JP5749165B2 - 機械式立体駐輪設備 - Google Patents

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Description

本発明は機械式立体駐輪設備の搬送手段・昇降手段に関するものでる。
近年、自転車の増加により,都市部では、狭い土地空間で有効に駐輪台数をふやすことができる、近年立体駐輪設備が主流となりつつある。
そして、自転車の収納保管する自転車保管棚を積層構造にして自転車の収納台数を増やし、収納取り出しの利便を考慮して、各段の自転車保管棚で自転車を起立状態で水平方向に搬送する自転車搬送手段と、自転車を所定段の前記自転車保管棚まで移載させる昇降させる自転車移載手段とを備えていることが一般的である。
この立体駐輪場の収納及び取り出しに関しての技術としては、代表的なものとして、特許文献1(特許第3255607号公報)に示す如く、自転車の移載空間を立体駐輪設備に中心設けるもの、また、特許文献2(特開2006−152537号公報)に示す如く、自転車の移載空間を立体駐輪設備の外側に設けるものが提案されている。
特許文献1に示す技術では、自転車保管庫内には上下に間隔をあけて複数段、自転車保管棚が設けられている。自転車保管棚はその内壁に自転車保持機構が自転車保管庫の中心軸を中心として放射線状に配されたものから構成されている。そして、前記保管棚の中心軸線上に沿い自転車昇降通路を設け、自転車昇降通路内を自転車搬送機で昇降し、自転車保管棚の空いている所定位置まで昇降し、自転車搬送機に設けている旋回手段で旋回した後、自転車をスライド機構32により水平方向に移載し自転車を所定位置に保管する。
また、特許文献2に記載の技術は、自転車の出し入れを自動的に行わせる技術であり、複数段の自転車保管棚の外側に、昇降手段を設けている。そして、自転車が出入り口から昇降台上に載せられると自転車は、昇降手段によって所定段の自転車保管棚まで上昇して搬送された後、昇降台はガイドレールとともに放射線状に配列された自転車保持機構の所定の自転車保持機構の位置まで旋回手段によって旋回し、自転車は水平移動する自転車把持機構により昇降台から自転車保持機構に載せられる。
特許第3255607号公報 特開2006−152537号公報
特許文献1による技術では、自転車昇降通路と自転車保管庫とは共に円筒状に前記保管庫の中心軸線に沿って形成され、自転車昇降通路の径は自転車保管庫の径に比べて小径であるが、自転車昇降通路が保管庫の中心軸にあり自転車昇降通路の径の外に自転車保管庫が形成されるので必要敷地面積が大きくなり、少なくとも約直径7m程度の敷地を要する。従って、一般建築物に不向きな土地の有効利用が必要なので不向きとなる場合が多く、今後建設される駐輪場の付置義務が法制化されつつあるマンション敷地内での駐輪設備としても49mあればマンション用途に使用出来適切であるとは言い難い。
また、特許文献2による技術では、複数段の自転車保管棚の外側に、昇降手段を設けている為、必ずしも土地の有効利用を図ることが出来ない。
そして、自転車を自転車保管棚の所定の位置に移載するに際して、特許文献1、の技術では、昇降台に設けた旋回手段及び移載機構を有し自転車を自転車保管棚の所定の位置に移載する。また特許文献2に記載の技術では、昇降機上の移載機を介し自転車を自転車保管棚の所定の位置に移載する。
このように、移載に際し特有の装置が必ず必要となり,機構自体が複雑となり自転車の保管、取り出しに際して大幅の時間のロスが大きく、朝夕の使用者が多い時間帯では渋滞が発生し苦情が多かった。
本発明では,比較的小型化が可能で,昇降機、格段保管棚・周回装置の同時運転による短時間で連続入庫、出庫作業が可能な機械式立体駐輪設備を提供するものである。
本発明は、上下に間隔をあけて複数段、水平方向に構築され、自転車を起立状態で保管する自転車保管棚と、自転車保管棚を円状又は横長円状にエンドレスに各段が独立して周回する索体により、自転車を起立状態で水平方向に搬送する自転車搬送手段と、自転車を所定段の前記自転車保管棚まで移載させる昇降させる自転車移載手段とを備えている機械式立体駐輪設備であって、自転車保管棚は、自転車保管時に自転車を収納できる幅以上に間隔を開け水平方向に前記索体に取り付けた保持体取付杆と、U字形又はV字形の自転車車輪挿入保持体を、櫛歯的に間隔を開けて前記保体取付杆の同一方向の片側面に設けてなる自転車保持手段により保持する自転車受部を設け、自転車移載手段は、自転車保管棚の外側に設けた昇降レールを上下に昇降する昇降機と、前記自転車保管棚に向かって昇降機に設けている移載自転車保持体取付杆と、前記自転車車輪挿入保持体と同様な形状のU字形又はV字形であって、前記保体取付杆側面に向かって、自転車車輪挿入保持体と干渉しない位置で、垂直方向に中心線を一致させる角度で,櫛歯的に間隔を開けて設けた移載自転車車輪挿入保持体を、前記移載保持体取付杆の片側面に設けてなる移載自転車保持手段により保持する移載自転車受部を設けることを特徴とする。
また、前記索体に自転車の幅以上に間隔を設けた自転車保持手段の一つを欠落させたこと、或いは、自転車移載手段を自転車保管棚の構内に2以上,又は一つの昇降レールに2以上の昇降機、移載自転車保持体取付杆及び移動自転車車輪挿入保持体を設けることを特徴とする。
本発明の自転車駐輪設備は、自転車を入り口の最下段の自転車保管棚から上方の各段の自転車保管棚への移動は、自転車移載手段で行う。そして、この自転車移載手段は、移載自転車車輪挿入保持体を自転車移載手段により単純に上下させることで他の棚への移載を行うことが出来るもので,設備自体が簡易な構成となり、比較的小型化が可能で,昇降機、各段保管棚・周回装置の同時運転による短時間で連続入庫、出庫作業が可能な機械式立体駐輪設備を提供することが出来るという利点がある。
本発明の自転車駐輪設備を示す概略斜視図である。 本発明の自転車駐輪設備を示す側面図である。 本発明の自転車駐輪設備の最下段部分の概略平面説明図である。 本発明の自転車駐輪設備の2段より上の段の自転車保管棚の保持体取付杆の取付状態を示す平面説明図である。 本発明の移載自転車を移載時を示す概略平面説明図である。 本発明の自転車車輪挿入保持体と移動自転車車輪挿入保持体の受け渡し状態を示す概略説明図である。 本発明の入庫時の自転車を自転車保管棚に移載状態を示す説明図である。 本発明の自転車駐輪設備の最下段部分に自転車を収納した状態をします正面説明図である。 図8の平面図説明図である。 発明の自転車駐輪設備の最下段部分の自転車搬送手段の正面説明図である。 発明の自転車駐輪設備の最下段部分の自転車搬送手段の正面説明図である。 発明の自転車駐輪設備の2段以上の段の部分の自転車搬送手段の正面説明図である。 発明の自転車駐輪設備の2段以上の段の部分の自転車搬送手段の正面説明図である。 本発明の出庫時の自転車を最下段部分の自転車保管棚に移載状態を示す説明図である。 本発明の横長円状の自転車保管棚の自転車駐輪設備の最下段部分の概略平面説明図である。 本発明の横長円状の自転車保管棚の自転車駐輪設備を示す側面図である。 本発明の横長円状の自転車保管棚の自転車駐輪設備の最下段部分の概略平面説明図である。 本発明の地下に設けた実施例の自転車駐輪設備を示す側面図である。 本発明の2つの自転車移載手段を用いる実施例の自転車駐輪設備を入庫作動説明図である。 本発明の2つの自転車移載手段を用いる実施例の自転車駐輪設備を出庫作動説明図である。
1 自転車
2 自転車保管棚
20 自転車受部
21 自転車車輪挿入保持体
3 自転車搬送手段
30 索体
31 動力源
4 自転車移載手段
40 昇降レール
41 昇降機
42 移載自転車保持体取付杆
43 移動自転車車輪挿入保持体
5 駐輪設備
50 ピット
51 柱
52 自転車出入り口
本発明の機械式立体駐輪設備は、上下に間隔をあけて複数段、水平に構築され、自転車1を起立状態で保管する自転車保管棚2と、自転車保管棚2を円状又は横長円長状にエンドレスに各段が独立して周回する索体30により、自転車を起立状態で水平方向に搬送する自転車搬送手段3と、自転車を所定段の前記自転車保管棚2まで移載させる昇降させる自転車移載手段4により構成されている。
以下、これらについて図面に基づいて説明する。
<自転車保管棚2>
自転車保管棚2は、図1、図2,図15、図16に示すように少なくとも自転車1の高さより高い、1.25m程度の間隔をあけて複数段、水平に構築し、図1〜3に示す円状、又は図15〜16に示す横長円長状にエンドレスに構築している。そして、自転車保管棚2には、自転車を保持する自転車保持手段を設けている。
この自転車保持手段は、保持体取付杆20と自転車車輪挿入保持体21とよりなる。
保持体取付杆20は、後述する自転車搬送手段3の索体30に水平で、ほぼ一定の角度(例えば直角)に取り付けている。これは後述するように,自転車搬送手段3により自転車1を載置する部分が常に一定方向とすることが必要だからである。
保持体取付杆20の側面には、自転車の車輪を保持する自転車車輪挿入保持体21を、前記保体取付杆20の同一方向の片側面,即ち後述する自転車搬送手段3により自転車保管棚2の移動する方向の進行方向前面(又は背面)側に設ける。
自転車車輪挿入保持体21は、U字形又はV字形の棒材又は板材の部材よりなり、櫛歯的に間隔を開けて保持体取付杆20の同一方向の片側面に設ける。櫛歯的な間隔の大きさは、後述する自転車移載手段4に用いている移載自転車保持体取付杆41が挿入し上下に移動可能である間隔幅があることが必要である。
ここで、自転車車輪挿入保持体21の形状は、U字形又はV字形で上部が開口し,少なくとも自転車の車輪を上方から挿入から収納、引出しできる幅である必要がある。
なお,図4,図5に示すように自転車保管棚2の間隔を自転車1の幅ぎりぎりに設ける場合には最下段から2段目以上の自転車保管棚2には、前記した自転車保持手段の一つを図4の点線部分の欠落させる構成とすることが好ましい。これはこの空間を利用して、後述する自転車移送手段により、自転車1を各段間の移動に利用することができるからである。ただ、自転車保管棚2の隣り合った自転車保持手段の間隔が十分ある場合、或いは図15〜17に示す、横長円長状の自転車保管棚の実施例の場合等は,この必要がないことは言うまでもない。
また、索体30及び動力源31は各自転車保管棚2に設けるが、図面上は最下部の自転車保管棚2のみ表示し上部の自転車保管棚2のものは省略する。
<自転車搬送手段3>
自転車搬送手段3は、自転車保管棚2で保管する自転車1を円状又は横長円状にエンドレスに各段が独立して周回させる為のもので、索体30と図6,図8,9に示すように、電動モータ等の動力源31により回動する。そして索体30には,ほぼ直角方向に自転車受部20を設けている。前記自転車保管棚2の自転車を起立状態で保持する自転車車輪挿入保持体21を設けている保持体取付杆20を、水平方向に搬送する。そして、動力源31が作動すると索体30が回動し、自転車1の受け渡しを行う所定の位置まで回動し、回転を停止する。この状態で、移動自転車車輪挿入保持体43との間で自転車1の受け渡しを行う。
<自転車移載手段4>
自転車移載手段4は、自転車1を自転車保管棚2から他の自転車保管棚2に移載する為のものである。そして、その構成は自転車保管棚2の外側に設けた昇降レール40と、昇降レール40を上下に昇降する昇降機41と、昇降機41に設けている移載保持体取付杆42,及び移載自転車車輪挿入保持体43よりなる移載自転車保持手段とよりなる。
ここで、昇降レール40は、例えば強度のあるH型鋼、角型鋼管等で製作し、取り付ける位置は、自転車保管棚2の外側で垂直に設けている。そして、昇降レール40の下端は、後述する移載保持体取付杆42,及び移載自転車車輪挿入保持体43の上部が、自転車保管棚2の最下段の水平面より下方まで昇降機41が移動可能な位置まで設ける。図2においては、ピット50を設けている。即ち、自転車保管棚2と移載保持体取付杆42,及び移載自転車車輪挿入保持体43が干渉しない位置まで、昇降機41が移動可能となっている。
同様に昇降レール40の上端は、移載保持体取付杆42,及び移載自転車車輪挿入保持体43の下部が最上段の自転車保管棚2の水平面より上方まで昇降機41が移動可能な位置まで設ける。
なお、図面では、昇降機41の動力源は記載してないが、特に電動油圧等の適宜の動力を用いることができる。
次に、移載自転車保持手段は、移載保持体取付杆42,及び移載自転車車輪挿入保持体43よりなる。
移載保持体取付杆42は、鉄材等強度の十分ある材質により形成し、前記昇降機41の前面に固定する。固定する向きは、前記自転車保管棚2に向かって設けている。そして、移載自転車保持体取付杆42には、前記した自転車車輪挿入保持体21と同様な形状のU字形又はV字形で形成し、櫛歯的に間隔を開けて移載自転車車輪挿入保持体43を設けている。そしてこの櫛歯的に間隔を開けている移載自転車車輪挿入保持体43は、前記した自転車受部20に向かって自転車車輪挿入保持体21と干渉しない位置で、かつ自転車車輪挿入保持体21と中心線を垂直方向に一致させる角度で,移載自転車車輪挿入保持体42の片側面に設ける自転車保持手段により保持する移載自転車受部を設ける。
図6は、本発明の自転車車輪挿入保持体21と移動自転車車輪挿入保持体43に於いて自転車1の受け渡し状態を示す概略説明図である。
ここで、自転車受部20,及び自転車車輪挿入保持体21は実線で表し、昇降レール40、昇降機41、移載自転車保持体取付杆42及び移動自転車車輪挿入保持体43は点線で表している。
ここで、前述した動力源31により索体30が作動し、自転車受部20及び自転車車輪挿入保持体21が回動し、図6(a)の状態から、所定の受け渡し位置の図6(b)まで移動し回動を停止する。
この状態で,昇降レール40上を,昇降機41により移載自転車保持体取付杆42、及び移動自転車車輪挿入保持体43が上昇又は下降すると、自転車車輪挿入保持体21と移動自転車車輪挿入保持体43は互いに干渉しない位置で、垂直方向に中心線が一致していることより、移動自転車車輪挿入保持体43は自転車車輪挿入保持体21に制限されることなく上下に移動が可能である。従って、移動自転車車輪挿入保持体43上に自転車1が載置されている場合、移動自転車車輪挿入保持体43を上方から下降させると、自転車1は自転車車輪挿入保持体21に保持され,移動自転車車輪挿入保持体43はそのまま下方に移動することが可能となる。また逆に、自転車車輪挿入保持体21上に自転車1がある場合には、移動自転車車輪挿入保持体43を下方から上昇させると、移動自転車車輪挿入保持体43が、自転車車輪挿入保持体21より上方に位置した時点で自転車1を移動自転車車輪挿入保持体43に保持移載することができる。この動作を組み合わせて自転車1の移載を行うものである。
なお、図中5は駐輪設備、51は柱、52は自転車出入り口である。
次に、自転車駐輪設備の自転車の入庫を図7〜図13に基づき説明する。
図8,図9に示すように、自転車1を駐輪設備5の自転車出入り口51から引き入れ最下段の自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21に挿入する。このとき自転車出入り口51には自転車1を、自転車車輪挿入保持体21に挿入しやすいように図示はしないガイド等を設けることが好ましい。
このように、自転車車輪挿入保持体21に挿入された自転車1は図3のAの位置から、動力源31の回動し索体30を動作に伴って、索体30に取り付けられている自転車受け部20を介し,自転車車輪挿入保持体21も回動する。そして、自転車保管棚2全体が回動し、図3のBの位置まで移動する。
自転車車輪挿入保持体21が自転車車輪挿入保持体43の真上に来たとき自転車保管棚2の回転が止まる(図7(a)及び図10)。この後、昇降レール40を移動可能な昇降機41が上昇する。昇降機41には、移載自転車保持体取付杆42及び移動自転車車輪挿入保持体43が設けられており、自転車1は、車輪を載置する形で自転車車輪挿入保持体43に保持されているが、真下の下方から移動自転車車輪挿入保持体43が上昇してくる。自転車車輪挿入保持体21と移動自転車車輪挿入保持体43の中心線が垂直方向に一致しており、また、自転車車輪挿入保持体21と移動自転車車輪挿入保持体43は、それぞれ櫛歯的に間隔を開けてお互いが向かって干渉しない位置に設けてある。このため、下方の移動自転車車輪挿入保持体43を上昇させると、自転車車輪挿入保持体21に保持している自転車1は、すくい上げられるように下方から来た移動自転車車輪挿入保持体43に保持される(図7(b)及び図11)。
なお、自転車1が持ち上げられた後の自転車車輪挿入保持体21は図3Cに示すように,からの状態となっており、自転車保管棚2を回転させ,次の自転車の収納に供することが出来る。
このようにして移動自転車車輪挿入保持体43に移載された自転車1は、保管する自転車保管棚2の所定の自転車車輪挿入保持体21の直上空間まで移動する(図7(c)及び図12)。この後、昇降機41を下方に移動させると、移動自転車車輪挿入保持体43に保持されている自転車1は、自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21に保持が移動する(図7(d)及び図13)。この後、移動自転車車輪挿入保持体43は,次の入庫がある場合にはそのまま下降し、最下段の下方まで移動し次の移載の準備を行う。
このように,本発明では、自転車1の受け渡しが短時間で行うことが出来る為、自転車1を駐輪設備5の自転車出入り口51から引き入れ最下段の自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21に挿入する動作時間は、最下段の自転車保管棚2が停止しており、この時間内で,最下段の自転車を上方に持ち上げが可能となっており。連続的な入庫作業を行うことが可能となる。
図14は、自転車駐輪設備の自転車の出庫の状況を示すもので、出庫する目的の自転車1が入っている自転車保管棚2の動力源31を作動させ,索体30により、自転車保管棚21を移動させ、自転車移載手段4のある昇降レール40の所定の位置まで移動させ回転を停止させる。
この後、或いは前記移動動作と並行して、移動自転車車輪挿入保持体43を上方に移動させ、出庫する所定の自転車保管棚2の自転車1を、下からすくい上げる(図14(b)(c))。この後自転車保管棚2を回動させ、移動自転車車輪挿入保持体43の下方で、自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21等と干渉しない位置まで来たら、移動自転車車輪挿入保持体43を下方に移動させ(図14(d))、最下段の自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21に自転車1を受け渡す(図14(e))この後、自転車1の所有者が自転車1を駐輪設備5の自転車出入り口51から取り出し出庫を終える。
図15〜図17の横長円長状にエンドレスに構築した実施形態では、前記自転車保管棚2から自転車1の入庫,出庫の移載動作は前記円形の自転車保管棚2の例と同様である。ただ、この実施の形態では、柱51を中心として自転車1が、回動し角度が少し変わるだけで前記した移動自転車車輪挿入保持体43と自転車車輪挿入保持体21が干渉することがない為、特に自転車保持手段の一つを欠落させる必要はない。またこの実施例においては、このように横長円状にエンドレスに構築したものにあっては、収容台数が多くとれることより、自転車移載手段4を2カ所以上設け、自転車出入り口51を2カ所以上設け入庫出庫の効率を高めることが可能である。
図18は、他の実施の形態では、駐輪設備5を地下に設ける構成を示したもので、地上に設ける機構と全く同様な作動原理で設備を構築することが出来る。
この実施の形態に於いて、前記図1〜図17の実施例でも使用することが出来るが、一つの昇降レール40に二つの昇降機41を設けそれぞれ独立して作動させるものである。このように独立して動かすことで各自転車保管棚2も、各段ごとに独自に移動させることで効率的に自転車1の入庫格納を行うことが出来る。
この2つの自転車移載手段4を用いる例を図19、図20に示す。
図19は、自転車1の入庫に際しての作動概略図である。
2台の自転車移載手段4となる移動自転車車輪挿入保持体43が、最下段の自転車車輪挿入保持体21の下方に位置する(図19(a))。この状態から上方に位置する移動自転車車輪挿入保持体43aを上昇させる(図19(b))。この後、最下段の自転車保管棚2を回転させ次の自転車車輪挿入保持体21を自転車移載手段4の所定の位置に移動させる。このときこの回転時動作と並行して移動自転車車輪挿入保持体43aは、上昇動作をする(図19(c))。下方の移動自転車車輪挿入保持体43bを上昇させて最下段の2台目の自転車1を保持して上方に移動させる。また1台目の移動自転車車輪挿入保持体43aは所定の保管する位置の自転車車輪挿入保持体21に自転車1を受け渡し,下方に移動する(図19(d))。次に、下方の移動自転車車輪挿入保持体43bが比較的下段(例えば2段目或いは3段目)の自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21に移載を行い(図19(e))、移動自転車車輪挿入保持体43bは,下方に移動し(図19(f))、次の移載に備える。そして、移動自転車車輪挿入保持体43aも同様に移動開始前の状態に戻る(図19(g))。
図19に於いて、説明の簡略から移動自転車車輪挿入保持体43は移動開始前の状態で説明したが、入庫の状況に応じて上方に位置する移動自転車車輪挿入保持体43aを段の途中に留め置き、下方に位置する移動自転車車輪挿入保持体43bを、2段目若しくは3段目までの自転車1の移載を行う。そして移載を行った自転車1を上方の位置する移動自転車車輪挿入保持体43aが、より高い位置に再度移動させる移載を行っても良いことは言うまでもない。
図20は、自転車1の出庫に際しての作動概略図である。
2台の自転車1を出庫する1例を説明する。まず移動自転車車輪挿入保持体43a,bが最下段の自転車車輪挿入保持体21の下方に位置する(図20(a))。この状態から上方に移動し、上下の移動自転車車輪挿入保持体43a、bは、それぞれ所定の自転車保管棚2の自転車車輪挿入保持体21の直下まで移動する(図20(b))。この後、自転車1を下方の移動自転車車輪挿入保持体43bに移載する。この後自転車保管棚2が回転し,下方に自転車車輪挿入保持体21がなくなった時点で,移動自転車車輪挿入保持体43bは下方に移動する(図20(c))。上方の自転車1は、同様に上方の移動自転車車輪挿入保持体43aに移載し、自転車保管棚2が回転し,下方に自転車車輪挿入保持体21がなくなった時点で,移動自転車車輪挿入保持体43bは下方に移動する(図20(d))。
上方の移動自転車車輪挿入保持体43が移載時或いは、下降を始めたあたりで,下方に位置する移動自転車車輪挿入保持体43bは最下段の自転車車輪挿入保持体21の直上に位置し、自転車1を最下段の自転車保管棚2に移載する(図20(d))。この後,最下段の自転車保管棚2が回動し(図20(e))、自転車出入り口52から出庫することができる。この後、上方の移動自転車車輪挿入保持体43aは、真下に次の自転車車輪挿入保持体21が位置し(図20(f))、ここに自転車1を載置し(図20(g)),前記と同様自転車保管棚2が回転し出庫が可能となる。
本発明は、自転車の入庫、出庫の際に簡易な構成で、機械式立体駐輪設備内で自転車の受け渡しがスムーズに行え、しかも短時間で自転車の受け渡しが行え、大規模な駐輪設備の用途にも適用できる。

Claims (4)

  1. 上下に間隔をあけて複数段、水平方向に構築され、自転車を起立状態で保管する自転車保管棚と、
    自転車保管棚を円状又は横長円状にエンドレスに各段が独立して周回する索体により、自転車を起立状態で水平方向に搬送する自転車搬送手段と、
    自転車を所定段の前記自転車保管棚まで移載させる昇降させる自転車移載手段とを備えている機械式立体駐輪設備であって、
    自転車保管棚は、自転車保管時に自転車を収納できる幅以上に間隔を開け水平方向に前記索体に取り付けた保持体取付杆と、U字形又はV字形の自転車車輪挿入保持体を、櫛歯的に間隔を開けて前記保体取付杆の同一方向の片側面に設けてなる自転車保持手段により保持する自転車受部を設け、
    自転車移載手段は、自転車保管棚の外側に設けた昇降レールを上下に昇降する昇降機と、前記自転車保管棚に向かって昇降機に設けている移載自転車保持体取付杆と、前記自転車車輪挿入保持体と同様な形状のU字形又はV字形であって、前記保体取付杆側面に向かって、自転車車輪挿入保持体と干渉しない位置で、垂直方向に中心線を一致させる角度で,櫛歯的に間隔を開けて設けた移載自転車車輪挿入保持体を、前記移載保持体取付杆の片側面に設けてなる移載自転車保持手段により保持する移載自転車受部を設けることを特徴とする機械式立体駐輪設備。
  2. 前記索体に自転車の幅以上に間隔を設けた自転車保持手段の一つを欠落させたことを特徴とする請求項1記載の機械式立体駐輪設備。
  3. 自転車移載手段を自転車保管棚の構内に2以上設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の機械式立体駐輪設備。
  4. 一つの昇降レールに2以上の昇降機、移載自転車保持体取付杆及び移動自転車車輪挿入保持体を設けることを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか記載の機械式立体駐輪設備。
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JP2000096865A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Giken Seisakusho Co Ltd 二輪車駐車装置の格納機構
JP2001123693A (ja) * 1999-10-23 2001-05-08 Keiwa Kogyo:Kk 自転車の駐輪装置

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