JP5747748B2 - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents

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本発明は、車両用シートのスライド装置に関し、詳しくは、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能な車両用シートのスライド装置に関する。
従来、第1の車両用シートである助手席のロアレールと第2の車両用シートである2列目シートのロアレールとが兼用になっているとき、2列目シートを後方に大きくスライドさせると、助手席もフロントのスライドのロック領域から2列目のスライドのロック領域まで大きくスライドさせることができる車両用シートのスライド装置が既に知られている。このようなスライド装置には、スライドさせた助手席が両ロック領域(フロントのスライドのロック領域と2列目のスライドのロック領域)の境界に到達すると、一旦、このスライドを規制する補助ロック機構が備えられている。これにより、スライドさせた助手席が2列目シートの乗員に干渉することがないように、2列目シートの乗員に対して注意喚起を促すことができる。ここで、下記特許文献1には、補助ロック機構が、ロアレールに対して着脱可能なストッパから構成されている技術が開示されている。これにより、簡便な構造で補助ロック機構を動作させることができる。
特許第3400066号
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、ロアレールに対してストッパが着脱可能になっているため、補助ロック機構の使用性が悪かった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、第2の車両用シートのスライドのロック領域まで第1の車両用シートを大きくスライドさせるとき、このスライドさせる第1の車両用シートが両ロック領域の境界に到達すると、一旦、このスライドを規制する補助ロック機構を備えている場合であっても、その使用性を向上させた車両用シートのスライド装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制可能な補助ロック機構を備えており、補助ロック機構自身が第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制しているとき、第1の車両用シートのアッパレールをそのスライド前の状態に戻すことも規制している車両用シートのスライド装置であって、ハーフストローク状態となるようにハンドルを操作すると、ロック機構のロック解除が行われるようになっており、補助ロック機構は、ハーフストローク状態のままスライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、補助ロック機構のロックが行われ、ハーフストローク状態からフルストローク状態となるようにハンドルを操作すると、補助ロック機構のロック解除が行われるように構成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、補助ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるには、ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるために操作したハンドルをさらに操作するだけでよい。すなわち、ハーフストローク状態に操作したハンドルをフルストローク状態となるように操作するだけでよい。したがって、従来技術と比較すると、着脱する部材等を必要としないため、補助ロック機構の使用性を向上できる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、補助ロック機構は、補助ロック機構自身がロック解除状態にあるとき、ハンドルを最大限に操作しようとした場合でも、ハンドルの操作状態がハーフストローク状態となるようにハンドルの操作量を規制可能な規制リンクを備えていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、ハンドルの操作量が少ないときにロック機構のロック解除が行われるようになっており、且つ、ハンドルの操作量が多いときに補助ロック機構のロック解除が行われるようになっているとき、ハンドルを最大限に操作しても、ロック機構のロック解除のみを行うことができる。したがって、規制リンクが設けられていない場合と比較すると、ロック機構のロック解除を行うとき、ハンドルの操作量を意図的に少なくすることなく、最大限にハンドルを操作できるため、補助ロック機構の使用性をさらに向上できる。
また、請求項3に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドをロックする補助ロック機構を備えている車両用シートのスライド装置であって、補助ロック機構は、ハンドルの操作量をロック機構のロック解除が行われるだけに規制可能な規制リンクと、ロアレール側に形成されている凹穴に先端が嵌り込むとロアレールに対して第1の車両用シートのアッパレールをロックさせるストッパーピンと、ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンを押し込むコントロールリンクと、を備えており、ハンドルを操作して第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせストッパーピンが凹穴に到達すると、ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込みにより、規制リンクがハンドルの操作量の規制を解除するように規制リンクをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込み状態で、さらにハンドルを操作すると、ストッパーピンの先端が付勢力により凹穴から抜け出るようにコントロールリンクが付勢力に抗して引き起こされることを特徴とする構成である。
この構成によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、補助ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるには、ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるために操作したハンドルをさらに操作するだけでよい。したがって、従来技術と比較すると、着脱する部材等を必要としないため、補助ロック機構の使用性を向上できる。


図1は、本発明の実施例に係る助手席のスライド装置を適用した車両の内部を示す構成図である。 図2は、図1の助手席の補助ロック機構の模式図であり、助手席が助手席自身のスライドのロック領域でロックされている状態を示す図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、図2に示す状態から、助手席を2列目シートのスライドのロック領域に向けてスライドさせている状態を示す図である。 図5は、図4に示す状態から、補助ロック機構がロックした状態を示す図である。 図6は、図5に示す状態から、補助ロック機構がロック解除した状態を示す図である。 図7は、図6に示す状態から、さらに、助手席を2列目シートのスライドのロック領域に向けてスライドさせている状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜7を参照して説明する。なお、以下の説明にあたって、「第1の車両用シート」として、「助手席1」を例に説明することとする。これと同様に、「第2の車両用シート」として、「2列目シート101」を例に説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した各図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、助手席1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1〜3を参照して、本発明の実施例に係る助手席1のスライド装置2を説明していく。このスライド装置2は、一対のスライドレール3と、ロック機構4と、補助ロック機構5とから構成されている。以下に、これら一対のスライドレール3と、ロック機構4と、補助ロック機構5とを個別に説明していく。
まず、一対のスライドレール3から説明していく。この一対のスライドレール3は、一対のロアレール10と、この一対のロアレール10に対してそれぞれスライド可能に組み付けられている一対のアッパレール20とから構成されている。この一対のロアレール10は、車両フロアFにそれぞれ固着されている。一方、この一対のアッパレール20も、助手席1のシートクッション1aのクッションフレーム(図示しない)に固着されている。
これにより、助手席1を車両フロアFに対して前後にスライドさせることができる。なお、この一対のロアレール10は、図1からも明らかなように、2列目シート101のそれをも兼ねている。すなわち、一対のロアレール10は、助手席1と2列目シート101とにおいて兼用となっている。これにより、2列目シート101を後方に大きくスライドさせておくと、助手席1も後方に大きくスライドさせることができる。一対のスライドレール3は、このように構成されている。
次に、ロック機構4を説明する。このロック機構4は、ハンドル40と、このハンドル40に対してケーブル、レバー等(いずれも図示しない)を介して連結された係合爪24とから構成されている。このハンドル40は、乗員が直に引き起こし可能なレバー部材から構成されている。そして、このハンドル40は、乗員が引き起こす方向と反対方向(図2において、矢印A方向)に付勢された状態でクッションフレームに枢着されている。
一方、係合爪24は、その先端がロアレール10の係合孔12とアッパレール20の係合孔22とに差し込み可能な爪部材から構成されている。そして、この係合爪24は、この差し込み方向に付勢された状態でアッパレール20に枢着されている。この係合爪24の先端がロアレール10の係合孔12とアッパレール20の係合孔22とに差し込まれると(図2に示される状態になると)、助手席1のスライドがロック状態(ロック機構のロック状態)となる。
そして、このロック状態から、係合爪24に作用する付勢力に抗してハンドル40を引き起こすと、係合爪24の先端の差し込みが解消するように係合爪24が回動していく。これにより、助手席1のスライドがロック解除状態(ロック機構のロック解除状態)となる。そして、ハンドル40の引き起こしを解消すると、係合爪24の回動が戻されるため、助手席1のスライドもロック状態へと戻される。
なお、ロアレール10の係合孔12は、助手席1のスライド方向に沿って複数形成されている。これにより、助手席1を所望するスライド位置にロックできる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「スライドのロック位置を調節」に相当する。この複数形成されている係合孔12のうち、フロントのスライドのロック領域(通常、助手席1が使用するスライドのロック領域)に対応するものを係合孔12aと付し、2列目のスライドのロック領域(通常、2列目シート101が使用するスライドのロック領域)に対応するものを係合孔12bと付すこととする(図1参照)。
なお、フロントのスライドのロック領域と、2列目のスライドのロック領域との間の領域(車両ボデーのピラーと向かい合う位置)を、説明の便宜上、アンロック領域と記すこととする。このアンロック領域におけるロアレールの略中央には、後述する凹穴14が形成されている。ロック機構4は、このように構成されている。また、2列目シート101も、上述した助手席1と同様に、所望するスライド位置にロックできる。
最後に、図2〜4を参照して、補助ロック機構5を説明する。この補助ロック機構5は、規制リンク50と、ストッパーピン60と、コントロールリンク70とから構成されている。
まず、規制リンク50から説明する。この規制リンク50は、シートクッション1aのクッションフレーム(図示しない)に枢着されているリンク部材から構成されている。そして、この規制リンク50は、その先端がクッションフレームに形成のストッパ32に接触するように付勢された状態でクッションフレームに枢着されている。図2において、矢印B方向が規制リンク50の付勢方向を示している。
この規制リンク50は、ロック機構がロック状態にあるとき、乗員がハンドル40を引き起こすと、この引き起こしたハンドル40に形成のピン42が自身の先端に干渉するように(図4に示す状態となるように)、クッションフレームに形成のストッパ32により位置決めされている。これにより、ハンドル40の引き起こし量をロック機構のロック解除が行われる量だけに規制(図4において、ハンドル40の回動範囲θのうち、ハンドル40がθ1の範囲だけ回動するように規制)できる。この回動範囲θとθ1とが、特許請求の範囲に記載の「フルストローク状態」と「ハーフストローク状態」にそれぞれ相当する。
次に、ストッパーピン60を説明する。このストッパーピン60は、その先端をロアレール10に形成の凹穴14に嵌め込み可能にアッパレール20に差し込まれているピン部材から構成されている。そして、このストッパーピン60は、自身に差し込まれている圧縮ばね64の両端が自身に形成のフランジ62とアッパレール20とに掛け留めされた状態でアッパレール20に差し込まれている(図3参照)。
これにより、助手席1のスライドによりストッパーピン60が凹穴14に到達すると、到達したストッパーピン60の先端が後述するコントロールリンク70からの押当力により圧縮ばね64の付勢力に抗して凹穴14に嵌め込まれる。そのため、助手席1のスライドをロックできる。
最後に、コントロールリンク70を説明する。このコントロールリンク70は、シートクッション1aのクッションフレームに枢着されている略L字状に形成されたリンク部材から構成されている。そして、このコントロールリンク70は、その短手方向の先端(以下、「押当部74」と記す)がストッパーピン60の基端を押し当てるように付勢された状態でクッションフレームに枢着されている。図2において、矢印C方向がコントロールリンク70の付勢方向を示している。
なお、このコントロールリンク70に作用する付勢力は、規制リンク50に作用するそれより大きく設定されている。これと同様に、このコントロールリンク70に作用する付勢力は、ストッパーピン60に作用するそれ(圧縮ばね64の付勢力)より大きく設定されている。補助ロック機構5は、このように構成されている。
続いて、図1、2、4〜7を参照して、上述した構成から成るスライド装置2の動作を説明する。まず、図1〜2に示すように、助手席1がフロンとのスライドのロック領域にロックされている状態(図1において、助手席1が実線(A)で示される状態)から、乗員はハンドル40のピン42が規制リンク50の先端に干渉するまでハンドル40を引き起こす作業を行う(図4参照)。
すると、既に説明したように、ロック機構がロック状態からロック解除状態へと切り替わるため、助手席1を後方へスライドさせることができる。次に、乗員は助手席1を後方へスライドさせる作業を行う。このスライドによりストッパーピン60がロアレール10の凹穴14に到達すると(図1において、助手席1が想像線(B)で示される状態に到達すると)、既に説明したように、ストッパーピン60の基端はコントロールリンク70の押当部74により押し込まれているため、ストッパーピン60の先端がロアレール10の凹穴14に嵌まり込む(図5参照)。
これにより、助手席1は、そのロック機構がロック解除状態であっても、そのスライドがロックされた状態(補助ロック機構5のロック状態)となる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「補助ロック機構自身が第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制しているとき、第1の車両用シートのアッパレールをそのスライド前の状態に戻すことも規制している」に相当する。
このとき、コントロールリンク70の長手方向の先端に形成されているピン72は、ハンドル40の引き起こし量の規制が解消されるように、規制リンク50を回動させている。次に、この補助ロック機構5のロック解除状態から、さらに、乗員はハンドル40を引き起こす作業を行う。
すると、ハンドル40のピン42がコントロールリンク70を引き起こす。これにより、ストッパーピン60は、圧縮ばね64の復元力により、その先端がロアレール10の凹穴14から抜け出るように持ち上げられる。これにより、補助ロック機構5がロック状態からロック解除状態へと戻される。このとき、ロック機構4もロック解除状態のままであるため、さらに、助手席1を後方へスライドさせることができる(図7参照)。
やがて、所望する位置まで助手席1をスライドさせると(図1において、助手席1が想像線(C)で示される状態までスライドさせると)、乗員はハンドル40の引き起こしを解消させて、ロック機構4をロック状態へと戻す作業(助手席1のアッパレール20の係合爪24をロアレール10の係合孔12bとアッパレール20の係合孔22とに係合させる作業)を行う。このようにして、フロントのスライドのロック領域から2列目のスライドのロック領域へと助手席1を後方へ大きくスライドさせることができる。なお、このスライドの戻しは、上述した操作と同様の操作を行えばよい。
本発明の実施例に係る助手席1のスライド装置2は、上述したように構成されている。この構成によれば、ハンドル40を引き起こしてフロントのスライドのロック領域から2列目のスライドのロック領域へ向けて助手席1を後方へ大きくスライドさせているとき、助手席1がアンロック領域に到達すると、ロック機構4がロック解除状態であっても、補助ロック機構5がロック状態に切り替わるため、助手席1のスライドを規制できる。そのため、従来技術と同様に、2列目シート101の乗員に対して注意喚起を促すことができる。なお、この補助ロック機構5をロック状態からロック解除状態へ戻すには、ロック機構4をロック状態からロック解除状態へ切り替えるために引き起こしたハンドル40をさらに引き起こすだけでよい。すなわち、ハーフストローク状態に引き起こしたハンドル40をフルストローク状態へ引き起こすだけでよい。したがって、従来技術と比較すると、着脱する部材等を必要としないため、補助ロック機構5の使用性を向上できる。
また、この構成によれば、規制リンク50を備えている。そのため、ハンドル40の引き起こし量が少ないときにロック機構4のロック解除が行われるようになっており、且つ、ハンドル40の引き起こし量が多いときに補助ロック機構5のロック解除が行われるようになっているとき、ハンドル40を最大限に引き起こしても、ロック機構4のロック解除のみを行うことができる。したがって、規制リンク50が設けられていない場合と比較すると、ロック機構4のロック解除を行うとき、ハンドル40の引き起こし量を意図的に少なくすることなく、最大限にハンドル40を引き起こすことができるため、補助ロック機構5の使用性をさらに向上できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、「第1の車両用シート」として、「助手席1」を例に説明し、「第2の車両用シート」として、「2列目シート101」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「第1の車両用シート」が、「2列目シート」であり、「第2の車両用シート」が、「3列目シート」であっても構わない。
また、実施例では、フロントのスライドのロック領域から2列目のスライドのロック領域へと助手席1を後方へ大きくスライドさせる形態にスライド装置2を適用した例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、フロントのスライドのロック領域が大きく確保されていれば、2列目のスライドのロック領域からフロントのスライドのロック領域へと2列目シート101を前方へ大きくスライドさせる形態にスライド装置2を適用しても構わない。
また、実施例では、補助ロック機構5は、規制リンク50と、ストッパーピン60と、コントロールリンク70とから構成されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、補助ロック機構5は、ストッパーピン60と、コントロールリンク70とから構成されていても構わない。
1 助手席(第1の車両用シート)
2 スライド装置
4 ロック機構
5 補助ロック機構
10 ロアレール
14 凹穴
20 アッパレール
40 ハンドル
50 規制リンク
60 ストッパーピン
70 コントロールリンク

Claims (3)

  1. 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制可能な補助ロック機構を備えており、補助ロック機構自身が第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制しているとき、第1の車両用シートのアッパレールをそのスライド前の状態に戻すことも規制している車両用シートのスライド装置であって、
    ハーフストローク状態となるようにハンドルを操作すると、ロック機構のロック解除が行われるようになっており、
    補助ロック機構は、
    ハーフストローク状態のままスライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、補助ロック機構のロックが行われ、
    ハーフストローク状態からフルストローク状態となるようにハンドルを操作すると、補助ロック機構のロック解除が行われるように構成されていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、
    補助ロック機構は、補助ロック機構自身がロック解除状態にあるとき、ハンドルを最大限に操作しようとした場合でも、ハンドルの操作状態がハーフストローク状態となるようにハンドルの操作量を規制可能な規制リンクを備えていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
  3. 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドをロックする補助ロック機構を備えている車両用シートのスライド装置であって、
    補助ロック機構は、
    ハンドルの操作量をロック機構のロック解除が行われるだけに規制可能な規制リンクと、
    ロアレール側に形成されている凹穴に先端が嵌り込むとロアレールに対して第1の車両用シートのアッパレールをロックさせるストッパーピンと、
    ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンを押し込むコントロールリンクと、を備えており、
    ハンドルを操作して第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせストッパーピンが凹穴に到達すると、ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込みにより、規制リンクがハンドルの操作量の規制を解除するように規制リンクをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込み状態で、さらにハンドルを操作すると、ストッパーピンの先端が付勢力により凹穴から抜け出るようにコントロールリンクが付勢力に抗して引き起こされることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
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