JP5747925B2 - 画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラムに関し、特に、可視光通信を利用する画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)や、ファクシミリ装置、複写機、及びプリンタなどがある。
ところで、可視光通信が、複数の機器間の通信に用いられる例がある。下記特許文献1には、可視光通信を受信できるカメラ付き携帯端末の構成が開示されている。
下記特許文献2には、照明装置と端末とで通信を行う照明システムにおいて、端末の位置が、通信可能エリアとなっているか否かを判別することによって、端末の電力消費を低減することが開示されている。
下記特許文献3には、画像形成装置とその画像形成装置に印刷要求を出力するクライアント端末との相対的な位置関係が変更されても、端末から画像形成装置への印刷要求を好適に処理できるようにするネットワーク印刷システムの一例が開示されている。
特開2005−218067号公報 特開2009−55481号公報 特開2011−28347号公報
ところで、近年、BYOD(Bring Your Own Device)方針が採用されるなど、業務環境下におけるユーザ各自の情報端末(例えば、いわゆるスマートフォンやタブレット端末など携帯端末)の利用が進展している。このような情報端末と、同じ利用環境下に設置されている画像形成装置とで構成される画像形成システムの利便性を向上させる解決策として、拡張現実技術を用いるものが考えられる。例えば、画像形成装置のステータス情報を、情報端末のカメラ画像に拡張現実として関連付けて表示することで、画像形成装置の利便性向上を図ることが考えられる。
図26は、拡張現実を利用した画像形成システムにおける情報端末の利用例を示す画面図である。
図26に示されるように、上記のような画像形成システムにおいては、情報端末801のカメラの撮影画像中(情報端末801の表示装置831に表示されている)において、画像形成装置802,803とその画像形成装置802,803に関連する拡張現実上の情報841a,841b(このような場合、エアタグ841a,841bと呼ぶことがある)とを合わせて表示させることが行われる。
このように拡張現実を伴う表示を行う場合には、拡張現実上のエアタグ841a,841bと、実際の画像形成装置802,803の位置とを関連付けるための手法としては、GPS(衛星利用測位システム)によって得られた位置情報を用いることが考えられる。例えば、GPSにより測位して得た位置情報と、エアタグサーバ経由で取得した画像形成装置802,803の位置情報とを利用することができる。しかしながら、このようなGPSを用いた方式では、GPSの位置認識精度によっては位置に誤差が生じる場合があり、特に、室内ではさらにその誤差が大きくなる場合がある。このようにエアタグ841a,841bとの関連付けに用いる位置情報に誤差があると、適切にエアタグ841a,841bを表示させることができないという問題がある。
このような問題に対して、可視光通信によって位置情報やエアタグ841a,841bの情報を送受信することにより、拡張現実を伴う表示を行うことが考えられる。可視光通信を利用する場合には、画像形成装置802,803に設けたLED(発光ダイオード)等の発光体を情報端末801のカメラなどの受光部で撮影し、その撮影部分と、可視光通信で得られたエアタグ841a,841bとを重ねて表示するようにすることが考えられる。この場合、GPSにより測位して得た位置情報を用いてエアタグ841a,841bを表示する場合と比較して、現実上の対象物と拡張現実上のエアタグ841a,841bとを精度よく対応付けて、情報端末801などの表示装置831上に表示することができる。
しかしながら、上記のように可視光通信を利用してエアタグ841a,841bを表示させるには、いくつかの問題がある。すなわち、画像形成装置802,803が低電力モードであるとき、画像形成装置802,803側(発光側)の発光体の点灯がオフになる。そうすると、情報端末801側(受光側)では、エアタグ841a,841b等の情報を受信することができなくなる。反対に、情報端末801側で常にエアタグ841a,841b等の情報を受信することができるようにすると、画像形成装置802,803が低電力モードで動作しているときにも発光体の点灯をオンにしておく必要があり、その分の電力が消費されるという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、消費電力が低く、かつ、利便性が高い画像形成システム、画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、発光部を有する画像形成装置と、画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末とを有する画像形成システムは、画像形成装置は、発光部を用いた可視光通信により、画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部と、可視光送信部の動作を制御する送信制御部とを備え、情報端末は、受光部と、受光部で可視光を受光して得られた情報に基づいて、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、情報取得部は、情報端末で情報取得部が動作可能になったとき、通常通信で画像形成装置と通信を行うことにより送信制御部に発光通信開始依頼を行い、送信制御部は、情報取得部から発光通信開始依頼を受けた場合であって可視光送信部が発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、発光部を用いた情報の送信を実行させる。
好ましくは、受光部は、カメラであり、情報取得部は、受光部で撮影した画像情報から、送信側から発せられる可視光通信情報を取得する。
好ましくは、情報取得部は、情報端末で所定のアプリケーションが起動されたときに機能可能となり、送信制御部は、情報端末で所定のアプリケーションが起動されたタイミングに応じて、発光通信開始依頼を行う。
好ましくは、情報取得部は、発光通信開始依頼を行うとき、通常通信により情報端末と通信可能なすべての画像形成装置に対して、発光通信開始依頼をブロードキャストする。
好ましくは、情報取得部は、発光通信開始依頼を行ったとき、その発光通信開始依頼を行った相手の画像形成装置を記憶し、記憶している画像形成装置に対してのみ、次の発光通信開始依頼を行う。
この発明の他の局面に従うと、それぞれ発光部を有する情報処理装置及び画像形成装置と、情報処理装置及び画像形成装置との間で可視光通信可能な情報端末とを備え、情報処理装置が、情報端末及び画像形成装置のそれぞれとの間で、可視光通信とは異なる態様の通常通信を行う画像形成システムは、画像形成装置は、通常通信により、画像形成装置自身に関する装置情報を情報処理装置に対して送信する装置間送信部を備え、情報端末は、カメラと、カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、情報取得部により取得された可視光通信情報に基づいて表示を行う表示部と、自身が向いている方角を検知する方角検知部と、カメラで撮影された画像に情報処理装置及び画像形成装置が含まれるとき、情報処理装置と画像形成装置との位置関係に関する位置関係情報を方角検知部を用いて取得し、その位置関係情報又は位置関係情報に基づく情報を少なくとも情報処理装置に送信する位置関係送信部とを備え、情報処理装置は、位置関係送信部から送信される情報に基づいて、情報処理装置と画像形成装置との相対位置情報を取得する位置取得部と、発光部を用いた可視光通信により、情報端末に情報を送信する可視光送信部とを備え、情報端末がカメラで撮影を行っているとき、可視光送信部は、位置取得部が取得した相対位置情報及び画像形成装置から送信された装置情報を可視光通信情報として情報端末に送信し、表示部は、可視光送信部から送信された相対位置情報に基づいて、カメラで撮影された画像に画像形成装置が含まれるか否かを判断し、画像形成装置が画像に含まれるときには、相対位置情報に基づいて、装置情報を表示する。
好ましくは、位置関係情報は、方向検知部で検知された方角情報と、情報端末から情報処理装置までの距離を算出して得られる第1の距離情報と、情報端末から画像形成装置までの距離を算出して得られる第2の距離情報と、情報処理装置及び画像形成装置のそれぞれから可視光通信により得られた、その装置の固有情報とを含む。
好ましくは、位置関係送信部は、位置関係情報を少なくとも情報処理装置に送信し、位置取得部は、情報端末から送信された位置関係情報に基づいて、相対位置情報を算出して取得する。
好ましくは、位置関係送信部は、取得した位置関係情報に基づいて、情報処理装置と画像形成装置との位置関係を示す相対位置情報を算出し、相対位置情報を少なくとも情報処理装置に送信し、位置取得部は、情報端末から送信された相対位置情報を取得する。
好ましくは、情報処理装置は、画像形成装置とは異なる第2の画像形成装置であり、可視光送信部は、可視光通信情報を送信するとき、さらに、情報処理装置に関する装置情報を情報端末に送信し、表示部は、情報処理装置と画像形成装置とが共に画像に含まれるときには、相対位置情報に基づいて、それぞれの装置について、可視光送信部から送信された、その装置に対応する装置情報を表示する。
好ましくは、情報取得部は、可視光通信情報に含まれる、情報処理装置の装置情報と画像形成装置の装置情報とを分割し、表示部は、カメラで撮影された画像に情報処理装置及び画像形成装置が含まれるとき、その画像中で情報処理装置に対応する位置に情報処理装置の装置情報を付与し、かつ、その画像中で画像形成装置に対応する位置に画像形成装置の装置情報を付与して、画像を表示する。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有する画像形成装置と、画像形成装置との間で可視光通信可能な情報端末と、情報端末及び画像形成装置のそれぞれとの間で通信を行う情報処理装置とを備える画像形成システムは、画像形成装置は、通常通信により、画像形成装置自身に関する装置情報を情報処理装置に対して送信する装置間送信部と、情報処理装置から送信された情報を取得し、その情報を、発光部を用いた可視光通信により情報端末に送信する可視光送信部とを備え、情報処理装置は、装置間送信部により送信された装置情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された装置情報を情報端末が通常通信を介して取得可能に提供する提供部と、情報端末が提供部により提供される装置情報にアクセスするために必要なアクセス情報を画像形成装置に送信するアクセス情報送信部とを備え、情報端末は、受光部と、受光部で可視光を受光して得られた情報に基づいて、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、情報取得部により可視光送信部から送信されたアクセス情報が取得されたとき、そのアクセス情報に応じて装置情報にアクセスし、装置情報を取得する、装置情報取得部と、装置情報取得部により取得された装置情報に基づいて表示を行う表示部とを備える。
好ましくは、受光部は、カメラであり、情報取得部は、受光部で撮影した画像情報から、送信側から発せられる可視光通信情報を取得する。
好ましくは、装置間送信部は、画像形成装置の動作モードが、通常の動作モードから、装置の所定の部分の動作を停止させる省電力モードに移行するとき、装置情報を情報処理装置に対して送信する。
好ましくは、情報取得部は、情報端末で情報取得部が動作可能になったとき、通常通信で画像形成装置と通信を行うことにより送信制御部に発光通信開始依頼を行い、送信制御部は、情報取得部から発光通信開始依頼を受けた場合であって可視光送信部が発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、発光部を用いた情報の送信を実行させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末は、カメラと、カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、情報端末で情報取得部が動作可能になったとき、通常通信で画像形成装置と通信を行うことにより画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信部と、依頼送信部で発光通信開始依頼が送信されたとき、カメラで撮影を行う撮影制御部とを備える。
好ましくは、情報端末は、情報取得部により取得された可視光通信情報に基づいて表示を行う表示部をさらに備え、表示部は、情報取得部により取得された可視光通信情報に基づいて、カメラで撮影された画像に画像形成装置が含まれるか否かを判断し、画像形成装置が画像に含まれるときには、可視光通信情報に基づいて画像形成装置に関する情報を画像と合わせて表示する。
好ましくは、情報端末は、画像形成装置と可視光通信を行うときに自身が向いている方角を検知する方角検知部をさらに備え、カメラで撮影された画像に画像形成装置及び画像形成装置と通信可能な情報処理装置が含まれるとき、情報処理装置と画像形成装置との位置関係に関する位置関係情報を方角検知部を用いて取得し、取得した位置関係情報又は位置関係情報に基づく情報を少なくとも画像形成装置に送信する。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置は、発光部を用いた可視光通信により、画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部と、情報端末から発光通信開始依頼を受信する依頼受信部と、依頼受信部で発光通信開始依頼が受信された場合であって可視光送信部が発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、可視光送信部に発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御部とを備える。
好ましくは、画像形成装置は、情報端末から、画像形成装置と、画像形成装置と通信可能な情報処理装置との位置関係に関する位置関係情報が送信されたとき、位置関係情報を受信する位置関係情報受信部と、位置関係情報受信部により受信された情報に基づいて、情報処理装置と画像形成装置との位置関係を示す相対位置情報を算出する算出部とをさらに備え、送信制御部は、可視光送信部に、算出部により算出された相対位置情報を送信させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末の制御方法は、情報端末は、カメラと、カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、情報端末の制御方法は、情報端末で情報取得部が動作可能になったとき、通常通信で画像形成装置と通信を行うことにより画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信ステップと、依頼送信ステップで発光通信開始依頼が送信されたとき、カメラで撮影を行う撮影制御ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置の制御方法は、画像形成装置は、発光部を用いた可視光通信により、画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部を備え、画像形成装置の制御方法は、情報端末から発光通信開始依頼を受信する依頼受信ステップと、依頼受信ステップで発光通信開始依頼が受信された場合であって可視光送信部が発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、可視光送信部に発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末の制御プログラムは、情報端末は、カメラと、カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、情報端末の制御プログラムは、情報端末で情報取得部が動作可能になったとき、通常通信で画像形成装置と通信を行うことにより画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信ステップと、依頼送信ステップで発光通信開始依頼が送信されたとき、カメラで撮影を行う撮影制御ステップとをコンピュータに実行させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置の制御プログラムは、画像形成装置は、発光部を用いた可視光通信により、画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部を備え、画像形成装置の制御プログラムは、情報端末から発光通信開始依頼を受信する依頼受信ステップと、依頼受信ステップで発光通信開始依頼が受信された場合であって可視光送信部が発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、可視光送信部に発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御ステップとをコンピュータに実行させる。
好ましくは、所定のアプリケーションは、情報端末において拡張現実表示を実行するためのアプリケーションである。
好ましくは、画像形成装置は、発光部から可視光を発することにより自機のステータス情報を出力し、情報端末は、カメラを有し、さらに情報端末は、受光部が画像形成装置から発せられた可視光を受光することにより画像形成装置からステータス情報を受信する場合、当該ステータス情報をカメラで撮影した画面に重畳させて表示させる。
好ましくは、画像形成装置は、省電力モードを実行中の場合にのみ、発光通信開始依頼を受付可能である。
好ましくは、画像形成装置は、省電力モードへ移行する場合に、発光部による発光を停止させ、さらに、省電力モードの実行中に、発光通信開始依頼を受け付けると、省電力モードを維持したまま発光を開始させる。
好ましくは、情報端末は、画像形成装置の動作状態を取得し、さらに、取得した動作状態が、画像形成装置が省電力モードであることを示す場合に、当該画像形成装置に対して発光通信開始依頼を出力する。
好ましくは、端末は、画像形成装置の発光部から可視光が発光されていないことを検知した場合に、当該画像形成装置に対して発光通信開始依頼を送信する。
好ましくは、画像形成装置の装置間送信部は、画像形成装置が省電力モードに移行することに応じて自機のステータス情報を情報処理装置へ送信する。
好ましくは、画像形成装置は、省電力モードへ移行すると、発光部による発光を停止させ、発光通信開始依頼を受け取ると、発光部による発光を再開させる。
好ましくは、画像形成装置の装置間送信部は、画像形成装置が省電力モードに移行することに応じて自機のステータス情報を情報処理装置へ送信する。
好ましくは、画像形成装置は、省電力モードへ移行すると、発光部による発光を停止させ、発光通信開始依頼を受け取ると、発光部による発光を再開させる。
これらの発明に従うと、消費電力が低く、かつ、利便性が高い画像形成システム、情報端末、画像形成装置、情報端末の制御方法、画像形成装置の制御方法、情報端末の制御プログラム、及び画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成システムを示すブロック図である。 本実施の形態における画像形成システムを示すブロック図である。 MFPを示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態においてMFPが省電力モードであるときの画像形成システムの動作を説明するブロック図である。 第1の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。 第1の実施の形態で実行される画像形成システムの動作の一例を示すフローチャートである。 省電力移行フェーズの動作を示す図である。 情報取得フェーズの動作を示す図である。 表示フェーズの動作を示す図である。 第2の実施の形態において行われる画像形成システムの位置情報取得動作を説明するブロック図である。 相対位置情報の算出について説明する図である。 第2の実施の形態においてMFPが省電力モードに移行したときの画像形成システムの動作を説明するブロック図である。 第2の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態で実行される画像形成システムの動作の一例を示すフローチャートである。 位置情報取得フェーズの動作を示す図である。 省電力移行、発光依頼フェーズの動作を示す図である。 代理通信フェーズの動作を示す図である。 第2の実施の形態に係る位置情報取得フェーズの動作の一変型例を説明する図である。 第3の実施の形態においてMFPが省電力モードに移行したときの画像形成システムの動作を説明する第1の図である。 第3の実施の形態においてMFPが省電力モードに移行したときの画像形成システムの動作を説明する第2の図である。 第3の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。 第3の実施の形態で実行される画像形成システムの動作の一例を示すフローチャートである。 省電力移行、情報格納フェーズの動作を示す図である。 情報取得フェーズの動作を示す図である。 拡張現実を利用した画像形成システムにおける情報端末の利用例を示す画面図である。
以下、本発明の実施の形態の一例に係る画像形成システムについて説明する。
[概要]
画像形成システムは、情報端末と、画像形成装置とを含む。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)等に蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する機能である。プリンタとしての機能は、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバ機能は、複数のユーザでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする機能である。
情報端末は、携帯端末であって、カメラ及び表示装置を備えているほか、例えば、データ通信機能、及び情報記憶、閲覧、出力機能など、種々の機能を備えている。携帯端末は、携帯電話網を介して他の電話機との間で音声通話を行う電話機能を備える、多機能型携帯電話機(いわゆるスマートフォン)である。携帯端末は、カメラで撮影した画像を表示装置に表示させることができる。データ通信機能は、例えば携帯電話網やその他のネットワークを介して、他の装置との間でデータ通信を行う機能である。データ通信機能は、例えば、無線通信により行うことができる。情報記憶、閲覧、出力機能は、外部装置から送られた情報や、ユーザから入力された情報を記憶したり、記憶した情報を表示器に表示したり、外部装置へ送信したりすることを可能にする機能である。情報端末は、タブレット型端末や、ラップトップ型のコンピュータなどであってもよい。
画像形成装置(以下、MFPということがある。)と携帯端末とは、共に構内情報通信網(LAN)などのネットワークに接続されており、互いにネットワークを介して通信できる。また、MFPと携帯端末とは、MFPの発光部から発光された可視光を携帯端末のカメラなどの受光部で受光することで、発光部から送信された情報を受信する可視光通信を行うことができるように構成されている。これにより、画像形成システムでは、拡張現実表示(例えば、図26に示されるような、いわゆるエアタグ表示)を行うことができる。具体的には、例えば、携帯端末上で所定のアプリ(アプリケーションソフトウェア)を動作させると、カメラを用いた可視光通信により、MFPから、そのMFPのステータス情報が取得される。取得された情報は、同時にカメラにより撮影されている画像に、オーバーレイ表示される。
ここで、MFPは、使用されていないときなどに、自動的に動作モードを省電力モードやスリープモードなどに切り替え、装置の動作を部分的に停止させる省電力制御を行うように構成されている。画像形成システムは、このように省電力制御が行われているときでも上述のような拡張現実表示を行うことができるように構成されている。これにより、ユーザの利便性が低下しないように構成されている。これは、大まかに、次のような動作が行われることで、実現される。
(1)例えば、MFPが省電カモードである場合などにおいて、可視光通信機能が停止しているとき、携帯端末が所定の拡張現実表示アプリを起動することにより、携帯端末とMFPとの可視光通信が再開するように構成されている。
具体的には、まず、MFPは、特定の条件(設定時間等)に応じて、省電力モードに移行すると、発光部からの発光を停止する。この状態で、ユーザが携帯端末上でMFP情報表示アプリを起動すると、アプリは、携帯端末上の情報取得部を使用するよう要求する。情報取得部は、アプリ経由で受け取った、以前に接続したMFPに関する情報から、現在のネットワーク上のMFPのみを抽出し、そのMFPのMACアドレスに対し、ネットワークを経由して発光通信開始依頼を行う。発光通信開始依頼が行われたMACアドレスを有するMFPでは、ネットワークに接続する通信部を経由して受け取った依頼が発光通信開始依頼であった場合、送信制御部に対して発光通信開始依頼を通知する。送信制御部は、発光通信開始依頼を受け取ったら、MFP自身のステータス情報を取得し、発光部を用いた可視光通信で、ステータス情報の送信を再開する。
(2)また、例えば2つのMFPがある場合においては、1のMFPが省電力モードに移行するタイミングで、他に稼働中のMFPに対して、自MFPのステータス情報を送信する。情報を受け取ったMFP側は、省電力モードに入ったMFPの情報もあわせて、可視光通信によりステータス情報を携帯端末に送信する。このとき、MFP間の相対位置情報が、予め収集されており、その相対位置情報に基づいて、表示が行われる。
具体的には、まず、2つのMFPについての位置情報が取得される。例えば、ユーザが携帯端末上でMFP情報表示アプリを起動すると、アプリは携帯端末上の情報取得部を使用するよう要求する。情報取得部は、方向(方角)検知手段から、携帯端末の向かっている方角を取得しておく。情報取得部は、受光部から受信したMFPステータス情報(MFP−A,MFP−B)を取り出し、携帯端末上に表示する。ここで、このとき情報を受信した2つのMFPのそれぞれに対して、MFP位置情報(2つのMFPの互いの方角・互いの相対距離)が送信される。送信されたMFP位置情報(方向・相対距離)は、各MFPに格納される。ここで、MFPの一方(MFP−B)が特定の条件(設定時間等)によって、省電力モードに移行すると、発光部が停止し、可視光通信機能が停止される。そして、相対位置情報がある相手方のMFP(MFP−A)に対して、ステータス情報の発信依頼とともに、MFP−Bのステータス情報が送信される。相手方のMFP−Aでは、受け取ったMFP−Bのステータス情報が格納される。この状態で、携帯端末でアプリが起動されて拡張現実表示が行われるときには、携帯端末はMFP−Aの発光部を用いた可視光通信により、そのMFP−Aのステータス情報とともに、発光依頼をMFP−Aに対して行ったMFP−Bのステータス情報を取得する。これにより、2つのMFPのステータス情報と、可視光通信を行っているMFPに対する省電力モードに移行したMFPの相対的位置とに基づいて、拡張現実表示を行うことができる。
(3)また、例えば、MFP、情報格納サーバ(サーバ)、携帯端末が互いにネットワークに接続されている場合においては、予めMFPのステータス情報をサーバに記憶させておき、そのサーバの情報にアクセスするための情報をMFPが可視光通信で送信するようにし、可視光通信のための発光時間を短くすることで省電力化が達成されるようにしてもよい。
具体的には、MFPが特定の条件(設定時間等)によって、省電力モードに移行すると、MFPのステータス情報がサーバに対して送信され、サーバに格納される。MFPは、サーバに格納したステータス情報にアクセスするためのURL情報を取得する。MFPは、可視光通信時に、このURL情報を送信する。この状態で、携帯端末上でMFP情報表示アプリが起動されると、アプリは、携帯端末上の情報取得部を使用するよう要求する。情報取得部は、受光部から受信した情報からURL情報を取り出し、サーバにアクセスすることで、MFPのステータス情報を取得する。これにより、サーバから取得したMFPのステータス情報に基づいて、拡張現実表示を行うことができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムを示すブロック図である。
第1の実施の形態において、画像形成システム901は、2台のMFP101(101a,101b)と、携帯端末401と、サーバ(情報処理装置の一例)701とで構成されている。なお、2台のMFP101は、本実施の形態において略同様の構成を有しており、特に互いに区別せずに説明するときには、単にMFP101ということがある。2台を区別するときには、一方をMFP(MFP−A)101aといい、他方をMFP(MFP−B)101bということがある。
図1に示されるように、画像形成システム901において、各MFP101、携帯端末401、及びサーバ701は、ネットワーク601を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク601は、例えば、構内情報通信網(LAN)である。各MFP101及びサーバ701は、いわゆる有線LAN経由でネットワーク601に接続されている。他方、携帯端末401は、いわゆる無線LAN経由でネットワーク601に接続されている。すなわち、ネットワーク601には、無線LANアクセスポイントである接続装置651が接続されている。携帯端末401は、接続装置651に無線接続することで、接続装置651を介して、ネットワーク601に接続されている。
ネットワーク601は、例えばインターネットなどの外部ネットワーク690に接続されている。なお、以下、特に区別を要しないときには、ネットワーク601と外部ネットワーク690とを合わせて、ネットワーク601と総称することがある。
サーバ701は、例えば、画像形成システム901において、情報を記憶し、その情報を他の機器からアクセス可能に提供する機能を有している。
2台のMFP101のそれぞれは、情報を保有したり、情報を外部機器に提供したり、外部機器との間で通信し、情報を送受信したりする情報処理装置としての機能も有している。
なお、各装置の接続態様は、これに限られるものではない。例えば、各MFP101と携帯端末401とが、近距離無線通信技術などを利用して機器間相互通信可能に接続されるようにしてもよい。
ここで、第1の実施の形態において、各MFP101a、101bは、発光部91a,91b(これらを区別せず、単に発光部91ということがある。)を有している。各MFP101は、それぞれの発光部91を用いた可視光通信により、携帯端末401に情報を送信することができるように構成されている。すなわち、各MFP101と携帯端末401とは、この可視光通信を行うことができるほか、ネットワーク601を介した通信(可視光通信とは異なる態様の通常通信の一例)を行うことができる。
[携帯端末401の構成]
図2は、本実施の形態における画像形成システム901を示すブロック図である。
携帯端末401は、例えばいわゆる多機能型携帯電話(スマートフォン)である。図2に示されるように、携帯端末401は、大まかに、CPU421と、記憶部423と、表示部431と、画面制御部441と、通信部451とを有している。携帯端末401は、ユーザが容易に把持可能なものである。
CPU421は、記憶部423や携帯端末401の各部などを用いて、携帯端末401の動作を制御する。記憶部423は、例えばROMやRAMなどのメモリである。記憶部423には、携帯端末401で実行される制御プログラム423aが記憶されている。CPU421は、制御プログラム423aを実行することにより、携帯端末401の動作の制御や、通信部451を利用したMFP101との通信などを行う。例えば、種々のアプリを携帯端末401で動作させ、電子メールの送受信やスケジュール管理などを行うことができる。
表示部431は、タッチパネルである。表示部431は、液晶ディスプレイ(LCD)である。表示部431は、操作位置検出部433を備えている。操作位置検出部433は、表示部431にユーザが接触したこと及びその接触位置(ユーザの操作位置)を検知する。操作位置検出部433は、例えば、表示部431上の、ユーザにより触れられている領域の重心位置をユーザの操作位置として検知する。ユーザが表示部431に触れたとき、その情報がCPU421に送られ、CPU421は、その情報に基づいて、携帯端末401の制御を行う。すなわち、ユーザは、表示部431に触れて操作を加えることで、携帯端末401の操作を行うことができる。
画面制御部441は、表示部431の表示を制御する。画面制御部441は、例えば、種々の案内画像や、携帯端末401の操作メニュー画面などを表示部431に表示する。
通信部451は、接続装置651との間で無線通信を行い、携帯端末401をネットワーク601に接続させる。これにより、携帯端末401とMFP101とが通信可能となる。
ここで、第1の実施の形態において、携帯端末401には、さらに、方向検知部461、位置検知部463、及びカメラ491が設けられている。
方向検知部461は、例えば地磁気センサ及び加速度センサを有している。方向検知部461は、携帯端末401の向いている向きを検知する。方向検知部461は携帯端末の向いている方位を検知することができる。方向検知部461は、携帯端末401の姿勢を検知することができる。
位置検知部463は、例えばGPS(衛星利用測位システム)センサを有している。すなわち、位置検知部463は、携帯端末401のある位置を検知することができる。
カメラ491は、例えば、動画や静止画を撮像するために用いられる。カメラ491は、受光部の一例である。CPU421は、カメラ491で撮影された画像を表示部431に表示させる。これにより、ユーザは、カメラ491で撮影される画像を見ながら、携帯端末401の操作を行うことができる。
[サーバ701の構成]
サーバ701は、CPU721、記憶部723、通信部751を有している。通信部751は、サーバ701をネットワーク601に接続する。すなわち、通信部751は、サーバ701を、MFP101や携帯端末401と、ネットワーク601を介して通信可能に接続する。
記憶部723は、例えばハードディスクドライブである。サーバ701において、CPU721は、記憶部723に記憶されたデータを外部の機器からアクセス可能に提供する。CPU721は、例えば、ファイルサーバや、FTP(File Transfer Protocol)サーバ、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバとしての動作を実行する。
[MFP101の構成]
図3は、MFP101を示す斜視図である。図4は、MFP101のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、MFP101は、給紙カセット13と、排紙トレイ15と、CPU21と、画像形成部30と、画像読取部40と、操作パネル111とを備える。CPU21は、MFP101の動作を制御する。CPU21、画像形成部30、及び画像読取部40などは、MFP101の筐体の内部に配置されている。
このMFP101は、3つの給紙カセット13(給紙カセット13a,13b,13c)を有している。それぞれの給紙カセット13には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。給紙カセット13は、MFP101の下部に、MFP101の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット13に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット13から給紙され、画像形成部30に送られる。なお、給紙カセット13の数は3つに限られず、それより多くても少なくてもよい。
排紙トレイ15は、MFP101の筐体のうち画像形成部30が収納されている部位の上方で画像読取部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、画像形成部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
画像形成部30は、大まかに、トナー像形成部(図示せず)と、用紙搬送部(図示せず)と、定着装置(図示せず)とを有している。画像形成部30は、例えば電子写真方式で用紙に画像を形成する。
用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ソーラ、及びそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット13から給紙して、MFP101の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙をMFP101の筐体から排紙トレイ15などに排出する。
定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラを有している。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
画像読取部40は、MFP101の筐体の上部に配置されている。画像読取部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。画像読取部40は、上述のスキャナ機能を実行する。画像読取部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、画像読取部40は、原稿トレイにセットされた複数の原稿を1枚ずつADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサにより原稿を読み取り、画像データとする。
画像読取部40により読み取られた画像は、CPU21により、仕上がり画像に変換される。CPU21は、生成した仕上がり画像を外部装置などに送信したり、仕上がり画像に基づいて画像形成部30により用紙に画像を形成したりできる。このように、MFP101は、画像読取装置として機能する。
操作パネル111は、MFP101の上部前面(図3において正面)側に配置されている。操作パネル111には、ユーザにより押下操作可能な操作ボタンが配置されている。また、操作パネル111には、情報をユーザに表示する表示部131が配置されている。
第1の実施の形態において、MFP101の上部となる操作パネル111の近くには、発光部91(91a,91b)が配置されている。発光部91は、例えば発光ダイオードなどを有し、可視光を発光するように構成されている。
図4に示されるように、本実施の形態において、MFP101は、大まかに、MFP101の装置本体(以下、本体ということがある。)11と、操作パネル111とに分かれている。操作パネル111は、本体11とは別個に、本体11から取り外して持ち運べるように構成されている。
図2に示されるように、本体11は、上述の各部のほか、記憶部23と、通信部51と、認証管理部81と、可視光送信部90(90a,90b)とを有している。
CPU21は、MFP101の各部に、信号を送受可能に接続されている。CPU21は、記憶部23などに記憶された制御プログラム23aなどを実行することにより、MFP101の種々の動作を制御する。
本体11において、記憶部23は、例えばROMやRAM、フラッシュメモリ、HDDなどである。記憶部23は、MFP101に接続されている外部装置などから送られた印刷ジョブのデータや、画像読取部40で読み取った画像データなどを記憶する。また、記憶部23は、MFP101の設定情報や、MFP101の制御プログラム23aを記憶する。CPU21は、制御プログラム23aを読み込んで、制御プログラム23aを実行することで、MFP101の種々の制御動作を実行できる。
通信部51は、MFP101をネットワーク601に接続させる。これにより、MFP101が、ネットワーク601に接続された携帯端末401などの装置と通信可能になる。
また、通信部51は、後述のように、操作パネル111の通信部151との間でも無線通信可能である。これにより、操作パネル111を通じて、MFP101の操作が可能となっている。
認証管理部81は、MFP101について、ユーザ認証を行う。ユーザ認証は、MFP101を利用するユーザを識別し、認証するジョブである。ユーザは、ユーザ認証による認証を経て、MFP101にログインし、MFP101を利用することができる。ユーザ認証の詳細については、後述する。
可視光送信部90は、発光部91を有している。可視光送信部90は、CPU21が制御プログラム23aを実行させることにより駆動され、発光部91を用いた可視光通信を行う。すなわち、可視光送信部90は、CPU21の制御に基づいて、発光部91を高速で点灯、消灯させることを繰り返し、MFP101内の情報を可視光通信の信号として送信する。
操作パネル111は、表示部131のほか、制御部(CPU)121と、記憶部123と、データ入出力部127と、通信部151とを有している。
表示部131は、タッチパネルである。表示部131は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)である。表示部131は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示部131は、操作位置検出部133を有している。操作位置検出部133は、表示部131にユーザが接触したこと及びその接触位置(ユーザの操作位置)を検知する。操作位置検出部133は、例えば、表示部131上の、ユーザにより触れられている領域の重心位置をユーザの操作位置として検知する。ユーザが表示部131に触れたとき、その情報が制御部121に送られ、制御部121は、その情報に基づいて、操作パネル111の制御を行う。すなわち、ユーザは、表示部131に触れて操作を加えることで、操作パネル111の操作を行うことができる。
制御部121は、例えばCPUを用いて構成されている。制御部121は、操作パネル111の制御を行うとともに、表示部131の表示を制御する。制御部121は、表示部131に表示する画像を取得する処理を行う。すなわち、制御部121は、例えば予め用意されて記憶部123などに記憶されている表示画像を読み込み、表示部131に表示したり、表示画像を生成して表示部131に表示したりする。
記憶部123は、例えばROMやRAM、フラッシュメモリなどである。記憶部123には、例えば、操作パネル111の制御に用いられる制御プログラム123aや種々の設定値などが記憶されている。制御部121は、記憶部123から制御プログラム123aを読み出して、操作パネル111の制御を行う。
データ入出力部127は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスや、種々の規格のメモリカードなどの記憶媒体のインターフェイスである。データ入出力部127を介して、操作パネル111に外部機器や外部の記憶媒体などを接続し、操作パネル111で外部機器などからのデータを読み込んだりすることができる。なお、データ入出力部127を介して、本体11に接続できるように構成されていてもよい。
通信部151は、例えば所定の方式による無線通信を本体11の通信部51との間で行うことができるように構成されている。通信部151は、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に基づいて、通信部51との間で無線通信可能である。
本実施の形態において、本体11と操作パネル111とは、それぞれの通信部51,151同士が互いに無線通信可能であることにより、互いに信号を送受可能に接続されている。
操作パネル111は、表示部131等がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドを、通信部51,151を経由して、本体11のCPU21に送信する。CPU21は、操作パネル111から操作信号が送られたり、MFP101に接続されている外部機器などから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム23aを実行する。操作パネル111に加えられたユーザの操作に応じて、信号が操作パネル111から本体11に送られることで、MFP101でユーザの操作に基づく動作が行われる。すなわち、ユーザは、表示部131などに操作を行うことにより、MFP101に種々の動作を実行させることができる。
なお、上述の電子メールの送信機能は、操作パネル121側が主体となって、すなわちCPU121が制御プログラム123aを実行することにより行われてもよいし、本体11側が主体となって、すなわちCPU21が制御プログラム23aを実行することにより行われてもよい。その他、MFP101の画像形成部30や画像読取部40を用いない処理についても、同様である。
表示部131は、情報ディスプレイとしても用いられる。例えば、本体11からMFP101のステータスに関する情報などが操作パネル111に送られると、その情報に基づいて操作パネル111が表示部131に表示を行う。これにより、ユーザに、MFP101に関する情報などを通知することができる。
[画像形成システム901の動作]
ここで、第1の実施の形態において、携帯端末401は、カメラ491でMFP101aやMFP101bを撮影することで、撮影したMFP101a,101bに関する情報を可視光通信を通じて取得することができる。ここでは、例えば、MFP101の動作状態や、トナーや用紙の残量などを情報を、ステータス情報としてMFP101から携帯端末401に送信できる。また、携帯端末401は、取得した情報を、携帯端末401の表示部431に表示させることができる。このとき、携帯端末401では、CPU421の制御に基づき、カメラ491で撮影した画像中にMFP101が含まれるとき、そのMFP101の側に、取得したステータス情報をエアタグとしてオーバーレイ表示させることができる(エアタグ表示;拡張現実表示)。これにより、ユーザは、携帯端末401を用いてMFP101を撮影することにより、そのMFP101についてのステータス情報を、容易にかつ直感的に知ることができる。
ところで、MFP101は、例えば使用されない時間が所定の期間あった場合には、スリープモードなどの省電力モードに動作モードを変更する。省電力モードは、例えば、MFP101のうち一部(例えば、画像形成部30や、画像読取部40など)の動作を停止させる動作モードである。
画像形成システム901において、このようにMFP101が省電力モードに移行するとき、以下に説明するような態様で、MFP101と携帯端末401との間で可視光通信が行われる。これにより、携帯端末401は、MFP101が省電力モードに移行しているときでも、確実に、MFP101についてのエアタグ表示を実行することができる。したがって、MFP101の消費電力を低減させつつ、携帯端末401を利用した画像形成システム901の利便性を高めることができる。
[第1の実施の形態におけるMFP省電力モード移行時の動作]
第1の実施の形態においては、MFP101が省電力モードに移行するとき、携帯端末401からの発光通信開始依頼を受付可能にする。これにより、携帯端末401により撮影されるとき、省電力モードで動作中であっても、可視光通信を行うことができるように構成されている。以下、このような動作について説明する。
図5は、第1の実施の形態においてMFP101aが省電力モードであるときの画像形成システム901の動作を説明するブロック図である。
ここでは、2つのMFP101のうち、MFP101aが省電力モードであるときの動作について説明する。説明の簡略化のため、MFP101bやサーバ701などについての言及は省略する。
図5に示されるように、携帯端末401では、情報取得部425の制御に基づいて、可視光通信及び拡張現実表示が行われる。情報取得部425は、CPU421が所定の制御プログラム423aを実行することにより機能する機能ブロックである。
MFP101aは、送信制御部25の制御に基づいて、可視光通信を行う。すなわち、送信制御部25は、可視光送信部90a(図2に示す。)の制御を行い、発光部91aを用いてMFP101a内の情報を送信する。なお、送信制御部25は、CPU21が制御プログラム23aを実行することにより機能する。
拡張現実表示を行う場合、ユーザは、携帯端末401を操作し、所定のアプリ(MFP情報表示アプリ)424を起動させる(S11)。アプリ424が起動すると、アプリ424は、表示MFP履歴データベース(以下、履歴データベースということがある。)423bを読み込む。履歴データベース423bは、例えば、記憶部423に記憶されている。履歴データベース423bは、例えば、以前に発光通信開始依頼を行った相手となるMFP101を記憶するものである。本実施の形態においては、例えば、以前に発光通信開始依頼を行った相手となるMFP101のうち、実際に携帯端末401との間で可視光通信を行ったものについて、記録されているが、これに限られるものではない。なお、履歴データベース423bにおいて、MFP101の情報としては、そのMACアドレス等が記録されるようにすればよい。
次に、アプリ424は、情報取得部425の機能の利用を要求する(S12)。ここで、MFP101aは省電力モードで動作中であり、可視光送信部90aによる発光部91aの発光は行われていない。このような場合に、情報取得部425は、MFP101aに対して、発光通信開始依頼を送信する(S13)。発光通信開始依頼S13は、通信部451とMFP101aの通信部51を介して、ネットワーク601経由で送信制御部25に送られる。
送信制御部25は、発光通信開始依頼を受信すると、可視光送信部90aによる可視光通信を再開させる(S14)。すなわち、送信制御部25は、MFP101aのステータス情報を読み込む。そして、送信制御部25は、可視光送信部90aにより発光部91aを発光させることにより、読み込んだステータス情報を可視光通信情報として送信する。
このようにして可視光通信情報が送信されると、すなわち発光部91aが発光すると、発光部91aが画角に入るように維持された携帯端末401は、カメラ491で発光部91aからの可視光を受光する。情報取得部425は、カメラ491での受光結果に基づいて、可視光通信情報を取得する。アプリ424は,取得された可視光通信情報に含まれるステータス情報に基づいて、画面表示を行う。これにより、拡張現実表示が可能となる。
図6は、第1の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。
図6に示されるように、画像形成システム901では、例えば、可視光通信情報は、XML(拡張可能なマーク付け言語)形式の文書として送信される。すなわち、可視光通信情報には、大まかに、それを生成したMFP101aの固有情報と、MFP101aのステータス情報と、同時に送信される他のMFP101に関する情報とが含まれる。ここで、ステータス情報や他のMFP101に関する情報は、それぞれ、空であってもよい。図6に示される例では、他のMFP101に関する情報は、空になっている。
固有情報としては、例えば、MFP101aの形式を示す符号と、MACアドレスとが含まれる。MACアドレスは、画像形成システム901の中に含まれる装置の中で、そのMFP101aを特定できる識別子としても用いられている。
ステータス情報としては、例えば、動作状態(例えば、アイドル中であるか、ジョブ実行中であるか、省電力モードで動作中であるかなど)に関する情報、用紙トレイ13a,13b,13cのそれぞれに収められている用紙のサイズ及び量に関する情報、現在MFP101aが有しているジョブに関する情報、及び位置情報等が含まれる。これらのうち、例えば、動作状態や用紙に関する情報が、エアタグとして拡張現実表示に含まれることになる。なお、位置情報は、エアタグとして使用されないものの、このようにステータス情報に含まれていてもよいし、含まれなくてもよい。
図7は、第1の実施の形態で実行される画像形成システム901の動作の一例を示すフローチャートである。
上述した動作を、フローチャートやタイミングチャートを用いて説明する。図7を参照して、第1の実施の形態では、MFP101aが省電力モードになってから拡張現実表示が行われるまで、大まかに、ステップS101からステップS103の3つのフェーズで動作が行われる。すなわち、省電力移行フェーズ(S101)、情報取得フェーズ(S102)、表示フェーズ(S103)である。
図8は、省電力移行フェーズの動作を示す図である。
図8に示されるように、省電力移行フェーズでは、MFP101において動作が行われる。ステップS111において、MFP101が通常の動作モードで動作中に、例えば所定の条件が満たされると、CPU21は、MFP101の動作モードを省電力モードに移行する。ここで所定の条件には、例えばMFP101に対する操作が行われることなく所定の期間が経過したかどうかや、所定の時刻が到来したかどうか、などが該当する。
MFP101の動作モードが省電力モードに移行すると、ステップS112において、発光部91aの発光が停止される。すなわち、送信制御部25は、可視光送信部90aによる可視光通信を停止させる。
図9は、情報取得フェーズの動作を示す図である。
図9に示されるように、情報取得フェーズでは、携帯端末401とMFP101aとの間で動作が行われる。まず、携帯端末401で、ステップS131からステップS134の処理が行われる(アプリ起動・依頼動作)。その後、MFP101aで、ステップS135からステップS138の処理が行われる(発光動作)。
すなわち、ステップS131において、携帯端末401でアプリ424が起動されると、アプリ起動・依頼動作がスタートする。
ステップS132において、アプリ424は、情報取得部425を使用するための情報取得部使用要求を行う。
ステップS133において、アプリ424は、履歴データベース423bから、履歴情報を取得する。
ステップS134において、情報取得部425は、発光通信開始依頼を行う。発光通信依頼は、MFP101aに送られる。
ここで、本実施の形態では、履歴情報に基づいて、過去に可視光通信を行ったMFPに対してのみ、次の発光通信開始依頼が送信される。これにより、不要な情報の送受信を行うことを防止できる。
発光通信依頼が行われると、MFP101aで発光動作が行われる。すなわち、まず、ステップS135において、通信部51は、発光通信開始依頼を携帯端末401から受信する。
ステップS136において、通信部51は、発光通信開始依頼を送信制御部25に通知する。送信制御部25は、発光通信開始依頼を受信する。
ステップS137において、送信制御部25は、MFP101aに送信するデータとして、自機すなわちMFP101aのステータス情報を取得する。
ステップS138において、送信制御部25は、可視光送信部90aを制御し、可視光通信を再開させる。可視光送信部90aは、送信制御部25の制御に基づいて、発光部91aを発光させて、ステータス情報を含む可視光通信情報を送信する。
このように発光動作が行われるとともに、ステップS139において、携帯端末401では、カメラ491を用いた撮影が開始される。撮影は、例えば、アプリ424を制御しているCPU421の制御の下で行われる。カメラ491のレンズの画角内にMFP101aの発光部91aが入っているとき、このようにカメラ491による撮影が行われるのに伴い、カメラ491により発光部91aから発せられた可視光通信の信号が受光される。受光により得られた情報は、情報取得部425により処理される。
ステップS140において、情報取得部425は、カメラ491が発光部91aからの光を受光して得られた情報に基づいて、可視光通信情報を取得する。これにより、情報取得フェーズの動作が終了する。
図10は、表示フェーズの動作を示す図である。
図10に示されるように、表示フェーズでは、携帯端末401において動作が行われる。すなわち、ステップS151において、アプリ424は、情報取得部425により取得された可視光通信情報の中に含まれているMFP101aのステータス情報を取得する。
ステップS152において、アプリ424は、カメラ491により撮影した画像と、取得したステータス情報とを関連付けて表示部431に表示する。例えば、カメラ491により撮影した画像は、カメラ491のモニタとして機能する表示部431に表示されるところ、その画像中に含まれるMFP101aの位置が、アプリ424により判別される。そして、アプリ424は、判別した位置の側に、ステータス情報をタグのようにオーバーレイ表示させる。これにより、拡張現実表示が行われる。
第1の実施の形態においては、このように拡張現実表示が行われるので、MFP101aが省電力モードで動作しているときにも、携帯端末401側で容易に拡張現実表示を行い、MFP101aのステータス情報を表示させることができる。したがって、MFP101aの消費電力を低く抑えることができ、かつ、利便性が高い画像形成システム901を提供することができる。
なお、発光通信開始依頼は履歴情報に基づいて送信されるものに限られない。例えば、発光通信開始依頼は、ネットワーク601に接続されている機器にブロードキャストするようにしてもよい。これにより、履歴データベース423bを携帯端末401で管理する必要がなくなり、携帯端末401で処理するデータ量を低減することができる。
発光通信開始依頼は、ユーザが関係するMFP101にのみ送信されるようにしてもよい。例えば、これまでにジョブを実行させたことがあるMFP101などを判別し(携帯端末401のアプリ424が自動的に判別するようにしてもよいし、予めユーザに選択を求めることで判別するようにしてもよい。)、そのMFP101に発光通信開始依頼が送られるようにしてもよい。
また、発光通信開始依頼は、MFP101の動作状態にかかわらず、アプリ424が起動されたときに常に携帯端末401から送信されるようにしてもよいし、MFP101の動作状態に応じて送信されるようにしてもよい。後者の場合、発光通信開始依頼を、MFP101が省電力モードで動作中である場合に送信するようにしてもよいし、MFP101の発光部91が発光していないことが判別された場合に送信するようにしてもよい。
発光通信開始依頼が送信されるタイミングは、アプリ424が起動されたタイミングであってもよいし、アプリ424が起動後所定時間が経過したタイミングであってもよい。
第1の実施の形態において、可視光通信はカメラ491によって行われるものに限らない。例えば、携帯端末401にカメラ491とは異なる受光部が設けられており、受光部により受光した情報に基づいて、ステータス情報が得られるようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における画像形成システム901の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるため、ここでの説明を繰り返さない。MFP101が通常の動作モードであるときに携帯端末401を用いて拡張現実表示を行う場合の動作も、第1の実施の形態と同様である。
[第2の実施の形態におけるMFP省電力モード移行時の動作]
第2の実施の形態においては、2台のMFP101a,101bのうち、例えばMFP101bが省電力モードに移行するとき、MFP101aを通じて、MFP101bのステータス情報を可視光通信により送信可能となる。これにより、携帯端末401により撮影されるとき、MFP101bが省電力モードで動作中であっても、2台のMFP101a,101bの両方のステータス情報を携帯端末401で表示することができる。このとき、事前にMFP101aに対するMFP101bの相対位置が測定され、MFP101aに記憶される。したがって、拡張現実表示を行う場合において、各MFP101a,101bのステータス情報をそれぞれの装置に対応するエアタグとして表示することも可能となる。以下、このような動作について説明する。
ここで説明する動作には、2つのMFP101a,101b及び携帯装置401が関係する。説明の簡略化のため、サーバ701などについての言及は省略する。
第2の実施の形態では、MFP101bが省電力モードに移行する前の状態で、事前に、位置情報取得動作が行われる。第1の動作は、MFP101a,101bの互いの相対位置を特定するための処理である。このような第1の動作は、携帯端末401により拡張現実表示が行われる際に定期的に行われるようにしてもよいし、MFP101a,101bの設置時などにおいて1度だけ行われるようにしてもよい。
図11は、第2の実施の形態において行われる画像形成システム901の位置情報取得動作を説明するブロック図である。
位置情報取得動作では、まず、ユーザが携帯端末401上で所定のアプリ424を起動させる(S31)。これにより、CPU421の制御に基づき、アプリ424が動作する。アプリ424が起動すると、アプリ424は、履歴データベース423bを読み込む。なお、履歴データベース423bの読み込みは実行されなくてもよい。
次に、アプリ424は、情報取得部425の機能の利用を要求する(S32)。情報取得部425は、方向検知部461から、携帯端末401の方角に関する情報を取得する(S33)。すなわち、情報取得部425は、携帯端末401の方向を検知する。
MFP101aの発光部91a及びMFP101bの発光部91bのそれぞれからは、可視光通信によりステータス情報を含む可視光通信情報が送られている。アプリ424が起動すると、カメラ491は、各発光部91からの光を受光する。情報取得部425は、カメラ491で受光することにより得られた情報から、各MFP101のステータス情報を取得する。アプリ424は、取得されたステータス情報とカメラ491により撮影された情報とに基づいて、拡張現実表示を行う。各MFP101の位置は、例えば、発光部91の位置に基づいて判定できる。換言すると、このとき、ステータス情報のエアタグを表示する位置は、各MFP101の発光部91の位置に基づいて、特定できる。
ここで、情報取得部425は、カメラ491の撮影面に2台のMFP101が画角に含まれる場合において、各発光部91から可視光通信のために出射された可視光を受光したとき、そのときの携帯端末401の方向及びその発光部91までの距離に関する情報を取得する。発光部91までの距離は、例えば、可視光通信を行うときに測定することができる。ここで得られた情報は、各MFP101aを示す固有情報とともに、MFP101aとMFP101bとの位置関係に関する位置関係情報となる。換言すると、位置関係情報には、携帯端末401の方向検知部461で得られた方角情報と、撮影している携帯端末401から2台のMFP101a,101bまでのそれぞれの距離を算出した距離情報と、MFP101a,101bの可視光送信部90から得られたMFP101a,101bの固有情報(MACアドレス等)とが含まれる。
アプリ424は、情報取得部425を通じて、ステータス情報を受信したMFP101a,101bのそれぞれに対し、位置関係情報を送信する(S34)。位置関係情報は、通信部451を経由して、ネットワーク601を介して送信される。各MFP101は、通信部51で位置関係情報を受信する。受信された位置関係情報は、送信制御部25に送られる。
送信制御部25に位置関係情報が送られると、CPU21は、得られた位置関係情報に基づいて、相対位置情報を算出する。相対位置情報としては、位置関係情報に基づいて、三角測量により、MFP101間の相対距離及び方角が算出される。例えば、MFP101aは、MFP101bのMFP101aに対する相対距離と、MFP101bが位置する方角とを算出する。相対位置情報が算出されると、送信制御部25は、相対位置情報を記憶部23に格納する。
図12は、相対位置情報の算出について説明する図である。
図12に示されるように、携帯端末401でアプリ424を起動させ、MFP101a及びMFP101bについて、可視光通信によりステータス情報を取得した場面を想定する。例えば、図12に示される例において、MFP101aは、携帯端末401から見て北西の方角にあり、携帯端末401からMFP101aまでの距離が2メートルであったとの情報(方角情報及び第1の距離情報)が得られる。また、MFP101bは、携帯端末401から見て北の方角にあり、携帯端末401からMFP101bまでの距離が2.82メートルであるとの情報(方角情報及び第2の距離情報)が得られる。これらの情報が、それぞれのMFP101の固有情報と共に、位置関係情報として、MFP101aに送られる。
MFP101aは、このような位置関係情報に基づいて、MFP101aに対するMFP101bの相対距離と、MFP101aから見たMFP101bが位置する方角とを算出できる。同様に、MFP101bは、このような位置関係情報に基づいて、MFP101bに対するMFP101aの相対距離と、MFP101bから見たMFP101aが位置する方角とを算出できる。すなわち、図12に示される例では、MFP101bは、MFP101aについて、南西方向に2メートル離れた位置に存在することを検知できる。土曜に、MFP101aは、MFP101bについて、北東方向に2メートル離れた位置に存在することを検知できる。
以上のように位置情報取得動作が行われた後で、MFP101のいずれかが省電力モードに移行すると、画像形成システム901では、次のようにして携帯端末401を用いた拡張現実表示を行うことができる。以下の例では、MFP101bが省電力モードに移行した場合について説明するが、第2の実施の形態では、MFP101aが省電力モードに移行した場合でも、MFP101aとMFP101bとで役割を入れ替えて同様にして拡張現実表示が行われる。
図13は、第2の実施の形態においてMFP101bが省電力モードに移行したときの画像形成システム901の動作を説明するブロック図である。
図13に示されるように、MFP101bの動作モードが省電力モードに移行する(S41)。そうすると、MFP101bの送信制御部25は、ネットワーク601を介した通常通信により、MFP101b自身に関するステータス情報(これを代理ステータス情報ということがある。)を、MFP101aに対して送信する(S42)。
MFP101aは、通信部51を介して代理ステータス情報を受信すると、送信制御部25は、代理ステータス情報を記憶部23に格納する(S43)。
その後、MFP101aにおいて、送信制御部25は、可視光通信を行うとき、自身のステータス情報に加えて、記憶部23から読み込んだ代理ステータス情報を、可視光通信情報に含める。また、送信制御部25は、相対位置情報についても、可視光通信情報に含める。すなわち、可視光送信部90aは、MFP101aに関する相対位置情報と、MFP101aのステータス情報と、MFP101bの代理ステータス情報とを可視光通信情報として、発光部91aを用いて送信する。携帯端末401において、情報取得部425は、MFP101aから可視光通信により送信された可視光通信情報に基づいて、MFP101aのステータス情報と、MFP101bの代理ステータス情報と、相対位置情報とを取得できる。
アプリ424は、取得された相対位置情報に基づいて、MFP101aと、可視光通信を行わなかったMFP101bがカメラ491で撮影された画像内にあるか否かを判断する。そして、含まれていれば、アプリ424は、撮影結果から判別できるMFP101aの位置と相対位置情報とに基づいて、MFP101bの位置を特定する。そして、画像中のMFP101bに対応する位置に、MFP101bについてのステータス情報をエアタグなどで表示する。また、画像中のMFP101aに対応する位置に、MFP101aについてのステータス情報をエアタグなどで表示する。
図14は、第2の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。
図14に示されるように、第2の実施の形態において、2台のMFP101のうち一方が省電力モードに移行しているときに送信される可視光通信情報は、2台のMFP101のそれぞれのステータス情報を含むものとなる。例えば、上述の図13で説明した場合において、MFP101aから送信される可視光通信情報には、MFP101aの固有情報と、MFP101aのステータス情報と、省電力モードに移行しているMFP101bに関する固有情報及びステータス情報とが含まれる。このとき、MFP101bに関する固有情報及びステータス情報は、MFP101bからMFP101aに送られた代理ステータス情報である。携帯端末401の情報取得部425は、可視光通信情報より、ステータス情報と代理ステータス情報とを分割して取得できる。
また、可視光通信情報には、同時に送信されるMFP101bに関するステータス情報などに併せて、そのMFP101bのMFP101aに対する相対位置情報(方角及び距離など)が含まれる。これにより、可視光通信情報を受信した携帯端末401において、MFP101aの位置に基づいて、MFP101bの位置を特定することができるようになる。
図15は、第2の実施の形態で実行される画像形成システム901の動作の一例を示すフローチャートである。
上述した動作を、フローチャートやタイミングチャートを用いて説明する。図15を参照して、第2の実施の形態では、2台のMFP101が通常の動作モードである状態(可視光通信を行う状態)から、MFP101bが省電力モードになって拡張現実表示が行われるまで、大まかに、ステップS201からステップS204の4つのフェーズで動作が行われる。すなわち、位置情報取得フェーズ(S201)、省電力移行、発光依頼フェーズ(S202)、代理通信フェーズ(S203)、表示フェーズ(S204)である。ここで、表示フェーズ(S204)については、2台のMFP101が共にカメラ941の画角内にある場合にそれらのMFP101のそれぞれについて表示を行うほか、上述の第1の実施の形態と同様に動作が行われるので、個々での説明は行わない。
図16は、位置情報取得フェーズの動作を示す図である。
図16に示されるように、位置情報取得フェーズでは、携帯端末401と、MFP101a及びMFP101bのそれぞれとの間で動作が行われる。なお、位置情報取得フェーズは、例えば、両MFP101a,101bの動作モードが通常動作モードである場合など、発光部91a,91bによる発光が可能な場合に行われるが、これに限られるものではない。例えば、相対位置情報が各MFP101で記憶されるまで、所定の初期設定モードを画像形成システム901で動作させるようにし、初期設定モードである場合に、位置情報取得フェーズの動作が行われるようにしてもよい。
まず、ステップS211において、携帯端末401では、第1の実施の形態と同様に、アプリ起動・依頼動作を行う。そうすると、ステップS212,S213において、それに対応して、各MFP101a,101bで発光動作が行われる。ステップS214において、携帯端末401は、カメラ491による撮影を開始する。そして、ステップS215において、情報取得部425は、可視光通信情報を取得する。なお、このとき、発光通信開始依頼の送信が行われず、常にMFP101a,101bが発光を可視光通信情報の送信を行うようにしてもよい。
ステップS217において、情報取得部425は、MFP101a,101bについての方角情報を取得する。また、ステップS218において、情報取得部425は、MFP101a,101bのそれぞれに対する距離を測定し、その情報を取得する。このとき、ユーザは、携帯端末401を各MFP101a,101bの方角に向けることで、情報取得部425が、それぞれのMFP101a,101bについての方角と距離とを測定及び取得するようにしてもよい。このようにして位置関係情報が取得されると、情報取得部425は、ステップS219において、位置関係情報をMFP101a,101bに送信する。
ステップS220、ステップS221において、MFP101a,101bは、送信された位置関係情報を受信する。ステップS222、ステップS223において、各MFP101a,101bでは、位置関係情報に基づいて、相対位置情報が算出される。ステップS224、ステップS225において、送信制御部25は、算出した相対位置情報を、それぞれの記憶部23に記憶させる。
図17は、省電力移行、発光依頼フェーズの動作を示す図である。
図17に示されるように、省電力移行、発光依頼フェーズでは、MFP101aとMFP101bとの間で動作が行われる。すなわち、ステップS231において、MFP101bの動作モードが、省電力モードに移行する。そうすると、ステップS232において、MFP101bの発光部91bの発光が停止される。
ステップS233において、MFP101bの送信制御部25は、自機ステータス情報(MFP101bのステータス情報)を取得する。
ステップS234において、送信制御部25は、ネットワーク601を介して、自機ステータス情報と、そのステータス情報を代理で発信する依頼(ステータス情報発信依頼)とに関する情報(代理ステータス情報)をMFP101aに送信する。
ステップS235において、MFP101aでは、MFP101bから送信された代理ステータス情報を受信する。
ステップS236において、MFP101aの送信制御部25は、代理ステータス情報(MFP101bのステータス情報)を記憶部23に記憶させる。
図18は、代理通信フェーズの動作を示す図である。
図18に示されるように、代理通信フェーズでは、携帯端末401と、そのとき省電力モードに移行していないMFP101aとの間で動作が行われる。まず、ステップS251において、携帯端末401では、上述の第1の実施の形態と同様に、アプリ起動・依頼動作が行われる。ステップS252において、MFP101aは、携帯端末401からの発光通信開始依頼を受信する。ステップS253において、CPU21は、送信制御部25に発光通信開始依頼を通知する。なお、第2の実施の形態においては、このような発光通信開始依頼の送受がなくても、常にMFP101aが次に説明する処理を行うようにしてもよい。
ステップS254において、送信制御部25は、MFP101aのステータス情報(自機ステータス情報)を取得する。
ステップS255において、送信制御部25は、MFP101bのステータス情報(他機ステータス情報)を取得する。他機ステータス情報は、例えば、記憶部23に記憶されている情報から取得できる。
ステップS256において、送信制御部25は、自機ステータス情報及び他機ステータス情報を可視光通信により送信する。すなわち、可視光送信部90aは、発光部91aを用いて、自機ステータス情報及び他機ステータス情報などを含む可視光通信情報を送信する。このとき、可視光通信情報には、MFP101aに対するMFP101bの相対位置情報も含まれる。
このように発光動作が行われるとともに、ステップS257において、携帯端末401では、カメラ491を用いた撮影が開始される。カメラ491のレンズの画角内にMFP101aの発光部91aが入っているとき、カメラ491により発光部91aから発せられた可視光通信の信号が受光される。受光により得られた情報は、情報取得部425により処理される。
ステップS258において、情報取得部425は、カメラ491が発光部91aからの光を受光して得られた情報に基づいて、可視光通信情報を取得する。これにより、代理通信フェーズの動作が終了する。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、2つのMFP101のうち一方が省電力モードに移行しても、各MFP101についてのステータス情報を、それぞれ、適切な位置にエアタグとして表示させることができる。したがって、画像形成システム901の省電力化を進めつつ、画像形成システム901の利便性を向上させることができる。
なお、第2の実施の形態において、相対位置情報の算出は、携帯端末401側で行うようにしてもよい。
図19は、第2の実施の形態に係る位置情報取得フェーズの動作の一変型例を説明する図である。
図19と図16とを比較して、図19に示される本変型例では、ステップS218bが設けられており、ステップS222,S223が設けられていない点が、図16とは異なる。すなわち、本実施の形態では、ステップS217及びステップS218で、MFP101a,101bのそれぞれが位置する方角及び距離に関する位置関係情報が得られたとき、アプリ424により、MFP101aとMFP101bとの相対位置情報(位置関係情報に基づく情報)が算出される(ステップS218)。そして、ステップS219においては、算出された相対位置情報が、MFP101a,101bのそれぞれに送信される。
このように構成されることで、MFP101a,101bのそれぞれで相対位置情報の算出を行う必要がなくなるため、MFP101a,101bにおける処理負担を軽減することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態における画像形成システム901の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるため、ここでの説明を繰り返さない。MFP101が通常の動作モードであるときに携帯端末401を用いて拡張現実表示を行う場合の動作も、第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態におけるMFP省電力モード移行時の動作]
第3の実施の形態においては、例えば、携帯端末401、MFP101a、及びサーバ701で動作が行われる。例えばMFP101aが省電力モードに移行するとき、MFP101aからMFP101aのステータス情報がサーバ701の記憶部723に記憶される。そして、省電力モードで動作中のMFP101aは携帯端末401と可視光通信を行う。このとき、MFP101aから携帯端末401は、サーバ701により提供されるMFP101aのステータス情報へのアクセス情報が送信され、それに基づいて携帯端末401がサーバよりMFP101aのステータス情報を取得することにより、携帯端末401で拡張表示を行うことができるようになる。以下、このような動作について説明する。以下の説明では、説明の簡略化のため、MFP101bなどについての言及は省略するが、MFP101aに替えてMFP101bが同様の動作を行うようにしてもよい。
図20は、第3の実施の形態においてMFP101aが省電力モードに移行したときの画像形成システム901の動作を説明する第1の図である。
図20に示されるように、MFP101aが省電力モードに移行する場合を想定する(S51)。このとき、MFP101aでは、送信制御部25が、MFP101aのステータス情報を読み込み、サーバ701に送信する(S52)。このとき、ステータス情報は、通信部51から、ネットワーク601を介した通常通信により、サーバ701の通信部751に送られる。サーバ701では、CPU721が所定の制御プログラムを実行することにより、情報格納部725が機能している。情報格納部725は、受信したステータス情報を、記憶部(ストレージ)723に記憶させる。
ここで、情報格納部725は、記憶部723に記憶したステータス情報を、携帯端末401に提供可能な状態に保つ。換言すると、情報格納部725は、携帯端末401がネットワーク601を通じて記憶部723にアクセスすることでステータス情報を取得可能となるように、ステータス情報を提供する。また、情報格納部725は、ステータス情報に携帯端末401がアクセスするために必要なアクセス情報を、MFP101aに送信する。ここでは、携帯端末401は、例えばHTTPプロトコルでサーバ701と通信し、ステータス情報をダウンロード可能となっている。このとき、アクセス情報としては、ステータス情報の場所を示すURL(統一資源位置子)の情報が情報格納部725からMFP101aに送信される。MFP101aは、URLの情報を受信すると、送信制御部25に通知する。
このようにURLの情報を受け取ると、送信制御部25は、以後行う可視光通信において、このURLの情報を可視光通信情報として送信する。すなわち、可視光送信部90aは、発光部91aを用いた可視光通信により、サーバ701から送信されたURLの情報を送信する。
図21は、第3の実施の形態においてMFP101aが省電力モードに移行したときの画像形成システム901の動作を説明する第2の図である。
図21に示されるように、上述のようにMFP101aが省電力モードに移行してサーバ701にステータス情報が記憶された状態で、携帯端末401で拡張現実表示を行うための所定のアプリ424が起動された場合を想定する(S61)。アプリ424が起動されると、情報取得部425の利用が要求される(S62)。アプリ424は、カメラ491による撮影を開始する。情報取得部425は、カメラ491により得られた情報に基づいて、可視光通信情報を取得する。
次に、情報取得部425は、取得した可視光通信情報に含まれるURL情報に基づいて、サーバ701にアクセスする(S63)。そして、情報取得部425は、サーバ701により提供されているステータス情報をダウンロードする。これにより、アプリ424は、ダウンロードされたMFP101aのステータス情報を用いて、拡張現実表示を行うことができる。
図22は、第3の実施の形態で送信される可視光通信情報の一例を示す図である。
図22に示されるように、第3の実施の形態において、MFP101aから送信される可視光通信情報は、単に、MFP101aの電源の状態(例えば、スリープ中(省電力モードで動作中)であるか、通常動作中であるかなど)を示す情報と、その他のステータス情報を格納した場所を示すURL情報とを含むものとなっている。情報取得部425は、このURL情報で示される場所にアクセスすることで、ステータス情報を取得することができる。
図23は、第3の実施の形態で実行される画像形成システム901の動作の一例を示すフローチャートである。
上述した動作を、フローチャートやタイミングチャートを用いて説明する。図23を参照して、第3の実施の形態では、MFP101aが省電力モードになって拡張現実表示が行われるまで、大まかに、ステップS301からステップS303の3つのフェーズで動作が行われる。すなわち、省電力移行、情報格納フェーズ(S301)、情報取得フェーズ(S302)、表示フェーズ(S303)である。ここで、表示フェーズ(S303)については、上述の第1の実施の形態と同様に動作が行われるので、ここでの説明は行わない。
図24は、省電力移行、情報格納フェーズの動作を示す図である。
図24に示されるように、省電力移行、情報格納フェーズでは、MFP101aと、サーバ701との間で動作が行われる。
ステップS311において、MFP101aの動作モードが、省電力モードに移行する。そうすると、ステップS312において、送信制御部25は、MFP101a自身のステータス情報を取得する。ステップS313において、送信制御部25は、取得したステータス情報を、サーバ701に送信する。
ステップS314において、サーバ701の情報格納部725は、MFP101aから送信されたステータス情報を取得し、記憶部723に記憶させる。情報格納部725は、格納先のURL情報をMFP101aに対して送信する。
ステップS315において、送信制御部25は、MFP101aで受信された、ステータス情報の格納先のURL情報を取得する。送信制御部25は、URL情報を記憶部23に記憶させる。
図25は、情報取得フェーズの動作を示す図である。
図25に示されるように、情報取得フェーズでは、携帯端末401、MFP101a、及びサーバ701の間で動作が行われる。
ステップS321において、第1の実施の形態と同様に、携帯端末401でアプリ起動・依頼動作が行われる。これにより発光通信開始依頼が送信されると、ステップS322において、MFP101aが発光通信開始依頼を受信し、ステップS323において、送信制御部25に発光通信開始依頼が通知される。
ステップS324において、送信制御部25は、省電力移行、情報格納フェーズで記憶したURL情報を読み込み、取得する。
ステップS325において、送信制御部25の制御に基づいて、可視光送信部90aは、発光部91aを用いて、URL情報を可視光通信情報に含めて送信する。
ステップS326において、携帯端末401では、カメラ491を用いた撮影が開始される。これにより、ステップS327において、カメラ491で受光して得た情報に基づいて、情報取得部425は、可視光通信情報を取得する。情報取得部425は、可視光通信情報に基づいて、URL情報を取得する。
ステップS328において、情報取得部425は、取得したURL情報に基づいて、ネットワーク601を介した通常通信により、サーバ701にアクセスする。
ステップS329において、サーバ701の情報格納部725は、アクセスしてきた携帯端末401に対して、格納されているステータス情報を提供する。
ステップS330において、情報取得部425は、サーバ701により提供されたステータス情報をダウンロードし、取得する。
このように、第3の実施の形態においては、MFP101aが省電力モードに移行するときにステータス情報がサーバ701に格納され、MFP101aはURL情報を可視光通信で送信するのみである。これにより、MFP101aが省電力モードであるときに行う可視光通信では、ステータス情報をそのまま送信する場合と比較して通信量が少なくなる。そのため、例えば発光部91aを点灯させる時間を短くすることができる。したがって、可視光通信を行うためにMFP101aで消費される電力が少なくなる。
[その他]
上述の第1から第3の実施の形態のそれぞれの構成に限られず、それらの種々の要素を適宜組み合わせて画像形成システムが構成されていてもよい。
第3の実施の形態において、サーバは、MFPであってもよく、その場合、MFPが発揮するサーバ機能によりステータス情報の提供機能が発揮されるようにすればよい。
第2の実施の形態において、MFP−Aに替えて、他の情報処理装置を用いて、その情報処理装置が、省電力モードに移行するMFPの代理ステータス情報を代理で可視光通信により送信するようにしてもよい。この場合、情報処理装置は、照明(発光部)を有し、その照明を制御することで可視光通信を行うように構成されていればよい。例えば、情報処理装置としては、部屋の照明システム(例えば、蛍光灯やLED灯などを用いた光源を点灯制御する機能を有しているもの)であって、外部から送信された情報に応じて照明を点灯、消灯させるものが含まれる。また、情報処理装置としては、情報処理装置が可視光通信により代理ステータス情報を送信するとき、情報処理装置自身のステータス情報は送信されてもよいし、送信されなくてもよい。
画像形成システムに含まれるMFPの数は2台に限られず、さらに多くてもよい。第1の実施の形態、第3の実施の形態においては、MFPは1台のみであってもよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。各装置のハードウェア構成は上述に限られるものではない。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
101a,101b MFP(画像形成装置;情報処理装置の一例)
21 CPU
23 記憶部
23a 制御プログラム
25 送信制御部
51 通信部
90a,90b 可視光送信部
91a,91b 発光部
401 携帯端末(情報端末の一例)
421 CPU
423 記憶部
423a 制御プログラム
423b 表示MFP履歴データベース
424 MFP情報表示アプリ(アプリケーション)
425 情報取得部
431 表示部
451 通信部
461 方向検知部
463 位置検知部
491 カメラ(受光部の一例)
601 ネットワーク
701 サーバ
721 CPU
723 記憶部
725 情報格納部
751 通信部
901 画像形成システム

Claims (34)

  1. 発光部を有する画像形成装置と、前記画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記発光部を用いた可視光通信により、前記画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部と、
    前記可視光送信部の動作を制御する送信制御部とを備え、
    前記情報端末は、
    受光部と、
    前記受光部で可視光を受光して得られた情報に基づいて、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、
    前記情報取得部は、前記情報端末で前記情報取得部が動作可能になったとき、前記通常通信で前記画像形成装置と通信を行うことにより前記送信制御部に発光通信開始依頼を行い、
    前記送信制御部は、前記情報取得部から前記発光通信開始依頼を受けた場合であって前記可視光送信部が前記発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、前記発光部を用いた情報の送信を実行させる、画像形成システム。
  2. 前記受光部は、カメラであり、
    前記情報取得部は、前記受光部で撮影した画像情報から、送信側から発せられる可視光通信情報を取得する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記情報取得部は、前記情報端末で所定のアプリケーションが起動されたときに機能可能となり、
    前記送信制御部は、前記情報端末で前記所定のアプリケーションが起動されたタイミングに応じて、前記発光通信開始依頼を行う、請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記情報取得部は、前記発光通信開始依頼を行うとき、前記通常通信により前記情報端末と通信可能なすべての画像形成装置に対して、前記発光通信開始依頼をブロードキャストする、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システム。
  5. 前記情報取得部は、
    前記発光通信開始依頼を行ったとき、その発光通信開始依頼を行った相手の画像形成装置を記憶し、
    記憶している画像形成装置に対してのみ、次の発光通信開始依頼を行う、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成システム。
  6. それぞれ発光部を有する情報処理装置及び画像形成装置と、
    前記情報処理装置及び画像形成装置との間で可視光通信可能な情報端末とを備え、
    前記情報処理装置は、前記情報端末及び前記画像形成装置のそれぞれとの間で、前記可視光通信とは異なる態様の通常通信を行う画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記通常通信により、前記画像形成装置自身に関する装置情報を前記情報処理装置に対して送信する装置間送信部を備え、
    前記情報端末は、
    カメラと、
    前記カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記可視光通信情報に基づいて表示を行う表示部と、
    自身が向いている方角を検知する方角検知部と、
    前記カメラで撮影された画像に前記情報処理装置及び前記画像形成装置が含まれるとき、前記情報処理装置と前記画像形成装置との位置関係に関する位置関係情報を前記方角検知部を用いて取得し、その位置関係情報又は位置関係情報に基づく情報を少なくとも前記情報処理装置に送信する位置関係送信部とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記位置関係送信部から送信される情報に基づいて、前記情報処理装置と前記画像形成装置との相対位置情報を取得する位置取得部と、
    前記発光部を用いた可視光通信により、前記情報端末に情報を送信する可視光送信部とを備え、
    前記情報端末が前記カメラで撮影を行っているとき、
    前記可視光送信部は、前記位置取得部が取得した前記相対位置情報及び前記画像形成装置から送信された前記装置情報を前記可視光通信情報として前記情報端末に送信し、
    前記表示部は、
    前記可視光送信部から送信された前記相対位置情報に基づいて、前記カメラで撮影された画像に前記画像形成装置が含まれるか否かを判断し、前記画像形成装置が前記画像に含まれるときには、前記相対位置情報に基づいて、前記装置情報を表示する、画像形成システム。
  7. 前記位置関係情報は、
    前記方向検知部で検知された方角情報と、
    前記情報端末から前記情報処理装置までの距離を算出して得られる第1の距離情報と、
    前記情報端末から前記画像形成装置までの距離を算出して得られる第2の距離情報と、
    前記情報処理装置及び前記画像形成装置のそれぞれから前記可視光通信により得られた、その装置の固有情報とを含む、請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記位置関係送信部は、前記位置関係情報を少なくとも前記情報処理装置に送信し、
    前記位置取得部は、前記情報端末から送信された前記位置関係情報に基づいて、前記相対位置情報を算出して取得する、請求項6又は7に記載の画像形成システム。
  9. 前記位置関係送信部は、取得した前記位置関係情報に基づいて、前記情報処理装置と前記画像形成装置との位置関係を示す相対位置情報を算出し、前記相対位置情報を少なくとも前記情報処理装置に送信し、
    前記位置取得部は、前記情報端末から送信された前記相対位置情報を取得する、請求項6又は7に記載の画像形成システム。
  10. 前記情報処理装置は、前記画像形成装置とは異なる第2の画像形成装置であり、
    前記可視光送信部は、前記可視光通信情報を送信するとき、さらに、前記情報処理装置に関する装置情報を前記情報端末に送信し、
    前記表示部は、前記情報処理装置と前記画像形成装置とが共に前記画像に含まれるときには、前記相対位置情報に基づいて、それぞれの装置について、前記可視光送信部から送信された、その装置に対応する装置情報を表示する、請求項6から9のいずれかに記載の画像形成システム。
  11. 前記情報取得部は、前記可視光通信情報に含まれる、前記情報処理装置の装置情報と前記画像形成装置の装置情報とを分割し、
    前記表示部は、前記カメラで撮影された画像に前記情報処理装置及び前記画像形成装置が含まれるとき、その画像中で前記情報処理装置に対応する位置に前記情報処理装置の装置情報を付与し、かつ、その画像中で前記画像形成装置に対応する位置に前記画像形成装置の装置情報を付与して、前記画像を表示する、請求項6から10のいずれかに記載の画像形成システム。
  12. 発光部を有する画像形成装置と、
    前記画像形成装置との間で可視光通信可能な情報端末と、
    前記情報端末及び前記画像形成装置のそれぞれとの間で通信を行う情報処理装置とを備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記通常通信により、前記画像形成装置自身に関する装置情報を前記情報処理装置に対して送信する装置間送信部と、
    前記情報処理装置から送信された情報を取得し、その情報を、前記発光部を用いた可視光通信により前記情報端末に送信する可視光送信部とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記装置間送信部により送信された前記装置情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記装置情報を前記情報端末が前記通常通信を介して取得可能に提供する提供部と、
    前記情報端末が前記提供部により提供される前記装置情報にアクセスするために必要なアクセス情報を前記画像形成装置に送信するアクセス情報送信部とを備え、
    前記情報端末は、
    受光部と、
    前記受光部で可視光を受光して得られた情報に基づいて、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により前記可視光送信部から送信された前記アクセス情報が取得されたとき、そのアクセス情報に応じて前記装置情報にアクセスし、前記装置情報を取得する、装置情報取得部と、
    前記装置情報取得部により取得された前記装置情報に基づいて表示を行う表示部とを備える、画像形成システム。
  13. 前記受光部は、カメラであり、
    前記情報取得部は、前記受光部で撮影した画像情報から、送信側から発せられる可視光通信情報を取得する、請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記装置間送信部は、前記画像形成装置の動作モードが、通常の動作モードから、装置の所定の部分の動作を停止させる省電力モードに移行するとき、前記装置情報を前記情報処理装置に対して送信する、請求項6から13のいずれかに記載の画像形成システム。
  15. 前記情報取得部は、前記情報端末で前記情報取得部が動作可能になったとき、前記通常通信で前記画像形成装置と通信を行うことにより前記送信制御部に発光通信開始依頼を行い、
    前記送信制御部は、前記情報取得部から前記発光通信開始依頼を受けた場合であって前記可視光送信部が前記発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、前記発光部を用いた情報の送信を実行させる、請求項6から14のいずれかに記載の画像形成システム。
  16. 発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末であって、
    カメラと、
    前記カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部と、
    前記情報端末で前記情報取得部が動作可能になったとき、前記通常通信で前記画像形成装置と通信を行うことにより前記画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信部と、
    前記依頼送信部で前記発光通信開始依頼が送信されたとき、前記カメラで撮影を行う撮影制御部とを備える、情報端末。
  17. 前記情報取得部により取得された前記可視光通信情報に基づいて表示を行う表示部をさらに備え、
    前記表示部は、前記情報取得部により取得された前記可視光通信情報に基づいて、前記カメラで撮影された画像に前記画像形成装置が含まれるか否かを判断し、前記画像形成装置が前記画像に含まれるときには、前記可視光通信情報に基づいて前記画像形成装置に関する情報を前記画像と合わせて表示する、請求項16に記載の情報端末。
  18. 前記画像形成装置と可視光通信を行うときに自身が向いている方角を検知する方角検知部をさらに備え、
    前記カメラで撮影された画像に前記画像形成装置及び前記画像形成装置と通信可能な情報処理装置が含まれるとき、前記情報処理装置と前記画像形成装置との位置関係に関する位置関係情報を前記方角検知部を用いて取得し、
    取得した前記位置関係情報又は位置関係情報に基づく情報を少なくとも前記画像形成装置に送信する、請求項16又は17に記載の情報端末。
  19. 発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置であって、
    前記発光部を用いた可視光通信により、前記画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部と、
    前記情報端末から前記発光通信開始依頼を受信する依頼受信部と、
    前記依頼受信部で前記発光通信開始依頼が受信された場合であって前記可視光送信部が前記発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、前記可視光送信部に前記発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御部とを備える、画像形成装置。
  20. 前記情報端末から、前記画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能な情報処理装置との位置関係に関する位置関係情報が送信されたとき、前記位置関係情報を受信する位置関係情報受信部と、
    前記位置関係情報受信部により受信された情報に基づいて、前記情報処理装置と前記画像形成装置との位置関係を示す相対位置情報を算出する算出部とをさらに備え、
    前記送信制御部は、前記可視光送信部に、前記算出部により算出された相対位置情報を送信させる、請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末の制御方法であって、
    前記情報端末は、
    カメラと、
    前記カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、
    前記情報端末の制御方法は、
    前記情報端末で前記情報取得部が動作可能になったとき、前記通常通信で前記画像形成装置と通信を行うことにより前記画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信ステップと、
    前記依頼送信ステップで前記発光通信開始依頼が送信されたとき、前記カメラで撮影を行う撮影制御ステップとを備える、情報端末の制御方法。
  22. 発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置は、前記発光部を用いた可視光通信により、前記画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部を備え、
    前記画像形成装置の制御方法は、
    前記情報端末から前記発光通信開始依頼を受信する依頼受信ステップと、
    前記依頼受信ステップで前記発光通信開始依頼が受信された場合であって前記可視光送信部が前記発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、前記可視光送信部に前記発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御ステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
  23. 発光部を有する画像形成装置と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な情報端末の制御プログラムであって、
    前記情報端末は、
    カメラと、
    前記カメラで撮影した画像情報から、送信側から送信された可視光通信情報を取得する情報取得部とを備え、
    前記情報端末の制御プログラムは、
    前記情報端末で前記情報取得部が動作可能になったとき、前記通常通信で前記画像形成装置と通信を行うことにより前記画像形成装置に発光通信開始依頼を送信する依頼送信ステップと、
    前記依頼送信ステップで前記発光通信開始依頼が送信されたとき、前記カメラで撮影を行う撮影制御ステップとをコンピュータに実行させる、情報端末の制御プログラム。
  24. 発光部を有し、情報端末と可視光通信及び可視光通信とは異なる通信方式による通常通信を行うことが可能な画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、前記発光部を用いた可視光通信により、前記画像形成装置内の情報を送信する可視光送信部を備え、
    前記画像形成装置の制御プログラムは、
    前記情報端末から前記発光通信開始依頼を受信する依頼受信ステップと、
    前記依頼受信ステップで前記発光通信開始依頼が受信された場合であって前記可視光送信部が前記発光部を用いた情報の送信を停止しているとき、前記可視光送信部に前記発光部を用いた情報の送信を実行させる送信制御ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
  25. 前記所定のアプリケーションは、前記情報端末において拡張現実表示を実行するためのアプリケーションである、請求項3に記載の画像形成システム。
  26. 前記画像形成装置は、前記発光部から可視光を発することにより自機のステータス情報を出力し、
    前記情報端末は、カメラを有し、さらに前記情報端末は、
    前記受光部が前記画像形成装置から発せられた可視光を受光することにより前記画像形成装置から前記ステータス情報を受信する場合、当該ステータス情報を前記カメラで撮影した画面に重畳させて表示させる、請求項25に記載の画像形成システム。
  27. 前記画像形成装置は、省電力モードを実行中の場合にのみ、前記発光通信開始依頼を受付可能である、請求項1に記載の画像形成システム。
  28. 前記画像形成装置は、省電力モードへ移行する場合に、前記発光部による発光を停止させ、さらに、
    前記省電力モードの実行中に、前記発光通信開始依頼を受け付けると、前記省電力モードを維持したまま発光を開始させる、請求項1に記載の画像形成システム。
  29. 前記情報端末は、画像形成装置の動作状態を取得し、さらに、
    取得した動作状態が、前記画像形成装置が省電力モードであることを示す場合に、当該画像形成装置に対して前記発光通信開始依頼を出力する、請求項1に記載の画像形成システム。
  30. 前記端末は、前記画像形成装置の発光部から可視光が発光されていないことを検知した場合に、当該画像形成装置に対して前記発光通信開始依頼を送信する、請求項1に記載の画像形成システム。
  31. 前記画像形成装置の前記装置間送信部は、前記画像形成装置が省電力モードに移行することに応じて自機のステータス情報を前記情報処理装置へ送信する、請求項6に記載の画像形成システム。
  32. 前記画像形成装置は、省電力モードへ移行すると、前記発光部による発光を停止させ、前記発光通信開始依頼を受け取ると、前記発光部による発光を再開させる、請求項6に記載の画像形成システム。
  33. 前記画像形成装置の前記装置間送信部は、前記画像形成装置が省電力モードに移行することに応じて自機のステータス情報を前記情報処理装置へ送信する、請求項12に記載の画像形成システム。
  34. 前記画像形成装置は、省電力モードへ移行すると、前記発光部による発光を停止させ、前記発光通信開始依頼を受け取ると、前記発光部による発光を再開させる、請求項12に記載の画像形成システム。
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