以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例1〕
図1は、画像処理システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施例の画像処理システム100は、画像処理装置200と情報処理装置300とがネットワーク400を介してデータ通信可能に接続されて構成されている。
本実施例の画像処理装置200では、RSS(Rich Site Summary/Resource Description Framework Site Summary)形式のデータ(以下、RSSデータ)を作成し、情報処理装置300に対してRSSデータのプッシュ型配信を行う。プッシュ型配信とは、ユーザからの要求に因らず、サーバが情報を自動的に配信することを示す。本実施例では、ユーザは情報処理装置300に対応し、サーバは画像処理装置200に対応する。また本実施例のRSSデータは、プッシュ型配信により配信されるプッシュ型配信情報である。
図2は、画像処理装置のハードウェア構成図である。画像処理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されているスキャン装置21、プロッタ装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26、インターフェース装置27、操作パネル28で構成される。
スキャン装置21はスキャナ、スキャナエンジン、エンジン制御部等で構成され、原稿をスキャンして文書データとするために用いられる。プロッタ装置22はプロッタ、プロッタエンジン、エンジン制御部等で構成され、文書データを印刷するために用いられる。操作パネル28は、表示機能を有するタッチパネル等で実現され、画像処理装置200を操作するための操作画面が表示される。また操作パネル28は、画像処理装置200による処理の進捗の案内画面等が表示される。
インターフェース装置27は、モデム、LANカードなどで構成されており、ネットワーク400に接続する為に用いられる。
本発明の画像処理プログラムは、画像処理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。画像処理プログラムは例えば記録媒体29の配布やネットワーク400からのダウンロードなどによって提供される。画像処理プログラムを記録した記録媒体29は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、画像処理プログラムを記録した記録媒体29がドライブ装置23にセットされると、画像処理プログラムは記録媒体29からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワーク400からダウンロードされた画像処理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた画像処理プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から画像処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された画像処理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は、情報処理装置のハードウェア構成図である。情報処理装置300は、例えば一般のコンピュータ等である。情報処理装置300は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31、出力装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36およびインターフェース装置37で構成される。
入力装置31はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。出力装置32はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置37は、モデム,LANカードなどで構成されており、ネットワーク400に接続する為に用いられる。
補助記憶装置34には、情報処理装置300を制御する各種プログラムの少なくとも一部である情報処理プログラムが格納されている。情報処理プログラムは例えば記録媒体38の配布やネットワーク400からのダウンロードなどによって提供される。情報処理プログラムを記録した記録媒体38は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、情報処理プログラムを記録した記録媒体38がドライブ装置33にセットされると、情報処理プログラムは記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワーク400からダウンロードされた情報処理プログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、インストールされた情報処理プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34から情報処理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された情報処理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図4は、画像処理システムを構成する各装置の機能構成を説明する図である。本実施例の画像処理装置200は、登録処理部210、検索表示部220、RSSデータ処理部230、Httpd(HyperText Transfer Protocol Daemon)240、アドレス帳記憶部250を有する。情報処理装置300は、RSSリーダ310を有する。
画像処理装置200の登録処理部210は、文書入力部211、領域抽出部212、テキスト抽出部213、登録部214、格納部215からなる。
文書入力部211は、画像処理装置200に文書データを入力する手段であり、例えば文書の画像を読み取るスキャン装置21である。また文書入力部211は、デジタルカメラで撮像された画像データや通信路を経由してきた画像データを画像処理装置200へ入力しても良い。
領域抽出部212は、文書入力部211により入力された文書データから、画像を含む画像領域と文字列(テキスト)を含む文字領域とをそれぞれ部分画像データとして自動抽出する。尚本実施例の文書データは、例えば図、表を含む画像及び文字列が混在するものである。
テキスト抽出部213は、文書入力部211により入力された文書データの文書構造を解析し、領域抽出部212によって抽出した文字領域の部分画像データに含まれるテキストをテキストデータとして抽出する。また本実施例のテキスト抽出部213は、ページ情報を作成する。本実施例のページ情報は、文書データ、部分画像データ、テキストデータが格納された場所を示す情報であり、例えば上記各データが格納される画像処理装置200を特定する情報や、上記各データが格納される格納部215を特定する情報等が含まれる。
登録部214は、文書データと、画像領域及び文字領域の部分画像データと、テキストデータと、ページ情報とを関連付けて格納部215に格納する。また登録部214は、文書データのメタデータを設定するメタデータ設定部216を有する。文書データのメタデータとは、文書データに付随したデータであり、文書データの構造を示す構造情報に相当する。
登録部214は、メタデータ設定部216により、格納部215へ格納する文書データのメタデータを設定して格納部215へ登録する。以下の本実施例の説明では、登録部214により格納部215へ格納されるデータを登録データと呼ぶ。また登録部214は、格納部215への登録データの登録が完了すると、RSSデータ処理部230へ新たな登録データが格納されたことを通知する。
格納部215は、登録部214により登録された登録データを格納して記憶し、検索表示部220又はRSSデータ処理部230からの検索依頼に基づいて格納されている登録データを出力する。本実施例の格納部215は、例えば画像処理装置200の補助記憶装置24内に設けられていても良い。また格納部215は、ネットワーク400を介して接続される文書登録サーバの記憶装置であってもよい。
検索表示部220は、要求制御部221、検索部222、表示情報生成部223を有する。検索表示部220には、操作パネル28の操作等により各種の操作情報が入力される。各種の操作情報には、格納部215に格納された登録データの検索要求も含まれる。
また検索表示部220は、操作パネル28に格納部215から検索されたデータを表示させ、操作パネル28をディスプレイとして機能させる。格納部215から検索されたデータは、登録データに含まれるデータである。
要求制御部221は、操作パネル28からの操作情報に基づいて、検索部223への検索要求を含む各種の要求を送る。また要求制御部221は、検索部222から送られるデータを表示情報生成部223へ送る。
検索部222は、格納部215において要求制御部221からの要求に基づくデータを検索し、検索結果であるデータを要求制御部221へ送る。
表示情報生成部223は、要求制御部221から送られたデータを操作パネル28に表示させるための表示情報を生成する。
RSSデータ処理部230は、RSSデータ作成部231、RSSデータ保管領域部232、RSSデータ制御部233、セキュリティキーワード保管領域制御部234を有する。
RSSデータ作成部231は、格納部215に格納された登録データを参照し、RSSデータを作成する。RSSデータは、後述する配信処理により、プッシュ型配信により情報処理装置300へ配信される。また本実施例のRSSデータ作成部231は、更新処理部235、削除処理部236を有する。更新処理部235は、登録データの更新を知らせるRSSデータを作成する。削除処理部236は、登録データが削除されたことを知らせるRSSデータを作成する。
RSSデータ保管領域部232は、RSSデータ作成部231によって作成されたRSSデータを保管する。
RSSデータ制御部233は、Httpd240との間で行われるRSSデータのプッシュ型配信の制御を司る。セキュリティキーワード保管領域制御部234は、セキュリティキーワードの一覧を記憶して保管する。
本実施例のHttpd240は、画像処理装置200と情報処理装置300の有するRSSリーダ310との間の通信を制御する。アドレス帳記憶部250は、アドレス情報を記憶する。アドレス情報とは、画像処理システム100の管理者や利用者等により予め登録された情報である。
本実施例の情報処理装置300は、RSSリーダ310を有する。RSSリーダ310は、ネットワーク400を介してRSSデータを読むための処理を実行する。RSSリーダ310は、画像処理装置200に定期的にアクセスし、画像処理装置200で作成されたRSSデータを一定時間毎に自動的にダウンロードする機能を有する。またRSSリーダ310は、RSSデータに更新があると記事へのリンクを表示してユーザに知らせることかできる。
尚本実施例の画像処理システム100は、画像処理装置200と情報処理装置300とから構成されるものとしたが、これに限定されない、画像処理システム100は、例えば登録処理部210、検索表示部220、RSSデータ処理部230、Httpd240、アドレス帳記憶部250から構成されるシステムであっても良い。その場合、RSSリーダ310は、画像処理システム100の外部に存在する装置となる。また画像処理装置200と接続される情報処理装置は複数であっても良い。
次に、図5を参照して本実施例の画像処理装置200の動作を説明する。図5は、画像処理装置の動作を示すシーケンス図である。
本実施例の画像処理装置200において、文書入力部211が文書データを入力する(ステップS501)。文書データが入力されると、文書入力部211は、領域抽出部212に文書データのデータ抽出を要求する(ステップS502)。領域抽出部212は、データ抽出の要求を受けて、文書データから画像領域及び文字領域の部分画像データを抽出する(ステップS503)。次に領域抽出部212は、テキスト抽出部213に文書データのテキスト抽出を要求する(ステップS504)。
テキスト抽出部213は、文字領域の部分画像データからテキストデータを抽出すると共にページ情報を作成する(ステップS505)。次にテキスト抽出部213は、登録部214にデータの登録を要求する(ステップS506)。登録部214は、登録の要求を受けると、文書データ、部分画像データ、テキストデータ、メタデータ、ページ情報を対応付け、登録データとして格納部215に登録する(ステップS507)。また登録部214は、RSSデータ作成部231へ新たな登録データが格納されることを示すデータ追加情報を通知する(ステップS508)。
次にRSSデータ作成部231は、格納部215に問い合わせてRSSデータを作成
するための登録データ取得を要求する(ステップS509)。格納部215は、データ取得の要求を受けると、この要求に応答してRSSデータ作成部231にRSSデータを作成するための登録データを送る(ステップS510)。
RSSデータ作成部231は、格納部215から送られた登録データを受け取るとRSSデータを作成する(ステップS511)。そしてRSSデータ作成部231は、作成したRSSデータをRSSデータ保管領域部232に登録する(ステップS512)。尚RSSデータ作成部231の処理の詳細は後述する。
次に、図6乃至図8を参照して、登録データについて説明する。図6乃至図8に示すデータは、図5のステップS501からステップS507までの処理によって格納部215に格納されるデータであり、登録データを構成するデータである。本実施例の登録データは、例えば図6に示すデータA、図7に示すデータB、図8に示すデータCが対応付けられたデータである。
図6は、格納部に格納された文書データとメタデータとを説明する図である。本実施例の格納部215には、文書入力部211により入力された文書データ40と、文書データ40のメタデータ41とが対応付けられたデータAとして格納されている。
本実施例の文書データ40は、ステップS501において文書入力部211により入力されたデータである。本実施例の文書データ40は、図6に示すように、例えば複数ページの原稿の文書データが含まれても良い。本実施例の文書データ40は、例えば1回のスキャン操作指示によりスキャン装置21が読み取った原稿のデータを1つの文書データ40としても良い。例えば1回のスキャン操作指示で4枚の原稿がスキャンされた場合には、4ページ分のデータが1つの文書データ40となる。
メタデータ41は、文書データ40に付随したデータである。メタデータ41は、例えば文書データ40の文書IDや文書データ40の保管場所を示す情報(以下、保管場所情報)、文書データ40のページ数等が含まれる。メタデータ41は、例えばステップS507において登録部214が文書データ40を格納部215へ格納する際に、メタデータ設定部216により設定されても良い。
尚図6に示すメタデータ41の項目は、文書ID、文書データ40の保管場所、文書データ40のページ数となっているが、これに限定されない。メタデータ41には、例えば文書データのタイトル、文書データの作成者、文書データが入力された日時等が含まれていても良い。
図7は、文書データのページ毎のデータとページ毎のメタデータとを説明する図である。
本実施例の格納部215には、データAと対応付けられたデータBが格納されている。データBは、文書データ40に含まれるページ毎のページ毎文書データ42と、ページ毎のページ毎メタデータ43とにより構成される。
本実施例では、文書データ40は4ページ分の文書データが含まれる。よってページ文書データ42は、1ページ目の文書データ421、2ページ目の文書データ422、3ページ目の文書データ423、4ページ目の文書データ424を有する。またページ毎メタデータ43は、文書データ421のメタデータ431、文書データ422のメタデータ432、文書データ423のメタデータ433、文書データ424のメタデータ434を有する。
本実施例のデータBは、図5のステップS503における領域抽出部212の処理により生成される。よってデータBに含まれるページ毎文書データ42は、画像領域及び文字領域の部分画像データが特定されている。またページ毎メタデータ43には、画像領域及び文字領域の座標を示す座標情報、部分画像データに関する部分画像情報が含まれる。部分画像情報は、部分画像データを特定する部分画像IDと部分画像データの保管場所情報とが対応付けられた情報である。
例えば図7の文書データ421では、部分画像データS1、S2、S3が特定されている。また文書データ421のメタデータ431には、部分画像データS1を特定する部分画像ID001と部分画像データS1の保管場所情報とが含まれる。部分画像データS2、S3についても同様である。
図8は、部分画像データと部分画像メタデータとを説明する図である。
本実施例の格納部215には、データBと対応付けられたデータCが格納されている。データCは、ページ毎文書データ42の各ページの文書データから抽出されたページ毎部分画像データ44と、ページ毎部分画像データ44に対応したページ毎部分画像メタデータ45とにより構成される。データCは、図5のステップS505においてテキスト抽出部213による処理が終了した後に生成される。
ページ毎部分画像メタデータ45には、ページ毎部分画像データ44の画像のタイプを示す情報(以下、画像タイプ情報)が含まれる。画像のタイプとは、例えばテキスト、画像、表、図等がある。本実施例では、文字領域として認識された部分画像データの画像タイプ情報は「テキスト」であり、画像領域として認識された部分画像データの画像タイプ情報は、「画像」、「表」、「図」の何れか該当するタイプとなる。
画像タイプ情報がテキストである場合は、部分画像データから抽出されたテキストデータがページ毎部分画像メタデータ45に含まれる。尚本実施例では、画像タイプ情報がテキストでない場合も、部分画像データにテキストが含まれる場合はテキストデータが抽出される。抽出されたテキストデータは、ページ毎部分画像メタデータ45に含まれる。
図8では、文書データ421から抽出されたページ毎部分画像データ44に含まれる部分画像データS1、S2、S3と、ページ毎部分画像メタデータ45に含まれる部分画像メタデータ451、452、453とを示す。
部分画像メタデータ451は、部分画像データS1のメタデータである。部分画像メタデータ452は、部分画像データS2のメタデータである。部分画像メタデータ453は、部分画像データS3のメタデータである。
部分画像メタデータ451には、部分画像データS1の画像タイプ情報T1が含まれている。画像タイプ情報T1は、部分画像データS1の画像のタイプがテキストであることを示している。よって部分画像メタデータ451には、部分画像データS1内のテキストデータT2も含まれる。
部分画像メタデータ452には、部分画像データS2の画像のタイプが「表」であることが示されている。また部分画像メタデータ452には、部分画像データS2に含まれるテキストである表のタイトルがテキストデータとして含まれている。
部分画像メタデータ453には、部分画像データS3の画像のタイプが「図」であることが示されている、また部分画像メタデータ453には、部分画像データS3に含まれるテキストである図のタイトルと、リンク先を示すハイパーリンクとが含まれている。
以上に説明したように、本実施例の登録データは、データA、データB、テータCとが対応付けられたデータである。データAは、文書データ40と文書データ40に対応したメタデータ41とを有する。データBは、文書データ40に含まれるページ毎文書データ42と、ページ毎文書データ42に対応したページ毎メタデータ43とを有する。データCは、各ページ内で認識されたページ毎部分画像データ44と、ページ毎部分画像データ44に対応したページ毎部分画像メタデータ45とを有する。
以下に、図9及び図10を参照して、本実施例の登録データの例について説明する。図9は登録データを示す第一の図であり、図10は登録データを示す第二の図である。
図9は、登録データ90に含まれる文書データ91と、文書データ91と対応したメタデータ92とを示している。
図10は、登録データ90に含まれ、文書データ91とメタデータ92とに対応付けられたページ毎部分画像データ93、ページ毎部分画像メタデータ94とを示している。ページ毎部分画像データ93には、部分画像データ931、932が含まれる。ページ毎部分画像メタデータ94には、部分画像メタデータ941、942が含まれる。部分画像メタデータ941は部分画像データ931のメタデータであり、部分画像メタデータ942は部分画像データ932のメタデータである。
次に、本実施例のRSSデータ作成部231によるRSSデータの作成について説明する。本実施例のRSSデータ作成部231は、以下の図11乃至図14に示す処理により、RSSデータを作成する。
図11は、RSSデータ作成部におけるテキストデータの抽出処理を示すフローチャート図である。図11では、画像タイプ情報がテキストである部分画像データから抽出したテキストデータを、記事本文(RSSデータ型の<item>要素の子要素である<description>)の値に設定する処理を説明する。尚図11では、登録データ90に対してテキストデータの抽出処理を行った場合を説明する。
RSSデータ作成部231は、文書データ91のメタデータ92の部分画像情報を確認する(ステップS1101)。具体的にはRSSデータ作成部231は、格納部215に保存されているメタデータ92を参照し、文書データ91に含まれる部分画像データの数と部分画像データの保管場所を確認する。
次にRSSデータ作成部231は、文書データ91のページ毎部分画像メタデータ94を確認する(ステップS1102)。RSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94から、部分画像データの画像タイプ情報がテキストかテキスト以外かを判断する(ステップS1103)。具体的にはRSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94に含まれる部分画像メタデータ941、942の画像タイプ情報を確認し、画像タイプ情報がテキストである部分画像データを検索する。
ステップS1103において画像タイプ情報がテキスト以外である場合、RSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94に含まれる全ての部分画像メタデータ941、942を調べたか否かを判断する(ステップS1104)。ステップS1104において全ての部分画像メタデータを調べていなければ、RSSデータ作成部231は、ステップS1102へ戻って上述の処理を繰り返す。ステップS1104において全ての部分画像メタデータを調べたら、RSSデータ作成部231は処理を終了する。
ステップS1103において画像タイプ情報がテキストである場合、RSSデータ作成部231は、部分画像メタデータからテキストデータを取得する(ステップS1105)。文書データ90では、部分画像メタデータ942の画像タイプ情報がテキストであるから、RSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ942からテキストデータを取得する。
そしてRSSデータ作成部231は、取得したテキストデータを<item>要素の子要素<description>の値に設定し(ステップS1106)、ステップS1104へ進む。
RSSデータ作成部231は、このようにして、画像タイプ情報がテキストである部分画像データを検知した場合には、部分画像メタデータのテキストデータを取得し、RSSデータ型の<item>要素内の子要素<description>に設定する。
次に、図12を参照しRSSデータ作成部231における画像データの保管場所の設定を説明する。図12は、RSSデータ作成部における画像データの保管場所の設定処理を説明するフローチャートである。
図12では、画像タイプ情報が表又は図である部分画像データの保管場所を、メディアオブジェクト(RSSデータ型の<item>要素の子要素である<enclosure>)に設定する処理を説明する。尚図12では、登録データ90に対して画像データの保管場所の設定処理を行った場合を説明する。
図12のステップS1201とステップS1202の処理は、図11のステップS1101とステップS1102の処理と同様であるから説明を省略する。
RSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94から、部分画像データの画像タイプ情報が画像又は表か画像と表以外かを判断する(ステップS1203)。具体的にはRSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94に含まれる各部分画像の画像タイプ情報を確認し、画像タイプ情報が画像又は表である部分画像データを検索する。
ステップS1203において画像タイプ情報が画像と表以外である場合、RSSデータ作成部231は、ページ毎部分画像メタデータ94に含まれる全ての部分画像メタデータを調べたか否かを判断する(ステップS1204)。ステップS1204において全ての部分画像メタデータを調べていなければ、RSSデータ作成部231は、ステップS1202へ戻って上述の処理を繰り返す。ステップS1204において全ての部分画像メタデータを調べたら、RSSデータ作成部231は処理を終了する。
ステップS1203において画像タイプ情報が画像と表である場合、RSSデータ作成部231は、部分画像メタデータから保管場所情報を取得する(ステップS1205)。そしてRSSデータ作成部231は、保管場所情報を<item>要素の子要素である<enclosure>のURL(Uniform Resource Locator)属性の値に設定し(ステップS1206)、ステップS1204へ進む。
RSSデータ作成部231は、このようにして、画像タイプが画像又は表である部分画像データを検知した場合には、部分画像メタデータの保管場所情報よりデータを取得し、RSSデータ型の<item>要素の子要素である<enclosure>のURL属性の値に設定する。
次に、図13を参照してRSSデータ作成部231におけるURLの抽出処理を説明する。図13は、RSSデータ作成部におけるURLの抽出処理を説明するフローチャートである。
図13では、メタデータの所属情報の保管場所を、記事のURL(RSSデータ型の<item>タグの子要素である<link>)に指定する処理を説明する。尚図13では、登録データ90に対してURLの抽出処理を行った場合を説明する。
RSSデータ作成部231は、文書データ91のメタデータ92から文書データ90の所属情報を取得する(ステップS1301)。文書データ90の所属情報とは、文書データ90の保管場所を示す保管場所情報である。
次にRSSデータ作成部231は、文書データ90の保管場所情報をURLとしてRSSデータ型の<item>要素の子要素である<link>の値に設定し(ステップS1302)、処理を終了する。
また本実施例のRSSデータ作成部231は、画像処理装置200にユーザ認証機能が設けられている場合、RSSデータにユーザ名を入れることができる。
例えば本実施例の画像処理装置200において、文書データの入力を行う際にユーザ情報が入力されてユーザ認証が行われた場合、ユーザ情報は文書入力部211から格納部215まで引き継がれる。そしてユーザ情報は、例えば登録データのメタデータに含まれて、格納部215へ登録される。尚ユーザ情報とは、例えばユーザID等である。
例えば登録データ90の場合、メタデータ92の[実施者]の項目に、ユーザIDとして「DocumentCriperUserA」が保存される。同様にして、各部分画像メタデータ941、942にもユーザIDが保存される。
次に、図14を参照してRSSデータ作成部231におけるイーメール(Email)アドレスを設定する処理を説明する。図14は、RSSデータ作成部におけるイーメールアドレスを設定する処理を説明するフローチャートである。
RSSデータ作成部231は、メタデータ92の実施者を示す情報(以下、実施者情報)を取得する(ステップS1401)。具体的にはRSSデータ作成部231は、格納部215のメタデータ92中の[実施者]に記述されているユーザIDを取得する。
次にRSSデータ作成部231は、アドレス帳から実施者情報に対応するイーメールメールアドレスを取得する(ステップS1402)。具体的にはRSSデータ作成部231は、アドレス帳記憶部250にアクセスし、アドレス帳記憶部250に格納されたアドレス帳からユーザIDを指定して、そのユーザIDに対応するイーメールアドレスを取得する。
次にRSSデータ作成部231は、イーメールアドレスをRSSデータ型の<managingEditoe>要素の値に設定し(ステップS1403)、処理を終了する。
以下に、RSSデータ作成部231が登録データ90に対して図11乃至図14で説明した処理を実行した結果、作成されたRSSデータの例を説明する。
図15は、RSSデータの一例を説明する図である。
図15は、登録データ90から作成されたRSSデータ150を示している。RSSデータ150は、RSSデータ保管領域部232に保管されている。
RSSデータ150では、図11で説明した処理で抽出されたテキストデータ151、図12で説明した処理で設定された部分画像データの保管場所を示すURL152、図13で説明した処理で設定された文書データ90の保管場所情報153、文書データ90を入力したユーザのユーザID154、図14で説明した処理で設定されたイーメールアドレス155が含まれる。
本実施例において、文書入力部211から新たな文書データが入力されると、RSSデータ作成部231はその度に図11乃至図14で説明した処理を実行し、RSSデータを作成する。作成されたRSSデータは、<item>要素として追加される。
図15に示すRSSデータ150に新たにRSSデータが追加される場合には、図15中の矢印156に示す位置に、新たな<item>要素が挿入されてRSSデータが追加される。
図16は、新たに追加されるRSSデータの例を示す図である。
図16に示すRSSデータ160は、図15の矢印156の箇所である</item>の行と</channel>の行との間に追加される。RSSデータ160は、<item>タグと</item>タグとで挟んだデータである。
本実施例では、以上のようにして新たに入力された文書データから作成したRSSデータを追加することができる。
次に、図17を参照して画像処理システム100におけるRSSデータの配信処理を説明する。図17は、画像処理システムにおけるRSSデータの配信処理を説明するシーケンス図である。
画像処理システム100において、情報処理装置300側のRSSリーダ310は、Httpd240へRSSリクエストを送信する(ステップS1701)。Httpd240は、RSSリクエストを受けると、RSSデータ処理部230のRSSデータ制御部233へRSSデータ取得要求を送る(ステップS1702)。RSSデータ制御部233は、RSSデータ取得要求を受けると、RSSデータ保管領域部232にRSSデータ取得要求を送る(ステップS1703)。
RSSデータ保管領域部232は、RSSデータ制御部233に要求されたRSSデー
タをRSSデータ制御部233へ送信する(ステップS1704)。RSSデータ制御部233は、RSSデータ保管領域部232から受信したRSSデータをHttpd240へ送信する(ステップS1705)。Httpd240は、RSSデータ制御部233から受信したRSSデータをRSSリーダ310へ送信する(ステップS1706)。
本実施例では、以上のようにしてRSSリーダ310を使ったRSSデータのプッシュ型配信を実現する。
図18乃至図20は、RSSリーダで読み取ったRSSデータの一例を示している。
図18は、テキストデータと表及び画像等の部分画像データデータとからなるRSSデータを読み取って認識したときの一例を示す図である。図19は、テキストデータのRSSデータを読み取って認識したときの一例を示す図である。図20は、表及び画像等の部分画像データのRSSデータを読み取って認識したときの一例を示す図である。
次に、本実施例の画像処理装置200において登録データの変更要求を受けた場合の処理について説明する。始めに、画像処理装置200が受け付けた変更要求が、格納部215に格納された登録データに含まれる部分画像データの更新要求であった場合について説明する。
図21は、部分画像データの更新処理を説明するシーケンス図である。本実施例では、例えば文書データの元となる原稿が修正された後に再度スキャンされて文書データとされた場合等に、修正箇所を含む部分画像データが更新される。本実施例では修正箇所を含む部分画像データに基づき、更新があったことを示すRSSデータ(以下、更新RSSデータ)を作成することができる。
本実施例の画像処理装置200において、例えば操作パネル28が部分画像データの更新指示を受けると、操作パネル28は、要求制御部221へ部分画像データの更新要求を送る(ステップS2101)。
操作パネル28から更新指示を受けた場合とは、修正後の原稿がスキャンされた後に格納部215に格納された登録データの更新処理の操作がされた場合等である。
要求制御部221は、更新要求を受けると、検索部223へ受け取った部分画像データの更新要求を送る(ステップS2102)。また要求制御部221は、RSSデータ作成部231へ更新要求通知を送る(ステップS2103)。
検索部223は、格納部215を検索し、対応する登録データと更新された部分画像データとを付けて格納する(ステップS2104)。
RSSデータ作成部231は、要求制御部221から更新要求通知を受けると、格納部215に更新された部分画像データのデータ取得要求を送る(ステップS2105)。尚更新要求通知には、更新要求情報が含まれる。更新要求情報とは、例えば更新前の部分画像データを特定する情報と、更新後の部分画像データを特定する情報とを含む情報等である。
格納部215は、データ取得要求を受けて、RSSデータ作成部231へ要求されたデータを送る(ステップS2106)。
RSSデータ作成部231は、格納部215から取得した部分画像データと、更新要求通知に含まれる更新要求情報とに基づき、指示された更新要求通りに部分画像データを更新し、更新されたことを示すRSSデータ(以下、更新RSSデータ)を作成する(ステップS2107)。そしてRSSデータ作成部231は、RSSデータ保管領域部232に更新RSSデータを登録して保管する(ステップS2108)。
以下に、図9に示した文書データ91のメタデータ92中の部分画像ID「0001」を部分画像ID「0001New」に更新する場合のRSSデータ作成部231の処理を説明する。
図22は、図15に示したRSSデータの更新RSSデータを示す図である。
操作パネル28から更新内容を受け取ったRSSデータ作成部231は、まず、更新対象である文書データ91に関するRSSデータを従来どおりに作成する。RSSデータ作成部231は、その後要求制御部221が受け取った更新要求を確認する。以下には、更新要求が部分画像データの更新であった場合を説明する。
RSSデータ作成部231が更新要求を確認すると、更新処理部235は、図22に示す更新RSSデータ161の<item>要素の子要素である<title>要素の値に[更新]という文字列を追加する。
また、更新処理部235は、要求制御部221から受け取った変更要求情報「画像変更:"/repository/0001.pdf"→"/repository/0001New.pdf"」を、更新RSSデータ161の<item>要素の子要素である<comments>要素の値として記述する。
本実施例では、以上のようにして、格納部215に保存されている登録データが更新された時に、更新内容を示す更新RSSデータ作成を実施する。そして更新RSSデータを配信することで、ユーザに更新内容だけを認識させることができる。
次に、本実施例の画像処理装置200において受け付けた登録データの変更要求が、ページ単位での文書データの削除要求であった場合について説明する。
本実施例では、ページ毎文書データが削除された場合、ページ毎文書データが削除されたことを示す削除RSSデータを作成して配信する。
以下に、図23を参照して文書データの削除処理について説明する。図23は、文書データの削除処理を説明するフローチャートである。図23では、図9に示す文書データ91が削除対象となった場合について説明する。
本実施例の画像処理装置200において、要求制御部221は、文書データの削除指示を受けると削除要求を検索部223へ送り、検索部223は格納部215から削除される文書データ91に対応するメタデータ92を取得する(ステップS2301)。
次にRSSデータ作成部231において、削除処理部236は、文書データ91に対応するRSSデータを作成する際に、<item>要素の子要素である<title>要素の値に、文書データ91が削除されることを示すメッセージを追加する(ステップS2302)。次に削除処理部236は、メタデータ92から文書データ91の保管場所、文書データ91に含まれる部分画像データの部分画像ID等の情報を取得する(ステップS2303)。
削除処理部236は、ステップS2303で取得した情報を<item>要素の子要素である<description>要素の値に設定する(ステップS2304)。次に削除処理部236は、<item>要素の子要素である<link>要素の値に、文書データ91に含まれる部分画像データがリストされた画面のURLを設定し(ステップS2305)、この処理を終了する。
図24は、図23の処理により作成された削除RSSデータの例を示す図である。本実施例では、図24に示す削除RSSデータ162を配信することで、ユーザに削除された文書データを認識させることができる。
RSSデータ162に対してアクセスがあった場合には、情報処理装置300の出力装置(ディスプレイ装置)32に画像処理装置200内部にある画像データすべてを表示するIndexページが表示される。図25は、Indexページの例を示す図である。
本実施例では、Indexページに表示された画像データのうち、削除されたページの文書データに含まれる部分画像データにアクセスし、部分画像データを結合させることで、削除されたページの文書データを復元することができる。例えば文書データ91を復元したい場合、Indexページに表示された部分画像データ931、932を結合させれば、文書データ91を復元することができる。
このように本実施例では、文書データ(親)がページ単位で削除された場合に、保存されている部分画像データ(子)から文書データ(親)を復元することができる。
次に、画像の変更要求の削除要求であり、削除要求が部分画像データの削除要求であった場合の処理について説明する。本実施例では、部分画像データが削除された場合も、削除RSSデータを作成して配信する。
図26は、部分画像データの削除処理を示すフローチャート図である。図26では、文書データ91から部分画像データ931が削除された場合を説明する。
ステップS2601の処理は図23のステップS2301の処理と同様であるから説明を省略する。
次にRSSデータ作成部231において、削除処理部236は、文書データ91に対応するRSSデータを作成する際に、<item>要素の子要素である<title>要素の値に、部分画像データ931が削除されることを示すメッセージを追加する(ステップS2602)。次に削除処理部236は、部分画像メタデータ941から部分画像データ931の保管情報を取得する(ステップS2603)。次に削除処理部236は、部分画像メタデータ941から部分画像データ931の領域を示す座標情報を取得する(ステップS2604)。
そして削除処理部236は、ステップS2603で取得した保管場所情報と、ステップS2604で取得した座標情報とを<item>要素の子要素である<description>要素の値に設定し(ステップS2605)、処理を終了する。
図27は、図26の処理により作成された削除RSSデータの例を示す図である。本実施例では、図27に示す削除RSSデータ163を配信することで、ユーザに部分画像データが削除されたこと認識させることができる。尚本実施例では、削除RSSデータ163の<item>要素の子要素である<Link>要素には、削除された部分画像データが含まれる文書データの保管場所情報が設定されている。よって削除RSSデータ163にアクセスすることで部分画像データが含まれる文書データにアクセスでき、また、座標情報より、削除された部分画像データの位置を認識することができる。
また、削除された部分画像データを復元したい場合には、座標情報を利用して文書データから部分画像データの抽出すれば、部分画像データを復元することができる。
このように本実施例では、部分画像データ(子)を削除された場合に、部分画像データ(子)が含まれる文書データ(親)から部分画像データ(子)を復元することができる。
次に、本実施例の画像処理装置200におけるセキュリティ制御処理について説明する。
本実施例の画像処理装置200では、RSSデータ中のテキストに特定のキーワードが含まれる場合には、このRSSデータを削除することができる。
図28は、画像処理装置におけるセキュリティ制御の処理を示すシーケンス図である。
本実施例のRSSリーダ310は、Httpd240にRSSデータのリクエストを送信する(ステップS2801)。Httpd240は、リクエストを受けて、RSSデータ制御部233へRSSデータ取得要求を送信する(ステップS2802)。RSSデータ制御部233は、RSSデータ保管領域部232へRSSデータ取得要求を送信する(ステップS2803)。
RSSデータ保管領域部232は、RSSデータ制御部233から要求されたRSSデータをRSSデータ制御部233へ送信する(ステップS2804)。
RSSデータ制御部233は、セキュリティキーワード保管領域制御部234へセキュリティキーワード取得要求を送信する(ステップS2805)。セキュリティキーワード保管領域制御部234は、RSSデータ制御部233へセキュリティキーワード一覧を送信する(ステップS2806)。RSSデータ制御部233は、セキュリティキーワード一覧に基づいて制御したRSSデータをHttpd240へ送信する(ステップS2807)。RSSデータ制御部233によるRSSデータの制御の詳細は後述する。Httpd240は、RSSデータ制御部233から受信したRSSデータをRSSリーダ310へ送信する(ステップS2808)。
図29は、RSSデータ制御部によるRSSデータのセキュリティ制御処理を示すフローチャートである。
RSSデータ制御部233は、RSSデータ保管領域部234からRSSデータを取得する(ステップS2901)。次にRSSデータ制御部233は、セキュリティキーワード保管領域制御部234からセキュリティキーワード一覧を取得する(ステップS2902)。
尚本実施例のセキュリティキーワード保管領域制御部234には、予めセキュリティキーワード一覧が格納されている。
RSSデータ制御部233は、ステップS2901で取得したRSSデータの<ite
m>要素内のテキストデータに、セキュリティキーワード一覧に含まれるキーワードが存在するか否かをチェックする(ステップS2903)。RSSデータ制御部233は、テキストデータに含まれるセキュリティキーワード一覧に含まれるキーワードが、RSSデータを配信不可能とするキーワードか否かを判断する(ステップS2904)。
ステップS2904において、RSSデータを配信不可能とするキーワードが含まれる場合、RSSデータ制御部233は、RSSデータから<item>要素のデータを削除する(ステップS2905)。ステップS2904において、RSSデータを配信不可能とするキーワードが含まれない場合、そのままステップ2906へ進む。
RSSデータ制御部233は、セキュリティキーワード一覧に含まれる全キーワードによるチェックを終了したか否かを判断し(ステップS2906)、終了しなければステップS2904以降の処理を繰り返す。ステップS2906において全キーワードによるチェックが終了していた場合、RSSデータ制御部233は、Httpd240を介してRSSリーダ310へレスポンスを返送し(ステップS2907)、処理を終了する。
以上のようにして本実施例のRSSデータ制御部233は、リクエストを受信した場合、RSSデータのセキュリティをチェックする。
以下に、図30及び図31を参照して、図29で説明した処理により制御されたRSSデータについて説明する。
図30は、図29で説明した処理でRSSデータ制御部により削除されたデータの例を示す図である。図31は、図29で説明した処理により作成されたRSSデータの例を示す図である。図30及び図31では、RSSデータを配信不可能とするセキュリティキーワードが「セキュリティホール」であった場合を示す。
図30において、RSSデータ制御部233は、図30に示すRSSデータの<item>要素内のテキストデータに「セキュリティホール」と一致するキーワードがあると判断する。RSSデータ制御部233は、「セキュリティホール」がRSSデータを配信不可能とするキーワードであると判断すると、図30に示す<item>要素内のデータを全て削除する。
図31では、図30に示す<item>要素が削除された状態のRSSデータ165を示す。RSSデータ165では、RSSデータ制御部233による判断の結果、図中の枠166に記述されていた図30に示す<item>要素内が全て削除されている。
本実施例では、以上のようにして、スキャン装置21で読み込んだ画像データから、テキストデータを抽出し、そのテキストデータをセキュリティキーワードと比較チェックしてから、配信を実施することができる。よって本実施例では、画像処理装置200の内部に保存されているデータの中で、セキュリティ上外部に出力しないようにすべき内容のデータの配信を防ぐことができる。
次に、本実施例の画像処理装置200におけるRSSデータの配信に関する設定について説明する。本実施例では、図示しない端末装置等の有するウェブブラウザを用いて画像処理装置200へアクセスし、画像処理装置200におけるRSSデータの配信設定を行うことができる。本実施例の画像処理装置200では、ウェブブラウザからRSSデータの配信設定を受け付けると、RSSデータ制御部233が画像処理装置200とRSSリーダ310との間のRSSデータの配信設定を行う。
以下に図32及び図33を参照して画像処理装置200の設定について説明する。図32は、ウェブブラウザに表示された設定画面の第一の例を示す図であり、図33はウェブブラウザに表示された設定画面の第二の例を示す図である。
図32に示す設定画面60には、RSSデータの配信の基本設定画面へリンクされたリンクボタン61が表示されている。リンクボタン61が押下されると、ウェブブラウザには図33に示すRSS配信設定に関する設定画面62が表示される。
図33に示す設定画面62では、RSSデータを配信するためのチャンネルを設定することができる。本実施例では、設定画面62において<自動分割配信設定>−<ドキュメント配信設定>のオリジナルデータのチェックボックス63がチェックされると、RSSデータ制御部233により、画像処理装置200とRSSリーダ310との間に文書データ単位のRSSデータを配信するチャンネルが設定される。
また設定画面62において、<自動分割配信設定>−<ドキュメント配信設定>の部分画像データのチェックボックス64がチェックされると、画像処理装置200とRSSリーダ310との間に部分画像データ単位のRSSデータを配信するチャンネルが設定される。
このように本実施例では、文書データのページ単位での配信の指定、部分画像データ単位での配信の指定を行うことができる。よって本実施例では、部分画像データと、部分画像データの元となる文書データの両方が存在していた場合に、ユーザが希望するデータ単位を予め設定することにより、必要な情報のみを配信することができる。また通常は同一の情報が複数送信された場合には、ユーザは必要な情報にアクセスし難くなるが、本実施例では、予め設定されたチャンネルにより設定されたデータ単位で配信を行うためユーザは容易に所望のデータにアクセスすることができる。
また本実施例では、図33に示す設定画面62の<ドキュメント配信設定>においてチェックボックス63、64にチェックしたチャンネル、<メタデータ配信設定>においてチェックボックスにチェックしたチャンネルを、設定画面61に示す<RSS配信設定 基本設定>におけるRSSデータを配信するためのチャンネルとして追加することができる。
例えば設定画面62において、チェックボックス63、64、65にチェックした後に設定画面61を表示させると、図34に示す設定画面66のように表示される。図34は、RSSデータ配信のチャンネルが追加された設定画面の一例を示す図である。
図34に示す設定画面66には、新たに追加されたチャンネルに対応したリンクボタン67が表示される。ウェブブラウザは、設定画面66において、リンクボタン67の何れかが押下されると、リンク先の各チャンネル毎の設定ページを表示する。
例えば設定画面66において、<RSSチャンネル:オリジナル>のリンクボタン67が押下された場合、図35に示す設定画面68が表示される。図35は、<RSSチャンネル:オリジナル>の設定画面の一例を示す図である。
以下に、図36を参照して、<RSS配信設定 基本設定>にRSSデータ配信のチャンネルを追加する処理を説明する。図36は、<RSS配信設定 基本設定>にRSSデータ配信のチャンネルを追加する処理を説明するフローチャートである。
RSSデータ制御部233は、ウェブブラウザに表示された設定画面60においてRSS配信設定の基本設定の実施が選択されると(ステップS3601)、設定画面62において設定された基本設定のチャンネルの追加分(以下、設定差分)を確認する(ステップS3602)。RSSデータ制御部233は、設定差分を確認した結果、基本設定のチャンネルに変更があるか否かを判断する(ステップS3603)。
ステップS3603において変更があった場合、RSSデータ制御部233は、変更内容を確認する(ステップS3604)。ステップS3603において変更がない場合、RSSデータ制御部233は処理を終了する。
RSSデータ制御部233は、ステップS3604で確認した変更内容が新規作成、更新、削除のどの要求かを判断する(ステップS3605)。ステップS3605において、変更内容が新規作成であった場合、RSSデータ制御部233は、チャンネル保存領域を作成する(ステップS3606)。そしてRSSデータ制御部233は、チャンネル保存領域に設定項目のデフォルト値を設定し(ステップS3607)、設定画面60の基本設定に追加されたチャンネルを追加して(ステップS3608)、処理を終了する。尚本実施形態のチャンネル保存領域は、画像形成装置200の有するメモリ装置内に設けられても良いし、端末装置等の有するメモリ装置内に設けられていても良い。
ステップS3605において、変更内容が既存のチャンネルの設定項目のデフォルト値の更新であった場合、デフォルト値を更新し(ステップS3609)、処理を終了する。ステップS3605において、変更内容がチャンネルの削除であった場合、RSSデータ制御部233は、RSS配信設定の基本設定から該当するチャンネルを削除し(ステップS3610)、処理を終了する。
また本実施例では、上述と同様の処理により、各メタデータの項目単位でチャンネルを追加することもできる。例えば図34に示すリンクボタン67に含まれる<RSSチャンネル:実施者B>や、<RSSチャンネル:日付>は、メタデータの項目毎に追加されたチャンネルである。<RSSチャンネル:実施者B>は、メタデータに含まれる項目「実施者」が実施者Bであるデータを配信するチャンネルである。また<RSSチャンネル:日付>は、メタデータに含まれる日時情報の日付が2008/2/28であるデータを配信するチャンネルである。
例えば文書データに様々なデータ(画像、テキスト、表etc)が含まれていた場合に、全てのデータが配信されると、ユーザは必要な情報にアクセスするまでに時間がかかってしまう。本実施例では、メタデータ単位でRSSデータ配信のチャンネルを追加できるので、ユーザが必要な情報のみの配信を設定することができる。本実施例では、例えばテキストデータのみの配信を行うことができる。また本実施例では、文書データが入力された日時を示す日時情報のみを配信することもできる。
〔実施例2〕
以下に図面を参照して本発明の実施例2について説明する。本発明の実施例2では、文書データに画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在しない場合について説明する。以下の実施例2の説明において、実施例1と同様の機能構成を有するものには実施例1の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図37は、実施例2において文書入力部により入力された文書データの一例を示す図である。図37に示す文書データ370には、部分画像データ371が含まれる。図38は、部分画像データ371の部分画像メタデータを示す図である。
文書データ370には、画像タイプ情報が「表」である部分画像データ371しか存在せず、画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在しない。
以下に、画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在しない文書データ370のRSSデータの作成について説明する。
本実施例のRSSデータ作成部231は、部分画像データ中の周辺にあるテキストを用いてRSSデータを作成する。
本実施例の部分画像データ371には、表のタイトルとなるテキストが含まれている。よって部分画像メタデータ381には、部分画像データ371内から抽出されたテキストが含まれる。
本実施例のRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ381を参照し、部分画像データ371内から抽出されたテキストを用いてRSSデータの<item>要素の子要素である<title>の値と<description>の値を設定する。
例えばRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ381のテキストから、表のタイトルである「表1」を<title>の値に設定する。そしてRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ381のテキスト全文を<description>の値として設定する。
図39は、文書データ370に基づき作成されたRSSデータに含まれる<item>要素の構成の一例を示す図である。
図39では、行391において<title>の値にテキスト「表1」が設定されおり、行392において<description>の値にテキスト「表1.主要3大都市における目標達成率」が設定されている。
以上に説明したように、本実施例では、画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在しない文書データであっても、ユーザが文書データの内容を把握できるようにRSSデータを作成することができる。
〔実施例3〕
以下に本発明の実施例3について説明する。本発明の実施例3では、文書データに画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在しない場合の別の例について説明する。
本実施例では、部分画像データ内にテキストが存在しない点が実施例2と相違する。
図40は、実施例3において文書入力部により入力された文書データの一例を示す図である。図40に示す文書データ373には、部分画像データ374が含まれる。図41は、部分画像データ374の部分画像メタデータを示す図である。
本実施例の部分画像データ374内には、テキストが存在しない。よって部分画像メタデータ382にもテキストは含まれない。
そこで本実施例のRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ382を参照し、例えば文書データ373がスキャンされた日時を示すスキャン日時情報や、文書データ373をスキャンしたユーザ名等を用いてRSSデータの<title>の値と<description>の値を設定する。
例えばRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ382のスキャン日時情報を<title>の値に設定する。そしてRSSデータ作成部231は、部分画像メタデータ382のユーザ名を<description>の値として設定する。
図42は、文書データ373に基づき作成されたRSSデータに含まれる<item>要素の構成の一例を示す図である。
図42では、行383において<title>の値に部分画像メタデータ382に含まれるスキャン日時情報が設定されおり、行384において<description>の値に部分画像メタデータ382に含まれるユーザ情報が設定されている。
以上に説明したように、本実施例では、画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが存在せず、さらに部分画像データ内にテキストが存在しない文書データであっても、ユーザが文書データの特定できるようにRSSデータを作成することができる。
〔実施例4〕
以下に本発明の実施例4について説明する。本発明の実施例4では、文書データ内に画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが複数存在した場合の例について説明する。
図43は、実施例4において文書入力部により入力された文書データの一例を示す図である。図43に示す文書データ430には、部分画像データ431、432、433、434、435が含まれる。部分画像データ431、432、433、434、435は、それぞれに対応した部分画像メタデータにおいて全て画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データである。
本実施例のRSSデータ作成部231では、画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが複数存在する文書データの場合、全ての部分画像データにおいて最も使用頻度が高いキーワードを<item>要素の子要素である<title>の値に設定する。
文書データ430では、「目標」というキーワードが、部分画像データ431で1回、部分画像データ432で2回、部分画像データ435で1回の合計4回使用されており、文書データ430において最も使用頻度が高いキーワードである。
よって本実施例では、RSSデータ作成部231は、「目標」というキーワードを<title>の値に設定する。
このように本実施例では、画像タイプ情報がテキストである複数の部分画像データを有する文書データにおいても、RSSデータを作成する際に文書データの内容に沿った適切なタイトルをつけることができる。
また本実施例のRSSデータ作成部231は、特定のキーワードと、<title>の値と、<description>の値とが対応付けられたテーブル440を有しており、テーブル440を参照してRSSデータを作成しても良い。
図44は、RSSデータ作成部の有するテーブルの例を示す図である。本実施例のテーブル440には、キーワードと、<title>の値と、<description>の値とが対応付けられている。テーブル440では、例えば「目標」というキーワードに対して、「A会議」と「毎週金曜 PM5:00〜 定例」とが対応付けられている。
RSSデータ作成部231は、文書データ430において最も使用頻度が高いキーワードを判断した後にテーブル440を参照する。文書データ430の例では、該当するキーワードは「目標」である。よってRSSデータ作成部231は、<title>の値を「A会議」に設定し、<description>の値に「毎週金曜 PM5:00〜 定例」と設定する。
尚、上述の例では、最も使用頻度が高いキーワードを用いてRSSデータを作成するものとして説明したが、これに限定されない。例えばキーワード毎に重要度が設定されており、重要度の高いキーワードを用いてテーブル440を参照しても良い。
このように本実施例では、文書データに含まれるキーワードに応じて、予め設定された内容でRSSデータを作成することができる。よって本実施例では、ユーザに文書データの内容を容易に認識させることができる。
〔実施例5〕
以下に本発明の実施例5について説明する。本発明の実施例5では、RSSデータの配信設定において、複数の部分画像データを結合して配信する設定を行うことができる。
図45は、部分画像データの結合の設定を行う設定画面の一例を示す図である。図45に示す設定画面68Aは、図34に示す設定画面60において、<RSSチャンネル:オリジナル>のリンクボタン67が押下された場合に表示される設定画面である。
設定画面68Aには、部分画像データの結合を設定する結合設定部68Bが表示されている。本実施例のSSデータ制御部233は、結合設定部68Bにおいて結合設定が有りと設定されていた場合、R部分画像データを結合したRSSデータを配信する。本実施例の結合設定部68Bでは、結合する部分画像データの数を設定することができる。結合可能な部分画像データの数は、例えばデータのサイズ等により上限値が予め決められていても良い。
例えば図6に示す文書データ40において、2つの部分画像データを結合する設定となっていた場合について説明する。文書データ40には、部分画像データS1、S2、S3が含まれる。このときRSSデータ制御部233は、結合設定に従って画像タイプ情報が「テキスト」以外の部分画像データS2と部分画像データS3とを結合し、一つの部分画像データとして配信する。
尚上述した説明では、画像タイプ情報が「テキスト」以外の部分画像データが結合対象となるものとして説明したが、これに限定されない。例えば画像タイプ情報が「テキスト」である部分画像データが結合対象の部分画像データに含まれても良い。
以上に説明したように、本実施例では、画像処理装置200において領域抽出部212が別々の領域と認識して抽出された別々の部分画像データを1つの部分画像データとして配信することができる。
〔実施例6〕
以下の本発明の実施例6について説明する。本発明の実施例6では、部分画像データの機密性に応じてRSSデータの配信を決定することができる。
実施例1では、セキュリティキーワードに該当するキーワードが部分画像データに含まれるか否かによりRSSデータの配信を決定する例を説明した。本実施例では、部分画像データの画像の機密性に基づき、RSSデータの配信を設定するか否かを判断する。
本実施例では、例えば部分画像データに地紋データが含まれていた場合や機密性の高い特定の画像データが含まれる場合等に、RSSデータの配信を中止することができる。
以下に、図6に示す文書データ40の部分画像データS1には地紋データが含まれており、部分画像データS2には、機密性が高いとされる画像が含まれる場合を例として本実施例について説明する。
図46は、部分画像データの機密性の高さを説明する図である。
本実施例の画像処理装置200においてメタデータ設定部216は、文書データ40に含まれる部分画像データ毎の部分画像メタデータを設定する際に、部分画像データの機密性の高さを示す情報(以下、セキュリティ情報)も部分画像メタデータに含めて設定する。
図46は、セキュリティ情報が含まれた部分画像メタデータの例を示す図である。図46に示す部分画像メタデータ451Aは、部分画像データS1のメタデータである。部分画像メタデータ452Aは部分画像データS2のメタデータである。部分画像メタデータ453Aは部分画像データS3のメタデータである。部分画像メタデータ451A、452A、453Aには、対応する部分画像データS1、S2、S3のセキュリティ情報が含まれている。
例えば部分画像メタデータ451Aには、部分画像データS1の機密性が高いことを示す「セキュリティ情報 高」が含まれる。部分画像メタデータ453Aには、部分画像データS2の機密性が中程度であることを示す「セキュリティ情報 中」が含まれる。部分画像メタデータ453Aには、部分画像データS3の機密性が低いことを示す「セキュリティ情報 低」が含まれる。
尚本実施例におけるセキュリティ情報は、領域抽出部212により部分画像データとして抽出される際に部分画像データ毎に取得されていても良い。
本実施例の登録処理部210は、例えば画像データとセキュリティ情報とが対応付けられたセキュリティテーブル(図示せず)を有してしても良い。この場合領域抽出部212は、部分画像データを抽出した際にセキュリティテーブルを参照し、部分画像データにセキュリティテーブル内の画像データに対応する画像データが存在するか否かを判断する。そして部分画像データに該当する画像データが存在した場合、領域抽出部212は、抽出した部分画像データと対応したセキュリティ情報を取得しても良い。取得されたセキュリティ情報は、メタデータ設定部216により格納部215に登録されても良い。
例えば領域抽出部212により部分画像データS1が抽出された際に、部分画像データS1に地紋データが含まれており、セキュリティテーブルにおいて地紋データと「セキュリティ情報 高」とが対応付けられていた場合、領域抽出部212は、「セキュリティ情報 高」を取得する。取得されたセキュリティ情報は、図46に示す部分画像メタデータ451Aに含まれるように設定される。
部分画像データS2と部分画像メタデータ452A、部分画像データS3と部分画像メタデータ453Aについても同様である。
本実施例のRSSデータ制御部233は、例えば「セキュリティ情報 高」である部分画像データのRSSデータは配信しない等の制御を行うことができる。
また本実施例では、例えば「セキュリティ情報 高」であるRSSデータを送信するためのチャンネルが設定されていても良い。
図47は、RSSデータ配信設定においてセキュリティのチャンネルが追加された設定画面の一例を示す図である。
図47に示す設定画面66AにおけるRSS配信設定の基本設定のチャンネルに対応したリンクボタン67Aには、セキュリティのチャンネルを設定するためのリンクボタン67Bが含まれている。
設定画面66Aにおいて、リンクボタン67Bが押下されると、セキュリティ情報に基づくRSSデータの配信のセキュリティ設定画面(図示せず)が表示される。セキュリティ設定画面では、例えば「セキュリティ情報 高」のRSSデータの配信先の設定や、「セキュリティ情報 高」のRSSデータの配信を中止する設定等を行うことができる。
また設定画面66Aでは、機密性の高いデータへのアクセス権限を有するユーザが、画像処理装置200の設定を行う端末装置を用いてログインした場合にのみ、リンクボタン67Bが表示されても良い。
以上に説明したように、本実施例によれば、セキュリティ情報に示されるデータの機密性の高さに基づきRSSデータの配信の設定を行うことができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。