JP5735015B2 - 近接場光デバイス、それを用いた記録装置、および、記録方法 - Google Patents

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本発明は、例えば、近接場光を用いた微小スポットを利用した記録装置および記録方法の技術分野に関する。
近接場光を利用した、光の回折限界を超えたナノスケールの微小光スポットの利用例として、例えば、近接場光を磁気記録媒体の昇温するための光源として用いる熱アシスト磁気記録(特許文献1〜4参照)が提案されている。
また、通信ネットワークの分野で、近年の半導体微細加工技術の進歩により、量子力学的効果を利用し、単一電子を制御することにより電子の粒子性を極限まで利用するナノスケールの量子ドットが注目されている。たとえば、量子ドットのサイズを適切に制御する製造方法(特許文献5参照)、および、積層された量子ドットを利用した近接場集光器が提案されている(特許文献6参照)。
特開2009−163834号公報 特開2010−146655号公報 特開2010−146663号公報 特開2003−045004号公報 特開2009−231601号公報 特開2006−080459号公報
特許文献1〜4に記載の熱アシスト磁気記録の構成は、対物レンズや光導波路を用いて集光させているが、この方法では光の波長以下のサイズに絞り込むことができない。しかしながら、近接場発生部である金属導体は、波長以下のサイズである数十ナノメートル以下の大きさであり、集光されたレーザ光の大部分は近接場光の生成に寄与せず効率が低い。
また、エネルギーが微小な大きさの領域に集中するので、金属導体自体が溶けてしまう恐れがあり、継続的な駆動が困難である問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、通信ネットワーク分野の量子ドットを用いた近接場光デバイスを磁気記録へ応用することにより、微小サイズの近接場光を発生させることができる近接場光デバイス、それを用いた記録装置と記録方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の近接場光デバイスは、上記課題を解決するために、複数の量子ドットを含んでなり、前記複数の量子ドットが少なくとも平面的に分布する量子ドット構造体と、前記量子ドット構造体の上に設けられた金属端と、を備える近接場光デバイスであって、前記量子ドット構造体は、前記量子ドット構造体に入射する光である入射光が、前記複数の量子ドットの少なくとも一部により近接場光に変換され、前記近接場光が前記複数の量子ドットのうち一又は複数の量子ドットを伝播することにより、前記近接場光が前記金属端に集中するような構成を有する。
本発明の第2の近接場光デバイスは、上記課題を解決するために、光源と、複数の量子ドットを含んでなり、前記複数の量子ドットが少なくとも平面的に分布する量子ドット構造体と、前記量子ドット構造体の上に設けられた金属端と、を備える近接場光デバイスであって、前記量子ドット構造体は、前記光源から出射され前記量子ドット構造体に入射する光である入射光が、前記複数の量子ドットの少なくとも一部により近接場光に変換され、前記近接場光が前記複数の量子ドットのうち一又は複数の量子ドットを伝播することにより、前記近接場光が前記金属端に集中するような構成を有する。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。 図1の近接場光デバイスにおけるエネルギー移動を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。 図3の近接場光デバイスにおけるエネルギー移動を説明する図である。 3層に量子ドットグループを配置した近接場光デバイスの構造を示す図である。 メサ構造の近接場光デバイスの構造を示す図である。 量子ドットがメサ構造体の中に分散している近接場光デバイスの構造を示す図である。 光源の位置を変えた近接場光デバイスの構造を示す図である。 本発明の近接場光デバイスを磁気記録に応用した例を示す図である。 本発明の記録装置の実施形態に係る記録装置を説明する図である。 本発明の記録装置の動作を説明する図である。 本発明の記録装置の動作を説明する図である。 本発明の記録装置の動作を説明する図である。 本発明の記録装置の変形例1の実施形態に係る記録装置を説明する図である。 本発明の記録装置の変形例1の動作を説明する図である。 本発明の記録装置の変形例1の動作を説明する図である。 本発明の第3の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの全体形状の一例を示す平面図及び斜視図である。 図19(a)のA−A´線断面図の一例である。 本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの第1変形例の一例である。 本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの第2変形例の一例である。 本発明の第5の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。 本発明の近接場光デバイスの製造工程の一部を示す断面図である。 図24の工程に続く工程を示す断面図である。 図25の工程に続く工程を示す断面図である。 図26の工程に続く工程を示す断面図である。 図27の工程に続く工程を示す断面図である。 図28の工程に続く工程を示す断面図である。 図29の工程に続く工程を示す断面図である。 図30の工程に続く工程を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下で参照する各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
<第1の実施形態>
まず、本発明を適用した量子ドットを利用した近接場光デバイス1について説明する。近接場光デバイス1は、図1に示すように、光源11、GaAs基板12、GaAsバッファ層13、InAs層14、InAs量子ドット15、GaAs層16、及び金属端17から構成されている。
光源11とGaAs基板12は図1では接合されているが、離間していても良い。光源11はLED(Light Emitting Diode)であってもよいし、半導体レーザでも良い。GaAs基板12は光源11からの入射光が透過する厚さに設計されている。金属端17は、近接場光のエネルギーを効率よく吸収できるエネルギーバンドを持つ金属(例えば金(Au))が好ましいが、それに限ることなく、金(Au)以外の金属でも良い。また各種の半導体でもかまわない。図1に示す量子ドット構造は、例えば特開2009−231601号公報に記載されている方法で製造される。
尚、図1の近接場光デバイスの例では、GaAsやInAsを用いたが、これらの材料に限らず、CuCl、GaNまたはZnOなど透光性のある量子ドットとして機能する材料を用いることができる。
次に図2を用いて、図1の近接場光デバイス1が光源11からの入射光のエネルギーを移動させる方法について説明する。光源11からの入射光はGaAs基板12、GaAsバッファ層13、InAs層14を透過し、InAs量子ドット15に到達し、InAs量子ドット15の周囲に近接場光18が発生する。発生した近接場光18のエネルギーは金属端17に移動し近接場光19となる。金属端17に移動した近接場光19は、対象物21と金属端17との距離が近接場相互作用を引き起こす距離(例えば20nm(ナノメートル)以下)であるとき、金属端17から対象物21の表面の微小スポット20に近接場光19が移動する(すなわちエネルギーが移動する)。微小スポットは光の回折限界より小さいナノオーダーのスポットである。
対象物21が磁気記録媒体であるならば、微小スポットに熱などのエネルギーが照射されることになり、昇温する領域を小さくすることができ、小さい面積(体積)の磁気記録ビッドを形成することができる。
光源11のON/OFFを制御することにより、金属端17から対象物21の微小スポットへのエネルギー移動を制御する。これにより、例えば磁気記録ビットの記録を行う。
磁気記録ビットの大きさは数十ナノメートル以下の大きさであり、光学的な方法では入射光を光の波長以下のスポットに絞り込むことはできず、数十ナノメートルの大きさの領域を昇温することができない(光の波長サイズである数百ナノメートルの大きさの領域が昇温してしまうことになる)。また、金属端17に、例えば光導波路などを用いて直接入射光を照射すると、金属端17が高温になり熔ける恐れがある。
本発明を適用した量子ドットを利用した近接場光デバイス1を用いることにより、入射光の一部を量子ドット15にて近接場光18に変換され、近接場光18が金属端17に移動し近接場光19となり、対象物21(たとえば磁気媒体)に数十ナノメートルの大きさの領域を昇温できることになる。また、シミュレーションによる研究により金属端17が高温にならないことも示されている。
よって、本発明によれば、量子ドットにて入射光のエネルギーを受け取り、光の波長の大きさより小さい大きさの領域を確実に昇温することができる。
<第2の実施形態>
次に、量子ドットを2段に積層した近接場光デバイス100について図3を用いて説明する。近接場光デバイス100は、光源101、GaAs基板102、GaAsバッファ層103、第1InAs層104、第1量子ドット105a、105b、第1GaAs層106、第2InAs層107、第2量子ドット108、第2GaAs層109及び金属端110から構成されている。量子ドットが2段構成になっている以外は図1に示した近接場光デバイス1と同様の構成となっている。
第1InAs層104上には複数の第1量子ドット105a、105bが形成されており、光源101からの入射光を複数の第1量子ドット105a、105bで受けとる。第2InAs層107上には第2量子ドット108が形成されている。
第2量子ドットの個数は第1量子ドットの個数より少ない(例えば、第1量子ドット4個に対して第2量子ドット1個、第1量子ドット9個に対して第2量子ドット1個など)。また、第2量子ドットの大きさは第1量子ドットの大きさより大きい(例えば、第2量子ドットの直径が60nmに対して第1量子ドットの直径は50nm、第2量子ドットの直径が20nmに対して第1量子ドットの直径は15nmなど)。
下層(第1量子ドット105a、105b)と上層(第2量子ドット108)の量子ドットは近接場光相互作用で結合可能な距離を満たすように、第1量子ドット105a、105b及び第2量子ドット108が構成されている。
図4を用いて近接場光デバイス100が光源101からの入射光のエネルギーを移動させる方法について説明する。光源101からの入射光はGaAs基板102、GaAsバッファ層103、InAs層104を透過し、第1量子ドット105a及び105bに到達し、第1量子ドット105a及び105bの周囲に第1の近接場光111が発生する。そして、第1量子ドット105a及び105bの第1の励起状態と第2量子ドット108の第2の励起状態のエネルギー準位とが共鳴状態となる。
共鳴状態となることにより、近接場相互作用により第1量子ドット105a及び105bから、第2量子ドット108へエネルギー移動が起こり、第2量子ドット108の周囲に第2の近接場光112が発生する。発生した第2の近接場光112のエネルギーは金属端110に移動し金属端110の周囲に第3の近接場光113が発生する。金属端110の周囲に図示せぬ対象物が、近接場相互作用を引き起こす距離にあるときに対象物の微小スポットに第3の近接場光113が移動しエネルギー移動が起こる。
複数層に量子ドットを配置することにより、入射光のエネルギーを効率よく収集することが可能となる。光源101に一番近い層に形成された複数の量子ドット(ここでは、第1量子ドット105a、105b)により、入射光を近接場光に変換し、上層に設けられた量子ドット(ここでは、第2量子ドット108)にエネルギーを移動させていくことにより、光の波長より小さい微小領域にエネルギーを集約させることが容易となる。
また、入射光が照射される量子ドットの個数(量子ドットの占有面積)が多きくなるほど、入射光を近接場光に変換することができ、金属端にエネルギーを効率的に集めることができる。入射光は下層の量子ドットだけでなく、入射光に照射された上層の量子ドットによっても近接場光に変換され、下層あるいは上層の各量子ドットで近接場光に変換された入射光のエネルギーは、金属端110に集中する。
また、図5に示すように、量子ドットの層を3層にするようにしてもよい。下層に位置する第1量子ドットグループ201の各々の量子ドットが光源204からの入射光を受け第1近接場光(図示せず)を発生させる。第1量子ドットグループ201と中間層の第2量子ドットグループ202が共鳴状態となり、第1量子ドットグループ201から第2量子ドットグループ202にエネルギー移動が起こり、第2量子ドットグループ202の各々の量子ドットに第2近接場光(図示せず)が発生する。
そして同様に、第2量子ドットグループ202と上層の第3量子ドットグループ203が共鳴状態となり、第2量子ドットグループ202から第3量子ドットグループ203にエネルギー移動が起こり、第3量子ドットグループ203の各々の量子ドットに第3近接場光(図示せず)が発生する。発生した第3近接場光のエネルギーは金属端205に吸収される。吸収されたエネルギーは光、熱などのエネルギーに変換され放出される。
各層の量子ドットは、層間(下層と中間層、中間層と上層)では、下層と中間層の量子ドット間や中間層と上層の量子ドット間では、近接場光相互作用で結合可能な距離となるように、各層の層厚、各層の量子ドットの高さ、量子ドットの大きさが設計される。
図5に示した例では、第1量子ドットグループ201、第2量子ドットグループ202、第3量子ドットグループ203の順で、各グループに属する量子ドットの数が減少する。さらに、第1量子ドットグループ201、第2量子ドットグループ202、第3量子ドットグループ203の順で、各グループに属する量子ドットの大きさが大きくなるように設計される。これらはエネルギー変換効率を高め、光の波長より小さい微小スポットにエネルギーを集中させるための工夫である。
図5では、3層の量子ドットグループからなる構成を説明したが、3層に限らず、3層以上の量子ドットグループからなる構成にしてもよいことはいうまでもない。また、入射光が照射される量子ドットの個数(量子ドットの占有面積)が多きくなるほど、入射光を近接場光に変換することができ、金属端にエネルギーを効率的に集めることができる。入射光は下層の量子ドットだけでなく、入射光に照射された中間層あるいは上層の量子ドットによっても近接場光に変換され、下層、中間層、上層の各量子ドットで近接場光に変換された入射光のエネルギーは、金属端205に集中する。
<第1の変形例>
図6は、図3に示した2層の量子ドットグループからなる近接場光デバイスの変形例を示した図である。図6の近接場光デバイス300は、第1量子ドットグループ301、第2量子ドットグループ302、光源303、及び金属微粒子304から構成されている。図6は、第1及び第2の量子ドットグループをメサ構造体(テーパー形状)の中に形成した構造を示している。
メサ構造体を用いることで、下層の面積より上層の面積が小さくなっているので、下層の第1量子ドットグループ301から上層の第2量子ドットグループ302へのエネルギー移動の効率を上げることができる。また、側面をテーパー形状とすることで、近接場光デバイス300のエッチング工程の簡易化や時間短縮につながる。
また、金属端を金属微粒子304とすることで、上層の第2量子ドットグループ302に集中したエネルギーをさらに効率よく吸収することが可能となる。特に、金属微粒子304を構成する金属材料を金(Au)とすると、金(Au)の持つ広範囲のエネルギーバンドにより、無駄なくエネルギー吸収を行うことができる。
<第2の変形例>
図7は、例えば、GaAs媒体中にInAsで構成された量子ドットが分散された近接場光デバイス400を示した図である。近接場光デバイス400は、メサ構造体の中に分散している量子ドットグループ401、光源402、及び金属微粒子403から構成されている。
メサ構造体は下層から上層(光源402から金属微粒子403)の方向に向かって段々と狭くなっている構成であり、量子ドットの数も下層から上層に向かって少なくなっていくように構成される。光源402からの入射光は下層に位置した量子ドットにより近接場光となり、エネルギー移動により、上層の量子ドットにも近接場光が発生し、最後に金属微粒子403にエネルギーが集中される。
このような構造は、GaAs媒体中にInAsの量子ドットが均一に分散された材料を、マスクを用いてエッチングしたり、メサ構造とは逆パターンの凹凸構造が刻まれたモールドを用いてインプリントしたりすることにより、量子ドットがメサ構造体に分散している構造を簡単にかつ大量に製造することができる。
<第3の変形例>
図8は、図6に示した近接場光デバイスの入射光の光源の位置を変えた構成を示している。図8の近接場光デバイス500は、第1量子ドットグループ501、第2量子ドットグループ502、光源503、及び金属微粒子504から構成されている。図8は、第1及び第2の量子ドットグループをメサ構造体(テーパー形状)の中に形成した構造を示している。
光源503はメサ構造体の底面から入射光を入射する位置ではなく、メサ構造体の側面から入射光を入射させるように位置している。光源の位置に制限をなくすことができ、デバイス自体の大きさを小さくすることができる。
また、図8に示した位置に光源を設置せず、メサ全面に入射光が照射されるように光源の位置を設定することもできる。
<応用例>
図9は、図1〜図8で説明した近接場光デバイスを磁気ヘッドへの搭載例を示した図である。図9に示すように、アーム51の先端には、磁気ヘッド52と近接場光デバイス53とが搭載されている。磁気ヘッド52と近接場光デバイス53とが搭載されたアーム51の先端部分と、磁気記録媒体54との距離が近接場相互作用を引き起こす距離となる位置に、該先端部分が浮上するようにアーム51が制御される。
記録信号に基づいて、近接場光デバイス53の光源(図示せず)のON/OFFが制御されることにより、近接場光デバイス53が備える出力端(又は金属微粒子)から磁気記録媒体54の微小スポットへのエネルギー移動が制御される。これにより、光源がONのときに磁気記録媒体54の微小スポットにエネルギー移動が起こり、磁気記録ビットの記録が行われる。
エネルギーが与えられることにより、微小スポットの保磁力を下げるとともに磁気ヘッド52から磁界を加え磁化反転を行うことにより記録を行う。近接場光デバイス53で発生する微小スポットサイズは、磁気記録媒体54の記録ドットサイズとほぼ等しい大きさとなるように、近接場光デバイス53が備える出力端(又は金属微粒子)の大きさが設定される。
また、従来の走査型近接場光学顕微鏡に用いられている光プローブの代わりに、近接場光源として本発明の近接場光デバイスを用いることにより、近接場光のスポットを小さくすることができ、高解像の画像を得ることが出来る。
尚、「金属端17」、「金属端110」、「金属端205」、「金属微粒子304」、「金属微粒子403」及び「金属微粒子504」は、本発明に係る「出力端」の一例である。
<記録装置の実施形態>
図10は記録装置の基本概念を示す図であり、図1に示した近接場デバイス1と、制御部70から構成されており、記録媒体60に記録を行う。記録媒体60は近接場光または近接場光エネルギーにより発生する熱により状態が変化し、記録マークを形成できる記録材料で構成されている。さらに記録媒体60は金属端17と一体となって近接場光を形成するため、例えば、金(Au)からなる金属を含んで構成されている。
近接場デバイス1の先端の金属端17と記録媒体60の間の距離が所定距離以上(例えば20nm以上)の時は、制御部70により光源11をONとすると量子ドット15に近接場光18が発生し、近接場光18のエネルギーは金属端17移動し金属端17の周辺に近接場光19が発生する。金属端17と記録媒体60との距離が所定距離以上の場合は、記録媒体60側に近接場光は相互作用を起こさない。
図11に示すように、記録媒体60及び近接場デバイス1の両方、あるいは、記録媒体60及び近接場デバイス1のどちらか一方を動かし、近接場デバイス1の先端の金属端17と記録媒体60の間の距離が所定距離以下(例えば20nm以下)の時は、制御部70により光源11をONとすると量子ドット15に近接場光18が発生し、近接場光18のエネルギーは金属端17移動する。そして、金属端17と記録媒体60の一部である近接場光領域61とを取り囲むように近接場光65が発生する。金属端17と記録媒体60の一部である近接場光領域61とが一体となり近接場光65が発生する。近接場光65のエネルギーにより、記録媒体60自体(近接場光発光領域61とその周辺)が発熱する。記録媒体60が熱により状態が変化する材料を用いている場合には、当該発熱により記録マークが形成される。また、記録媒体60が磁気記録媒体である場合は、記録媒体60自体(近接場光発光領域61とその周辺)が発熱することにより近接場光発光領域61の保磁力が下がり図示せぬ記録ヘッドにより発生させる磁界により磁気記録を行うことが可能となる。
図12は、制御部70により光源11が記録マーク30を形成するのに十分な時間だけONされ、発生した近接場光65のエネルギーにより記録マーク30が記録媒体60上に形成された状態を示している。記録マークが形成された後は制御部70により光源11がOFFされ、近接場光17は発生していない。そして、記録媒体60が移動または回転すること、あるいは近接場光デバイス1が移動することにより、記録位置が移動する。図13は記録媒体60が紙面上右へ移動し、記録マーク30の左側が新たな近接場光領域61となる。制御部70は再度光源11をONとし、前述の記録方法と同様に、近接場光65により新たな記録マークが形成させる。このように、記録したい記録情報に基づいて制御部70が光源11をON/OFF制御を行い、さらに金属端17と記録媒体60の間の距離が所定距離以下(例えば20nm以下)を保つことによって、例えば一定速度で回転している記録媒体60に情報を連続して記録することができる。
<記録装置の変形例1>
図14は、記録装置の変形例1を示している。記録媒体601以外の構成は図10に示した記録装置の構成と同じである。記録媒体601は非金属領域602と島状に離散した金属領域603a〜603cから構成されている。非金属領域602は樹脂やガラスなどから構成され、近接場光デバイス1の金属端17と一体となって近接場光を発生しない材料から構成される。金属領域603a〜603cは近接場光デバイス1の金属端17と一体となって近接場光を発生する金(Au)などの金属を含んだ磁性体である。各々の金属領域603a〜603cは非金属領域602で隔離されている。また非金属領域602は非金属だけでなく、近接場光デバイス1の金属端17と一体となって近接場光を発生しない非磁性体で構成してもよい。
記録媒体601に情報を記録する場合、近接場デバイス1の先端の金属端17と記録媒体601の間の距離を所定距離以下(例えば20nm以下)に保ち、制御部70により光源11をONとする。入射光により量子ドット15に近接場光18が発生し、近接場光18のエネルギーは金属端17移動する。そして、金属端17と記録媒体601の金属領域603aと取り囲むように近接場光65が発生する。金属端17と金属領域603aとが一体となり近接場光65が発生する。近接場光65のエネルギーにより、金属領域603a自体(金属領域603aとその周辺)が発熱する。すると金属領域603aの保磁力が下がり図示せぬ記録ヘッドにより派生する磁界に応じて磁気記録を行うことが可能となる。
図15は、制御部70により光源11が金属領域603aに磁気記録が行われるのに十分な時間だけONされ、発生した近接場光65のエネルギーにより金属領域603aの記録が完了した状態を示している。また、記録媒体601が移動または回転すること、あるいは近接場光デバイス1が移動することにより、記録位置が移動している。つまり、近接場デバイス1の先端の金属端17が金属領域603aと金属領域603bの非金属領域602に対峙するように位置していることになる。このとき制御部70により光源11がOFFされ、近接場光17は発生しないように制御する。また、入射光を完全にOFFとするのではなく、非金属領域602と金属端17が対峙しているときは入射光の光量を小さくし、近接場光17のエネルギーを小さくしておくように制御部70を制御するようにしてもよい。
図16は、記録媒体601が紙面右から左に移動することにより、金属端17が金属領域603bと対峙している。このタイミングで、制御部70は再び光源11をONにし、図14での金属領域603aと同様に金属領域603bに情報を記録する。さらに記録領域603cについても同様に情報の記録が行われる。
なお、図10〜図16では、近接場光デバイス1を図1に示したものを用いたが図2ないし図9で示されている近接場光デバイスを用いることができるのは言うまでもない。
図10〜図16に示した記録装置では、近接場光デバイス1の金属端と記録媒体側の一部の領域が一体となって近接場光を形成する。これは記録媒体側の一部領域が近接場光のエネルギーにより直接発熱する。従来技術のHAMR方式では金属端に発生した近接場光による熱が、金属端から磁気記録媒体側に伝播(あるいは放射)するが、本発明では記録媒体側が直接発熱するので、記録媒体上の微小スポットを効率よく加熱することができる。
<第3の実施形態>
本発明の近接場光デバイスの第3の実施形態について、図17を参照して説明する。図17は、本発明の第3の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。尚、図中の波線矢印は、エネルギーの伝搬を表わしている。
図17において、近接場光デバイス700は、基板710と、該基板710の上に積層され、例えばInAs量子ドットを複数含んでなるオプティカルナノファウンテン層721と、該オプティカルナノファウンテン層721の上に積層された量子ドット層722と、該量子ドット層722の上に積層された量子ドット層723と、該量子ドット層723の上に積層された金属端730と、を備えて構成されている。
オプティカルナノファウンテン層721では、中央付近に配置された比較的大きな量子ドットを、その周囲から囲むように複数の比較的小さな量子ドットが配置されている。
このように構成すれば、基板211の下面(図17の紙面左側)から入力されるエネルギー(即ち、入力光)を受けた比較的小さな量子ドットにおいて発生する近接場光のエネルギーの少なくとも一部が、中央付近に配置された比較的大きな量子ドットに集められる。このため、近接場光デバイス700に入力されるエネルギーを効率良く金属端730に伝えることができ、実用上非常に有利である。
<第4の実施形態>
本発明の近接場光デバイスの第4の実施形態について、図18乃至図20を参照して説明する。図18は、本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。
図18において、近接場光デバイス800は、基板810と、該基板810の上に積層されたGaAs層821と、該GaAs層821の上に積層されたInAs量子ドット層831と、該InAs量子ドット層831の上に積層されたGaAs層822と、該GaAs層822の上に積層されたInAs量子ドット層832と、該InAs量子ドット層832の上に積層されたGaAs層823と、該GaAs層823の上に積層されたInAs量子ドット層833と、該InAs量子ドット層833の上に積層されたGaAs層824と、該GaAs層824の上に積層されたTi層840と、該Ti層840の上に積層された、例えばAu等を含んでなる金属端850と、を備えて構成されている。
ここで、近接場光デバイス800における各層・各部材のサイズの一例を挙げる。
GaAs層821及び824各々の厚さは、例えば25nmである。他方、GaAs層822及び823各々の厚さは、例えば50nmである。InAs量子ドット層831、832及び833各々の厚さ(量子ドット除く)は、例えば0.5nm〜1nmである。Ti層840の厚さは、例えば5nmである。
InAs量子ドットの平均高さ(図18の“A”参照)は、例えば7nmである。InAs量子ドットの平均幅(図18の“B”参照)は、例えば25nmである。互いに隣接する二つのInAs量子ドット間の平均中心間距離(即ち、平均ピッチ)(図18の“C”参照)は、例えば50nmである。金属端850の高さ(図18の“D”参照)は、例えば30nmである。金属端850の幅(図18の“E”参照)は、例えば60nmである。メサ構造体の高さ(図18の“F”参照)は、例えば150nmである。メサ構造体の幅(図18の“G”参照)は、例えば400nmである。
尚、メサ構造体に含まれるInAs量子ドットの全個数は、例えば140個である。また、InAs量子ドットの密度は、例えば400個/μmである。
次に、近接場光デバイス800の全体形状について、図19を参照して説明する。図19は、本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの全体形状の一例を示す平面図及び斜視図である。
近接場光デバイス800の全体形状は、典型的には、四角錐台(図19(a)参照)又は円錐台(図19(b)参照)である。近接場光デバイス800の全体形状は、四角錐台や円錐台に限られず、例えば、三角柱や四角柱等の多角柱、円柱、多角錐台、矩形状(図19(c)参照)、円盤状(図19(d)参照)等であってもよい。
次に、近接場光デバイス800のメサ構造体におけるInAs量子ドットの配列について、図20を参照して説明する。図20は、図19(a)のA−A´線断面図(つまり、図18における、“InAs量子ドット層831”、“InAs量子ドット層832”及び“InAs量子ドット層833”各々に含まれる量子ドットの配列状況を平面的に示した図)の一例である。
InAs量子ドットは、例えば、図20(a)に示すような格子状に配列されていてもよいし、図20(b)に示すような三角格子状に配列されていてもよい。尚、InAs量子ドットは、図20に一例として挙げた配列以外にも様々な配列を採ることができる。
<第1変形例>
次に、第4の実施形態に係る近接場光デバイス800の第1変形例について、図21を参照して説明する。図21は、本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの第1変形例の一例である。
本変形例では特に、InAs量子ドット層832´に含まれる複数の量子ドット各々が、近接場光デバイス800の上方から平面的に見て、InAs量子ドット層831に含まれる複数の量子ドットと重ならないように配置されている。
<第2変形例>
次に、第4の実施形態に係る近接場光デバイス800の第2変形例について、図22を参照して説明する。図22は、本発明の第4の実施形態に係る近接場光デバイスの第2変形例の一例である。本変形例では特に、金属端850と、量子ドット層(即ち、メサ構造体)との位置関係について説明する。
図22(a)に示すように、金属端850と量子ドット層との間には、間隙が形成されていてもよい。該間隙は、近接場光のエネルギーが伝搬可能な距離に設定されている。或いは、図22(b)に示すように、金属端850が量子ドット層上に直接積層されていてもよい。或いは、図22(c)に示すように、金属端850が、誘電体を介して、量子ドット層上に積層されていてもよい。
また、金属端850は、メサ構造体の頂部に限らず、例えば側面(図22(d),(f)参照)や底部(図22(e),(h)参照)等、任意の場所(図22(g),(i)参照)に形成されていてもよい。
<第5の実施形態>
本発明の近接場光デバイスの第5の実施形態について、図23を参照して説明する。図23は、本発明の第5の実施形態に係る近接場光デバイスの構造を示す図である。
図23に示すように、本実施形態に係る近接場光デバイス900は、量子ドット層に代えて、例えばGaAs、Si、フォトニッククリスタル(ある特定の波長を遮断するバンドギャップ(フォトニックバンドギャップ)を持つ光学結晶であり、酸化シリコンや窒化シリコンなどのSi系、ポリスチレン微粒子を三元的に自己配列したコロイド結晶などが知られている)等の受光素子を備えて構成されている。
図23(a)に示すように、金属端850と受光素子との間には、間隙が形成されていてもよい。或いは、図23(b)に示すように、金属端850が受光素子上に直接積層されていてもよい。或いは、図23(c)に示すように、金属端850が、誘電体を介して、受光素子上に積層されていてもよい。
<近接場光デバイスの製造方法>
次に、本発明の近接場光デバイスの製造方法について、図24乃至図31を参照して説明する。
図24に示すように、基板810上に、量子ドット層が積層され、該量子ドット層の上にTi層が積層され、該Ti層の上にAu層が積層された後、図25に示すように、Au層を覆うようにレジストが塗布される。
次に、図26に示すように、レジストが塗布された基板810上に電子プローブが照射され、電子線損傷を利用して所定の微細パターンが描かれる。続いて、図27に示すように、例えば現像液等により余分なレジストが除去されることにより、Au層の一部が露出する。
次に、図28に示すように、Au層の一部を覆うように、例えばTi等からなるマスクが形成される。続いて、図29に示すように、例えばレジスト剥離液等によりレジストが除去される。続いて、図30に示すように、イオンビームにより、Au層、Ti層及び量子ドット層が所定の形状に加工される。この結果、図31に示すような近接場光デバイス800が形成される。
尚、近接場光デバイス800の全体形状は、イオンビームの照射条件等により制御可能であることが、本願発明者の研究により判明している。ここでは、第4の実施形態に係る近接場光デバイス800の製造方法を一例として挙げたが、他の実施形態に係る近接場光デバイスも同様の手順により製造することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う近接場光デバイス、それを用いた記録装置、および、記録方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1、53、100、200、300、400、500、700、800、900…近接場光デバイス、11、101、204、303、402、503…光源、15…量子ドット、17、110、205、730、850…金属端、105a、105b…第1量子ドット、108…第2量子ドット、201、301、501…第1量子ドットグループ、202、302、502…第2量子ドットグループ、203…第3量子ドットグループ、304、403、504…金属微粒子、401…量子ドットグループ

Claims (7)

  1. 複数の量子ドットを含んでなり、前記複数の量子ドットが少なくとも平面的に分布する量子ドット構造体と、
    前記量子ドット構造体の上に設けられた金属端と、
    を備える近接場光デバイスであって、
    前記量子ドット構造体は、前記量子ドット構造体に入射する光である入射光が、前記複数の量子ドットの少なくとも一部により近接場光に変換され、前記近接場光が前記複数の量子ドットのうち一又は複数の量子ドットを伝播することにより、前記近接場光が前記金属端に集中するような構成を有する
    ことを特徴とする近接場光デバイス。
  2. 前記量子ドット構造体と前記金属端との間の距離は、近接場光のエネルギーが伝搬可能な距離に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の近接場光デバイス。
  3. 前記量子ドット構造体と前記金属端との間に、誘電体が介在していることを特徴とする請求項2に記載の近接場光デバイス。
  4. 前記量子ドット構造体は、GaAs媒体中に、前記複数の量子ドットとしてのInAsからなる複数の量子ドットが分散された構造体であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光デバイス。
  5. 前記量子ドット構造体は、複数の量子ドットを含む第1量子ドット層と、前記第1量子ドット層上に積層され、一又は複数の量子ドットを含む第2量子ドット層と、を有し、
    前記第1量子ドット層と前記第2量子ドット層とは、近接場光相互作用により、前記第1量子ドット層の量子ドットと前記第2量子ドット層の量子ドットとが結合可能な距離を満たすように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の近接場光デバイス。
  6. 前記金属端は、金属微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の近接場光デバイス。
  7. 光源と、
    複数の量子ドットを含んでなり、前記複数の量子ドットが少なくとも平面的に分布する量子ドット構造体と、
    前記量子ドット構造体の上に設けられた金属端と、
    を備える近接場光デバイスであって、
    前記量子ドット構造体は、前記光源から出射され前記量子ドット構造体に入射する光である入射光が、前記複数の量子ドットの少なくとも一部により近接場光に変換され、前記近接場光が前記複数の量子ドットのうち一又は複数の量子ドットを伝播することにより、前記近接場光が前記金属端に集中するような構成を有する
    ことを特徴とする近接場光デバイス。
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