JP5732013B2 - タイヤ外観検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの外観を検査する検査装置に関する。
タイヤは、その製造ラインで、外観検査がされる。この外観検査には、目視や触診による検査と、画像処理装置を用いた検査とがある。
画像処理装置を用いた検査では、外観の良否判定が客観的に自動で判断しうる。画像処理装置を用いた検査において、特開2005−321352公報には、背景色を変化させる技術が開示されている。この技術を用いることで、検査対象物と検査背景色とのコントラストを大きくして、検査精度が向上されうる。
特開2005−321352公報
しかしながら、タイヤの外観検査では、自動検査だけでは判断しきれない部分がある。このため、自動検査に、目視検査が併用されている。目視検査は、製造ライン内又は、製造ラインの近くで実施されることが多い。製造ライン及びその周辺には、製造設備、工具、材料等が配置されている。照明、標識等が設置されている。作業者が行き来し、タイヤの材料や製造されたタイヤ等を運ぶ搬送機が行き来している。これらの雑多な情報が、検査員の視界に入る。この様な雑多の情報は、検査員の目視検査を妨げる。
本発明の目的は、タイヤ外観の目視検査の検査精度を向上させる検査装置の提供にある。
本発明に係るタイヤ外観検査装置は、タイヤを載置してそのタイヤの外観を目視検査する検査台と、仕切り壁とを備えている。この仕切り壁は、目視検査がされる向きにおいてタイヤの背後に位置している。目視検査がされる範囲の背景は、仕切り壁の壁面である。
好ましくは、上記仕切り壁の壁面の面積は、タイヤのサイド面の投影面積の150%以上400%以下である。
好ましくは、上記仕切り壁の壁面の面積は、タイヤのトレッド面の投影面積の120%以上400%以下である。
好ましくは、この検査台は、タイヤが運搬される運搬路を備えている。この運搬路は、検査台の後方に位置している。この仕切り壁は、固定壁と可動壁とから構成されている。この可動壁により運搬路の開口が開閉されており、タイヤの外観検査の際に、運搬路の開口が可動壁により閉じられる。
好ましくは、上記仕切り壁の壁面は、無地の単色にされている。好ましくは、上記単色の波長は、400nm以上600nm以下にされている。更に好ましくは、上記単色の波長は、460nm以上500nm以下にされている。
本発明に係る検査装置では、タイヤの外観検査において、タイヤの疵やエア残りなどの外観不具合が発見され易い。この検査装置は、タイヤの目視検査の検査精度を向上させる
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの外観検査装置が示された概念図である。 図2は、図1の検査装置の一部が示された説明図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るタイヤの外観検査装置が示された概念図である。 図4は、図3の検査装置の一部が示された説明図である。 図5は、比較例に係るタイヤの外観検査装置が示された概念図である。 図6は、色の波長とディフェクト発見率との関係を示すグラフである。 図7は、色とディフェクト発見率との関係を示すグラフである。 図7は、他の色とディフェクト発見率との関係を示すグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示された検査装置2は、搬入台4、検査台6、仕切り壁8、第一スロープ10、第二スロープ12及び第三スロープ14を備えている。矢印Xは、検査装置2の左右方向左向きを示している。矢印Yは、検査装置2の前後方向後向きを示している。矢印Zは、検査装置2の上下方向上向きを示している。
搬入台4は、タイヤが載置される天板16及び一対のローラ18a、18bを備えている。天板16の中央に開口20が形成されている。ローラ18a及び18bの形状は、それぞれ円柱形である。一対のローラ18a、18bは、開口20の対抗する縁に沿って、取り付けられている。一対のローラ18a、18bは、前後方向を回転軸にして回転可能にされている。
検査台6は、第一検査台22及び第二検査台24から構成されている。第一検査台22は、天板26、一対のローラ28a、28b及びターンテーブル30を備えている。天板26の中央に開口32が形成されている。ローラ28a及び28bの形状は、それぞれ円柱形である。一対のローラ28a、28bは、開口32の対抗する縁に沿って、取り付けられている。一対のローラ28a、28bは、前後方向を回転軸にして回転可能にされている。ターンテーブル30は、天板26に平行な平面30aを備えている。このターンテーブル30は、上下方向を回転軸に回転可能に支持されている。図示されないが、ターンテーブル30は、上下方向に移動可能に支持されている。第二検査台24は、天板34を備えている。この天板34は、第一検査台22の天板26と一つの平面を形成している。第一検査台22と第二検査台24とが別々にされたが、一体とされてもよい。
仕切り壁8は、壁面8aを備えている。仕切り壁8は、第一検査台22の後方に取り付けられている。仕切り壁8は、第一検査台22の天板26から上向きに延びている。仕切り壁8は、一対のローラ28a、28b及びターンテーブル30の後方に位置している。壁面8aは、ローラ28a、28b及びターンテーブル30の後方に位置している。壁面8aは、ローラ28a、28b及びターンテーブル30に面している。壁面8aは、たとえば、無地の単色にされている。
第一スロープ10は、第一検査台22の後方に接続されている。第一スロープ10は、仕切り壁8の右側に位置している。この第一スロープ10は、良好判定されたタイヤが搬出される第一搬出路を構成している。第一スロープ10は、天板10a、側壁10b及び側壁10cを備えている。天板10aは、前後方向を長手方向とする平板である。天板10aの前端は検査台22の天板26の後端に接続されている。天板10aは、その前端から後端に向かって上下方向下向きに傾斜している。側壁10b及び側壁10cは、天板10aを間にして、天板10aの長手方向に沿って延びている。
第二スロープ12及び第三スロープ14は、第二検査台24の後方に接続されている。第二スロープ12は、仕切り壁8の左側に位置している。第三スロープ14は、第二スロープ12の左側に位置している。この第二スロープ12及び第三スロープ14は、不合格判定されたタイヤが搬出される第二搬出路を構成している。
第二スロープ12は、天板12a、側壁12b及び側壁12cを備えている。天板12aは、前後方向を長手方向とする平板である。天板12aの前端は検査台24の天板34の後端に接続されている。天板12aは、その前端から後端に向かって上下方向下向きに傾斜している。側壁12b及び側壁12cは、天板12aを間にして、天板12aの長手方向に沿って延びている。第三スロープ14は、天板14a及び側壁14bを備えている。天板14aは、前後方向を長手方向とする平板である。天板14aの前端は、検査台24の天板34の後端に接続されている。天板14aは、その前端から後端に向かって上下方向下向きに傾斜している。側壁14bと第二スロープ12の側壁12cとは、天板14aを間にして 、天板14aの長手方向に沿って延びている。
この検査装置2を用いて、タイヤの検査方法が説明される。図示されないが、検査されるタイヤが搬入台4に載置される。タイヤのトレッド面が一対のローラ18a、18bに支持される。タイヤの回転軸方向と、一対のローラ18a、18bの回転軸とが平行にされている。タイヤが回転させられると、一対のローラ18a、18bが回転する。タイヤは、この搬入台4に回転可能な状態で載置されている。
タイヤが、搬入台4から検査台6に送られる。タイヤが第一検査台22に載置される。図2には、タイヤが第一検査台22に載置された状態が示されている。図2は、前後方向後向き(図1の矢印Yの向き)にタイヤ2を見た状態が示されている。図2には、このタイヤのサイド面が示されている。図2は、このタイヤのサイド面が目視検査される向きに見られた図である。
タイヤのトレッド面が一対のローラ28a、28bに支持される。タイヤの回転軸方向と、一対のローラ28a、28bの回転軸とが平行にされている。この一対のローラ28a、28bにより、タイヤは、この第一検査台22に回転可能な状態で載置されている。
検査員は、検査員に面する一方のサイド面を目視検査する。疵、エア残り等の有無が目視検査される。この時、この一方のサイド面のうち、検査する部分を目視し易いように、タイヤを回転させて、目視検査がされる。
この一方のサイド面の目視検査が終了すると、ターンテーブル30が上方に移動する。トレッド面が平面30aに支持されて押し上げられる。ターンテーブル30が上下方向を回転軸にして180度回転する。これにより、タイヤの他方のサイド面が検査員に面する。ターンテーブル30が下方に移動する。タイヤのトレッド面が再び一対のローラ28a、28bに支持される。
検査員は、検査員に面する他方のサイド面を目視検査する。疵、エア残り等の有無が目視検査される。この他方のサイド面のうち、検査する部分を目視し易いように、タイヤを回転させて、目視検査がされる。
図2に示されるように、タイヤの背後に仕切り壁8が位置している。壁面8aがタイヤに面している。図2の二点斜線で囲まれた範囲は、目視検査がされる範囲の背景を例示している。この二点鎖線で囲まれた範囲の上端は、タイヤの上端より上方に位置している。この範囲の左右端は、タイヤの左右端より左右方向外側に位置している。この範囲の下端は、天板26と壁面8aとの境界である。この検査装置2では、目視検査がされる範囲の背景が壁面8aにされている。この図2のタイヤのサイド面の面積は、本発明のタイヤのサイド面の投影面積を示している。
目視検査で合格判定されたタイヤは、第一スロープ10に送られる。第一スロープ10を通って、合格品として後工程に送られる。目視検査で不合格判定されたタイヤは、第二スロープ12又は第三スロープ14に送られる。例えば、修正が可能な軽微の不具合のタイヤは、第二スロープ12に送られる。このタイヤは、軽微な不具合が修正される。修正されたタイヤは、後工程に送られる。修正ができない不具合のタイヤは、第三スロープ14に送られる。このタイヤは、廃棄される。
この検査装置2では、タイヤの目視検査される範囲の背後に仕切り壁8が位置している。この目視検査がされる範囲の背景が、壁面8aにされている。仕切り壁8が目視検査される向きにおいてタイヤの背後に位置しているので、タイヤの背後の雑多な情報が視界に入らない。この検査装置2は、検査員の目視検査を妨げない。特に、タイヤの中央の空間の背後の雑多な情報は、目視検査の妨げになり易い。この検査装置2では、タイヤの中央の空間の背後の全範囲が壁面8aで覆われている。
壁面8aの範囲が目視検査がされる背景の範囲より広くされることで、タイヤの全体の目視検査がし易い。この観点から、目視検査がされる範囲の背景となる壁面8aの面積は、タイヤのサイド面の投影面積の150%以上であることが好ましく、200%以上であることが更に好ましい。
一方で、仕切り壁8が小さい検査装置2では、検査済みのタイヤを第一スロープ10、第二スロープ12又は第三スロープ14に送る距離が短い。仕切り壁8が小さい検査装置2は、作業効率に優れている。この観点から、仕切り壁8の面積は、タイヤのサイド面の投影面積の400%以下であることが好ましく、350%以下であることが更に好ましく、300%以下であることが特に好ましい。
この検査装置2では、壁面8aは無地の単色にされている。これにより、タイヤの背景からの情報が一層抑制されている。この検査装置2は、目視検査を一層容易にしている。更に、壁面8aの色相は、タイヤと識別し易いものが好ましい。暖色はタイヤと識別しやすい。この観点から、寒色では暖色に近づく色相にされることが好ましい。この色相の波長は、400nm以上が好ましく、460nm以上が更に好ましい。また、寒色は刺激が弱く目に優しい。寒色は、目視検査の妨げになり難い。この観点から、暖色では寒色に近づく色相にされることが好ましい。この色相の波長は、600nm以下が好ましく、500nm以下が更に好ましい。更に、この検査装置2では、天板26も壁面8aと同じ無地の単色にされている。これにより、タイヤの全体の目視検査が一層容易にされている。
また、第一スロープ10から第三スロープ14は、タイヤの運搬路の例示である。この検査装置2では、第一スロープ10から第三スロープ14は搬出路として用いたが、検査台6の後方に搬入路が接続されてもよい。
図3には、本発明の他の実施形態に係るタイヤの外観検査装置36が示されている。ここでは、検査装置2と異なる構成について、説明がされる。検査装置2と同様の構成について、説明が省略される。
この検査装置36は、検査台38、仕切り壁40及びスロープ42を備えている。矢印Xは、検査装置36の左右方向左向きを示している。矢印Yは、検査装置36の前後方向後向きを示している。矢印Zは、検査装置36の上下方向上向きを示している。
検査台38は、天板44及び一対のローラ46a、46bを備えている。天板44の中央に開口48が形成されている。ローラ46a及び46bの形状は、それぞれ円柱形である。一対のローラ46a、46bは、開口48の対抗する縁に沿って、取り付けられている。一対のローラ46a、46bは、天板44に左右方向を回転軸にして回転可能にされている。
仕切り壁40は、一対の固定壁40a、40bと一対の可動壁40c、40dとを備えている。固定壁40aは、天板44の後方左側に取り付けられている。固定壁40bは、天板44の後方右側に取り付けられている。固定壁40a及び固定壁40bは、天板44の後端から上方に延びている。固定壁40aと固定壁40bとの間に開口50が形成されている。可動壁40cは、その左縁が固定壁40aに回動可能に取り付けられている。可動壁40dは、その右縁が固定壁40bに回動可能に取り付けられている。図3では、可動壁40cの右縁と可動壁40dの左縁とが接して開口50が塞がれている。この一対の可動壁40c、40dが回動することで、開口50は開閉可能にされている。この開口50は、図示しない弾性体の付勢力により、一対の可動壁40c、40dで閉じられている。一対の稼働壁40c、40dで開口50が閉じられた状態で、一対の固定壁40a、40bと一対の可動壁40c、40dとの壁面が、仕切り壁40の壁面を構成している。
スロープ42は、検査台38の後方に接続されている。スロープ42は、例えばタイヤの搬出路を構成している。スロープ42は、側壁42b及び側壁42cと図示しない天板とを備えている。この天板は、前後方向を長手方向とする平板である。この天板の前端は、天板44の後端に接続されている。この天板は、その前端から後端に向かって上下方向下向きに傾斜している。側壁42b及び側壁42cは、この天板を間にして、この天板の長手方向に沿って延びている。
この検査装置36を用いて、タイヤの検査方法が説明される。図示されないが、タイヤが検査台38に載置される。タイヤのトレッド面が一対のローラ46a及び46bに支持される。タイヤが回転させられると、一対のローラ46a及び46bが回転する。タイヤは、この検査台38に回転可能な状態で載置されている。
図4は、タイヤが検査台38に載置された状態が示されている。図4は、前後方向後向き(図3の矢印Yの向き)にタイヤを見た状態が示されている。この前後方向後向きは、タイヤが目視検査される向きである。
検査員は、検査員に面するトレッド面を目視検査する。疵、汚れ等の有無が目視検査される。この時、このトレッド面を目視し易いように、タイヤを回転させて、目視検査がされる。検査員は、タイヤを回しつつ、トレッド面全周を目視検査する。
図4に示されるように、タイヤの背後に仕切り壁40が位置している。仕切り壁40がタイヤに面している。図4の二点鎖線で囲まれた範囲は、この目視検査がされる背景の範囲を例示している。この二点鎖線で囲まれた範囲の上端は、タイヤの外形の上端より上方に位置している。この範囲の左右端は、タイヤの左右端より左右方向外側に位置している。この範囲の下端は、タイヤの上下方向中央より下方に位置で、天板44とこのタイヤの上下方向中央の位置との間に位置している。この検査装置36では、目視検査がされる範囲の背景が壁面40にされている。この図4のタイヤの面積は、本発明のタイヤのトレッド面の投影面積を示している。
目視検査で合格判定されたタイヤは、可動壁40c及び40dに向かって押しつけられる。可動壁40cの右縁が左縁を回転軸に後方左向きに回動させられる。可動壁40dの左縁が右縁を回転軸に後方右向きに回動させられる。一対の稼働壁40c、40dが回動させられて、開口50が開かれる。タイヤは、この開口50を通って、スロープ42に送られて、排出される。タイヤが排出された後、可動壁40c及び40dは、弾性体の付勢力により、開口50を閉じる位置に回動する。目視検査で不合格判定されたタイヤは、スロープ42に送られず、不合格品置き場に送られる。
この検査装置36では、仕切り壁40が目視検査される向きにおいてタイヤの背後に位置しているので、背後の雑多な情報は、目視検査の妨げにならない。更に、仕切り壁40の範囲が目視検査がされる背景の範囲より広くされることで、タイヤの全体の目視検査がし易い。この観点から、仕切り壁40の面積は、タイヤのサイド面の投影面積の120%以上であることが好ましく、150%以上であることが更に好ましい。
一方で、仕切り壁40が小さい検査装置36では、検査済みのタイヤの搬出距離が短い。仕切り壁40が小さい検査装置2は、作業効率に優れている。この観点から、仕切り壁40の面積は、タイヤのサイド面の投影面積の400%以下であることが好ましく、350%以下であることが更に好ましく、300%以下であることが特に好ましい。
一対の稼働壁40c及び40dが仕切り壁40の一部を構成しているので、検査台38の後方に開口50が形成されうる。検査台38の後方へタイヤを送ることができる。これにより、効率的にタイヤを排出できる。また、この可動壁40c及び40dは目視検査の際に開口50を閉じているので、目視検査の障害になり難い。
この検査装置36でも、壁面40は無地の単色にされることで、検査員の目視検査が容易にされている。更に、壁面40の色相の波長は、400nm以上が好ましく、460nm以上が更に好ましい。また、この色相の波長は、600nm以下が好ましく、500nm以下が更に好ましい。更に、この検査装置36では、天板44も壁面8aと同じ無地の単色にされてもよい。
この検査装置36では、可動壁40c及び40dで開口が塞がれたが、これに代えて、この開口50を開閉可能に覆うものが用いられてもよい。例えば、開口50の上方にその上端部が固定されたシートであってもよい。このシートが、その下端から上方に向かって多数の切り込みがされた暖簾状のシートであってもよい。
また、検査装置36のスロープ42は、タイヤの運搬路の例示である。この検査装置36では、スロープ42は搬出路として用いたが、搬入路であってもよい。
この開口50を開閉可能に覆うものが、検査装置2に設けられてもよい。例えば、検査装置2の第一スロープ10、第二スロープ12及び第三スロープ14の開口に、可動壁40c及び40dと同様の可動壁が設けられてもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[テスト1]
図1に示された検査装置が準備された。この検査装置の仕切り壁の壁面は無地の白色にされた。比較例として、図5に示す検査台が準備された。この検査台は、図5に示される様に、仕切り壁を備えていない。
疵やエア残りなどがある複数のタイヤが準備された。図1の検査装置を用いて、これらのタイヤを目視検査した。また、図5の検査装置を用いて、これらのタイヤを同様に目視検査した。図1の検査装置でのディフェクト発見率Rと、図5の検査装置でのディフェクト発見率Rとが算出された。このディフェクト発見率Rは、以下の式で計算された。この式では、nは目視検査で発見された不具合箇所数を示し、Nは不具合箇所の全数を示す。なお、目視検査に与える影響の差を明確にするため、通常の量産工程で良好と判断して問題のない程度のわずかな疵も不具合箇所の全数Nに含めて数えている。
R =( n / N )
図1の検査装置のディフェクト発見率Rを100としたとき、図5の検査装置のディフェクト発見率Rは、92であった。この結果から仕切り壁により、タイヤ外観の不具合が発見され易いことは明らかである。
[テスト2]
図1の検査装置において、壁面の色が異なる複数の仕切り壁が準備された。準備された壁面の色は、紫、青、緑、黄、赤であった。いずれの壁面も無地の単色にされた。この壁面の色が異なる仕切り壁に交換された検査装置で、それぞれ、テスト1と同様に、タイヤの外観の目視検査がされた。壁面が白色のディフェクト発見率Rを100としたときの、それぞれの壁面の色のディフェクト発見率Rの指数が算出された。その結果が図6に示されている。
図6は、波長380nmから780nmまで可視光線の範囲を示している。この横軸は、波長を示している。縦軸は、白色のディフェクト発見率Rを100としたときの、それぞれの壁面の色のディフェクト発見率Rの指数が示されている。図6では、波長が400nmから600nmでディフェクト発見率Rが高く、波長が460nm以上500nm以下で更にディフェクト率Rが高くなっていた。波長が480nmの周辺で、ディフェクト発見率Rが特に高くなっていた。
[テスト3]
図1の検査装置において、三種類の青色の壁面の仕切り壁が準備された。準備された青色は、ダークブルー、ミドルブルー及びライトブルーであった。いずれの壁面も無地の単色にされた。それぞれの壁面の検査装置で、テスト1と同様にして、A及びBの二人の検査員がタイヤの外観を目視検査した。それぞれの壁面の色のディフェクト発見率Rが算出された。その結果が図7に示されている。
[テスト4]
図1の検査装置において、更に、前述のミドルブルー及びライトブルーと、ミドルブルーとライトブルーとの中間色であるパステルブルーの壁面が準備された。いずれの壁面も無地の単色にされた。それぞれの壁面の検査装置で、テスト3と同様にして、A及びBの二人の検査員がタイヤの外観目視を検査した。それぞれの壁面の色のディフェクト発見率Rが算出された。その結果が図8に示されている。
図7及び図8に示される結果から明らかなように、壁面の色は、青(ブルー)が好ましく、そのなかでも特に、パステルブルーが好ましい。
以上説明された方法は、タイヤの外観検査装置に広く適用されうる。
2・・・検査装置
4・・・搬入台
6・・・検査台
8・・・仕切り壁
10・・・第一スロープ
12・・・第二スロープ
14・・・第三スロープ
16・・・天板
18a、18b・・・ローラ
20・・・開口
22・・・第一検査台
24・・・第二検査台
26・・・天板
28a、28b・・・ローラ
30・・・ターンテーブル
32・・・開口
34・・・天板
36・・・検査装置
38・・・検査台
40・・・仕切り壁
42・・・スロープ
44・・・天板
46a、46b・・・ローラ
48・・・開口
50・・・開口

Claims (6)

  1. タイヤを載置してそのタイヤの外観を目視検査する検査台と、仕切り壁とを備えており、
    この仕切り壁が目視検査がされる向きにおいてタイヤの背後に位置しており、
    目視検査がされる範囲の背景が仕切り壁の壁面であり、
    タイヤが運搬される運搬路を備えており、
    この運搬路が検査台の後方に位置しており、
    この仕切り壁が固定壁と可動壁とから構成されており、
    この運搬路の開口が可動壁により開閉されており、この開口がタイヤの外観検査の際に、可動壁により閉じられるタイヤ外観検査装置。
  2. 上記仕切り壁の壁面の面積がタイヤのサイド面の投影面積の150%以上400%以下である請求項1に記載の検査装置。
  3. 上記仕切り壁の壁面の面積がタイヤのトレッド面の投影面積の120%以上400%以下である請求項1に記載の検査装置。
  4. 上記仕切り壁の壁面が無地の単色にされている請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 上記単色の波長が400nm以上600nm以下にされている請求項4に記載の検査装置。
  6. 上記単色の波長が460nm以上500nm以下にされている請求項5に記載の検査装置。
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