JP5741360B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
複数のコアが搭載されたマルチコアプロセッサを有し、内燃機関の動作に関わる種々の演算のタスクを前記複数のコアに割り当てて並列に演算を行う演算手段と、
前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、全開への作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を減ずる制御手段と、
を備え、
前記演算手段は、前記第2のコンプレッサのダイナミクスに関連する演算のタスクを、前記複数のコアから指定された1または複数の指定コアに割り当てる手段を含み、
前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、前記指定コアを停止させることを特徴としている。
前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開から閉方向へ作動された場合に、作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を増加させることを特徴としている。
前記内燃機関の所定時間先の燃料噴射量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された燃料噴射量に基づいて、所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況を予測する予測手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記予測手段によって予測された所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況に基づいて、前記演算手段に用いるコア数の増減を行うことを特徴としている。
また、第4の発明は、排気通路に設置された第1のタービンと吸気通路に設置された第1のコンプレッサとを有する第1のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第1のコンプレッサよりも下流側に設置された第2のコンプレッサと前記排気通路における前記第1のタービンよりも上流側に設置された第2のタービンとを有する第2のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第2のコンプレッサの上流側と下流側とをバイパスするエアバイパス通路と、前記エアバイパス通路を開閉するエアバイパスバルブと、を備え、内燃機関の運転状態に応じて前記エアバイパスバルブを作動させる内燃機関の制御装置であって、
複数のコアが搭載されたマルチコアプロセッサを有し、内燃機関の動作に関わる種々の演算のタスクを前記複数のコアに割り当てて並列に演算を行う演算手段と、
前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、全開への作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を減ずる制御手段と、
前記内燃機関の所定時間先の燃料噴射量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された燃料噴射量に基づいて、所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況を予測する予測手段と、を備え、
前記制御手段は、前記予測手段によって予測された所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況に基づいて、前記演算手段に用いるコア数の増減を行うことを特徴としている。
また、第5の発明は、第4の発明において、前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開から閉方向へ作動された場合に、作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を増加させることを特徴としている。
また、本発明によれば、第2のコンプレッサのダイナミクスに関連する演算のタスクが1または複数の指定コアに割り当てられる。そして、エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、当該指定コアの使用が停止される。このため、本発明によれば、エアバイパスバルブの全開時に不要となる演算を有効に停止して、内燃機関の演算負荷に応じた効率的な使用コア配分を行うことが可能となる。
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態としての内燃機関システムの概略構成を説明するための図である。図1に示すとおり、本実施の形態のシステムは、4サイクルのディーゼル機関(内燃機関)10を備えている。内燃機関10は車両に搭載され、その動力源とされているものとする。内燃機関10の吸気側には、吸気通路12が接続されている。吸気通路12の入口付近には、エアクリーナ16が設けられている。また、内燃機関10の排気側には、排気通路14が接続されている。排気通路14の途中には、排気ガスを浄化するための後処理装置18が設けられている。
次に、本実施の形態1の特徴的動作について説明する。本実施の形態にかかる内燃機関10は、その動作を制御するためのアクチュエータとして、例えば、吸気絞り弁26、ABV30、WGV36,38等の内燃機関10を制御するための各種アクチュエータを備えている。本実施の形態の制御装置は、いわゆるモデルベース制御によって内燃機関を制御するものであり、モデル予測を多用して制御状態を推定し、上述した種々のアクチュエータの制御量を決定する。
次に、図2を参照して、本実施の形態において実行する処理の具体的内容について説明する。図2は、ECU50が、演算に使用する使用コア数の増減を行うルーチンのフローチャートである。尚、図2に示すルーチンは、内燃機関10の運転中に繰り返し実行されるものとする。また、図2に示すルーチンを実行する前提として、ここでは、第2のコンプレッサ22bのダイナミクスに関連する演算のタスクが、1または複数の指定コアに既に割り当てられているものとする。
12 吸気通路
14 排気通路
20 第1のターボ過給機
20a 第1のタービン
20b 第1のコンプレッサ
22 第2のターボ過給機
22a 第2のタービン
22b 第2のコンプレッサ
28 吸気バイパス通路
30 エアバイパスバルブ(ABV)
50 ECU(Electronic Control Unit)
Claims (5)
- 排気通路に設置された第1のタービンと吸気通路に設置された第1のコンプレッサとを有する第1のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第1のコンプレッサよりも下流側に設置された第2のコンプレッサと前記排気通路における前記第1のタービンよりも上流側に設置された第2のタービンとを有する第2のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第2のコンプレッサの上流側と下流側とをバイパスするエアバイパス通路と、前記エアバイパス通路を開閉するエアバイパスバルブと、を備え、内燃機関の運転状態に応じて前記エアバイパスバルブを作動させる内燃機関の制御装置であって、
複数のコアが搭載されたマルチコアプロセッサを有し、内燃機関の動作に関わる種々の演算のタスクを前記複数のコアに割り当てて並列に演算を行う演算手段と、
前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、全開への作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を減ずる制御手段と、
を備え、
前記演算手段は、前記第2のコンプレッサのダイナミクスに関連する演算のタスクを、前記複数のコアから指定された1または複数の指定コアに割り当てる手段を含み、
前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、前記指定コアを停止させることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開から閉方向へ作動された場合に、作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を増加させることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
- 前記内燃機関の所定時間先の燃料噴射量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された燃料噴射量に基づいて、所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況を予測する予測手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記予測手段によって予測された所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況に基づいて、前記演算手段に用いるコア数の増減を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の制御装置。 - 排気通路に設置された第1のタービンと吸気通路に設置された第1のコンプレッサとを有する第1のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第1のコンプレッサよりも下流側に設置された第2のコンプレッサと前記排気通路における前記第1のタービンよりも上流側に設置された第2のタービンとを有する第2のターボ過給機と、前記吸気通路における前記第2のコンプレッサの上流側と下流側とをバイパスするエアバイパス通路と、前記エアバイパス通路を開閉するエアバイパスバルブと、を備え、内燃機関の運転状態に応じて前記エアバイパスバルブを作動させる内燃機関の制御装置であって、
複数のコアが搭載されたマルチコアプロセッサを有し、内燃機関の動作に関わる種々の演算のタスクを前記複数のコアに割り当てて並列に演算を行う演算手段と、
前記エアバイパスバルブが全開に作動された場合に、全開への作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を減ずる制御手段と、
前記内燃機関の所定時間先の燃料噴射量を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された燃料噴射量に基づいて、所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況を予測する予測手段と、を備え、
前記制御手段は、前記予測手段によって予測された所定時間先における前記エアバイパスバルブの作動状況に基づいて、前記演算手段に用いるコア数の増減を行うことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記制御手段は、前記エアバイパスバルブが全開から閉方向へ作動された場合に、作動前に比して前記演算手段に用いるコア数を増加させることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の制御装置。
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