JP5729047B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
超高圧水銀ランプは、10Pa以上の水銀蒸気中のアーク放電により発生する光(放電光)を利用した光源である。超高圧水銀ランプは、高輝度であり、かつ点光源化が可能であるため、プロジェクターや光学測定機器などの光源として理想的である。
例えば、特許文献1には、超高圧水銀ランプを用いた光源装置を、プロジェクターの光源として用いた例が開示されている。
このような光源装置では、例えば、低消費電力化や、廃熱、騒音の少ないプロジェクターを実現するために、高い効率を有していることが望ましい。
特開2010−3489号公報
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、高効率化を図ることができる光源装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上述の光源装置を含むプロジェクターを提供することにある。
本発明に係る光源装置は、
可視光線および紫外線を含む放電光を射出する超高圧水銀ランプと、
前記放電光を可視光線と紫外線とに分離する分離部と、
前記分離部で分離された紫外線によって励起され、可視光線を発する蛍光体と、
を含む。
このような光源装置によれば、超高圧水銀ランプから射出される放電光に含まれる紫外線を、可視光線に変換することができる。
超高圧水銀ランプが射出する放電光には、可視光線以外に紫外線も含まれている。しかしながら、この紫外線は、プロジェクター等の可視光線を利用する装置では利用されず、例えば、廃熱として処理される。このような光源装置によれば、この利用されていない紫外線を、可視光線に変換して利用することができるため、高効率化を図ることができる。
本発明に係る光源装置において、
前記分離部は、可視光線を透過させ、紫外線を反射させるダイクロイックミラーであってもよい。
本発明に係る光源装置において、
さらに、前記超高圧水銀ランプから射出された前記放電光を、前記分離部に導く光学系を含み、
前記光学系は、
前記放電光を反射させる回転楕円鏡と、
前記回転楕円鏡と対向し、前記回転楕円鏡の第1焦点と第2焦点との間に配置された平面鏡と、
前記平面鏡で反射された光が収束する位置を焦点とする第1回転方物面鏡と、
を有し、
前記第1焦点は、前記回転楕円鏡と前記平面鏡の間に位置し、
前記超高圧水銀ランプの放電位置は、前記第1焦点に配置されていてもよい。
このような光源装置によれば、光学系によって、放電光を平行化して分離部に入射させることができる。これにより、超高圧水銀ランプから射出された放電光を、効率よく分離部に導くことができる。さらに、分離部がダイクロイックミラーからなる場合、平行化された放電光を分離部に入射できることにより、分離部の色分離特性を高めることができる。
本発明に係る光源装置において、
さらに、前記分離部で分離された紫外線を、前記蛍光体に導く第2回転方物面鏡を含み、
前記第2回転方物面鏡の軸は、前記分離部で分離された紫外線の進行方向に沿っており、
前記蛍光体は、前記第2回転方物面鏡の焦点に配置されていてもよい。
このような光源装置によれば、分離部で分離された紫外線を、蛍光体に効率よく照射することができる。
本発明に係る光源装置において、
さらに、前記蛍光体が発する可視光線を、前記分離部で分離された可視光線と同じ方向に向けて反射させる反射鏡を含んでいてもよい。
このような光源装置によれば、反射鏡によって、蛍光体が発する可視光線を、分離部によって分離された可視光線と同じ方向に進行させることができる。これにより、例えば、後段の光学系の設計が容易になる。
本発明に係る光源装置において、
前記蛍光体は、紫外線によって励起されて緑色光または赤色光を発してもよい。
このような光源装置によれば、蛍光体によって、光源装置から射出される光に、緑色成分または赤色成分を補うことができる。これにより、色成分のバランスがとれた光を射出することができる。
本発明に係るプロジェクターは、
本発明に係る光源装置と、
前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって形成された画像を投写する投写装置と、
を含む。
このようなプロジェクターによれば、本発明に係る光源装置を有するため、高効率化を図ることができる。
第1実施形態に係る光源装置を模式的に示す断面図。 第2実施形態に係るプロジェクターを模式的に示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 第1実施形態
1.1. 光源装置の構成
ます、本実施形態に係る光源装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る光源装置100を模式的に示す断面図である。
光源装置100は、図1に示すように、超高圧水銀ランプ10と、分離部(以下「第1ダイクロイックミラー」ともいう)30と、蛍光体50と、を含む。光源装置100は、さらに、回転楕円鏡22、平面鏡24、および第1回転方物面鏡26を含んで構成された光学系20と、第2回転方物面鏡40と、反射鏡(以下「第2ダイクロイックミラー」ともいう)60と、を含むことができる。
超高圧水銀ランプ10は、図1に示すように、発光管12と、放電空間14と、第1電極16と、第2電極18と、を有している。
発光管12の形状は、発光管12の第1端部2から第2端部4まで、X軸方向に沿って延びる棒形状である。発光管12の材質は、例えば、石英ガラス等の透光性材料である。発光管12の中央部は球状に膨らんでおり、その内には、放電空間14が形成されている。放電空間14内には、例えば、水銀と、アルゴンガス等の希ガスと、が封入されている。放電空間14の点灯中の水銀蒸気圧は、10〜10Pa程度である。
第1電極16は、第1端部2側に配置され、第2電極18は、第2端部4側に配置されている。これらの電極16,18の形状は、X軸方向に延びる棒形状である。また、放電空間14内には、2つの電極16,18が、発光管12から突き出している。放電空間14内では、各電極16,18の先端部(放電端)16a,18aが、所定距離だけ離れて向かい合っている。なお、これらの電極16,18の材質は、例えば、タングステン等の金属である。
第1電極16および第2電極18は、ランプ駆動装置(図示しない)に接続されている。ランプ駆動装置は、これらの電極16,18に、駆動電流を供給する。その結果、2つの電極16,18の間でアーク放電が起きる。アーク放電により発生した光(放電光)Lは、2つの電極16,18の間の放電位置から全方向に向かって放射される。この超高圧水銀ランプ10の放電位置は、回転楕円鏡22の第1焦点F1に配置されている。
超高圧水銀ランプ10から射出される放電光Lは、可視光線および紫外線を含む。ここで、可視光線とは、肉眼で感じる電磁波をいい、波長が380〜800nm程度である。また、紫外線とは、スペクトルが紫色の外側に現れる電磁波をいい、波長が1〜400nm程度である。
光学系20は、超高圧水銀ランプ10から射出された放電光Lを、第1ダイクロイックミラー30に導く。光学系20は、回転楕円鏡22と、平面鏡24と、第1回転方物面鏡26と、を有している。
回転楕円鏡22は、超高圧水銀ランプ10から射出された放電光Lを反射させる。回転楕円鏡22は、内面(反射面)が回転楕円面である凹面鏡である。回転楕円鏡22は、超高圧水銀ランプ10の第1端部2に固定されている。回転楕円鏡22は、2つの焦点(第1焦点F1および第2焦点F2)を有している。第1焦点F1は、回転楕円鏡22と平面鏡24との間に位置している。第2焦点F2は、図示の例では、回転楕円鏡22の外側に位置している。ここで、回転楕円鏡は、一方の焦点から射出された光が、当該回転楕円鏡で反射されて他方の焦点を通るという性質を有している。そのため、超高圧水銀ランプ10から射出された放電光Lは、第2焦点F2に向かって進行する。この第2焦点F2に向かって進行する放電光Lは、平面鏡24で反射される。
平面鏡24は、回転楕円鏡22と対向し、第1焦点F1と第2焦点F2の間に配置されている。平面鏡24は、反射面が平面をなす鏡である。当該反射面は、回転楕円鏡22の内面と対向している。平面鏡24は、例えば、第1焦点F1と第2焦点F2を結ぶ直線(図示しない)に対して直交するように配置される。平面鏡24は、図示の例では、回転楕円鏡22の開口を塞ぐように設けられている。平面鏡24は、X軸方向に貫通する貫通孔25を有している。第1回転方物面鏡26で反射された放電光Lは、この貫通孔25を通過して第1ダイクロイックミラー30に入射する。
回転楕円鏡22で反射されて第2焦点F2に向かって進行する放電光Lは、平面鏡24で反射され、その後、収束する。図示の例では、回転楕円鏡22で反射されて第2焦点F2(+X軸方向)に向かって進行する放電光Lは、平面鏡24で反射されて、−X軸方向に向かって進行し、第2焦点F2とは異なる位置で収束する。このように、平面鏡24によって、回転楕円鏡22で反射された放電光Lが収束する位置を変えることができる。
第1回転方物面鏡26の焦点F3は、平面鏡24で反射された放電光Lが収束する位置に配置されている。第1回転方物面鏡26は、内面(反射面)が回転方物面である凹面鏡である。
平面鏡24で反射された放電光Lは、第1回転方物面鏡26の焦点F3を通過するため、第1回転方物面鏡26で平行化される。図示の例では、平面鏡24で反射されて収束した放電光Lは、第1回転方物面鏡26で平行化され、+X軸方向に進行する。
第1ダイクロイックミラー30は、第1回転方物面鏡26で平行化された放電光Lを、可視光線Vと紫外線Uとに分離する。具体的には、第1ダイクロイックミラー30は、可視光線Vを透過させ、紫外線Uを反射させることにより、放電光Lを分離する。第1ダイクロイックミラー30は、図示の例では、プリズム32と、プリズム32のX軸方向に対して45°傾いた面34に形成された誘電体の多層膜(図示しない)と、を含んで構成されている。この多層膜に放電光Lが入射すると、可視光線Vは透過し、紫外線Uは反射される。紫外線Uは、第1ダイクロイックミラー30で反射された後、第2ダイクロイックミラー60を通過して第2回転方物面鏡40に入射する。
第2回転方物面鏡40は、第1ダイクロイックミラー30で分離された紫外線Uを、蛍光体50に導く。第2回転方物面鏡40は、内面(反射面)が回転方物面である凹面鏡である。第2回転方物面鏡40の軸(図示しない)は、第1ダイクロイックミラー30で分離された紫外線Uの進行方向(図示の例では、−Z軸方向)に沿っている。すなわち、第2回転方物面鏡40に入射する紫外線Uは、第2回転方物面鏡40の軸に平行な光線である。したがって、第2回転方物面鏡40で反射された紫外線Uは、第2回転方物面鏡40の焦点F5に収束する。
ここで、第2回転方物面鏡40の軸とは、第2回転方物面鏡40の内面が所定の放物線をその対称軸を中心として回転させた曲面で形成されている場合において、当該対称軸(いわゆる回転対称軸)をいう。
蛍光体50は、第2回転方物面鏡40の焦点F5に配置されている。すなわち、蛍光体50は、第2回転方物面鏡40で反射された紫外線Uが結像する位置に配置される。
蛍光体50は、紫外線Uによって励起されて可視光線Vdを発する。蛍光体50は、例えば、紫外線Uによって励起されて緑色光を発する。ここで、緑色光とは、495〜570nm程度の波長の電磁波である。このとき、蛍光体50の材質は、例えば、ZnSiO:Mnである。
蛍光体50は、例えば、紫外線Uによって励起されて赤色光を発する。ここで、赤色光とは、620〜750nm程度の波長の電磁波である。このとき、蛍光体50の材質は、例えば、(Y,Gd)BO:Euである。
なお、蛍光体50が発する光は、可視光線であれば、限定されず、例えば、黄色光であってもよい。また、蛍光体50は、複数の色光を発してもよい。蛍光体50は、例えば、樹脂またはガラスに分散されていてもよい。蛍光体50が発した可視光線Vdは、第2回転方物面鏡40で平行化され、第2ダイクロイックミラー60に入射する。
また、蛍光体50の第2ダイクロイックミラー60側の面には、蛍光体50が発する光を第2回転方物面鏡40側に反射する反射膜が設けられていてもよい。これにより、蛍光体50から第2ダイクロイックミラー60側に発する光を第2回転方物面鏡40に戻すことができ、蛍光体50から発する光をより効率よく用いることができる。
第2ダイクロイックミラー60は、第2回転方物面鏡40で平行化された可視光線Vdを、第1ダイクロイックミラー30で分離された可視光線Vと同じ方向に向けて反射させる。また、第2ダイクロイックミラー60は、第1ダイクロイックミラー30で反射された紫外線Uを透過させる。第2ダイクロイックミラー60は、図示の例では、+Z軸方向に進行する可視光線Vdを反射させて、+X軸方向に進行させ、−Z軸方向に進行する紫外線Uを透過させて、−Z軸方向に進行させる。第2ダイクロイックミラー60は、図示の例では、プリズム62と、プリズム62のX軸方向に対して45°傾いた面64に形成された誘電体の多層膜(図示しない)と、を含んで構成されている。
1.2. 光源装置の動作
次に、光源装置100の動作について、図1を用いて説明する。
光源装置100では、図1に示すように、超高圧水銀ランプ10は、可視光線および紫外線を含む放電光を射出する。
超高圧水銀ランプ10から射出された放電光Lは、回転楕円鏡22によって反射されて、第2焦点F2(+X軸方向)に向かって進行する。この第2焦点F2に向かって進行する放電光Lは、平面鏡24によって反射されて、−X軸方向に進行し、収束する。ここで、第1回転方物面鏡26は、平面鏡24で反射された放電光Lが収束する位置を焦点F3とする。そのため、平面鏡24によって反射された放電光Lは、第1回転方物面鏡26によって平行化される。この平行化された放電光Lは、+X軸方向に進行し、平面鏡24の貫通孔25を通過して、第1ダイクロイックミラー30に入射する。
第1ダイクロイックミラー30に入射した放電光Lは、第1ダイクロイックミラー30を透過する可視光線Vと、第1ダイクロイックミラー30で反射される紫外線Uとに分離される。分離された紫外線Uは、第1ダイクロイックミラー30で反射されて、−Z軸方向に進行する。そして、この紫外線Uは、第2ダイクロイックミラー60を通過し、第2回転方物面鏡40の軸に沿って第2回転方物面鏡40に入射する。第2回転方物面鏡40に入射した紫外線Uは、反射されて第2回転方物面鏡40の焦点F5に収束する。
ここで、第2回転方物面鏡40の焦点F5には、蛍光体50が配置されている。そのため、蛍光体50は、第2回転方物面鏡40の焦点F5に収束する紫外線Uによって励起され、可視光線Vdを発する。この可視光線Vdは、第2回転方物面鏡40によって平行化され、+Z軸方向に進行する。その後、可視光線Vdは、第2ダイクロイックミラー60に入射する。
第2ダイクロイックミラー60は、+Z軸方向に進行する可視光線Vdを反射させて、+X軸方向に進行させる。これにより、第1ダイクロイックミラー30によって分離された可視光線Vと、蛍光体50から発せられた可視光線Vdとは、同じ方向(+X軸方向)に進行する。なお、光源装置100は、可視光線Vの光軸と、可視光線Vdの光軸を一致させるための光学系(図示しない)を有していてもよい。
このようにして、光源装置100から射出された光(可視光線Vおよび可視光線Vd)は、+X軸方向に進行し、例えば、プロジェクターの光学系(図2に示す平行化レンズ102)に入射する。
光源装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
光源装置100によれば、超高圧水銀ランプ10から射出される放電光Lに含まれる紫外線Uを、可視光線Vdに変換することができる。超高圧水銀ランプ10が射出する放電光Lには、可視光線V以外に紫外線Uも含まれている。しかしながら、この紫外線Uは、プロジェクター等の可視光線を利用する装置では利用されず、例えば、廃熱として処理される。光源装置100によれば、この利用されていない紫外線Uを、可視光線Vdに変換して利用することができるため、高効率化を図ることができる。そのため、例えば、装置の低消費電力化を図ることができる。さらに、光源装置100をプロジェクターの光源として用いた場合、紫外線による発熱を抑制することができ、廃熱のための冷却機構の簡素化や、騒音の低減を図ることができる。
光源装置100によれば、光学系20によって、放電光Lを平行化して第1ダイクロイックミラー30に入射させることができる。これにより、超高圧水銀ランプ10から射出された放電光Lを、効率よく第1ダイクロイックミラー30に導くことができる。さらに、平行化された放電光Lを第1ダイクロイックミラー30に入射できるため、第1ダイクロイックミラー30の色分離特性を高めることができる。
光源装置100によれば、第2回転方物面鏡40によって、紫外線Uを、蛍光体50に効率よく照射することができる。第2回転方物面鏡40は、第2回転方物面鏡40の軸に沿って入射する紫外線Uを、蛍光体50が配置された第2回転方物面鏡40の焦点F5に収束させることができる。したがって、第2回転方物面鏡40によって、紫外線Uを、蛍光体50に効率よく照射することができる。
光源装置100によれば、第2ダイクロイックミラー60によって、蛍光体50が発する可視光線Vdを、第1ダイクロイックミラー30によって分離された可視光線Vと同じ方向に進行させることができる。これにより、例えば、後段の光学系の設計が容易になる。
光源装置100によれば、蛍光体50が、紫外線Uを、緑色光または赤色光に変換することができる。一般的に、超高圧水銀ランプが射出する放電光は、青白色である。したがって、光源装置100によれば、蛍光体50によって、緑色成分または赤色成分を補うことにより、色成分のバランスがとれた光を射出することができる。特に、光源装置100をプロジェクターの光源として用いた場合、蛍光体50によって緑色成分を補うことにより、効率よく明るい画像を得ることができる。これは、緑色光の視感度が高いためである。
2. 第2実施形態
次に、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照しながら説明する。図2は、第2実施形態に係るプロジェクター1000を模式的に示す図である。なお、図2では、便宜上、ダイクロイックミラー30,60、第2回転方物面鏡40、およびプロジェクター1000を構成する筐体の図示は省略している。
プロジェクター1000は、スクリーン(図示しない)へ光を投写し、スクリーンで反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクターである。
プロジェクター1000は、図2に示すように、光源装置100と、平行化レンズ102と、照明光学系110と、色分離光学系120と、3つの光変調装置130R、130G、130Bと、クロスダイクロイックプリズム140と、投写レンズ(投写装置)150とを有している。
プロジェクター1000は、本発明に係る光源装置(例えば、光源装置100)を有する。光源装置100は、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光を含む光を射出する。光源装置100からの光は、平行化レンズ102を通過して照明光学系110に入射する。この平行化レンズ102は、光源装置100からの光を、平行化する。平行化レンズ102は、例えば、凹レンズである。
照明光学系110は、光源装置100からの光の照度を光変調装置130R,130G,130Bにおいて均一化する。また、照明光学系110は、光源装置100からの光の偏光方向を一方向に揃える。この理由は、光源装置100からの光を光変調装置130R,130G,130Bで有効に利用するためである。
照明光学系110は、第1インテグレータレンズ112と、第2インテグレータレンズ114と、偏光変換素子116と、重畳レンズ118と、を有している。
第1インテグレータレンズ112および第2インテグレータレンズ114は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子を有する。第1インテグレータレンズ112は、平行化レンズ102からの光束を複数に分割する。第1インテグレータレンズ112の各レンズ素子は、平行化レンズ102からの光束を第2インテグレータレンズ114のレンズ素子近傍で集光させる。第2インテグレータレンズ114のレンズ素子は、第1インテグレータレンズ112のレンズ素子の像を光変調装置上に形成する。
2つのインテグレータレンズ112,114を経た光は、偏光変換素子116で特定の振動方向の直線偏光に変換される。重畳レンズ118は、第1インテグレータレンズ112の各レンズ素子の像を光変調装置上で重畳させる。第1インテグレータレンズ112、第2インテグレータレンズ114、および重畳レンズ118は、光源装置100からの光の強度分布を光変調装置上で均一化させる。重畳レンズ118からの光は、色分離光学系120(ダイクロイックミラー121)に入射する。
色分離光学系120は、入射光を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの色光に分離する。色分離光学系120は、ダイクロイックミラー121,124と、反射ミラー122,126,128と、フィールドレンズ123R,123G,123Bと、リレーレンズ125,127と、を有している。
ダイクロイックミラー121は、R光を反射し、G光およびB光を透過させる。ダイクロイックミラー121へ入射したR光は、ダイクロイックミラー121および反射ミラー122における反射により光路が折り曲げられ、R光用フィールドレンズ123Rへ入射する。R光用フィールドレンズ123Rは、反射ミラー122からのR光を平行化し、R光用光変調装置130Rへ入射させる。
ダイクロイックミラー121を透過したG光およびB光は、ダイクロイックミラー124へ入射する。ダイクロイックミラー124は、G光を反射し、B光を透過させる。ダイクロイックミラー124へ入射したG光は、ダイクロイックミラー124での反射により光路が折り曲げられ、G光用フィールドレンズ123Gへ入射する。G光用フィールドレンズ123Gは、ダイクロイックミラー124からのG光を平行化し、G光用光変調装置130Gへ入射させる。
ダイクロイックミラー124を透過したB光は、リレーレンズ125を透過した後、反射ミラー126での反射により光路が折り曲げられる。反射ミラー126からのB光は、さらにリレーレンズ127を透過した後、反射ミラー128での反射により光路が折り曲げられ、B光用フィールドレンズ123Bへ入射する。R光の光路およびG光の光路よりもB光の光路が長いことから、光変調装置における照明倍率を他の色光と等しくするために、B光の光路には、リレーレンズ125,127を用いるリレー光学系が採用されている。
R光用光変調装置130Rは、R光を画像情報に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。R光用光変調装置130Rに設けられた液晶パネルは、2つの透明基板の間に、光を画像情報に応じて変調するための液晶層を封入している。R光用光変調装置130Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム140へ入射する。
G光用光変調装置130Gは、G光を画像情報に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用光変調装置130Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム140のうちR光が入射する面とは異なる面へ入射する。
B光用光変調装置130Bは、B光を画像情報に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用光変調装置130Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム140のうちR光が入射する面、G光が入射する面とは異なる面へ入射する。
クロスダイクロイックプリズム140は、互いに略直交する2つのダイクロイック膜142,144を有する。第1ダイクロイック膜142は、R光を反射し、G光およびB光を透過させる。第2ダイクロイック膜144は、B光を反射し、R光およびG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム140は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光およびB光を合成し、投写レンズ150の方向へ射出する。投写レンズ150は、クロスダイクロイックプリズム140で合成された光をスクリーンの方向へ投写する。
プロジェクター1000によれば、高効率化を図ることができる光源装置100を有するため、高効率化を図ることができる。したがって、プロジェクター1000によれば、低消費電力化を図ることができる。さらに、プロジェクター1000によれば、紫外線による発熱を抑制することができ、廃熱のための冷却機構の簡素化や、騒音の低減を図ることができる。
なお、プロジェクター1000は、光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いてもよい。プロジェクター1000は、色光ごとに光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクター1000は、1つの光変調装置により2つまたは3つ以上の色光を変調する構成としてもよい。プロジェクター1000は、光変調装置を用いる場合に限られない。プロジェクター1000は、画像情報を持たせたスライドを用いるスライドプロジェクターであってもよい。
なお、ここでは、本発明に係る光源装置をプロジェクターの光源として用いた例について説明したが、本発明に係る光源装置の用途はこれに限定されない。本発明に係る光源装置は、例えば、照明器具の光源、半導体露光装置の光源、光学測定機器の光源等として用いられてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
F1,F2,F3,F4,F5 焦点、L 放電光、V,Vd 可視光線、U 紫外線、
2 第1端部、4 第2端部、10 超高圧水銀ランプ、12 発光管、
14 放電空間、16 第1電極、16a 先端部、18 第2電極、18a 先端部、
20 光学系、22 回転楕円鏡、24 平面鏡、25 貫通孔、
26 第1回転方物面鏡、30 第1ダイクロイックミラー(分離部)、
32 プリズム、34 面、40 第2回転方物面鏡、50 蛍光体、
60 第2ダイクロイックミラー、62 プリズム、64 面、
102 平行化レンズ、110 照明光学系、112 第1インテグレータレンズ、
114 第2インテグレータレンズ、116 偏光変換素子、118 重畳レンズ、
120 色分離光学系、121 ダイクロイックミラー、
122,126,128 反射ミラー、123R R光用フィールドレンズ、
123G G光用フィールドレンズ、123B B光用フィールドレンズ、
124 ダイクロイックミラー、125,127 リレーレンズ、
130R R光用光変調装置、130G G光用光変調装置、
130B B光用光変調装置、140 クロスダイクロイックプリズム、
142 第1ダイクロイック膜、144 第2ダイクロイック膜、150 投写レンズ、
1000 プロジェクター

Claims (7)

  1. 可視光線および紫外線を含むを射出する光源と、
    前記光源からの光に含まれる紫外線のうち少なくとも一部の紫外線を前記光源からの光から分離する分離部と、
    前記分離部で分離された紫外線によって励起され、可視光線を発する蛍光体と、
    凹面を有し、前記分離部で分離された紫外線を前記蛍光体に導く反射鏡と、
    を含
    前記反射鏡は、前記反射鏡の軸が前記分離部で分離された紫外線の進行方向に沿うように配置され、
    前記蛍光体は、前記反射鏡の焦点に配置されている、光源装置。
  2. 請求項1において、
    前記分離部は、可視光線を透過させ、紫外線を反射させるダイクロイックミラーである、光源装置。
  3. 請求項1または2において、
    さらに、前記光源から射出されたを、前記分離部に導く光学系を含み、
    前記光学系は、
    前記光源からの光を反射させる回転楕円鏡と、
    前記回転楕円鏡と対向し、前記回転楕円鏡の第1焦点と第2焦点との間に配置された平面鏡と、
    前記平面鏡で反射された光が収束する位置を焦点とする第1回転方物面鏡と、
    を有し、
    前記第1焦点は、前記回転楕円鏡と前記平面鏡の間に位置し、
    前記光源は、前記光源発光位置が前記第1焦点となるように配置されている、光源装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1回転方物面鏡は、前記第1回転方物面鏡の第3焦点が前記第1焦点と前記第2焦点との間に位置するように配置されている、光源装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    さらに、前記蛍光体が発する可視光線の進行方向が前記分離部で分離された可視光線の進行方向と同じ方向となるように、前記蛍光体が発する可視光線を反射させる第2反射鏡を含む、光源装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記蛍光体は、紫外線によって励起されて緑色光または赤色光を発する、光源装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調された光を投写する投写装置と、
    を含む、プロジェクター。
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