JP5734593B2 - 土壌中の陽イオン交換容量の測定方法及び土壌分析器 - Google Patents
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(i)少なくとも3点の腐植物質の含有量が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の腐植物質の含有量が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の一の吸収波長を測定波長として所定重量当たりの土壌サンプルからの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する腐植物質の含有量とから、測定する土壌のpHが7.0以下である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 1 ×(吸光度)+B 1 におけるA 1 及びB 1 の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する腐植物質の含有量とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 2 ×(吸光度)+B 2 におけるA 2 及びB 2 の値を求め、少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記測定波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値から上記(腐植物質の含有量(重量%))=A 1 ×(吸光度)+B 1 により算出した腐植物質の含有量の各算出値と各算出値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 3 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 3 におけるA 3 及びB 3 の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値から上記(腐植物質の含有量(重量%))=A 2 ×(吸光度)+B 2 により算出した腐植物質の含有量の各算出値と各算出値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 4 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 4 におけるA 4 及びB 4 の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法、
(ii)上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度により上記土壌中の腐植物質の含有量を算出し、測定値として表示する土壌分析器により少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定して上記土壌中の腐植物質の含有量の各測定値を得、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記腐植物質の含有量の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 5 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 5 におけるA 5 及びB 5 の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記腐植物質の含有量の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 6 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 6 におけるA 6 及びB 6 の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法、
(iii)少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の一の吸収波長を測定波長として所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 7 ×(吸光度)+B 7 におけるA 7 及びB 7 の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 8 ×(吸光度)+B 8 におけるA 8 及びB 8 の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法及び(2)土壌中の陽イオン交換容量の測定に使用する土壌分析器であって、測定する土壌の秤量値、pHをデータとして入力するデータ入力手段と、腐植物質を含有するアルカリ性抽出液の腐植物質の吸収波長における吸光度を測定する吸光度測定手段と、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 7 ×(吸光度)+B 7 及び/又は上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 1 ×(吸光度)+B 1 と腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 3 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 3 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 5 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 5 と、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 8 ×(吸光度)+B 8 及び/又は上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 2 ×(吸光度)+B 2 と腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 4 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 4 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 6 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 6 とを記憶する記憶手段と、上記データ入力手段に入力された測定する土壌のpHにより利用する関係式を上記記憶手段に記憶された上記関係式の中から選定する選定手段と、上記吸光度測定手段によって測定された吸光度のデータを必要に応じて上記データ入力手段に入力された上記土壌の秤量値により所定重量当たりの吸光度に換算して上記選定手段により選定された関係式に代入して陽イオン交換容量を求める演算手段と、該演算手段により得られた陽イオン交換容量の値を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする土壌分析器を提供する。
各土壌中の腐植物質を、熊田法に準じて、以下の手順により測定した。図4に測定方法のフローチャートを示す。
1)土壌0.50gを量り採り、アルカリ性抽出液として0.1M水酸化ナトリウム/ピロリン酸ナトリウム混液(pH13)5ミリリットル中に加えた。
2)この混合液を、振とう器(全農型振とう機)により3分間振とうした。
3)ろ紙(No.2)によりろ過し、このろ液0.5ミリリットルを採取し、これに純水を加え12倍に希釈した。
4)希釈液を土壌分析器(全農型土壌分析器ZA−II)により分析し、各土壌中の腐植物質の含有量(重量%、以下wt%とする)の測定値を得た。
上記実施例1の希釈液を光路長10mmのセルに入れ、ブランクとして純水を利用し、分光光度計(Shimadzu;UV−2400PC)により、脱気処理は行わず、温度22〜25℃の室温において524nm、632nmの波長において吸光度(OD)を測定した。
上記実施例1の希釈液を注射器に吸い込み、合同会社土づくり推進機構製の土壌分析器MO−01用光学セル(セル長さ8mm)に規定量注入し、土壌分析器MO−01により、温度22〜25℃の室温において524nm、632nmの波長において吸光度(OD)を測定した。
腐植物質の含有量(重量%)=14.9×(OD524nm)+0.97・・・(5)
腐植物質の含有量(重量%)=9.8×(OD524nm)+0.96・・・(6)
CEC(meq/100g土壌)=86×OD524nm+11.9・・・(9)
CEC(meq/100g土壌)=88.5×OD524nm+11.0・・(10)
CEC(meq/100g土壌)=103×OD524nm+12.1・・・(11)
CEC(meq/100g土壌)=109×OD524nm+11.0・・・(12)
1a 分析器本体ケース
2 表示部(表示手段)
3a,3b,3c,3d 入力用ボタン(入力手段)
4 光照射部(吸光度測定手段)
5 受光部(吸光度測定手段)
6 セル(吸光度測定手段)
6a セル固定部(吸光度測定手段)
7 アルカリ性抽出液
Claims (11)
- 土壌にアルカリ性水溶液を添加し、該アルカリ性水溶液中に腐植物質を含む抽出成分を抽出してアルカリ性抽出液を得た後、上記腐植物質の吸収波長における上記アルカリ性抽出液の吸光度を測定し、その測定値を陽イオン交換容量に換算する土壌中の陽イオン交換容量の測定方法であって、
少なくとも3点の腐植物質の含有量が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の腐植物質の含有量が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の一の吸収波長を測定波長として所定重量当たりの土壌サンプルからの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する腐植物質の含有量とから、測定する土壌のpHが7.0以下である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A1×(吸光度)+B1におけるA1及びB1の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する腐植物質の含有量とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A2×(吸光度)+B2におけるA2及びB2の値を求め、少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記測定波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値から上記(腐植物質の含有量(重量%))=A1×(吸光度)+B1により算出した腐植物質の含有量の各算出値と各算出値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A3×(腐植物質の含有量(重量%))+B3におけるA3及びB3の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値から上記(腐植物質の含有量(重量%))=A2×(吸光度)+B2により算出した腐植物質の含有量の各算出値と各算出値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A4×(腐植物質の含有量(重量%))+B4におけるA4及びB4の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。 - 土壌にアルカリ性水溶液を添加し、該アルカリ性水溶液中に腐植物質を含む抽出成分を抽出してアルカリ性抽出液を得た後、上記腐植物質の吸収波長における上記アルカリ性抽出液の吸光度を測定し、その測定値を陽イオン交換容量に換算する土壌中の陽イオン交換容量の測定方法であって、
上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度により上記土壌中の腐植物質の含有量を算出し、測定値として表示する土壌分析器により少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定して上記土壌中の腐植物質の含有量の各測定値を得、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記腐植物質の含有量の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A5×(腐植物質の含有量(重量%))+B5におけるA5及びB5の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記腐植物質の含有量の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A6×(腐植物質の含有量(重量%))+B6におけるA6及びB6の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。 - 土壌にアルカリ性水溶液を添加し、該アルカリ性水溶液中に腐植物質を含む抽出成分を抽出してアルカリ性抽出液を得た後、上記腐植物質の吸収波長における上記アルカリ性抽出液の吸光度を測定し、その測定値を陽イオン交換容量に換算する土壌中の陽イオン交換容量の測定方法であって、
少なくとも3点の陽イオン交換容量の値が既知のpHが7.0以下の土壌サンプル及び少なくとも1点の陽イオン交換容量の値が既知のアルカリ性土壌サンプルについて、上記腐植物質の一の吸収波長を測定波長として所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度をそれぞれ測定し、pHが7.0以下の土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A7×(吸光度)+B7におけるA7及びB7の値を求めると共に、全土壌サンプルにおける上記吸光度の各測定値と各測定値にそれぞれ対応する陽イオン交換容量の値とから、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記測定波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A8×(吸光度)+B8におけるA8及びB8の値を求めることを特徴とする土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。 - 上記関係式を最小二乗法により求める請求項1、2又は5に記載の土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。
- 上記アルカリ性水溶液が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムから選ばれるアルカリ性化合物を含有する水溶液である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。
- 上記アルカリ性水溶液のpHが、8.0を超え、且つ13.9未満である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。
- 上記アルカリ性抽出液の吸光度を400〜650nmから選ばれる少なくとも一つの波長において測定する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の土壌中の陽イオン交換容量の測定方法。
- 土壌中の陽イオン交換容量の測定に使用する土壌分析器であって、測定する土壌の秤量値、pHをデータとして入力するデータ入力手段と、腐植物質を含有するアルカリ性抽出液の腐植物質の吸収波長における吸光度を測定する吸光度測定手段と、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する上記腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 7 ×(吸光度)+B 7 及び/又は上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 1 ×(吸光度)+B 1 と腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 3 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 3 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 5 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 5 と、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 8 ×(吸光度)+B 8 及び/又は上記腐植物質の吸収波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 2 ×(吸光度)+B 2 と腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 4 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 4 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 6 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 6 とを記憶する記憶手段と、上記データ入力手段に入力された測定する土壌のpHにより利用する関係式を上記記憶手段に記憶された上記関係式の中から選定する選定手段と、上記吸光度測定手段によって測定された吸光度のデータを必要に応じて上記データ入力手段に入力された上記土壌の秤量値により所定重量当たりの吸光度に換算して上記選定手段により選定された関係式に代入して陽イオン交換容量を求める演算手段と、該演算手段により得られた陽イオン交換容量の値を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする土壌分析器。
- 上記記憶手段が、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の吸収波長における所定重量当たりの土壌からの上記アルカリ性抽出液の吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 1 ×(吸光度)+B 1 、測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 3 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 3 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 5 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 5 及び/又は測定する土壌のpHが7.0以下の場合に利用する腐植物質の吸収波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 7 ×(吸光度)+B 7 、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の吸収波長における上記吸光度と腐植物質の含有量との相関関係を示す関係式である(腐植物質の含有量(重量%))=A 2 ×(吸光度)+B 2 、測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の含有量と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 4 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 4 又は(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 6 ×(腐植物質の含有量(重量%))+B 6 及び/又は測定する土壌がアルカリ性である場合に利用する腐植物質の吸収波長における上記吸光度と陽イオン交換容量との相関関係を示す関係式である(陽イオン交換容量(meq/100g土壌))=A 8 ×(吸光度)+B 8 を記憶し、上記演算手段が上記吸光度測定手段によって測定された吸光度のデータ及び必要に応じて上記秤量値から腐植物質の含有量を算出し、更に、該腐植物質の含有量の算出値又は腐植物質の吸収波長における上記吸光度から陽イオン交換容量を算出し、上記表示部が上記演算手段により得られた陽イオン交換容量の値と、上記腐植物質の含有量の算出値を表示するように構成された請求項10に記載の土壌分析器。
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