して固視灯200を視認することになり、この固視灯200が図8(b)に示した垂直の線光源状のマドックスロッドによる線条光MLVとして視認される。一方、被検者22の右眼は固視灯200が水平プリズム50を介して固視灯200を視認することになるので、被検者22の右眼は固視灯200を丸で示した点光源の視標200′として視認する。
この際、視標表示器2aの表示部2d1には真っ黒の下地色が表示されているので、マドックスロッドによる線条光MLVと点光源の視標200′は、図8(b)に示したように黒の下地に表示されているように視認される。
この視認に際して、コントローラ3のDLの+矢印又は−矢印をタッチするか、コントローラ3のキーボードKBの図示しないダイヤルを回転操作する。これにより、メイン制御回路314の演算制御部316は、自覚式検眼装置4の演算制御回路(CPU)45を介してパルスモータPrmを駆動制御し、このパルスモータPrmにより水平プリズム50のプリズム値を増減変化させて、水平プリズム50のプリズム値を変える。この操作により、被検者22に視認されている視標200′と垂直のマドックスロッドによる線条光MLVが相対的に接近・離反する。従って、検者は、この操作により視標200′と垂直のマドックスロッドによる線条光MLVが一致したか否かを被検者22の応答から確認し、一致したときのプリズム値から被検者22の水平方向の斜位がどの程度かを知ることができる。
尚、水平プリズム50のプリズム値は、水平プリズム50を駆動するパルスモータPrmの回転駆動方向及び回転駆動のパルス数から求めることができる。
・垂直(上下)方向の斜位検査
また、図9(a)のように水平マドックスロッドのためのマドックスロッドレンズ模式図が表示部3cの検眼窓像Lw′に表示されると、自覚式検眼装置4の制御回路4bの演算制御回路(CPU)45を作動制御して、演算制御回路(CPU)45によりパルスモータM6を駆動制御し、パルスモータM6により回転デスク29を回転させ、図9(b)に示した水平のマドックスロッドによる線条光MLHを視認させるマドックスロッドレンズ(図示せず)を検眼窓像Rwに臨ませる。
これに伴い、自覚式検眼装置4の制御回路4bの演算制御回路(CPU)45は、パルスモータM8を駆動制御して回転デスク28の垂直斜位検査用の垂直プリズム(水平補助光学部材:補助光学部材)51を検眼窓像Rwに臨ませる。
この状態で、被検者22が左右の検眼窓Rw,Lwを介して視標表示器2aを視認すると、被検者22の右眼はマドックスロッドレンズ(図示せず)を介して固視灯200を視認することになり、この固視灯200が図9(b)に示した線光源状の水平のマドックスロッドによる線条光MLHとして視認される。一方、被検者22の左眼は固視灯200が垂直プリズム51を介して固視灯200を視認することになるので、被検者22の左眼は固視灯200を丸で示した点光源の視標200′として視認する。
この際、視標表示器2aの表示部2d1には真っ黒の下地色が表示されているので、マドックスロッドによる線条光MLHと点光源の視標200′は、図9(b)に示したように黒の下地に表示されているように視認される。
この視認に際して、コントローラ3のDLの+矢印又は−矢印をタッチするか、コントローラ3のキーボードKBの図示しないダイヤルを回転操作する。これにより、メイン制御回路314の演算制御部316は、自覚式検眼装置4の演算制御回路(CPU)45を介してパルスモータPrm′を駆動制御し、このパルスモータPrm′により垂直プリズム51のプリズム値を増減変化させて、垂直プリズム51のプリズム値を変える。この操作により、被検者22に視認されている視標200′と垂直のマドックスロッドによる線条光MLHが相対的に接近・離反する。従って、検者は、この操作により視標200′と垂直のマドックスロッドによる線条光MLHが一致したか否かを被検者22の応答から確認し、一致したときのプリズム値から被検者22の垂直方向の斜位がどの程度かを知ることができる。
尚、垂直プリズム51のプリズム値は、垂直プリズム51を駆動するパルスモータPrm′の回転駆動方向及び回転駆動のパルス数から求めることができる。
[他の実施例]
視標表示器2aは上述したように方形状のケース2cと表示器本体(液晶表示器本体)2dを有し、ケース2cは方形状枠部2c2を有する。そして、上述した実施例では方形状枠部2c2の上辺部Cusに斜位検査等に用いる固視灯200を画面外ランプとして取り付けた例を示したが、画面外ランプは必ずしも固視灯200に限定されるものではない。例えば、グレア (glare、眩輝)テスト等を行うためのLED等の画面外ランプを視標表示器2aに設けた構成としても良い。
図10は、グレアテスト(グレア検査)を行うための画面外ランプを視標表示器2aに設けた例を示したものである。この図10では、例えば画面外ランプとして複数のLED等の発光ランプ500をケース2cの方形状枠部2c2の上辺部Cus,側辺部CsL,側辺部CsR,下辺部Cds等にそれぞれ設けることにより、複数の発光ランプ500を表示画面である表示部2d1の周囲に配設した例を示したものである。
この実施例では、コントローラ3の操作により図示を省略したメニューからグレアテストを選択した後、キーボードKB,マウス3b,表示部3cのタッチパネル部等の操作をして、この操作信号をメイン制御装置1にメイン制御回路314に入力して、この操作信号に応じたチャート(検眼用画像)をコントローラ制御回路43を介して表示部3cに表示させる。
そして、メイン制御回路314は、コントローラ3の表示部3cにチャート(検眼用画像)が表示させられると、表示部3cの提示チャート表示部Gbに表示されたチャート(検眼用画像)の画像データの画像信号を視標表示器2aの表示器固有情報(EDIDに基づくデータ)に応じた条件で図11の視標表示器2aの視標表示制御回路400に入力する。
この際、メイン制御回路314は、グレアテストの検眼モードであることを示すグレアテスト特有のモード検出用画像信号としてグレアテストモード検出用画像信号を視標表示制御回路400に入力する画像信号に含ませるようになっている。
このグレアテストモード検出用画像信号としては、例えばグレアテストモード検出用画像を視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1のチャート(検眼用画像)が表示される部分から外れた部分に表示させる画像信号としても良い。このグレアテストモード検出用画像は、例えば表示部(表示画面)2d1の周縁部に沿って部分的に又は周縁部全周に表示させても良い。グレアテストモード検出用画像は、文字であっても良いし、チャート(検眼用画像)が表示される部分とはコントラストを変えた単一色の画像であっても良い。
そして、図11の視標表示制御回路400の演算制御回路402は、入力される画像信号にグレアテスト特有のモード検出用画像信号が含まれているのを検出すると、グレアランプ駆動回路406を作動制御して、グレアランプ駆動回路406によりグレアランプ500を点灯させる。
この状態で、視標表示器2aの表示部(表示画面)2d1に例えば視力検査に用いるランドルト環等の視標を表示させ、被検者22に見え方を確認することにより被検者22の視力を検査する。尚、本実施例では、視力検査に用いるランドルト環を一例として示したが、グレアテストで表示部(表示画面)2d1に表示させる視標(チャート)は視力検査に用いる視標に限定されるものではない。
以上説明したように、この発明の実施の形態の検眼システムは、表示画面である表示部2d1に視標を表示させる表示器本体2dが設けられた視標表示器2aと、前記視標表示器2aの前記表示画面の外に設けられて被検眼の検査に用いられる画面外ランプ(固視灯200,グレアランプ500等)と、 選択された視標の画像信号を前記視標表示器2aに入力して前記表示画面に前記画像信号による画像を表示させるメイン制御回路314が設けられた制御手段(メイン制御装置1)と、を備えている。しかも、前記メイン制御回路314は、前記画面外ランプ(固視灯200,グレアランプ500等)の点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が前記画像信号に含まれる場合に、前記画面外ランプ(固視灯200,グレアランプ500等)を点灯させるようになっている。
この構成によれば、視標表示器2aに設けられた表示画面外ランプ(固視灯200,グレアランプ500等)の点灯制御を少ない部品点数で行うことができる。
また、この発明の実施の形態の検眼システムにおいて、画面外ランプは前記表示画面の上側に設けられた固視灯200であり、前記モード検出用画像信号はマドックスロッドを用いた斜位検査の信号としている。
この構成によれば、視標表示器2aに設けられた表示画面外ランプを固視灯200とし、モード検出用画像信号をマドックスロッドを用いた斜位検査の信号としているので、マドックスロッドを用いた斜位検査のための固視灯200の点灯制御を少ない部品点数で行うことができる。尚、固視灯の点灯のためのモード検出用画像信号を黒又は黒に近い色の暗画像信号としているが、固視灯の点灯のためのモード検出用画像信号は黒又は黒に近い色の暗画像信号に限定されるものではない。例えば、黒又は黒に近い色の暗画像信号を出力する前に、マドックスロッドを用いた斜位検査用のチャートの画像信号を固視灯の点灯のためのモード検出用画像信号として視標表示器2aに入力しても良い。また、固視灯の点灯のためのモード検出用画像信号として、黒又は黒に近い色の画像及びこの黒又は黒に近い色の画像と区別のつかない程度に同じ色の画像が表示画面に同時に表示されるような画像信号としても良い。
更に、この発明の実施の形態の検眼システムにおいて、前記モード検出用画像信号は黒又は黒に近い色の暗画像信号となっている。
この構成によれば、モード検出用画像信号は黒又は黒に近い色の暗画像信号となっているので、斜位検査のための固視灯の点灯制御を迅速に実行できる。
また、この発明の実施の形態の検眼システムにおいて、画面外ランプは前記表示画面の周囲に設けられたグレアランプ500であり、前記モード検出用画像信号はグレアテストモード検出用画像信号を含まれている。
この構成によれば、視標表示器2aに設けられた表示画面外ランプをグレアランプ500とし、モード検出用画像信号をグレアテストモード検出用画像信号としているので、グレアテストのためのグレアランプ500の点灯制御を少ない部品点数で行うことができる。
この発明の実施の形態の記載の検眼システムにおいては、画面外ランプの点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が画像信号に含まれる場合に、画面外ランプを点灯させることとしたが、モード検出用画像信号は、特定のものに限られない。例えば、画像表示に用いられてない制御信号をモード検出用画像信号として用いても良い。また、画像信号に含まれていた特定の画像信号がカットされた際に画面表示をやめ、画面外ランプを点灯させるように構成してもよい。例えば、画像信号の水平同期信号、垂直同期信号のうちどちらかがカットされると、画像表示が正常に行われなくなる。よって画面表示をやめ、画面外ランプを点灯させる。このように画像信号に水平同期信号と垂直同期信号が含まれている場合に、画像信号に含まれていた水平同期信号(又は垂直同期信号)がカットされたとき、水平同期信号の含まれない画像信号(又は垂直同期信号含まれない画像信号)を、検眼モードのモード検出用画像信号と判断し、前記画面外ランプを点灯させるように構成してもよい。
1・・・メイン制御装置
2・・・視標提示装置
2a・・・視標表示器
2d・・・表示器本体
2d1・・・表示部(表示場面)
3・・・コントローラ(視標選択装置)
200・・・固視灯(表示画面外ランプ)
314・・・メイン制御回路
500・・・グレアランプ(表示画面外ランプ)

Claims (5)

  1. 表示画面である表示部に視標画像を表示させる表示器本体が設けられた視標表示器と、
    前記視標表示器に表示させる視標画像を選択するための選択手段と、
    前記視標表示器の前記表示画面の外に設けられて被検眼の検査に用いられる画面外ランプと、
    前記視標表示器に設けられ、前記表示画面の表示制御を行うとともに前記画面外ランプの点灯制御を行う視標制御装置と、
    選択された視標画像の画像信号を前記視標制御装置に入力するメイン制御手段と、を備え、
    前記視標制御装置は、前記メイン制御手段から前記画像信号が入力されると前記表示画面に前記画像信号による視標画像を表示させるとともに、前記画面外ランプの点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が前記画像信号に含まれる場合に前記画面外ランプを点灯させることを特徴とする検眼システム。
  2. 請求項1に記載の検眼システムにおいて、前記画面外ランプは前記表示画面の周囲に設けられたグレアランプであり、前記モード検出用画像信号はグレアテストモード検出用画像信号を含むことを特徴とする検眼システム。
  3. 表示画面である表示部に視標画像を表示させる表示器本体が設けられた視標表示器と、
    前記視標表示器に表示させる視標画像を選択するための選択手段と、
    前記視標表示器の前記表示画面の外に設けられて被検眼の検査に用いられる画面外ランプと、
    選択された視標画像の画像信号を前記視標表示器に入力して前記表示画面に前記画像信号による視標画像を表示させるメイン制御手段と、を備える検眼システムであって、
    前記メイン制御手段は、前記画面外ランプの点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が前記画像信号に含まれる場合に、前記画面外ランプを点灯させ、
    前記画面外ランプは前記表示画面の上側に設けられた固視灯であり、
    前記モード検出用画像信号はマドックスロッドを用いた斜位検査の信号であることを特徴とする検眼システム。
  4. 請求項3に記載の検眼システムにおいて、前記モード検出用画像信号は黒又は黒に近い色の暗画像信号であることを特徴とする検眼システム。
  5. 表示画面である表示部に視標画像を表示させる表示器本体が設けられた視標表示器と、
    前記視標表示器に表示させる視標画像を選択するための選択手段と、
    前記視標表示器の前記表示画面の外に設けられて被検眼の検査に用いられる画面外ランプと、
    選択された視標画像の画像信号を前記視標表示器に入力して前記表示画面に前記画像信号による視標画像を表示させるメイン制御手段と、を備える検眼システムであって、
    前記メイン制御手段は、前記画面外ランプの点灯を必要とする検眼モードのモード検出用画像信号が前記画像信号に含まれる場合に、前記画面外ランプを点灯させ、
    前記モード検出用画像信号としては、水平同期信号,垂直同期信号のうち一方の信号のみが含まれる画像信号としたことを特徴とする検眼システム。
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