JP5737029B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、被制御機器に対する制御処理をプログラミング可能なプログラマブルコントローラに関する。
プログラマブルコントロールシステムでは、被制御機器を制御するプログラマブルコントローラが複数設けられ、プログラマブルコントローラのマスタ側(以下、単にマスタコントローラという。)が、プログラマブルコントローラのスレーブ側(以下、単にスレーブコントローラという。)に対して制御指令を発し、スレーブコントローラがその制御指令に応じて被制御機器を制御する。こうしてプログラマブルコントロールシステム全体が統括的に動作する。
このようなプログラマブルコントロールシステムにおいては、特にスレーブコントローラや被制御機器の増設に対し、マスタコントローラとスレーブコントローラとの間の接続線を無用に増やさないため、スレーブコントローラを直列(数珠つなぎ)に接続するデイジーチェーン接続が用いられることがある。かかるデイジーチェーン接続を用いる場合、スレーブコントローラ自体の電源がオフ状態(自発的、不具合時を含む。)にある場合においても、他のスレーブコントローラとのネットワーク接続を維持しなければならない。したがって、ネットワーク接続を中継するネットワークインターフェース部には、電力が供給され続けなければならない。このようなプログラマブルコントロールシステムにおいては、スレーブコントローラの主電源をあてにすることができないので、別途、マスタコントローラ側から、デイジーチェーン接続によるネットワークと共に、ネットワーク専用の電源(以下、単にネットワーク電源という。)を供給する必要が生じてくる。
したがって、スレーブコントローラでは、そのスレーブコントローラの主電源がオンしていても、ネットワーク電力を取得し電圧を調整するネットワーク電源取得部も並行して動作させており、電力を無駄に消費していることとなる。かかる電力の消費を回避すべく、スレーブコントローラにスライドスイッチやトグルスイッチといった機械的なスイッチを設け、手動でネットワーク電源取得部を切断する方法も考えられる。しかし、スイッチをオフにしている間に何らかの原因で主電源がオフになると、ネットワークインターフェース部への電力の供給が途切れてしまい、下流のスレーブコントローラの動作に支障をきたすおそれがある。したがって、無駄とわかっていても、ネットワーク電源取得部を常に動作させ、ネットワークインターフェース部にいつでも電力を供給できる状態を作らざるを得なかった。
また、複数の電子機器が接続され、各電子機器間で、電源の異常時に要する電力情報を通知し合い、任意の電子機器の電源の異常に対応する技術が知られている(例えば特許文献1)。しかし、当該技術は電池を備えない電子機器にも最低限の保護対策を行うバックアップ電源に関する技術であり、ネットワーク電源取得部が消費する電力については言及されていない。
特開2000−353031号公報
デイジーチェーン接続は、スレーブコントローラを多数増設しても、その配線をシンプルにすることができる点で有利である。その一方で、上述したように、ネットワークインターフェース部への電力供給が前提となり、スレーブコントローラの主電源がオンしていても、並行して、ネットワーク電源取得部を常に動作させなければならず、スレーブコントローラの増設に伴う消費電力の増加が問題となる。
また、ネットワーク電源取得部を動作し続けると、ネットワーク電源取得部の例えばレギュレータが発熱してスレーブコントローラの温度が上昇し、プログラマブルコントロールシステムの安全運転に支障をきたす可能性があった。
さらに、複数のスレーブコントローラ全てのネットワーク電力をマスタコントローラ側のネットワーク電源で賄うこととなるため、たとえスレーブコントローラ個々のネットワーク電源取得部の電流は小さくとも、マスタコントローラから延設されるネットワーク配線の総電流は膨大になり、マスタコントローラのネットワーク電源の容量を大きくしたり、ネットワーク配線の線径を太くしたりしなければならなかった。
そこで、本発明は、このような課題に鑑み、プログラマブルコントロールシステムの安全性を確保しつつ、省電力化を図ることが可能なプログラマブルコントローラを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のプログラマブルコントローラは、ネットワーク電源からネットワーク電力を取得し、当該プログラマブルコントローラで利用できるように変換するネットワーク電源取得部と、ネットワーク電源取得部からのネットワーク電力、および、主電源からの主電力のいずれか一方または双方の電力供給を受け、デイジーチェーン接続を通じて、別体のプログラマブルコントローラから制御指令を受信すると共に、他のプログラマブルコントローラに制御指令を送信するネットワークインターフェース部と、主電源の電圧を検出する主電源検出部と、主電源検出部の検出結果に応じ、主電源の電圧が所定の閾値以上であれば、ネットワーク電源取得部を停止し、主電源の電圧が所定の閾値未満であれば、ネットワーク電源取得部を動作させ、ネットワーク電力をネットワークインターフェース部に供給させるネットワーク電源制御部と、を備えることを特徴とする。
ネットワーク電源取得部は、出力電圧を安定化させるレギュレータを含んでもよい。
ネットワーク電源取得部は、ネットワーク電力が所定の電圧未満であるときのレギュレータの動作を防止するヒステリシス回路を含んでもよい。
以上のように本発明によれば、プログラマブルコントロールシステムの安全性を確保しつつ、省電力化を図ることが可能となる。
プログラマブルコントロールシステムを構成する各装置の概略的な関係を示した説明図である。 マスタコントローラと複数のスレーブコントローラとの接続関係を示した説明図である。 スレーブコントローラの概略的な機能を示した機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(プログラマブルコントロールシステム100)
図1は、プログラマブルコントロールシステム100を構成する各装置の概略的な関係を示した説明図である。プログラマブルコントロールシステム100は、マスタコントローラ110と、複数のスレーブコントローラ120と、1または複数の被制御機器130とを含んで構成される。また、マスタコントローラ110とスレーブコントローラ120とがネットワーク配線140によって接続され、スレーブコントローラ120と被制御機器130とが接続配線150を通じて接続されている。
ここで、マスタコントローラ110およびスレーブコントローラ120は、いずれもプログラマブルコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)を構成し、被制御機器130は、FA(Factory Automation)における様々な状態を検知するセンサ、そのセンサの検知結果に応じて動作する電動機、エンコーダ等の電気機器である。
マスタコントローラ110は、被制御機器130に対する制御プログラムを保持し、その制御プログラムに基づく制御指令を、適切なタイミングでスレーブコントローラ120に送信する。ここで、制御プログラムは、ラダー図等を通じて生成されたシーケンス制御のためのプログラムであってもよい。
スレーブコントローラ120は、スレーブコントローラ120それぞれに備わる機能に適した制御指令をマスタコントローラ110から受け、被制御機器130からのセンサ等の入力に応じて、被制御機器130を制御する。スレーブコントローラ120は、例えば、電動機の回転制御を行うモータドライバや、信号線のオン/オフ制御を行うI/Oターミナルの機能を有する。
(マスタコントローラ110とスレーブコントローラ120との接続関係)
図2は、マスタコントローラ110と複数のスレーブコントローラ120との接続関係を示した説明図である。上述したように、マスタコントローラ110とスレーブコントローラ120とは、ネットワーク配線140によって接続され、マスタコントローラ110からスレーブコントローラ120にネットワーク電力および制御指令が伝達される。図2において、実線の矢印は電力の流れを、破線の矢印は制御指令の流れを示している。
ネットワーク配線140においてネットワーク電力を供給する電力線140aは、マスタコントローラ110のネットワーク電源110aから延設された主幹線を通じて各スレーブコントローラ120に配され、スレーブコントローラ120は、かかる主幹線から分岐した分岐線を通じてネットワーク電力の供給を受ける。
ここでは、ネットワーク電源110aがマスタコントローラ110に一体形成されている例を挙げて説明しているが、別体に設けられていてもよい。また、スレーブコントローラ120は、個々に主電源200も有している。したがって、スレーブコントローラ120は、主電源200からの主電力と並行して、ネットワーク電源取得部214を通じたネットワーク電源110aからのネットワーク電力も取得することとなる。主電力は、上述したモータドライバやI/Oターミナルとして機能する主回路の動力源、および、ネットワークインターフェース部218を動作させるために用いられ、ネットワーク電力は、主としてネットワークインターフェース部218の動作維持のために用いられる。図2では、特に、ネットワークインターフェース部218に関する電力の流れを表している。
また、ネットワーク配線140において制御指令を伝送する信号線140bとしては、スレーブコントローラ120同士を直列(数珠つなぎ)に接続するデイジーチェーン接続が採用され、マスタコントローラ110のネットワークインターフェース部218から発せられた制御指令が、接続された全てのスレーブコントローラ120を巡回する。スレーブコントローラ120は、かかる制御指令におけるヘッダ等を解読し、そのヘッダが自己に対する制御指令であることを示していれば、その制御指令を取り込んで、被制御機器130の制御処理に反映する。かかる信号線140bと上述した電力線140aとは並行して配される。
上記デイジーチェーン接続のメリットは、その配線のシンプルさにある。本実施形態においては、1台のマスタコントローラ110に対して、1つのデイジーチェーン接続で例えば256ものスレーブコントローラ120を接続でき、すなわち、1のマスタコントローラ110で256のスレーブコントローラ120に一括して制御指令を発することが可能となる。
本実施形態では、デイジーチェーン接続を用いることで、単方向通信においては1本、双方向通信においては2本の信号線140bで、マスタコントローラ110と複数のスレーブコントローラ120とを全て接続することができる。かかる構成により、スレーブコントローラ120を増設したとしても、それによってデイジーチェーン接続における信号線140bの線数は変化せず、メンテナンス性、維持コスト、占有領域全てにおいて有利となる。
ただし、上述したように、スレーブコントローラ120の増設に対して(1)消費電力の増加、(2)ネットワーク電源取得部の発熱、(3)ネットワーク電源の負荷増大とネットワーク配線の線径の増大といった課題もある。そこで、本実施形態では、ネットワーク電力を取得するネットワーク電源取得部214の電源の常時の投入を回避し、必要なときにのみネットワーク電源取得部214を投入することで、ネットワークインターフェース部218への電力供給を維持して、プログラマブルコントロールシステム100の安全性を確保しつつ、特にネットワーク電力の省電力化を図ることが可能なスレーブコントローラ120を提案する。
(スレーブコントローラ120)
図3は、スレーブコントローラ120の概略的な機能を示した機能ブロック図である。図3に示すように、スレーブコントローラ120は、主回路210と、主電源取得部212と、ネットワーク電源取得部214と、電力集約部216と、ネットワークインターフェース部218と、主電源検出部220と、ネットワーク電源制御部222とを含んで構成される。
主回路210は、被制御機器130に接続され、スレーブコントローラ120それぞれに備わる機能に適した制御指令を、被制御機器130に発信する。主回路210は、例えば、上述したモータドライバやI/Oターミナル等の機能部に相当する。
主電源取得部212は、主電源200から24Vの主電力を取得し、出力電圧を一定に安定化させるレギュレータ212aを通じて5Vの電力を生成する。ここで、主電源200や主電源取得部212は、主回路210に十分な電力を供給できるように構成されている。また、主電源取得部212は主電源200の電力供給を受けて動作するので、主電源200のオフと共に動作を停止することとなる。
ネットワーク電源取得部214は、ネットワーク配線140を通じてネットワーク電源110aから24Vのネットワーク電力を取得し、スレーブコントローラ120内で利用できるように、レギュレータ214aを通じて5Vの電力を生成する。また、ネットワーク電源取得部214はネットワーク電源110aの電力供給を受けて動作するので、その動作に費やす電力もネットワーク電力から消費されることとなる。
また、ネットワーク電源取得部214は、ネットワーク電力が所定の電圧未満であるときのレギュレータ214aの動作を防止するヒステリシス回路214bも備えている。上記レギュレータ214aは、24Vの電力から5Vの電力を生成しているが、入力電圧には許容範囲が設けられており、例えば、入力電圧が7V程度まで降下したとしても正常に5Vを維持できる。しかし、ネットワーク電源110aの投入時やネットワーク電源110aの遮断時等、ネットワーク電源110aの電圧が低い場合、レギュレータ214a後に要する電力が等しいと、その分、ネットワーク電源取得部214に流れる電流が大きくなり、ネットワーク配線140に流れる総電流も増大してしまう。ここでは、ヒステリシス回路214bによってネットワーク電源110aの電圧が低い間はレギュレータ214aを動作しないこととする。
具体的に、ヒステリシス回路214bでは、ネットワーク電力の電圧が所定の第1電圧(ここでは19V)以上となった場合にレギュレータ214aを動作させるとし、また、ネットワーク電源110aが、第1電圧と異なる所定の第2電圧(ここでは13V)未満になるとレギュレータ214aを停止(切断)する。したがって、ネットワーク電力が、一旦19Vを超すと、再び19V未満になっても直ちにレギュレータ214aが停止されず、同様に、ネットワーク電力が、一旦13V未満となると、再び13V以上となっても直ちにレギュレータ214aが動作されるわけではない(ヒステリシス特性)。こうすることで、ネットワーク電源110aの投入時における突入電流によって、プログラマブルコントロールシステム100が不安定になる等の不具合を回避することが可能となる。ただし、ヒステリシス回路214bに関する上記各電圧は、ネットワーク電源110aの電圧やレギュレータ214aの特性に応じて任意に設定されるのは言うまでもない。
電力集約部216は、主電源取得部212およびネットワーク電源取得部214に接続され、いずれかの5Vの電力を、レギュレータ216aを通じて3.3Vの電力に変換し、ネットワークインターフェース部218に供給する。
上述したように、ネットワークインターフェース部218は電力供給を維持しなければならない。したがって、主電源取得部212およびネットワーク電源取得部214の両方から並行して電力の供給を受け得るように構成されている。そして、電力集約部216は、主電源200が投入されている間は、電力に余裕がある主電源200側の主電源取得部212から主電力をネットワークインターフェース部218に供給し、主電源200がオフ状態(自発的、不具合時を含む。)にある間、ネットワーク電源110a側のネットワーク電源取得部214からネットワーク電力をネットワークインターフェース部218に供給する。
具体的に、電力集約部216の、主電源取得部212およびネットワーク電源取得部214側には、整流のための2つのダイオード216b、216cが設けられ、ワイアードORによって接続されている。このとき、主電源取得部212およびネットワーク電源取得部214から出力される電力の電圧は5V前後であるが、主電源取得部212の主電力の電圧をネットワーク電源取得部214のネットワーク電力の電圧より大きくなるように構成する。こうすることで、積極的な切換装置を準備しなくても、電力集約部216は、主電源200が投入されている間、電圧が高い主電源200側の主電源取得部212から優先して電力(主電力)を供給し、主電源200がオフ状態にある間、電圧が有効な、ネットワーク電源110a側のネットワーク電源取得部214から電力(ネットワーク電力)を供給することができる。
ネットワークインターフェース部218は、隣接するスレーブコントローラ120のネットワークインターフェース部218との間でネットワーク配線140を通じてデイジーチェーン接続され、上流のスレーブコントローラ120からの制御指令を受信すると共に、その制御指令を下流のスレーブコントローラ120に送信する。また、ネットワークインターフェース部218は、電力集約部216を通じて主電源取得部212およびネットワーク電源取得部214に接続され、主電源200が投入されている間、少なくとも主電源200側の主電源取得部212から主電力の供給を受け、主電源200がオフ状態にある場合、ネットワーク電源110a側のネットワーク電源取得部214からネットワーク電力の供給を受ける。したがって、ネットワークインターフェース部218は常に動作可能な状態を維持できるので、プログラマブルコントロールシステム100の安全性を確保することが可能となる。
主電源検出部220は、主電源取得部212のレギュレータ212a処理後の電圧(5V)を測定し、その測定値が所定の閾値(例えば、4.25V)以上であるか否か、すなわち、主電源取得部212が主電源200の電力の供給を受けているか否かを検出し、ネットワーク電源取得部214に伝達する。また、主電源検出部220は主電源200の電力供給を受けて動作する。
例えば、主電源検出部220として、電圧検出ICを採用し、その検出結果の出力端を5Vにプルアップすることで、主電源取得部212のレギュレータ212a処理後の電圧が所定の閾値(ここでは4.25V)以上のときに、0Vを出力し、所定の閾値未満になると、5V、または、主電源200からの電力供給切断によるオープン状態(プルアップしているのでいずれにしても5Vとなる。)に移行する。ここでは、主電源検出部220がレギュレータ212a処理後の電圧を検出することで、間接的に主電源200の電圧を検出しているが、かかる場合に限らず、例えば、レギュレータ212a処理前の24Vを監視することで、主電源200の電圧を直接検出し、電圧が19V以上であるか否かを検出するとしてもよい。こうして、主電源取得部212における電圧降下を検出することができ、主電源200が完全に切断される前に、主電源200が直ぐに切断されることを把握することが可能となる。
ネットワーク電源制御部222は、主電源検出部220を通じて主電源200の状態を監視し、主電源検出部220による電圧降下を検出すると、主電源200が直ぐに切断される可能性があると判定して、ネットワーク電源制御部222をオンする。
具体的に、ネットワーク電源制御部222は、リレー、トランジスタスイッチ回路、アナログスイッチIC等で構成され、ネットワーク電源取得部214のネットワーク電源110aの入口側に配される。したがって、主電源200が投入されている定常時は、ネットワーク電源取得部214を停止し、主電源検出部220が主電源取得部212における電圧降下を検出すると、すなわち、5V、または、主電源200からの電力供給切断によるオープン状態に移行すると、リレーをオンし(B接点)、ネットワーク電源110aとヒステリシス回路214bおよびレギュレータ214aとを接続する。こうして、ネットワーク電源取得部214自体に電源が投入され、動作を開始すると共に、ネットワークインターフェース部218にレギュレータ214aを通じたネットワーク電力が供給されることとなる。
ここでは、主電源検出部220によって、主電源200が完全に切断する前に、ネットワーク電源制御部222によってネットワーク電力の電力供給を開始し、ネットワークインターフェース部218への電力の供給が欠落しないようにしているが、電力の切り換えに時間を要するようであれば、電解コンデンサ252等をネットワーク電源取得部214の後段に接続して電力補償を行ってもよい。
以上説明した、スレーブコントローラ120を含むプログラマブルコントロールシステム100によると、定常時は主電源200側の主電源取得部212から電力の供給を受け、主電源200がオフ状態になったとしても、ネットワーク電源110a側のネットワーク電源取得部214から電力の供給を受け、ネットワークインターフェース部218は動作可能な状態を維持できるので、プログラマブルコントロールシステムの安全性を確保することができる。また、主電源200が投入されている間、ネットワーク電源取得部214を切断して、ネットワークインターフェース部218への電力供給およびネットワーク電源取得部214の電力消費を回避することで、省電力化を図ることが可能となる。
また、ネットワーク電源取得部214での発熱も抑制できるので、スレーブコントローラ120の温度上昇を防止することが可能となる。
さらに、ネットワーク電源110aからの電力消費を抑制できるので、スレーブコントローラ120のさらなる増設も可能となり、増設に応じてネットワーク配線140の線径を太くしたり、ネットワーク配線140自体を変更したりする必要もない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、被制御機器に対する制御処理をプログラミング可能なプログラマブルコントローラに利用することができる。
100 …プログラマブルコントロールシステム
110 …マスタコントローラ(プログラマブルコントローラ)
110a …ネットワーク電源
120 …スレーブコントローラ(プログラマブルコントローラ)
130 …被制御機器
140 …ネットワーク配線
200 …主電源
210 …主回路
212 …主電源取得部
214 …ネットワーク電源取得部
216 …電力集約部
218 …ネットワークインターフェース部
220 …主電源検出部
222 …ネットワーク電源制御部

Claims (3)

  1. ネットワーク電源からネットワーク電力を取得し、当該プログラマブルコントローラで利用できるように変換するネットワーク電源取得部と、
    前記ネットワーク電源取得部からのネットワーク電力、および、主電源からの主電力のいずれか一方または双方の電力供給を受け、デイジーチェーン接続を通じて、別体のプログラマブルコントローラから制御指令を受信すると共に、他のプログラマブルコントローラに該制御指令を送信するネットワークインターフェース部と、
    前記主電源の電圧を検出する主電源検出部と、
    前記主電源検出部の検出結果に応じ、前記主電源の電圧が所定の閾値以上であれば、前記ネットワーク電源取得部を停止し、該主電源の電圧が所定の閾値未満であれば、該ネットワーク電源取得部を動作させ、前記ネットワーク電力を前記ネットワークインターフェース部に供給させるネットワーク電源制御部と、
    を備えることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. ネットワーク電源取得部は、出力電圧を安定化させるレギュレータを含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
  3. ネットワーク電源取得部は、前記ネットワーク電力が所定の電圧未満であるときの前記レギュレータの動作を防止するヒステリシス回路を含むことを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルコントローラ。
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