JP5735189B1 - サーバ装置 - Google Patents

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Abstract

サービスの利用登録を行っていないユーザーを宛先としたメッセージを受け付けて、そのメッセージを事後的に当該サービスに対応したデータ形式で宛先ユーザーに送信可能なメッセージ交換サービスを提供する。メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーからプロファイル情報を受け付けてその利用登録を行い、当該利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録し、当該メッセージの受信後に利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けたプロファイル情報と特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するサーバ装置である。

Description

本発明は、メッセージ交換サービスを提供するサーバ装置、その制御方法、及びその制御プログラムに関する。
スマートフォンやパーソナルコンピュータ等のクライアント装置の間でメッセージを送受信することのできる各種のメッセージ交換サービスが知られている。このようなサービスの中には、装飾のない通常の文字だけで構成されたメッセージに限らず、独自のデータ形式により、例えば絵文字や静止画像、動画像、ボイスメッセージ、装置の位置情報など、各種の情報を含んだメッセージをユーザー間で交換することのできるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2014−026486号公報
上述したサービスを利用してあるユーザー(ここでは送信ユーザーという)がメッセージを送信しようとする場合、通常、送信ユーザーは、そのサービスの利用登録を行うとともに、必要に応じて、当該サービスに対応したアプリケーションプログラムを自身の使用するクライアント装置にインストールする。しかしながら、たとえ送信ユーザーがサービスの利用登録を行っても、メッセージを送りたい相手が同じサービスの利用登録を行っていなければ、その相手にサービス固有のデータ形式でメッセージを送ることはできない。
本発明は上記実情を考慮してなされたものであって、その目的の一つは、サービスの利用登録を行っていないユーザーを宛先としたメッセージを受け付けて、そのメッセージを事後的に当該サービスに対応したデータ形式で宛先ユーザーに送信可能なメッセージ交換サービスを提供することにある。
本発明に係るサーバ装置は、メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行う利用登録手段と、前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するメッセージ受信手段と、前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するメッセージ送信手段と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るサーバ装置の制御方法は、メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行うステップと、前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するステップと、前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行う利用登録手段、前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するメッセージ受信手段、及び、前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するメッセージ送信手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されて提供されてよい。
本発明の実施の形態に係るサーバ装置を含むサービス提供システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ装置の機能ブロック図である。 登録希望ユーザーが利用登録を行う場合の処理の流れの一例を示すフロー図である。 登録済みユーザーが未登録ユーザー宛ての事前メッセージPMを送信する場合の処理の流れの一例を示すフロー図である。 事前メッセージPMの受信通知RNを受領した未登録ユーザーが利用登録を行う場合の処理の流れの一例を示すフロー図である。 第1のマッチング処理例を説明する事例の時系列を示す図である。 第2のマッチング処理例における事前メッセージPMの特定情報の一例を示す図である。 第2のマッチング処理例における更新後の事前メッセージPMの特定情報の一例を示す図である。 第3のマッチング処理例における事前メッセージPMの特定情報の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るメッセージ交換システム1の全体構成を示す図である。同図に示すように、メッセージ交換システム1は、本発明の一実施形態に係るサーバ装置2と、クライアント装置3と、を含んで構成されている。本実施形態に係るサーバ装置2は、メッセージ交換サービス(以下、本サービスともいう)を提供するサーバコンピュータであって、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、を含んで構成されている。各クライアント装置3は、スマートフォンや、携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であって、本サービスのユーザーによって使用される。
制御部11は、CPU等であって、記憶部12に格納されたプログラムに従って各種の情報処理を行う。記憶部12は、RAM等のメモリ素子を含んで構成され、制御部11が実行するプログラム、及び当該プログラムが処理対象とするデータを記憶する。特に本実施形態において、記憶部12は本サービスにおいて交換対象となるメッセージの少なくとも一部を、一時的に保管する。
通信部13は、LANカード等の通信インタフェースであって、サーバ装置2は通信部13を介して各クライアント装置3との間でメッセージ等のデータの送受信を行う。サーバ装置2とクライアント装置3は、無線LAN、インターネット等の各種の通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続される。
以下、本実施形態においてサーバ装置2が実現する機能について、説明する。サーバ装置2は、機能的に、図2に示すように、利用登録受付部21と、メッセージ受信部22と、メッセージ送信部23と、を含んで構成されている。これらの機能は、制御部11が記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。このプログラムは、光ディスク等のコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されてサーバ装置2に提供されてもよいし、インターネット等の通信ネットワーク経由でサーバ装置2に提供されてもよい。
利用登録受付部21は、本サービスの利用を希望するユーザー(以下、登録希望ユーザーという)から登録申請を受け付けて、その利用登録を行う。より具体的に、利用登録受付部21は、登録希望ユーザーから、当該ユーザーのプロファイル情報を含む登録申請を受け付けて、受け付けたプロファイル情報をユーザーデータベースに記録することにより、当該ユーザーの利用登録を行う。なお、本実施形態では、後述する特定情報とのマッチング処理に利用可能なプロファイル情報を受け付けることを、ユーザーの利用登録を完了するための条件とする。例えば利用登録受付部21は、登録希望ユーザーから部分的な情報だけを受け付けてその仮登録を行うなどしてもよいが、以下の説明における「利用登録」は、利用登録受付部21がユーザーから特定情報とのマッチング処理に利用されるプロファイル情報を受け付けて、ユーザーデータベースに登録する処理を指す。なお、サーバ装置2は、登録希望ユーザーに対して固有のユーザーIDを割り当てて、そのユーザーIDを用いて本サービスを利用する各ユーザーを識別してもよい。あるいは、プロファイル情報に含まれる各ユーザーに固有の情報を用いて各ユーザーを識別してもよい。ここでは具体例として、プロファイル情報には少なくとも登録希望ユーザーの使用する携帯端末(携帯電話やスマートフォン等)の電話番号が含まれることとし、サーバ装置2はその電話番号により各ユーザーを識別することとする。また、各ユーザーはその電話番号での着信が可能な携帯端末をクライアント装置3として使用すると想定する。なお、登録希望ユーザーが提供するプロファイル情報には、電話番号以外にも登録希望ユーザーの氏名、メールアドレス、生年月日等の登録希望ユーザーの個人情報が含まれてよい。
本実施形態において登録希望ユーザーは、自身が使用するクライアント装置3に、本サービスに対応した専用のアプリケーションプログラムをインストールするものとする。以下では、この専用のアプリケーションプログラムをクライアントプログラムという。登録希望ユーザーは、クライアントプログラムを自身が使用するクライアント装置3にインストールして起動した後、そのクライアントプログラム内で所定の操作を行うことによって、本サービスの登録申請を行う。
利用登録を行ったユーザーは、それ以降、本サービスを利用して他のユーザーにメッセージを送ることができる。以下、利用登録受付部21によって利用登録が受け付けられたユーザーを登録済みユーザーといい、登録済みユーザーが本サービスを利用して送信するメッセージをメッセージMと表記する。また、本サービスを利用してメッセージMを送信するユーザーを送信ユーザー、そのメッセージMの宛先として指定されたユーザーを宛先ユーザーという。本実施形態では、メッセージMの送信は登録済みユーザーしか行うことができないものとする。また、通常の場合、メッセージMの宛先ユーザーも登録済みユーザーである。
メッセージMの送信を希望する登録済みユーザーは、クライアントプログラムを使用してメッセージMを作成し、宛先ユーザーを指定してメッセージMを送信する。送信されたメッセージMは、サーバ装置2のメッセージ受信部22によって受信され、メッセージ送信部23によって宛先ユーザーが使用するクライアント装置3に送信される。なお、メッセージ送信部23による宛先ユーザーへのメッセージMの送信は、プッシュ型の送信処理によって実現されてもよいし、プル型の送信処理によって実現されてもよい。いずれの場合でも、宛先ユーザーが登録済みユーザーであれば、宛先ユーザーは自身のクライアント装置3にクライアントプログラムをインストールしているはずである。宛先ユーザーは、そのクライアントプログラムを起動し、クライアントプログラム内で送信ユーザーから送信されたメッセージMを閲覧する。本サービスにおけるメッセージMは独自のデータ形式で記述されており、このように送信ユーザー及び宛先ユーザーの双方が専用のクライアントプログラムを使用することで、メッセージMの生成及び閲覧が可能になる。これにより、各ユーザーは、文字だけで構成されたメッセージMに限らず、例えば絵文字や静止画像、動画像、ボイスメッセージ、装置の位置情報など、各種の情報を含んだメッセージMを他のユーザーと交換することができる。
さらに本実施形態では、登録済みユーザーは、未だ利用登録受付部21による利用登録が行われておらず、ユーザーデータベースにユーザー情報の存在していないユーザーにもメッセージMを送信することができる。以下、利用登録受付部21による利用登録がなされていないユーザーを未登録ユーザーという。また、未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージMを特に事前メッセージPMと表記する。未登録ユーザーを宛先ユーザーとする場合、送信ユーザーが使用するクライアント装置3は、事前メッセージPMを、その宛先ユーザーを特定するための特定情報とともにサーバ装置2に対して送信する。サーバ装置2のメッセージ受信部22は、宛先ユーザー(未登録ユーザー)の特定情報とともに事前メッセージPMを受信した場合、その事前メッセージPMと特定情報とを関連づけて記憶部12に一時的に記録する。事前メッセージPMを直ちにその宛先ユーザーに送信することはできないからである。
ここで、事前メッセージPMとともにメッセージ受信部22が受け付ける特定情報の具体例について、説明する。特定情報は、事前メッセージPMの宛先となる未登録ユーザー個人を他の人と混同しないように一意に特定するために用いられる情報である。具体的に特定情報は、送信ユーザーが未登録ユーザーに何らかの手段で連絡する場合に使用する連絡先の情報を含んでよい。このような連絡先の例としては、携帯端末の電話番号、電子メールのメールアドレス、ソーシャルネットワーキングサービスのアカウント名などが挙げられる。送信ユーザーが宛先ユーザーの知人であれば、宛先ユーザーについてこれらの連絡先の少なくとも一つは知っていると考えられる。また、これらの連絡先は、他のユーザーの連絡先と偶然一致することは通常起こりえない。そのため、このような連絡先のいずれか一つ、または複数の組み合わせを未登録ユーザーの特定情報として用いることができる。さらに特定情報は、連絡先以外にも未登録ユーザーの氏名、誕生日などの個人情報を含んでもよい。
送信ユーザーは、上述したような特定情報を、事前メッセージPMの送信時に手作業でクライアントプログラムに対して入力してもよい。あるいはクライアントプログラムは、クライアント装置3自身に予め登録されている特定情報を取得してサーバ装置2に送信してもよい。特にクライアント装置3が携帯電話やスマートフォン等の場合、そのユーザーがクライアント装置3の通話機能を使用する際に参照される電話帳などの連絡先データベースが存在するはずである。以下ではこのようにクライアント装置3が通話機能を使用する際に参照する連絡先データベースを、単に電話帳データという。クライアント装置3の電話帳データには、当該クライアント装置3のユーザーの知人の連絡先や氏名などの個人情報が記録されている。クライアント装置3のクライアントプログラムは、この電話帳データにアクセスすることで、未登録ユーザーの特定情報を取得することができる。
特に特定情報が未登録ユーザーの連絡先を含む場合、メッセージ受信部22は、その連絡先に対して、事前メッセージPMが受信された旨を通知してもよい。宛先ユーザーが未登録ユーザーであっても、電話番号やメールアドレスなどの連絡先が分かれば、その連絡先に対して本サービスによるメッセージMとは異なる手段で何らかのメッセージを送信することができる。以下では、メッセージ受信部22が未登録ユーザー宛てに本サービスとは異なる手段で送信する通知を、受信通知RNという。具体的に、例えば特定情報が携帯端末の電話番号を含んでいれば、メッセージ受信部22はショートメッセージサービス(SMS)を利用してその電話番号宛てのテキストメッセージとして受信通知RNを送信することができる。また、特定情報がメールアドレスを含んでいれば電子メールにより、あるいはソーシャルネットワーキングサービスのアカウントを含んでいればそのソーシャルネットワーキングサービスのメッセージ機能を用いて、受信通知RNを送信することもできる。
この受信通知RNは、本サービス独自のデータ形式で記述されるわけではないため、事前メッセージPMの内容そのものを送信ユーザーの意図通りに送信することはできない。しかしながら、受信通知RNは事前メッセージPMに含まれる文字列情報の一部又は全部を含んでもよい。こうすれば、未登録ユーザーはクライアントプログラムをインストールせずとも事前メッセージPMの内容の一部を把握することができる。また、受信通知RNには、クライアントプログラムのインストールを促すメッセージや、クライアントプログラムのダウンロード先のリンク情報(URL等)が含まれてもよい。こうすれば、受信通知RNを受領した未登録ユーザーに対して、本サービスの利用登録を行って事前メッセージPMの内容を閲覧するよう促すことができる。
メッセージ送信部23は、メッセージ受信部22が事前メッセージPMを受信した後に利用登録受付部21によって新たなユーザーの利用登録が行われた場合に、当該新たなユーザー宛ての事前メッセージPMが記録されているか否かを判断する。以下では、事前メッセージPMの受信後に新たに本サービスの利用登録を行うユーザーを特に新規登録ユーザーという。具体的にメッセージ送信部23は、事前メッセージPMとともに受け付けた宛先ユーザーの特定情報と新規登録ユーザーのプロファイル情報とに基づいて、マッチング処理を行う。このマッチング処理は、新規登録ユーザーが事前メッセージPMの宛先ユーザーであるか否かを判断する処理である。そして、マッチング処理の結果、両者が同一ユーザーであると判断される場合、メッセージ送信部23はその事前メッセージPMを新規登録ユーザーが使用するクライアント装置3に対して送信する。
なお、メッセージ送信部23がマッチング処理の対象とするのは、過去にメッセージ受信部22が受信した事前メッセージPMのうち、未だ宛先ユーザーの利用登録が行われていない事前メッセージPMである。マッチング処理の結果宛先ユーザーと新規登録ユーザーとが一致すると判断されれば、その事前メッセージPMの宛先ユーザーは登録済みユーザーになるので、その後に別の新規登録ユーザーが利用登録を行ったとしても、その事前メッセージPMはもはやマッチング処理の対象とする必要はない。そのためサーバ装置2は、過去に受信した事前メッセージPMの各々について、その宛先ユーザーが利用登録を行ったか否かを登録フラグとして管理する。メッセージ送信部23は、マッチング処理に野結果新規登録ユーザーが事前メッセージPMの宛先ユーザーであると判断した場合、当該事前メッセージPMの登録フラグを「未登録」から「登録済み」に変更する。そして、その後新たな新規登録ユーザーについてマッチング処理を実行する際には、登録フラグが「未登録」のままになっている事前メッセージPMだけを処理の対象とする。
ここで、メッセージ送信部23が実行するマッチング処理の具体例について、説明する。基本的にメッセージ送信部23は、事前メッセージPMとともにメッセージ受信部22が受け付けた宛先ユーザーの特定情報と、新規登録ユーザーから提供されたプロファイル情報と、を比較し、両者が所定の条件の範囲内で一致する場合に、事前メッセージPMの宛先ユーザーと新規登録ユーザーとが同一ユーザーであると判定する。より具体的に、例えばメッセージ送信部23は、宛先ユーザーの特定情報として取得された携帯端末の電話番号と新規登録ユーザーが登録した電話番号とが完全に一致していれば、両者が同一ユーザーであると判断する。また、電話番号に代えて、又はこれに加えて、メールアドレス等の予め定められた種類の情報が一致する場合に、両者が同一ユーザーであると判断してもよい。事前メッセージPMの宛先ユーザーと新規登録ユーザーとのマッチング処理のさらに詳細な具体例については、後述する。
マッチング処理が実行された場合、その時点で新規登録ユーザーは本サービスの利用登録を済ませているので、メッセージ送信部23は、登録済みユーザー宛てにメッセージMを送信する場合と同様の処理によって、本サービス独自のデータ形式で記述された事前メッセージPMを新規登録ユーザー宛てに送信することができる。これにより、新規登録ユーザーは、本サービスの利用登録を行う前に自身に宛てて送信された事前メッセージPMを、送信ユーザーが意図した通りに表示させて閲覧することができる。
特にメッセージ送信部23は、利用登録受付部21が新規登録ユーザーの利用登録を受け付けたタイミングで、その時点までにメッセージ受信部22が受信した複数の事前メッセージPMのそれぞれについてマッチング処理を実行してもよい。この場合、メッセージ送信部23は、マッチング処理の結果宛先ユーザーと新規登録ユーザーが一致するとして抽出された複数の事前メッセージPMを、直ちに新規登録ユーザーのクライアント装置3に対して送信してもよい。これにより、新規登録ユーザーは利用登録の完了後直ちに自分宛ての事前メッセージPMを閲覧することができる。また、メッセージ送信部23は、過去に受信されて記録されている事前メッセージPMのうち、宛先ユーザーが新規登録ユーザーと一致すると判断された事前メッセージPMのリストを当該新規登録ユーザーに対して提示し、リスト内からその新規登録ユーザーが選択した事前メッセージPMを、個別に新規登録ユーザーのクライアント装置3に送信してもよい。
なお、メッセージ送信部23が事前メッセージPMを新規登録ユーザーのクライアント装置3に送信する際には、併せて事前メッセージPMが送信ユーザーからサーバ装置2に対して送信された送信日時の情報をクライアント装置3に対して送信することとする。クライアント装置3のクライアントプログラムは、新規登録ユーザーの利用登録が行われた後に事前メッセージPMの内容を表示する場合、その事前メッセージPMの送信日時として、サーバ装置2が新規登録ユーザーのクライアント装置3に対して事前メッセージPMを送信した日時ではなく、元の送信ユーザーが事前メッセージPMをサーバ装置2に対して送信した日時を表示する。
以下、本実施形態に係るメッセージ交換システム1が実行する処理の流れの具体例について、説明する。まず登録希望ユーザーが本サービスの利用登録を行う際の処理の流れの一例について、図3のフロー図を用いて説明する。
まず登録希望ユーザーは、自身のクライアント装置3にクライアントプログラムをインストールする(S1)。インストールが完了すると、クライアントプログラムはサーバ装置2との間でネットワーク接続を確立する(S2)。その後、クライアントプログラムは、アクティベート画面(登録画面)を表示して、登録希望ユーザーに対してプロファイル情報の入力を促す(S3)。ここで入力されるプロファイル情報には、登録希望ユーザーの氏名、電話番号などが含まれる。なお、クライアントプログラムは、少なくとも一部のプロファイル情報については、登録希望ユーザーに手作業で入力させる代わりに、クライアント装置3内に記録されている所有者情報等を参照して取得してもよい。
入力が完了すると、登録希望ユーザーの指示に応じて、クライアントプログラムは入力されたプロファイル情報を含む登録申請をサーバ装置2に送信する(S4)。このときクライアントプログラムは、クライアント装置3内に記録されている電話帳データを併せて送信する。サーバ装置2の利用登録受付部21は、S4で送信された登録希望ユーザーのプロファイル情報をユーザーデータベースに格納することによって、登録希望ユーザーの利用登録を行う(S5)。さらに、S4で送信された登録希望ユーザーの電話帳データを記憶部12に記録する(S6)。その後、記録が完了した旨の通知をサーバ装置2からクライアント装置3が受信することによって、利用登録は完了する(S7)。これにより登録希望ユーザーは登録済みユーザーとなり、他のユーザーに対してメッセージMを送信できるようになる。
次に、登録済みユーザーが送信ユーザーとして未登録ユーザー宛てに事前メッセージPMを送信する際の処理の流れの一例について、図4のフロー図を用いて説明する。
まず送信ユーザーは、自身のクライアント装置3においてクライアントプログラムを利用して事前メッセージPMを作成し、未登録ユーザーを宛先として選択する(S11)。このときクライアントプログラムは、クライアント装置3内の電話帳データを参照して、送信ユーザーに宛先候補の一覧を提示し、事前メッセージPMの宛先を選択させることとする。電話帳データを参照することで、未登録ユーザーも含めた宛先候補の一覧を送信ユーザーに提示することができる。送信ユーザーが宛先として未登録ユーザーを選択した場合、クライアントプログラムは、宛先として指定された未登録ユーザーに関する電話帳データを参照して、未登録ユーザーの連絡先を含む特定情報を取得する(S12)。そして、クライアントプログラムは、S12で取得した特定情報とともにS11で作成された事前メッセージPMをサーバ装置2に送信する(S13)。
サーバ装置2のメッセージ受信部22は、S13で送信された事前メッセージPMを受信すると、事前メッセージPMの識別コード(メッセージ識別子)を発行する(S14)。このメッセージ識別子は、事前メッセージPM、及び当該事前メッセージPMとともに受信された特定情報と関連づけて事前メッセージPMの管理データベースに記録される。なお、メッセージ受信部22は、事前メッセージPMとともに受信した特定情報だけでなく、予めS4で登録希望ユーザーから受信し、S6で記録された電話帳データを参照して、未登録ユーザーに関する情報を取得してもよい。こうすれば、例えばクライアントプログラムが事前メッセージPMとともに送信する特定情報が電話番号だけであっても、メッセージ受信部22は、過去に取得済みの送信ユーザーの電話帳データを参照することで、事前メッセージPMの宛先ユーザーのその他の個人情報(例えば氏名、メールアドレス、誕生日等)を取得し、事前メッセージPMの宛先ユーザーを特定するための特定情報として利用することができる。
さらにメッセージ受信部22は、特定情報に含まれる連絡先に対して、受信通知RNを送信する(S15)。ここでは具体例として、連絡先は電話番号であって、メッセージ受信部22は当該電話番号宛てにショートメッセージサービスを利用して受信通知RNを送信することとする。また、受信通知RNは、クライアントプログラムのダウンロード先を示すリンク情報と、S14で発行されたメッセージ識別子を含むこととする。さらに、このメッセージ識別子は、リンク情報の一部に引数などの形式で含まれるものとする。
次に、S15で送信された受信通知RNを受領した未登録ユーザーが、受信通知RNを利用して本サービスの利用登録を行う場合の処理の流れの一例について、図5のフロー図を用いて説明する。
S15の受信通知RNを自身が使用するクライアント装置3で受領した未登録ユーザーは、その中に含まれるダウンロード先のリンクを選択する。これにより、クライアントプログラムのダウンロード要求がサーバ装置2に対して送信される(S21)。このリンクには、前述したように事前メッセージPMに対して発行されたメッセージ識別子が含まれている。そのためサーバ装置2は、ダウンロード要求に含まれるメッセージ識別子を参照することで、ダウンロードの要求元がどの事前メッセージPMの宛先ユーザーなのかを特定することができる。
S21のダウンロード要求を受け付けたサーバ装置2の利用登録受付部21は、まずクライアントプログラムのダウンロードファイルを識別するためのファイル識別子を発行する(S22)。このファイル識別子は、S21で受け付けたダウンロード要求に含まれるメッセージ識別子と関連づけてサーバ装置2内に記憶される。続いて利用登録受付部21は、S22で発行したファイル識別子を含んだクライアントプログラムのダウンロードファイルを、要求元のクライアント装置3に対して送信する(S23)。
S23で送信されたダウンロードファイルを受信したクライアント装置3は、このダウンロードファイルを用いてクライアントプログラムのインストールを行う(S24)。なお、ここでサーバ装置2からクライアント装置3に送信されるダウンロードファイルは、クライアントプログラムの本体を含むものであってもよいが、クライアントプログラムの別のダウンロード先の情報を含むものであってもよい。その場合クライアント装置3は、ダウンロードファイルに含まれる情報を参照して別のサーバからクライアントプログラムの本体をダウンロードして、インストールを実行する。
クライアントプログラムのインストールが完了すると、クライアント装置3のクライアントプログラムは、S23で送信されたダウンロードファイルに含まれているファイル識別子をサーバ装置2に対して送信する(S25)。利用登録受付部21は、S25で受信したファイル識別子と関連づけられたメッセージ識別子を特定し、そのメッセージ識別子の有効期限が経過していないか判定する(S26)。ここでメッセージ識別子の有効期限とは、事前メッセージPMとともに受信された特定情報を用いた利用登録時の自動入力処理(後述)が許可される期間を指している。メッセージ識別子の有効期限は、S14でメッセージ識別子が発行された時点を起算点として設定される、予め定められた期間であってよい。
S26で有効期限が経過していないと判定される場合、利用登録受付部21は未登録ユーザーが利用登録を行う際に特定情報の自動入力処理を実行することとし、自動入力の対象となる特定情報を取得する(S27)。この特定情報は、S26で特定されたメッセージ識別子に関連付けられた事前メッセージPMとともにメッセージ受信部22が受信したものであって、事前メッセージPMの送信ユーザーが指定したものである。さらに利用登録受付部21は、メッセージ受信部22が事前メッセージPMとともに受信した特定情報だけでなく、この特定情報をキーとして電話帳データから取得される未登録ユーザーの個人情報も、自動入力の対象としてもよい。この場合の個人情報は、事前メッセージPMの送信ユーザーの電話帳データに登録されていた未登録ユーザーの情報であって、前述したS6の処理でサーバ装置2に記録されたものである。
その後、利用登録受付部21は、登録画面の表示指示をクライアント装置3に送信する(S28)。このとき利用登録受付部21は、S27で特定情報その他の未登録ユーザーの個人情報を取得している場合、その取得した個人情報を併せてクライアント装置3に送信する。一方、S26で有効期限が経過していると判定された場合、個人情報を含まずに登録画面の表示指示を行う。
クライアント装置3のクライアントプログラムは、S28の指示に応じて登録画面を表示する(S29)。このとき、未登録ユーザーの個人情報がサーバ装置2から送信されていれば、クライアントプログラムは送信された特定情報その他の個人情報を入力時の初期値として画面上に表示する。これにより、事前メッセージPMの送信ユーザーに知られている未登録ユーザーの個人情報が予め登録画面に自動入力されるので、未登録ユーザーは利用登録の際に自身のプロファイル情報の少なくとも一部の入力を省略することができ、手間を軽減できる。この登録画面で必要な情報を入力した後、未登録ユーザーの指示に応じて、クライアントプログラムは入力されたプロファイル情報を含む登録申請をサーバ装置2に送信する(S30)。以降の処理は、図3におけるS4以降の処理と同様である。
なお、以上の説明ではダウンロードファイルにファイル識別子を含めることで、事前メッセージPMのメッセージ識別子と新たに利用登録をしようとする未登録ユーザーとの対応関係を特定することとした。しかしながら利用登録受付部21は、これに限らず、他の方法で事前メッセージPMの宛先ユーザーと未登録ユーザーとの対応を特定してもよい。例えば利用登録受付部21は、事前メッセージPMの受信通知RNを受領した未登録ユーザーからクライアントプログラムのダウンロード要求を受け付けた際に、要求元のクライアント装置3を識別可能な端末識別情報を取得し、受信通知RNに含まれるメッセージ識別子と関連づけて記録する。そして、クライアントプログラムをインストールしたクライアント装置3から新たな登録申請を受け付けた際には、その登録申請を行ったクライアント装置3の端末識別情報を過去に未登録ユーザーから取得した端末識別情報と照合することによって、事前メッセージPMの宛先ユーザーと登録希望ユーザーとを結びつける。
次に、メッセージ送信部23が実行する、事前メッセージPMの宛先ユーザーと新規登録ユーザーとの間のマッチング処理のいくつかの具体例について、説明する。
まず第1のマッチング処理例として、電話番号とメッセージ識別子を用いたマッチング処理の例について説明する。本サービスでは携帯端末の電話番号を用いて利用登録を行った各ユーザーを識別することとしているが、一つの電話番号は、回線契約の解約等によって複数のユーザーに使用される場合がある。以下では本マッチング処理の内容を説明するための仮想事例として、電話番号N1を最初はユーザーXが使用していたが、その後ユーザーXは当該電話番号N1の回線契約を解約し、それから一定時間経過した後に、新たにユーザーYが回線契約を行った際に同じ電話番号N1が割り当てられたという場合を想定する。
図6は、この事例における時系列を説明する図である。この事例では、まず2012年12月1日に、ユーザーXの知人であるユーザーAが電話番号N1を特定情報として含んだ事前メッセージPM1をサーバ装置2に送信している。その後、ユーザーXは本サービスの利用登録を行わないまま電話番号N1の回線契約を2012年12月31日に解約し、約1年後の2014年1月1日に新たにユーザーYが同じ電話番号N1の使用を開始した。さらにその後、2014年3月10日にユーザーYの知人であるユーザーBが同じく電話番号N1を特定情報として含んだ事前メッセージPM2をサーバ装置2に送信した。ここでは事前メッセージPM1と事前メッセージPM2との間で特定情報は一致しているものの、各事前メッセージPMの送信ユーザーが意図している宛先ユーザーは互いに異なっている。さらにその後、2014年5月1日にユーザーYの別の知人であるユーザーCがやはり電話番号N1を特定情報として含んだ事前メッセージPM3をサーバ装置2に送信した。この事前メッセージPM3の受信通知RNを受信したユーザーYは、事前メッセージPM3の送信から1時間後に本サービスの利用登録を行った。
以上の事例において、ユーザーYが利用登録を行った際には、プロファイル情報として電話番号N1が入力される。3個の事前メッセージPMはいずれもその宛先ユーザーが電話番号N1によって特定されているので、前述した電話番号を用いたマッチング処理によれば、メッセージ送信部23は、全ての事前メッセージPMの宛先ユーザーがユーザーYであると判定するはずである。しかしながら、前述したように本事例では事前メッセージPM1はユーザーY宛てではなくユーザーX宛てだったので、ユーザーYの使用するクライアント装置3に送信すべきではない。そこでこの第1のマッチング処理例では、メッセージ送信部23は、各事前メッセージPMを新規登録ユーザーに送信するための条件として、各事前メッセージPMに付与されたメッセージ識別子の入力を新規登録ユーザーに要求するものとする。前述したように、メッセージ識別子はメッセージ受信部22が事前メッセージPMを受信した際に各事前メッセージPMを識別するために発行される情報であり、ここでは文字列や数字列などによって構成されるものとする。本マッチング処理例では、メッセージ受信部22は、事前メッセージPMを受信するごとに、当該事前メッセージPMのメッセージ識別子を発行し、そのメッセージ識別子を含んだ受信通知RNを宛先ユーザーに対して送信する。
このような構成によれば、送信ユーザーが事前メッセージPMを送信した時点で特定情報によって特定される電話番号の携帯端末を所持しているユーザーでなければ、当該事前メッセージPMのメッセージ識別子を知ることができないことになる。図6の事例では、事前メッセージPM1が送信された時点ではユーザーYは電話番号N1が割り当てられたクライアント装置3を所持していないため、事前メッセージPM1の受信通知RNを受領しておらず、そのメッセージ識別子を知ることができない。一方で、事前メッセージPM2及びPM3のそれぞれが送信された時点では、ユーザーYは電話番号N1が割り当てられたクライアント装置3を所持しているため、これらの事前メッセージPMの受信通知RNを受信している。そこで本サービスの利用登録を行った新規登録ユーザーは、自身が受け取った受信通知RNのそれぞれに含まれるメッセージ識別子をクライアントプログラム上で入力する。メッセージ送信部23は、新規登録ユーザーからメッセージ識別子が入力された場合に、当該メッセージ識別子が付与された事前メッセージPMの宛先ユーザーと新規登録ユーザーとが一致すると判断し、その事前メッセージPMを新規登録ユーザーへの送信対象とする。一方でメッセージ識別子が入力されていない事前メッセージPMについては新規登録ユーザーに公開しないこととする。これにより、意図されていないユーザーに事前メッセージPMが送信されないよう制限することができる。具体的に、図6の事例では、ユーザーYは事前メッセージPM2及びPM3のメッセージ識別子を入力してこれらの事前メッセージPMを閲覧することができるが、事前メッセージPM1を閲覧することはできなくなる。
なお、以上の説明では新規登録ユーザーはメッセージ識別子を手作業で入力することとしたが、このような作業の手間を軽減するために、受信通知RNにメッセージ識別子を含んだ所定のプロトコルのリンク情報を含めることとしてもよい。この場合、当該プロトコルはクライアントプログラムと関連づけられているものとする。こうすれば、クライアントプログラムのインストール後に受信通知RNに含まれるリンク情報を選択することで、新規登録ユーザーは当該リンク情報に含まれるメッセージ識別子を容易にクライアントプログラムに入力することができる。
また、以上の説明では新規登録ユーザーは受信した個々の受信通知RNに含まれるメッセージ識別子を全て入力する必要があることとした。しかしながら、新規登録ユーザーが全てのメッセージ識別子を入力するのは手間がかかる。そこでメッセージ送信部23は、メッセージ識別子が入力されていない事前メッセージPMについても、一定の条件を満たす範囲内で新規登録ユーザーへの送信対象としてもよい。例えばメッセージ送信部23は、新規登録ユーザーが利用登録を行った時点を起算点として、直近の過去所定期間(例えば24時間)以内にメッセージ受信部22が受信した事前メッセージPMについては、メッセージ識別子の入力を要求することなく無条件で新規登録ユーザー宛てに送信してもよい。通常、あるユーザーが携帯端末の回線契約を解約してから、同じ電話番号が他のユーザーに割り当てられるまでには、一定の休止期間が設けられる。そのため、この休止期間を考慮して事前メッセージPMの有効期限を設けておき、有効期限が経過する前に新規登録ユーザーが利用登録を行った場合、メッセージ送信部23は当該事前メッセージPMを無条件で送信対象とする。こうすれば、新規登録ユーザーは、利用登録を行った際に比較的最近受信された事前メッセージPMについては、わざわざメッセージ識別子を入力せずに閲覧することができる。
また、マッチング処理によって抽出された複数の事前メッセージPMのうちの一つについて新規登録ユーザーがメッセージ識別子を入力した場合、メッセージ送信部23は、当該事前メッセージPMより後にメッセージ受信部22が受信した他の事前メッセージPMについて、メッセージ識別子の入力を要求することなく新規登録ユーザーに送信してもよい。具体的に図6の事例では、ユーザーYが利用登録を行った後、事前メッセージPM2のメッセージ識別子を入力した場合には、事前メッセージPM2より後に受信された事前メッセージPM3についてはメッセージ識別子の入力を要求せずにユーザーYに送信する。これは、ある特定の事前メッセージPMについてメッセージ識別子が入力された場合、当該事前メッセージPMをサーバ装置2が受信した時点以降、利用登録の時点にいたるまで、利用登録を行った新規登録ユーザーが同じ電話番号を使用し続けていることが確認できるからである。当該構成によれば、新規登録ユーザーは、できる限り過去に受領した受信通知RNを一つ選んでその中に含まれるメッセージ識別子を入力することで、その受信通知RNに対応する事前メッセージPMより後に受信された全ての事前メッセージPMを、メッセージ識別子を入力することなく閲覧できる。
次に、第2のマッチング処理例として、一人の未登録ユーザーに対して互いに異なる電話番号を特定情報として含む複数の事前メッセージPMが送信された場合の例について説明する。以下では本マッチング処理の内容を説明するための仮想事例として、未登録ユーザーであるユーザーXは最初電話番号N1を使用していたが、その後、電話番号N1の回線契約を解約して新たに電話番号N2の回線契約を結んだという場合を想定する。また、ここではユーザーA及びBの二人がユーザーXの知人だが、ユーザーAの電話帳データ内にはユーザーXの連絡先としてメールアドレスA1と古い電話番号N1が登録されており、ユーザーBの電話帳データ内にはメールアドレスA1と新しい電話番号N2が登録されているものとする。
この事例では、ユーザーXが電話番号N2への変更を完了した後に、ユーザーAがユーザーX宛てに事前メッセージPM1を送信したとする。このときユーザーAのクライアント装置3は、電話番号N1及びメールアドレスA1を特定情報として事前メッセージPM1とともにサーバ装置2に送信する。ここで、電話番号及びメールアドレスのうち、電話番号が受信通知RNの送付先としても使用する主特定情報であるとし、メールアドレスは補助的にマッチング処理に使用する補助特定情報であるものとする。メッセージ受信部22は、主特定情報の電話番号N1宛てに受信通知RNを送信するが、既にユーザーXは電話番号N1を使用していないため、ユーザーXは受信通知RNを受領することができない。その後、ユーザーBもユーザーX宛てに事前メッセージPM2を送信したとする。この場合ユーザーBのクライアント装置3は、電話番号N2及びメッセージアドレスA2を特定情報として事前メッセージPM2とともにサーバ装置2に送信する。メッセージ受信部22は、この事前メッセージPM2については電話番号N2宛てに受信通知RNを送信するため、ユーザーXはその受信通知RNを受領することができる。
その後、事前メッセージPM2の受信通知RNを受領したユーザーXは、本サービスの利用登録を行ったとする。このとき、ユーザーXは自身のプロファイル情報として電話番号N2及びメールアドレスA2を登録する。メッセージ送信部23はこの利用登録を受けてマッチング処理を行う。この事例では事前メッセージPM2の特定情報とユーザーXが登録した電話番号N2及びメールアドレスA2が一致するため、事前メッセージPM2の宛先ユーザーがユーザーXとマッチングすると判定される。そのためメッセージ送信部23は、事前メッセージPM2の登録フラグを「登録済み」に変更し、事前メッセージPM2をユーザーXに送信する。これにより、ユーザーXはユーザーBが過去に送信した事前メッセージPM2を閲覧することができる。図7Aは、この時点でサーバ装置2が管理している事前メッセージPMの特定情報の一例である。同図では、事前メッセージPM1に特定情報として電話番号N1及びメールアドレスA1が関連づけられており、登録フラグは「未登録」になっている。一方、事前メッセージPM2には特定情報として電話番号N2及びメールアドレスA1が関連づけられており、登録フラグは「登録済み」に更新されている。
この事例では、事前メッセージPM1の主特定情報である電話番号N1はユーザーXの登録したプロファイル情報と一致していないため、そのままではユーザーXは事前メッセージPM1を閲覧することができない。しかしながら、補助特定情報であるメールアドレスA2は、ユーザーXがプロファイル情報として入力したメールアドレスA2と一致している。そこでメッセージ送信部23は、過去に送信された事前メッセージPMの中から、関連づけられた補助特定情報が共通する事前メッセージPMを抽出し、その登録フラグが一致するか否かを判定する。そして、補助特定情報が共通し、かつ、登録フラグが一致していない(すなわち、互いに登録状態が異なる)複数の事前メッセージPMが抽出された場合に、登録フラグが「未登録」になっている事前メッセージPMについても送信対象とし、その主特定情報を更新することとする。具体的に図7Aでは、事前メッセージPM2の登録フラグが「登録済み」に更新されており、これは事前メッセージPM2の補助特定情報がユーザーXのプロファイル情報と一致することが既に確認済みであることを意味している。そのため、事前メッセージPM2と補助特定情報が共通する事前メッセージPM1についても、同じユーザーX宛てであると推定することができる。そこでメッセージ送信部23は、事前メッセージPM1の主特定情報を電話番号N2に更新し、その登録フラグを「登録済み」に変更する。図7Bは、図7Aに示す事前メッセージPMの宛先情報が上記第2のマッチング処理例によって更新された状態を示している。以上の処理例によれば、ユーザーXの現在の電話番号N2を知らないユーザーAも、ユーザーX宛てに事前メッセージPM1を送信することができる。
なお、ここでは補助特定情報はメールアドレスであることとしたが、これに限らず氏名などの他の個人情報またはその組み合わせを補助特定情報として用いてもよい。特に複数の個人情報の組み合わせを補助特定情報としたり、複数ユーザー間で使い回されるおそれの少ないユーザー固有の情報(ソーシャルネットワーキングサービスのアカウント名など)を補助特定情報として利用したりすることで、誤ったユーザーに事前メッセージPMが送信されることを防ぐことができる。
次に、第3のマッチング処理例として、特定情報が複数の連絡先を含む場合の別の例について説明する。ここでは第2のマッチング処理例とは異なり、事前メッセージPMに関連づけられた複数の特定情報は、それぞれ独立のレコードとして管理されるものとする。例えば一人のユーザーが、同時に複数の電話番号を使用したり複数のメールアドレスを使用したりすることは一般的である。このような場合、そのユーザーの知人の電話帳データには、当該ユーザーの連絡先として、同種の情報が複数個含まれている。本処理例では、これら複数個の連絡先がそれぞれ独立に特定情報として記録される。
具体的な事例として、ユーザーAが未登録ユーザーであるユーザーX宛てに事前メッセージPM1を送信する場合を想定する。ここでユーザーAの電話帳データには、ユーザーXの連絡先として、電話番号N1、電話番号N2、メールアドレスA1、及びメールアドレスA2の4個が登録されており、ユーザーAが事前メッセージPM1を送信する際には、これらの4個の連絡先が特定情報として併せて送信されるものとする。図8は、この場合にメッセージ受信部22がサーバ装置2内に記録する事前メッセージPM1の特定情報の一例である。同図では、4個の連絡先に対応して4個のレコードが記録されている。また、この事例では、メッセージ受信部22は、特定情報のうち、先頭の電話番号である電話番号N1宛てに受信通知RNを送信するものとする。
この事例において、ユーザーXは電話番号N1で受信通知RNを受領するが、必ずしもこの受信通知RNを利用して本サービスの利用登録を行うとは限らない。また、この受信通知RNを利用して利用登録を行う場合でも、電話番号N1以外の別の連絡先(例えば電話番号N2)をプロファイル情報として指定した利用登録を希望する場合もあり得る。しかしながら、どちらの場合でも、ユーザーXが上記4個の連絡先のいずれかをプロファイル情報として指定すれば、図8に示す4個のレコードのいずれかはマッチング処理に成功することになる。このマッチング処理例では第2のマッチング処理例と異なり複数の連絡先のそれぞれが独立した特定情報として記録されるので、いずれか一つの特定情報とプロファイル情報とがマッチングすれば、新規登録ユーザーは対応する事前メッセージPMを閲覧することができる。
なお、このマッチング処理例では、一つの事前メッセージPMについて重複して複数のレコードが記録されるが、そのうちの一つがマッチングして登録フラグが「登録済み」に変更されると、その他のレコードについてマッチング処理は不要となる。そこで、メッセージ送信部23は、いずれかの特定情報により新規登録ユーザーのマッチングに成功した場合には、その特定情報に関連付けられた登録フラグだけでなく、同じ事前メッセージPMについて登録された全てのレコードの登録フラグを「登録済み」に変更してもよい。あるいは、実際に新規登録ユーザーがプロファイル情報として登録して連絡先以外のレコードについては保持し続ける実益はないので、他のレコードについては単純に削除してもよい。具体例として、図8に示す4個のレコードが保持されている状態でユーザーXが電話番号N2をプロファイル情報として指定して利用登録を行った場合、メッセージ送信部23は、電話番号N2を含むレコードだけを残し、その他の3個のレコードは削除してもよい。
次に、本サービスにおけるスパムメッセージ対策の一例について、説明する。本サービスのようなメッセージ交換サービスにおいては、不特定多数のユーザーに相手方の同意を得ずに広告等のメッセージ(いわゆるスパムメッセージ)を送信する迷惑行為が行われることがあり、そのような迷惑行為の対策が要請されている。一方で、相手方の同意を得るなどして正当に多数のユーザーにメッセージを送信する場合もあり、技術的に両者を識別することは容易でない。本実施形態に係るサーバ装置2は、特に複数の未登録ユーザー宛てに一人の送信ユーザーが事前メッセージPMを送信する場合に、以下のような手法により当該送信行為が迷惑行為か否かを判定することとしてもよい。
すなわち、サーバ装置2は、一人の送信ユーザーが複数の未登録ユーザー宛てに事前メッセージPMを送信した場合に、その後一定期間の間にどの程度の数の未登録ユーザーが本サービスへの利用登録を行ったかをカウントする。事前メッセージPMの送信が宛先ユーザーの同意に基づくものであったり、あるいは送信ユーザーが宛先ユーザーの知人であったりする場合には、その宛先ユーザーはある程度の確率で本サービスへの利用登録を行うと期待できる。一方で、ある送信ユーザーの送信行為が宛先ユーザーの同意に基づくものでなく、かつ、送信ユーザーが宛先ユーザーの知人でなければ、宛先ユーザーが本サービスの利用登録を行う可能性は低いと想定される。そこでサーバ装置2は、ある送信ユーザーが送信した事前メッセージPMの宛先ユーザーの数に対して、その後一定期間に利用登録を行った宛先ユーザーの数の割合を算出し、その割合が所定の閾値未満か否かを判定する。もし算出された割合が閾値未満であれば、その送信ユーザーはスパムメッセージを送信しているものと推定される。これにより、本サービス独自の方法でスパムメッセージの送信者を特定することができる。
以上説明した本発明の実施の形態に係るサーバ装置2によれば、本サービスに登録済みのユーザーは、本サービスの利用登録を行っていないユーザーに対しても本サービス独自のデータ形式で事前メッセージを送信することができる。そして、事前メッセージの宛先となったユーザーは、事前メッセージの送信後に本サービスの利用登録を行うことで、事後的に自分宛ての事前メッセージを本サービス独自のデータ形式で閲覧することができる。
なお、本発明の実施の形態は以上説明したものに限られない。例えば以上の説明では、主に特定情報として電話番号を使用し、メッセージ受信部22はショートメッセージサービスを利用して受信通知RNを送信することとした。しかしながらこれに限らず、メッセージ受信部22は電話番号宛てのボイスメッセージで受信通知RNを送信してもよいし、特定情報に含まれるメールアドレス宛ての電子メールで受信通知RNを送信してもよい。また、その他の各種の通信手段で受信通知RNを送信してもよく、複数の通信手段を併用してもよい。
また、未登録ユーザーは必ずしも受信通知RNを受け取らなければ事前メッセージPMを閲覧できないわけではなく、サーバ装置2は、未登録ユーザーが利用登録を行った後、プロファイル情報と特定情報とに基づくマッチング処理に成功すれば、事前メッセージPMを当該ユーザーに閲覧させてよい。ただし、この場合にマッチング処理に用いる新規登録ユーザーのプロファイル情報は、正しく新規登録ユーザーのものであると確認することが望ましい。悪意あるユーザーが他人になりすまして他人の事前メッセージPMを閲覧する行為を防止するためである。具体例として、電話番号を特定情報として使用する場合、クライアントプログラムは、クライアント装置3(携帯端末)自身に記録された本体の電話番号を読み出してプロファイル情報の一部としてサーバ装置2に送信してもよい。あるいは、特定情報としてソーシャルネットワーキングサービスなどの外部のサービスのアカウント名を使用する場合、サーバ装置2は、当該外部のサービスと連携して、プロファイル情報として受け付けたアカウントが外部のサービスで認証済みのアカウントか否かを検証してもよい。あるいは、外部のサービスによって認証済みのアカウントの情報がクライアント装置3内に記録されている場合、クライアントプログラムは、そのアカウントの情報をプロファイル情報の一部としてサーバ装置2に送信してもよい。
また、事前メッセージPMを新規登録ユーザーに閲覧させるか否か判定するために、事前メッセージPMの送受信者間で取り決めたキーワードを用いてもよい。この場合、送信ユーザーは事前メッセージPMの作成時に開封用のキーワードを指定する。サーバ装置2はこのキーワードを事前メッセージPMに関連づけて記録しておき、新規登録ユーザーからキーワードの入力を受け付けた場合に、当該事前メッセージPMを新規登録ユーザーに閲覧させることとする。
また、以上の説明では登録希望ユーザーは利用登録時にマッチング処理に必要な全てのプロファイル情報を入力することとした。しかしながらこれに限らず、登録希望ユーザーは利用登録が完了した後に事後的にプロファイル情報の追加や変更を行ってもよい。この場合メッセージ送信部23は、プロファイル情報の変更に応じてマッチング処理を再実行してもよい。
また、以上の説明ではメッセージ送信部23は、新規登録ユーザーの利用登録完了後に、登録フラグが「未登録」となっている全ての事前メッセージPMについてマッチング処理を実行することとした。しかしながらこれに限らず、メッセージ送信部23は、事前メッセージPMを送信するための予備処理として、メッセージ受信部22が事前メッセージPMを受信するごとに、新たに受信した事前メッセージPMの特定情報と過去に受信済みの事前メッセージPMの特定情報との間でマッチング処理を行ってもよい。このような構成によれば、メッセージ送信部23は、予め宛先ユーザーが同一であると判断される複数の事前メッセージPMをグルーピングすることができる。これにより、未登録ユーザー宛ての全ての事前メッセージPMは、未登録ユーザー別にグループ化されて管理されることになる。そのため、新規登録ユーザーの利用登録が行われた際には、メッセージ送信部23は、このグループ単位で新規登録ユーザーと未登録ユーザーとの間のマッチング処理を実行しさえすればよい。
1 メッセージ交換システム、2 サーバ装置、3 クライアント装置、11 制御部、12 記憶部、13 通信部、21 利用登録受付部、22 メッセージ送信部、23 メッセージ受信部。

Claims (12)

  1. メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行う利用登録手段と、
    前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するメッセージ受信手段と、
    前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するメッセージ送信手段と、
    を含むことを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記メッセージ送信手段は、前記利用登録手段によって前記新規登録ユーザーの利用登録が行われたタイミングで、当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当するか否か判断し、該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを送信する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  3. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記特定情報は、前記宛先ユーザーの連絡先を含み、
    前記メッセージ受信手段は、前記メッセージを受信した場合に、前記メッセージ送信手段が前記メッセージを送信するよりも前に、当該メッセージを受信した旨の通知を前記連絡先宛てに送信する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  4. 請求項3に記載のサーバ装置において、
    前記メッセージ受信手段は、前記メッセージを受信した旨の通知に、当該メッセージを識別するメッセージ識別子を含め、
    前記メッセージ送信手段は、前記新規登録ユーザーから前記メッセージ識別子の入力を受け付けた場合に、当該新規登録ユーザーが当該メッセージ識別子によって識別されるメッセージの宛先ユーザーであると判断する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  5. 請求項4に記載のサーバ装置において、
    前記メッセージ受信手段は、前記未登録ユーザーを宛先ユーザーとする複数のメッセージをそれぞれ受信して記録し、
    前記メッセージ送信手段は、前記新規登録ユーザーから一の前記メッセージ識別子の入力を受け付けた場合に、当該メッセージ識別子によって識別されるメッセージだけでなく、当該メッセージ識別子によって識別されるメッセージより後に前記メッセージ受信手段が受信したメッセージについても、前記新規登録ユーザーが当該メッセージの宛先ユーザーであると判断する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  6. 請求項3に記載のサーバ装置において、
    前記通知には、前記メッセージ交換サービスを利用する際に使用すべきクライアントプログラムのダウンロード先を示す情報が含まれる
    ことを特徴とするサーバ装置。
  7. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記特定情報は主特定情報と補助特定情報とを含み、
    前記メッセージ受信手段は、複数のメッセージを受信し、
    前記メッセージ送信手段は、前記複数のメッセージのうちの注目メッセージについて、当該注目メッセージの前記主特定情報が前記新規登録ユーザーから提供されるプロファイル情報と対応しない場合であっても、当該注目メッセージの前記補助特定情報が当該プロファイル情報と対応し、当該注目メッセージの前記補助特定情報が前記複数のメッセージのうちの別のメッセージの前記補助特定情報とも対応し、かつ、前記新規登録ユーザーが当該別のメッセージの宛先ユーザーに該当すると判断された場合には、前記新規登録ユーザーが当該注目メッセージの宛先ユーザーに該当すると判断する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  8. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記メッセージ受信手段は、前記メッセージとともに前記宛先ユーザーの複数の連絡先を含む特定情報を受信し、
    前記メッセージ送信手段は、前記複数の連絡先のいずれか少なくとも一つが前記新規登録ユーザーから提供されるプロファイル情報と対応する場合に、当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  9. 請求項3に記載のサーバ装置において、
    前記利用登録手段は、前記通知を受領したユーザーが利用登録を行う際には、当該ユーザーが前記プロファイル情報を入力する場合における初期値として、前記メッセージとともに受信された前記特定情報を当該ユーザーが使用するクライアント装置に対して送信する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    一の送信ユーザーから複数の前記未登録ユーザーを宛先ユーザーとして複数のメッセージが送信された場合に、当該宛先ユーザーの数に対して、前記利用登録を行った宛先ユーザーの数の割合を算出する手段をさらに含む
    ことを特徴とするサーバ装置。
  11. メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行うステップと、
    前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するステップと、
    前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するステップと、
    を含むことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
  12. メッセージ交換サービスの利用を希望するユーザーから当該ユーザーのプロファイル情報を受け付けて、当該ユーザーの利用登録を行う利用登録手段、
    前記利用登録がなされていない未登録ユーザーを宛先ユーザーとするメッセージを、当該宛先ユーザーの特定に用いる特定情報とともに受信して記録するメッセージ受信手段、及び、
    前記メッセージの受信後に前記利用登録が行われた新規登録ユーザーについて、当該新規登録ユーザーから受け付けた前記プロファイル情報と前記特定情報とに基づいて当該新規登録ユーザーが前記宛先ユーザーに該当すると判断される場合に、前記記録されたメッセージを当該新規登録ユーザー宛てに送信するメッセージ送信手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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