JP5739650B2 - 現像装置、及び該現像装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置、及び該現像装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像装置、及び該現像装置を備えた画像形成装置に関する。
トナーを表面に担持して、回転軸を中心として回転する現像ローラと、現像ローラに圧接して、トナーの層厚を規制する規制部材を備え、規制部材で規制されたのち搬送されるトナーで、現像ローラと対向配置される感光体上の静電潜像を可視化する現像装置では、以下のような問題点が指摘されている。
規制部材と現像ローラとが常に1点で加圧接触され、規制部材と現像ローラ間にトナーを搬送することで、トナーが摩擦帯電されるため、長期に亙って現像装置を使用する場合、帯電性や流動性が低下しやすく、出力画像上で画像かぶりや濃度むらが発生するという問題があった。
このような問題に対処するために、例えば、特開昭63-202772号公報(特許文献1)では、図6に示すように、現像ローラ100の表面に、回転軸に対して傾斜した角度で、溝101を形成することで、現像ローラ100の表面のトナー102は、溝101に導かれて移動し、規制部材103との摩擦領域Xで、トナー102が斜めに移動するので、トナー102の帯電性が均一となり、出力画像上で、長期に亙って、濃度むらが発生しなくなる現像装置が提案されている。
特開昭63-202772号公報
しかしながら、特許文献1の現像装置のように、現像ローラ100の表面に、回転軸に対して傾斜した角度で溝101を形成しただけでは、溝101に導かれてトナー102が移動することで、トナー102の搬送性は向上するものの、長期に亙って現像装置を使用する場合、トナー102が劣化し、トナー102の流動性が低下すると、溝101に導かれて移動するトナー102は、凝集したまま、移動する。そのため、現像ローラ100の表面のトナー102の層厚が不均一となり、出力画像上で、濃度むらが発生してしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、供給ローラ及び現像ローラの表面に、傾斜を有する溝を設け、溝の向きは、供給ローラと現像ローラの軸方向に対して、互いに、逆とすることで、トナーの流動性が低下しても、供給ローラと現像ローラの対向する箇所で、トナーが充分に撹拌されて、凝集を解消することができ、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生させにくい現像装置、及び該現像装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
また、現像ローラの表面及びトナーの層厚を規制する規制部材の現像ローラに圧接する面に、傾斜を有する溝を設けることで、現像ローラと対向する箇所で、トナーが充分に撹拌されて、凝集を解消することができ、現像ローラの表面のトナーの層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生させにくい現像装置、及び該現像装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明は、トナーを供給する供給ローラと、該供給ローラと対向し該供給ローラから供給されたトナーを表面に担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの表面に傾斜を有する溝を設け、前記現像ローラに圧接して前記トナーの層厚を規制する規制部材を備え、前記トナーで、感光体上の静電潜像を可視化する現像装置において、前記供給ローラの表面に、傾斜を有する溝を設け、前記供給ローラの溝と前記現像ローラの溝は、前記供給ローラと前記現像ローラの対向する箇所で、溝の無い断続部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記供給ローラと前記現像ローラの表面の前記傾斜を有する溝の向きは、前記供給ローラと前記現像ローラの軸方向に対して、互いに、逆になることが好ましい。
また、本発明は、前記供給ローラと前記現像ローラの表面の前記傾斜を有する溝の傾斜は、前記供給ローラ及び前記現像ローラの回転軸に対して、垂直な方向から45度以下であることが好ましい。
また、本発明は、前記断続部は、前記供給ローラと前記現像ローラの対向する箇所で、前記供給ローラと前記現像ローラの軸方向に対して、一致する箇所に設けられていることが好ましい。
また、本発明は、前記断続部を挟んで、前記供給ローラと前記現像ローラの表面の前記傾斜を有する溝の向きが、逆になることが好ましい。
また、本発明は、前記供給ローラの軸方向の両端の前記傾斜を有する溝の向きは、前記供給ローラの軸方向の中央部に向かってトナーが移動する方向に向くことが好ましい。
また、本発明は、前記供給ローラの前記傾斜を有する溝は、両端に設けられていないことが好ましい。
また、トナーを供給する供給ローラと、該供給ローラと対向し該供給ローラから供給されたトナーを表面に担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの表面に傾斜を有する溝を設け、前記現像ローラに圧接して前記トナーの層厚を規制する規制部材を備え、前記トナーで、感光体上の静電潜像を可視化する現像装置において、前記規制部材の前記現像ローラに圧接する面に、傾斜を有する溝を設け、前記規制部材の溝と、前記現像ローラの溝は、前記現像ローラと前記規制部材の対向する箇所で、溝の無い前記断続部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記規制部材の前記現像ローラに圧接する面に傾斜を有する溝の向きは、前記現像ローラの前記傾斜を有する溝の向きと、交差することが好ましい。
また、本発明は、前記断続部は、前記現像ローラと前記規制部材の対向する箇所で、前記現像ローラと前記規制部材の長手方向に対して、一致する箇所に設けられていることが好ましい。
また、本発明は、前記断続部を挟んで、前記規制部材の前記現像ローラに圧接する面に傾斜を有する溝の向きが、逆になることが好ましい。
また、本発明は、前記現像装置を備えた画像形成装置を提供することを特徴とするものである。
本発明によれば、現像ローラ及び供給ローラの表面に、傾斜を有する溝を設けることで、供給ローラと現像ローラが対向する箇所で、トナーが充分に撹拌されて、凝集を解消することができ、現像ローラの表面のトナーの層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生することがない。また、溝にトナーが詰まることもない。
また、本発明によれば、現像ローラの表面及び規制部材の現像ローラに圧接する面に、傾斜を有する溝を設けることで、現像ローラと対向する箇所で、トナーが充分に撹拌されて、凝集を解消することができ、現像ローラの表面のトナーの層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生することがない。また、溝にトナーが詰まることもない。
本発明の現像装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施例である、現像ローラ、供給ローラの表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(a)現像ローラの表面に設けられた、傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(b)供給ローラの表面に設けられた、傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。 本発明の第2の実施例である、現像ローラ、供給ローラの表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(a)現像ローラの表面に設けられた、溝の無い断続部を有する傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(b)供給ローラの表面に設けられた、溝の無い断続部を有する傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。 本発明の第3の実施例である、樹脂、現像ローラの表面に設けられた各々の溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(a)現像ローラに圧接する面の樹脂の表面に設けられた、傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(b)現像ローラの表面に設けられた、傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。 本発明の第4の実施例である、ドクターローラ、現像ローラの表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(a)ドクターローラの表面に設けられた、溝の無い断続部を有する傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。(b)現像ローラの表面に設けられた、溝の無い断続部を有する傾斜を有する溝の様子を、現像槽の上方から見た図である。 本発明の従来例となる現像装置の構成を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態の現像装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の現像装置1の構成を示す概略断面図である。以下には、本発明の現像装置に関して説明するが、その他の構成については、電子写真複写装置の一般的な技術が適用できることはいうまでもない。
本発明の現像装置1は、トナー2を感光体3表面の静電潜像に供給して静電潜像を現像する現像装置である。現像装置1は、トナー2を収容する現像槽4と、トナー2を担持して、感光体3表面に搬送する現像ローラ5と、トナー2を現像ローラ5上に供給する供給ローラ6と、現像槽4の中でトナー2を撹拌搬送する撹拌部材7と、現像ローラ5上のトナー2の層厚を規制する規制部材としてのドクターブレード8と、ドクターブレード8を現像槽4に支持する支持部材9と、現像ローラ5にバイアスを印加する電源10を含む。
現像ローラ5、供給ローラ6、撹拌部材7は、現像槽4内に回転自在に設けられ、現像ローラ5は、矢印R1で示す反時計方向に、供給ローラ6は、矢印R2で示す反時計方向に、撹拌部材7は、矢印で示す反時計方向に回転している。
感光体3は、直径30mmであり、対向して配設されている現像ローラ5との間隙は、不図示の間隙保持部材により、200±20μmに設定されている。感光体3の回転方向は、矢印で示す時計方向であり、周速度は、150mm/secとした。
現像槽4は、例えば、硬質の合成樹脂等からなり、外観が略直方体形状を有する容器部材である。
現像ローラ5は、直径16mm、肉厚が1mmのアルミニウムからなり、周速度145mm/secで、軸線周りに回転駆動される。
供給ローラ6は、導電性のソリッド状のウレタンゴム等の弾性部材であり、表面にトナー2を吸着しつつ、現像ローラ5を摺擦することで、トナー2を現像ローラ5に供給し、かつ、現像後に現像ローラ5に残存した余分のトナー2をクリーニングする。
供給ローラ6と現像ローラ5の対向する箇所の長手方向、即ち供給ローラ6の軸線方向の幅は、300mmで設定されている。直径は14mm、周速度は、145mm/secとした。
なお、本発明では、トナー2として、ポリエステル樹脂を主成分とし、粉砕法で作製され、体積平均粒子径が8.5μmのトナーを用いた。
撹拌部材7は、回転軸部から半径方向外方に突出する複数の羽根片を含んで構成され、その羽根片は、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂を用いて薄板状に形成される。
ドクターブレード8は、現像ローラ5の軸線方向に平行に延びる板状部材であり、現像ローラ5との当接位置にはトナーの付着を防止するため、例えば、ウレタンからなる樹脂8aが貼り付けられている。ドクターブレード8と現像ローラ5は、線圧、10〜30gf/cmで当接している。この線圧は、ドクターブレード8の板厚、及び樹脂8aの材質及び現像ローラ5との当接位置により変更可能である。線圧が10gf/cm未満であれば、現像ローラ5上のトナー2の層厚が均一にならず、トナー2に充分な帯電が付与できない。また、線圧が30gf/cmより大きくなると、現像ローラ5上のトナー2へのストレスが大きくなり、トナー2の融着等による画像欠陥が発生する。
ドクターブレード8は、例えば、導電性樹脂や、ステンレス、りん青銅等の材質が用いられる。本発明では、厚み0.1mmのりん青銅を用い、樹脂8aは、厚み1mmのウレタン樹脂とした。このときの線圧は、15gf/cmであった。また、このときの現像ローラ5上のトナー2の層厚は、0.6〜0.8mg/cmの範囲であった。
電源10は、現像ローラ5に、−400V〜−2000V程度の直流のバイアスを印加し、現像ローラ5と感光体3の間隙及び所望の画像濃度に応じて、随時設定される。本発明では、−1400Vとした。
<実施例1>
図2は、本発明の第1の実施例である、現像ローラ5、供給ローラ6の表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽4の上方から見た図であり、図2(a)は、現像ローラ5の表面に設けられた傾斜を有する溝11aの様子、図2(b)は、供給ローラ6の表面に設けられた傾斜を有する溝11bの様子である。なお、現像ローラ5の溝11aの向きは、供給ローラ6の溝11bの向きと逆とする。
図2(a)で示す通り、現像ローラ5の表面の溝11aは、回転軸に対して垂直な方向から左側に45度の傾斜を有する。トナー2は、現像ローラ5が矢印R1方向に回転するのに伴って、現像ローラ5の表面の溝11aに導かれて、左側に45度の矢印S1の方向に搬送される。
一方、図2(b)で示す通り、供給ローラ6の表面の溝11bは、回転軸に対して垂直な方向から右側に45度の傾斜を有する。トナー2は、供給ローラ6が矢印R2方向に回転するのに伴って、供給ローラ6の表面の溝11bに導かれて、右側に45度の矢印S2の方向に搬送される。
したがって、トナー2の流れが、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、左右45度の方向に交差するため、トナー2が現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向の片側に偏ることがない。
また、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されて凝集を解消することができ、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚も均一となり、出力画像上で画像かぶりや濃度むらを発生することがない。
更に、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されるため、溝11a、溝11bにトナー2が詰まることもない。
溝11a、溝11bの向きは、トナー2の流れが、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で左右45度の方向に交差するよう傾斜させたが、45度以下の傾斜であれば、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、トナーが充分に撹拌されて凝集を解消することができ、更に、トナー2が現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向の片側に偏ることもなく、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚が不均一となることがない。
一方、45度を超える傾斜にすると、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、凝集を解消することはできるものの、現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向へのトナー2の搬送量が多くなり過ぎ、トナー2が現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向の片側に偏ってしまい、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚が不均一となり、出力画像上で画像かぶりや濃度むらを発生してしまう。
<実施例2>
図3は、本発明の第2の実施例であり、実施例1との違いは、現像ローラ5、供給ローラ6のそれぞれに、溝の無い断続部を設けたことである。図3は、現像ローラ5、供給ローラ6の表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽4の上方から見た図であり、図3(a)は、現像ローラ5の表面に設けられた、溝の無い断続部12aを有し傾斜を有する溝11cの様子、図3(b)は、供給ローラ6の表面に設けられた、溝の無い断続部12bを有し傾斜を有する溝11dの様子である。
なお、断続部12aと断続部12bは、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向に対して一致する箇所に複数設けられており、溝11c、溝11dの向きは、各々、断続部12aと断続部12bを挟んで、逆とする。それ以外は、実施例1と同様とする。
図3(a)で示す通り、現像ローラ5の表面の溝11cは、複数の断続部12aを挟んで、回転軸に対して垂直な方向から左右45度に交互に傾斜する。トナー2は、現像ローラ5が矢印R1方向に回転するのに伴って、現像ローラ5の表面の溝11cに導かれて、搬送される。
一方、図3(b)で示す通り、供給ローラ6の回転方向は、矢印R2であるため、供給ローラ6の回転に伴って、トナー2は、複数の断続部12bを挟んで、回転方向に対して、左右45度に交互に傾斜する供給ローラ6の表面の溝11dに導かれて、搬送される。
したがって、トナー2の流れは、断続部12a及び断続部12bを挟んで、一旦、変えられてしまうため、現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向へのトナー2の搬送量は少なくなるものの、トナー2が充分に撹拌されることとなる。
更に、断続部12aと断続部12bが、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向に対して、一致する箇所に複数設けられていれば、トナー2が滞留することなく、充分に撹拌されることとなる。
また、溝11c、溝11dの向きは、各々、断続部12aと断続部12bを挟んで逆であるものの、実施例1と同様、トナー2の流れは、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、左右45度の方向に交差するため、トナー2が現像ローラ5及び供給ローラ6の軸方向の片側に偏ることがない。
また、実施例1と同様、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されて凝集を解消することができ、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生することがない。
断続部12bについては、供給ローラ6の軸方向に奇数個設ければ、供給ローラ6の軸方向の両端の溝11dの向きが、供給ローラ6の軸方向の中央部に向かってトナー2が移動する方向に向くため、両端にトナー2が滞留することはない。
また、供給ローラ6の軸方向の両端の溝11dは、設けられなくてもよく、その場合、両端のトナー2は、対向する現像ローラ5の表面に搬送されるため、両端にトナー2が滞留することはない。
<実施例3>
図4は、本発明の第3の実施例であり、実施例1との違いは、供給ローラ6ではなく、ドクターブレード8を形成する板状の樹脂8aの現像ローラ5に圧接する面に溝を設けた点である。図4は、樹脂8a、現像ローラ5の表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽4の上方から見た図であり、図4(a)は、現像ローラ5に圧接する面の樹脂8aの表面に設けられた傾斜を有する溝11eの様子、図4(b)は、現像ローラ5の表面に設けられた傾斜を有する溝11fの様子である。なお、樹脂8aの傾斜を有する溝11eの向きは、樹脂8aと現像ローラ5が対向する箇所で、現像ローラ5の傾斜を有する溝11fの向きと逆とする。
図4(a)で示す通り、樹脂8aの溝11eは、樹脂8aの長手方向に対して垂直な方向から右側に45度の傾斜を有する。トナー2は、現像ローラ5の回転に伴って、樹脂8aの溝11eに導かれて、右側に45度の矢印S3の方向に搬送される。
一方、図4(b)で示す通り、現像ローラ5の表面の溝11fは、回転軸方向に対して垂直な方向から左側に45度の傾斜を有する。トナー2は、現像ローラ5の回転に伴って、現像ローラ5の表面の溝11fに導かれて、左側に45度の矢印S4の方向に搬送される。
したがって、トナー2の流れが、樹脂8aと現像ローラ5が対向する箇所で左右45度の方向に交差するため、トナー2が樹脂8a及び現像ローラ5の軸方向の片側に偏ることがない。
また、樹脂8aと現像ローラ5が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されて凝集を解消することができ、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生することがない。
更に、樹脂8aと現像ローラ5が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されるため、溝11e、溝11fにトナー2が詰まることもない。
<実施例4>
図5は、本発明の第4の実施例である。実施例3との違いは、ドクターブレード8が、板状の樹脂8aでは無く、ローラ状のドクターローラ8bとする点である。図5は、ドクターローラ8b、現像ローラ5の表面に設けられた各々の傾斜を有する溝の様子を、現像槽4の上方から見た図であり、図5(a)は、ドクターローラ8bの表面に設けられた、溝の無い断続部12cを有する傾斜を有する溝11eの様子、図5(b)は、現像ローラ5の表面に設けられた、溝の無い断続部12dを有する傾斜を有する溝11fの様子である。
なお、断続部12cと断続部12dは、ドクターローラ8bと現像ローラ5が対向する箇所で、ドクターローラ8b及び現像ローラ5の長手方向に対して、一致する箇所に複数設けられており、溝11e、溝11fの向きは、各々、断続部12cと断続部12dを挟んで、逆とする。それ以外は、実施例3と同様とする。
図5(a)で示す通り、ドクターローラ8bの表面の溝11eは、複数の断続部12cを挟んで、回転軸に対して垂直な方向から左右45度に交互に傾斜する。トナー2は、ドクターローラ8bが矢印R3方向に回転するのに伴って、ドクターローラ8bの表面の溝11eに導かれて、搬送される。なお、ドクターローラ8bの回転方向は、現像ローラ5の回転方向と同じ方向である。
一方、図5(b)で示す通り、現像ローラ5の表面の溝11fは、複数の断続部12dを挟んで、回転軸に対して垂直な方向から左右45度に交互に傾斜する。現像ローラ5の表面のトナーは、現像ローラ5の回転に伴って現像ローラ5の表面の溝11fに導かれて、搬送される。
したがって、トナー2の流れは、断続部12c及び断続部12dを挟んで、一旦、変えられてしまうため、ドクターローラ8b及び現像ローラ5の軸方向へのトナー2の搬送量は少なくなるものの、トナー2が充分に撹拌されることとなる。
更に、断続部12cと断続部12dが、ドクターローラ8bと現像ローラ5が対向する箇所で、ドクターローラ8b及び現像ローラ5の軸方向に対して、一致する箇所に複数設けられていれば、トナー2が滞留することなく、充分に撹拌されることとなる。
また、溝11e、溝11fの向きは、各々、断続部12cと断続部12dを挟んで逆ではあるものの、実施例3と同様、トナー2の流れは、ドクターローラ8bと現像ローラ5が対向する箇所で左右45度の方向に交差するため、トナー2がドクターローラ8b及び現像ローラ5の軸方向の片側に偏ることがない。
また、実施例3と同様、ドクターローラ8bと現像ローラ5が対向する箇所で、トナー2が充分に撹拌されて凝集を解消することができ、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚も均一となり、出力画像上で、画像かぶりや濃度むらを発生することがない。
なお、実施例1〜実施例4の樹脂8a、ドクターローラ8b、現像ローラ5、供給ローラ6の表面に設けられた各々の傾斜を有する溝を形成する手段としては、一般的に用いられる研削加工、ダイヤモンドカッタ等による切削加工、薬剤を用いたエッチング加工等が使用できる。
溝の形状としては、V字型や凹型を用いることができ、溝の深さは、トナー2が溝に埋まり込まない程度であれば特に限定されない。
実施例1〜実施例4では、溝の形状をV字型とし、溝の深さを6μm、溝の開口幅を20μm、隣り合う溝の間隔を40μmと設定した。トナー2の体積平均粒子径が8.5μmであることから、トナー2を球形と仮定すると、トナー2の単一粒子は、V字型の溝の底から0.7μm上方まで入り込み、溝の開口から3.2μm露出することとなる。
このように、トナー2が溝の開口から一部露出することで、充分に撹拌され、凝集を解消することができるが、露出していない場合でも、樹脂8aもしくはドクターローラ8bと現像ローラ5、現像ローラ5と供給ローラ6が対向する各々の箇所で、各々の傾斜を有する溝が交差することで、トナー2が容易に溝から掻き出されるため、凝集を解消することができ、現像ローラ5の表面のトナー2の層厚が不均一となることがない。樹脂8aもしくはドクターローラ8b、現像ローラ5、供給ローラ6の表面に設けられた各々の溝は、必ずしも同一である必要はなく、溝の形状、深さ、隣り合う溝の間隔等は、適宜変更してもよい。溝のない領域には、ブラスト加工等の表面加工を施し、現像ローラ5の表面でトナー2が滑らないようにすることで、トナー2の搬送性を向上させてもよい。なお、断続部の幅も、溝の形状、深さ、隣り合う溝の間隔等に応じて、適宜、設定すればよい。
なお、上述した実施形態では、現像ローラ5に供給されるトナー2の量を規制する樹脂8aを備えて、トナー2の層厚を規制するようにした画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
1 現像装置
2 トナー
3 感光体
4 現像槽
5 現像ローラ
6 供給ローラ
7 撹拌部材
8 ドクターブレード
8a 樹脂
8b ドクターローラ
9 支持部材
10 電源
11a 溝(11b〜11f)
12a 断続部(12b〜12d)
R1 矢印(R2,R3)
S1 矢印(S2〜S4)

Claims (12)

  1. トナーを供給する供給ローラと、該供給ローラと対向し該供給ローラから供給されたトナーを表面に担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの表面に傾斜を有する溝を設け、前記現像ローラに圧接して前記トナーの層厚を規制する規制部材を備え、前記トナーで、感光体上の静電潜像を可視化する現像装置において、
    前記供給ローラの表面に、傾斜を有する溝を設け、
    前記供給ローラの溝と前記現像ローラの溝は、前記供給ローラと前記現像ローラの対向する箇所で、溝の無い断続部を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記供給ローラの溝と前記現像ローラの溝の向きは、前記供給ローラと前記現像ローラの軸方向に対して、互いに、逆になることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記供給ローラの溝と前記現像ローラの溝の傾斜は、前記供給ローラ及び前記現像ローラの回転軸に対して垂直な方向から45度以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記断続部は、前記供給ローラと前記現像ローラの対向する箇所で、前記供給ローラと前記現像ローラの軸方向に対して、一致する箇所に設けられていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 前記断続部を挟んで、前記供給ローラの溝と前記現像ローラの溝の向きが、逆になることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記供給ローラの溝は、軸方向の両端で、前記供給ローラの軸方向の中央部に向かって前記トナーが移動する方向に向いていることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記供給ローラの溝は、前記供給ローラの軸方向の両端には設けられていないことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. トナーを供給する供給ローラと、該供給ローラと対向し該供給ローラから供給されたトナーを表面に担持して回転する現像ローラと、該現像ローラの表面に傾斜を有する溝を設け、前記現像ローラに圧接して前記トナーの層厚を規制する規制部材を備え、前記トナーで、感光体上の静電潜像を可視化する現像装置において、
    前記規制部材の前記現像ローラに圧接する面に、傾斜を有する溝を設け、
    前記規制部材の溝と、前記現像ローラの溝は、前記現像ローラと前記規制部材の対向する箇所で、溝の無い断続部を有することを特徴とする現像装置。
  9. 前記規制部材の溝の向きは、前記現像ローラの溝の向きと、交差することを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記断続部は、前記現像ローラと前記規制部材の対向する箇所で、前記現像ローラと前記規制部材の長手方向に対して、一致する箇所に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  11. 前記断続部を挟んで、前記規制部材の溝の向きが、逆になることを特徴とする請求項8又は10に記載の現像装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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