JP5739234B2 - 透明両面粘着シートおよび画像表示装置 - Google Patents
透明両面粘着シートおよび画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5739234B2 JP5739234B2 JP2011120135A JP2011120135A JP5739234B2 JP 5739234 B2 JP5739234 B2 JP 5739234B2 JP 2011120135 A JP2011120135 A JP 2011120135A JP 2011120135 A JP2011120135 A JP 2011120135A JP 5739234 B2 JP5739234 B2 JP 5739234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensitive adhesive
- adhesive sheet
- group
- pressure
- image display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
ところが、高極性成分代替としての水酸基導入(1)は、接着力等粘着物性や耐発泡性が従来品に及ばず、必ずしも満足できるものではなかった。
含窒素化合物(C)は、粘着物性への寄与はあるものの、加熱や紫外線に対する安定性に劣り、黄変等光学的な信頼性が得難いため、画像表示装置などの光学系用途には不向きであった。
CH2=C(R1)−X−N(R2)(R3)
(式中、R1は水素又はメチル基であり、R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜6の炭化水素基であり、XはC(=O)(R4)、O(R4)、COO(R4)、OCO(R4)、CONH(R4)、C(=O)、O、COO、OCO及びCONHのいずれかであって、前記R4は炭素数1〜6の炭化水素基である。)
さらに、本発明が提案する透明両面粘着シートは、溶剤を用いないホットメルト系の粘着剤組成物から作製できるため、構成部材間の空隙を充填するに足る十分な厚みを持たせることができる。
本実施形態に係る透明両面粘着シート(以下、「本粘着シート」と称する。)は、(メタ)アクリル酸エステルを単量体として重合乃至共重合してなるアクリル系ポリマーと、特定の第アミン化合物と、必要に応じて架橋剤などとを含有する粘着剤組成物(以下、「本粘着剤組成物」と称する。)から形成することができる。
本粘着剤組成物は、下記式(1)で表されるアミン化合物を含むことが重要である。
CH2=C(R1)−X−N(R2)(R3)・・(1)
また、上記アミン化合物はそれ自体が腐食性を有さないばかりか、本粘着剤組成物に含まれるアクリル系ポリマーが腐食に起因するカルボキシル基などの酸成分を有する場合であっても、上記アミン化合物のアミノ基が、アクリル系ポリマーの酸成分と配位結合を形成して、酸成分を安定化させることができるので、酸成分による腐食作用を抑制することができる。
さらに、上記アミン化合物は、配位結合性の塩基性のほかに、共有結合性の二重結合基を含むため、アクリル系ポリマー中の酸成分とアミノ基との配位結合状態が温湿度変化等によって可逆的に変化した場合も、前記共有結合性基をアクリルポリマーにグラフトさせて共有結合を形成することで、添加モノマーの溶出や不均一化による粘着特性の経時変化を抑制することができる。よって、環境中に溶出したりブリードアウトしたりするのを防ぐこともできる。 なお、本粘着シートにおいて、アミン化合物は、アクリル系ポリマーと共重合させてベースポリマーとするのではなく、ベースポリマーに添加させてグラフト重合させることで、ホットメルト成形する場合でも、少量で効率よく作用できると考えられる。
中でも、組成物または粘着シートとした後の安定性や着色の懸念を軽減する観点から、R2及びR3のうちの少なくとも一方が炭化水素であることが好ましく、更に好ましくは両方とも炭化水素基であること、すなわち上記アミン化合物が第3級アミンであることが好ましい。
上記アミン化合物の極性や塩基性が強過ぎると、粘着剤組成物をホットメルトした場合に、その極性や塩基性によって自然に架橋してゲル化してしまう可能性がある。これに対して、上記アミン化合物が第3級アミンであれば、適度な極性、適度な塩基性を有するため、ホットメルトした場合に自然に架橋してゲル化してしまうことがないため、ホットメルト系の粘着剤組成物とする場合には、特に第3級アミンであることが好ましい。
かかる置換基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基等の炭化水素基などが挙げられる。これらの置換基位置および置換基数は特に制限されず、複数個置換している場合、それら置換基は同一でも異なっていてもよい。また、R2、R3が結合し環状構造を有してもよい。
中でも、Xは、(メタ)アクリル酸エステル、ビニルエーテル、アクリルアミド及びアセチルビニル基から選ばれるいずれかであるものが好ましく、その中でも、耐加水分解性並びに優れた反応性の観点から、アクリル酸エステル又はアクリルアミド基が好ましい。
これらの中でも、二重結合性基及びアミノ基のお互いが反応に係る立体障害とならないために、前記炭化水素基の炭素数は2以上(エチレン基以降)であるのが好ましい。
本粘着剤組成物は、上記アミン化合物以外に、(メタ)アクリル酸エステルを単量体として重合乃至共重合してなるアクリル系ポリマーを含むものである。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を形成するために用いる(メタ)アクリレート、即ち、アルキルアクリレート又はアルキルメタクリレート成分としては、アルキル基がn−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、n−ブチル、イソブチル、メチル、エチル、イソプロピルのうちのいずれか1つであるアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートの1種又はこれらから選ばれた2種以上の混合物であるのが好ましい。
その他の成分として、カルボキシル基、水酸基、グリシジル基等の有機官能基を有するアクリレート又はメタクリレートを共重合させてもよい。具体的には、前記アルキル(メタ)アクリレート成分と有機官能基を有する(メタ)アクリレート成分とを適宜に選択的に組み合わせた単量体成分を出発原料として加熱重合して、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体ポリマーを得ることができる。中でも好ましくは、イソ−オクチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレートの1種又はこれらから選ばれた2種以上の混合物か、或いは、イソ−オクチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等から少なくとも1種類以上と、カルボキシル基、水酸基、グリシジル基等の有機官能基を有するアクリレート又はメタクリレートとを共重合させたものを挙げることができる。
また、(メタ)アクリレート以外にも、重合可能なビニルエーテル化合物を上記(メタ)アクリル酸エステルと共に共重合させてもよい。
しかしながら、上述したように、本粘着シートを形成するために用いる粘着剤組成物には、特定の第3級アミンを含有されているため、このような腐食の問題が低減されている。
本粘着剤組成物において、アクリル系ポリマーと、アミン化合物との配合割合は、アクリル系ポリマー100質量部に対し、アミン化合物が0.08〜10質量部の範囲であるのが好ましく、中でも1質量部以上或いは8質量部以下であるのがより好ましく、その中でも5質量部以下であることがより一層好ましい。
0.3×(A)≦(B)≦2.0×(A)・・・(2)
このような関係式(2)を満足するようにアミン化合物を配合することで、アミノ基に起因する着色をより効果的に抑えることができ、粘着性能を損なわずITOなどの酸化劣化をより効果的に抑制することができ、さらには極性材料の導入によって粘着シートの湿熱白化をより効果的に抑制することができる。
本粘着剤組成物は、架橋剤乃至架橋開始剤を配合し、アクリル系ポリマーを架橋するように調製することもできる。
例えば、上記したアクリル酸エステル系(共)重合体を架橋する際には、アクリル酸エステル(共)重合体中に導入した水酸基やカルボン酸基等の反応性基と化学結合しうる架橋剤を添加し、加熱や養生により反応させる方法や、架橋剤としての(メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ)アクリレートおよび光架橋開始剤等の反応開始剤を添加し、紫外線照射等によって架橋する方法を挙げることができる。
本粘着剤組成物は、溶剤を用いて調製することも可能であるが、溶剤を用いないホットメルト系の粘着剤組成物として調製することができる。
溶剤を用いないホットメルト系の粘着剤組成物とすれば、溶剤を用いた粘着剤組成物に比べて、より厚みを持たせることができるため、画像表示装置の構成部材間の空隙を充填するに足る十分な厚みを持たせることができる。
本粘着シートは、本粘着剤組成物を離型PET等の工程用剥離フィルムの離型処理面上に目的に厚さになるように製膜し、必要に応じて加熱や紫外線照射等の処理を施して架橋反応を進行させて得ることができる。
本粘着シートは、例えばパソコン、モバイル端末(PDA)、ゲーム機、テレビ(TV)、カーナビ、タッチパネル、ペンタブレットなどの画像表示装置、例えばプラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、干渉変調ディスプレイ(IMOD)などの画像表示パネルを用いた画像表示装置において、各構成部材を貼り合わせるのに好適である。その中でも、被着体を酸化劣化させない腐食信頼性の観点から、ITO膜やIGZO膜などのように酸化劣化し易い電極を備えたタッチパネルを貼り合わせるのに特に好適である。
例えば液晶モジュールの視認側と表面保護パネルとの間にタッチパネルが介挿されてなる構成を備えた画像表示装置であって、当該タッチパネルを、本粘着シートを用いて他の構成部材と貼り合わせてなる構成を備えた画像表示装置(「本画像表示装置」と称する)を構成することができる。
なお、一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、その厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
また、画像表示パネル、保護パネル等のように「パネル」と表現する場合、板体、シートおよびフィルムを包含するものである。
また、「X以上」(Xは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「好ましくはXより大きい」の意を包含し、「Y以下」(Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「好ましくはYより小さい」の意も包含するものである。
2−エチルヘキシルアクリレート(Tg−70℃)70質量部と、酢酸ビニル(Tg32℃)26質量部と、アクリル酸(Tg106℃)4質量部とをランダム共重合してなるアクリル酸エステル共重合体(Mw=50万)1kgに対し、添加モノマーとして、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート50g並びに光架橋開始剤として4−メチルベンゾフェノン7gを混合してホットメルト用粘着剤組成物を調製した。
前記ポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離フィルム)越しに、表裏両側から高圧水銀ランプにて2000mJの紫外線を照射して前記粘着剤組成物を架橋させ、厚さ200μmの両面粘着シートを作製した。
添加モノマーとして、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレートの代わりに、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド50gを混合した以外は、実施例1と同様にして両面粘着シート2を作製した。
実施例1のアクリル酸エステル共重合体の代わりに、2−エチルヘキシルアクリレート(Tg−70℃)65質量部と、酢酸ビニル(Tg32℃)35質量部とをランダム共重合してなるアクリル酸エステル共重合体(Mw=50万)を用いた以外は、実施例1と同様にして両面粘着シート3を作製した。
2−エチルヘキシルアクリレート(Tg−70℃)20質量部と、ブチルアクリレート(Tg−55℃)78質量部と、アクリル酸アクリル酸(Tg106℃)2質量部とをランダム共重合してなるアクリル酸エステル共重合体(Mw=60万)1kgに対し、添加モノマーとしてN、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド20g並びに光架橋開始剤として4−メチルベンゾフェノン7gを混合してホットメルト用粘着組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして粘着シート4を作成した。
実施例4において、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド20gを混合した代わりに、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドを45g混合した以外は実施例4と同様にして粘着シート5を作成した。
実施例1のアクリル酸エステル共重合体1kgに対し、光架橋開始剤として4−メチルベンゾフェノン7gを混合してホットメルト用粘着剤組成物を調製した。
剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂製「MRA75」厚み75μm、単に「剥離フィルム」とも称する)に、前記粘着剤組成物をホットメルトさせて厚み200μmとなるようアプリケータにて塗工した後、表面に剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂 「MRF50」 厚み50μm、単に「剥離フィルム」とも称する)を被覆させた。
前記ポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離フィルム)越しに、表裏両側から高圧水銀ランプにて2000mJの紫外線を照射して前記粘着剤組成物を架橋させ、厚さ200μmの両面粘着シートを作製した。
実施例3のアクリル酸エステル共重合体1kgに対し、光架橋開始剤として4−メチルベンゾフェノン7gを混合して粘着剤組成物を調製した。
剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂製「MRA75」厚み75μm、単に「剥離フィルム」とも称する)に、前記粘着剤組成物を厚み200μmとなるようアプリケータにて塗工した後、表面に剥離処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂 「MRF50」 厚み50μm、単に「剥離フィルム」とも称する)を被覆させた。
前記ポリエチレンテレフタレートフィルム(剥離フィルム)越しに、表裏両側から高圧水銀ランプにて2000mJの紫外線を照射して前記粘着剤組成物を架橋させ、厚さ200μmの両面粘着シートを作製した。
(光学信頼性)
実施例及び比較例で作成した両面粘着シートの表裏の剥離フィルムを順次剥がして0.5mm厚さのソーダライムガラスに挟みこむように貼着し、光学特性評価用サンプルを作製した。ヘイズメータNDH5000(日本電色工業社製)を用い、粘着材のヘイズを測定した。
作製した光学特性評価用サンプルを、65℃90%RHの湿熱条件下に300時間保管し、取り出して5日後のシートについても同様に測定を行った。このとき、保管直後又は5日後の粘着シートのヘイズが1%を超えるものを「×」、両方のヘイズが1%以下であるものを「○」と判定した。
実施例及び比較例で作製した両面粘着シートについて、一方の剥離フィルムを剥がし、裏打ちフィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績株式会社製;商品名「コスモシャインA4300」、厚み100μm)をハンドローラーにてロール圧着した。これを10mm巾×100mm長の短冊状に裁断し、残る剥離フィルムを剥がして露出した粘着面を、ソーダライムガラスにハンドローラーを用いてロール貼着した。常態にて24時間養生した後、裏打ちフィルムを180°をなす角度に剥離速度60mm/分にて引っ張りながらガラスから粘着シートを剥離し、ロードセルで引っ張り強度を測定して、粘着シートのガラスに対する180°剥離強度を測定した。このときの剥離強度が4N/cm以上であるものを「○」、3N未満であるものを「×」と判定した。
ガラス基板(60mm×45mm)上に、線巾70μm、線長さ46mm、線間隔30μmで10.5往復するようにITOの往復線を形成すると共に、該往復線の両末端にITOからなる2mm角の正方形を形成してITOパターン(長さ約97cm)を形成し、耐腐食信頼性評価用ITOガラス基板を作成した(図1(A)を参照)。
実施例及び比較例で作成した粘着シート片面の剥離フィルムを剥がし、その露出面にPETフィルム(東洋紡績製 コスモシャインA4100 125μm)をハンドローラーにて貼着した。次に、前記粘着シートを40mm×45mmに切り出した後、残る剥離フィルムを剥がして、図1(B)に示すように、ITOの往復線上40mm長さを被覆するように、耐腐食信頼性評価用ITOガラス基板に粘着シートをハンドローラーにて貼着し、耐腐食信頼性評価用サンプルを作成した(図1(C)参照)。
作成したサンプルを、65℃90%湿度下に500時間保管し、100時間毎の線末端間抵抗値の変化を追跡した。抵抗値の変化が500時間で5%以上のものを「×」、5%未満を「○」と判定した。
実施例1−5で用いたアミン化合物の作用は、主として、極性成分を有する点、アクリル系ポリマーの酸成分と配位結合し得るアミノ基を有している点、共有結合性の二重結合基を含んでいる点に起因していると考えられる。よって、下記式(1)で表されるアミン化合物であれば、実施例1−5で用いたアミン化合物と同様の作用を発揮するものと考えることができる。
CH2=C(R1)−X−N(R2)(R3)・・・(1)
(式中のR1は水素又はメチル基であればよく、R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜6の炭化水素基であればよく、Xは任意であればよい。)
上記実施例及び比較例、並びにこれまでの試験結果などから、カルボキシル基を有する前記単量体の粘着剤組成物におけるモル当量(A)と、前記アミン化合物の粘着剤組成物におけるモル当量(B)との関係が次の関係式(2)を満足するように配合するのが好ましいと考えることができる。
0.3×(A)≦(B)≦2.0×(A)・・・(2)
Claims (4)
- カルボキシル基を有する単量体と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体からなるアクリル系ポリマーと、下記式(1)で表されるアミン化合物と、分子間水素引抜型光架橋開始剤と、からなる粘着剤組成物から形成され、
当該粘着剤組成物における、カルボキシル基を有する前記単量体のモル当量(A)と、粘着剤組成物における前記アミン化合物のモル当量(B)との関係が、次の関係式(2)を満足することを特徴とする透明両面粘着シート。
CH2=C(R 1 )−X−N(R2)(R3)・・・(1)
(式(1)中、R1は水素又はメチル基であり、R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜6の炭化水素基であり、XはC(=O)(R4)、O(R4)、COO(R4)、OCO(R4)、CONH(R4)、C(=O)、O、COO、OCO及びCONHのいずれかであって、前記R4は炭素数1〜6の炭化水素基である。)
0.3×(A)≦(B)≦2.0×(A)・・・・(2) - 前記アミン化合物が、第3級アミンであることを特徴とする請求項1に記載の透明両面粘着シート。
- 請求項1又は2に記載の透明両面粘着シートからなる画像表示装置用透明両面粘着シートであって、
液晶モジュールの視認側と表面保護パネルとの間にタッチパネルが介挿されてなる構成を備えた画像表示装置において、表面保護パネルと液晶モジュールの視認側との間に配置され、2つの部材を貼着して一体化させるための透明両面粘着シートであり、少なくともその1つの部材がタッチパネルであることを特徴とする画像表示装置用透明両面粘着シート。 - 液晶モジュールの視認側と表面保護パネルとの間にタッチパネルが介挿されてなる構成を備えた画像表示装置であって、請求項1又は2に記載の透明粘着シートが、タッチパネルと当接して貼着及び一体化してなる構成を備えた画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011120135A JP5739234B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | 透明両面粘着シートおよび画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011120135A JP5739234B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | 透明両面粘着シートおよび画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012246407A JP2012246407A (ja) | 2012-12-13 |
JP5739234B2 true JP5739234B2 (ja) | 2015-06-24 |
Family
ID=47467180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011120135A Active JP5739234B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | 透明両面粘着シートおよび画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5739234B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016083806A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 株式会社大和 | エネルギー減衰性内外装材 |
JP5952470B1 (ja) | 2015-07-23 | 2016-07-13 | 三菱樹脂株式会社 | 導電部材用粘着剤組成物 |
JP6724773B2 (ja) * | 2016-12-26 | 2020-07-15 | 三菱ケミカル株式会社 | 粘着剤組成物、およびそれを用いてなる粘着剤、粘着シート、並びに粘着剤層付偏光板 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2743288B2 (ja) * | 1989-09-29 | 1998-04-22 | 日本カーバイド工業株式会社 | 活性エネルギー線硬化型ホットメルト感圧接着剤組成物 |
JPH061954A (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-11 | Nitto Denko Corp | 放射線硬化型粘着剤及び粘着テープ |
JPH0848944A (ja) * | 1994-08-05 | 1996-02-20 | Nitto Denko Corp | 放射線硬化型粘着剤組成物および該組成物を用いてなる粘着テープもしくはシート |
JP2009292986A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Mitsubishi Plastics Inc | 粘着シート |
-
2011
- 2011-05-30 JP JP2011120135A patent/JP5739234B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012246407A (ja) | 2012-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6456686B2 (ja) | 粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
TWI404782B (zh) | 黏著劑組合物及使用其之黏著製品、顯示器 | |
JP5118880B2 (ja) | 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着製品、ディスプレイ | |
JP5174204B2 (ja) | 透明両面粘着シート | |
TWI721964B (zh) | 雙面附黏著劑層之偏光膜、其製造方法及圖像顯示裝置 | |
WO2011129200A1 (ja) | 透明両面粘着シート | |
KR101890713B1 (ko) | 점착제, 점착 시트 및 전자 디바이스 | |
TWI513792B (zh) | A transparent double-sided adhesive sheet and a video display device using the same | |
JP2010163591A (ja) | 透明粘着シート及びそれを含む画像表示装置 | |
JP2013166846A (ja) | 粘着シート、接着用シート、光硬化型接着剤組成物及び光学用部材 | |
KR20180132628A (ko) | 활성 에너지선 경화형 접착제 조성물, 적층 편광 필름 및 그 제조 방법, 적층 광학 필름 및 화상 표시 장치 | |
KR20180113492A (ko) | 점착 테이프, 전자 기기 부품 고정용 점착 테이프 및 광학용 투명 점착 테이프 | |
TW201706379A (zh) | 光擴散黏著劑層和光擴散黏著膜 | |
JP4555921B2 (ja) | アクリル系の耐ブリスター性粘着剤樹脂組成物、それを用いるトランスファー性フィルム状粘着剤、耐ブリスター性粘着剤シート及びそれらの用途 | |
JP6791736B2 (ja) | 粘着剤組成物及び粘着シート | |
KR20180128401A (ko) | 편광 필름 및 그 제조 방법, 광학 필름 및 화상 표시 장치 | |
JP2015157913A (ja) | 光学用粘着剤組成物、光学用粘着シート及び光学積層体 | |
JPWO2015145771A1 (ja) | 粘着剤および粘着シート | |
JP5739234B2 (ja) | 透明両面粘着シートおよび画像表示装置 | |
TW201802214A (zh) | 黏著性組合物、黏著劑、黏著板片及顯示體 | |
JP5827622B2 (ja) | 結晶性金属酸化物導電膜用粘着シート及びタッチパネル用部材 | |
JP5952470B1 (ja) | 導電部材用粘着剤組成物 | |
JP6378444B2 (ja) | タッチパネル用粘着剤組成物、粘着フィルム、及びタッチパネル | |
JP2012207194A (ja) | 透明両面粘着シート | |
JP2017179230A (ja) | 光学用透明粘着シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140826 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140916 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141216 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20141224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5739234 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |