JP5741490B2 - アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法 - Google Patents

アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法に関し、更に詳細には、酸化チタン微粒子の分散安定性に優れ、また、光触媒薄膜を簡便に作製することができるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法に関する。
酸化チタンは、種々の用途、例えば、顔料、紫外線遮蔽剤、触媒、光触媒、触媒担体、吸着剤、イオン交換剤、充填剤、補強剤、セラミックス用原料、ペロブスカイト型複合酸化物等の複合酸化物の前駆体、及び磁気テープの下塗り剤等に使用されている。
中でも光触媒性酸化チタン微粒子は、その分散液を種々の基材表面にコーティングして形成した光触媒性コーティング膜が、酸化チタンの光触媒作用により有機物を分解し膜表面を親水性にすることから、基材表面の清浄化、脱臭、抗菌等の用途に多用されている。しかし、その光触媒活性を高めるためには、光触媒粒子と分解対象物質との接触面積を広くすることが必要であり、そのため粒子の一次粒子径が50nm以下であることが要求されている。また、基材の意匠性を失わないよう、膜の透明性も要求されている。
酸化チタン微粒子分散液の一般的な製造方法としては、例えば、気相法若しくは液相法で合成した酸化チタン微粉末を有機高分子分散剤等の分散助剤を用い、湿式分散機により分散媒中に分散する方法(特許文献1〜3:特開平01−003020号公報、特開平06−279725号公報、特開平07−247119号公報)が挙げられる。しかし、これらの製法の問題点は、平均粒子径50nm以下の超微粒子が凝集を起こし易いため、一次粒子まで分散するためには多大な労力を必要とし、場合によっては一次粒子まで分散することが不可能な点である。
また、水酸化チタンを過酸化水素で溶解したペルオキソチタン酸溶液を水熱処理することで、長期安定なアナターゼ型酸化チタン分散液を製造する方法(特許文献4:特開平10−67516号公報)も開示されているが、この方法の問題点は、水熱処理が例えば85〜200℃で40〜2時間と比較的長い反応時間を必要とし、かつ回分式の反応であるため、生産効率がよい製造方法が確立されていない点である。
特開平01−003020号公報 特開平06−279725号公報 特開平07−247119号公報 特開平10−67516号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、酸化チタン微粒子の分散安定性に優れ、また、透明性の高い光触媒薄膜を簡便に作製することができるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を連続的に短時間で得ることを可能にする製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ペルオキソチタン酸溶液を流通式反応器により水熱反応させることでアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液が連続的に短時間で得られ、この酸化チタン微粒子分散液が、酸化チタン微粒子の分散安定性に優れ、またこの酸化チタン微粒子分散液から透明性の高い光触媒薄膜を簡便に作製することができることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法を提供する。
請求項1:
流通式反応器を用い、ペルオキソチタン酸溶液からアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を連続的に製造する方法において、
前記流通式反応器が、第一及び第二の原料タンク、高圧送液ポンプ、加熱部、冷却部、及び回収部から構成され、
第一及び第二の原料タンクには、それぞれ水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液が収容され、
高圧送液ポンプが、その吸引部側を第一及び第二の原料タンクにそれぞれバルブを介して接続し、吐出部側を加熱部、冷却部へと続く、金属製チューブに接続して、第一及び第二の原料タンクから、それぞれ水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液を送液し、
加熱部が、高圧送液ポンプの吐出側チューブにコイル状に巻いた金属製チューブを接続してなり、このチューブ内に送液された水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液を、このチューブの外部から加熱し、内部を通るペルオキソチタン酸溶液を150〜250℃、0.5〜10MPaの条件下で水熱処理することによって、ペルオキソチタン酸溶液をアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に変換し、
冷却部が、加熱部の出口側チューブに冷却用金属製チューブを接続してなり、冷却部出口側に背圧弁を設置して、このチューブ内に送液されたアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を、このチューブの外部から冷却し、内部を通るアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を冷却し、その反応を反応時間0.5〜20分間で停止させると共に、
回収部が、冷却部の出口側チューブに回収容器に接続してなり、この容器内に送液されたアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を回収すること
を特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項2:
前記アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液中の酸化チタン微粒子が、レーザー光を用いた動的散乱法により測定される体積基準の50%累積分布径(D50)で50nm以下であることを特徴とする請求項1記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項3:
加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ内に連続的に送液されるペルオキソチタン酸溶液が設定した水熱反応温度まで2分間以内に加熱されることを特徴とする請求項1又は2記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項4
加熱部にてペルオキソチタン酸溶液を水熱処理して製造された酸化チタン微粒子分散液が、続いて冷却部にて3分間以内に40℃以下まで冷却されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項5
流通式反応器でのペルオキソチタン酸溶液から酸化チタン微粒子分散液への転化率が95〜99.5%であるように反応時間を0.5〜20分間内で更に調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項6:
加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ及び冷却部の冷却用金属製チューブの内径がそれぞれ20mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項7:
加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ及び冷却部の冷却用金属製チューブがそれぞれステンレス製チューブであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項8:
請求項1〜7のいずれか1項記載の製造方法によって得られるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に更にバインダーを添加したことを特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
請求項9:
請求項8に記載のバインダーがケイ素化合物系バインダーであることを特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
本発明によれば、酸化チタン微粒子の分散安定性に優れ、また、透明性の高い光触媒薄膜を簡便に作製することができるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法を提供することができる。
本発明の実施に用いる装置の概略図である。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
<アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法>
本発明のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法は、ペルオキソチタン酸溶液を流通式反応器にて水熱反応させる製造方法である。
・ペルオキソチタン酸溶液:
ペルオキソチタン酸溶液は、市販の製品(例えば商品名“PTA−85”、(株)鯤コーポレーション製)を使用してもよいし、原料チタン化合物、塩基性物質及び過酸化水素を水性分散媒中で反応させることにより製造したペルオキソチタン酸溶液を使用してもよい。
反応方法としては、水性分散媒中の原料チタン化合物に塩基性物質を添加して水酸化チタンとし、含有する不純物イオンを除去し、過酸化水素を添加してペルオキソチタン酸溶液とする方法がある。
ここで、原料チタン化合物としては、例えば、チタンの塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、蟻酸、クエン酸、蓚酸、乳酸、グリコール酸等の有機酸塩、これらの水溶液にアルカリを添加して加水分解することにより析出させた水酸化チタン等が挙げられ、これらの1種又は2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
水性分散媒は、上記原料チタン化合物を水溶液にするためのもので、水性溶媒が使用される。水性溶媒としては、水、及び水と任意の割合で混合される親水性有機溶媒との混合溶媒が挙げられる。水としては、例えば、脱イオン水、蒸留水、純水等が好ましい。親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコールが好ましい。この場合、親水性有機溶媒の混合割合は、水性分散媒中0〜50質量%であることが好ましい。中でも、生産性、コスト等の点から純水が最も好ましい。
このような原料チタン化合物と水性分散媒とから形成される原料チタン化合物水溶液の濃度は、60質量%以下、特に30質量%以下であることが好ましい。なお、濃度の下限は適宜選定されるが、1質量%以上であることが好ましい。
塩基性物質は、原料チタン化合物をスムーズに水酸化チタンにすると共に、後述するペルオキソチタン成分を水性分散媒中で安定化させるためのもので、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、アンモニア、アルカノールアミン、アルキルアミン等のアミン化合物が挙げられ、原料チタン化合物水溶液のpHを7以上、特にpH7〜10になるような量で添加、使用される。
塩基性物質は、上記水性分散媒と共に適当な濃度の水溶液にして使用してもよい。
過酸化水素は、上記原料チタン化合物又は水酸化チタンをペルオキソチタン、つまりTi−O−O−Ti結合を含む酸化チタン系化合物に変換させるためのものであり、通常、過酸化水素水の形態で使用される。
過酸化水素の添加量は、Tiの1.5〜5倍モルとすることが好ましい。また、この過酸化水素を添加して原料チタン化合物又は水酸化チタンをペルオキソチタン酸にする反応における反応温度は、5〜60℃とすることが好ましく、反応時間は30分〜24時間とすることが好ましい。
こうして得られるペルオキソチタン酸溶液は、pH調整等のため、アルカリ性又は酸性物質を含んでいてもよい。
ここでいう、アルカリ性物質としては、例えば、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等が挙げられ、酸性物質としては、例えば、硫酸、硝酸、塩酸、炭酸、リン酸、過酸化水素等の無機酸及び蟻酸、クエン酸、蓚酸、乳酸、グリコール酸等の有機酸が挙げられる。
この場合、得られたペルオキソチタン酸溶液のpHは1〜7、特に4〜7であることが取り扱いの安全性の点で好ましい。
・流通式反応器:
ペルオキソチタン酸溶液を水熱処理する流通式反応器は、原料タンク、高圧送液ポンプ、加熱部、冷却部、回収部から構成される。本装置の概要を図1に示す。
図1において、1aは水性溶媒が収容される原料タンク、1bはペルオキソチタン酸溶液が収容されるタンク、2は上記原料タンク1a又は1b内の水性溶媒又はペルオキソチタン酸溶液を加熱部3に送液する送液ポンプ、3はペルオキソチタン酸溶液を水熱反応させるための加熱部、4は上記加熱部3でペルオキソチタン酸溶液を水熱反応させることにより形成された酸化チタン微粒子分散液を冷却する冷却部、5は背圧弁、6は得られた酸化チタン微粒子分散液の回収部である。なお、7,8はバルブである。
ここで、上記流通式反応器を用いてペルオキソチタン酸溶液からアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を製造するに際しては、まず原料タンク1a内の純水等の水性溶媒を送液ポンプ2により加熱部に送り、水性溶媒を150〜250℃の所定温度に上昇させた後、水性溶媒の送液を停止し、次いでペルオキソチタン酸溶液を送液し、水熱反応させるものである。
この場合、送液ポンプ2としては、高圧送液ポンプが好ましい。また、ペルオキソチタン酸溶液等を加熱部3、冷却部4に流通させる手段としては、ステンレススチール等の金属製チューブを用い、この内部にペルオキソチタン酸溶液等を流通させるようにすることが好ましい。
以下、装置の概要と水熱反応について更に詳述する。なお、下記の説明では、ペルオキソチタン酸溶液等を流通させるチューブとしてステンレス製チューブを用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の金属チューブでもよい。
(1)高圧送液ポンプ
吸引部側を水性溶媒の入ったタンク1a及びペルオキソチタン酸溶液の入ったタンク1bにそれぞれバルブ7,8を介して接続し、吐出部側を加熱部3、冷却部4へと続く、ステンレス製チューブに接続する。ポンプは原料溶液が高圧で吐出可能な高圧送液ポンプを使用することが好ましい。
(2)加熱部
コイル状に巻いたステンレス製チューブを高圧送液ポンプの吐出側に接続し、チューブ内にペルオキソチタン酸溶液を通液する。このチューブを外部から加熱し、内部を通るペルオキソチタン酸溶液を水熱処理する。ペルオキソチタン酸溶液は水熱処理に伴いアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に変換されていく。また、チューブ内温度を150℃以上に昇温するため、冷却部出口側に背圧弁5を設置し、チューブ内圧力を加熱温度の飽和蒸気圧以上に維持する。外部からの加熱方法は、チューブ内のペルオキソチタン酸溶液を設定温度に加熱可能であれば特に限定されないが、例えばスチーム加熱、電気炉、オイルバス、サンドバス等を使用することができる。
コイル状ステンレス製チューブの内径は内部を通過する流体への熱伝導の観点から20mm以下が適切であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下であるが、内径は1mm以上、特に2mm以上であることが好ましい。
水熱処理温度は反応効率と反応制御性の観点から150〜250℃が適切であり、好ましくは180〜250℃である。
チューブ内圧力は原料溶液の150℃以上への昇温を可能にするため、0.5〜10MPaが適切であり、好ましくは2〜10MPaである。
反応時間は原料転化率を制御するため、0.5〜20分間が適切であり、好ましくは1〜10分間である。
水熱処理温度までの昇温時間は、生成する酸化チタン微粒子の均一性、及び粒子径の観点から2分間以内が適切であり、好ましくは1分間以内である。なお、上記反応時間は、この水熱処理温度に昇温、到達してからの時間であり、上記昇温時間は含まない。
背圧弁はチューブ内圧力を一定に保圧できるものならば特に限定されない。
(3)冷却部
加熱部の出口側チューブに冷却用ステンレス製チューブを接続し、このチューブを外部から冷却してチューブ内を通るアナターゼ型酸化チタン分散液を冷却し、反応を停止させる。外部からの冷却方法は、チューブ内のアナターゼ型酸化チタン分散液を設定温度に冷却可能であれば特に限定されないが、例えば水浴、氷浴などを使用することができる。
冷却用ステンレス製チューブの内径は内部を通過する流体への熱伝導の観点から20mm以下が適切であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下であるが、内径は1mm以上、特に2mm以上であることが好ましい。
冷却温度は反応を停止させる観点から40℃以下が適切であり、好ましくは30℃以下である。なお、冷却温度の下限は特に制限されるものではないが、通常0℃以上である。
冷却に要する時間は、生成する酸化チタンの均一性、及び粒子径の観点から3分間以内が適切であり、好ましくは2分間以内である。
(4)回収部
冷却部出口側のチューブから回収容器にアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を回収する。
このようにアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液が得られるが、該分散液中の酸化チタン微粒子は、レーザー光を用いた動的散乱法により測定される体積基準の50%累積分布径(D50)(以下、「平均粒子径」とする。)が50nm以下であることが好ましく、より好ましくは20nm以下である。通常、その下限値は特に限定されないが、5nm以上であることが好ましい。
また、酸化チタン微粒子の濃度は、所要の厚さの光触媒薄膜を作製し易い点で、該分散液中、0.01〜20質量%が好ましく、特に0.5〜10質量%が好ましい。
更に、ペルオキソチタン酸溶液から酸化チタン微粒子分散液への転化率は95〜99.5%が適切であり、より好ましくは98〜99.5%である。該転化率が95%未満の場合、該分散液から得られる光触媒薄膜の光触媒効果が不十分となることがあり、該転化率が99.5%を超える場合、分散液中の酸化チタン微粒子が凝集し易くなることがある。
<光触媒薄膜を表面に有する部材>
このようにして得られるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液は、各種部材の表面に光触媒膜を形成させるために使用することができる。
ここで、各種部材は、特に制限されないが、部材の材料としては、例えば、有機材料、無機材料が挙げられ、無機材料には、例えば、非金属無機材料、金属無機材料が包含される。これらは、それぞれの目的、用途に応じた様々な形状を有することができる。
有機材料としては、例えば、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、アクリル樹脂、ポリアセタール、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリビニルブチラール(PVB)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルイミド(PEEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、メラミン樹脂、フェノール樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂等の合成樹脂材料、天然ゴム等の天然材料、又は上記合成樹脂材料と天然材料との半合成材料が挙げられる。
これらは、フィルム、シート、繊維材料、繊維製品、その他の成型品、積層体等の所要の形状、構成に製品化されていてもよい。
非金属無機材料としては、例えば、ガラス、セラミック、石材等が挙げられる。これらは、タイル、硝子、ミラー、壁、意匠材等の様々な形に製品化されていてもよい。
金属無機材料としては、例えば、鋳鉄、鋼材、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ニッケル合金、亜鉛ダイキャスト等が挙げられる。これらは、上記金属無機材料のメッキが施されていてもよいし、上記有機材料が塗布されていてもよいし、上記有機材料又は非金属無機材料の表面に施すメッキであってもよい。
各種部材表面への光触媒膜の形成方法としては、上記アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を、例えば、上記部材表面に、スプレーコート、ディップコート等の公知の塗布方法により塗布した後、遠赤外線乾燥、IH乾燥、熱風乾燥等の公知の乾燥方法により乾燥させればよく、光触媒膜の厚さも種々選定され得るが、通常、50nm〜10μmの範囲が好ましい。
なお、上記アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液には、上記各種部材表面に該分散液を塗布し易くすると共に該微粒子を接着し易いようにする目的で、バインダー、特にはケイ素化合物系バインダーを配合比(ケイ素化合物と酸化チタンの質量比)1:99〜99:1、より好ましくは10:90〜90:10、更に好ましくは30:70〜70:30の範囲で添加して使用してもよい。
ここで、ケイ素化合物系バインダーとは、固体状又は液体状のケイ素化合物を水性分散媒中に含んでなるケイ素化合物の、コロイド分散液、溶液又はエマルジョンであって、具体的には、コロイダルシリカ;シリケート等のケイ酸塩類溶液;シラン、シロキサン加水分解物エマルジョン;シリコーン樹脂エマルジョン;シリコーン−アクリル樹脂共重合体、シリコーン−ウレタン樹脂共重合体等のシリコーン樹脂と他の樹脂との共重合体のエマルジョン等を挙げることができる。
このようにして形成される光触媒膜は、透明であり、従来のように紫外領域において良好な光触媒作用を与えるものであり、該光触媒膜が形成された各種部材は、酸化チタンの光触媒作用により有機物を分解し膜表面を親水性にすることから、該部材表面の清浄化、脱臭、抗菌等の効果を発揮することができるものである。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、本発明における各種の測定は次のようにして行った。
(1)分散液中の酸化チタン微粒子の平均粒子径(D50
分散液中の酸化チタン微粒子の平均粒子径(D50)は、粒度分布測定装置(商品名“ナノトラック粒度分析計UPA−EX”、日機装(株)製)を用いて測定した。
(2)結晶相の測定
得られた酸化チタンの微粒子の結晶相は、粉末X線回折装置(商品名“MultiFlex”,(株)Rigaku製)を用いて測定した。
(3)ペルオキソチタン酸水溶液の酸化チタン微粒子分散液への転化率
ペルオキソチタン酸水溶液の酸化チタン微粒子分散液への転化率は、反応混合物中のチタン量を過酸化水素吸光光度法によって測定することで算出した。吸光度は、反応混合物の一部を抜き出し、硫酸酸性とした上で過酸化水素と反応、呈色させた後、紫外可視分光光度計(商品名“UVmini1240”、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
(4)光触媒薄膜の透明性
基材であるガラス板のHAZE値(%)を測定した。次に、分散液を該ガラス上に塗布、乾燥することで光触媒薄膜を作製し、該薄膜を作製した状態のガラス板のHAZE値を測定した。その差から光触媒薄膜のHAZE値を求めた。HAZE値の測定はHAZEメーター(商品名“デジタルヘイズメーターNDH−200”、日本電色工業(株)製)を用いた。光触媒薄膜の透明性を求められたHAZE値の差から次の基準で評価した。
良好(○と表示) ・・・・ 差が+1%以下
やや不良(△と表示)・・・・ 差が+1%を超え、+3%以下
不良(×と表示) ・・・・ 差が+3%を超える
(5)光触媒薄膜のアセトアルデヒドガス分解性能試験(UV照射下)
分散液を塗布、乾燥することで作製した光触媒薄膜の活性を、アセトアルデヒドガスの分解反応により評価した。評価は流通式ガス分解性能評価法により行った。具体的には、容積100cm3の石英ガラス製セル内に5cm×10cmのガラスからなる基板上に光触媒薄膜を形成した評価用サンプルを設置し、該セルに湿度50%に調湿した濃度100ppmのアセトアルデヒドガスを流量30mL・s-1で流通させながら、セル上部に設置したブラックライトで1mW・cm-2になるように光を照射した。薄膜上の光触媒によりアセトアルデヒドガスが分解すると、該セルから流出するガス中のアセトアルデヒドガス濃度が低下した。そこで、その濃度を測定することで、アセトアルデヒドガス分解量を求めることができた。アセトアルデヒドガス濃度はガスクロマトグラフ(商品名“GC−8A”、(株)島津製作所製)を用いて測定した。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明する。
なお、実施例は以下に述べる反応装置を用いて行った。
(反応装置)
高圧送液ポンプの吸引部側を原料タンクに接続し、吐出部側を、スチーム加熱炉内に設置されたコイル状に巻いた外径3mm、内径2mm、50mのステンレス製チューブ加熱反応器に接続した。続いて加熱反応器出口側を、水浴中に設置された外径3mm、内径2mm、50mのステンレス製チューブ冷却部に接続し、更に冷却部出口側に背圧弁を設け、常圧で回収容器に反応生成物を回収できるようにした図1に示す反応装置。
[実施例1]
36質量%の塩化チタン(IV)水溶液を純水で10倍に希釈した後、この水溶液に10質量%のアンモニア水を徐々に添加して中和、加水分解することにより水酸化チタンの沈殿物を得た。このときの溶液のpHは9であった。得られた水酸化チタンの沈殿物を、純水の添加とデカンテーションを繰り返して脱イオン処理した。この脱イオン処理後の水酸化チタン沈殿物に過酸化水素/水酸化チタン(モル比)が2.5以上となるように30質量%過酸化水素水を添加し、室温で一昼夜撹拌して十分に反応させた。その後、純水を添加して濃度調整を行うことにより、黄色透明のペルオキソチタン酸溶液(固形分濃度1質量%)を得た。
高圧送水ポンプ(商品名“汎用高圧送液ポンプ8832型”、(株)AQUATH製)の吸引チューブを純水20L仕込んだ原料タンク(1a)と、ペルオキソチタン酸溶液20Lを仕込んだ原料タンク(1b)に接続した。まず、原料タンク(1a)から高圧送水ポンプで装置チューブ内に純水を送液し、チューブ内が純水で満たされた後、背圧弁によってチューブ内圧力を2MPa以上に保圧した。スチーム加熱炉を190℃に設定し、加熱炉内に設置されたコイル状チューブ内の純水を加熱し、純水の温度が190℃に到達したことを確認した後、高圧送液ポンプを原料タンク(1b)に切り替え、装置チューブ内にペルオキソチタン酸溶液を導入した。導入されたペルオキソチタン酸溶液は加熱部で190℃での水熱反応により、アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に変換され、続いて冷却部で25℃まで冷却され、反応を停止した。
得られた分散液中の酸化チタン微粒子の平均粒子径を測定したところ、13.7nm、ペルオキソチタン酸溶液の酸化チタン粒子への転化率を測定したところ99.3%であった。
なお、加熱部での水熱反応時間は3分間、昇温に要した時間は20秒間、冷却に要した時間は1分間であった。
[比較例1]
加熱部の加熱温度を130℃にした以外は実施例1と同様にして水熱処理を行った。
[比較例2]
回分式反応器により水熱処理を行った。具体的には、実施例1のようにして得たペルオキソチタン酸溶液を容積500mLのオートクレーブに400mL仕込み、これを190℃、1.4MPaの条件下、90分間水熱処理した。その後、オートクレーブ内の反応混合物を、サンプリング管を経由して、25℃の水浴中に保持した容器に排出し、急速に冷却することで反応を停止させ、酸化チタン微粒子分散液を得た。
実施例1、比較例1及び2で作製した分散液にシリカ系のバインダー(コロイダルシリカ、商品名:スノーテックス20(日産化学工業(株)製))をTiO2/SiO2質量比1.5で添加した後、ガラス板状にディップコーターで塗布、乾燥させ、膜厚が300nmの光触媒薄膜を形成し、評価用サンプルを得た。
表1に、実施例1、比較例1及び2の反応条件及び平均粒子径、結晶相、原料転化率、光触媒薄膜の透明性評価、アセトアルデヒドガス分解試験におけるブラックライト照射90分後のガス分解率をまとめて示す。
Figure 0005741490
実施例1と比較例2の結果から分かるように、反応温度到達までの時間が早いと得られる酸化チタン微粒子の粒子径が小さくなり、光触媒としてのガス分解性能が向上することが分かる。
本発明のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液は、ガラス、金属等の無機物質、及び高分子フィルム(PETフィルム等)等の有機物質からなる種々の基材に施与して光触媒薄膜を作製するのに有用であり、特に高分子フィルム上に透明な光触媒薄膜を作製するのに有用である。
1a、2a タンク
2 送液ポンプ
3 加熱部
4 冷却部
5 背圧弁
6 回収部
7、8 バルブ

Claims (9)

  1. 流通式反応器を用い、ペルオキソチタン酸溶液からアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を連続的に製造する方法において、
    前記流通式反応器が、第一及び第二の原料タンク、高圧送液ポンプ、加熱部、冷却部、及び回収部から構成され、
    第一及び第二の原料タンクには、それぞれ水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液が収容され、
    高圧送液ポンプが、その吸引部側を第一及び第二の原料タンクにそれぞれバルブを介して接続し、吐出部側を加熱部、冷却部へと続く、金属製チューブに接続して、第一及び第二の原料タンクから、それぞれ水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液を送液し、
    加熱部が、高圧送液ポンプの吐出側チューブにコイル状に巻いた金属製チューブを接続してなり、このチューブ内に送液された水性溶媒及びペルオキソチタン酸溶液を、このチューブの外部から加熱し、内部を通るペルオキソチタン酸溶液を150〜250℃、0.5〜10MPaの条件下で水熱処理することによって、ペルオキソチタン酸溶液をアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に変換し、
    冷却部が、加熱部の出口側チューブに冷却用金属製チューブを接続してなり、冷却部出口側に背圧弁を設置して、このチューブ内に送液されたアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を、このチューブの外部から冷却し、内部を通るアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を冷却し、その反応を反応時間0.5〜20分間で停止させると共に、
    回収部が、冷却部の出口側チューブに回収容器に接続してなり、この容器内に送液されたアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液を回収すること
    を特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  2. 前記アナターゼ型酸化チタン微粒子分散液中の酸化チタン微粒子が、レーザー光を用いた動的散乱法により測定される体積基準の50%累積分布径(D50)で50nm以下であることを特徴とする請求項1記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  3. 加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ内に連続的に送液されるペルオキソチタン酸溶液が設定した水熱反応温度まで2分間以内に加熱されることを特徴とする請求項1又は2記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  4. 加熱部にてペルオキソチタン酸溶液を水熱処理して製造された酸化チタン微粒子分散液が、続いて冷却部にて3分間以内に40℃以下まで冷却されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  5. 流通式反応器でのペルオキソチタン酸溶液から酸化チタン微粒子分散液への転化率が95〜99.5%であるように反応時間を0.5〜20分間内で更に調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  6. 加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ及び冷却部の冷却用金属製チューブの内径がそれぞれ20mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  7. 加熱部のコイル状に巻いた金属製チューブ及び冷却部の冷却用金属製チューブがそれぞれステンレス製チューブであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の製造方法によって得られるアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液に更にバインダーを添加したことを特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
  9. 請求項8に記載のバインダーがケイ素化合物系バインダーであることを特徴とするアナターゼ型酸化チタン微粒子分散液の製造方法。
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