JP5747812B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の半導体素子を有するパワーモジュールと、該パワーモジュールと接続される受動部品とを備えた電力変換装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等には、モータを駆動させるため、バッテリからの直流電力を交流電力に変換する電力変換装置が搭載されている。電力変換装置は、パワーモジュールに内蔵されたスイッチング素子の開閉を適宜制御することで電力変換を行っている。しかし、内部回路の配線等に起因するインダクタンス成分が存在するため、スイッチング素子の開閉に伴いサージ電圧が発生する。このようなサージ電圧はスイッチング素子を破壊する原因となり得るため、上述のようなインダクタンス成分を低減することが求められている。
インダクタンス成分を低減した電力変換装置の例として、例えば特許文献1〜3に開示される電力変換装置が提案されている。特許文献1〜3に開示された電力変換装置は、コンデンサ等の受動部品における一対の電極と各々接続された一対のバスバーがパワーモジュールの直流端子と接続されている。そして、各々のバスバーに流れる電流の向きが互いに反対方向になるよう、一対のバスバーを積層して形成している。これにより、バスバーに起因する配線インダクタンスを低減しようとするものである。
特開2011−15460号公報 特開2010−124691号公報 特開2002−44964号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示された電力変換装置では、一対のバスバーの積層部分とパワーモジュールの直流端子との接続部に以下のような問題が存在する。つまり、特許文献1〜3に開示された電力変換装置においては、一対のバスバーの積層部分において、パワーモジュールの直流端子との電気的な絶縁を確保するため、一方のバスバーに径の大きな穴を形成する必要がある。これにより、一対のバスバーが互いに積層していない部分の面積が増大するため、配線インダクタンスの増加を招くおそれがある。
また、特許文献1に開示された電力変換装置では、一対のバスバーとパワーモジュールの直流端子とを接続するための導体板が別途必要となる。そのため、部品点数の増加を招くとともに、バスバーとパワーモジュールとの接続作業が煩雑となる。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたもので、配線インダクタンスを低減し、かつ受動部品とパワーモジュールとの接続が容易な電力変換装置を提供することにある。
本発明の一態様は、複数の半導体素子を有するパワーモジュールと、該パワーモジュールと接続される受動部品とを備えた電力変換装置において、
上記パワーモジュールは、第1直流端子及び第2直流端子が上記受動部品から延伸される第1バスバー及び第2バスバーとそれぞれ接続されており、
上記第1バスバーと上記第2バスバーとが、各々に流れる電流が反対方向となるように互いに積層されてなるバスバー積層部を有し、
上記パワーモジュールは、上記第1バスバーの先端部を固定する第1端子固定部を上記バスバー積層部に対して上記第1バスバーの先端側に形成してなり、上記第2バスバーの先端部を固定する第2端子固定部を、上記バスバー積層部の積層方向と上記第1バスバーの先端部の延伸方向との双方に直交する方向において、上記バスバー積層部を挟む両側に形成してなり、
上記第2直流端子は、一対の上記第2端子固定部の間に配設されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置は、上記第1バスバーと上記第2バスバーとが、各々に流れる電流が反対方向となるように互いに積層されてなるバスバー積層部を有している。その結果、上記バスバー積層部における配線インダクタンスを低減することができる。
また、上記パワーモジュールは、上記第1端子固定部を上記バスバー積層部に対して上記第1バスバーの先端側に形成している。また、上記第2端子固定部を、上記バスバー積層部の積層方向と上記第1バスバーの先端部の延伸方向との双方に直交する方向において、上記バスバー積層部を挟む両側のうち少なくとも一方に形成している。つまり、上記第1端子固定部及び上記第2端子固定部は、上記積層方向から見て、上記バスバー積層部と重ならない位置に配設されている。これにより、上記第1直流端子と上記第1バスバーとの接続、及び上記第2直流端子と第2バスバーとの接続を、それぞれ上記バスバー積層部に重ならない位置で行うことが可能となる。そのため、上記バスバー積層部における積層部分の面積を低減することなく上記第1直流端子と上記第1バスバーとを接続し、上記第2直流端子と第2バスバーとを接続することができる。その結果、上記バスバー積層部における配線インダクタンスを低減することができる。
また、上記第1直流端子と上記第1バスバーとを直接接続し、上記第2直流端子と第2バスバーとを直接接続することができる。そのため、上記パワーモジュールと上記受動部品との接続に必要な部品点数が低減できるとともに、上記パワーモジュールと上記受動部品との接続作業を容易に行うことができる。
以上のごとく、上記態様によれば、配線インダクタンスを低減し、かつ受動部品とパワーモジュールとの接続が容易な電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、電力変換装置を積層方向Zから見た平面図。 図1のA−A線矢視断面図。 実施例1における、直流端子とバスバーとの接続状態を示す斜視図。 実施例1における、直流端子とバスバーとに流れる電流の経路を示す断面図(図3の端子固定部付近を拡大した図)。 実施例1における、パワーモジュールの断面図(図1のA−A線矢視断面に相当する図)。 実施例1における、受動部品の斜視図。 実施例2における、直流端子とバスバーとの接続状態を示す斜視図。 実施例3における、直流端子とバスバーとの接続状態を示す斜視図。 実施例3における、端子固定部付近の側面図(図8を延伸方向Xから見た図)。 実施例4における、電力変換装置を積層方向Zから見た平面図。 図10のB−B線矢視断面図。 実施例4における、直流端子とバスバーとの接続状態を示す斜視図。 実施例5における、端子固定部付近を積層方向Zから見た平面図。 図13のC−C線矢視断面図。
上記電力変換装置において、上記受動部品としては、例えばリアクトルやコンデンサ等を挙げることができる。
また、上記第1端子固定部と上記第2端子固定部とは、上記バスバー積層部の積層方向に段差を設けて配設されていてもよい(請求項2)。
この場合には、上記第1バスバーと上記第2バスバーとの各々の先端部を、上記バスバー積層部より延伸させて形成することにより、屈曲させることなく上記第1端子固定部と上記第2端子固定部とに固定させることができる。その結果、上記第1バスバー及び上記第2バスバーの形状を単純化し、その製造コストを低減することができる。
また、上記第1端子固定部は上記第1直流端子を形成した領域に配設され、上記第2端子固定部は上記第2直流端子を形成した領域に配設されていてもよい(請求項3)。
この場合には、上記第1バスバーを上記第1直流端子へ接続すると同時に上記第1端子固定部に固定することができ、同様に上記第2バスバーを上記第2直流端子へ接続すると同時に上記第2端子固定部に固定することができる。その結果、受動部品とパワーモジュールとの接続をより容易に行うことができる。
また、上記第2端子固定部は、上記バスバー積層部を挟む両側に形成されている。
これにより、上記第2バスバーを、上記バスバー積層部を挟む両側で上記第2端子固定部に固定することができるため、上記第2バスバーの上記第2端子固定部への固定をより確実に行うことが可能となる。
また、上記第2直流端子は、上記バスバー積層部を挟む両側に形成された一対の上記第2端子固定部の間に配設されている。
これにより、上記第2直流端子を流れる電流の回り込みを防止し、上記第2直流端子と上記第2バスバーとに流れる電流の経路をより短縮することができる。その結果、配線インダクタンスをより低減することができる。
また、上記第2バスバーの先端部は、上記第2端子固定部に固定される端子固定部材と、上記第2直流端子との間に狭持されていてもよい(請求項)。
この場合には、上記第2バスバーの先端部を上記第2端子固定部に向けて突出させることなく、上記第2バスバーを上記第2端子固定部に固定することができる。つまり、上記第2バスバーの先端部を単純な形状にすることができるため、上記第2バスバーを容易に製造することが可能となる。
また、上記端子固定部材は電気絶縁性の材料より構成されていてもよい(請求項)。
この場合には、別途絶縁性の部材を用いることなく上記第2バスバーの先端部と上記第1バスバーとの間を電気的に絶縁することができる。
また、上記第2直流端子または上記第2バスバーの先端部のいずれか一方が他方と当接する面には凸部が設けられており、他方には上記凸部と嵌合する凹部が設けられていてもよい(請求項)。
この場合には、上記第2直流端子と上記第2バスバーの先端部とが上記バスバー積層部の積層方向に対して直交する方向にずれることを防止することができる。その結果、上記第2直流端子と上記第2バスバーの先端部とをより確実に固定することができる。
また、上記第1端子固定部及び上記第2端子固定部には、ボルトを用いて上記第1バスバー及び上記第2バスバー締結固定されていてもよい(請求項)。
この場合には、上記第1バスバー及び上記第2バスバーと、上記第1端子固定部及び上記第2端子固定部との接続作業を容易に行うことができる。
(実施例1)
上記電力変換装置の実施例について、図1〜図6を用いて説明する。電力変換装置1は、図1に示すごとく、複数の半導体素子を有するパワーモジュール10と、該パワーモジュール10と接続されるコンデンサ4とを備えている。パワーモジュール10は、図2に示すごとく、第1直流端子20及び第2直流端子30が、受動部品としてのコンデンサ4から延伸される第1バスバー42及び第2バスバー43とそれぞれ接続されている。また、図4に示すごとく、第1バスバー42と第2バスバー43とが、各々に流れる電流iが反対方向となるように互いに積層されてなるバスバー積層部5を有している。そして、図1に示すごとく、パワーモジュール10は、第1バスバー42の先端部420を固定する第1端子固定部2をバスバー積層部5に対して第1バスバー42の先端側に有しており、第2バスバー43の先端部430を固定する第2端子固定部3を、バスバー積層部5の積層方向と第1バスバー42の先端部420の延伸方向との双方に直交する方向において、バスバー積層部5を挟む両側に有している。
電力変換装置1のパワーモジュール10とコンデンサ4とは、図1に示すごとく、第1バスバー42の先端部420の延伸方向(以下、この方向を「延伸方向X」という。)に互いに並んで配置されている。また、パワーモジュール10とコンデンサ4との間には、延伸方向Xに長尺なバスバー積層部5が配設されている。そして、パワーモジュール10は、図2に示すごとく、バスバー積層部5の積層方向(以下、この方向を「積層方向Z」という。)において、第1バスバー42に対して第2バスバー43側に配置されている。
第1端子固定部2及び第2端子固定部3は、図2に示すごとく、パワーモジュール10のコンデンサ4側の一端に沿って配設されている。また、第1端子固定部2は第1直流端子20を形成した領域に配設され、第2端子固定部3は第2直流端子30を形成した領域に配設されている。本例においては、第1端子固定部2は第1直流端子20の下、つまり第1直流端子20における第1バスバー42を重ねる面の反対側に配設されている。同様に、第2端子固定部3は第2直流端子の下、つまり第2直流端子30における第2バスバー43を重ねる面の反対側に配設されている。
第1直流端子20は、図2に示すごとく、積層方向Zに向けて形成されたナット配置穴220と、該ナット配置穴220に配置されたナット221とを有している。そして、該ナット221と締結されるボルト22の軸体が、図3に示すごとく、第1バスバー42の先端部420において厚み方向に貫通形成された貫通穴423と、第1直流端子20において厚み方向に貫通形成された貫通穴21とに挿通された状態でナット221と螺合されている。これにより、図2に示すごとく、第1バスバー42の先端部420と第1直流端子20とが面接触しつつ第1端子固定部2において締結されている。
同様に、一対の第2端子固定部3は、図1に示すごとく、バスバー積層部5に対して延伸方向Xと積層方向Zとの双方に直交する方向(以下、この方向を「横方向Y」という。)の両側に配設されている。また、一対の第2端子固定部3は、図2に示すごとく、積層方向Zに向けて形成された一対のナット配置穴320と、該ナット配置穴320に夫々配置された一対のナット321とを有している。そして、該一対のナット321と夫々締結されるボルト32の軸体が、図3に示すごとく、第2バスバー43の先端部430において厚み方向に貫通形成された一対の貫通穴433と、第2直流端子30において厚み方向に貫通形成された一対の貫通穴31とに挿通された状態でナット321と螺合されている。これにより、第2バスバー43の先端部430と第2直流端子30とが面接触しつつ第2端子固定部3において締結されている。
また、第1端子固定部2と第2端子固定部3とは、図2及び図3に示すごとく、積層方向Zに段差を設けて配設されている。つまり、第2端子固定部3は第1端子固定部2より後述するパワーモジュール10のベースプレート11に近い位置に配設されている。これにより、図2に示すごとく、第1バスバー42の先端部420及び第2バスバー43の先端部430は、屈曲されることなく第1端子固定部2及び第2端子固定部3にそれぞれ締結されている。
パワーモジュール10は、略直方体状を呈しており、図5に示すごとく積層方向Zの一面に配されたベースプレート11と樹脂ケース12とを備えている。ベースプレート11上には、絶縁基板110を介して複数の半導体素子111が搭載されている。複数の半導体素子111は、金属ワイヤ112や、絶縁基板110上に形成された金属箔113等により互いに接続されて電力変換回路を形成している。また、これらの半導体素子111に電力を入出力する板棒状の一対の配線導体14(14a、14b)が絶縁基板110に沿って配設されており、絶縁基板110上において、半導体素子111と適宜電気的に接続されている。そして、一対の配線導体14は、延伸方向Xにおけるコンデンサ4側の端部において樹脂ケース12における側壁13の内部に埋設されている。
また、図5に示すごとく、一対の配線導体14は、積層方向Zにおいてベースプレート11と反対方向へ屈曲された一対の屈曲部140(140a、140b)を樹脂ケース12の側壁13内に備えている。該一対の屈曲部140は、それぞれの主面141を延伸方向Xに向け、互いに対向するよう配置されている。そして、一対の屈曲部140の先端は側壁13外において延伸方向Xの互いに反対方向へ屈曲され、それぞれ第1直流端子20及び第2直流端子30を形成している。
コンデンサ4は、図2及び図6に示すごとく、コンデンサケース40に収容され、互いに並列に接続された3つのコンデンサセル41と、コンデンサケース40から延伸方向Xに延設された第1バスバー42及び第2バスバー43とを有する。コンデンサケース40は、略直方体形状を呈するとともに延伸方向Xのパワーモジュール10側の一面が開口されており、この開口部から第1バスバー42と第2バスバー43とがバスバー積層部5を形成しつつ延設されている。また、コンデンサケース40内には、エポキシ樹脂等の樹脂45が充填されており、コンデンサセル41は樹脂45に埋設されている。なお、図6においては、便宜上コンデンサケース40及び樹脂45の記載を省略している。
3つのコンデンサセル41はそれぞれ略楕円柱状を呈しており、図6に示すごとく、楕円の短軸を横方向Yに向けて、短軸方向に一直線上に配置されている。また、コンデンサセル41の一対の底面には電極が形成されており、一方の電極が第1バスバー42と、他方の電極が第2バスバー43とそれぞれ電気的に接続されている。
バスバー積層部5は、互いに積層された第1バスバー42と第2バスバー43との間に、絶縁紙等の絶縁部材50が狭持されて構成されている。なお、図6においては、便宜上絶縁部材50の記載を省略している。
第1バスバー42は、バスバー積層部5より延伸方向Xに延伸した一端、すなわち先端部420において上述のごとく第1端子固定部2に締結されている。そして、図6に示すごとく、延伸方向Xに延伸した他端に、3つのコンデンサセル41の一方の電極と接続される接続部421を設けている。接続部421は、先端部420に比べて横方向Yに幅広となっており、3つのコンデンサセル41を並列に接続することができるよう構成されている。
第2バスバー43は、バスバー積層部5より延伸方向Xに延伸した一方の端部、すなわち先端部430において上述のごとく第2端子固定部3に締結されている。また、延伸方向Xに延伸した他方は、コンデンサケース40内において積層方向Zに屈曲されている。そして、その先端部において再び延伸方向Xに屈曲され、コンデンサセル41の他方の電極と接続する接続部431を形成している。接続部431は、先端部430に比べて横方向Yに幅広となっており、3つのコンデンサセル41を並列に接続することができるよう構成されている。
次に、本例の作用効果を説明する。本例の電力変換装置1は、第1バスバー42と第2バスバー43とが、図4に示すごとく、各々に流れる電流iが反対方向となるように互いに積層されてなるバスバー積層部5を有している。その結果、バスバー積層部5における配線インダクタンスを低減することができる。
また、パワーモジュール10は、図1及び図3に示すごとく、第1端子固定部2をバスバー積層部5に対して第1バスバー42の先端部420側に形成している。また、第2端子固定部3を、積層方向Zと延伸方向Xとの双方に直交する方向(横方向Y)において、バスバー積層部5を挟む両側に形成している。これにより、第1直流端子20と第1バスバー42との接続、及び第2直流端子30と第2バスバー43との接続を、それぞれバスバー積層部5に重ならない位置で行うことが可能となる。そのため、バスバー積層部5における積層部分の面積を低減することなく第1直流端子20と第1バスバー42とを接続し、第2直流端子30と第2バスバー43とを接続することができる。その結果、バスバー積層部5における配線インダクタンスを低減することができる。また、第2バスバー43を、バスバー積層部5を挟む両側で上記第2端子固定部3に固定することができるため、第2バスバー43の第2端子固定部3への固定をより確実に行うことできる。
また、図2に示すごとく、第1直流端子20と第1バスバー42とが接続され、第2直流端子30と第2バスバー43とが接続されている。そのため、パワーモジュール10とコンデンサ4との接続に必要な部品点数が低減できるとともに、パワーモジュール10とコンデンサ4との接続作業を容易に行うことができる。
また、図2に示すごとく、第1端子固定部2と第2端子固定部3とは、バスバー積層部5の積層方向Zに段差を設けて配設されている。これにより、第1バスバー42の先端部420と第2バスバー43の先端部430とを、それぞれバスバー積層部5より延伸させて形成し、第1バスバー42と第2バスバー43とを屈曲させることなく第1端子固定部2と第2端子固定部3とに固定させることができる。その結果、第1バスバー42及び第2バスバー43の形状を単純化し、その製造コストを低減することができる。
また、図2に示すごとく、第1端子固定部2は第1直流端子20を形成した領域に配設され、第2端子固定部3は第2直流端子30を形成した領域に配設されている。つまり、第1端子固定部2は第1直流端子20の下に配設され、第2端子固定部3は第2直流端子30の下に配設されている。これにより、第1バスバー42を第1直流端子20へ接続すると同時に第1端子固定部2に固定することができ、同様に第2バスバー43を第2直流端子30へ接続すると同時に第2端子固定部3に固定することができる。その結果、コンデンサ4とパワーモジュール10との接続をより容易に行うことができる。
以上のごとく、本例によれば、配線インダクタンスを低減し、かつ受動部品とパワーモジュールとの接続が容易な電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図7に示すごとく、第2直流端子30を第2端子固定部3の間に配設した例である。本例における第2端子固定部3は、図7に示すごとく、パワーモジュール10の側壁13に形成されている。
一対の第2端子固定部3は、パワーモジュール10の樹脂ケース12にインサート成型された一対のナット321を有する。そして、該一対のナット321と夫々締結されるボルト32の軸体が、図7に示すごとく、第2バスバー43の先端部430において厚み方向に貫通形成された一対の貫通穴433に挿通された状態でナット321と螺合されている。
第2直流端子30は、図7に示すごとく、一対の第2端子固定部3の間において、横方向Yにおける幅がバスバー積層部5と同一となるように形成されている。また、第2直流端子30は、一対の第2端子固定部3に対して積層方向Zに面一となるように配設されている。これにより、第2バスバー43の先端部430と第2直流端子30とが面接触しつつ第2端子固定部3において締結されている。その他は実施例1と同様である。
次に、本例の作用効果を説明する。本例の第2直流端子30はバスバー積層部5を挟む両側に形成された一対の第2端子固定部3の間に配設されている。これにより、第2直流端子30を流れる電流の回り込みを防止し、第2直流端子30と第2バスバー43とに流れる電流の経路をより短縮することができる。その結果、配線インダクタンスをより低減することができる。その他、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例3)
本例は、図8及び図9に示すごとく、第2バスバー43の先端部430と第2直流端子30とを、端子固定部材6により第2端子固定部3へ固定する例である。本例では、図9に示すごとく、第1バスバー42の先端部420と第2バスバー43の先端部430との間に電気絶縁性の材料より構成された端子固定部材6を配置している。そして、該端子固定部材6と第2直流端子30との間に第2バスバー43の先端部430を狭持しつつ、端子固定部材6を第2端子固定部3へ締結している。
端子固定部材6は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂等から形成されており、図8に示すごとく、積層方向Zから見て長方形状の端子押さえ部60を有している。また、該端子押さえ部60の横方向Yにおける両端からパワーモジュール10側へ突出するとともに、その突出端から横方向Yの互いに反対側へ伸びる一対の締結部61とを備えている。そして、該締結部61の先端部には、厚み方向(積層方向Z)に貫通した一対の貫通穴610が形成されている。これにより、一対の貫通穴610にボルト32を夫々挿通して一対の締結部61を第2端子固定部3へ締結するとともに、端子押さえ部60により第2バスバー43の先端部430を第2直流端子30と当接させることができるよう構成されている。
また、先端部430及び第2直流端子30の横方向Yにおける幅は、バスバー積層部5の横方向Yにおける幅と同一となるよう形成されている。そして、図9に示すごとく、先端部430の第2直流端子30と当接する面には凸部33が形成されており、第2直流端子30の先端部430と当接する面には、凸部33と嵌合する位置に凹部34が形成されている。
また、第2直流端子30は、図8に示すごとく、積層方向Zにおいて第2端子固定部3よりも第1直流端子20側に突出している。その他は実施例2と同様である。
次に、本例の作用効果を説明する。本例の第2バスバー43の先端部430は、図8に示すごとく、第2端子固定部3に固定される端子固定部材6と第2直流端子30との間に狭持されている。これにより、第2バスバー43の先端部430を第2端子固定部3に向けて突出させることなく、第2バスバー43を第2端子固定部3に固定することができる。つまり、第2バスバー43の先端部430を単純な形状にすることができるため、第2バスバー43を容易に製造することが可能となる。
また、図9に示すごとく、第2直流端子30と第2バスバー43の先端部430とが当接する面に、互いに嵌合するようにそれぞれ凹部34と凸部33とが設けられている。これにより、第2直流端子30と第2バスバー43の先端部430とが積層方向Zに対して直交する方向(延伸方向X及び横方向Y)にずれることを防止することができる。その結果、第2直流端子30と第2バスバー43の先端部430とをより確実に固定することができる。
また、端子固定部材6は電気絶縁性の材料より構成されている。これにより、別途絶縁性の部材を用いることなく第2バスバー43の先端部430と第1バスバー42との間を電気的に絶縁することができる。その結果、第1バスバー42と第2バスバー43の間に狭持されている絶縁部材50の使用量を削減できる。
(実施例4)
本例は、図10〜図12に示すごとく、第3バスバー44を追加することにより更に配線インダクタンスを低減しようとする例である。第3バスバー44は、第2バスバー43の先端部430が接続されたコンデンサセル41の電極と同じ側の電極に接続されており、図11に示すごとく、コンデンサセル41の外周に沿って、第2バスバー43とは反対方向へ周回するように配設されている。そして、第3バスバー44は、図10に示すごとく、コンデンサケース40外において延伸方向Xに延伸されるとともに、図12に示すごとく、延伸方向Xの先端部440を第2端子固定部3に締結し、第2直流端子30と電気的に接続されている。また、第3バスバー44の接続部441は、第2バスバー43の接続部431と同じく、3つのコンデンサセル41が並列接続されるようにして、コンデンサセル41の他方の電極に接続されている。
第3バスバー44のコンデンサケース40外に延伸された部分は、図11に示すごとく、第1バスバー42及び第2バスバー43とともに互いに積層され、バスバー積層部5を形成している。つまり、本例のバスバー積層部5は、第2バスバー43と第3バスバー44との間に第1バスバー42が配置された3層構造を有し、各々のバスバーの間にはそれぞれ絶縁部材50が狭持されている。
また、第3バスバー44の先端部440は、端子固定部材6と同様の形状に形成されている。つまり先端部440は、図10に示すごとく、積層方向Zから見て長方形状に形成されている。また、図12に示すごとく、先端部440の横方向Yにおける両端からパワーモジュール10側へ突出するとともに、その突出端から横方向Yの互いに反対側へ伸びる一対の締結部442とを備えている。そして、該締結部442の先端部には、図12に示すごとく、厚み方向(積層方向Z)に貫通した一対の貫通穴443が形成されている。これにより、一対の貫通穴443にボルト32を夫々挿通して一対の締結部442を第2端子固定部3へ締結するとともに、第3バスバー44の締結部442と第2バスバー43の先端部430と第2直流端子30とを電気的に接続できるよう構成されている。その他は実施例2と同様である。
本例のごとく、第3バスバー44を、コンデンサセル41の外周に沿って第2バスバー43と反対方向に周回させることにより、第1直流端子20からコンデンサ4を通り第2直流端子30へ流れる電流経路として、第2バスバー43を通る経路に加えて第3バスバー44を通る経路が形成される。これにより、コンデンサセル41内のいずれの部分を流れる電流を考慮しても、電流経路のループが大きくなることを防ぐことができる。そのため、配線インダクタンスをより低減することができる。
また、バスバー積層部5においては、3層の真中の第1バスバー42に流れる電流の向きが、その両隣の第2バスバー43及び第3バスバー44に流れる電流の向きと反対方向となる。そのため、バスバー積層部5においても配線インダクタンスをより低減することができる。その他、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例5)
本例は、図13及び図14に示すごとく、パワーモジュール10の側壁13において、第1直流端子20と第2直流端子30とに挟まれた部分に溝部15を形成し、第1直流端子20と第2直流端子30との電気的な絶縁性を向上させた例である。その他は、実施例1と同様である。
本例のごとく第1直流端子20と第2直流端子30との間に溝部15を形成することにより、溝部15を形成しない場合に比べて第1直流端子20と第2直流端子30との沿面距離を長くすることができる。そのため、第1直流端子20と第2直流端子30との間の絶縁耐圧を向上させることができる。その他、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
なお、実施例1〜5には、パワーモジュールとして、ベースプレート11上に絶縁基板110を介して半導体素子111が搭載された構造(図5参照)を開示しているが、パワーモジュールの内部構造はこれに限定されるものではない。また、受動部品についても、3個のコンデンサセルよりなる構成(図6参照)に限定されるものではなく、コンデンサセルの数を変更した構成や、リアクトルを含む構成にすることも可能である。
1 電力変換装置
10 パワーモジュール
2 第1端子固定部
20 第1直流端子
3 第2端子固定部
30 第2直流端子
4 受動部品
42 第1バスバー
420 先端部
43 第2バスバー
430 先端部
5 バスバー積層部

Claims (7)

  1. 複数の半導体素子を有するパワーモジュールと、該パワーモジュールと接続される受動部品とを備えた電力変換装置において、
    上記パワーモジュールは、第1直流端子及び第2直流端子が上記受動部品から延伸される第1バスバー及び第2バスバーとそれぞれ接続されており、
    上記第1バスバーと上記第2バスバーとが、各々に流れる電流が反対方向となるように互いに積層されてなるバスバー積層部を有し、
    上記パワーモジュールは、上記第1バスバーの先端部を固定する第1端子固定部を上記バスバー積層部に対して上記第1バスバーの先端側に形成してなり、上記第2バスバーの先端部を固定する第2端子固定部を、上記バスバー積層部の積層方向と上記第1バスバーの先端部の延伸方向との双方に直交する方向において、上記バスバー積層部を挟む両側に形成してなり、
    上記第2直流端子は、一対の上記第2端子固定部の間に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、上記第1端子固定部と上記第2端子固定部とは、上記バスバー積層部の積層方向に段差を設けて配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置において、上記第1端子固定部は上記第1直流端子を形成した領域に配設され、上記第2端子固定部は上記第2直流端子を形成した領域に配設されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置において、上記第2バスバーの先端部は、上記第2端子固定部に固定される端子固定部材と、上記第2直流端子との間に狭持されていることを特徴とする電力変換装置
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、上記端子固定部材は電気絶縁性の材料より構成されていることを特徴とする電力変換装置
  6. 請求項4または5に記載の電力変換装置において、上記第2直流端子または上記第2バスバーの先端部のいずれか一方が他方と当接する面には凸部が設けられており、他方には上記凸部と嵌合する凹部が設けられていることを特徴とする電力変換装置
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力変換装置において、上記第1端子固定部及び上記第2端子固定部には、ボルトを用いて上記第1バスバー及び上記第2バスバーが締結固定されていることを特徴とする電力変換装置
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