JP5729993B2 - 撮像対象装置および温度分布計測方法 - Google Patents
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Description
することを可能にした。
図1および図2は、本実施形態に係る温度分布計測を行うために用いられる、撮像対象装置10を示す図である。本実施形態において、撮像対象装置10は、ベースフレーム11、縦部材12、上部材13、シート14、キャスタ15、リング16および把持部17を備える。ベースフレーム11は、4本の棒状の部材が、コーナーの接続部材を用いて、全体として平面視矩形状となるように接続されることで構成される。
材質:ポリエステル/モダアクリル
厚み:8±2[mm]
標準風速:2.5[m/s]
初期圧力損失:30[Pa]
次に、本実施形態において、上記説明した撮像対象装置10を用いた温度分布計測の対象となる情報処理機器室1を説明する。ここで、情報処理機器とは、サーバ装置や通信機器等の、ラックに搭載され、稼動によって発熱する機器類である。但し、ラックに搭載される機器には、バックアップ機器としての無停電電源装置等、情報処理機器以外の機器が含まれてもよい。また、情報処理機器室1に設置されるラックとしては、情報処理機器を搭載可能なものであればどのような形式のラックが採用されてもよい。但し、本実施形態において説明した撮像対象装置10は、情報処理機器室1のみならず、他の様々な空間に係る温度分布計測に用いることが可能である。
において、温度調節装置21は、情報処理機器室1内に設置されているが、温度調節装置21は、情報処理機器室1外に設置されてもよい。また、温度調節装置21は、直膨コイルを有する従来型のパッケージエアコンであってもよい。
次に、本実施形態に係る温度分布計測方法について説明する。従来、図6および図7を用いて示されるような、データセンター等の大規模な情報処理設備においては、設備内に多数設置される情報処理機器の発熱量や消費電力が増大の一途を辿っており、これに伴い情報処理機器を効率的に冷却する空調技術の開発が行われている。そして、情報処理機器室において、より効率的に情報処理機器を冷却するための対策を行うには、現状の温度分布状況を把握する必要がある。
いるため、容易に設置位置を移動させることが可能であり、温度分布の計測を容易に行うことが出来る。
本実施形態によれば、シート14を空気の主な流れに対して並行に設置し、空気の流れ場を極力乱さないようにし、また、シート14にも若干の空気流通性を持つものを採用することで、迅速に周囲温度と馴染んで、設置位置の気体の温度分布を熱画像として撮影することが可能となる。なお、仮に撮像対象装置10を設置せずにサーモカメラによる撮像を行った場合、床面やラック90表面の温度しか把握することが出来ない。しかし、本実施形態によれば、撮像対象装置10を設置したことにより設置位置における空間の温度分布を把握することが出来る。これにより、冷気送出口22からの冷気の流れや、暖気通路から冷気通路側への温熱空気の流入の有無等を、正確に把握することが出来る。即ち、本実施形態に係る撮像対象装置10および温度分布計測方法によれば、多数の温度センサを設置する手間や費用をかけずに、対象空間における温度分布を全体的に且つ正確に計測することが可能となる。
9 ラック列
10 撮像対象装置
11 ベースフレーム
12 縦部材
13 上部材
14 シート
15 キャスタ
16 リング
17 把持部
18 クリップ
21 温度調節装置
22 冷気送出口
23 還気取込口
24 床下チャンバ
25 ダクト
30 天吊型空調機
31 送風口
32 吸気口
90 ラック
91 情報処理機器
Claims (8)
- 通気性を有するシートであって、該シートの設置位置における気体の温度分布が反映されるシートと、高さ方向及び幅方向に伸縮自在であり、前記シートを前記温度分布の計測対象位置に保持するシート保持部とを備える撮像対象装置を、情報処理機器が搭載されたラック列を複数有する情報処理機器室内における気体の温度分布の計測対象位置に設置する設置ステップと、
前記設置ステップにおいて設置された前記撮像対象装置を、少なくとも赤外線を検知可能な撮像装置によって撮像する撮像ステップと、を備え、
前記設置ステップでは、前記計測対象位置における主な気流の流れ方向に対して前記シートの面が略平行となるように、前記シート保持部が前記情報処理機器室の床近傍から天井近傍まで高さ方向に拡げられ、且つ対向するラック列の一方の面から他方の面まで幅方向に拡げられた状態で、前記撮像対象装置が設置される、温度分布計測方法。 - 前記設置ステップにおいて設置された前記シートに、気体を接触させることで、設置位置における気体の温度分布を該シートに反映させるステップを更に備える、
請求項1に記載の温度分布計測方法。 - 前記撮像ステップにおける撮像の後に、前記撮像対象装置の設置位置を変更する変更ステップを更に備え、
前記撮像ステップと前記変更ステップとを交互に繰り返すことで、複数の計測対象位置に係る前記温度分布を計測する、
請求項1または2に記載の温度分布計測方法。 - 前記計測対象位置は、通路内の位置であり、
前記変更ステップでは、前記通路の奥行方向に設置位置が変更される、
請求項3に記載の温度分布計測方法。 - 前記設置ステップでは、前記ラックの前面または背面に対して前記シートの面が略直交するように、前記撮像対象装置が設置される、
請求項1から4の何れか一項に記載の温度分布計測方法。 - 通気性を有するシートであって、該シートの設置位置における気体の温度分布が反映されるシートと、
入れ子状に接続された複数のパイプの相対的な固定位置を変更することにより高さ方向または幅方向に伸縮自在であり、前記シートが前記温度分布の計測対象位置に設置された状態であって、前記シートを該撮像対象装置が設置される部屋の床近傍から天井近傍まで拡げ、又は前記シートを幅方向に拡げた状態で保持するシート保持部と、
を備え、少なくとも赤外線を検知可能な撮像装置によって撮像される、撮像対象装置。 - 前記シートは、前記撮像装置による撮像位置から見て該シートの反対側にある物体からの赤外線を実質的に遮断可能である、
請求項6に記載の撮像対象装置。 - 前記撮像対象装置が設置される部屋は、情報処理機器室であって、
前記シート保持部は、前記情報処理機器室に備えられた対向するラック列の一方の面から他方の面まで達する幅に前記シートを拡げた状態で保持する、
請求項6または7に記載の撮像対象装置。
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