JP5731088B2 - 機器制御方法、及び、プログラム - Google Patents

機器制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本開示は、機器制御方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1は、携帯電話機のユーザに代わってオペレータが目的地の検索を代行するサービスシステムに関する。具体的には、携帯電話機1の表示画面にて「EZ交番」というアプリケーションを起動すると、携帯電話機1はGPS装置3から携帯電話機1の現在位置を取得する(図4)。次に、前記アプリケーションを中断させて携帯電話機1にてオペレータのサービスセンターに発呼する(図4)。前記オペレータは携帯電話機1を介したユーザとの通話から、前記ユーザの目的地を口頭にて確認する。前記オペータは携帯電話機1の現在位置から目的地までの地図情報を検索してEZ交番サーバ4に登録する(図5)。携帯電話機1は前記オペレータとの通話を終了させ、携帯電話機1でアプリケーションを再起動させて、前記EZ交番サーバ4にアクセスし、前記地図情報を取得する(図6)。
しかし、かかる従来の技術では、更なる改善が必要とされていた。
特開2004−144602号公報
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、
通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載したユーザ側の携帯情報端末と、サービスセンター側の情報処理端末とにネットワークを介して接続可能な通信システムにおける機器制御方法であって、
前記携帯情報端末において前記情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき前記第1アプリケーションを起動させて前記情報処理端末との通話処理を実行する前記携帯情報端末から、前記通話指示を契機に前記携帯情報端末を特定する識別子を前記携帯情報端末に付与するための第1アクセスを受信し、
前記第1アクセスに応じて、前記識別子及び前記情報処理端末から前記携帯情報端末への指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを前記携帯情報端末に送信し、
前記情報処理端末から前記識別子と対応づけて前記携帯情報端末への指示命令を受信し、
前記携帯情報端末から前記識別子と対応づけて前記確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信し、
前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を前記携帯情報端末に送信し、
前記送信した指示命令が前記携帯情報端末において前記第2アプリケーションの起動を指示する指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させつつ前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記携帯情報端末から受信し、前記情報処理端末に転送するものである。
本発明により、更なる改善を実現できる。
本発明の実施形態1における全体構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態1における呼応制御サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における呼応制御サーバの機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態1における通話開始までのシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1における通話開始以降のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバのユーザアクセス先情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末が通話指示実行後の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバのセッションID及びユーザコマンドURL発行時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末でカメラ起動命令ボタンが操作された後の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバにカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバのカメラ起動命令を削除時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの撮影データ保存時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末でユーザが撮影指示部を操作後の全体構成を示す図である 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末の通話開始までの処理フローを示す図である。 本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末の通話開始以降の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの通話開始までの処理フローを示す図である。 本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの通話開始以降の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態2におけるユーザモバイル端末の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施形態2における通話開始以降のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態2におけるクラウドサーバにカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態2におけるユーザモバイル端末の通話開始以降の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態2におけるクラウドサーバの通話開始までの処理フローを示す図である。 本発明の実施形態2におけるクラウドサーバの通話開始以降の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態3における通話開始までのシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態3における通話開始以降のシーケンスを示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバのユーザアクセス先情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバのセッションID発行時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバにカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバのカメラ起動命令を削除時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバの撮影データ保存時のデータベース操作の一例を示す図である。 本発明の実施形態3におけるユーザモバイル端末の通話開始までの処理フローを示す図である。 本発明の実施形態3におけるユーザモバイル端末の通話開始以降の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバの通話開始までの処理フローを示す図である。 本発明の実施形態3におけるクラウドサーバの通話開始以降の処理フローを示す図である。
(本開示に係る一態様を発明するに至った経緯)
まず、本開示に係る一態様の着眼点について説明する。
上記特許文献1では、携帯電話機1という同一機器において、1)アプリケーションの起動、2)通話処理、3)アプリケーションの再起動という一連の処理がなされる。この一連の処理の中にアプリケーションによる処理及び音声通話処理などの複数種の処理が混在する。この場合、1)から3)の各々の処理は、携帯電話機1から能動的にオペレータ又はEZ交番サーバ4に対して行われる。従って、携帯電話機1に内蔵された機能を遠隔制御によって外部から起動させるものではない。単にオペレータで準備してEZ交番サーバ4に登録した地図情報を、既にユーザによって起動されていたアプリケーションを再起動させて携帯電話機1がEZ交番サーバ4に取りに行くものに過ぎない。
以上の考察により、本発明者らは、以下の発明の各態様を想到するに至った。
本発明の一態様は、
通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載したユーザ側の携帯情報端末と、サービスセンター側の情報処理端末とにネットワークを介して接続可能な通信システムにおける機器制御方法であって、
前記携帯情報端末において前記情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき前記第1アプリケーションを起動させて前記情報処理端末との通話処理を実行する前記携帯情報端末から、前記通話指示を契機に前記携帯情報端末を特定する識別子を前記携帯情報端末に付与するための第1アクセスを受信し、
前記第1アクセスに応じて、前記識別子及び前記情報処理端末から前記携帯情報端末への指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを前記携帯情報端末に送信し、
前記情報処理端末から前記識別子と対応づけて前記携帯情報端末への指示命令を受信し、
前記携帯情報端末から前記識別子と対応づけて前記確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信し、
前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を前記携帯情報端末に送信し、
前記送信した指示命令が前記携帯情報端末において前記第2アプリケーションの起動を指示する指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させつつ前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記携帯情報端末から受信し、前記情報処理端末に転送するものである。
上記態様によれば、携帯情報端末における通話指示に基づく通話処理という携帯情報端末の能動的処理を契機に、携帯情報端末における受動的処理の準備がなされる。
これにより、情報処理端末によって携帯情報端末を遠隔制御するために、通話指示以外の操作を携帯情報端末のユーザに要求することはない。従って、情報処理端末によって携帯情報端末を遠隔制御するための処理を簡易にできる。
また、携帯情報端末における通話指示に基づく通話処理が開始される通話の初期のタイミングから、情報処理端末によって携帯情報端末を遠隔制御できる。従って、通話の進行との関係でタイムラグを少なくして携帯情報端末を制御できる。
また、携帯情報端末が主体となって開始した通話処理を継続させつつ、携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに通信システム側が主体となって携帯情報端末に対する遠隔制御を通じて携帯情報端末に搭載されたカメラ機能用の第2アプリケーションを起動させる。カメラ機能によって撮像された画像情報は、前記情報処理端末に転送される。
これにより、例えば、携帯情報端末のユーザとオペレータとの通話中に、携帯情報端末におけるカメラ機能を遠隔制御によって起動させて、ユーザに携帯情報端末を用いて、例えば、不具合のある対象機器の品番又は故障箇所の画像を撮像させて、前記オペレータの情報処理端末に転送できる。そのため、通話による音声情報だけではなく、画像による視覚情報に基づいて、携帯情報端末のユーザに適切なアドバイス又はメンテナンス情報を提供できる。
また、携帯情報端末のユーザは、通話指示を行うだけで、携帯情報端末において第2アプリケーションを起動させるための別途の操作をする必要がない。そのため、携帯情報端末のユーザにおける操作を簡素化して、携帯情報端末をユーザが指示した通話指示による音声情報だけではなく、画像情報をも提供できる状態にできる。
例えば、あるユーザの家電機器に不具合が生じ、この解決のためにユーザが携帯情報端末を用いてサービスセンターに通話を行った場合、音声による情報のやり取りだけでは解決できない場合がある。かかる場合に、前記携帯情報端末に搭載されたカメラ機能用のアプリケーションを、前記サービスセンターから遠隔制御により起動させることができれば、前記カメラ機能により不具合のある家電機器を撮像でき、前記撮像した画像という視覚情報及び前記音声情報に基づいて解決策を提供することも可能である。
上記態様において、例えば、
前記情報処理端末は、前記携帯情報端末から送信された前記識別子を取得するようにしてもよい。
上記態様によれば、情報処理端末は、携帯情報端末から送信された識別子を取得するため、情報処理端末は、識別子を確実に取得することができる。
上記態様において、例えば、
前記携帯情報端末は、前記通信システムに対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
前記携帯情報端末における前記第3アプリーションの起動による第3アクセスを受信し、
前記第3アクセスに応じて前記情報処理端末の宛先情報を前記携帯情報端末に送信し、
前記携帯情報端末においては、前記情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき前記情報処理端末の宛先情報を用いて前記情報処理端末との通話処理を実行するようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末は、通信システムに対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載する。携帯情報端末における第3アプリーションの起動による第3アクセスを受信する。第3アクセスに応じて情報処理端末の宛先情報を携帯情報端末に送信する。携帯情報端末においては、情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき情報処理端末の宛先情報を用いて情報処理端末との通話処理を実行する。したがって、携帯情報端末において、第3アプリケーションが起動され、通話指示が行われるだけで、情報処理端末との通話処理を好適に実行することが可能になる。
上記態様において、例えば、
前記携帯情報端末において、前記第3アプリケーションの起動により前記第3アプリケーションに対応する表示画面が表示された場合、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタン又は前記第2アプリケーションによる撮像ボタンを含むようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末において、第3アプリケーションの起動により第3アプリケーションに対応する表示画面が表示された場合、表示画面は第1アプリケーションによる通話指示ボタン又は第2アプリケーションによる撮像ボタンを含む。したがって、携帯情報端末において第3アプリケーションが起動されると、通話指示ボタンの操作または撮像ボタンの操作により、第1アプリケーションによる通話機能または第2アプリケーションによるカメラ機能を好適に動作させることができる。
上記態様において、例えば、
前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を前記携帯情報端末に送信した後、前記携帯情報端末への指示命令を消去するようにしてもよい。
上記態様によれば、第2アクセスに応じて、識別子に対応する携帯情報端末への指示命令を携帯情報端末に送信した後、携帯情報端末への指示命令を消去する。したがって、携帯情報端末への同じ指示命令が再び携帯情報端末に送信されるという誤動作の可能性をなくすことができる。
上記態様において、例えば、
前記携帯情報端末から前記識別子と対応づけて前記確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信した後、前記携帯情報端末への指示命令を、前記指示命令を特定するための値に対応させて管理し、
前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に前記携帯情報端末に送信するようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末から識別子と対応づけて確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信した後、携帯情報端末への指示命令を、指示命令を特定するための値に対応させて管理する。第2アクセスに応じて、識別子に対応する携帯情報端末への指示命令を、指示命令を特定するための値と共に携帯情報端末に送信する。したがって、携帯情報端末は、指示命令を特定するための値に基づき、指示命令が、前回と同じ指示命令か前回と異なる指示命令かを判断することができる。
本開示に係る他の態様は、
通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載した携帯情報端末を制御する機器制御方法であって、
前記携帯情報端末のコンピュータに対し、
所定の宛先との通話を指示する通話指示を検知させ、
前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションを起動させ、
前記通話指示の検知に応じて、前記所定の宛先とは異なる所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを、前記1アプリケーションの起動による通話処理とは別に実行させ、
前記所定サーバから、前記携帯情報端末を特定する識別子、及び前記所定の宛先に対応する情報処理端末から前記携帯情報端末に対する指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを受信させ、
前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を受信させ、
前記受信した指示命令が前記第2アプリケーションを起動する旨の指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させた状態で前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記所定サーバに対して送信させるものである。
本態様によると、前記携帯情報端末において前記情報処理端末との通話を指定した通話指示を検知したことに応じて、前記通話指示による通話処理とは別に、前記所定サーバから前記携帯情報端末を特定する識別子を取得する。
これにより、前記携帯情報端末における前記通話指示に基づく通話処理という前記携帯情報端末の能動的処理を契機に、前記情報処理端末から遠隔制御を受けるという前記携帯情報端末における受動的処理の準備がなされる。
そのため、前記情報処理端末によって前記携帯情報端末を遠隔制御するために、前記通話指示以外の操作を前記携帯情報端末のユーザに要求することはない。従って、前記情報処理端末によって前記携帯情報端末を遠隔制御するための処理を簡易にできる。
また、前記携帯情報端末における前記通話指示に基づく通話処理が開始される通話の初期のタイミングから、前記情報処理端末によって前記携帯情報端末を遠隔制御できる。従って、通話の進行との関係でタイムラグを少なくして前記携帯情報端末を制御できる。
また、前記携帯情報端末が主体となって開始した前記通話処理を継続させた状態で、前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記所定サーバ側が主体となって前記携帯情報端末に対する遠隔制御を通じて前記携帯情報端末に搭載されたカメラ機能用の第2アプリケーションを起動させる。前記カメラ機能によって撮像された画像情報は、前記所定サーバに送信される。
これにより、例えば、前記携帯情報端末のユーザとオペレータとの通話中に、前記携帯情報端末における前記カメラ機能を遠隔制御によって起動させて、前記ユーザに前記携帯情報端末を用いて、例えば、不具合のある対象機器の品番又は故障箇所の画像を撮像させて、前記オペレータの情報処理端末に転送できる。そのため、通話による音声情報だけではなく、画像による視覚情報に基づいて、前記携帯情報端末のユーザに適切なアドバイス又はメンテナンス情報を提供できる。
また、前記携帯情報端末のユーザは、前記通話指示を行うだけで、前記携帯情報端末において前記第2アプリケーションを起動させるための別途の操作をする必要がない。そのため、前記携帯情報端末のユーザにおける操作を簡素化して、前記携帯情報端末を前記ユーザが指示した通話指示による音声情報だけではなく、画像情報をも提供できる状態にできる。
上記他の態様において、例えば、
前記携帯情報端末は、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
前記第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に前記第3アプリケーションを起動させ、
前記第3アプリケーションの起動によって前記第3アプリケーションに対応する表示画面を前記携帯情報端末のディスプレイに表示させ、前記表示画面には前記通話指示のボタンが含まれ、
前記通話指示の検知に応じて、前記第3アプリケーションに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを実行させるようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末は、情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載する。第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に第3アプリケーションを起動させる。第3アプリケーションの起動によって第3アプリケーションに対応する表示画面を携帯情報端末のディスプレイに表示させる。表示画面には通話指示のボタンが含まれる。通話指示の検知に応じて、第3アプリケーションに含まれる所定サーバの宛先情報を読出して所定サーバへのアクセスを実行させる。したがって、携帯情報端末のユーザは、第3アプリケーションを起動し、通話指示のボタンを操作するだけで、所定サーバへのアクセスが実行される。このため、所定サーバへのアクセスに要するユーザの操作数を低減することができる。
上記他の態様において、例えば、
前記携帯情報端末は、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
前記第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に前記第3アプリケーションを起動させ、
前記第3アプリケーションの起動によって前記第3アプリケーションに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定の宛先の宛先情報を取得するために前記所定サーバへのアクセスを実行させ、
前記所定サーバへのアクセスに応じて、前記所定サーバから前記所定の宛先の宛先情報を受信させ、
前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションの起動による通話処理を、前記所定の宛先の宛先情報を用いて実行させるようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末は、情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載する。第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に第3アプリケーションを起動させる。第3アプリケーションの起動によって第3アプリケーションに含まれる所定サーバの宛先情報を読出して所定の宛先の宛先情報を取得するために所定サーバへのアクセスを実行させる。所定サーバへのアクセスに応じて、所定サーバから所定の宛先の宛先情報を受信させる。通話指示が検知された場合に第1アプリケーションの起動による通話処理を、所定の宛先の宛先情報を用いて実行させる。したがって、携帯情報端末のユーザは、第3アプリケーションを起動し、通話指示のボタンを操作するだけで、通話処理が、所定の宛先の宛先情報を用いて実行される。このため、所定の宛先との通話処理に要するユーザの操作数を低減することができる。
上記他の態様において、例えば、
前記携帯情報端末において、前記第3アプリケーションの起動により前記第3アプリケーションに対応する表示画面が表示され、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタンを含むようにしてもよい。
上記態様によれば、携帯情報端末において、第3アプリケーションの起動により第3アプリケーションに対応する表示画面が表示される。表示画面は第1アプリケーションによる通話指示ボタンを含む。したがって、携帯情報端末のユーザは、第3アプリケーションを起動し、通話指示ボタンを操作するだけで、第1アプリケーションによる通話機能を動作させることができる。このため、通話処理に要するユーザの操作数を低減することができる。
上記他の態様において、例えば、
前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に受信させ、
前記指示命令を特定するための値を前記携帯情報端末のメモリに保存させ、
前記受信した値が前記携帯情報端末のメモリに前回保存された値と同一である場合、前記第2アプリケーションを起動させないようにしてもよい。
上記態様によれば、確認先アドレスに基づいて所定サーバにアクセスさせて所定サーバから携帯情報端末に対する指示命令を、指示命令を特定するための値と共に受信させる。指示命令を特定するための値を携帯情報端末のメモリに保存させる。受信した値が携帯情報端末のメモリに前回保存された値と同一である場合、第2アプリケーションを起動させない。したがって、前回と同じ指示命令により第2アプリケーションを再び起動させるという誤動作をなくすことができる。
上記他の態様において、例えば、
前記指示命令を特定するための値は、ハッシュ値であってもよい。
本開示に係る他の態様は、
通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載した携帯情報端末により実行されるプログラムであって、
前記携帯情報端末のコンピュータに対し、
所定の宛先との通話を指示する通話指示を検知させ、
前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションを起動させ、
前記通話指示の検知に応じて、前記所定の宛先とは異なる所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを、前記1アプリケーションの起動による通話処理とは別に実行させ、
前記所定サーバから、前記携帯情報端末を特定する識別子、及び前記所定の宛先に対応する情報処理端末から前記携帯情報端末に対する指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを受信させ、
前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を受信させ、
前記受信した指示命令が前記第2アプリケーションを起動する旨の指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させた状態で前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記所定サーバに対して送信させるものである。
上記他の態様において、例えば、
前記プログラムは、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するためのプログラムであり、
前記プログラムの起動によって前記プログラムに対応する表示画面を前記携帯情報端末のディスプレイに表示させ、前記表示画面には前記通話指示のボタンが含まれ、
前記通話指示の検知に応じて、前記プログラムに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを実行させるようにしてもよい。
上記他の態様において、例えば、
前記プログラムは、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するためのプログラムであり、
前記プログラムの起動によって前記プログラムに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定の宛先の宛先情報を取得するために前記所定サーバへのアクセスを実行させ、
前記所定サーバへのアクセスに応じて、前記所定サーバから前記所定の宛先の宛先情報を受信させ、
前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションの起動による通話処理を、前記所定の宛先の宛先情報を用いて実行させるようにしてもよい。
上記他の態様において、例えば、
前記携帯情報端末において、前記プログラムの起動により前記プログラムに対応する表示画面が表示され、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタンを含むようにしてもよい。
上記他の態様において、例えば、
前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に受信させ、
前記指示命令を特定するための値を前記携帯情報端末のメモリに保存させ、
前記受信した値が前記携帯情報端末のメモリに前回保存された値と同一である場合、前記第2アプリケーションを起動させないようにしてもよい。
上記他の態様において、例えば、
前記指示命令を特定するための値は、ハッシュ値であってもよい。
以下本発明の各実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、同じ構成要素については同じ符号が用いられている。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1における遠隔サポートシステム1000の全体構成を示す図である。図1に示されるように、遠隔サポートシステム1000は、ユーザモバイル端末1002、クラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004、オペレータ操作端末1005を備える。ユーザモバイル端末1002、クラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004、オペレータ操作端末1005は、インターネット等の外部のネットワーク1001を介して相互に通信可能に接続されている。
ユーザモバイル端末1002としては、スマートフォンやタブレット等の携帯情報端末が採用される。但し、これは一例であり、携帯電話等のボタン式の携帯情報端末がユーザモバイル端末1002として採用されてもよい。クラウドサーバ1003は、クラウドセンタに配置される。クラウドサーバ1003は、ユーザモバイル端末1002とオペレータ操作端末1005との間におけるデータ及びコマンドなどの授受を仲介する。呼応制御サーバ1004は、ネットワーク1001を介して、音声通話を制御する。オペレータ操作端末1005は、サポートセンタに配置される。オペレータ操作端末1005は、例えばブラウザ上でクラウドサーバ1003から情報を取得する。オペレータ操作端末1005としては、例えばパーソナルコンピュータが採用される。
図2は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末1002の構成を示すブロック図である。図3は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末1002の機能ブロックを示す図である。
図2に示されるように、ユーザモバイル端末1002は、通信デバイス2000、ユーザインターフェース(IF)デバイス2001、音声入出力デバイス2002、カメラデバイス2003、CPU2004、メモリ2005を備える。通信デバイス2000、ユーザIFデバイス2001、音声入出力デバイス2002、カメラデバイス2003、CPU2004、メモリ2005は、バス2006を介して相互に接続されている。
通信デバイス2000は、ネットワーク1001を介して、クラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004、オペレータ操作端末1005との通信を行う。ユーザIFデバイス2001は、ユーザに対して情報を表示し、ユーザからの操作を受け付ける。ユーザIFデバイス2001は、例えばタッチパネル式ディスプレイを含む。音声入出力デバイス2002は、マイクロフォン及びスピーカを含み、オペレータ操作端末1005を操作するオペレータとユーザとの音声通話を可能にする。カメラデバイス2003は、撮像センサを含み、例えば撮影対象機器1006(図1)の撮影を行う。
CPU2004は、ユーザモバイル端末1002全体を制御する。メモリ2005は、CPU2004を動作させるためのプログラムを保存する。また、メモリ2005は、クラウドサーバ1003及びオペレータ操作端末1005から受信したデータ及びコマンドなどを保存する。メモリ2005に保存されているプログラムをCPU2004が実行することによって、図3に示される各機能ブロックによる動作が実現される。
図3に示されるように、ユーザモバイル端末1002は、機能ブロックとして、遠隔サポートアプリケーション2100、通話アプリケーション2110、カメラアプリケーション2120を備える。なお、各機能ブロックによる具体的な動作は後に詳述される。
遠隔サポートアプリケーション2100は、クラウドサーバ1003またはオペレータ操作端末1005に対して遠隔サポートを要求するためのアプリケーションである。図1は、ユーザモバイル端末1002において、ユーザにより遠隔サポートアプリケーション2100が起動された状態を示す。遠隔サポートアプリケーション2100は、第1ユーザ取得部2101、第2ユーザ取得部2102、通話指示部2103、第3ユーザ取得部2104、撮影データ送信部2105、命令実行部2106を備える。
第1ユーザ取得部2101は、ユーザが遠隔サポートアプリケーション2100を起動すると、クラウドサーバ1003からアクセス先情報を取得する。通話指示部2103は、ユーザが音声通話を指示するための通話指示ボタンである。通話指示部2103は、図1に示されるように、ユーザが遠隔サポートアプリケーション2100を起動すると、ユーザモバイル端末1002の表示画面に表示される。
第2ユーザ取得部2102は、ユーザによって通話指示部2103が操作されると、クラウドサーバ1003からセッションID(Identification Data)及びユーザコマンドURL(Uniform Resource Locator)を取得する。セッションIDは、今回の通信を特定するための識別情報である。セッションIDは、通信ごとにクラウドサーバ1003により発行される。ユーザコマンドURLは、ユーザモバイル端末1002宛ての命令の所在を表す情報である。ユーザコマンドURLは、個別のユーザモバイル端末1002ごとに、クラウドサーバ1003により発行される。
第3ユーザ取得部2104は、ユーザコマンドの有無をクラウドサーバ1003に対して定期的に問い合わせる。第3ユーザ取得部2104は、クラウドサーバ1003にユーザコマンドが存在すれば、クラウドサーバ1003からユーザコマンドを取得する。撮影データ送信部2105は、カメラアプリケーション2120によって撮影されたデータをクラウドサーバ1003に送信する。命令実行部2106は、第3ユーザ取得部2104によって取得されたユーザコマンドを実行する。命令実行部2106は、ユーザコマンドが例えばカメラ起動命令であれば、カメラアプリケーション2120を起動する。
通話アプリケーション2110は、ユーザが通話指示部2103を操作すると、起動される。通話アプリケーション2110は、電話呼び出し要求部2111、終話要求部2112、音声通話部2113を備える。
電話呼び出し要求部2111は、第2ユーザ取得部2102によってセッションID及びユーザコマンドURLが取得されると、呼応制御サーバ1004に対して電話呼び出し要求を行う。この電話呼び出し要求は、ユーザモバイル端末1002を識別する情報、例えばユーザの電話番号と、セッションIDとを含む。終話要求部2112は、ユーザによって終話が指示されると、呼応制御サーバ1004に対して終話要求を行う。音声通話部2113は、例えばオペレータ操作端末1005を操作するオペレータとの音声通話を行う。
カメラアプリケーション2120は、撮影指示部2121、写真撮影部2122を備える。撮影指示部2121は、ユーザが写真撮影を指示するための撮影指示ボタンである。撮影指示部2121は、後述する図15に示されるように、カメラアプリケーション2120が起動されると、ユーザモバイル端末1002の表示画面に表示される。写真撮影部2122は、ユーザが撮影指示部2121を操作すると、撮影対象機器1006の写真撮影を行う。
図4は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバ1003の構成を示すブロック図である。図5は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバ1003の機能ブロックを示す図である。
図4に示されるように、クラウドサーバ1003は、通信デバイス3000、CPU3001、メモリ3002を備える。通信デバイス3000、CPU3001、メモリ3002は、バス3003を介して相互に接続されている。
通信デバイス3000は、ネットワーク1001を介して、ユーザモバイル端末1002、オペレータ操作端末1005との通信を行う。CPU3001は、クラウドサーバ1003全体を制御する。メモリ3002は、例えばハードディスクにより構成される。メモリ3002は、CPU3001を動作させるためのプログラムを保存する。また、メモリ3002は、ユーザモバイル端末1002及びオペレータ操作端末1005から送信されたデータ及びコマンドなどを保存する。メモリ3002に保存されているプログラムをCPU3001が実行することによって、図5に示される各機能ブロックによる動作が実現される。
図5に示されるように、クラウドサーバ1003は、機能ブロックとして、通信制御部3100、データ制御部3110、情報蓄積部3120を備える。なお、各機能ブロックによる具体的な動作は後に詳述される。
通信制御部3100は、第1応答部3101、第2応答部3102、第3応答部3103、第4応答部3104、第5応答部3105、撮影データ受信部3106、撮影データ送信部3107、第6応答部3108を備える。
第1応答部3101は、ユーザモバイル端末1002からのアクセス先情報の要求に応答して、ユーザモバイル端末1002にアクセス先情報を返送する。第2応答部3102は、ユーザモバイル端末1002からのセッションID及びユーザコマンドURLの要求に応答して、セッションID及びユーザコマンドURLを発行する。第2応答部3102は、発行したセッションID及びユーザコマンドURLをユーザモバイル端末1002に返送し、かつ情報蓄積部3120に保存する。
第3応答部3103は、オペレータ操作端末1005からのユーザコマンドURLの要求に応答して、ユーザコマンドURLをオペレータ操作端末1005に返送する。第4応答部3104は、ユーザモバイル端末1002からのユーザコマンド取得要求に応答して、ユーザコマンドをユーザモバイル端末1002に返送する。第5応答部3105は、オペレータ操作端末1005からの命令書き込み要求に応答して、オペレータ操作端末1005からの命令を情報蓄積部3120に保存する。
撮影データ受信部3106は、ユーザモバイル端末1002から送信された撮影データを受信する。撮影データ送信部3107は、撮影データ受信部3106により受信された撮影データをオペレータ操作端末1005に送信する。第6応答部3108は、オペレータ操作端末1005からの、ユーザにより撮影された撮影データの所在情報の要求に応答して、所在情報を表すURLをオペレータ操作端末1005に返送する。
データ制御部3110は、第1検索部3111、第2検索部3112、第3検索部3113、第4検索部3114、撮影データ保存部3115、命令書き込み部3116、命令削除部3117を備える。
第1検索部3111は、情報蓄積部3120において、ユーザモバイル端末1002から要求されたアクセス先情報を検索する。第2検索部3112は、情報蓄積部3120において、オペレータ操作端末1005から要求されたユーザコマンドURLを検索する。第3検索部3113は、情報蓄積部3120において、ユーザモバイル端末1002から要求されたユーザコマンドを検索する。
第4検索部3114は、情報蓄積部3120において、撮影データが保存されている所在情報を検索する。撮影データ保存部3115は、ユーザモバイル端末1002から送信された撮影データを情報蓄積部3120に保存する。命令書き込み部3116は、オペレータ操作端末1005から送信された命令を情報蓄積部3120に書き込む。命令削除部3117は、情報蓄積部3120に書き込まれた命令がユーザモバイル端末1002に送信された後で、命令を情報蓄積部3120から削除する。
図6は、本発明の実施形態1における呼応制御サーバ1004の構成を示すブロック図である。図7は、本発明の実施形態1における呼応制御サーバ1004の機能ブロックを示す図である。
図6に示されるように、呼応制御サーバ1004は、通信デバイス4000、CPU4001、メモリ4002を備える。通信デバイス4000、CPU4001、メモリ4002は、バス4003を介して相互に接続されている。
通信デバイス4000は、ネットワーク1001を介して、ユーザモバイル端末1002、オペレータ操作端末1005との通信を行う。CPU4001は、呼応制御サーバ1004全体を制御する。メモリ4002は、例えばハードディスクにより構成される。メモリ4002は、CPU4001を動作させるためのプログラムを保存する。また、メモリ4002は、ユーザモバイル端末1002及びオペレータ操作端末1005から送信されたデータを保存する。メモリ4002に保存されているプログラムをCPU4001が実行することによって、図7に示される各機能ブロックによる動作が実現される。
図7に示されるように、呼応制御サーバ1004は、機能ブロックとして、検索部4101、応答部4102、呼応制御部4103、情報蓄積部4104、保存部4105を備える。なお、各機能ブロックによる具体的な動作は後に詳述される。
呼応制御部4103は、ユーザモバイル端末1002を操作するユーザと、オペレータ操作端末1005を操作するオペレータとの間の音声通話を制御する。保存部4105は、ユーザモバイル端末1002からの電話呼び出し要求に含まれている、ユーザモバイル端末1002を識別する情報とセッションIDとを情報蓄積部4104に保存する。ユーザモバイル端末1002を識別する情報は、例えばユーザの電話番号である。検索部4101は、情報蓄積部4104において、オペレータ操作端末1005から要求されたセッションIDを検索する。応答部4102は、オペレータ操作端末1005からの要求に応答して、セッションIDをオペレータ操作端末1005に返送する。
図8は、本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末1005の構成を示すブロック図である。図9は、本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末1005の機能ブロックを示す図である。
図8に示されるように、オペレータ操作端末1005は、通信デバイス5000、CPU5001、メモリ5002、ユーザインターフェース(IF)デバイス5003、音声入出力デバイス5004を備える。通信デバイス5000、CPU5001、メモリ5002、ユーザIFデバイス5003、音声入出力デバイス5004は、バス5005を介して相互に接続されている。
通信デバイス5000は、ネットワーク1001を介して、ユーザモバイル端末1002、クラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004との通信を行う。ユーザIFデバイス5003は、オペレータに対して情報を表示し、オペレータからの操作を受け付ける。音声入出力デバイス5004は、マイクロフォン及びスピーカを含み、ユーザモバイル端末1002を操作するユーザとオペレータとの音声通話を可能にする。
CPU5001は、オペレータ操作端末1005全体を制御する。メモリ5002は、CPU5001を動作させるためのプログラムを保存する。また、メモリ5002は、ユーザモバイル端末1002及びクラウドサーバ1003から送信された情報及びデータ等を保存する。メモリ5002に保存されているプログラムをCPU5001が実行することによって、図9に示される各機能ブロックによる動作が実現される。
図9に示されるように、オペレータ操作端末1005は、機能ブロックとして、遠隔サポート制御部5100、通話制御部5110を備える。なお、各機能ブロックによる具体的な動作は後に詳述される。
遠隔サポート制御部5100は、第1取得部5101、命令書き込み部5102、第2取得部5103、第3取得部5104、撮影データ表示部5105、第4取得部5106を備える。
第1取得部5101は、呼応制御サーバ1004から電話呼び出しの応答が要求されると、呼応制御サーバ1004からセッションIDを取得する。第4取得部5106は、セッションIDが取得されると、クラウドサーバ1003からユーザコマンドURLを取得する。命令書き込み部5102は、ユーザに対する命令の書き込みをクラウドサーバ1003に要求する。第2取得部5103は、ユーザにより撮影された撮影データの所在を表す情報をクラウドサーバ1003から取得する。第3取得部5104は、ユーザにより撮影された撮影データをクラウドサーバ1003から取得する。撮影データ表示部5105は、取得された撮影データをオペレータ操作端末1005の表示画面に表示する。
通話制御部5110は、電話呼び出し応答部5111、終話応答部5112、音声通話部5113を備える。
電話呼び出し応答部5111は、呼応制御サーバ1004を介するユーザモバイル端末1002からの電話呼び出し要求に応答する。終話応答部5112は、呼応制御サーバ1004を介するユーザモバイル端末1002からの終話要求に応答する。音声通話部5113は、例えばユーザモバイル端末1002を操作するユーザとの音声通話を行う。
本実施形態において、ユーザモバイル端末1002が、携帯情報端末の一例に相当し、クラウドサーバ1003が、通信システム及び所定サーバの一例に相当し、オペレータ操作端末1005が、情報処理端末の一例に相当する。また、本実施形態において、遠隔サポートアプリケーション2100が、第3アプリケーションの一例に相当し、通話アプリケーション2110が、第1アプリケーションの一例に相当し、カメラアプリケーション2120が、第2アプリケーションの一例に相当し、通話指示部2103が、第1アプリケーションによる通話指示ボタンの一例に相当し、撮影指示部2121が、第2アプリケーションによる撮像ボタンの一例に相当する。
図10及び図11は、本発明の実施形態1におけるシーケンスを示す図である。図10は、通話開始までのシーケンスを示し、図11は、通話開始以降のシーケンスを示す。図1〜図11を用いて、実施形態1における動作シーケンスが説明される。
図10のステップ8001では、ユーザがユーザモバイル端末1002の遠隔サポートアプリケーション2100を起動する。上述のように、図1は、遠隔サポートアプリケーション2100の起動直後の状態を示す。ステップ8002では、ユーザモバイル端末1002の第1ユーザ取得部2101が、クラウドサーバ1003に対して、アクセス先情報の取得を要求する。ステップ8003では、クラウドサーバ1003の第1応答部3101が、アクセス先情報の取得要求に対して応答する。
図12は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバ1003のユーザアクセス先情報テーブル9001の一例を示す図である。ユーザアクセス先情報テーブル9001は、クラウドサーバ1003のアクセス先情報と、呼応制御サーバ1004のアクセス先情報と、オペレータ操作端末1005の識別情報とを含む。オペレータ操作端末1005の識別情報は、例えばオペレータ操作端末1005の電話番号である。
ステップ8003では、クラウドサーバ1003の第1応答部3101は、ユーザモバイル端末1002からのアクセス先情報の取得要求に対して応答して、ユーザアクセス先情報テーブル9001の情報を返送する。なお、ユーザモバイル端末1002は、クラウドサーバ1003のアクセス先情報を予め保持している。
続く図10のステップ8004では、ユーザが通話指示部2103を操作することにより、通話アプリケーション2110が起動され、通話シーケンスが開始される。
図13は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末1002が通話指示実行後の遠隔サポートシステム1000の全体構成を示す図である。ユーザモバイル端末1002において、ユーザが通話指示部2103(図1)を操作すると、図13に示されるように、オペレータ操作端末1005の表示画面には、カメラ起動命令ボタン5107、撮影データ取得ボタン5108などの遠隔サポートのための操作画面が表示される。
図10のステップ8005では、ユーザモバイル端末1002の第2ユーザ取得部2102が、クラウドサーバ1003に対して、セッションID及びユーザコマンドURLの取得を要求する。ステップ8006では、クラウドサーバ1003の第2応答部3102が、セッションID及びユーザコマンドURLを発行して、情報蓄積部3120に保存する。ステップ8007では、第2応答部3102が、ユーザモバイル端末1002からの要求に応答して、発行したセッションID及びユーザコマンドURLをユーザモバイル端末1002に返送する。ユーザモバイル端末1002の第2ユーザ取得部2102は、取得したセッションID及びユーザコマンドURLをメモリ2005に保存する。
図14は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバ1003のセッションID及びユーザコマンドURL発行時のデータベース操作の一例を示す図である。クラウドサーバ1003の情報蓄積部3120は、データベースとして、IDコマンドテーブル9101と、撮影データテーブル9201とを有する。
IDコマンドテーブル9101は、セッションID、ユーザモバイル端末1002の識別情報、ユーザコマンドURL、命令情報、ユーザにより撮影された撮影データを識別するユーザ撮影データIDを含む。ユーザモバイル端末1002の識別情報は、例えばユーザモバイル端末1002の電話番号である。撮影データテーブル9201は、ユーザ撮影データID、ユーザにより撮影された撮影データの所在を表すユーザ撮影データURLを含む。
図10のステップ8006において、セッションID及びユーザコマンドURLが発行されると、図14に示されるように、セッションID、ユーザモバイル端末1002の識別情報、ユーザコマンドURLが、データベースに書き込まれる。
続く図10のステップ8008では、ユーザモバイル端末1002の電話呼び出し要求部2111が、呼応制御サーバ1004に対して、電話呼び出し要求を行う。この電話呼び出し要求には、ユーザモバイル端末1002の識別情報(例えば電話番号)、セッションIDが含まれる。ステップ8009では、呼応制御サーバ1004の保存部4105が、ユーザモバイル端末1002からの電話呼び出し要求に含まれているユーザモバイル端末1002の識別情報及びセッションIDを情報蓄積部4104のデータベースに保存する。
ステップ8010では、呼応制御サーバ1004は、オペレータ操作端末1005に対して、電話呼び出しへの応答要求を行う。すなわち、呼応制御サーバ1004は、オペレータ操作端末1005に、電話が掛けられたことを通知し、オペレータ操作端末1005では、例えば電話の呼び出し音が鳴る。この電話呼び出しへの応答要求には、ユーザモバイル端末1002の識別情報が含まれる。ステップ8011では、オペレータ操作端末1005の第1取得部5101が、呼応制御サーバ1004に対して、セッションIDの取得要求を行う。このセッションIDの取得要求には、ユーザモバイル端末1002の識別情報が含まれる。
ステップ8012では、呼応制御サーバ1004の検索部4101が、ユーザモバイル端末1002の識別情報から、情報蓄積部4104に保存されているセッションIDを検索する。ステップ8013では、呼応制御サーバ1004の応答部4102が、オペレータ操作端末1005からのセッションIDの取得要求に応答して、セッションIDをオペレータ操作端末1005に返送する。
ステップ8014では、オペレータ操作端末1005の第4取得部5106が、クラウドサーバ1003に対して、ユーザコマンドURLの検索要求を行う。このユーザコマンドURLの検索要求には、セッションIDが含まれる。ステップ8015では、クラウドサーバ1003の第2検索部3112が、セッションIDから、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドURLを検索する。ステップ8016では、クラウドサーバ1003の第3応答部3103が、オペレータ操作端末1005からのユーザコマンドURLの検索要求に応答して、ユーザコマンドURLをオペレータ操作端末1005に返送する。
ステップ8017では、オペレータ操作端末1005の電話呼び出し応答部5111が、ユーザモバイル端末1002からの電話呼び出しに応答する。これによって、オペレータ操作端末1005のオペレータとユーザモバイル端末1002のユーザとの間で音声通話が開始される。ステップ8018では、ユーザモバイル端末1002が、オペレータ操作端末1005のオペレータによる操作の待ち受け状態へ遷移する。
ステップ8018に続く図11のステップ8101では、ユーザモバイル端末1002の第3ユーザ取得部2104が、クラウドサーバ1003に対して、ユーザコマンドの取得要求を行う。このユーザコマンドの取得要求には、例えばユーザコマンドURLが含まれている。ステップ8102では、クラウドサーバ1003の第3検索部3113が、ユーザコマンドの取得要求に含まれているユーザコマンドURLから、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドを検索する。
なお、ステップ8101のユーザコマンドの取得要求には、ユーザコマンドURLに代えて、セッションIDまたはユーザモバイル端末1002の識別情報が含まれていてもよい。この場合には、ステップ8102では、クラウドサーバ1003の第3検索部3113が、ユーザコマンドの取得要求に含まれているセッションIDまたはユーザモバイル端末1002の識別情報から、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドを検索すればよい。
ステップ8103では、クラウドサーバ1003の第4応答部3104が、ユーザコマンドの取得要求に応答して、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドをユーザモバイル端末1002に返送する。ここで、クラウドサーバ1003の第4応答部3104は、情報蓄積部3120の該当するユーザコマンドURLにユーザコマンドが保存されていなければ、その旨をユーザモバイル端末1002に送信する。
ユーザモバイル端末1002の第3ユーザ取得部2104が、クラウドサーバ1003からユーザコマンドを取得するまで、破線で囲まれたステップ8101〜8103が定期的に繰り返される。
ステップ8104では、オペレータ操作端末1005のオペレータが、表示画面に表示されているカメラ起動命令ボタン5107を操作する。
図15は、本発明の実施形態1におけるオペレータ操作端末1005でカメラ起動命令ボタン5107が操作された後の全体構成を示す図である。図15に示されるように、オペレータ操作端末1005においてカメラ起動命令ボタン5107が操作されると、ユーザモバイル端末1002の表示画面に、撮影指示部2121と、映っている撮影対象機器1006の画像1006iとが表示される。
続く図11のステップ8105では、オペレータ操作端末1005の命令書き込み部5102が、クラウドサーバ1003に対して、カメラ起動命令の書き込み要求を行う。このカメラ起動命令の書き込み要求には、ユーザコマンドURLが含まれる。ステップ8106では、クラウドサーバ1003の命令書き込み部3116が、指定されたユーザコマンドURLに紐付けて、カメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。
図16は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバ1003がカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。ステップ8106では、図16に示されるように、該当するユーザコマンドURLを有するIDコマンドテーブル9101の「命令情報」の欄に、カメラ起動命令が書き込まれる。なお、撮影データテーブル9201は、変化しない。
続く図11のステップ8107では、ユーザモバイル端末1002の第3ユーザ取得部2104が、クラウドサーバ1003に対して、ユーザコマンドの取得要求を行う。このユーザコマンドの取得要求には、例えばユーザコマンドURLが含まれている。ステップ8108では、クラウドサーバ1003の第3検索部3113が、ユーザコマンドの取得要求に含まれているユーザコマンドURLから、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドを検索する。
ステップ8109では、クラウドサーバ1003の第4応答部3104が、ユーザコマンドの取得要求に応答して、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドをユーザモバイル端末1002に送信する。ここでは、ユーザコマンドには、カメラ起動命令が含まれている。ステップ8110では、ユーザコマンドの送信後に、クラウドサーバ1003の命令削除部3117が、カメラ起動命令を削除する。
図17は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバがカメラ起動命令を削除時のデータベース操作の一例を示す図である。ステップ8110では、図17に示されるように、IDコマンドテーブル9101の「命令情報」の欄のカメラ起動命令が削除される。
続く図11のステップ8111では、ユーザモバイル端末1002の命令実行部2106が、第3ユーザ取得部2104が取得したユーザコマンド、つまりカメラ起動命令に基づき、カメラアプリケーション2120を起動する。ステップ8112では、ユーザモバイル端末1002に表示されている撮影指示部2121をユーザが操作すると、ユーザモバイル端末1002の写真撮影部2122が撮影対象機器1006の写真撮影を実行する。
ステップ8113では、ユーザモバイル端末1002の撮影データ送信部2105が、撮影データをクラウドサーバ1003にアップロードする。ステップ8114では、ユーザモバイル端末1002から送信された撮影データを、クラウドサーバ1003の撮影データ受信部3106が受信し、撮影データ保存部3115が、受信された撮影データをユーザ撮影データURLと紐付けて情報蓄積部3120に保存する。
図18は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバが撮影データ保存時のデータベース操作の一例を示す図である。図11のステップ8114では、図18に示されるように、IDコマンドテーブル9101の「ユーザ撮影データID」の欄に、例えば「1」が書き込まれる。また、撮影データテーブル9201の「ユーザ撮影データID」の欄に、対応する「1」が書き込まれ、「ユーザ撮影データURL」の欄に、撮影データの所在を表す情報が書き込まれる。
続く図11のステップ8115では、オペレータ操作端末1005の表示画面に表示されている撮影データ取得ボタン5108(例えば図15)が操作されると、オペレータ操作端末1005の第2取得部5103が、クラウドサーバ1003に対して、ユーザが撮影した撮影データの所在に関する情報の取得要求を行う。この取得要求には、セッションIDが含まれている。
ステップ8116では、クラウドサーバ1003の第4検索部3114が、オペレータ操作端末1005からの取得要求に含まれているセッションIDに基づき、情報蓄積部3120に保存されている撮影データの所在を検索する。ステップ8117では、クラウドサーバ1003の第4応答部3104が、オペレータ操作端末1005からの取得要求に応答して、撮影データの所在を表す情報(図18に示されるユーザ撮影データURL)をオペレータ操作端末1005に返送する。
ステップ8118では、オペレータ操作端末1005の第3取得部が、クラウドサーバ1003に対し、撮影データの所在を表す情報に基づき撮影データの取得要求を行う。ステップ8119では、クラウドサーバ1003の撮影データ送信部3107が、オペレータ操作端末1005からの取得要求に応答して、撮影データをオペレータ操作端末1005に送信する。ステップ8120では、オペレータ操作端末1005の第3取得部5104が撮影データを取得し、取得された撮影データを、撮影データ表示部5105がオペレータ操作端末1005の表示画面に表示する。
図19は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末でユーザが撮影指示部を操作後の全体構成を示す図である。図11のステップ8112において、撮影指示部2121がユーザによって操作されると写真撮影が実行され、ステップ8113において、図19に示されるように、撮影対象機器1006の撮影データ1006dがクラウドサーバ1003にアップロードされる。さらに、ステップ8115において、オペレータ操作端末1005の撮影データ取得ボタン5108が操作されると、ステップ8120において、図19に示されるように、撮影対象機器1006の画像1006iが、オペレータ操作端末1005の表示画面に表示される。
遠隔サポートが終了すると、図11のステップ8121では、ユーザモバイル端末1002において、ユーザが終話を指示する。ステップ8122では、ユーザモバイル端末1002の終話要求部2112が、呼応制御サーバ1004に対し、終話要求を行う。ステップ8123では、呼応制御サーバ1004の呼応制御部4103が、ユーザモバイル端末1002からの終話要求をオペレータ操作端末1005に伝達する。
ステップ8124では、オペレータ操作端末1005の終話応答部5112が、呼応制御サーバ1004に対し、終話応答を行う。ステップ8125では、呼応制御サーバ1004の呼応制御部4103が、オペレータ操作端末1005からの終話応答をユーザモバイル端末1002に伝達する。これによって、オペレータ操作端末1005とユーザモバイル端末1002との間の音声通話が終了し、ユーザモバイル端末1002の遠隔サポートアプリケーション2100が終了する。
本実施形態において、セッションIDが、識別子の一例に相当し、ユーザコマンドURLが、確認先アドレスの一例に相当する。また、本実施形態において、図10のステップ8005のセッションID等の取得要求が、第1アクセスの一例に相当し、図11のステップ8107のユーザコマンドの取得要求が、第2アクセスの一例に相当し、図10のステップ8002のアクセス先情報の取得要求が、第3アクセスの一例に相当し、図11のステップ8105で送信されるカメラ起動命令が、携帯情報端末の指示命令の一例に相当する。また、本実施形態において、図12のユーザアクセス先情報テーブル9001に含まれるオペレータ操作端末1005の識別情報が、情報処理端末の宛先情報の一例及び所定の宛先の宛先情報の一例に相当し、クラウドサーバ1003のアクセス先情報が、所定サーバの宛先情報の一例に相当する。
図20は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末1002の通話開始までの処理フローを示す図である。
図20のステップ6001では、ユーザが遠隔サポートアプリケーション2100を起動する。ステップ6002では、第1ユーザ取得部2101が、予め保持しているクラウドサーバ1003のアクセス先情報に基づき、クラウドサーバ1003に対してアクセス先情報の取得要求を送信し、オペレータ操作端末1005のアクセス先情報が取得できるか否かが判別される。オペレータ操作端末1005のアクセス先情報は、例えばオペレータ操作端末1005の識別情報(電話番号)である。
オペレータのアクセス先情報が取得できなければ(ステップ6002でNO)、処理がステップ6002に戻り、例えば所定回数繰り返される。オペレータのアクセス先情報が取得できると(ステップ6002でYES)、ステップ6003において、ユーザが通話指示部2103を操作して、通話指示を実行する。これによって、通話アプリケーション2110が起動される。
ステップ6004では、第2ユーザ取得部2102が、セッションID及びユーザコマンドURLの取得要求をクラウドサーバ1003へ送信する。ステップ6005では、第2ユーザ取得部2102が、クラウドサーバ1003からセッションID及びユーザコマンドURLを取得できるか否かが判別される。第2ユーザ取得部2102がセッションID及びユーザコマンドURLを取得できなければ(ステップ6005でNO)、処理がステップ6004に戻って、例えば所定回数繰り返される。
第2ユーザ取得部2102が、セッションID及びユーザコマンドURLを取得できれば(ステップ6005でYES)、ステップ6006において、電話呼び出し要求部2111が、オペレータのアクセス先情報を電話呼び出し相手とした電話呼び出し要求を呼応制御サーバ1004へ送信する。この電話呼び出し要求には、セッションIDが含まれる。ステップ6007では、音声通話部2113が、電話呼び出し応答を受信できるか否かが判別される。音声通話部2113が電話呼び出し応答を受信できなければ(ステップ6007でNO)、処理がステップ6006に戻って、例えば所定回数繰り返される。
音声通話部2113が電話呼び出し応答を受信できれば(ステップ6007でYES)、ステップ6008において、音声通話が開始される。ステップ6009では、ユーザモバイル端末1002は、オペレータによる操作の待ち受け状態へ遷移して、このフローは終了する。
図21は、本発明の実施形態1におけるユーザモバイル端末1002の通話開始以降の処理フローを示す図である。ユーザモバイル端末1002は、オペレータによる操作の待ち受け状態になっている。
ステップ6101では、第3ユーザ取得部2104が、ユーザコマンドURLを含むユーザコマンドの取得要求をクラウドサーバ1003へ送信する。ステップ6102では、第3ユーザ取得部2104が、ユーザコマンドの取得要求に対する応答を受信でき、受信した応答にカメラ起動命令が含まれているか否かが判別される。受信した応答にカメラ起動命令が含まれていなければ(ステップ6102でNO)、処理がステップ6101に戻って、ステップ6101,6102が繰り返される。すなわち、オペレータによる操作の待ち受け状態では、定期的に、ステップ6101,6102が繰り返される。
ステップ6102において、応答にカメラ起動命令が含まれている場合には(ステップ6102でYES)、ステップ6103において、カメラ起動命令を受けて、命令実行部2106は、カメラアプリケーション2120を起動し、カメラの撮影画面を表示画面に表示する。これによって、オペレータによる操作の待ち受け状態が解除される。
ステップ6104では、ユーザが、ユーザモバイル端末1002で実行されているカメラアプリケーション2120を利用することによって、撮影指示部2121を操作して撮影を実行する。ステップ6105では、撮影データ送信部2105が、撮影されたデータをクラウドサーバ1003へアップロードする。
ステップ6106では、ユーザが通話終了指示を実行したか否かが判別される。ユーザが通話終了指示を実行していなければ(ステップ6106でNO)、処理がステップ6101に戻って、以上のステップが繰り返される。ユーザが通話終了指示を実行すれば(ステップ6106でYES)、ステップ6107において、終話要求部2112が、呼応制御サーバ1004へ終話要求を送信する。ステップ6108では、音声通話部2113が、呼応制御サーバ1004を介してオペレータ操作端末1005からの終話応答を受信して、遠隔サポートアプリケーション2100及び通話アプリケーション2110が終了されて、このフローは終了する。
図22及び図23は、本発明の実施形態1におけるクラウドサーバの処理フローを示す図である。図22は、通話開始までの処理フローを示し、図23は、通話開始以降の処理フローを示す。
図22のステップ7001では、クラウドサーバ1003は、ユーザモバイル端末1002からアクセス先情報の取得要求を受信し、第1応答部3101が、受信した取得要求に応答して、オペレータ操作端末1005の識別情報を含むユーザアクセス先情報テーブル9001の情報を返送する。
ステップ7002では、クラウドサーバ1003は、ユーザモバイル端末1002からセッションID及びユーザコマンドURLの取得要求を受信する。ステップ7003では、第2応答部3102が、セッションID及びセッションIDに紐付いたユーザコマンドURLを発行して、情報蓄積部3120に保存する。また、第2応答部3102が、セッションID及びユーザコマンドURLをユーザモバイル端末1002に返送する。
ステップ7004では、オペレータ操作端末1005からユーザコマンドURLの検索要求を受信する。このユーザコマンドURLの検索要求には、セッションIDが含まれている。ステップ7005では、第2検索部3112が情報蓄積部3120を検索して、ユーザコマンドURLの検索要求に含まれるセッションIDに紐付けられたユーザコマンドURLが存在するか否かを判別する。
セッションIDに紐付けられたユーザコマンドURLが存在しなければ(ステップ7005でNO)、ステップ7007において、第3応答部3103は、該当するユーザコマンドURLが存在しないことをオペレータ操作端末1005に送信し、所定のエラー処理を行って、このフローを終了する。
セッションIDに紐付けられたユーザコマンドURLが存在すれば(ステップ7005でYES)、第3応答部3103が、該当するユーザコマンドURLをオペレータ操作端末1005に返送する。
続く図23のステップ7101では、クラウドサーバ1003は、オペレータ操作端末1005からのカメラ起動命令の書き込み要求を受信する。このカメラ起動命令の書き込み要求には、ユーザコマンドURLが含まれている。ステップ7102では、命令書き込み部3116は、情報蓄積部3120の指定されたユーザコマンドURLにカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。
ステップ7103では、クラウドサーバ1003は、ユーザモバイル端末1002からユーザコマンドの取得要求を受信する。このユーザコマンドの取得要求には、上述のように、例えばユーザコマンドURLが含まれている。ステップ7104では、第3検索部3113が情報蓄積部3120を検索して、指定されたユーザコマンドURLに、カメラ起動命令が存在するか否かを判別する。
指定されたユーザコマンドURLにカメラ起動命令が存在しなければ(ステップ7104でNO)、ステップ7106において、第4応答部3104が、該当するユーザコマンドURLに命令が存在しないことを、ユーザモバイル端末1002に返送し、処理がステップ7103に戻る。
指定されたユーザコマンドURLにカメラ起動命令が存在すれば(ステップ7104でYES)、ステップ7105において、第4応答部3104が、該当する命令情報、つまりカメラ起動命令をユーザモバイル端末1002に返送する。命令情報のユーザモバイル端末1002への送信後に、ステップ7106では、命令削除部3117が、該当命令情報、つまりカメラ起動命令を情報蓄積部3120から削除する。これによって、同じ命令情報が再度ユーザモバイル端末1002に送られるのを防止する。
ステップ7108では、撮影データ受信部3106が、ユーザモバイル端末1002から撮影データを受信し、撮影データ保存部3115が、受信された撮影データをユーザ撮影データURLと紐付けて情報蓄積部3120に保存する。
ステップ7109では、クラウドサーバ1003は、オペレータ操作端末1005から撮影データの所在に関する情報の取得要求を受信する。この取得要求には、セッションIDが含まれている。ステップ7110では、第4検索部3114が、指定されたセッションIDに基づき情報蓄積部3120を検索し、撮影データが存在するか否かを判別する。
撮影データが存在しなければ(ステップ7110でNO)、ステップ7112において、該当する撮影データが存在しないことをオペレータ操作端末1005に返送して、このフローを終了する。一方、撮影データが存在すれば(ステップ7110でYES)、ステップ7111において、第6応答部3108は、該当する撮影データの所在情報、つまり撮影データテーブル9201(例えば図18)のユーザ撮影データURLをオペレータ操作端末1005に返送する。
ステップ7113では、クラウドサーバ1003は、オペレータ操作端末1005からの撮影データの取得要求を受信する。ステップ7114では、撮影データ送信部3107が、オペレータ操作端末1005からの取得要求に応答して、撮影データをオペレータ操作端末1005に返送して、このフローを終了する。クラウドサーバ1003は、例えば所定時間後に、今回の遠隔サポートにおいて発行したセッションID及びユーザコマンドURLを消去してもよい。
以上説明されたように、実施形態1では、ユーザモバイル端末1002において、ユーザは、遠隔サポートアプリケーション2100を起動し、通話指示部2103を操作して通話アプリケーション2110を起動するだけで、オペレータ操作端末1005がユーザモバイル端末1002を遠隔制御できる。したがって、オペレータ操作端末1005によってユーザモバイル端末1002を遠隔制御するための処理を簡易にできる。
また、ユーザモバイル端末1002のユーザは、通話指示を行うだけで、ユーザモバイル端末1002においてカメラアプリケーション2120を起動させるための別途の操作をする必要がない。そのため、ユーザモバイル端末1002のユーザにおける操作を簡素化して、ユーザモバイル端末1002をユーザが指示した通話指示による音声情報だけではなく、画像情報をも提供可能な状態にできる。
これにより、ユーザモバイル端末1002のユーザとオペレータ操作端末1005のオペレータとの通話中に、ユーザモバイル端末1002におけるカメラアプリケーション2120を遠隔制御によって起動させて、ユーザに、例えば不具合のある撮影対象機器1006の品番又は故障箇所の画像を撮像させて、撮影データをオペレータ操作端末1005に転送できる。そのため、通話による音声情報だけではなく、画像による視覚情報に基づいて、ユーザモバイル端末1002のユーザに適切なアドバイス又はメンテナンス情報を提供できる。
なお、上記実施形態1では、ユーザモバイル端末1002の第3ユーザ取得部2104は、図11のステップ8101またはステップ8107において、クラウドサーバ1003の情報蓄積部3120のユーザコマンドURLに直接、ユーザコマンドを読み取りにいってもよい。この場合には、クラウドサーバ1003がユーザコマンドを検索するステップ8102,8108と、ユーザモバイル端末1002に応答するステップ8103,8109を削減することができる。
また、上記実施形態1では、クラウドサーバ1003の第4応答部3104は、図11のステップ8109において、カメラ起動命令とともに、撮影データのアップロード先の情報(URL)をユーザモバイル端末1002に返送してもよい。そして、ユーザモバイル端末1002の撮影データ送信部2105は、アップロード先のURLに直接、撮影データをアップロードしてもよい。この場合には、クラウドサーバ1003が撮影データを保存するステップ8114を削減することができる。
また、上記実施形態1では、オペレータ操作端末1005は、クラウドサーバ1003の情報蓄積部3120のユーザ撮影データURLに直接、撮影データを読み取りにいってもよい。この場合には、クラウドサーバ1003がオペレータ操作端末1005に応答するステップ8119を削減することができる。
また、上記実施形態1では、ユーザモバイル端末1002においてユーザが撮影対象機器1006を撮影する画像は、静止画でも動画でもよい。
また、上記実施形態1では、ユーザモバイル端末1002の撮影データ送信部2105は、図11のステップ8113において、動画または静止画を、クラウドサーバ1003に送信しつつ、並行してオペレータ操作端末1005に送信してもよい。
(実施形態2)
図24は、本発明の実施形態2におけるユーザモバイル端末1002の機能ブロックを示す図である。なお、実施形態2における遠隔サポートシステム1000の構成は、図1に示される実施形態1と同様である。また、実施形態2におけるユーザモバイル端末1002の構成は、図2に示される実施形態1と同様である。また、実施形態2におけるクラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004、オペレータ操作端末1005の構成及び機能ブロックは、図4〜図9に示される実施形態1と同様である。
図24に示されるように、実施形態2のユーザモバイル端末1002の遠隔サポートアプリケーション2100は、機能ブロックとしてハッシュ値比較部2200を備える。実施形態2の第3ユーザ取得部2104は、クラウドサーバ1003から、ユーザコマンド及びハッシュ値(後述)を取得する。
ハッシュ値比較部2200は、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなハッシュ値とを比較する。ハッシュ値比較部2200は、比較結果を命令実行部2106に通知する。ハッシュ値比較部2200は、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなハッシュ値とが異なるときは、メモリ2005に保存されているハッシュ値を削除して、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなハッシュ値をメモリ2005に保存する。
命令実行部2106は、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなハッシュ値とが異なる場合のみ、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなユーザコマンドを実行する。すなわち、命令実行部2106は、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなハッシュ値とが同じ場合には、第3ユーザ取得部2104が取得した新たなユーザコマンドを実行しない。本実施形態において、ハッシュ値が、指示命令を特定するための値の一例に相当する。
図25は、本発明の実施形態2における通話開始以降のシーケンスを示す図である。図26は、本発明の実施形態2におけるクラウドサーバがカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。実施形態2における通話開始までのシーケンスは、図10に示される実施形態1と同じである。
図25において、ステップ8101〜8105は、図11のステップ8101〜8105と同じである。ステップ8105に続くステップ8128では、クラウドサーバ1003の命令書き込み部3116が、指定されたユーザコマンドURLに紐付けて、カメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。また、ステップ8128では、命令書き込み部3116は、カメラ起動命令からハッシュ関数を用いてハッシュ値を生成し、指定されたユーザコマンドURLに紐付けて、生成されたハッシュ値を保存する。
図26に示されるように、実施形態2のクラウドサーバ1003が保持するIDコマンドテーブル9502は、実施形態1のIDコマンドテーブル9101(例えば図16)が備える各欄に加えて、「ハッシュ値」の欄を備える。図25のステップ8128では、図26に示されるように、該当するユーザコマンドURLを有するIDコマンドテーブル9502の「命令情報」の欄にカメラ起動命令が書き込まれるとともに、「ハッシュ値」の欄にハッシュ値が書き込まれる。
続く図25のステップ8107,8108は、図11のステップ8107,8108と同じである。ステップ8108に続くステップ8129では、クラウドサーバ1003の第4応答部3104が、ユーザコマンドの取得要求に応答して、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドをユーザモバイル端末1002に送信する。このユーザコマンドには、実施形態2では、カメラ起動命令及びハッシュ値が含まれている。
ステップ8130では、ユーザモバイル端末1002のハッシュ値比較部2200が、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、ステップ8129で送信されたハッシュ値とを比較する。ハッシュ値比較部2200による比較の結果、メモリ2005に保存されているハッシュ値と、ステップ8129で送信されたハッシュ値とが異なる場合に、処理は、続くステップ8111に進む。ステップ8111〜8125は、図11のステップ8111〜8125と同じである。
図27は、本発明の実施形態2におけるユーザモバイル端末1002の通話開始以降の処理フローを示す図である。ユーザモバイル端末1002は、オペレータによる操作の待ち受け状態になっている。なお、実施形態2におけるユーザモバイル端末1002の通話開始までの処理フローは、図20に示されるものと同じである。
図27のステップ6101は、図21のステップ6101と同じである。続くステップ6200では、第3ユーザ取得部2104が、ユーザコマンドの取得要求に対する応答を受信でき、受信した応答に含まれるハッシュ値が、以前に取得した命令時のハッシュ値と異なるか否かを判別する。受信した応答に含まれるハッシュ値が、以前に取得した命令時のハッシュ値と同じと判別されると(ステップ6200でNO)、処理がステップ6101に戻って、ステップ6101,6102が繰り返される。すなわち、オペレータによる操作の待ち受け状態では、定期的に、ステップ6101,6200が繰り返される。
一方、受信した応答に含まれるハッシュ値が、以前に取得した命令時のハッシュ値と異なると判別されると(ステップ6200でYES)、処理がステップ6102に進められる。ステップ6102〜6108は、図21に示されるステップ6102〜6108と同じである。
図28は、本発明の実施形態2におけるクラウドサーバの通話開始までの処理フローを示す図である。図29は、本発明の実施形態2におけるクラウドサーバの通話開始以降の処理フローを示す図である。図28において、ステップ7001〜7006は、図22に示される実施形態1のステップ7001〜7006と同じである。
図29において、ステップ7101は、図22に示されるステップ7101と同じである。ステップ7101に続くステップ7200では、命令書き込み部3116は、情報蓄積部3120の指定されたユーザコマンドURLに紐付けて、カメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。また、命令書き込み部3116は、前回の命令時とは異なるハッシュ値を生成して、カメラ起動命令とともに保存する。
続くステップ7103,7104は、図23に示される実施形態1のステップ7103,7104と同じである。指定されたユーザコマンドURLにカメラ起動命令が存在しなければ(ステップ7104でNO)、処理がステップ7106に進む。ステップ7106は、図23に示されるステップ7106と同じである。
指定されたユーザコマンドURLにカメラ起動命令が存在すれば(ステップ7104でYES)、ステップ7201において、第4応答部3104が、該当する命令情報(つまりカメラ起動命令)とハッシュ値とを、ユーザモバイル端末1002に返送する。続くステップ7108〜7114は、図23に示されるステップ7108〜7114と同じである。
このように、実施形態2では、クラウドサーバ1003は、ユーザコマンドとともにハッシュ値をユーザモバイル端末1002に送信し、ユーザモバイル端末1002のハッシュ値比較部2200は、ハッシュ値に基づき、今回受信したユーザコマンドが前回のユーザコマンドと同じか否かを判別する。命令実行部2106は、ハッシュ値が同じであれば、当該ユーザコマンドの命令を実行しない。したがって、図29では、ステップ7201の次に、図23に示されるようなカメラ起動命令を削除するステップが設けられていない。
上記実施形態2では、クラウドサーバ1003の命令書き込み部3116は、ハッシュ値を生成し、ユーザモバイル端末1002のハッシュ値比較部2200は、ハッシュ値に基づき、今回受信したユーザコマンドが前回のユーザコマンドと同じか否かを判別しているが、ハッシュ値に限られない。命令書き込み部3116は、命令を特定する情報、すなわち前回の命令と異なることを特定する情報を生成すればよい。ユーザモバイル端末1002は、この生成された情報に基づき、今回受信したユーザコマンドが前回のユーザコマンドと同じか否かを判別すればよい。命令書き込み部3116は、命令を特定する情報として、例えば時刻を用いてもよい。また、命令書き込み部3116は、命令を特定する情報として、続き番号を用いてもよい。
(実施形態3)
図30及び図31は、本発明の実施形態3におけるシーケンスを示す図である。図30は、通話開始までのシーケンスを示し、図31は、通話開始以降のシーケンスを示す。なお、実施形態3における遠隔サポートシステム1000の構成は、図1に示される実施形態1と同様である。また、実施形態3におけるユーザモバイル端末1002、クラウドサーバ1003、呼応制御サーバ1004、オペレータ操作端末1005の構成及び機能ブロックは、図2〜図9に示される実施形態1と同様である。
図30において、ステップ8001〜8004は、図10に示される実施形態1のステップ8001〜8004と同じである。
図32は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバ1003のユーザアクセス先情報テーブル9701の一例を示す図である。ユーザアクセス先情報テーブル9701は、図12に示される実施形態1のユーザアクセス先情報テーブル9001と同様に、クラウドサーバ1003のアクセス先情報と、呼応制御サーバ1004のアクセス先情報と、オペレータ操作端末1005の識別情報とを含む。オペレータ操作端末1005の識別情報は、例えばオペレータ操作端末1005の電話番号である。図30のステップ8003では、クラウドサーバ1003の第1応答部3101は、ユーザモバイル端末1002からのアクセス先情報の取得要求に対して応答して、ユーザアクセス先情報テーブル9701の情報を返送する。
ステップ8004に続く図30のステップ8501では、ユーザモバイル端末1002の第2ユーザ取得部2102が、クラウドサーバ1003に対して、セッションID及び汎用ユーザコマンドURLの取得を要求する。ステップ8502では、クラウドサーバ1003の第2応答部3102が、セッションIDを発行して、情報蓄積部3120に保存する。ステップ8503では、第2応答部3102が、ユーザモバイル端末1002からの要求に応答して、汎用ユーザコマンドURLと、発行したセッションIDとをユーザモバイル端末1002に送信する。ユーザモバイル端末1002の第2ユーザ取得部2102は、取得したセッションID及び汎用ユーザコマンドURLをメモリ2005に保存する。
図33は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバ1003のセッションID発行時のデータベース操作の一例を示す図である。実施形態3では、クラウドサーバ1003の情報蓄積部3120は、データベースとして、IDテーブル9702と、撮影データテーブル9703と、汎用コマンドテーブル9704とを有する。
IDテーブル9702は、セッションID、ユーザモバイル端末1002の識別情報、命令情報、ユーザにより撮影された撮影データを識別するユーザ撮影データIDを含む。ユーザモバイル端末1002の識別情報は、例えばユーザモバイル端末1002の電話番号である。
撮影データテーブル9703は、実施形態1の撮影データテーブル9201(例えば図14)と同様に、ユーザ撮影データID、ユーザにより撮影された撮影データの所在を表すユーザ撮影データURLを含む。汎用コマンドテーブル9704は、予め設定されている汎用ユーザコマンドURLを含む。このため、実施形態3では、データベースの操作時に、汎用コマンドテーブル9704は操作されず、内容は変化しない。
図30のステップ8502において、セッションIDが発行されると、図33に示されるように、セッションID及びユーザモバイル端末1002の識別情報が、データベースに書き込まれる。すなわち、実施形態3の遠隔サポートシステム1000では、実施形態1と異なり、クラウドサーバ1003の第2応答部3102は、ユーザごとに個別にユーザコマンドURLを発行せず、汎用ユーザコマンドURLが使用される。したがって、実施形態3では、セッションIDによって情報が特定される。このため、例えばヘッダのように、コマンドまたはデータなどの情報には、セッションIDが常に付加されている。
図30のステップ8503に続くステップ8008〜8013,8017,8018は、図10に示されるステップ8008〜8013,8017,8018と同じである。なお、実施形態3では個別にユーザコマンドURLが発行されず、汎用ユーザコマンドURLが使用されているため、図10に示されるステップ8014〜8016は、実施形態3では実行されない。
図30のステップ8018に続く図31のステップ8101〜8104は、図11に示される実施形態1のステップ8101〜8104と同じである。
ステップ8104に続くステップ8504では、オペレータ操作端末1005の命令書き込み部5102が、クラウドサーバ1003に対して、カメラ起動命令の書き込み要求を行う。このカメラ起動命令の書き込み要求には、実施形態1におけるユーザコマンドURLに代えて、この実施形態3ではセッションIDが含まれる。ステップ8505では、クラウドサーバ1003の命令書き込み部3116が、指定されたセッションIDに紐付けて、カメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。
図34は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバがカメラ起動命令をユーザコマンドとして保存時のデータベース操作の一例を示す図である。図31のステップ8505では、図34に示されるように、該当するセッションIDを有するIDテーブル9702の「命令情報」の欄に、カメラ起動命令が書き込まれる。なお、撮影データテーブル9703は、変化しない。
図31のステップ8505に続くステップ8107では、ユーザモバイル端末1002の第3ユーザ取得部2104が、クラウドサーバ1003に対して、ユーザコマンドの取得要求を行う。このユーザコマンドの取得要求には、例えばセッションIDが含まれている。ステップ8108では、クラウドサーバ1003の第3検索部3113が、ユーザコマンドの取得要求に含まれているセッションIDから、情報蓄積部3120に保存されているユーザコマンドを検索する。ステップ8109〜8125は、図11に示されるステップ8109〜8125と同じである。
図35は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバがカメラ起動命令を削除時のデータベース操作の一例を示す図である。図31のステップ8110では、図35に示されるように、IDテーブル9702の「命令情報」の欄のカメラ起動命令が削除される。
図36は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバが撮影データ保存時のデータベース操作の一例を示す図である。図31のステップ8114では、図36に示されるように、IDテーブル9702の「ユーザ撮影データID」の欄に、例えば「1」が書き込まれる。また、撮影データテーブル9703の「ユーザ撮影データID」の欄に、対応する「1」が書き込まれ、「ユーザ撮影データURL」の欄に、撮影データの所在を表す情報が書き込まれる。
図37は、本発明の実施形態3におけるユーザモバイル端末1002の通話開始までの処理フローを示す図である。
図37のステップ6001〜6003は、図20に示される実施形態1のステップ6001〜6003と同じである。ステップ6003に続くステップ6500では、第2ユーザ取得部2102が、セッションID及び汎用ユーザコマンドURLの取得要求をクラウドサーバ1003へ送信する。ステップ6501では、第2ユーザ取得部2102が、クラウドサーバ1003からセッションID及び汎用ユーザコマンドURLを取得できるか否かを判別する。第2ユーザ取得部2102がセッションID及び汎用ユーザコマンドURLを取得できなければ(ステップ6501でNO)、処理がステップ6500に戻って、例えば所定回数繰り返される。
第2ユーザ取得部2102が、セッションID及び汎用ユーザコマンドURLを取得できれば(ステップ6501でYES)、処理がステップ6006に進む。ステップ6006〜6009は、図20に示されるステップ6006〜6009と同じである。
図38は、本発明の実施形態3におけるユーザモバイル端末1002の通話開始以降の処理フローを示す図である。ユーザモバイル端末1002は、オペレータによる操作の待ち受け状態になっている。
ステップ6502では、第3ユーザ取得部2104が、クラウドサーバ1003へユーザコマンドの取得要求を送信する。このユーザコマンドの取得要求には、セッションIDが含まれている。ステップ6102では、第3ユーザ取得部2104が、ユーザコマンドの取得要求に対する応答を受信でき、受信した応答にカメラ起動命令が含まれているか否かを判別する。受信した応答にカメラ起動命令が含まれていなければ(ステップ6102でNO)、処理がステップ6502に戻って、ステップ6502,6102が繰り返される。すなわち、オペレータによる操作の待ち受け状態では、定期的に、ステップ6502,6102が繰り返される。
ステップ6102において、応答にカメラ起動命令が含まれている場合には(ステップ6102でYES)、処理がステップ6103に進む。ステップ6103〜6108は、図21に示される実施形態1のステップ6103〜6108と同じである。
図39及び図40は、本発明の実施形態3におけるクラウドサーバ1003の処理フローを示す図である。図39は、通話開始までの処理フローを示し、図40は、通話開始以降の処理フローを示す。
図39のステップ7001は、図22に示される実施形態1のステップ7001と同じである。ステップ7001に続くステップ7300では、クラウドサーバ1003は、ユーザモバイル端末1002からセッションID及び汎用ユーザコマンドURLの取得要求を受信する。ステップ7301では、第2応答部3102が、セッションIDを発行して、情報蓄積部3120に保存する。また、第2応答部3102が、セッションID及び汎用ユーザコマンドURLをユーザモバイル端末1002に返送する。
ステップ7301に続く図40のステップ7101は、図23に示される実施形態1のステップ7101と同じである。ステップ7101に続くステップ7302では、命令書き込み部3116は、情報蓄積部3120の指定されたセッションIDに紐付けて、カメラ起動命令をユーザコマンドとして保存する。ステップ7302に続くステップ7103は、図23のステップ7103と同じである。
ステップ7103に続くステップ7303では、第3検索部3113が、情報蓄積部3120を検索して、指定されたセッションIDに、カメラ起動命令が存在するか否かを判別する。
指定されたセッションIDにカメラ起動命令が存在しなければ(ステップ7303でNO)、ステップ7304において、第4応答部3104が、該当するセッションIDに命令が存在しないことを、ユーザモバイル端末1002に返送し、処理がステップ7103に戻る。
指定されたセッションIDにカメラ起動命令が存在すれば(ステップ7303でYES)、処理がステップ7105に進む。ステップ7105〜7114は、図23のステップ7105〜7114と同じである。
以上説明されたように、実施形態3では、汎用ユーザコマンドURLを使用し、ユーザモバイル端末1002ごとにユーザコマンドURLを発行せず、セッションIDのみによって、データ及びコマンドなどの情報を特定している。したがって、実施形態3では、図30に示されるように、図10のステップ8013〜8016が実行されないなど、実施形態1に比べて制御が簡略化される。
本開示は、携帯情報端末を遠隔サポートするための、通信システムにおける機器制御方法及び携帯情報端末の機器制御方法として有用である。

Claims (19)

  1. 通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載したユーザ側の携帯情報端末と、サービスセンター側の情報処理端末とにネットワークを介して接続可能な通信システムにおける機器制御方法であって、
    前記携帯情報端末において前記情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき前記第1アプリケーションを起動させて前記情報処理端末との通話処理を実行する前記携帯情報端末から、前記通話指示を契機に前記携帯情報端末を特定する識別子を前記携帯情報端末に付与するための第1アクセスを受信し、
    前記第1アクセスに応じて、前記識別子及び前記情報処理端末から前記携帯情報端末への指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを前記携帯情報端末に送信し、
    前記情報処理端末から前記識別子と対応づけて前記携帯情報端末への指示命令を受信し、
    前記携帯情報端末から前記識別子と対応づけて前記確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信し、
    前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を前記携帯情報端末に送信し、
    前記送信した指示命令が前記携帯情報端末において前記第2アプリケーションの起動を指示する指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させつつ前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記携帯情報端末から受信し、前記情報処理端末に転送する、
    機器制御方法。
  2. 前記情報処理端末は、前記携帯情報端末から送信された前記識別子を取得する、
    請求項1記載の機器制御方法。
  3. 前記携帯情報端末は、前記通信システムに対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
    前記携帯情報端末における前記第3アプリーションの起動による第3アクセスを受信し、
    前記第3アクセスに応じて前記情報処理端末の宛先情報を前記携帯情報端末に送信し、
    前記携帯情報端末においては、前記情報処理端末との通話を指示する通話指示に基づき前記情報処理端末の宛先情報を用いて前記情報処理端末との通話処理を実行する、
    請求項1から請求項2のいずれか一に記載の機器制御方法。
  4. 前記携帯情報端末において、前記第3アプリケーションの起動により前記第3アプリケーションに対応する表示画面が表示された場合、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタン又は前記第2アプリケーションによる撮像ボタンを含む、
    請求項3記載の機器制御方法。
  5. 前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を前記携帯情報端末に送信した後、前記携帯情報端末への指示命令を消去する、
    請求項1から請求項4のいずれか一に記載の機器制御方法。
  6. 前記携帯情報端末から前記識別子と対応づけて前記確認先アドレスを用いた第2アクセスを受信した後、前記携帯情報端末への指示命令を、前記指示命令を特定するための値に対応させて管理し、
    前記第2アクセスに応じて、前記識別子に対応する前記携帯情報端末への指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に前記携帯情報端末に送信する、
    請求項1から請求項4のいずれか一に記載の機器制御方法。
  7. 通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載した携帯情報端末を制御する機器制御方法であって、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対し、
    所定の宛先との通話を指示する通話指示を検知させ、
    前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションを起動させ、
    前記通話指示の検知に応じて、前記所定の宛先とは異なる所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを、前記1アプリケーションの起動による通話処理とは別に実行させ、
    前記所定サーバから、前記携帯情報端末を特定する識別子、及び前記所定の宛先に対応する情報処理端末から前記携帯情報端末に対する指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを受信させ、
    前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を受信させ、
    前記受信した指示命令が前記第2アプリケーションを起動する旨の指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させた状態で前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記所定サーバに対して送信させる、
    機器制御方法。
  8. 前記携帯情報端末は、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
    前記第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に前記第3アプリケーションを起動させ、
    前記第3アプリケーションの起動によって前記第3アプリケーションに対応する表示画面を前記携帯情報端末のディスプレイに表示させ、前記表示画面には前記通話指示のボタンが含まれ、
    前記通話指示の検知に応じて、前記第3アプリケーションに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを実行させる、
    請求項7記載の機器制御方法。
  9. 前記携帯情報端末は、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するための第3アプリケーションを搭載し、
    前記第3アプリケーションの起動指示を検知した場合に前記第3アプリケーションを起動させ、
    前記第3アプリケーションの起動によって前記第3アプリケーションに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定の宛先の宛先情報を取得するために前記所定サーバへのアクセスを実行させ、
    前記所定サーバへのアクセスに応じて、前記所定サーバから前記所定の宛先の宛先情報を受信させ、
    前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションの起動による通話処理を、前記所定の宛先の宛先情報を用いて実行させる、
    請求項7に記載の機器制御方法。
  10. 前記携帯情報端末において、前記第3アプリケーションの起動により前記第3アプリケーションに対応する表示画面が表示され、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタンを含む、
    請求項9に記載の機器制御方法。
  11. 前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に受信させ、
    前記指示命令を特定するための値を前記携帯情報端末のメモリに保存させ、
    前記受信した値が前記携帯情報端末のメモリに前回保存された値と同一である場合、前記第2アプリケーションを起動させない、
    請求項7から請求項10のいずれか一に記載の機器制御方法。
  12. 前記指示命令を特定するための値は、ハッシュ値である、
    請求項11に記載の機器制御方法。
  13. 通話機能用の第1アプリケーション及びカメラ機能用の第2アプリケーションを搭載した携帯情報端末により実行されるプログラムであって、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対し、
    所定の宛先との通話を指示する通話指示を検知させ、
    前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションを起動させ、
    前記通話指示の検知に応じて、前記所定の宛先とは異なる所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを、前記1アプリケーションの起動による通話処理とは別に実行させ、
    前記所定サーバから、前記携帯情報端末を特定する識別子、及び前記所定の宛先に対応する情報処理端末から前記携帯情報端末に対する指示命令の有無を確認するための確認先アドレスを受信させ、
    前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を受信させ、
    前記受信した指示命令が前記第2アプリケーションを起動する旨の指示命令であると判断された場合、前記携帯情報端末において前記第1アプリケーションによる通話処理を継続させた状態で前記携帯情報端末のユーザ操作の介在なしに前記第2アプリケーションを起動させ、前記第2アプリケーションによるカメラ機能によって前記携帯情報端末において撮像された画像情報を前記所定サーバに対して送信させる、
    プログラム。
  14. 前記プログラムは、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するためのプログラムであり、
    前記プログラムの起動によって前記プログラムに対応する表示画面を前記携帯情報端末のディスプレイに表示させ、前記表示画面には前記通話指示のボタンが含まれ、
    前記通話指示の検知に応じて、前記プログラムに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定サーバへのアクセスを実行させる、
    請求項13記載のプログラム。
  15. 前記プログラムは、前記情報処理端末に対して遠隔サポートを要求するためのプログラムであり、
    前記プログラムの起動によって前記プログラムに含まれる前記所定サーバの宛先情報を読出して前記所定の宛先の宛先情報を取得するために前記所定サーバへのアクセスを実行させ、
    前記所定サーバへのアクセスに応じて、前記所定サーバから前記所定の宛先の宛先情報を受信させ、
    前記通話指示が検知された場合に前記第1アプリケーションの起動による通話処理を、前記所定の宛先の宛先情報を用いて実行させる、
    請求項13に記載のプログラム。
  16. 前記携帯情報端末において、前記プログラムの起動により前記プログラムに対応する表示画面が表示され、前記表示画面は前記第1アプリケーションによる通話指示ボタンを含む、
    請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記確認先アドレスに基づいて前記所定サーバにアクセスさせて前記所定サーバから前記携帯情報端末に対する指示命令を、前記指示命令を特定するための値と共に受信させ、
    前記指示命令を特定するための値を前記携帯情報端末のメモリに保存させ、
    前記受信した値が前記携帯情報端末のメモリに前回保存された値と同一である場合、前記第2アプリケーションを起動させない、
    請求項13から請求項16のいずれか一に記載のプログラム。
  18. 前記指示命令を特定するための値は、ハッシュ値である、
    請求項17に記載のプログラム。
  19. 請求項13から請求項18のいずれか1項に記載のプログラムを搭載した携帯情報端末。
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