JP5742773B2 - ディスクロータ - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクロータに関する。
ディスクブレーキは、例えば、液圧シリンダの液圧によりパッドを回転するディスクロータに接触させて、制動トルクを発生する。ディスクブレーキでは、回転するディスクロータにパッドが接触することで振動が発生し、回転するディスクロータとパッドが共振することでいわゆるブレーキ鳴きが発生する。ここで、ブレーキ鳴きとしては、面外鳴きおよび面内鳴きがある。面外鳴きは、ディスクロータのパッドが接触する摩擦面が回転軸と同じ方向に振幅する面外方向振動に起因するものである。面内鳴きは、ディスクロータの摩擦面がディスクロータの周方向に振動する面内方向振動に起因するものである。
面外鳴きに対する対策としては、特許文献1に示すようなものがある。特許文献1では、ロータ次数が5〜7次の高次数の面外振動に起因する面外鳴きを抑制するものであり、形状の異なるフィンの4本をセットとして構成して、セットをロータ周方向に周期的に配列したものである。
特開2000−46080号公報
しかしながら、上記特許文献1のような面外鳴きに対する対策の技術では、面内鳴きを抑制することはできないため、面内鳴きに対する対策は十分ではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、面内鳴きの発生を抑制することができるディスクロータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明では、対向する摺動板間に、周方向に複数のフィンが形成され、かつ前記摺動板にパッドが接触することで制動力を発生するディスクロータであって、前記フィンは、複数の第1フィンからなる第1フィン群と、前記第1フィンとは形状あるいは材質の少なくともいずれか一方が異なる複数の第2フィンからなる第2フィン群とがあり、前記第1フィン群および前記第2フィン群は、周方向に所定角度ごとに交互に配置され、複数の前記第1フィンおよび複数の前記第2フィンは、フィン幅が変化せず一定で同じであり、前記第2フィンが前記第1フィンに対して、半径方向のうち外側において短いことを特徴とする。
また、上記ディスクロータにおいて、所定角度は、45度あるいは90度であることが好ましい。
また、上記ディスクロータにおいて、複数の前記第1フィンは形状および材料が同一であり、複数の前記第2フィンは形状および材料が同一であることが好ましい。
また、本発明では、対向する摺動板間に、周方向に複数のフィンが形成され、かつパッドが接触することで制動力を発生するディスクロータであって、前記フィンは、複数の第1フィンからなる第1フィン群と、前記第1フィンとは形状あるいは材質の少なくともいずれか一方が異なる複数の第2フィンからなる第2フィン群とがあり、前記第1フィン群および前記第2フィン群は、周方向に等間隔あるいは略等間隔で所定数に分割された領域ごとに交互に配置され、複数の前記第1フィンおよび複数の前記第2フィンは、フィン幅が変化せず一定で同じであり、前記第2フィンが前記第1フィンに対して、半径方向のうち外側において短いことを特徴とする。
また、上記ディスクロータにおいて、所定数は、8あるいは4であることが好ましい。
本発明にかかるディスクロータは、面内鳴きの発生を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るディスクロータを備えるディスクブレーキ装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態1に係るディスクロータを示す図である。 図3−1は、実施形態1に係るディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図3−2は、実施形態1に係るディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図4−1は、実施形態1に係るディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図4−2は、実施形態1に係るディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図5−1は、従来のディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図5−2は、従来のディスクロータの周波数解析結果を示す図である。 図6−1は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴きの結果を示す図である。 図6−2は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴きの結果を示す図である。 図6−3は、従来のディスクロータのブレーキ鳴きの結果を示す図である。 図7−1は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴き発生の分布を示す図である。 図7−2は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴き発生の分布を示す図である。 図7−3は、従来のディスクロータのブレーキ鳴き発生の分布を示す図である。 図8は、モードAとモードBとの関係を示す図である。 図9は、実施形態2に係るディスクロータを示す図である。 図10は、実施形態3に係るディスクロータを示す図である。 図11は、実施形態4に係るディスクロータを示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係るディスクロータについて説明する。図1は、実施形態に係るディスクロータを備えるディスクブレーキ装置の構成例を示す図である。図2は、実施形態1に係るディスクロータを示す図である。なお、図2は、ディスクロータの回転軸と直交する平面における断面図である。
図1に示すように、実施形態1に係るディスクロータ1−1は、ディスクブレーキ装置100に用いられる。ディスクブレーキ装置100では、キャリパー101に設けられたパッド102,103がディスクロータ1−1の摺動板2,3にディスクロータ1−1の回転軸方向において対向して配置されている。キャリパー101内には、図示しない液圧シリンダが設けられており、液圧シリンダが発生する押圧力によりパッド102,103間の距離が縮まり、図示しない車輪と一体回転するディスクロータ1−1の摺動板2、3に、パッド102,103がそれぞれ接触することで摩擦力が発生する。発生した摩擦力は、キャリパー101に対してディスクロータ1−1の回転方向と反対方向に作用することで、図示しない車両を減速する制動力となる。つまり、ディスクロータ1−1は、制動力を発生するものである。
ディスクロータ1−1は、ベンチレーテッドディスクロータであり、本実施形態では、面内鳴きのうち、面内2次モードというディスクロータ1−1の周方向に90度ごとに節(節に対して45度のところが腹となる)を持っているブレーキ鳴きを抑制するものである。ディスクロータ1−1は、鋳鉄などの金属材料を鋳造で成型したものであり、2つの摺動板2,3と、複数のフィン4とにより構成されている。なお、摺動板2は、車輪が固定される固定部5が回転軸方向に突出して形成されており、図示しないドライブシャフトが固定される嵌合穴6が形成されている。2つの摺動板2,3は、回転軸方向において対向するものであり、摺動板2,3の間に複数のフィン4が形成されている。
複数のフィン4は、周方向に連続して形成されており、回転軸方向の両端部が摺動板2,3にそれぞれ接続されている。本実施形態では、40本の複数のフィン4が等間隔に配列されており、フィン4が第1フィン群41と、第2フィン群42とに分けられ、周方向に1群ずつ交互に各4群(合計8群)配列されている。各第1フィン群41は、同数、本実施形態では5本の第1フィン4aから構成される。一方、各第2フィン群42は、同数、本実施形態では5本の第2フィン4bから構成される。従って、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に所定角度ごと、本実施形態では、45度ごとに交互に配置されている。つまり、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に等間隔で所定数、本実施形態では8分割された領域である周方向に連続するA1〜A8ごとに交互に配置されている。第1フィン群41はA1,A3,A5,A7に配置され、第2フィン群42はA2,A4,A6,A8に配置される。なお、各第1フィン4aは同一材料で、かつ同一形状で形成されている。また、各第2フィン4bは、同一材料で、かつ同一形状で形成されている。
第1フィン4aおよび第2フィン4bは、本実施形態では、同一材質であるが形状が異なる。第1フィン4aおよび第2フィン4bは、フィン幅(フィン4の半径方向と直交する方向の長さ)が変化せず一定で同じであるが、フィン長さ(フィン4の半径方向の長さ)が第1フィン4aと比較して第2フィン4bのほうが短く形成されている。第1フィン4aおよび第2フィン4bは、ともに断面形状が略長方形状(半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側外側のフィン幅が5mm)である。つまり、第2フィン4bは、第1フィン4aよりもフィンの長さが短いため、質量が小さく、剛性が低くなる。つまり、第2フィン群42は、第1フィン群41よりも質量が小さく、剛性が低くなる。従って、ディスクロータ1−1は、周方向に45度間隔で質量および剛性が周期的に変化する。
ここで、面内鳴き、特に低次数(1次あるいは2次)の面内鳴きでは、パッド102,103の中心を基準としたSIN波とCOS波(移動波)の合成波において、この2つの波が同じ周波数にあることがブレーキ鳴きの原因であると考えることができる。従って、合成された2つの波動を分解、コントロール、すなわちディスクロータ1−1の固有値を操作することで、面内鳴きを抑制することができる。周波数は剛性と質量との関係であることから、本実施形態では、主に質量を変化させることで、面内2次モードにおけるディスクロータ1−1の固有値を変更する。具体的には、第1フィン群41および第2フィン群42を周方向の45度ずつ交互に配置し、周方向に45度ずつ質量を変更させることで、45度ずつの面内方向の周波数を変更させ、面内2次モードにおけるディスクロータ1−1の固有値を離間させる。
図3−1、図3−2、図4−1および図4−2は、実施形態1に係るディスクロータの周波数解析結果を示す図である。図5−1および図5−2は、従来のディスクロータの周波数解析結果を示す図である。図3−1〜図5−2は、縦軸が音圧(dB)、横軸が周波数(kHz)である。図3−1および図3−2における実施形態1に係るディスクロータ1−1は、図4−1および図4−2における実施形態1に係るディスクロータ1−1と比較して、各第2フィン群42の第2フィン4bの長さが短い、すなわち質量が小さい。図3−1、図3−2、図4−1および図4−2は、ディスクロータ1−1の第1フィン群41が配置されている領域(A1,A3,A5,A7のいずれか)の中央部における半径方向外側端部を接線方向にハンマリングした際の周波数結果である。図5−1および図5−2における従来のディスクロータは、複数のフィン4がすべて上記第2フィン4bであり、等間隔に40本配置されたディスクロータである。図5−1は、従来のディスクロータの任意の半径方向外側端部を接線方向にハンマリングした際の周波数結果である。図5−2は、従来のディスクロータの上記図5−1でハンマリングした位置から周方向に45度ずれた半径方向外側端部を接線方向にハンマリングした際の周波数結果である。
従来のディスクロータの場合は、同一のフィン4で構成されているため、図5−1および図5−2にそれぞれ示すように、面内2次モードにおけるピークが同じ周波数(f31=f32=11600Hz程度)となる。一方、本実施形態に係るディスクロータ1−1の場合は、図3−1および図3−2にそれぞれ示すように、面内2次モードにおけるピークは45度ずつ異なる周波数(f11=11600Hz程度、f22=11800Hz程度)となる。また、図4−1および図4−2にそれぞれ示すように、面内2次モードにおけるピークは45度ずつ異なる周波数(f21=11600Hz程度、f12=11700Hz程度)となる。また、図3−2および図4−2に示すように、第2フィン4bが短くなるほど、すなわち質量が小さくなるほど面内2次モードにおけるピークの周波数離間が大きくなる。つまり、第2フィン群42の質量を第1フィン群41の質量よりも小さくすると、第2フィン群42に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数が第1フィン群41に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数よりも高くなるので、第1フィン群41と第2フィン群42との質量の変化、すなわち45度ずつの質量の変化で、面内2次モードにおけるディスクロータ1−1の固有値を離間させることができる。
次に、実施形態1に係るディスクロータ1−1の効果について説明する。図6−1および図6−2は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴きの結果を示す図である。図6−3は、従来のディスクロータのブレーキ鳴きの結果を示す図である。図7−1および図7−2は、実施形態1に係るディスクロータのブレーキ鳴き発生の分布を示す図である。図7−3は、従来のディスクロータのブレーキ鳴き発生の分布を示す図である。図8は、モードAとモードBとの関係を示す図である。図6−1、図7−1および図8の「P1、B1」は、図3−1および図3−2における実施形態1に係るディスクロータ1−1に対応するものである。図6−2、図7−2および図8の「P2、B2」は、図4−1および図4−2における実施形態1に係るディスクロータ1−1に対応するものである。図6−3、図7−3および図8の「P3、B3」は、図5−1および図5−2における従来のディスクロータに対応するものである。図6−1〜図6−3は、縦軸が音圧(dB)、横軸が周波数(kHz)であり、「ばつ」はブレーキ鳴きが発生した点である。図7−1〜図7−3は、縦軸が周波数(kHz)、横軸が液圧シリンダ内の液圧(MPa)であり、ブレーキ鳴きのレベル(音圧や頻度)を極小レベル「ばつ」、小レベル「黒四角」、中レベル「黒丸」として表したものである。図8は、縦軸が周波数(kHz)、横軸が液圧シリンダ内の液圧(MPa)である。
図6−2の「Y」に示すディスクロータ1−1が発生する面内2次鳴き(11.65kHz程度)、および図6−1の「X」に示すディスクロータ1−1が発生する面内2次鳴き(11.75kHz程度)は、図6−3の「Z」に示す従来のディスクロータが発生する面内2次モードにおける鳴きである面内2次鳴き(11.55kHz程度)と比較して、面内2次鳴きの周波数が上昇しつつ、その発生が抑制されている。また、図6−1および図6−2に示すように、第2フィン4bが短くなるほど、すなわち質量が小さくなるほど面内2次鳴きの発生が抑制されていることから、面内2次モードにおけるピークの周波数離間が大きくなるほど、面内2次鳴きの発生が抑制されている。なお、面内2次鳴きは、本実施形態では、11kHz〜12kHz程度の振動をいうが、振動ディスクロータやパッドの構成などで変化するので、本発明では8kHz以上の振動をいう。
また、図7−3に示すように、従来のディスクロータでは、広い液圧の範囲で面内2次鳴きが発生し、特に、高い液圧において面内2次鳴きの発生が顕著である。しかしながら、図7−1および図7−2に示すように、ディスクロータ1−1では、高い液圧において面内2次鳴きが発生するのみで、広い範囲で面内2次鳴きが発生することは抑制されている。また、図7−1および図7−2に示すように、第2フィン4bが短くなるほど、すなわち質量が小さくなるほど、高い液圧においても面内2次鳴きの発生が抑制されている。
ブレーキ鳴きにおける共振は、モードAとモードBの合成により発生すると考えることができる。図8に示すように、モードAでは、面内2次モードにおけるピークの周波数が液圧に関わらず一定である(同図A1〜A3)。一方、モードBは、面内2次モードにおけるピークの周波数が液圧の上昇に伴い上昇し、その後一定となる(同図B1〜B3)。モードAは、周波数に支配されるため、同図のA1〜A3に示すように、第2フィン4bが短くなるほど、すなわち質量が小さくなるほど上昇する。一方、モードBは、周波数に支配されないため、同図のB1〜B3に示すように、質量に関わりなく変化しない。つまり、面内2次泣きが発生する従来のディスクロータでは、モードAの周波数(A3)とモードBの周波数(B3)が高い液圧で重なっている状態であると仮定すると、ディスクロータ1−1では、高い液圧の領域でのモードAの周波数(A2,A3)をモードBの周波数(B2,B3)から離間させることができ、モードAの周波数とモードBの周波数とが重なることを抑制することができる。このことから、ディスクロータ1−1では、第2フィン4bが短くなるほど、すなわち質量が小さくなるほど、高い液圧においても面内2次鳴きの発生を抑制することができる。以上のように、本実施形態に係るディスクロータ1−1は、主に質量を45度ずつ周期的に変化させることで、面内2次鳴き、本実施形態では8kHz以上の振動の発生を抑制することができる。また、ディスクロータ1−1では、第2フィン4bの長さを第1フィン4aよりも短くするので、軽量化を図ることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係るディスクロータについて説明する。図9は、実施形態2に係るディスクロータを示す図である。なお、図9は、ディスクロータの回転軸と直交する平面における断面図である。図9に示す実施形態2に係るディスクロータ1−2は、第2フィン群42を構成する第2フィン4cの形状が、実施形態1に係るディスクロータ1−1における第2フィン4bと異なる。なお、ディスクロータ1−2の基本的構成は、ディスクロータ1−1と同様であるので、その説明は省略あるいは簡略化する。
第1フィン4aおよび第2フィン4cは、本実施形態では、同一材質であるが形状が異なる。第1フィン4aおよび第2フィン4cは、フィン長さが同じであるが、フィン幅が第1フィン4aと比較して第2フィン4cのほうが広く形成されている。第1フィン4aは、断面形状が略長方形状(半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側外側のフィン幅が5mm)である。第2フィン4cは、フィン幅(半径方向と直交する方向の長さ)が半径方向内側から外側に向かうほど広くなる形状であり、すなわち断面形状が略扇状(例えば、半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側のフィン幅が6mm、半径方向外側のフィン幅が8mm)に形成されている。つまり、第2フィン4bは、第1フィン4aよりもフィン幅が少なくとも半径方向外側で増加するため、剛性が高く、質量が大きくなる。つまり、第2フィン群42は、第1フィン群41よりも剛性が高く、質量が大きくなる。従って、ディスクロータ1−2は、周方向に45度間隔で剛性および質量が周期的に変化する。
本実施形態では、主に剛性を変化させることで、面内2次モードにおけるディスクロータ1−2の固有値を変更する。具体的には、第1フィン群41および第2フィン群42を周方向に45度ずつ交互に配置し、周方向に45度ずつ剛性を変更させることで、45度ずつの面内方向の周波数を変更させ、面内2次モードにおけるディスクロータ1−2の固有値を離間させる。
ディスクロータ1−2は、上記従来のディスクロータの場合と比較して、第2フィン4bの幅が広くなるほど、すなわち剛性が高くなるほど面内2次モードにおけるピークの周波数離間が大きくなる。つまり、第2フィン群42の剛性を第1フィン群41の剛性よりも高くすると、周波数と剛性と重量との関係から、第2フィン群42に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数が第1フィン群41に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数よりも高くなるので、第1フィン群41と第2フィン群42との剛性の変化、すなわち45度ずつの剛性の変化で、面内2次モードにおけるディスクロータ1−2の固有値を離間させることができる。従って、第2フィン4cの幅が広くなるほど、すなわち剛性が高くなるほど、面内2次鳴きの発生を抑制することができる。以上のように、本実施形態に係るディスクロータ1−2は、主に剛性を45度ずつ周期的に変化させることで、面内2次鳴きの発生を抑制することができる。また、ディスクロータ1−2では、第2フィン4cの幅を第1フィン4aよりも広くするので、強度の低下を抑制することができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3に係るディスクロータについて説明する。図10は、実施形態3に係るディスクロータを示す図である。なお、図10は、ディスクロータの回転軸と直交する平面における断面図である。図10に示す実施形態3に係るディスクロータ1−3は、第2フィン群42を構成する第2フィン4d〜4fの形状が第2フィン群42の位置に応じてそれぞれ異なる点で、実施形態2に係るディスクロータ1−2と異なる。なお、ディスクロータ1−3の基本的構成は、ディスクロータ1−2と同様であるので、その説明は省略あるいは簡略化する。
第1フィン4aおよび第2フィン4d〜4fは、本実施形態では、同一材質であるが形状が異なる。第1フィン4aおよび第2フィン4d〜4fは、フィン長さが同じであるが、フィン幅が第1フィン4aと比較して第2フィン4d〜4fのほうが広く形成されている。第1フィン4aは、断面形状が略長方形状(半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側外側のフィン幅が5mm)である。第2フィン4d〜4fは、フィン幅(半径方向と直交する方向の長さ)が半径方向内側から外側に向かうほど広くなる形状であり、すなわち断面形状が略扇状に形成されている。
第2フィン4dは、第1フィン群41と隣り合う端部に位置するフィン4(第2フィン群42の周方向における両端部に位置する2つのフィン4)であり、第2フィン4e,4fと比較して、第1フィン群41と隣り合う端部に位置するフィン4である第1フィン4aに対する形状の変化量、すなわちフィン幅の変化量が少なくなるように形成されている(例えば、半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側のフィン幅が5mm、半径方向外側のフィン幅が6mm)。第2フィン4eは、第2フィン群42の両端部に位置するフィン4よりも中央部側に位置するフィン4であり、第2フィン4fと比較して、上記第1フィン4aに対する形状の変化量、すなわちフィン幅の変化量が少なく、第2フィン4dに対するフィン幅の変化量が大きくなるように形成されている(例えば、半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側のフィン幅が6mm、半径方向外側のフィン幅が7mm)。第2フィン4fは、第2フィン群42の中央部に位置するフィン4であり、第2フィン4d,4eと比較して、第1フィン群41と隣り合う端部に位置するフィン4である第1フィン4aに対するフィン幅の変化量が一番大きくなるように形成されている(例えば、半径方向の両端部が円弧であり、半径方向内側のフィン幅が6mm、半径方向外側のフィン幅が8mm)。つまり、第2フィン群42では、第1フィン群41と隣り合う端部に位置する第2フィン4dが、第2フィン4dよりも中央部側に位置する第2フィン4e,4fよりも形状の変化量が小さく、本実施形態では、第2フィン群42の中央部から両端部に向かうほど、第2フィン4d〜4fの形状の変化量が順次小さくなる。つまり、第2フィン4d〜4fは、第1フィン4aよりもフィン幅が少なくとも半径方向外側で増加するため、剛性が高く、質量が大きくなる。さらに、第2フィン4d,4e,4fの順で、剛性が順次高くなり、質量が順次高くなる。つまり、ディスクロータ1−3は、周方向に45度間隔で剛性および質量が周期的に変化するとともに、第2フィン群42において端部から中央部に向かってフィン4の形状の変化が次第に大きくなるので、第1フィン群41よりも剛性が端部から中央部に向かって順次高く、順次質量が大きくなる。
本実施形態では、主に剛性を変化させることで、面内2次モードにおけるディスクロータ1−3の固有値を変更する。具体的には、第1フィン群41および第2フィン群42を周方向に45度ずつ交互に配置し、周方向に45度ずつ剛性を変更させることで、45度ずつの面内方向の周波数を変更させ、面内2次モードにおけるディスクロータ1−3の固有値を離間させる。ディスクロータ1−3は、第2フィン群42の剛性を第1フィン群41の剛性よりも高くすると、周波数と剛性と重量との関係から、第2フィン群42に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数が第1フィン群41に対応する面内2次モードにおけるピークの周波数よりも高くなるので、第1フィン群41と第2フィン群42との剛性の変化、すなわち45度ずつの剛性の変化で、面内2次モードにおけるディスクロータ1−3の固有値を離間させることができる。従って、本実施形態に係るディスクロータ1−3は、主に剛性を45度ずつ周期的に変化させることで、面内2次鳴きの発生を抑制することができる。また、ディスクロータ1−3では、第2フィン4d〜4fの幅を第1フィン4aよりも広くするので、強度の低下を抑制することができる。
ここで、複数のフィン4の形状が異なると、各フィン4の熱容量が変化することとなる。例えば、上記実施形態2では、熱容量が第1フィン4aよりも第2フィン4cのほうが高くなる。従って、パッド102,103が接触することで摩擦力が発生した結果、受熱される摺動板2,3のパッド102,103が接触する表面の温度分布は、周方向に45度ずつ変化する。特に、第1フィン群41と第2フィン群42との境界部では温度が急激に変化することから、境界部を基準に周方向に45度ずつ急激に変化する虞がある。摺動板2,3は、境界部に急激な温度変化が生じると、境界部とその他の部分との厚さが微少ながら変化することで、周方向に微細にうねりが発生する。従って、微細なうねりが発生した状態の摺動板2,3とパッド102,103が接触することで、振動・異音が発生する虞がある。
しかしながら、本実施形態に係るディスクロータ1−3では、第2フィン群42の中央部から第1フィン群41と隣り合う両端部に向かって、第2フィン4d〜4fの形状の変化量が小さく、すなわちフィン4の形状が小さく除変していくので、第1フィン群41の両端部に位置する第1フィン4aと、第2フィン群42の両端部に位置する第2フィン4dとの形状の変化量を小さくすることができる。従って、第1フィン群41と第2フィン群42との境界部における温度変化を抑制することができるため、摺動板2,3の周方向における微細なうねりを抑制することができる。このことから、本実施形態に係るディスクロータ1−3では、制動時における熱による振動・異音の発生を抑制することができる。
〔実施形態4〕
次に、実施形態4に係るディスクロータについて説明する。図11は、実施形態4に係るディスクロータを示す図である。なお、図11は、ディスクロータの回転軸と直交する平面における断面図である。図11に示す実施形態4に係るディスクロータ1−4は、複数のフィン4の数が実施形態3に係るディスクロータ1−3と異なる。なお、ディスクロータ1−4の基本的構成は、ディスクロータ1−3と同様であるので、その説明は省略あるいは簡略化する。
本実施形態では、44本のフィン4が等間隔に配列されており、フィン4が第1フィン群41と、第2フィン群42とに分けられ、周方向に交互に4群ずつ(合計8群)配列されている。各第1フィン群41は、同数、本実施形態では5本の第1フィン4aから構成される。一方、各第2フィン群42は、同数、本実施形態では6本の第2フィン4d〜4fから構成される。従って、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に所定角度前後ごと、本実施形態では、45度前後(略45度)ごとに交互に配置されている。具体的には、第1フィン群41が45度よりも小さく、第2フィン群42が45度よりも大きくなる。つまり、第1フィン群41および第2フィン群42は、周方向に略等間隔で所定数、本実施形態では、8分割された領域である周方向に連続するA1〜A8ごとに交互に配置されている。第1フィン群41はA1,A3,A5,A7に配置され、第2フィン群42はA2,A4,A6,A8に配置され、A1,A3,A5,A7よりもA2,A4,A6,A8のほうが領域として広い。
第2フィン群42は、周方向における両端部に2つの第2フィン4d、中央部に2つの第2フィン4f、第2フィン4dと第2フィン4fとの間に、それぞれ第2フィン4eが配置されている。従って、本実施形態に係るディスクロータ1−4は、実施形態3と同様に、主に剛性を略45度ずつ周期的に変化させることで、面内2次鳴きの発生を抑制することができる。また、ディスクロータ1−4では、第2フィン4d〜4fの幅を第1フィン4aよりも広くするので、強度の低下を抑制することができる。さらに、制動時における熱による振動・異音の発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態4では、第2フィン群42の第2フィン4d〜42fの枚数を第1フィン群41の第1フィン4aの枚数よりも増やしたが、これに限定されるものではなく第1フィン群41の第1フィン4aの枚数を増やしても良い。この場合、第1フィン群41が45度よりも大きく、第2フィン群42が45度よりも小さくなる。つまり、第1フィン群41はA1,A3,A5,A7に配置され、第2フィン群42はA2,A4,A6,A8に配置され、A2,A4,A6,A8よりもA1,A3,A5,A7のほうが領域として広い。
また、上記実施形態3,4では、第2フィン4d〜4fをフィン幅が半径方向内側から外側に向かうほど広くなる形状とした。これは、ディスクロータ1−1〜1−4が鋳造で製造されることに起因する砂の抜け性などを考慮したものであるが、摺動板2,3および複数のフィン4を別部材で構成して製造するような場合は、第2フィン4d〜4fをフィン幅が半径方向外側から内側に向かうほど広くなる形状としてもよい。
なお、上記実施形態1〜4では、フィン4の本数を4で割り切れる本数としたが、割り切れない本数でも良い。例えば、41〜43本の場合は、各第1フィン群41あるいは各第2フィン群のうちいずれかの群のフィン4の本数を増やす。このとき、1群の増加本数は、1本であることが好ましい。42本の場合は回転軸に対向する位置にそれぞれ1本ずつフィンを増加することが好ましく、43本の場合は周方向に120度ずつで1本ずつフィンを増加することが好ましい。また、フィン4の本数を増やす場合は、フィン4の形状の変化がない第1フィン群41のフィン4の本数を増やすことが好ましい。これらの場合は、第1フィン群41および第2フィン群42は、周方向に略45度ごとに交互に配置されることとなり、周方向に略等間隔で8分割された領域ごとに交互に配置されることとなる。
また、上記実施形態1〜4は、第1フィン4aと第2フィン4b〜4fとで形状を異ならせることで質量や剛性を異ならせたが、これに限定されるものではなく、第1フィン4aと第2フィン4b〜4fとで材料を異ならせることで、質量や剛性を異ならせてもよい。例えば、第1フィン4aおよび第2フィン4b〜4fの形状は同一であっても、材料を異ならせることで、質量や剛性を異ならせることができる。なお、第1フィン4aおよび第2フィン4b〜4fとで、形状および材料を異ならせても良い。
また、上記実施形態1〜4では、面内2次鳴きの抑制を目的とするものであるが、面内1次鳴きを抑制することを目的にディスクロータを構成しても良い。面内1次鳴きは、面内1次モードというディスクロータ1−1〜1−4の周方向に180度ごとに節(節に対して90度のところが腹となる)を持っているブレーキ鳴きである。この場合は、フィン4の本数が40本、44本、48本などでは、第1フィン群41と第2フィン群42が、周方向に1群ずつ交互に各2群ずつ(合計4群)配列されている。従って、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に所定角度ごと、ここでは、90度ごとに交互に配置される。つまり、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に等間隔で、所定数、ここでは4分割された領域である周方向に連続するA1〜A4ごとに交互に配置されている。第1フィン群41はA1,A3に配置され、第2フィン群42はA2,A4に配置される。また、フィン4の本数が41本〜43本、45本〜47本などでは、第1フィン群41および第2フィン群42が、摺動板2,3に対して周方向に略90度ごとに交互に配置される。つまり、第1フィン群41および第2フィン群42は、摺動板2,3に対して周方向に略等間隔で4分割された領域である周方向に連続するA1〜A4ごとに交互に配置されている(A1,A3あるいはA2,A4のうちいずれか一方が他方よりも広い)。
また、上述の実施形態1〜4などでは、所定角度を45度あるいは90度としたが、これに限定されるものではない。所定角度は、抑制する面内鳴きの次数に応じたものであればよく、次数をnとした場合に(360/2)/2となる。
また、上述の実施形態1〜4などでは、所定数を4あるいは8としたが、これに限定されるものではない。所定数は、抑制する面内鳴きの次数に応じたものであればよく、次数をnとした場合に2×2となる。
1−1〜1−4 ディスクロータ
2 摺動板
3 摺動板
4 フィン
4a 第1フィン
4b〜4f 第2フィン
41 第1フィン群
42 第2フィン群
5 固定部
6 嵌合穴
100 ディスクブレーキ装置
101 キャリパー
102 パッド
103 パッド

Claims (5)

  1. 対向する摺動板間に、周方向に複数のフィンが形成され、かつ前記摺動板にパッドが接触することで制動力を発生するディスクロータであって、
    前記フィンは、複数の第1フィンからなる第1フィン群と、前記第1フィンとは形状あるいは材質の少なくともいずれか一方が異なる複数の第2フィンからなる第2フィン群とがあり、
    前記第1フィン群および前記第2フィン群は、周方向に所定角度ごとに交互に配置され、
    複数の前記第1フィンおよび複数の前記第2フィンは、フィン幅が変化せず一定で同じであり、前記第2フィンが前記第1フィンに対して、半径方向のうち外側において短い
    ことを特徴とするディスクロータ。
  2. 請求項1に記載のディスクロータにおいて、
    所定角度は、45度あるいは90度であるディスクロータ。
  3. 請求項1または2のいずれか1つに記載のディスクロータにおいて、
    複数の前記第1フィンは形状および材料が同一であり、複数の前記第2フィンは形状および材料が同一であるディスクロータ。
  4. 対向する摺動板間に、周方向に複数のフィンが形成され、かつパッドが接触することで制動力を発生するディスクロータであって、
    前記フィンは、複数の第1フィンからなる第1フィン群と、前記第1フィンとは形状あるいは材質の少なくともいずれか一方が異なる複数の第2フィンからなる第2フィン群とがあり、
    前記第1フィン群および前記第2フィン群は、周方向に等間隔あるいは略等間隔で所定数に分割された領域ごとに交互に配置され、
    複数の前記第1フィンおよび複数の前記第2フィンは、フィン幅が変化せず一定で同じであり、前記第2フィンが前記第1フィンに対して、半径方向のうち外側において短い
    ことを特徴とするディスクロータ。
  5. 請求項4に記載のディスクロータにおいて、
    前記所定数は、8あるいは4であるディスクロータ。
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