JP2009292986A - 粘着シート - Google Patents

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Tetsuya Yamaoka
哲也 山岡
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Mitsubishi Plastics Inc
三菱樹脂株式会社
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Abstract

【課題】経時的に保持力が変化しない粘着シートを提供する。
【解決手段】(メタ)アクリル酸エステル系共重合体と、アクリル系架橋モノマーと、水素引抜型光重合開始剤と、開裂型光重合開始剤とを含有する粘着シートを提案する。硬化開始剤として、水素引抜型光重合開始剤と開裂型光重合開始剤とを併用することにより、経時的な保持力の低下がほとんど認められなくなり、製造後に保持力が経時的に低下して粘着シートの被貼着面への濡れが不足することがないため、一定期間経過後に粘着シートと被貼着面との界面に気泡が発生するのを抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複層窓などの各種窓材や各種表示パネル等を構成するガラスの貼り合せ、フラットパネルディスプレイ前面側への光学フィルムの貼り合せ、光学フィルム同士の貼り合せ、ガラスやプラスチック等の透明基材への各種透明フィルムの貼り合せなど、各種透明部材の貼り合せに好適に用いることができる透明な粘着シートに関する。
透明部材の貼り合せが行われる製品の代表例としてフラットパネルディスプレイを挙げることができる。近年、各種フラットパネルディスプレイはブラウン管テレビの代替として期待され、その市場が急速に立上りつつあり、中でもプラズマディスプレイ(「PDP」という)や液晶ディスプレイはその代表例である。
例えば液晶ディスプレイについて言えば、ディスプレイの前面に、透明な粘着剤を介して、ガラス板や透明な樹脂板などからなる保護パネルを設置する構成のものが検討され、この用途に用いる透明な粘着シートが開発されている(例えば特許文献1−2)。
また、窓材の分野でも透明な粘着シートが使用されている。例えば防犯性や安全性を向上させる目的で、ガラスと合成樹脂板とを透明な粘着シートを介して積層してなる複層ガラスが利用されており、この用途に用いる透明粘着シートが開発されている(例えば特許文献3−5)。
中でも特許文献5には、室温で貼り合わせが可能で、板ズレを生じ難い透明粘着シートとして、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体に対して水素引き抜きタイプ光ラジカル開始剤を0.01〜1.0質量%含有してなる粘着剤を、ホットメルト成形した後に紫外線架橋させて得られる粘着シートが開示されている。
特開2006−169438号公報 特開2007−169519号公報 特開2002−348150号公報 特開2003−336013号公報 特開2004−262957号公報
特許文献5に開示されているような紫外線硬化型粘着シートを用いてガラス板を貼り合わせた場合、製造直後からの時間経過に伴って保持力が低下して粘着シートのガラス面への濡れが不足するため、例えば粘着シートとガラスとの界面に気泡が発生することがあることが分かってきた。
そこで本発明の目的は、経時的に保持力が変化しない新たな粘着シートを提供することにある。
本発明は、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体と、アクリル系架橋モノマーと、水素引抜型光重合開始剤と、開裂型光重合開始剤とを含有する粘着シートを提案するものである。
従来の紫外線硬化型粘着シートは、架橋直後から経時的に保持力が低下し、或る程度のところで保持力は安定するものの、架橋直後の保持力と一定期間経過後の保持力との差は大きいものであった。そのため、用途に応じて必要な保持力を算出し、経時的に保持力が低下したとしても、必要な保持力を確保できるように組成や製造方法などを調整する必要があった。しかも、その結果得られた粘着シートの保持力が大きすぎたり小さすぎたりするなど所望の品質を得られないこともあった。さらには、品質が確認できるまでに製造してから時間が掛かり過ぎるなどの不具合を抱えていた。
これに対し、本発明の粘着シートは、硬化開始剤(架橋開始剤ともいう)として、水素引抜型光重合開始剤と開裂型光重合開始剤とを併用することにより、経時的な保持力の低下がほとんど認められなくなる。よって、例えば製造後に保持力が経時的に低下して粘着シートの被貼着面への濡れが不足することがないため、一定期間経過後に粘着シートと被貼着面との界面に気泡が発生するのを抑えることができる。しかも、一定期間経過後に必要な保持力を想定して、粘着シートの組成や製造条件などを調整する試行錯誤を繰り返す必要がないから、必要な保持力の粘着シートを容易に製造することができる。
発明を実施するための形態
本実施形態に係る粘着シート(以下「本粘着シート」という)は、ベースポリマーと、架橋モノマーと、架橋開始剤と、必要に応じてその他添加剤とを含有する粘着シートであって、ベースポリマーと、架橋モノマーと、架橋開始剤と、必要に応じてその他添加剤とを含有する粘着剤組成物を紫外線架橋して得られる粘着シートである。
(ベースポリマー)
本粘着シートに用いるベースポリマーは、 (メタ)アクリル酸エステル系共重合体であり、特に(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を用いるのが好ましい。
なお、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体以外の樹脂を除外する意図ではなく、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体以外の樹脂であっても、これと同様の結果が得られる樹脂が存在することは想定できる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を形成するために用いる(メタ)アクリレートモノマー成分、即ち、アルキルアクリレートモノマー成分又はアルキルメタクリレートモノマー成分としては、アルキル基がn−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、n−ブチル、イソブチル、メチル、エチル、イソプロピルのうちのいずれか1つであるアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートモノマーのうちの1種又はこれらから選ばれた2種以上の混合物であるのが好ましい。
その他の成分として、カルボキシル基、水酸基、グリシジル基等の有機官能基を有するアクリレート又はメタクリレートを共重合させたものであってもよい。具体的には、前記アルキル(メタ)アクリレートモノマー成分と有機官能基を有する(メタ)アクリレートモノマー成分とを適宜選択的に組み合わせたモノマー成分を出発原料として重合して得られる(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を挙げることができる。
中でも好ましくは、イソ−オクチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレートの1種又はこれらから選ばれた2種以上の混合物か、或いは、イソ−オクチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等から少なくとも1種類以上と、アクリル酸とを共重合させたものを挙げることができる。
ベースポリマーのガラス転移温度(Tg)は、−10℃以下、特に−80℃〜−10℃であるのが好ましい。
また、ベースポリマーの130℃における溶融粘度は、5万mPa・s以上、特に10万mPa・s〜50万mPa・s、中でも特に10万mPa・s〜30万mPa・sであるのが好ましい。
なお、上記のガラス転移温度(Tg)は、粘弾性測定装置、例えばレオメトリックス社製の粘弾性測定装置「ダイナミックアナライザーRDAII」を用いて測定することができる。その際、Tgはパラレルプレート25mmφ、歪み0.5%、周波数1Hzで測定した時のTanδの極大値を示す温度を読みとればよい。
溶融粘度は、粘弾性測定装置、例えばレオロジ社製「レオメータ MR−300T」用いて測定することができる。その際、コーンプレート40mmφ、コーン角2°、温度130℃、歪み(角度)0.7°、周波数0.02Hzで測定した時の粘度η*値を読みとればよい。
(架橋モノマー)
架橋モノマーとしては、アクリル系架橋モノマーを用いるのが好ましい。中でも、単官能(メタ)アクリレートよりは、2官能(メタ)アクリレート、3官能(メタ)アクリレート、4官能(メタ)アクリレートなどの多官能(メタ)アクリレート、若しくは、単官能〜4官能(メタ)アクリレートの2種以上が混合してなる混合物などの多官能(メタ)アクリレートからなるモノマーを用いるのが好ましい。
ここで、単官能(メタ)アクリレートとしては、アクリル酸、メタタクリル酸およびクロトン酸等の(メタ)アクリル酸類、ラウリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、テトラヒドロフルフリールアクリレート、1,6−ヘキサンジオールモノアクリレートおよびジシクロペンタンジエンアクリレート等を挙げることができる。
多官能(メタ)アクリレートとしては、2官能(メタ)アクリレートとして、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール400ジアクリレートおよびトリプロピレングリコールジアクリレート等を挙げることができる。3官能(メタ)アクリレートとしては、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンPO変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンEO変性トリアクリレート等のトリアクリレートや、それらのトリメタクリレートなどを挙げることができる。4官能(メタ)アクリレートとしては、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等を挙げることができる。
中でも、好ましくは、例えば1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートなどを挙げることができ、その中でも1,9−ノナンジオールジアクリレートが好ましい。
なお、架橋モノマーは、以上例示した(メタ)アクリレートに限定されるものではなく、例えば有機官能基を含有した(メタ)アクリレートモノマー等も用いることが可能である。
架橋モノマーの分子量は、300〜2000、中でも400〜1500が、その中でも特に500〜1000であるのが好ましい。但し、かかる分子量に限定するものではない。
架橋モノマーの含有量は、所望の保持力が得られるよう他の要因と併せて調整すればよいが、目安としては、ベースポリマー100質量部に対し0.01〜40.0質量部、特に0.1〜30.0質量部、中でも特に0.5〜30.0質量部の割合の範囲内とするのが好ましい。但し、他の要素とのバランスでこの範囲を超えてもよい。
(架橋開始剤)
本粘着シートに用いる架橋開始剤としては、光開始剤を用いるのが好ましく、特に開裂型の光開始剤と水素引抜型の光開始剤とを併用することが重要である。
この際、開裂型の光開始剤としては、例えばベンゾインブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ヒドロキシアセトフェノン、プロピオフェノンなどのいずれか或いはこれらのうちの二種類以上の組合わせからなる混合物を挙げることができる。中でもプロピオフェノンまたはその誘導体、その中でもオリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1メチルビニル)フェニル]プロパノン}が好ましい。
また、水素引抜型光開始剤としては、例えばベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジベンゾスベロン、2−エチルアントラキノン、イソブチルチオキサンソンなどのいずれか或いはこれらの二種類以上の組合わせからなる混合物を挙げることができる。中でもベンゾフェノン、あるいはその誘導体である2,4,6−トリメチルベンゾフェノンと4−メチルベンゾフェノンの混合物が好ましい。
但し、水素引抜型や開裂型の光開始剤として前記に挙げた物質に限定するものではない。
中でも、開裂型の光開始剤と水素引抜型の光開始剤とを併用する際の組み合わせとしては、例えばプロピオフェノンまたはその誘導体と、ベンゾフェノン又はその誘導体との組み合わせが好ましい。
また、開裂型の光開始剤と水素引抜型の光開始剤との配合量としては、光開始剤全体量のうち、水素引抜型光開始剤が50質量%程度、すなわち40〜60質量%を占めるのが保持力の安定性の観点から好ましい。
架橋開始剤の添加量(:光開始剤全体量)は、所望の保持力が得られるよう他の要因と併せて調整すればよいが、目安としては、ベースポリマー100質量部に対し0.05〜5.0質量部、特に0.1〜3.0質量部、中でも特に0.5〜2.0質量部の割合の範囲内とするのが好ましい。
但し、他の要素とのバランスでこの範囲を超えてもよい。
(他の添加剤)
上記成分のほか、必要に応じて、可塑剤や、近赤外線吸収特性を有する顔料や染料などの色素、粘着付与剤、酸化防止剤、老化防止剤、吸湿剤、天然物や合成物の樹脂類、ガラス繊維やガラスビーズなどの各種の添加剤を適宜配合することもできる。
(粘着シートの製造方法)
本粘着シートは、例えば、ベースポリマーに、架橋モノマー及び架橋開始剤、必要に応じて可塑剤、その他の添加剤を添加して混合して粘着剤組成物を作製し、この粘着剤組成物を加熱溶融してシート状に成形すると共に、該シート状物を2枚の離型フィルム間に挟んで積層シートとし、その後、この積層シートに光照射して前記粘着剤組成物を架橋させることにより、離型フィルムに挟まれた状態の粘着シートとして提供することができる。
この際、ベースポリマーの溶融粘度、アクリル系架橋モノマーの組成と量、架橋開始剤の種類と量、紫外線照射量等を調整することにより、粘着シートの保持力を調整することができるが、本発明においては特に架橋開始剤として開裂型の光開始剤と水素引抜型の光開始剤とを併用することが重要である。
光照射には、例えば高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等を用いればよい。
本粘着シートは、架橋直後から保持力が経時的に変化しないから、保持力の観点からは養生する必要はない。すなわち、通常の粘着剤及び粘着シートは、経時的に保持力が低下するのが一般的であるため、所定温度下で所定時間養生することにより、経時的な保持力の低下を促進させ、(通常は保持力の低下は徐々に緩やかになるから)保持力を安定させる必要があるが、本粘着シートの場合には、架橋直後から経時的に保持力が変化しないから、保持力の観点からは養生する必要はない。但し、他の観点から必要であれば、養生することは任意である。
上記製造方法において、上記の2枚の離型フィルムは、互いの厚さを異ならしめるようにしてもよい。厚さの大きな離型フィルム側の剛性を高め、厚さの薄い離型フィルム側をより剥離し易くすることにより、粘着シートの扱い易さを高めることができる。
(粘着シートの厚み)
本粘着シートの厚みは、用途や必要に応じて変えることが出来るが、好ましくは50μm〜5mm、より好ましくは100μm〜2mm、さらに好ましくは150μm〜1mmの厚みとするのが良い。
(物性及び用途)
本粘着シートは、紫外線照射直後(紫外線を照射してから30分以内に保持力試験を開始)と、紫外線照射完了後に粘着シートを40℃の環境下で1日保管した後とに、それぞれ次の保持力試験を行うと、両時点での保持力の差が5mm以下であるという特徴を有している。このように経時的な保持力の低下がほとんど無いから、例えば製造後の環境変化によって保持力が低下して粘着シートの被貼着面への濡れが不足して粘着シートと被貼着面(例えばガラス面)との界面に気泡が発生することがない。
かかる観点から、前記初期保持力と経時後保持力との差は、3mm以下であるのがより好ましく、中でも1mm以下であるのがさらに好ましく、本粘着シートをそのように製造することが可能である(後述する実施例参照)。
この際の保持力試験は、粘着シート(幅20mm×長さ80mm)の片面に、同じ大きさのポリエチレンテレフタレート(厚さ38μm)を重ねて貼り合わせる一方、粘着シート(20mm×80mm)の他面を、JIS Z0237において指定されたSUS板の表面に貼り付け、測定対象とする粘着シートの接着面積が20mm×20mmとなるように、該ポリエチレンテレフタレートシート及び粘着シート内のSUS板の下端から20mmの位置に水平に切り込みを入れた後、該SUS板を垂直に立設した状態で40℃のオーブン中に静置し、オーブン中に静置してから15分後に該ポリエチレンテレフタレートシートの下端部に荷重500gfの重りを吊し、重りを吊してから2時間経過した後に、切り込みを入れた線からのズレ長さをJIS1級スケールを当てて計測するようにして行うことができる。
本粘着シートは、透明であるばかりか、上記のように経時的な保持力の低下がほとんどなく、粘着シートと被貼着面(例えばガラス面)との界面に気泡が発生するのを抑えることができるから、例えば、複層窓などの各種窓材や、液晶表示装置やプラズマ表示装置などの表示装置を構成するディスプレイ積層体などに好適に用いることができる。
例えば、本粘着シートを介して、液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等のディスプレイパネルと、タッチパネルや保護パネルなどの前面パネルとを貼り合わせディスプレイ積層体を構成することができる。
この際、前面パネルは、ガラス板、合成樹脂板、或いは両者の複層板のいずれであってもよい。
また、ガスバリア性を有する透明無機蒸着膜層を備えたフィルムに、本粘着シートを積層してなる構成を備えたガスバリア性粘着シートを提供することができる。
この際、前記透明無機蒸着膜層は、例えば金属酸化物、窒化ケイ素及びフッ化マグネシウムのうちの一種又は二種以上の組み合わせからなる無機物から形成することができる。
そして、このようなガスバリア性粘着シートは、例えば接着剤層を介して合成樹脂板に積層して透明樹脂積層体を形成することができ、例えばその透明樹脂積層体の粘着シート面を、ガラス板に貼り合わせて透明積層体を構成したり、その透明樹脂積層体の粘着シート面を、ディスプレイパネルに貼り合わせてディスプレイ積層体を構成したり、することができる。
また、ポリカーボネート系樹脂やアクリル樹脂などの透明樹脂からなる透明樹脂板の少なくとも片面に、前記ガスバリア性粘着シートの透明無機蒸着膜層側を接着剤層を介して貼り合わせるようにして支持体付き粘着シートを構成することができ、この支持体付き粘着シートの本粘着シート側をガラス板に貼り合わせることにより複層ガラスを形成することができ、例えば工作機械用の安全窓材などに利用することができる。
また、本粘着シートを、液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等のディスプレイパネルと光学フィルムとの貼り合せや、光学フィルム同士の貼り合せなどに用いることも好ましい。
(用語の説明)
なお、一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、その厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
また、本発明において「ベースポリマー」とは、粘着シートの主成分を構成する樹脂の意味である。
本発明において「主成分」と表現した場合には、特に記載しない限り、当該主成分の機能を妨げない範囲で他の成分を含有することを許容する意を包含するものである。特に当該主成分の含有割合を特定するものではないが、その成分(2成分以上が主成分である場合には、これらの合計量)が組成物中で50質量%以上、特に70質量%以上、中でも90質量%以上(100%含む)を占めるのが一般的である。
また、本明細書において、「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意であり、「好ましくはXより大きく、Yより小さい」の意を包含するものである。
また、「X以上」(Xは任意の数字)或いは「Y以下」(Yは任意の数字)と記載した場合、「Xより大きいことが好ましい」或いは「Y未満であるのが好ましい」旨の意図も包含する。
次に、実施例を挙げてより具体的に説明する。
なお、以下において「部」とは「質量部」を意味するものとする。
<積算光量の測定>
ウシオ電機製紫外線積算光量計「UIT−150」に受光器「UVD-S365」を取付けて波長365nmの積算光量を測定した。
(実施例1)
アクリル酸エステル系共重合体ポリマー:100部に対し、水素引抜型光開始剤として2,4,6−トリメチルベンゾフェノンと4−メチルベンゾフェノンの混合品:0.35部と、開裂型光開始剤としてオリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1メチルビニル)フェニル]プロパノン}:0.35部と、架橋モノマーとして1,9−ノナンジオールジアクリレート(分子量267):1.0部とを添加して溶融攪拌して粘着剤組成物を調製した。
この粘着剤組成物を、厚さ100μmのシリコーン離型PETの離型面上に、厚さ1mmになるようにホットメルトコーターを用いて塗布し、その上に、厚さ50μmのシリコーン離型PETを積層させ、高圧水銀ランプを用いて片面積算光量1,200mJ/cm2の紫外線エネルギー(波長365mm換算)を両面側から照射して架橋させて、厚さ1mmの粘着シートを得た。
尚、用いたアクリル酸エステル系共重合体ポリマーの組成は、n−ブチルアクリレート:78.4質量%、2−エチルヘキシルアクリレート:19.6質量%、アクリル酸:2質量%を共重合させたもので、Tgは−35℃、130℃溶融粘度は17.5万mPa・secであった。
(実施例2)
架橋モノマーの添加量を0.9部として、紫外線照射量を片面積算光量1,100mJ/cm2とした以外は実施例1と同様にして、厚さ0.7mmの粘着シートを得た。
(実施例3)
架橋モノマーの添加量を1.1部として、紫外線照射量を片面積算光量700mJ/cm2とした以外は実施例2と同様にして、厚さ0.7mmの粘着シートを得た。
(実施例4)
水素引抜型光開始剤の添加量を0.38部、開裂型光開始剤の添加量を0.38部、架橋モノマーの添加量を1.2部とした以外は実施例3と同様にして、厚さ0.5mmの粘着シートを得た。
(比較例1)
実施例1と同じアクリル酸エステル系共重合体ポリマー:100部に対し、光開始剤として水素引抜型光開始剤の2,4,6−トリメチルベンゾフェノンと4−メチルベンゾフェノンの混合品:0.7部と、架橋モノマーとして1,9−ノナンジオールジアクリレート:0.76部とを添加し、溶融攪拌して粘着剤組成物を調製した。
この粘着剤組成物を、厚さ100μmのシリコーン離型PETの離型面上に、厚さ1mmになるようにホットメルトコーターを用いて塗布し、その上に、厚さ50μmのシリコーン離型PETを積層させ、高圧水銀ランプを用いて片面積算光量1,100mJ/cm2の紫外線エネルギー(波長365mm換算)を両面側から照射して架橋させて、厚さ1mmの粘着シートを得た。
(比較例2)
架橋モノマーの配合部数を1.1部、光開始剤の配合部数を0.85部として、紫外線照射量を片面積算光量700mJ/cm2とした以外は比較例1と同様にして、厚さ0.5mmの粘着シートを得た。
<保持力試験>
図1に示すように、実施例・比較例で得た粘着シートを幅20mm×長さ80mmの大きさにカットし、この片面に、同じ大きさのポリエチレンテレフタレート(厚さ38μm)を重ねて貼り合わせる一方、粘着シート(20mm×80mm)の他面を、JIS Z0237において指定されたSUS板の表面に貼り付け、測定対象とする粘着シートの接着面積が20mm×20mmとなるように、該ポリエチレンテレフタレートシート及び粘着シート内のSUS板の下端から20mmの位置に水平にカッターで切り込みを入れた後、該SUS板を垂直に立設した状態で40℃のオーブン中に静置し、オーブン中に静置してから15分後に該ポリエチレンテレフタレートシートの下端部に荷重500gfの重りを吊した。そして、重りを吊してから2時間経過した後に、切り込みを入れた線からのズレ長さをJIS1級スケールを当てて、目視で0.5mmの単位で計測した。
上記比較試験の結果は表1のとおりである。
実施例1−4で得られた粘着シートは、保持力経時変化が少ないことが確認された。
これに対し、比較例1−2で得られた粘着シートは、保持力経時変化が大きいことが確認された。
保持力試験の方法を説明した斜視図である。

Claims (9)

  1. (メタ)アクリル酸エステル系共重合体と、アクリル系架橋モノマーと、水素引抜型光重合開始剤と、開裂型光重合開始剤とを含有する粘着シート。
  2. (メタ)アクリル酸エステル系共重合体と、アクリル系架橋モノマーと、水素引抜型光重合開始剤と、開裂型光重合開始剤とを含有する粘着剤組成物を、紫外線架橋してなる紫外線硬化型の粘着シートであって、
    紫外線照射直後(紫外線を照射してから30分以内に保持力試験を開始)と、紫外線照射完了後に粘着シートを40℃の環境下で1日保管した後とにおいて、それぞれ次の保持力試験を行い、両時点での保持力の差が5mm以下であることを特徴とする粘着シート。
    保持力試験:粘着シート(幅20mm×長さ80mm)の片面に、同じ大きさのポリエチレンテレフタレート(厚さ38μm)を重ねて貼り合わせる一方、粘着シート(20mm×80mm)の他面を、JIS Z0237において指定されたSUS板の表面に貼り付け、測定対象とする粘着シートの接着面積が20mm×20mmとなるように、該ポリエチレンテレフタレートシート及び粘着シート内のSUS板の下端から20mmの位置に水平に切り込みを入れた後、該SUS板を垂直に立設した状態で40℃のオーブン中に静置し、オーブン中に静置してから15分後に該ポリエチレンテレフタレートシートの下端部に荷重500gfの重りを吊し、重りを吊してから2時間経過した後に、切り込みを入れた線からのズレ長さをJIS1級スケールを当てて計測する。
  3. 粘着シートの厚みが50μm〜5mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着シート。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の粘着シートを介して、ディスプレイパネルと前面パネルとを貼り合わせてなる構成を備えたディスプレイ積層体。
  5. ガスバリア性を有する透明無機蒸着膜層を備えたフィルムに、請求項1〜3の何れかに記載の粘着シートを積層してなる構成を備えたガスバリア性粘着シート。
  6. 前記透明無機蒸着膜層は、金属酸化物、窒化ケイ素及びフッ化マグネシウムのうちの一種又は二種以上の組み合わせからなる無機物から形成された層である請求項5に記載のガスバリア性粘着シート。
  7. 請求項5又は6に記載のガスバリア性粘着シートを、接着剤層を介して合成樹脂板に積層してなる構成を備えた透明樹脂積層体。
  8. 請求項7に記載の透明樹脂積層体の粘着シート面を、ガラス板に貼り合わせてなる構成を備えた透明積層体。
  9. 請求項7に記載の透明樹脂積層体の粘着シート面を、ディスプレイパネルに貼り合わせてなる構成を備えたディスプレイ積層体。
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