JP5747748B2 - 車両用シートのスライド装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制可能な補助ロック機構を備えており、補助ロック機構自身が第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制しているとき、第1の車両用シートのアッパレールをそのスライド前の状態に戻すことも規制している車両用シートのスライド装置であって、ハーフストローク状態となるようにハンドルを操作すると、ロック機構のロック解除が行われるようになっており、補助ロック機構は、ハーフストローク状態のままスライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、補助ロック機構のロックが行われ、ハーフストローク状態からフルストローク状態となるようにハンドルを操作すると、補助ロック機構のロック解除が行われるように構成されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、補助ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるには、ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるために操作したハンドルをさらに操作するだけでよい。すなわち、ハーフストローク状態に操作したハンドルをフルストローク状態となるように操作するだけでよい。したがって、従来技術と比較すると、着脱する部材等を必要としないため、補助ロック機構の使用性を向上できる。
この構成によれば、ハンドルの操作量が少ないときにロック機構のロック解除が行われるようになっており、且つ、ハンドルの操作量が多いときに補助ロック機構のロック解除が行われるようになっているとき、ハンドルを最大限に操作しても、ロック機構のロック解除のみを行うことができる。したがって、規制リンクが設けられていない場合と比較すると、ロック機構のロック解除を行うとき、ハンドルの操作量を意図的に少なくすることなく、最大限にハンドルを操作できるため、補助ロック機構の使用性をさらに向上できる。
この構成によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、補助ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるには、ロック機構をロック状態からロック解除状態へ切り替えるために操作したハンドルをさらに操作するだけでよい。したがって、従来技術と比較すると、着脱する部材等を必要としないため、補助ロック機構の使用性を向上できる。
実施例では、「第1の車両用シート」として、「助手席1」を例に説明し、「第2の車両用シート」として、「2列目シート101」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「第1の車両用シート」が、「2列目シート」であり、「第2の車両用シート」が、「3列目シート」であっても構わない。
2 スライド装置
4 ロック機構
5 補助ロック機構
10 ロアレール
14 凹穴
20 アッパレール
40 ハンドル
50 規制リンク
60 ストッパーピン
70 コントロールリンク
Claims (3)
- 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制可能な補助ロック機構を備えており、補助ロック機構自身が第1の車両用シートのアッパレールのスライドを規制しているとき、第1の車両用シートのアッパレールをそのスライド前の状態に戻すことも規制している車両用シートのスライド装置であって、
ハーフストローク状態となるようにハンドルを操作すると、ロック機構のロック解除が行われるようになっており、
補助ロック機構は、
ハーフストローク状態のままスライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、補助ロック機構のロックが行われ、
ハーフストローク状態からフルストローク状態となるようにハンドルを操作すると、補助ロック機構のロック解除が行われるように構成されていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートのスライド装置であって、
補助ロック機構は、補助ロック機構自身がロック解除状態にあるとき、ハンドルを最大限に操作しようとした場合でも、ハンドルの操作状態がハーフストローク状態となるようにハンドルの操作量を規制可能な規制リンクを備えていることを特徴とする車両用シートのスライド装置。 - 車両フロア側に組み付けられるロアレールと、ロアレールに対してスライド可能に第1の車両用シート側に組み付けられるアッパレールと、ロアレールに対するアッパレールのスライドをロック可能なロック機構と、ロック機構のロック解除を行うためのハンドルと、を備え、ハンドルを操作するとロック機構のロック解除が行われロアレールに対するアッパレールのスライドのロック位置を調節可能となっており、ロアレールは、第1の車両用シートのアッパレールと、第1の車両用シートの後方の第2の車両用シートのアッパレールとをスライドさせることができるように共用されており、第1の車両用シートのアッパレールのスライドのロック領域と第2の車両用シートのアッパレールのスライドロック領域とを跨ぐように第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせるとき、スライドさせたアッパレールが両ロック領域の境界に到達すると、ロアレールに対する第1の車両用シートのアッパレールのスライドをロックする補助ロック機構を備えている車両用シートのスライド装置であって、
補助ロック機構は、
ハンドルの操作量をロック機構のロック解除が行われるだけに規制可能な規制リンクと、
ロアレール側に形成されている凹穴に先端が嵌り込むとロアレールに対して第1の車両用シートのアッパレールをロックさせるストッパーピンと、
ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンを押し込むコントロールリンクと、を備えており、
ハンドルを操作して第1の車両用シートのアッパレールをスライドさせストッパーピンが凹穴に到達すると、ストッパーピンの先端が凹穴に嵌り込むようにストッパーピンをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込みにより、規制リンクがハンドルの操作量の規制を解除するように規制リンクをコントロールリンクが付勢力により押し込み、この押し込み状態で、さらにハンドルを操作すると、ストッパーピンの先端が付勢力により凹穴から抜け出るようにコントロールリンクが付勢力に抗して引き起こされることを特徴とする車両用シートのスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011193693A JP5747748B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 車両用シートのスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011193693A JP5747748B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 車両用シートのスライド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013052822A JP2013052822A (ja) | 2013-03-21 |
JP5747748B2 true JP5747748B2 (ja) | 2015-07-15 |
Family
ID=48130208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011193693A Expired - Fee Related JP5747748B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | 車両用シートのスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5747748B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0737776U (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-11 | デルタ工業株式会社 | ロングスライダーストッパー構造 |
-
2011
- 2011-09-06 JP JP2011193693A patent/JP5747748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013052822A (ja) | 2013-03-21 |
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