JP5736259B2 - 梱包箱用の中仕切材及び梱包体 - Google Patents
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Description
また、製品として出荷されるスプレー缶30は通常、シュリンクフィルム40で全体が包装されている。
図17及び図18に示す中仕切材においては、仕切板5,6によって形成される収容部8にスプレー缶30を収容する際に、突起部33の端縁33a,33bが仕切板5,6にそれぞれ接触する。このため、外部から衝撃が加わる等によりスプレー缶30が収容部8内で振動し、端縁33a,33bと仕切板5,6が擦れてシュリンクフィルムに傷や穴が発生する問題があった。
すなわち、本発明の梱包箱用の中仕切材は、一方の複数の仕切板と他方の複数の仕切板とがそれぞれ交差されて格子状に組み合されて、シュリンクフィルムで包装された突起部付の被収容物を収容するための複数の収容部が設けられてなる梱包箱用の中仕切材において、前記中仕切材を構成する前記一方の仕切板と前記他方の仕切板との交差部上部の全部または一部に前記被収容物の突起部を配設可能な切抜部が設けられ、前記一方及び前記他方の仕切板の各上端縁に、前記切抜部を構成する複数の切欠が設けられるとともに、前記切欠同士の間に突出部が形成され、前記突出部の側端縁に凹部が設けられ、前記凹部の上端縁は前記突起部の最も突出している部分よりも上方に配され、前記凹部の下端縁は前記突起部の最も突出している部分よりも配されていることを特徴とする。
また、上記の構成によれば、切抜部を構成する突出部の側端縁に凹部が設けられているので、突起部が切抜部に配設される際に、被収容物の突起部と突出部との接触箇所が、凹部の形成によって小さくなり、突起部におけるシュリンクフィルムと仕切板の突出部との接触が最小限に抑えられ、これによりシュリンクフィルムの破損を確実に防止できる。
更に、上記の構成によれば、上述の梱包箱用の中仕切材が収容された梱包箱内の複数の収容部に、前記複数の被収容物をそれぞれ収容するので、被収容物が安定して収容され、かつ、突起部におけるシュリンクフィルムが仕切板に接触することがないため、シュリンクフィルムの破損を防止できる。また、各被収容物の突起部をそれぞれ、同一の方向に配向させれば、梱包箱の内部の美観性を高めることができる。
図1に示すように、本実施形態の梱包体1には、梱包箱2と、梱包箱2に収容された中仕切材7と、中仕切材7の複数の収容部8にそれぞれ収容されたスプレー缶30とが備えられている。梱包箱2は2つの端面3a,3bと、2つの側面4a,4bと、底面9から構成される箱体である。また、梱包体1が運搬される際には、図示しない蓋が備えられる。
以下の説明では、被収容物において容器本体から最も突出している部分を、最突起部と称する。スプレー缶30の最突起部は、端縁33a,33bのそれぞれの下端39a,39bである。
図4に示すように、仕切板5の上端縁には、切抜部25を構成する切欠23が設けられており、切欠23の形成によって突出部10が形成されている。仕切板5の上端縁の左右両端には、切欠23のほぼ半分の大きさの切欠23´が設けられている。
また、仕切板5には切欠23に連通する第1切込溝21が設けられている。後述するように、第1切込溝21は、仕切板6の第2切込溝22と嵌め合わせて中仕切材7を組み立てるためのものである。第1切込溝21は仕切板5の高さ方向略中央まで延在することが好ましい。
また、仕切板6の下端縁には第2切込溝22が設けられている。第2切込溝22は、第1切込溝21と嵌め合わせて中仕切材7を組み立てるためのものである。第2切込溝22は仕切板6の高さ方向略中央まで延在することが好ましい。
複数のスプレー缶30は、中仕切材7の複数の収容部8にそれぞれ収容される際に、図6に示すように、各スプレー缶30の突起部33が中仕切材7の切抜部25,25´に嵌め込まれる。そのため、図7及び図8に示すように、収容部8の大きさは突起部33の大きさを考慮せずに、容器本体31の大きさに合わせればよい。これにより、スプレー缶30の容器本体31は4箇所31a,31b,31c,31dで収容部8の一部に接することになり、安定した状態で収容される。スプレー缶30を収容部8から取り出す際は、切抜部25、25´内で指を突起部33にかけてスプレー缶30を引き抜くことで、簡単に取り出すことができる。また、梱包体1の大きさが従来の梱包体より縮小され、梱包箱2及び中仕切材7の材料の使用量を減らすことができる。
更に、突起部33が切抜部25,25´に配設されることにより、突起部33の端縁33a,33bのシュリンクフィルム40は仕切板5,6と接触しない。これにより、端縁33a,33bのシュリンクフィルム40の破損を防止できる。
以下に、本発明を適用した第2の実施形態の梱包体100について、図9〜図12を参照し、説明する。なお、図9〜図12に示す構成要素において、図3〜図6に示す構成要素と同一の構成要素には、図3〜図6と同一の符号を付してその説明を省略する。
中仕切材50は、図9に示すように、一方の複数の仕切板55と、他方の複数の仕切板56とがそれぞれ交差されて、格子状に組み合せられてなるものである。
更に、凹部63,64のそれぞれの突出部10,11の側端縁15,16からの深さd2は、スプレー缶30を中仕切材50の収容部8に収容した際に、最突起部39aと突出部11との接触、及び最突起部39bと突出部10との接触を防ぐことができる程度であることが好ましい。
梱包体100においては、突出部10,11に凹部62,63が設けられることで、図12に示すように、スプレー缶30の突起部33と、突出部10,11との接触する可能性のある箇所が極めて小さくなる。これにより、端縁33a,33bのシュリンクフィルムの破損を確実に防止できる。また、最突起部39a,39bに中仕切材50が全く接触しないため、最突起部39a,39bのシュリンクフィルム40の破損を防ぐことができる。更に、スプレー缶30の突起部33の下方のシュリンクフィルムが浮いている箇所(図12のC)が、凹部62,63に配設され、中仕切材50と接触しないので、スプレー缶30から浮いているシュリンクフィルム40の破損を防止できる。
ガングリップ型スプレー缶71がシュリンクフィルム40で包装される際には、熱収縮によりシュリンクフィルム40がガングリップ型スプレー缶71に密着する。しかし、図14に示すように、最突起部39とガングリップ42との間(C)、ガングリップ42と容器本体31との間(D)、噴射部43が設けられている端部に相対する突起部33の端部の下方(E)のシュリンクフィルム40はガングリップ型スプレー缶71の表面から浮いた状態になる。
ガングリップ型スプレー容器72がシュリンクフィルム40で包装される際には、熱収縮によりシュリンクフィルム40がガングリップ型スプレー容器71に密着する。しかし、図15に示すように、噴射部43とガングリップ42との間(C)、ガングリップ42と容器本体31との間(D)のシュリンクフィルム40はガングリップ型スプレー容器72の表面から浮いた状態になる。
チューブ型容器73がシュリンクフィルム40で包装される際には、熱収縮によりシュリンクフィルム40がチューブ型容器73に密着する。しかし、突起部33とキャップ46との間(C)、中間部47とキャップ46との間(E)のシュリンクフィルム40はチューブ型容器73の表面から浮いた状態になる。
Claims (2)
- 一方の複数の仕切板と他方の複数の仕切板とがそれぞれ交差されて格子状に組み合されて、シュリンクフィルムで包装された突起部付の被収容物を収容するための複数の収容部が設けられてなる梱包箱用の中仕切材において、
前記中仕切材を構成する前記一方の仕切板と前記他方の仕切板との交差部上部の全部または一部に前記被収容物の突起部を配設可能な切抜部が設けられ、
前記一方及び前記他方の仕切板の各上端縁に、前記切抜部を構成する複数の切欠が設けられるとともに、前記切欠同士の間に突出部が形成され、前記突出部の側端縁に凹部が設けられ、
前記凹部の上端縁は前記突起部の最も突出している部分よりも上方に配され、
前記凹部の下端縁は前記突起部の最も突出している部分よりも下方に配されていることを特徴とする梱包箱用の中仕切材。 - 請求項1に記載の梱包箱用の中仕切材と、前記中仕切材が収容された梱包箱と、前記中仕切材の前記収容部にそれぞれ収容された被収容物とから構成され、前記被収容物は、柱状の容器本体と、前記容器本体の上部に取り付けられるとともに突起部を有する内容物取出部と、前記容器本体及び前記内容物取出部を包装するシュリンクフィルムと、からなり、
前記の各収容部に前記複数の被収容物をそれぞれ収容する際に、前記被収容物の前記突起部を前記切抜部に配設することを特徴とする梱包体。
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