JP5741080B2 - 表示プログラム、表示方法、および、表示装置 - Google Patents

表示プログラム、表示方法、および、表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、データの表示方法とデータの表示に用いられるプログラムおよび装置に関する。
設備の使用状況や作業(ジョブ)の進捗を管理するために、ガントチャートが用いられることがある。この場合、ガントチャートをユーザに使いやすくするために、作業時間を表す図形の中に、作業の内容や作業対象となる製品の名称などの情報が表示されることが多い。しかし、行われる時間が短い作業については、その作業を表す図形の大きさが情報を表示する領域の大きさよりも小さくなってしまい、情報が図形の中に表示されない場合がある。この場合、ガントチャートがユーザにとって見づらくなるため問題となる。
そこで、作業を表す図形の中に情報が表示できない場合は、ガントチャートの時間軸を拡大して、各作業を表す図形の大きさを、情報の表示に用いられる領域よりも大きくすることができる。また、ガントチャートに表示する図形が製品ごとに色分けされることもある。この場合、ユーザは、情報が表示されていない図形と同じ色で表示されている図形の中に表示されている情報を読み取ることにより、情報が表示されていない作業で処理されている製品を知ることができる。
また、関連する技術として、作業計画の生産設備への割付状況を色分けして表示するシステムが考案されている。このシステムでは、ユーザに警告を通知する際に、警告が発生する原因となる作業の色を変更するなどして強調表示することが提案されている。
特開2004−139472号公報
背景技術で述べたように、作業を表す図形の中に情報が表示できない場合の対策が考案されているが、いずれも問題がある。ガントチャートの時間軸を拡大して作業を表す図形の大きさを大きくする方法では、時間軸を拡大するために、ユーザはガントチャートの全体を視認することが困難になる。このため、ユーザが作業計画の全体を確認することが困難になる。ガントチャート中の図形の色を製品ごとに変更する方法では、隣り合う色の組合せによっては、ユーザが個々の作業を認識しづらいという問題がある。このような問題は、ガントチャートに限らず、作業を表す図やグラフなどを表示する場合にも発生することが考えられる。
本発明では、個々の作業に対応付けられる情報をユーザが容易に確認できるように、作業計画を表示することを目的とする。
ある実施形態に係る表示装置は、記憶部、取得部、決定部、計算部、割り当て部、選択部を備える。記憶部は、作業毎に、作業計画を表す図の中での当該作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報を記憶する。取得部は、前記作業計画に含まれる複数の作業の各々について、前記作業計画を表す図の中での作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報を、前記記憶部を参照して取得する。決定部は、前記作業計画を表わす図に利用可能な所定の異なる複数の色のうち、前記作業の種類の数と同数の色を取得するとともに、取得された色の中での識別し易さの順位を決定する。計算部は、前記図形の横幅と表示位置に基づいて、前記図形の識別が容易かを示す識別容易度を計算する。割り当て部は、前記識別容易度が小さい図形の作業の種類に対応する図形から順に、前記取得された色の中での識別し易さの順で、前記作業計画を表わす図における該作業の種類の図形の表示に用いる色を割り当て、前記記憶部に記憶する。選択部は、前記記憶部に記憶された前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻を基に、前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻までの継続時間の長さを前記図形の横幅、前記開始時刻を前記図形の表示位置とし、前記継続時間を閾値と比較して、前記閾値よりも前記継続時間が短い作業に対応する第1の図形と第2の図形を選択する。前記計算部は、前記第1の図形の横幅が短く、かつ、前記作業計画の中での前記第1の図形と前記第2の図形の表示位置が近いほど、前記識別容易度が小さくなるように、前記第1の図形の前記識別容易度を計算する。
ユーザが個々の作業に対応付けられる情報を容易に確認できるように、作業計画が表示される。
第1の実施形態に係る表示装置の構成の例を示す図である。 生成情報を記録するテーブルの例を示す図である。 ジョブデータの例を示す図である。 指標値の求め方の例を説明するテーブルである。 色の識別されやすい順を決定する際に表示装置が行う動作の例を説明するフローチャートである。 ガントチャートの例を示す図である。 対象処理期間の求め方の例を説明する図である。 対象処理期間の最小値を記憶するテーブルの例を示す図である。 識別容易度の算出と色の割り当ての際に行われる動作の例を説明するフローチャートである。 表示装置のハードウェア構成の例を示す図である。 表示装置によって生成されたガントチャートの例を表す図である。 第2の実施形態に係る表示装置の構成の例を示す図である。 ガントチャートの生成に用いられるデータとガントチャートの例を示す図である。 対象処理期間の最小値を記憶するテーブルの例を示す図である。 第3の実施形態に係る表示装置の構成の例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る表示装置10の構成の例を示す図である。表示装置10は、入力部11、表示部12、制御部20、および、記憶部30を備える。制御部20は、取得部21、決定部22、計算部23、割り当て部24、チャート生成部25を備える。記憶部30は、ジョブデータ31、色彩データ32、データ33を備える。
入力部11は、表示装置10に入力されるデータを取得する。例えば、入力部11は、キーボードなどの入力デバイスやネットワークを介して表示装置10に入力された情報を取得する。入力部11は、入力されたデータを制御部20に出力することができ、また、記憶部30に記憶することができる。表示部12は、制御部20での処理で得られたガントチャートをユーザが視認できるように表示する。
取得部21は、ジョブデータ31から作業計画に含まれるジョブに関するデータを取得する。取得部21は、例えば、ジョブの開始時刻、終了時刻、継続時間などの情報の他、ジョブの種類を示す情報を取得する。「ジョブの種類を示す情報」には、ジョブで生産もしくは加工される製品を識別する製品識別子、ジョブが行われる設備を識別する設備識別子などのデータ、ジョブの内容を識別する情報などが含まれる。ジョブデータ31に基づいて生成されたガントチャートが表示部12に表示される場合、ジョブの種類を示す情報のうちの一つに応じてガントチャート中の図形の表示に用いられる色が変更される。例えば、ガントチャートに含まれる図形は、その図形に対応するジョブで生産される製品に応じて色分けされる場合がある。また、図形に対応するジョブが行われる設備に応じて、図形の表示に用いられる色が変更される場合もある。
また、取得部21は、生成情報も取得する。ここで、「生成情報」は、ガントチャートの縦軸および横軸に用いられる情報の種類、ガントチャート中の図形を表示する色を変更することにより示される情報の種類を特定する情報であるものとする。図2は、生成情報を記録するテーブルの例である。例えば、図2のテーブルに格納された生成情報を取得することにより、取得部21は、ガントチャートの横軸を時間、縦軸を設備とし、ガントチャート中の図形の色は図形が表すジョブで生産される製品の品目であることを認識することができる。さらに、取得部21は、横軸と縦軸のスケールに合わせて、ガントチャート中に表示する作業の各々に対応する図形の大きさと表示位置を特定する。例えば、横軸が時間であるとき、取得部21は、作業の開始時刻から終了時刻までの間の継続時間を図形の横幅とする。従って、この場合、図形の大きさは継続時間に比例する。さらに、取得部21は、作業の開始時刻もしくは終了時刻にもとづいて、図形の横方向の表示位置を決定する。さらに取得部21は、作業が行われる設備に対応付けて、図形の縦方向の表示位置を決定する。なお、取得部21は、生成情報をデータ33から取得することができ、また、入力部11から取得することもできる。
決定部22は、ガントチャート中の図形の表示に用いられる色を取得して、取得した色の中での識別し易さの順位を決定する。決定部22は、取得した色の各々について、階調値を取得する。さらに、取得した色から2色ずつの組合せを作り、各々の組合せでの階調値の差分の合計値を求める。決定部22は、ある色について、他の色との間で得られた合計値の総計を求める。以下の説明では、ある色について、他の色との間で得られた合計値を合計した値を「指標値」と記載することがある。例えば、色A〜色Cまでの3色が選択された場合、決定部22は、色Aと色Bの階調値の差を、RGBの原色ごとに求め、得られた値を合計する。決定部22は、さらに、色Aと色Cについても、RGBの原色ごとに階調値の差を求め、得られた値を合計する。その後、色Aと色Bの階調値から求めた合計値と色Aと色Cの階調値から求めた合計値を足し合わせると、色Aの指標値となる。決定部22は、取得した色の各々について指標値を求め、指標値が大きい順にユーザの視認性が高いと判断する。すなわち、決定部22は、取得した色の階調値の差を用いて、取得された色の中での識別し易さの順位を決定している。また、指標値は、ある色がユーザに識別され易いかを示す指標である。決定部22は、指標値が大きいほど、順位が小さくなるように、色の識別しやすさを表す順位を決定することができる。
計算部23は、ガントチャート中の図形の大きさと表示位置に基づいて、図形の識別が容易かを示す識別容易度を計算する。例えば、横軸が時間の場合、識別容易度は、識別対象の2つのジョブが最も接近したときの、識別対象の2つのジョブを含む領域の横軸方向の長さに基づいて計算される。以下の説明では、識別対象とする2つのジョブのうち先に開始されるジョブの開始時刻から、後に開始されるジョブの終了時刻までの間の時間を「対象処理期間」と記載する。すなわち、識別容易度は、識別容易度を求めようとする種類のジョブと、ガントチャートに示される他の種類のジョブの間で求められた対象処理期間の最小値に基づいて計算される。例えば、第1〜第3のジョブがある場合の第1のジョブの識別容易度は、第1のジョブと第2のジョブの間で求められた対象処理期間の最小値と、第1のジョブと第3のジョブの間で求められた対象処理期間の最小値の合計値となる。対象処理期間や識別容易度を求める際の計算部23での処理の例については、後で詳しく説明する。なお、対象処理期間や識別容易度の単位は、ガントチャートで用いられている横軸の大きさを表すために用いられている単位と同じである。例えば、横軸の単位が秒である場合、対象処理期間や識別容易度の値も秒単位で求められる。
割り当て部24は、識別容易度が小さいジョブほど、指標値の値が大きい色が割り当てられるように、ジョブの図形を表示する色を割り当てる。すなわち、割り当て部24は、識別容易度の小さい図形ほど識別しやすさを表す順位が小さい色で表示されるように色を割り当てる。割り当て部24の動作については、後で詳しく説明する。
チャート生成部25は、割り当て部24での割り当ての結果とジョブデータ31から表示部12に出力するガントチャートを生成する。このとき、チャート生成部25は、ガントチャートに含まれるジョブのうち、横幅が閾値(Th1)よりも大きいジョブの各々に、ジョブの種類を示す情報が表示されるように表示データを生成する。例えば、品目Aについてのジョブに対応付けられた図形のうちで閾値Th1以上の横幅となる図形の中に、「品目A」の文字を含め、図形の色を品目Aに割り当てられた色にする。なお、閾値Th1は、ガントチャートのスケールや表示画面の大きさなどに合わせて、ユーザが任意の方法で設定もしくは変更することができる。
ジョブデータ31は、作業の開始時刻、終了時刻、作業が行われている継続時間、作業の種類を示す情報などを格納する。図3は、ジョブデータ31の例を示す図である。図3の例では、ジョブごとに、そのジョブで処理される品目、処理量、処理が行われる設備の識別子、ジョブの開始時刻、および、ジョブの終了時刻が記録されている。なお、ジョブデータ31に含まれる情報は、ガントチャートに表示される情報の種類や表示装置10の実装に応じて変更される場合がある。
色彩データ32は、ガントチャート中のジョブを表す図形を表示するために用いることができる色のデータである。ユーザは、色彩データ32に含まれている色の中からガントチャートに使用する色を選択することができる。データ33は、ユーザから表示装置10に入力されたデータや、表示装置10の処理に際して制御部20で得られてデータである。また、生成情報もデータ33に含まれる。
図4は、指標値の求め方の例を説明するテーブルである。図4は、ガントチャート中に表示されるジョブが4種類の色で表示される場合について、指標値を算出する際に行われる演算の結果の例を示している。色α〜色δの4色をRGB表色系により(R成分,G成分,B成分)の形式で表すと、以下のとおりであるとする。
色α : (128,128,128)
色β : (255,0,0)
色γ : (128,255,0)
色δ : (0,0,255)
まず、決定部22は、ガントチャートで用いられる色の中から2色を選択して、選択した色の階調値の差分をRGBの成分ごとに求める。例えば、色αと色βの組み合わせについて、決定部22は次の計算をする。
ΔR(α,β)=|128−255|=127
ΔG(α,β)=|128−0|=128
ΔB(α,β)=|128−0|=128
ここで、ΔRはR成分の階調値の差分であることを表し、括弧の中の文字は階調値の差分が求められた色の組み合わせを表すものとする。同様に、ΔGはG成分の階調値の差分、ΔBはB成分の階調値の差分を表すものとする。従って、ΔR(α,β)は、色αと色βの間でのR成分の階調値の差分を表す。同様に、ΔG(α,β)は、色αと色βの間でのG成分の階調値の差分であり、ΔB(α,β)は、色αと色βの間でのB成分の階調値の差分である。
次に、決定部22は、RGBの各成分の差分の合計値を求める。色αと色βの間での差分の合計値ΔRGB(α,β)は次のとおりである。
ΔRGB(α,β)=ΔR(α,β)+ΔG(α,β)+ΔB(α,β)
=127+128+128=383
図4のテーブル中で色αの段と色βの列が交わったセルには、色αと色βの間での差分の合計値ΔRGB(α,β)の値が格納されている。同様に、図4のテーブルに含まれる各セルには、テーブルの段に設定された色と列に設定された色の間で求められたRGBの差分の合計値が格納される。なお、色βの段と色αの列が交わるセルにはΔRGB(β,α)の値が格納されるが、ΔRGB(β,α)の値はΔRGB(α,β)の値と等しい。
ガントチャートに用いられる色を2色ごとに組み合わせた全ての組み合わせについて差分の合計値を求めると、決定部22は、指標値を求める。指標値は、指標値を求めようとする色(対象色)と、ガントチャートに含まれる色の間で求められた差分の合計値の総和である。例えば、図4の例では、色αの指標値Iαは、次式から求められる。
Iα=ΔRGB(α,β)+ΔRGB(α,γ)+ΔRGB(α,δ)
=383+255+383=1021
決定部22は、ガントチャート中でジョブを表すときに用いられる色の各々について、指標値を求め、得られた指標値の大きさを比較する。決定部22は、指標値が大きい色ほどガントチャートの中でユーザが視認しやすい色であると決定する。図4の例では、色δ>色β、色γ>色αの順に指標値が小さくなるので、決定部22は、色α〜δの中では色δが最も識別されやすく、色αが最も識別されにくいと判断する。指標値から得られる識別されやすさの順位は、色δでは「1」、色βでは「2」、色γでは「3」、色αでは「4」となる。なお、色βと色γのように、指標値の値が同じ場合は、例えば、決定部22は、色の情報を取得した順序など、予め設定された任意の方法で順位をつけることができる。決定部22は、得られた指標値を、その指標値が得られた色を識別する情報と対応付けて、割り当て部24に通知する。
図5は、色の識別されやすい順を決定する際に表示装置10が行う動作の例を説明するフローチャートである。なお、図5のフローチャートでは、ガントチャートの生成に図2のテーブルに格納されている生成情報が用いられるものとする。取得部21は、変数mと変数xを1に設定する(ステップS1)。取得部21は、生成情報に基づいて、ガントチャートに含まれるジョブは品目に応じて色分けされることを認識する。そこで、取得部21は、ジョブデータ31を参照して、品目数(M)を取得する(ステップS2)。
決定部22は、ユーザによって選択された色の情報を色彩データ32から取得し、変数mの値を1つインクリメントする(ステップS3、S4)。決定部22は、変数mの値を品目数Mと比較する(ステップS5)。変数mの値がM以下である場合、決定部22は、選択された色の情報の取得が終わっていないと判定してステップS3からの処理を繰り返す。一方、変数mの値がMより大きい場合、決定部22は、選択された色の情報の取得が終わったと判定して、変数yを1に設定し、さらに、変数Ixを0に設定する(ステップS5でYes、ステップS6)。なお、変数Ixは、x番目の色の指標値の計算に用いられる変数であり、後述するようにステップS10でyがMより大きいと判定されたときに変数Ixとして記憶されている値がx番目の色の指標値となる。ここでは、指標値の計算に用いられる変数は、x=1に対応するI1から、x=Mに対応するIMまでのM個であるものとする。
次に、決定部22は、x番目に取得した色とy番目に取得した色について、階調値の差分を求め、さらに得られた差分の合計値を求める(ステップS7)。すなわち、ステップS7の処理では、ΔRGB(x,y)が求められる。次に、決定部22は、x番目の色の指標値Ixを求めるために、ステップS7で計算された合計値のうち、x番目の色について得られた合計値を、変数Ixに加えて記憶する(ステップS8)。さらに、決定部22は、yを1つインクリメントして、x番目に取得した色と比較される色を変更する(ステップS9)。ここで、決定部22は、変数yの値を品目数Mと比較する(ステップS10)。変数yの値がM以下の場合、x番目に取得した色とy番目に取得された色の階調値の差分を求めて変数Ixを更新するために、決定部22は、ステップS7以降の処理を繰り返す。
一方、変数yの値が品目数Mよりも大きい場合、決定部22は、x番目に取得された色はガントチャートに用いられる全ての色との間で階調値の差を求めたと判断して、変数xの値を1つインクリメントする(ステップS11)。決定部22は、変数xの値を品目数Mと比較する(ステップS12)。変数xがM以下であれば、決定部22は、x番目の色についての指標値が計算されていないと判断して、ステップS6以降の処理を繰り返す(ステップS12でNo)。一方、変数xがMより大きい場合、決定部22は、ガントチャートでの色分けに用いられる全ての色について指標値の計算が終わったと判断して処理を終了する(ステップS12)。
なお、変数I1〜IMまでのM個の変数Ixが用いられない場合、決定部22は、ステップS11においてxを1つインクリメントする際に、Ixの値をx番目の色を識別する識別子に対応付けてメモリに記憶するものとする。
次に、ジョブの識別容易度の求め方について説明する。計算部23は、ガントチャートの縦軸と横軸に表現される情報とスケールに基づいて、個々のジョブを表す図形の高さと横幅を求める。さらに、計算部23は、ガントチャート中に異なる色で表示されるジョブの情報を用いて、対象処理期間を求める。
図6は、ガントチャートの例を示す図である。図6は、縦軸を設備の種類、横軸を時間にしたガントチャートで図3のデータを表示している。また、図6に示すガントチャートでは、品目別に色分けされるものとする。この場合、計算部23は、ガントチャートに含まれるジョブで処理される品目の組み合わせの各々について、対象処理期間を求める。
図7は、対象処理期間の求め方の例を説明する図である。計算部23は、対象処理期間を求める際に、図7のテーブルに示すデータを保持することができる。図7を参照しながら品目Aと品目Bについて対象処理期間を求める場合の計算部23の処理を説明する。
(1)計算部23は、対象処理期間を求める対象とする種類のジョブの開始時刻、終了時刻、割当設備を、取得部21から取得し、対象処理期間を求めることができるジョブの組み合わせを検索する。例えば、品目Aについて、図3のジョブNo.2とNo.6の2つのジョブが行われる。また、品目Bについては、図3のジョブNo.4とNo.5が行われている。従って、品目Aに関するジョブと品目Bに関するジョブでは、図7のNo.1〜4に示すように4通りの組み合わせがある。このうち、品目Aのジョブと品目Bのジョブが同じ設備で行われている場合、対象処理期間が求められる。従って、図7の例では、計算部23は、No.1とNo.4について対象処理期間を求めることができると判断する。
(2)計算部23は、対象処理期間を求める組み合わせについて、2つの種類のジョブのうちどちらが先に開始されているかを判断する。例えば、No.1のケースでは、品目Aについてのジョブの開始時刻が2011年2月3日の14:00であり、品目Bについてのジョブの開始時刻は2011年2月3日の17:00である。そこで、計算部23は、No.1のケースでは、品目Aのジョブが先に行われると判断する。同様に、計算部23はNo.4のケースについても、どちらの品目のジョブから行われるかを判定する。判定結果を図7のテーブルの処理順序の欄に示す。
(3)計算部23は、処理順序が先であると判定された品目についてのジョブの開始時刻から、後に処理されるジョブの終了時刻までの時間を求める。ここで得られた時間が対象処理期間である。例えば、No.1のケースでは、品目Aの処理が先に行われ、品目Aについてのジョブの開始時刻が2011年2月3日の14:00、品目Bについてのジョブの終了時刻は2011年2月3日の18:00である。そこで、計算部23は、No.1のケースについて、対象処理期間は4時間であると算出する。
同様に、計算部23は、No.4について、品目Bの処理が先に行われ、品目Bについてのジョブの開始時刻が2011年2月3日の13:00、品目Aについてのジョブの終了時刻は2011年2月3日の16:00であることを認識する。そこで、計算部23は、No.4のケースについて、対象処理期間は3時間であると算出する。
(4)計算部23は、手順(3)で得られた対象処理期間の中から最小の値を選択する。計算部23は、選択した値を識別容易度の計算に用いるために記憶する。図7の例では、品目Aと品目Bについての対象処理期間の最小値は3時間であることが記憶される。以下の説明では、品目Aと品目Bについての対象処理期間の最小値をΔT(A,B)と表すものとする。なお、括弧の中の2つのアルファベットは品目を表す。
(5)計算部23は、他の品目の組み合わせについても対象処理期間を求め、対象処理期間の最小値を記憶する。ここで、組み合わされた2つの品目についてのジョブが同じ設備で行われることがないなどの理由により、対象処理期間を求めることができない場合、計算部23は、ガントチャートに表示される期間全体の長さを対象処理期間の最小値に設定するものとする。
ジョブの色分けに用いる項目の値の全ての組み合わせについて対象処理期間の最小値を求めると、計算部23は、識別容易度を求める。識別容易度は、識別容易度を求めようとする品目について求められた対象処理期間の最小値の総和である。
図8は、対象処理期間の最小値を記憶するテーブルの例を示す図である。図8のテーブル中で品目Aの段と品目Bの列が交わったセルには、品目Aと品目Bの間での対象処理期間の最小値ΔT(A,B)の値が格納されている。同様に、図8のテーブルに含まれる各セルには、テーブルの段に設定された品目に関するジョブと列に設定された品目に関するジョブの間で求められた対象処理期間の最小値が格納される。なお、品目Bの段と品目Aの列が交わるセルにはΔT(B,A)の値が格納されるが、ΔT(B,A)の値はΔT(A,B)の値と等しい。
計算部23は、品目の種類ごとに、その品目と他の品目との間で求められた対象処理期間の最小値の総和を識別容易度とする。すなわち、計算部23は、図8のテーブルの各段に記録されている値の総和を、その段の品目についての識別容易度とする。例えば、品目Aについての識別容易度は以下のように求められる。
F1(A)=ΔT(A,B)+ΔT(A,C)+ΔT(A,D)
=3+3+2=8
ここで、F1(A)は品目Aについての識別容易度を表すものとする。
計算部23は、図8のテーブルを用いて品目B〜Dについても同様に識別容易度を求める。各品目について得られた識別容易度の値も、図8に示す。ここでは、識別容易度は、品目A<品目C<品目B<品目Dの順に大きくなる。識別容易度が小さい品目ほど、その品目のジョブを他の品目のジョブから識別することが難しく、識別容易度が大きい品目に関するジョブほど、ガントチャート中で他の品目のジョブから識別しやすい。従って、図6に示すガントチャートでは、品目Aに関するジョブが品目A〜Dのうちで最も識別が困難であり、品目Dが最も識別しやすいといえる。計算部23は、得られた識別容易度を、品目と対応付けて割り当て部24に通知する。
割り当て部24は、決定部22から、ガントチャートで使用される各色の指標値を取得する。さらに、計算部23から、入力された識別容易度が小さい品目ほど、指標値から得られた順位が小さい色を割り当てる。図4に示すように、指標値から得られた順位は、色δ<色β<色γ<色αの順に大きくなる。識別容易度は、図8に示すように、品目A<品目C<品目B<品目Dの順に大きくなる。そこで、割り当て部24は、品目A〜Dの中で識別容易度が最も小さい品目Aに、指標値から決定された順位が最も小さい色δを割り当てる。同様に、割り当て部24は、品目Bに色γを割り当て、品目Cに色βを割り当てる。さらに、割り当て部24は、識別容易度が最も大きい品目Dには、順位が最も大きい色αを割り当てる。なお、割り当て部24は、入力された識別容易度が小さい品目ほど、指標値の大きい色を割り当てるということもできる。割り当て部24が各品目に割り当てた色も、図8のテーブルに示す。割り当て部24は、色を割り当てた結果をチャート生成部25に出力する。
チャート生成部25は、割り当て部24から入力された色の割り当て結果とジョブデータ31を用いて、表示部12に表示するガントチャートのデータを生成する。例えば、チャート生成部25は、品目Aに対応付けられたジョブを表す図形の色を色δにする。チャート生成部25は、さらに、品目Aに対応付けられた図形のうちで横幅が閾値Th1以上の図形の中に、「品目A」の文字を含める。チャート生成部25は、同様の処理を品目B〜Dについても行う。チャート生成部25は、生成したガントチャートのデータを表示部12に出力する。表示部12は、チャート生成部25から入力されたデータに基づいてガントチャートを表示する。
図9は、識別容易度の算出と色の割り当ての際に行われる動作の例を説明するフローチャートである。計算部23は、変数s、変数tを1に設定し、割り当て部24は、変数nを1に設定する(ステップS21)。取得部21は、生成情報に基づいて、ジョブが品目に応じて色分けされることを認識すると、ジョブデータ31を参照して、品目数(M)を取得する(ステップS22)。決定部22は、取得した品目数(M)を計算部23に通知する。取得部21は、さらに、ジョブデータ31を取得して、ガントチャートに含まれるジョブの長さと配置を特定する情報を計算部23に出力する(ステップS23)。
次に、計算部23は、変数sの値と変数tの値が一致しているかを確認する(ステップS24)。変数sの値と変数tの値が一致していない場合、計算部23は、s番目の品目とt番目の品目の間で対象処理期間を求める(ステップS24でNo、ステップS25)。ステップS25で、計算部23は、図7を参照しながら説明したような演算を行う。次に、計算部23は、得られた対象処理期間のうちの最小値を求めて、品目と対応付けて記憶する(ステップS26)。その後、変数tの値を1つインクリメントして、変数tがMより大きい値かを判定する(ステップS27、S28)。変数tがM以下の場合、計算部23は、ステップS24以降の処理を繰り返す。一方、ステップS24で変数sの値と変数tの値が一致していると判定された場合、ステップS27とS28の処理を行うことにより、変数sの値と変数tの値が異なる値となるように変数tの値を変更する(ステップS24でYes、ステップS27)。
変数がMよりも大きくなると、計算部23は、s番目の品目についてステップS26で記憶した最小値の合計(識別容易度)を求める(ステップS29)。計算部23は、変数sの値を1つインクリメントして、変数sがMより大きい値かを判定する(ステップS30、S31)。変数sがM以下の場合、計算部23は、変数tを1に設定しなおしてから、ステップS24以降の処理を繰り返す(ステップS31でNo、ステップS32)。一方、変数sがMより大きい場合、計算部23は、ガントチャートにジョブが表示される全ての品目について、識別容易度が求められたと判断し、得られた値を割り当て部24に出力する。
割り当て部24は、計算部23で求められた識別容易度と、決定部22で決定された順位を取得し、識別容易度がn番目に小さい品目に、順位がn番目に小さい色を割り当てる(ステップS33)。割り当て部24は、変数nを1つインクリメントして、変数nがMより大きい値かを判定する(ステップS34、S35)。変数nがM以下の場合、計算部23は、色が割り当てられていない品目が残っていると判断して、ステップS33以降の処理を繰り返す(ステップS35でNo)。一方、変数nがMより大きい場合、割り当て部24は、割り当て処理が終了したと判定して処理を終了する。
図10は、表示装置10のハードウェア構成の例を示す図である。表示装置10は、Central Processing Unit(CPU)41、メモリ42、入力装置43、出力装置44、バス45、外部記憶装置46、媒体駆動装置47、ネットワーク接続装置49を備える。CPU41は、制御部20として動作する。メモリ42は、記憶部30として動作する。ジョブデータ31やデータ33がネットワーク50経由で表示装置10に送信される場合、ネットワーク接続装置49は、入力部11として動作することができる。入力装置43は、例えばキーボードやマウスなどであり、ユーザは入力装置43を用いて、表示装置10にデータを入力できる。出力装置44は、例えばディスプレイなどである。出力装置44は、表示部12として動作することができ、ガントチャートや、その他のデータ等を表示する。バス45は、CPU41、メモリ42、入力装置43、出力装置44、外部記憶装置46、媒体駆動装置47、ネットワーク接続装置49などの間を相互にデータの受け渡しが行えるように接続する。外部記憶装置46は、プログラムやデータなどを格納し、適宜、CPU41などに格納している情報を提供する。媒体駆動装置47は、メモリ42や外部記憶装置46のデータを可搬記憶媒体48に出力することができ、また、可搬記憶媒体48からプログラムやデータ等を読み出すことができる。ここで、可搬記憶媒体48は、フロッピイディスク、Magneto-Optical(MO)ディスク、Compact Disc Recordable(CD−R)やDigital Versatile Disk Recordable(DVD−R)を含む、持ち運びが可能な任意の記憶媒体とすることができる。
以上説明したように、表示装置10は、対象処理期間の最小値を用いて計算した識別容易度を用いて、ジョブを表示する色を割り当てる。従って、表示装置10は、短い作業が連続する箇所など、個々のジョブを識別しづらい箇所に着目してジョブを表示する色を割り当てているといえる。
図11は、表示装置10によって生成されたガントチャートの例を表す図である。図11のガントチャートでは、品目A〜Dの間で取りうる組み合わせについての対象処理期間の最小値は、いずれも破線で示す四角形55で囲まれた領域で得られている。すなわち、図11のガントチャートでは、四角形55で囲まれた領域のジョブに着目して色の割り当てが行われている。ここで、割り当て部24は、識別容易度の小さい品目ほど、指標値の大きい色を割り当てるので、ジョブの行われる時間が他の品目に関するジョブが行われる時間と近く、さらに、ジョブが行われている時間の長さが短いほど、識別しやすい色が割り当てられる。このため、四角形55で囲まれた領域のジョブの間では識別しにくい色の組み合わせが隣り合ったジョブに割り当てられにくい。ここで、図11のガントチャートには、設備1の品目Aのジョブと品目Cのジョブの間に、品目Bのジョブ56が行われている。しかし、ジョブ56を表す図形は、長時間行われるジョブを表す2つの図形の間に挟まれているので、四角形55に含まれるジョブよりも識別しやすいといえる。従って、表示装置10は短時間で行われるジョブが連続している箇所に着目して色を割り当てるため、表示装置10によって生成されたガントチャートに含まれるいずれのジョブも。ユーザに識別されやすくなる。
さらに、ガントチャート中での横幅が閾値Th1よりも大きい図形では、ジョブに対する品目など、色分けに用いられる情報が表示される。従って、ユーザは、横幅の大きな図形に表示されている情報を参照することにより、その図形と同じ色で表示されているジョブであって、短時間で行われているジョブに対応付けられている情報を取得することもできる。このため、ユーザは、ガントチャートから個々のジョブに対応付けられた情報を読み取りやすくなる。また、短時間で行われている作業に対応付けられた情報を表示するために横軸のスケールが拡大されることがないため、ユーザが作業計画の全体を見ることもできる。従って、本実施形態では、ガントチャートに含まれているジョブの一覧表での、個々のジョブに関する情報の識別しやすさと、個々のジョブの視認性が向上される。
<第2の実施形態>
図12は、第2の実施形態に係る表示装置60の構成の例を示す図である。表示装置60は、入力部11、表示部12、制御部61、および、記憶部30を備える。制御部61は、取得部21、決定部22、割り当て部24、チャート生成部25、選択部62、計算部63を備えることができる。入力部11、表示部12、記憶部30、取得部21、決定部22、割り当て部24、チャート生成部25の動作は、第1の実施形態と同様である。
選択部62は、取得部21で情報が取得された図形の大きさを閾値Th2と比較する。ここで、閾値Th2の大きさは、チャート生成部25で情報を記載するかを判定するために用いられる閾値Th1と同じ値であっても、異なる値であってもよい。例えば、横軸が時間である場合、選択部62は、取得部21で情報が取得されたジョブの各々について、ジョブが継続される時間を閾値Th2と比較する。閾値Th2よりもジョブの継続時間が短いと判定した場合、選択部62は、ジョブの開始時刻、終了時刻、設備などの情報を計算部63に通知する。後述するように、計算部63に通知されたジョブについて対象処理期間が求められる。
図13は、ガントチャートの生成に用いられるデータとガントチャートの例を示す図である。取得部21が、ジョブの開始時刻、終了時刻、および処理対象の品目について、図13(a)に示すようなデータを取得したとする。すると、選択部62は、対象処理期間の算出に用いるジョブを選択する。例えば、選択部62が記憶している閾値Th2が10時間である場合、選択部62は10時間未満のジョブを選択し、選択したジョブについての情報を計算部63に出力する。選択部62は10時間以上連続して行われるジョブに関する情報を計算部63に通知しない。従って、図13(a)に含まれているデータのうち、品目Cについての34時間のジョブと21時間のジョブについての情報は計算部63に通知されない。従って、品目Cについては、図13(a)の右端から2番目のジョブについての情報しか計算部63に通知されない。
計算部63は、選択部62から通知された図形について対象処理期間を求め、識別容易度の算出に用いる。計算部63で行われる対象処理期間の計算方法は、図7を参照しながら説明した方法と同様である。図14は、対象処理期間の最小値を記憶するテーブルの例を示す図である。図14(a)は、計算部63が選択部62から通知された情報に基づいて、品目の組み合わせごとに求めた対象処理期間の最小値を示す。
さらに、計算部63は、得られた対象処理期間のうち閾値Th3よりも長い値を棄却する。閾値Th3は、他の品目の組み合わせについて得られた対象処理期間に比べて識別容易度に与える影響が極端に大きい値を削除するために用いられる。なお、閾値Th3は、ガントチャートのタイムスケールやガントチャートに含まれるジョブの長さに応じて、任意の正の値をユーザが設定することができる。ここで、例えば、閾値Th3が15時間とする。品目Cは3回のジョブのうち2回が含まれていないので、品目Aと品目Cの組み合わせについての対象処理期間の最小値は70時間になっている。70時間は閾値Th3よりも大きいので、図14(a)の例では、品目Aと品目Cの組み合わせについて得られた対象処理期間は棄却される。閾値Th3以上の対象処理期間を棄却すると、品目ごとの組み合わせについて得られた対象処理期間の最小値は、図14(b)に示すとおりとなる。
計算部63は棄却していない最小値の数を求める。図14(b)の例では、品目Aについては、ΔT(A,B)、ΔT(A,C)、ΔT(A,D)の3つの最小値が求められ、ΔT(A,C)が棄却されている。そこで、品目Aと他の品目について得られた最小値は2個である。同様に、品目Bと他の品目の間で得られた最小値は3個、品目Cと他の品目の間で得られた最小値は2個、品目Dと他の品目の間で得られた最小値は3個である。
計算部63は対象処理期間の最小値のうちで棄却されていない値の総和を、その品目について得られた最小値のうち棄却されていない値の数で割った値を識別容易度とする。例えば、識別容易度をF2、品目Aについて棄却されていない最小値の数をNAとすると、品目Aについての識別容易度は次式で表せる。
F2(A)={ΔT(A,B)+ΔT(A,D)}/NA
=(6+2)/2=4
計算部63は、他の品目についても、同様に識別容易度を求める。得られた識別容易度を図14(b)に示す。
計算部63によって求められた識別容易度は品目D、品目C<品目B<品目Aの順になる。そこで、識別容易度と指標値から、割り当て部24は、識別容易度の小さいジョブほど指標値の大きな色が割り当てられるように色を割り当てる。図13(b)のように色が割り当てられたものとする。図13(a)に示すように、品目Cについてのジョブは、34時間のジョブと21時間のジョブは識別しやすいが、右端から2番目の1時間のジョブは、品目Bや品目Dのジョブと識別しづらい。従って、時間の長いジョブのデータを考慮して色を割り当ててしまうと、図13(b)ではガントチャートの右側が見づらくなる恐れがある。本実施形態では、極端に継続時間が長いジョブの影響を除くために閾値Th2よりも長い作業時間を表す図形を除いて識別容易度を求めるので、表示装置60での判定とユーザの視認性の間で乖離が発生することを防ぐことができる。
表示装置60も、表示装置10と同様に、CPU41、メモリ42、入力装置43、出力装置44、バス45、外部記憶装置46、媒体駆動装置47、ネットワーク接続装置49を備える。CPU41は、制御部61として動作する。また、メモリ42、入力装置43、出力装置44、バス45、外部記憶装置46、媒体駆動装置47、ネットワーク接続装置49は、表示装置10と同様に動作する。
<第3の実施形態>
図15は、第3の実施形態に係る表示装置70の構成の例を示す図である。表示装置70は、入力部11、表示部12、制御部71、および、記憶部30を備える。制御部71は、取得部21、決定部22、計算部23、割り当て部24、チャート生成部25、色生成部72を備えることができる。入力部11、表示部12、記憶部30、取得部21、決定部22、計算部23、割り当て部24、チャート生成部25の動作は、第1の実施形態と同様である。
色生成部72は、図形を表示する色を変更することにより示される情報の種類の数を特定し、ガントチャートの表示に用いられる色の情報を生成する。例えば、図形に対応する作業で生産される製品に応じて図形の色が変更される場合、色生成部72は、ガントチャート中に表示される作業で生成されている製品の種類の数を取得する。次に、例えば、色生成部72は、乱数を生成して得られた乱数をRGBの各々の原色の階調値として色を生成することができる。また、色生成部72は、RGBの階調値を所定の間隔で変動させることにより色を生成することもできる。色彩データ32は、色生成部72によって生成された色のデータを記録する。
また、色生成部72によって生成された色の各々について指標値が求められる。ジョブを表す図形の識別容易度の求め方、指標値と識別容易度による色の割り当て方法などは、第1の実施形態と同様である。
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
表示装置60が色生成部72をさらに備えることもできる。この場合、ジョブを表す図形の識別容易度の求め方、指標値と識別容易度による色の割り当て方法などは、第3の実施形態と同様である。
また、第2の実施形態に係る表示装置60において、選択部62は計算部63の処理量を減らして計算部63の負荷を軽減するために用いられており、表示装置60は、選択部62を備えないこともできる。この場合、ジョブの長さが閾値Th2を超えている場合でも計算部63での処理が行われる。また、計算部63は、品目の組み合わせの各々について、対象処理期間の最小値が閾値Th3よりも長い場合は、第2の実施形態と同様に得られた値を棄却する。
指標値として階調値の差分の合計値の総和が用いられる場合について述べたが、表示装置10、60、70のいずれにおいても、指標値の計算方法が変更される場合がある。例えば、階調値の差分を2乗した値を用いて指標値が求められる場合もある。このとき、色αについて指標値(I)の計算式は次式のとおりである。
I={ΔRGB(α,β)}+{ΔRGB(α,γ)}+{ΔRGB(α,δ)}
同様に、識別容易度の計算方法が変更される場合もある。例えば、表示装置10では、識別容易度F1を処理対象期間の2乗値を用いて求めることができる。このときの品目Aについての計算例を次式に示す。
F1={ΔT(A,B)}+{ΔT(A,C)}+{ΔT(A,D)}
さらに表示装置60でも、ΔTの代わりにΔTの2乗値を用いて識別容易度F2を求めることもできる。
また、表示装置10、60、70のいずれも、任意の表色系用いることができる。すなわち表示装置10などは、RGB系を用いることができ、また、L系、CMYK系などを含む任意の表色系を用いることもできる。
色の識別されやすい順とジョブの識別容易度はどちらを先に計算しても良く、また、並行して計算しても良い。さらに、色生成部72を備えていない場合、表示装置10、60は、ユーザが選択可能な色の各々に対応付けてその色の指標値を予め色彩データ32に記憶することができる。
なお、生成情報を変更することによりガントチャートの縦軸が示す情報、横軸が示す情報、ジョブの色分けに用いる情報は、任意に変更される。また、ガントチャート以外の図やグラフでの色の割り当てについても、以上で説明した方法を用いることもできる。
10、60、70 表示装置
11 入力部
12 表示部
20、61、71 制御部
21 取得部
22 決定部
23、63 計算部
24 割り当て部
25 チャート生成部
30 記憶部
31 ジョブデータ
32 色彩データ
33 データ
41 CPU
42 メモリ
43 入力装置
44 出力装置
45 バス
46 外部記憶装置
47 媒体駆動装置
48 可搬記憶媒体
49 ネットワーク接続装置
50 ネットワーク
62 選択部
72 色生成部

Claims (5)

  1. 作業毎に、作業計画を表す図の中での当該作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報が記憶された記憶部を参照して、前記作業計画に含まれる複数の作業の各々について、前記作業計画を表す図の中での作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報を取得し、
    前記作業計画を表わす図に利用可能な所定の異なる複数の色のうち、前記作業の種類の数と同数の色を取得するとともに、取得された色の中での識別し易さの順位を決定し、
    前記図形の横幅と表示位置に基づいて、前記図形の識別が容易かを示す識別容易度を計算し、
    前記識別容易度が小さい図形の作業の種類に対応する図形から順に、前記取得された色の中での識別し易さの順で、前記作業計画を表わす図における該作業の種類の図形の表示に用いる色を割り当て、前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻を基に、前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻までの継続時間の長さを前記図形の横幅、前記開始時刻を前記図形の表示位置とし、
    前記継続時間を閾値と比較して、前記閾値よりも前記継続時間が短い作業に対応する第1の図形と第2の図形を選択し、
    前記第1の図形の横幅が短く、かつ、前記作業計画の中での前記第1の図形と前記第2の図形の表示位置が近いほど、前記識別容易度が小さくなるように、前記第1の図形の前記識別容易度を計算する
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とする表示プログラム。
  2. 前記識別容易度は、第1の図形が表す第1の作業の開始時刻から、前記第1の作業の終了時刻以後に開始する第2の図形が表す第2の作業の終了時刻までの時間の長さが短いほど、前記第1の図形の前記識別容易度が小さくなるように計算される
    ことを特徴とする請求項に記載の表示プログラム。
  3. 前記取得された色を2色ずつ選択して得られる組み合わせの各々について、組み合わせられた色同士の階調値の差分を算出し、
    前記取得された色のうちの前記順位を求める対象色毎に、当該対象色を含む組み合わせについて算出された前記差分の総和を前記対象色の指標値として求め、
    前記指標値の大きさが大きいほど上位になるように前記取得された色の各々に前記順位をつける
    処理によって、取得された色の中での識別し易さの順位を求めることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の表示プログラム。
  4. 作業毎に、作業計画を表す図の中での当該作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報が記憶された記憶部を参照して、前記作業計画に含まれる複数の作業の各々について、前記作業計画を表す図の中での作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報を取得し、
    前記作業計画を表わす図に利用可能な所定の異なる複数の色のうち、前記作業の種類の数と同数の色を取得するとともに、取得された色の中での識別し易さの順位を決定し、
    前記図形の横幅と表示位置に基づいて、前記図形の識別が容易かを示す識別容易度を計算し、
    前記識別容易度が小さい図形の作業の種類に対応する図形から順に、前記取得された色の中での識別し易さの順で、前記作業計画を表わす図における該作業の種類の図形の表示に用いる色を割り当て、前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻を基に、前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻までの継続時間の長さを前記図形の横幅、前記開始時刻を前記図形の表示位置とし、
    前記継続時間を閾値と比較して、前記閾値よりも前記継続時間が短い作業に対応する第1の図形と第2の図形を選択し、
    前記第1の図形の横幅が短く、かつ、前記作業計画の中での前記第1の図形と前記第2の図形の表示位置が近いほど、前記識別容易度が小さくなるように、前記第1の図形の前記識別容易度を計算する
    処理をコンピュータが行うことを特徴とする表示方法。
  5. 作業毎に、作業計画を表す図の中での当該作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報が記憶された記憶部と、
    前記作業計画に含まれる複数の作業の各々について、前記作業計画を表す図の中での作業を表す図形の横幅の長さ、表示位置、および、前記作業の種類を表す情報を、前記記憶部を参照して取得する取得部と、
    前記作業計画を表わす図に利用可能な所定の異なる複数の色のうち、前記作業の種類の数と同数の色を取得するとともに、取得された色の中での識別し易さの順位を決定する決定部と、
    前記図形の横幅と表示位置に基づいて、前記図形の識別が容易かを示す識別容易度を計算する計算部と、
    前記識別容易度が小さい図形の作業の種類に対応する図形から順に、前記取得された色の中での識別し易さの順で、前記作業計画を表わす図における該作業の種類の図形の表示に用いる色を割り当て、前記記憶部に記憶する割り当て部と、
    前記記憶部に記憶された前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻を基に、前記図形に対応付けられた作業の開始時刻及び終了時刻までの継続時間の長さを前記図形の横幅、前記開始時刻を前記図形の表示位置とし、前記継続時間を閾値と比較して、前記閾値よりも前記継続時間が短い作業に対応する第1の図形と第2の図形を選択する選択部
    を備え
    前記計算部は、前記第1の図形の横幅が短く、かつ、前記作業計画の中での前記第1の図形と前記第2の図形の表示位置が近いほど、前記識別容易度が小さくなるように、前記第1の図形の前記識別容易度を計算す
    ことを特徴とする表示装置。
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