JP5729535B2 - 結合構造物の剛性評価装置およびその剛性評価方法 - Google Patents

結合構造物の剛性評価装置およびその剛性評価方法 Download PDF

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本発明は、結合構造物の剛性評価装置およびその剛性評価方法に関し、さらに詳しくは、一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の剛性を評価する装置およびその剛性評価方法に関するものである。
剛性の評価に関する従来の技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1には、地盤上に載架されるセンサ部と、該センサ部上に設置された緩衝部材とを有し、該緩衝部材上に錘体を落下させ、その落下に伴い前記センサ部に加わる荷重と該荷重によるセンサ部の上下方向の変位量とに応じた信号を該センサ部から出力するようにしたFWD(Falling Weight Deflectmeter)の評価用装置であって、剛体状の床面に載架される剛体状の基体ブロックと、該基体ブロック上に金属ばねを介して支持されて、該金属ばねの弾性変形により該基体ブロックに対して上下方向に可動に設けられ、且つ前記FWDのセンサ部を載架するためのFWD載架面が上面部に形成された可動ブロックと、該可動ブロックの前記基体ブロックに対する上下方向の変位量を検出し、その検出信号を出力する変位センサとを備え、前記可動ブロックに作用する上下方向の荷重と該可動ブロックの変位量との間の線形関係を規定する比例定数の値があらかじめ特定されていることなどを特徴とするFWDの評価用装置が開示されている。また、特許文献1には、このようなFWDの評価用装置を使用して、前記FWDを評価する方法であって、前記評価用装置の基体ブロックを前記剛体状の床面に載架すると共に、該評価用装置の前記可動ブロックのFWD載架面に前記FWDのセンサ部を載架する第1ステップと、次いで、前記FWDの錘体を落下させる第2ステップと、該錘体の落下時における前記センサ部の出力信号に基づき、前記センサ部に作用する荷重と該センサ部の変位量とを計測すると共に、前記評価用装置の変位センサの検出信号に基づき、前記可動ブロックの変位量を計測する第3ステップとを備えると共に、前記FWDの錘体の重量と該錘体の落下開始時の高さとのうちの少なくともいずれか一方を変更して、前記第2ステップおよび第3ステップの処理を複数回実行し、前記第3ステップで前記センサ部の出力信号に基づき計測された前記センサ部への作用荷重および該センサ部の変位量から把握される前記比例定数の計測値と前記あらかじめ特定された該比例係数の値との比較と、前記第3ステップで計測された変位センサの検出信号に基づき計測された前記可動ブロックの変位量と前記センサ部の出力信号に基づき計測された該センサ部の変位量との比較とに基づき、前記FWDを評価するようにしたことを特徴とするFWDの評価方法が開示されている。
ところで、一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物として、例えば自動車の車体において、図18に示すように、ネジ孔Aaが形成されたブロックA(一対からなる締結部材の一方に相当する)が、ボデーなどの表層や車体骨格部材を構成する炭素繊維強化プラスチック(支持部材に相当するもので、以下、CFRPという)などの板材Bの裏面に接着剤Sによって接着されたものがある。この場合には、車体骨格部材に取付ける部品DにボルトC(一対からなる締結部材の他方に相当する)を挿通してネジ孔Aaに螺合し締め付けることにより締結する。そして、このような自動車においては、ブロックAが一体または複数により構成された板材Bによってその周囲を取り囲まれたものがある。なお、この場合には、ブロックAをインサートということもある。
特開2007−205955号公報
上記特許文献1においては、FWD地盤の剛性を検査するためのFWD(Falling Weight Deflectmeter)を評価するための装置、およびその評価方法に関するものであり、FWDの評価(FWDにより得られる計測値が地盤の剛性を検査する上で適切なものとなるか否かの評価)を簡便且つ適切に行なうことができる評価用装置および評価方法を提供することを目的としたものである。そして、特許文献1に開示されたFWDは、地盤上に載架されるセンサ部と、該センサ部上に設置された緩衝部材とを有し、この緩衝部材上に錘体を落下させ、その落下に伴いセンサ部に加わる荷重とこの荷重によるセンサ部の上下方向の変位量とに応じた信号をセンサ部から出力するようにしたものであった。すなわち、特許文献1では、図18に示したように、一対からなる締結部材の一方Aと支持部材Bとを結合してなる結合構造物の剛性を評価することはできない。
そして、図18に示したように、一対からなる締結部材の一方Aと支持部材Bとを結合してなる結合構造物の剛性、特に、ボルトCを取り付け部品Dと板材Bとに挿通してブロックAのネジ孔Aaに締結する場合において、ボルトCをブロックAのネジ孔Aaに螺合し締結する方向(図18では左右方向)に対して垂直な方向(図18では上下方向や紙面に対して垂直な方向など)の荷重に対する剛性を評価することができるような従来の技術は、存在しなかった。そしてさらに、仮にこのような荷重に対する剛性の評価が可能な技術があったとしても、特に図18に示したようにブロックAの周囲が板材Bで取り囲まれた状態では、ブロックAが板材Bの裏面に確実に接着剤Sによって接着されているか、また、ブロックAを板材Bの裏面に接着してなる締結構造が所定の剛性を有しているか否かの検査など、板材Bの裏面とブロックAとを接着剤Sにより結合した後工程でその結合構造体の剛性を評価することは困難となる。
発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、一対からなる締結部材の他方が締結される一方と支持部材とを結合してなる結合構造物において、荷重と変位量との関係を求めたり、締結部材の一方と支持部材との結合の良否を判定するなど、結合構造物の剛性を容易に且つ正確に評価することができる結合構造物の剛性評価装置およびその剛性評価方法を提供することを目的とする。
請求項1の結合構造物の剛性評価装置に係る発明は、上記目的を達成するため、一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する装置であって、前記一対からなる締結部材の一方に対して締結されて、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与する荷重付与手段と、該荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定する変位量測定手段と、前記荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与された荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定する処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2の結合構造物の剛性評価装置に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明において、前記荷重付与手段に付与される締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を測定する荷重測定手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の結合構造物の剛性評価方法に係る発明は、上記目的を達成するため、一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する方法であって、前記一対からなる締結部材の一方に荷重付与手段を締結して、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定し、前記荷重付与手段により付与された締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定することを特徴とするものである。
請求項4の結合構造物の剛性評価方法に係る発明は、上記目的を達成するため、請求項3に記載の発明において、前記荷重付与手段が締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重を測定することを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、一対からなる締結部材の一方に対して締結されて、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与する荷重付与手段と、該荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定する変位量測定手段と、前記荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与された荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定する処理手段とを備えたという簡単な構成で、荷重付与手段を一対からなる締結部材の一方に締結して、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、このときの支持部材に対する荷重付与手段の変位量を変位量測定手段によって測定し、処理手段によって荷重付与手段による締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記荷重付与手段に付与される締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を測定する荷重測定手段をさらに備えたことにより、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を変化させる場合や、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重が既知でないなどの場合であっても、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を正確に測定することができ、したがって、処理手段によって結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
また、請求項3の発明によれば、一対からなる締結部材の一方に荷重付与手段を締結して、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定し、前記荷重付与手段により付与された締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定するという簡単な構成により、一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を容易に且つ確実に非破壊で検査し判定することができる。
請求項4の発明によれば、請求項3に記載の発明において、前記荷重付与手段が締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重を測定することにより、荷重付与手段に締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重を変化させる場合や、荷重付与手段に締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重が既知でないなどの場合であっても、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を正確に測定して、結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(4)項が請求項2に相当し、()項が請求項3に相当し、(10)項が請求項4に相当する。
(1) 一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する装置であって、
前記一対からなる締結部材の一方に対して締結されて、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与する荷重付与手段と、
該荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定する変位量測定手段と、
前記荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与された荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定する処理手段とを備えたことを特徴とする結合構造物の剛性評価装置。
(1)項の発明では、荷重付与手段を一対からなる締結部材の一方に締結して締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、このときの支持部材に対する荷重付与手段の変位量を変位量測定手段によって測定し、処理手段によって荷重付与手段による締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周り荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
(2) 前記荷重付与手段の締結方向の軸周りにおける任意の位相で保持されるホルダをさらに備えており、該ホルダに前記変位量測定手段が取付けられていることを特徴とする(1)項に記載の結合構造物の剛性評価装置。
(2)項の発明では、(1)項に記載の発明において、変位量測定手段をホルダに取付けることにより、荷重付与手段を一対からなる締結部材の一方に締結したときに、荷重付与手段の締結方向の軸周りにおける位相に関わりなく、変位量測定手段を任意の位相に保持することができ、したがって、荷重付与手段により任意の方向に荷重を付与することができる。
(3) 前記変位量測定手段が、前記荷重付与手段の断面において直交する位置に対で設けられていることを特徴とする(1)または(2)項のいずれかに記載の結合構造物の剛性評価装置。
(3)項の発明では、(1)または(2)項のいずれかに記載の発明において、変位量測定手段を、荷重付与手段の断面において直交する位置に対で設けることにより、荷重付与手段により付与する任意の荷重の方向に応じて、容易に変位量を測定することができる。
(4) 前記荷重付与手段に付与される締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を測定する荷重測定手段をさらに備えたことを特徴とする(1)〜(3)項のいずれかに記載の結合構造物の剛性評価装置。
(4)項の発明では、(1)〜(3)項のいずれかに記載の発明において、荷重測定手段をさらに備えたことにより、荷重付与手段に付与される締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を測定することができるため、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を変化させる場合や、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重が既知でないなどの場合であっても、処理手段によって結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
(5) 前記荷重測定手段が、前記荷重付与手段の断面において直交する位置に対で設けられていることを特徴とする(4)項に記載の結合構造物の剛性評価装置。
(5)項の発明では、(4)項に記載の発明において、荷重測定手段を、荷重付与手段の断面において直交する位置に対で設けることにより、荷重付与手段により付与する任意の荷重の方向に応じて、容易にその荷重値を測定することができる。
(6) 前記変位量測定手段と前記荷重測定手段との、前記荷重付与手段の断面における位相を示す位相表示手段を設けたことを特徴とする(4)または(5)項のいずれかに記載の結合構造物の剛性評価装置。
(6)項の発明では、(4)または(5)項のいずれかに記載の発明において、変位量測定手段と荷重測定手段とにそれぞれ、荷重付与手段の断面における位相を示す位相表示手段を設けることにより、変位量測定手段と荷重測定手段とを容易且つ正確に適切な位相に相対的に位置させることができるため、荷重付与手段により付与する任意の荷重の方向に応じて、容易に且つ正確に変位量と荷重値を測定することができる。
(7) 前記荷重付与手段が、前記一対からなる締結部材の一方に応じて締結される締結部と、該締結部に接合されて荷重を付与する作動部とを備えていることを特徴とする(1)〜(6)項のいずれかに記載の結合構造物の剛性評価装置。
(7)項の発明では、(1)〜(6)項のいずれかに記載の発明において、荷重付与手段を、一対からなる締結部材の一方に応じて締結される締結部と、この締結部に接合されて荷重を付与する作動部とを備えた構成とすることにより、剛性を評価する結合構造物の一方の締結部材に応じた締結部をその締結部材の一方に締結し、この締結部に作動部を接合する。そのため、一方の締結部材に応じてその結合構造物の剛性の良否を判定することができる。
(8) 前記荷重付与手段が、その締結方向の軸周りに荷重を付与するものであり、前記変位量測定手段が、前記一対からなる締結部材の一方と荷重付与手段との締結方向の軸周りの相対的な捻り変位量を測定するものであることを特徴とする(1)〜(7)項のいずれかに記載の結合構造物の剛性評価装置。
(8)項の発明では、(1)〜(7)項のいずれかに記載の発明において、荷重付与手段が、その締結方向の軸周りに荷重を付与するものであり、変位量測定手段が、一対からなる締結部材の一方と荷重付与手段との締結方向の軸周りの相対的な捻り変位量を測定するものであることにより、締結部材の締結方向の軸周りに作用する荷重に対する結合構造物の剛性の良否判定することができる。
) 一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する方法であって、
前記一対からなる締結部材の一方に荷重付与手段を締結して、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、
荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定し、
前記荷重付与手段により付与された締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定することを特徴とする結合構造物の剛性評価方法。
)項の発明では、荷重付与手段を一対からなる締結部材の一方に締結して締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を付与し、このときの支持部材に対する荷重付与手段の変位量を測定し、荷重付与手段による締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周り荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に評価することができる。
10) 前記荷重付与手段が締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重を測定することを特徴とする()項に記載の結合構造物の剛性評価方法。
10)項の発明では、()項に記載の発明において、一対からなる締結部材の一方に荷重付与手段が付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を正確に測定することができるため、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を変化させる場合や、荷重付与手段に付与する締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重が既知でないなどの場合であっても、結合構造物の剛性の良否を容易に且つ正確に判定することができる。
結合構造物と、本発明の剛性評価装置における変位量測定手段、および荷重測定手段が設けられた荷重付与手段との、実施の一形態を説明するために示した概念図である。 本発明の、変位量測定手段、荷重測定手段、および処理手段を含む結合構造物の剛性評価装置の実施の一形態の構成を説明するために示したブロック図である。 図1のA‐A線における断面図である。 図1に示した結合構造物の一対からなる締結部材の一方に対して荷重付与手段を締結した状態を説明するために示した部分拡大断面図である。 変位量測定手段の第2の実施の形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 変位量測定手段の第3の実施の形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 変位量測定手段の第3の実施の形態を示した図6の断面図である。 変位量測定手段の第4の実施の形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 本発明の剛性評価装置のさらに別の実施の形態を説明するために示した概念図である。 荷重測定手段の第2の実施の形態を説明するために示した部分拡大図である。 荷重が既知であるために荷重測定手段を設ける必要がない場合の実施の形態を説明するために示した本発明の剛性評価装置の概念図である。 荷重付与手段が、締結部材の一方に締結される締結部と、この締結部に接合される作動部とを備えてなる、第2の実施の形態を説明するために示した概念図である。 荷重付与手段が、締結部材の一方に締結される締結部と、この締結部に接合される作動部とを備えてなる、図12とは別の実施の形態を説明するために示した概念図である。 荷重付与手段が、締結部材の一方に締結される締結部と、この締結部に接合される作動部とを備えてなる場合において、締結部が締結される締結部材の一方に応じて複数用意されており、交換可能であることを説明するために示した概念図である。 結合構造物の締結部材の一方がネジ軸であり、荷重付与手段にネジ孔が形成されている場合の実施の形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 荷重付与手段が、その締結方向の軸周りに荷重を付与するものであり、変位量測定手段が、締結部材の一方と荷重付与手段との締結方向の軸周りの相対的な捻り変位量を測定するものである場合の実施の形態を説明するために示した断面図である。 本発明の結合構造物の剛性評価方法の実施の一形態を説明するために示したフローチャートである。 本発明により剛性を評価する結合構造物の実施の一形態を説明するために示した断面図である。
最初に、本発明を適用する結合構造物と、本発明の剛性評価装置の実施の形態における主な構成を図1〜4に基づいて詳細に説明する。なお、図において同様または相当する構成については同じまたは対応する符号を付すこととする。
本発明が適用される結合構造物は、一対からなる締結部材の一方Aと支持部材Bとを結合してなるものである。なお、この実施の形態における結合構造物は、図18に示したものと同様に、締結部材の一方が、ネジ孔Aaが形成されたブロックAであり、支持部材が、ボデーなどの表層や車体骨格部材を構成するCFRPなどの板材Bであり、この板材Bの裏面にブロックAが接着剤Sにより接着されて結合されている。図18に示したように、部品DにボルトCを挿通し、ボルトCをブロックAのネジ孔Aaに螺合し締め付けることにより部品Dを締結するための結合構造物となっている。
本発明の結合構造物の剛性評価装置は、概略、締結部材の一方Aaに対して締結されて荷重を付与する荷重付与手段1と、この荷重付与手段1より荷重が付与されたときの支持部材Bに対する荷重付与手段1の変位量を測定する変位量測定手段2と、荷重付与手段1により付与された荷重とそのときの変位量とに基づいて結合構造物の剛性を評価する処理手段3とを備えている。
さらに、この実施の形態においては、荷重付与手段1に付与される荷重を測定する荷重測定手段4を備えている。
さらにまた、この実施の形態においては、荷重付与手段1の締結方向の軸周りにおける任意の位相で保持され、変位量測定手段2を支持するホルダ5を備えている。
荷重付与手段(以下、レバーと称する)1は、全体が略棒状に成形されてなるもので、一方の先端には、ブロックAのネジ孔Aaに螺合されるネジ軸1aがレバー1の中心軸の延長線上に設けられており、他方端の近傍には、この実施の形態では荷重を付与する操作を行うべく手で把持するためのグリップ10が形成されている。レバー1は、ブロックAに締結した状態で荷重を付与するときに撓みが殆ど発生しない剛体により構成されている。レバー1の外径は、板材Bに形成された孔Baよりも小さく成形されている。ネジ軸1aは、部品Dを締結するボルトC(図18)と同じ呼び径とされる。ここで、レバー1の締結方向とは、そのネジ軸1aがブロックAのネジ孔Aaに螺合されることにより進入する方向(図1では左右方向)であり、この締結方向の軸周りとはネジ軸1aと同心であるレバー1の中心軸の周り(レバー1の周方向ともいうことができる)を意味する。レバー1には、そのネジ軸1aをブロックAのネジ孔Aaに螺合するときに、レンチなどの工具を係合するためのナット部などのような係合部を形成しておくこともできる。
変位量測定手段は、この実施の形態では、プローブ20を有する変位計2が採用されている。また、ホルダ5は、レバー1の締結方向から見た場合の形状がほぼ矩形であり、4つの平面からなる側面を有しており、互いに隣接する側面の角度が直角に形成されてなるもので、その中心には、レバー1の外径よりも僅かに大きい内径を有する嵌合部50が形成されており、レバー1のネジ軸1a側近傍の所定の位置に、レバー1の断面における中心軸を中心として周方向に回動可能に外嵌される。また、ホルダ5には、レバー1の周方向に所定の位相で固定するためのネジ51が設けられている。図3に示したように、ホルダ5には、その互いに隣接する一対の側面に変位計2,2がそれぞれ取付け保持されている。すなわち、変位計2は、図3に示した実施の形態では、ホルダ5の下側面と右側面に一対で、レバー1の断面において互いに直交する位置に設けられている。そして、変位計2は、図4に示すように、レバー1がブロックAに締結された状態で、それぞれプローブ20の先端が板材Bの表面に当接するよう設けられている。従って、この実施の形態における変位計2は、ブロックAにレバー1を締結し、荷重を付与しない状態で、板材Bに対して面直方向の距離Lを基準として(変位量=0)、荷重を付与したときの距離Lの増減変化を測定する。本発明では、レバー1に対して周方向に回動可能に外嵌されたホルダ5に変位計2,2を設けており、ネジ51によってホルダ5をレバー1の周方向に任意の位相で固定することができるため、レバー1の中心軸回りの位相に関わりなく、変位計2,2の周方向の位相を任意に配置することができる。変位計2は一対で設ける場合に限定されることはなく、二対以上で設けることもできる。この場合には、設ける対の数に応じて、レバー1の断面における中心軸から互いに所定の角度で、所定の位相となるように各変位計2,2,・・・を周方向に配設することができる。
さらに、レバー1のネジ軸1a側近傍の所定の位置には、荷重付与手段1に付与される荷重を測定する荷重測定手段として、歪ゲージ4が取付けられている。歪ゲージ4は、図3に示した実施の形態では、レバー1の外周側面における上位置と左位置とに一対で、レバー1の断面において互いに直交する位置に設けられている。なお、本発明では、変位計2を必ずしもホルダ5に取付けることなく、レバー1に直接取付けることもできる。この場合、変位計2を設ける位相と歪ゲージ4を設ける周方向の位相とは、レバー1の断面における中心軸から見てそれぞれ相対的に直交する位相、または、同じ位相とすることが好ましい。また、歪ゲージ4は一対で設ける場合に限定されることはなく、二対以上で設けることもできる。この場合には、設ける対の数に応じて、レバー1の断面における中心軸から互いに所定の角度で、所定の位相となるように各歪ゲージ4,4・・・を周方向に配設することができる。
剛性評価装置は、さらに、図2に示すように、変位計2と歪ゲージ4とから出力された信号を増幅する増幅手段30と、この増幅された信号に所定の処理をして結合構造物の剛性を評価する処理手段3と、この処理手段3が剛性を評価した結果を表示する表示手段31とを備えている。処理手段3は、歪ゲージ4より測定された荷重に対して、変位計2により測定された変位量を求める演算処理部(この求め方については、さらに後述する)と、荷重と変位量の関係を蓄積し記憶する記憶部とを備えている。また、処理手段3は、本装置により剛性を評価した結合構造物について、実際に剛性を検査した結果がどのようであったか(剛性の良否など)を入力し記憶部に格納させる入力部を備えている。さらに、演算処理部は、蓄積された荷重と変位量の関係のデータと、実際に剛性を検査した結果とから、荷重と変位量との関係により剛性の良否の判定基準となるしきい値を設定する機能を含めることができる。この機能により設定されたしきい値は、記憶部に記憶される。しかしながら、本発明はこの実施の形態に限定されることはなく、しきい値を予め設定することができる場合には、かかるしきい値を入力部から入力して記憶部に記憶させることもできる。
ここで、処理手段3の演算処理部による荷重と変位量の演算処理を簡単に説明する。この実施の形態では、上述したようにレバー1のネジ軸1aをブロックAのネジ孔Aaに螺合して、グリップ10を手で把持して荷重を付与する。そのため、図3に矢印で示したように、レバー1によって付与される荷重の方向が、変位計2,2のうちの一つおよび歪ゲージ4,4のうちの一つが設けられた位相と一致しないことがある。しかしながら、本発明では、変位計2と歪ゲージ4とを、それぞれ一対で、しかも、各対がレバー1の断面において中心軸から直交する位相に配置されているため、各対の変位計2と歪ゲージ4からの出力データをそれぞれ合成することにより、変位量と荷重の値を容易に且つ正確に求めることができる。
次に本発明に採用される変位量測定手段の別の実施の形態を図5〜図9に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。図5に示した変位計2の第2の実施の形態は、例えばレーザなどの光を板材Bの表面に照射し、その反射光を感知する非接触式の距離計を採用したもので、上述した実施の形態と同様に、荷重を付与したときの板材Bに対する面直方向の距離Lの増減変化を測定するものである。
図6および図7に示した変位計2の第3の実施の形態は、板材Bの表面と平行な移動を検知するものであり、例えば板材Bの表面に設けられたマークBbなどの位置の変位を検知する光学センサにより構成することができる。
図8に示した変位計2の第4の実施の形態は、例えば超音波探傷装置により構成されたもので、超音波を発振し、反射エコーを受信するまでの時間やその大きさを測定することにより、荷重を付与したときの板材BまたはブロックAの表面までの距離の増減変化を測定するものである。このように超音波探傷装置を採用した場合には、図8に示したように板材BとブロックAを結合する接着剤Sが剥離することにより発生する空洞T、あるいは、板材BがCFRPなどの積層材により構成されている場合の板材Bの積層剥離も同時に検出することができる。
図9に示した実施の形態は、レバー1の後端にロボットなどのアクチュエータ6が接続されている。この実施の形態では、アクチュエータ6に内蔵されているロータリエンコーダなどによって計測される作動量から、レバー1の変位量を測定することができる。そのため、図9に示した実施の形態では、上述した実施の形態のような変位計2を設けることなく、アクチュエータ6自体を変位量測定手段2として機能させることができる。
次に、本発明に採用される荷重測定手段2の別の実施の形態を図9および図10に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。図9に示した実施の形態では、上述したようにレバー1の後端にロボットなどのアクチュエータ6が接続されている。この実施の形態では、アクチュエータ6を駆動する電流を測定するための電流計によって、その作動時の電力消費量の変化などから計測される負荷から、レバー1に付与されている荷重を測定することができる。そのため、図9に示した実施の形態では、上述した実施の形態のような歪ゲージ4を設けることなく、アクチュエータの電流計を荷重測定手段4として機能させることができる。
図10に示した荷重測定手段2の第2の実施の形態では、中空の筒状の胴体40の内面に複数の歪ゲージ2,2・・・が設けられた分力型ロードセルが採用されている。このような分力型ロードセルは、工業製品として市販されており、その両端に分割されたレバー先方部1bとレバー後方部1cを接合することにより、レバー1全体を構成することができる。
次に、本発明の剛性評価装置の別の実施の形態を図11に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。図11に示した実施の形態では、所定の重さを有する錘7がレバー1の所定の位置(図11では後方端)に吊設されている。この錘7の重さとレバー1に取付けられる位置(すなわち、ブロックAからの距離)は既知である。そのため、レバー1によって付与される荷重も既知となっている。従って、この実施の形態では、上述した実施の形態のように歪ゲージなどからなる荷重測定手段4を設ける必要がない。
次に、本発明に採用される荷重付与手段1の別の実施の形態を図12〜図14に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図12に示したレバー1の第2の実施の形態では、ブロックAのネジ孔Aaに応じたネジ軸1aを有する締結部11と、この締結部11に接合されて荷重を付与する作動部12とを備えている。締結部11には、嵌合孔11aが形成されており、作動部12の先端面には嵌合孔11aに嵌合される軸部12aが形成されている。そして、この実施の形態では、変位計2を支持するホルダ5が締結部11に取付けられており、歪ゲージ4が作動部12の先端近傍に取付けられている。さらに、ホルダ5および締結部11と作動部12とには、変位計2と歪ゲージ4との周方向の位相を合わせるための印(位相表示手段)15,16,17が形成されている。
図13に示したレバー1の図12とは別の実施の形態では、締結部11には、ネジ孔11bが形成されており、作動部12の先端面にはネジ孔11bに螺合されるネジ軸12bが形成されており、さらにネジ軸12bにはロックナット12cが螺合されている。
ここで、剛性を評価する結合構造物は、そのブロックAのネジ孔Aaの呼び径や長さ(深さ)が異なる場合がある。そのため、図12および図13に示した実施の形態における締結部11は、図14に示すように、各ブロックAのネジ孔Aaの異なる呼び径や長さ(深さ)などに応じて、呼び径が小さい(細い)ネジ軸1aを有するもの(a)、呼び径が大きい(太い)ネジ軸1aを有するもの(b)、長さが短いネジ軸1aを有するもの(c)、長さが長いネジ軸1aを有するもの(d)など、複数用意されており、剛性を評価する結合構造物のブロックAのネジ孔Aaに応じて交換することができるよう構成されている。
なお、図12および図13に示した実施の形態においては、レバー1が締結部11と作動部12に分かれて構成されており、締結部11と作動部12の周方向の位相を容易に変更することができることから、ホルダ5に変位計2を設けることなく、締結部11に変位計2を直接設けることもできる。この場合においては、締結部11と作動部12とに、変位計2と歪ゲージ4との周方向の位相を合わせるための印15,16が形成される。
次に、本発明の剛性評価装置の別の実施の形態を図15に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。図15に示した実施の形態では、結合構造物の、一対からなる締結部材の一方がネジ軸Aa’であり、支持部材が板材Bに接着されたブロックA’により構成されている。ネジ軸Aa’とブロックA’とは、例えば接着、溶接、摩擦圧接、螺合、圧入、焼きばめなどにより結合することができる。そして、本発明の剛性評価装置におけるレバー1’は、ネジ軸Aa’に螺合可能なネジ孔1a’を有している。すなわち、本発明では、剛性を評価する対象となる結合構造物は、上述した実施の形態のようにネジ孔Aaを有するブロックAと板材Bとを接着してなるものに限定されることはない。
次に、本発明の剛性評価装置のさらに別の実施の形態を図16に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態では、他の実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。上述した実施の形態では、レバー1によりその締結方向と直交する方向(板材Bの表面と平行な方向と言い換えることもできる)に、または、レバー1のブロックAと接する先端面を中心としてモーメントを与えるように荷重を付与していたのに対して、図16に示した実施の形態では、ブロックAと締結されるレバー1が、その締結方向の軸周りに荷重を付与するものであり、変位計2が、レバー1と板材Bとの相対的な捻り変位量を測定するものにより構成されている。この実施の形態におけるレバー1は、ネジ軸1aにロックナット1bが螺合されるなどして、ブロックAのネジ孔Aaに螺合されたネジ軸1aが周方向に荷重を付加したときにブロックAに対して回動することがないように構成されている。一方、変位計2は、例えば図6および図7に示したように、板材Bの表面に設けられたマークBbなどの位置の変位を検知する光学センサにより構成することができる。
次に、本発明の結合構造物の剛性評価方法を主に図17に基づいて、上述したように構成された装置を用いる場合により、その作動と共に説明する。なお、図において同様または相当する構成については同じまたは対応する符号を付すこととする。
本発明が適用される結合構造物は、上述したように、一対からなる締結部材の一方Aと支持部材Bとを結合してなるものであり、この実施の形態においては、図18に示したものと同様に、締結部材の一方がネジ孔Aaを形成されたブロックAであり、支持部材が板材Bであり、この板材Bの裏面にブロックAが接着剤Sにより接着されて結合されたもので、部品DにボルトCを挿通し、ボルトCをブロックAのネジ孔Aaに螺合し締め付けることにより部品Dを締結するものである。
本発明の結合構造物の剛性評価方法は、概略、一対からなる締結部材の一方Aと支持部材Bとを結合してなる結合構造物の剛性を評価する方法であって、一対からなる締結部材の一方Aに荷重付与手段1を締結して荷重を付与し、荷重付与手段1より荷重が付与されたときの支持部材Bに対する荷重付与手段1の変位量を測定し、荷重付与手段1により付与された荷重と変位量とに基づいて結合構造物の剛性を評価するものである。
そして、本発明の結合構造物の剛性評価方法は、さらに、荷重付与手段1が付与する荷重を測定するものである。
結合構造物の剛性を評価するに際して、最初に、図1、図4〜6、図8〜11に示した実施の形態の場合には、ブロックAのネジ軸Aaにレバー1のネジ軸1aを螺合し締め付けて締結する。また、図12および図13に示したレバー1の場合、図14に示すように、ブロックAのネジ孔Aaに応じた締結部11を選択し、締結部11のネジ軸1aをブロックAのネジ孔Aaに螺合し締め付けて締結し、図12の場合には、作動部12の軸部12aを締結部11の嵌合孔11aに挿入して接合し、また、図13の場合には、締結部11のネジ孔11bに作動部12のネジ軸12bを螺合してロックナット12cを締結部11に対して締め付け、接合する。これに対して、図15に示した実施の形態の場合には、ブロックAに設けられたネジ軸Aa’にレバー1のネジ孔1a’を螺合し締め付けて締結する。また、図16に示した実施の形態では、レバー1のネジ軸1aをブロックAのネジ孔Aaに螺合し、ネジ軸1aに螺合されたロックナット1bをブロックAに対して締め付けて、レバー1にその中心軸回りの荷重を付与したときに、ブロックAに対してレバー1が周方向に回動しないに固定する。
レバー1をブロックAに締結したとき、例えば歪ゲージ4,4の位相が図3における上と左に位置している場合に、変位計2,2の位相が図3における右と下に位置するよう、ホルダ5をレバー1に対して周方向に位置決めしネジ51によって固定する。つまり、この場合には、それぞれ一対の歪ゲージ4,4と変位計2,2が、互いにレバー1の中心軸から直交するよう全て異なる位相に配置されている。しかしながら、本発明は、この実施の形態に限定されることはなく、一対の歪ゲージ4,4と変位計2,2とをそれぞれ同じ位相となるように配置することもできる。なお、図12〜図14に示したようにレバー1を締結部11と作動部12により構成し、各部11と12に変位計2と歪ゲージ4を分けて配設する場合には、締結部11と作動部12とホルダ5に形成された表示部15,16,17により、各変位計2と歪ゲージ4との周方向の位相を所定の位置に容易にかつ正確に合わせることができる。
そして、レバー1の荷重が付与されていない状態で、各変位計2と歪ゲージ4をゼロ補正し、その後、レバー1に荷重を付与し(図17のS1)、変位計2と歪ゲージ4から出力された信号を増幅手段30に送り、増幅された信号を処理手段3に送る。荷重の付与は、図1などの実施の形態では、レバー1のグリップ10を把持して、手でレバー1に荷重を加える操作を行い、図9に示した実施の形態では、アクチュエータ6を接続してこれを駆動し、また、図11に示した実施の形態では、錘7をレバー1の所定の位置に吊設する。これらの実施の形態では、レバー1には、ブロックAのネジ孔Aaへの締結方向に対して直交する方向に、または、レバー1のブロックAと接する先端面を中心としてモーメントが与えられるように、荷重が付与される。一方、図16に示した実施の形態では、レバー1の中心軸回りに回転させるように荷重が付与される。この場合の荷重の付与には、レバー1を手で把持して捻るように付与してもよく、また、回転モータなどを駆動源として機械的に付与することもできる。
これらの付与された荷重によるレバー1の板材Bに対する変位量は、図1および図4や図5、図8に示した変位計2の場合、板材Bに対するレバー1の締結方向における距離Lの変化(移動)を測定し、図6および7、並びに図16に示した変位計2の場合、板材Bに対するレバー1の板材1B表面方向の移動を測定し、図9に示したアクチュエータ6を使用する場合、アクチュエータ6のロータリエンコーダなどによって計測される作動量を測定する。
また、レバー1に付与された荷重は、図1、図3、図4、図10、図12および図13に示した実施の形態の場合、歪ゲージ2によって測定され、図9に示した実施の形態の場合、アクチュエータ6の電流計によってその作動時の電力消費量の変化などから計測される負荷により、レバー1に付与されている荷重を測定する。
処理手段3は、一対からなる変位計2,2および歪ゲージ4,4(以下、これらをまとめて各センサという)からそれぞれ送られ増幅された各信号を受け取ると、最初に、荷重が付与された方向と各センサ2,4が配置されている位相(位置)とが一致しているか否かを判定する(図17のS2)。すなわち、レバー1に荷重を付与したときに、一対で設けられた変位計2,2および歪ゲージ4,4のそれぞれの一方のみが変化を示し且つ他方が変化を示さない場合には、荷重方向と各センサ2,4の位置が一致していると判定し、一対で設けられた変位計2,2および歪ゲージ4,4のそれぞれが変化を示した場合には、荷重方向と各センサ2,4の位置が一致していないと判定する。
荷重方向と各センサ2,4の位置が一致していると判定した場合(図17のS2でYESの場合)には、処理手段3は、各センサ2,4のそれぞれ一方のみから出力された信号により変位量と荷重の値を測定する(図17のS3)。一方、荷重方向と各センサ2,4の位置が一致していないと判定した場合(図17のS2でNOの場合)には、処理手段3は、その演算処理部により、一対の変位計2,2および歪ゲージ4,4から出力された信号をそれぞれ合成するよう演算して荷重の値と変位量とを求める(図17のS4)。一対の変位計2,2および歪ゲージ4,4がそれぞれ互いに直交する位相(互いに90゜)に配置されているため、処理手段3の演算処理部は、各センサ2,4から出力された信号を合成する演算により、変位量と荷重の値を容易にかつ正確に求めることができる。
次いで、処理手段3は、測定された荷重の値に対する変位量の関係を記録部に記録するとともに、この関係がしきい値の範囲内か否か、つまりしきい値を超えるか否かを判定する(図17のS5)。ここで、しきい値は、予め設定することができる場合には、この設定されたしきい値を入力部から入力して、記憶部に記憶させる。また、処理手段3は、本装置により既に剛性を評価した結合構造物について、実際に剛性の良否を検査した結果が記録部に蓄積されており、この蓄積された結果と荷重−変位量の関係のデータから、演算処理部に結合構造物の剛性の良否判定基準となるしきい値を設定させることもできる。
荷重の値に対する変位量の関係がしきい値の範囲内である場合(図17のS5でYESの場合)には、処理手段3は、その結合構造物の剛性が良(OK)であると評価し(図17のS6)、荷重の値に対する変位量の関係がしきい値の範囲内でない場合(図17のS5でNOの場合)には、処理手段3は、その結合構造物の剛性が良でない(NG)と評価し(図17のS7)、その評価結果を表示手段31に出力して表示させる。
本発明は、自動車のボデーなどの表層や車体骨格部材を構成する炭素繊維強化プラスチック(支持部材に相当するもので、以下、CFRPという)とブロックとを接着してなる結合構造物の剛性を評価する場合に限定されることはなく、他の形状の一対からなる締結部材の一方と支持部材とを、他の手法により結合してなる結合構造物の剛性を評価する場合にも適用することができる。
A:ブロック(一対からなる締結部材の一方)、 Aa:ネジ孔、 A’:ブロック(支持部材)、 Aa’:ネジ軸(一対からなる締結部材の一方)、 B:板材(支持部材)、 C:ボルト、 D:部品、 S:接着剤、 1:レバー、 1a:ネジ軸、 1a’:ネジ孔、 2:変位計(変位量測定手段)、 3:処理手段、 4:歪ゲージ(荷重測定手段)、5:ホルダ、 11:締結部、 12:作動部

Claims (4)

  1. 一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する装置であって、
    前記一対からなる締結部材の一方に対して締結されて、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与する荷重付与手段と、
    該荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定する変位量測定手段と、
    前記荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与された荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定する処理手段とを備えたことを特徴とする結合構造物の剛性評価装置。
  2. 前記荷重付与手段に付与される締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重を測定する荷重測定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の結合構造物の剛性評価装置。
  3. 一対からなる締結部材の一方と支持部材とを結合してなる結合構造物の、前記一方の締結部材と支持部材との結合部分の良否を判定する方法であって、
    前記一対からなる締結部材の一方に荷重付与手段を締結して、締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重を付与し、
    荷重付与手段により締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに荷重が付与されたときの前記支持部材に対する前記荷重付与手段の変位量を測定し、
    前記荷重付与手段により付与された締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りの荷重に対する前記変位量のしきい値を記憶し、前記一対からなる締結部材の一方に付与された荷重に対する前記変位量を前記しきい値と比較することによって、前記結合構造物の剛性の良否を判定することを特徴とする結合構造物の剛性評価方法。
  4. 前記荷重付与手段が締結方向と直交する方向、一方の締結部材と接する先端面を中心としてモーメントを与える方向、または、締結方向の軸周りに付与する荷重を測定することを特徴とする請求項3に記載の結合構造物の剛性評価方法。
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