JP5728920B2 - 文書管理プログラム、文書管理装置、及び文書管理方法 - Google Patents

文書管理プログラム、文書管理装置、及び文書管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、文書管理プログラム、文書管理装置、及び文書管理方法に関する。
従来より、文書データ(以下、単に文書と言う)を管理する文書管理の一般的な方法として、同様の属性を有する一以上の文書を同一フォルダに格納し、必要に応じて、フォルダ内に属性を細分化した各フォルダを作成して、階層的に複数の文書を管理することが行われている。
文書の属性に係るような版管理に関しては、フォルダ単位で版管理を可能とする技術、予め対象と関連する文書とを対応付けておくことで、ある対象が選択された場合にはその対象に関連する文書を出力する可能とする技術などにより、文書管理を効率的に行うための工夫がなされている。
特開平09−128380号公報 特開2006−119975号公報
しかしながら、対象との関連において文書を出力可能とする上記従来技術では、対象と関連する文書とを対応付けたテーブルを予め用意する必要がある。つまり管理者が、ひとつひとつ対象に対して関連する文書を対応付けるという作業を予め行う。
ここで、ある文書が複数の対象に関連する場合がある。例えば、複数の対象に共通する属性を指定して、ある文書との対応付けを行うことで、当該属性を有する複数の対象の各々と文書とを対応付けることが考えられる。
しかし、管理者が、ある文書に関連づけるべき属性を把握できていない場合には、管理者は、上述のような属性と文書との対応付けを行うことができず、複数の対象のそれぞれについて、文書との対応付けを一つ一つ行うことが要求されると言った問題があった。
また、文書に関連づけられる属性が観点の異なる2以上の体系となる場合には、2以上の体系の中で、文書を適切に対応付けられない、と言った問題があった。
開示の技術は、コンピュータに、入力装置から、第一の対象が有する一以上の属性と第二の対象が有する一以上の属性の複数の属性を第一の体系と該第一の体系とは異なる第二の体系とに体系化し、該第一の体系と該第二の体系の一方に含まれる属性を受け付けて、文書に関連する関連属性を取得するステップと、記第一の対象が有する一以上の属性と前記第二の対象が有する一以上の属性の前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて、該関連属性を包含する包含属性を取得するステップと、前記関連属性と、前複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて取得した該関連属性を包含する前記包含属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納するステップとを実行させることを特徴とする文書管理プログラムのように構成される。
また、上記課題を解決するための手段として、文書管理装置、コンピュータが上記ステップを実行する文書管理方法、及び上記文書管理プログラムを記録した記録媒体とすることもできる。
開示の技術では、文書に関連する対象が複数あり、利用者が複数の対象に共通する属性を認識できていない場合であっても、属性を指定した関連付けを可能とし、利用者の作業負担を軽減することができる。
本実施例に係るネットワーク構成例を示す図である。 文書管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 文書管理システムにおける機能構成例を示す図である。 設備に係るデータ構成を説明するための図である。 文書と設備の関係範囲例を示す図である。 文書に係るデータ構成を説明するための図である。 継承フラグの設定に応じた関連付けを説明するための図である。 文書登録処理の概要を説明するための図である。 関連付けの基本処理を説明するための図である。 複数の関連付け条件が必要となる文書の場合における処理を説明するための図である。 同じ設備で複数グループが関連付け条件の候補となる場合における処理を説明するための図である。 関連付け条件の再設定処理を説明するための図(その1)である。 関連付け条件の再設定処理を説明するための図(その2)である。 文書管理部による関連付け条件の自動生成処理を説明するためのフローチャート図である。 文書検索処理の概要を説明するための図である。 検索条件の自動生成に係る処理を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施例は、文書に係る複数の属性を異なる観点で体系付けられた2以上のツリー構造において、文書と属性とを関連付けた登録を効果的に行うことを可能とする。
図1は、本実施例に係るネットワーク構成例を示す図である。図1において、文書管理サーバ100とDB(データベース)サーバ200とを有する文書管理システム1000は、ネットワーク機器5を介してネットワーク4に接続され、ネットワーク4に接続される各端末10からの文書管理に関する要求を処理する。
文書管理サーバ100は、後述される設備に関する種々の属性と文書との関連付けを容易とし文書管理を効果的に行うための文書管理部120を有する。文書管理部120によって、設備に関する種々の属性は、設備の種別を観点とした種別ツリー2と、設備が設置された場所を観点として場所ツリー3とを、個別に体系化して生成する。文書管理部120によって生成された種別ツリー2と場所ツリー3とを端末10に表示させ、端末10の利用者による文書管理を容易とする。
DBサーバ200は、文書管理サーバ100によって管理され、設置された設備の種別毎に体系的な位置付けで示す情報を格納した設備体系情報テーブル61、設備毎の種別と設置した場所の情報を格納した設備情報テーブル62、文書と設備との関連付け毎の情報を格納した文書管理情報テーブル63、端末10から設備との関連付けがなされ登録された文書7を蓄積する文書DB64等を格納するための記憶領域を有し、該記憶領域への種々のアクセスを制御する。
種別ツリー2は、設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とに基づいて、また、場所ツリー3は、設備情報テーブル62に基づいて、文書管理サーバ100によって生成され、文書管理サーバ100の記憶領域に一時的に格納され保持される。
端末10では、端末10の利用者が、端末10に表示された種別ツリー2と場所ツリー3のいずれか一方、又は、それらを組み合せて利用することにより、文書管理サーバ100での処理を介して、DBサーバ200へ文書の登録、DBサーバ200に蓄積された文書一覧の参照などの種々の処理を行う。
例えば、拠点Aの利用者が端末10Aから種別ツリー2又は/及び場所ツリー3を利用して文書7Aを設備と関連付けた後に登録し、拠点Bの利用者が端末10Bから種別ツリー2又は/及び場所ツリー3を利用して文書検索した場合には、文書一覧が端末10Bに表示される。端末10Aと端末10Bは同一拠点の端末であってもよい。
ネットワーク機器5は、ファイアウォール機能等を備えた端末10等の外部装置と通信を安全に行うための装置である。
図1のネットワーク構成例では、文書管理システム1000において、文書管理サーバ100とDBサーバ200とは夫々別のサーバ装置としたが、一つのサーバ装置であってもよい。
本実施例に係る文書管理サーバ100は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2は、文書管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、文書管理サーバ100は、コンピュータによって制御される端末であって、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリユニット12と、表示ユニット13と、出力ユニット14と、入力ユニット15と、通信ユニット16と、記憶装置17と、ドライバ18とを有し 、システムバスBに接続される。
CPU11は、メモリユニット12に格納されたプログラムに従って文書管理サーバ100を制御する。メモリユニット12には、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read-Only Memory)等が用いられ、CPU11にて実行されるプログラム、CPU11での処理に必要なデータ、CPU11での処理にて得られたデータ等を格納する。また、メモリユニット12の一部の領域が、CPU11での処理に利用されるワークエリアとして割り付けられている。
表示ユニット13は、CPU11の制御のもとに必要な各種情報を表示する。出力ユニット14は、プリンタ等を有し、利用者からの指示に応じて各種情報を出力するために用いられる。入力ユニット15は、マウス、キーボード等を有し、利用者が文書管理サーバ100が処理を行なうための必要な各種情報を入力するために用いられる。通信ユニット16は、ネットワーク機器5に接続し、端末10又はDBサーバ200との間の通信制御をするための装置である。記憶装置17には、例えば、ハードディスクユニットが用いられ、各種処理を実行するプログラム等のデータを格納する。
文書管理サーバ100によって行われる処理を実現するプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)等の記憶媒体19によって文書管理サーバ100に提供される。即ち、プログラムが保存された記憶媒体19がドライバ18にセットされると、ドライバ18が記憶媒体19からプログラムを読み出し、その読み出されたプログラムがシステムバスBを介して記憶装置17にインストールされる。そして、プログラムが起動されると、記憶装置17にインストールされたプログラムに従ってCPU11がその処理を開始する。尚、プログラムを格納する媒体としてCD−ROMに限定するものではなく、コンピュータが読み取り可能な媒体であればよい。コンピュータ読取可能な記憶媒体として、CD−ROMの他に、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリであっても良い。
また、DBサーバ200及び各端末10は、コンピュータ装置であり、コンピュータ装置としてのハードウェア構成は上述同様であるので、これらのハードウェア構成の説明を省略する。
図3は、文書管理システムにおける機能構成例を示す図である。図3に示す文書管理システムおいて、文書管理サーバ100は、主に、表示処理部111と、入出力処理部112と、通信制御部113と、インストーラ114と、文書管理部120とを有し、記憶領域に、端末10に表示させるために生成した種別ツリー2と場所ツリー3とを格納し保持する。
表示処理部111は、表示ユニット13へのデータの表示を制御する。入出力処理部112は、入力ユニット15及び出力ユニット14へのデータの入出力を制御する。通信制御部113は、ネットワーク4等を介して行われるデータ通信を制御する。インストーラ114は、本実施例に係るプログラムを記録した記録媒体19から該プログラムを記憶装置17にインストールする。
文書管理部120は、更に、ツリー生成部121と、文書登録部122と、文書更新部123と、文書改版出力部124と、文書改版登録部125と、文書改版取消部126と、文書検索部127と、文書参照部128等の処理部を有する。CPU11が対応するプログラムを実行することによって、処理部121から128等として機能する。
ツリー生成部121は、設備体系情報テーブル61に基づいて、種別ツリー2を生成して記憶領域に格納し保持する。また、ツリー生成部121は、設備情報テーブル62に基づいて、場所ツリー3を生成して記憶領域に格納し保持する。
文書登録部122は、端末10からの文書登録の要求に応じて、新規に文書をDBサーバ200に登録する。文書登録部122は、文書毎に、文書名、文書種別、文書の公開日等の情報を登録すると共に、文書に関連付ける設備の種別を指定した関連付け条件を文書管理情報テーブル63に登録する。一の文書に対して、1以上の関連付け条件が文書管理情報テーブル63に登録される。
文書更新部123は、文書管理情報テーブル63に既に登録されている文書管理情報の内容を変更する。また、端末10の利用者の要求に応じて、
文書改版出力部124は、文書を正式に改版する場合の現版数を出力する。現版数の出力後は、文書管理情報テーブル63内の該当レコードをロックした状態にするため、文書更新や改版出力はできなくなる。
文書改版登録部125は、文書の改版時に改版した文書を登録する。文書改版出力部124によって必ず改版出力されていることが条件となる。なお、文書管理情報テーブル63の該当レコードに関して、文書名、設備との関連付け条件などは自動的に引き継がれる。改版した文書本体は、端末10からDBサーバ200へとアップロードされる。
文書改版取消部126は、文書の改版の取り消しを行う。改版の取り消しにより、現版数から一つ前の半数の文書が最新となる。取り消された版数の文書本体は削除される。
文書検索部127は、端末10からの文書検索の要求で指定される検索条件に基づいて、文書管理情報テーブル63を検索し、検索条件に該当する文書の一覧(以下、文書一覧と言う。)を端末10に表示させる。最新版の文書の一覧表示がデフォルト設定であるが、利用者の設定に応じて、全ての版数に関して文書一覧を端末10に表示させることも可能である。
文書参照部128は、端末10に表示された文書一覧から利用者によって選択された文書の表示要求に応じて、最新版の文書本体をDBサーバ200の文書DB64から端末10へダウンロードさせ端末10へ文書の内容を表示させる。
種別ツリー2、場所ツリー3、設備体系情報テーブル61、設備情報テーブル62の設備に係るデータ構成について図4で説明し、文書管理情報テーブル63、選択設備リスト63−2、文書DB64の文書に係るデータ構成について図5、図6で説明する。
図4は、設備に係るデータ構成を説明するための図である。図4において、種別ツリー2は、設備が位置付けられる設備の種別を大分類から小分類へのグループへと階層的なツリー構造で表している。
種別ツリー2は、設備体系情報テーブル61と、設備情報テーブル62とに基づいて生成される。場所ツリー3は、設備情報テーブル62に基づいて生成される。種別ツリー2と場所ツリー3とは、同時に端末10に表示される。
設備体系情報テーブル61は、設備の種別を体系的に管理するためのテーブルであり、種別1、2、3の順に大分類から小分類への種別が管理され、種別ツリー2の設備グループ2aに対応する。例えば、体系ID「100000」は、種別1「監視装置」のみで示され、監視装置全体を表す。体系ID「100100」は、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」に設備が分類されることを表す。体系ID「100200」は、種別1「監視装置」配下の種別2「雨量計」に設備が分類されることを表す。以下同様に、設備が分類される種別の階層が示される。
図4の種別ツリー2では、理解を容易とするため、設備体系情報テーブル61に対応する体系IDを{ }内に付してある。利用者が端末10に表示された種別ツリー2上からマウス等で階層を選択することにより、体系IDと連動して設備体系情報テーブル61内の種別による階層を特定することができる。
設備情報テーブル62は、設備毎に配下となる階層での種別1、2、3、設置された場所、設置日、撤去日などを管理するためのテーブルである。種別1、2、3は、設備体系情報テーブル61の設定に従う。
設備情報テーブル62は、設備を識別するための設備IDと設備名を有し、例えば、設備ID「100」の設備名「風速計1」の設備は、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」に分類され、場所「5.00」Kmの地点に設置日「2009/10/1」に設置されたことを示している。他設備についても同様に管理される。また、場所は、場所ツリー3の場所グループ3aに対応する。例えば、場所「5.00」Kmに対して、設備ID「100」の設備名「風速計1」と、設備ID「300」の設備名「監視カメラ1」の2設備が分類されることを表す。以下同様に、場所を階層として設備が分類される。
図4の種別ツリー2及び場所ツリー3では、理解を容易とするため、設備情報テーブル62に対応する設備IDを( )内に付してある。利用者が種別ツリー2又は場所ツリー3で設備2b又は3bを1以上選択することにより、設備IDと連動して設備情報テーブル62内の該当する設備のレコードが特定される。
このようなデータ構成によって、種別ツリー2と場所ツリー3との相互の連動を可能としている。
図5は、文書と設備の関係範囲例を示す図である。図5中、文書と設備が関係する範囲を4画で囲って示している。先ず、図5を参照しつつ、文書の種類について説明する。取扱説明書、操作(運用)マニュアル、現場写真、設置図面、契約書類が文書の種類として例示されている。
(a)取扱説明書は、設備を利用するにあったての詳細な説明書である。開発メーカーが作成し、同じ設備でも型式毎に異なる場合がある。
(b)操作(運用)マニュアルは、顧客の業務で使用するマニュアルである。設備グループ毎に作成され、設備の操作や運用手順などをまとめている文書であり、顧客主体で作成される。
(c)現場写真は、設備が設置された時に撮影される工事写真や定期検査などで現場に行った時に撮影される写真である。設備が設置されている場所の状態、設備自体の状態や配線の状態などを撮影した写真である。現場写真は複数の場所や複数の設備の写真を写真集として1冊の文書で管理される。
(d)設置図面は、現場に設置した設備の配置(位置関係や配線状態)を図面化したものである。設置図面には、ある場所の設備の設置状況を表しているものや設備グループ内の設備同士の繋がりを表している図面がある。
(e)契約書類は、設備を新規購入する時や機能改善の時などに企画書を立案するが、この企画書やメーカーとの間で締結された契約書などである。
図5において、文書D11の「取扱説明書(メーカーA)」及び文書D12の「取扱説明書(メーカーB)」の種類は、上記(a)取扱説明書である。文書D21の「操作マニュアル(風速計)」の種類は、上記(b)操作(運用)マニュアルである。文書D31の「現場写真(20Km地点)」の種類は、上記(c)現場写真である。文書D41の「設置図面(10Km地点)」の種類は、上記(d)設置図面である。文書D51の「契約書類(契約番号01)」の種類は、上記(e)契約書類である。
また、図5では、文書D11は種別「風速計」に分類される設備のうちの風速計1と風速計2とに関連付けられ、文書D12は種別「風速計」に分類される設備のうち風速計3に関連付けられる。文書D21は種別「風速計」に分類される風速計1、2、3の設備全てに関連付けられる。文書D31は場所「10.00」Kmに分類される雨量計1と風速計2の設備全てに関連付けられる。
図5に示す関係範囲例では、文書と設備との関連付けは、設備の種別に基づく種別体系2cの観点と、設備が設定された場所に基づく場所体系3cの観点とから成された場合を示している。これらを含み関連付け項目の種類として以下が考えられる。
(a)設備の種別体系(図5の種別体系2c)は、設備を種別で体系化したものであり、設備の種別グループによる分類に相当する。種別「監視装置」、「風速計」、「雨量計」、「監視カメラ」等が関連付け項目となる。この体系で関連付け可能な文書の種類は、取扱説明書、操作(運用)マニュアル、現場写真、設置図面、契約書類である。
(b)メーカー型式による体系は、メーカー名及び/又は設備の型式で体系化したものである。メーカー名「ABCメーカー」、型式「FXV−S1234」等が関連付け項目となる。この体系で関連付け可能な文書の種類は、取扱説明書である。
(c)設備の場所体系(図5の場所体系3c)は、起点からの距離(Km)又は建物を位置情報として用いて体系化したものである。距離「10」Km、又は、建物「監視センター」、「トンネルA1」等が関連付け項目となる。この体系で関連付け可能な文書の種類は、現場写真、設置図面である。
(d)契約番号は、設備を導入した時の契約番号を体系化したものである。契約番号「01」等が関連付け項目となる。この体系で関連付け可能な文書の種類は、契約書類である。
本実施例では、上記(a)と上記(c)を関連付け項目する場合で説明する。設備の種別に基づく種別体系2cの観点と、設備が設定された場所に基づく場所体系3cの観点とに基づく関連付けを管理するためのデータ構成について図6で説明する。
図6は、文書に係るデータ構成を説明するための図である。図6において、文書管理情報テーブル63は、文書毎に設備との関連付け条件63rの一つ以上を対応させ、関連付け条件63r毎に継承フラグを管理するテーブルである。関連付け条件63rには、設備体系情報テーブル61で管理される種別1、2、3と、設備情報テーブル62で管理される設備ID及び場所とが含まれる。
継承フラグは、関連付け条件のグループに対して、グループのみに関連付ける場合に「0」が設定され、グループとその配下のグループ又は設備に関連付ける場合に「1」が設定される。図7で詳述する。
選択設備リスト63−2は、関連付け条件63rを再設定する際に、文書登録部122によって参照される前回の関連付けを記録したリストである。登録された文書に関し、直前の関連付けによって選択された設備名がリストされる。例えば、文書名「風速計操作マニュアル」の文書に対して、「風速計1」と「風速計2」とが関連付けられたことを示している。また、文書名「設計図面(監視カメラ、案内板)」の文書に対して、「監視カメラ1」と「案内板1」とが関連付けられたことを示している。
図7は、継承フラグの設定に応じた関連付けを説明するための図である。図7中、設備情報テーブル62の設定例は同一であり、文書管理情報テーブル63における文書と設備との関連付け条件63rも同一である。
図7(A)では、種別1「監視装置」のみに関連付けられる文書Aに対する継承フラグが「0」に設定され、かつ、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」に関連付けられる文書Bに対する継承フラグが「0」に設定された場合を例示している。この場合の種別体系から見た関連付けられる文書が文書一覧7aでリストされている。文書一覧7aでは、種別1「監視装置」に関連付けられる文書は「文書A」のみであり、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」に関連付けられる文書は「文書B」のみである。また、種別2「風速計」配下の「風速計1」及び「風速計2」には、「文書A」も「文書B」も関連付けられないことを示している。
一方、図7(B)では、種別1「監視装置」のみに関連付けられる文書Aに対する継承フラグが「1」に設定され、かつ、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」に関連付けられる文書Bに対する継承フラグが「1」に設定された場合を例示している。この場合の種別体系から見た関連付けられる文書が文書一覧7bでリストされている。文書一覧7bでは、種別1「監視装置」に関連付けられる文書は「文書A」のみであるが、種別1「監視装置」配下となる種別2「風速計」、更にその配下となる「風速計1」及び「風速計2」の各々に対して、「文書A」と「文書B」とが関連付けられることを示している。
文書を設備と関連付けて登録する文書登録処理の概要について図8で説明する。図8は、文書登録処理の概要を説明するための図である。図8において、利用者が、端末10Aの記憶領域に格納されている文書7Aを文書管理システム1000に登録する文書登録処理の概要が示されている。
利用者は、文書管理サーバ100における文書管理部120の文書登録部122から提供される文書登録画面の種別ツリー2及び場所ツリー3を用いて、文書7Aと設備との関連付けを登録し、そして文書7Aを文書管理部120を介してDBサーバ200の文書DB64にアップロードする。
文書登録部122は、端末10Aに表示される文書登録画面で利用者によって成される操作に応じて、種別ツリー2と場所ツリー3とを連動させて、利用者による文書7Aと設備との関連付けを支援し、端末10Aからの文書登録の要求に応じて、文書7Aと設備との関連付け条件63rを自動生成し、文書7Aの文書名に対応付けて文書管理情報テーブル63に追加して登録する。同時に、文書登録部122は、指定された文書7A本体を端末10AからDBサーバ200の文書DB64へのアップロードを行う。
次に、文書登録部122が一つの関連付け条件63rを生成する場合の基本処理について、端末10Aに表示される文書登録画面への操作に対応させて説明する。図9は、関連付け条件の自動生成に係る基本処理を説明するための図である。図9では、図5に例示される文書D41のような、風速計の操作について記載されている「操作マニュアル(風速計)」を例として説明する。
図9において、端末10Aに表示される文書登録画面G50は、基本情報入力域51と、種別ツリー2と、場所ツリー3と、登録ボタン52等を有する。
先ず、利用者は、端末10Aに表示された文書登録画面G50の基本情報入力域51において、文書のID「10101」、公開日「2009/10/1」、文書名「操作マニュアル(風速計)」、文書種別「マニュアル関連ドキュメント」、版数「1」の基本情報を入力する(ステップS10)。
次に、利用者は、文書登録画面G50の種別ツリー2又は場所ツリー3から設備又は設備グループをマウス等でチェックすることにより選択する(ステップS11)。ここでは、利用者により種別ツリー2から「監視装置」配下の設備グループである「風速計」が選択される。この選択に応じて、文書管理サーバ100の文書登録部122は、図4に示す設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とを参照することにより、「監視装置」配下の「風速計」グループに分類される「風速計1」、「風速計2」を取得する。
そして、文書管理サーバ100の文書登録部122は、図4に示す設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とを参照することにより、「風速計1」、「風速計2」が設定される場所「5.00」Km、「10.00」Kmに関して、場所「5.00」Kmのグループと、場所「10.00」Kmのグループとが関連付け条件の候補となると判断し、場所ツリー3の背景色を変えて利用者に判断させる(ステップS12)。
利用者は、種別ツリー2と場所ツリー3のいずれにおいても設備の選択を可能とし、いずれかで成された選択は、両ツリー間で連動して選択された状態で表示される(ステップS13)。例えば、利用者が種別ツリー2の「風速計2」を選択した場合、種別ツリー2と場所ツリー3の両ツリーにおいて「風速計2」が選択された状態で表示される。
ここでは、基本情報入力域51の文書名に入力された文書「操作マニュアル(風速計)」は、場所との関連付けを必要としない文書であるため、利用者によって、ステップS13での選択は省略され、登録ボタン52がマウス等の操作によって押下される(ステップS14)。
利用者による登録ボタン52の押下に応じて、文書登録部122は、文書「風速計操作マニュアル」に対して、「監視装置」配下の「風速計」グループを示す関連付け条件63rを自動生成し(ステップS15)、関連付け条件63rと文書「風速計操作マニュアル」とを関連付けて作成した文書管理情報63aを文書管理情報テーブル63に追加し格納する(ステップS16)。
ステップS11において、設備グループの「風速計」を選択する代わりに、利用者によって種別ツリー2から設備が選択された場合、つまり、「風速計1」と、「風速計2」とが選択された場合には、文書管理サーバ100の文書登録部122は、図4に示す設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とを参照することにより、「風速計1」、「風速計2」の各々が属する設備グループを取得する。そして、取得した「風速計1」、「風速計2」の設備グループを比較することによって、「風速計1」と、「風速計2」とが共通に属する「監視装置」配下の「風速計」グループを抽出する。
この場合、ステップS12では、利用者が選択した「風速計1」、「風速計2」の各々に対して、図4に示す設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とを参照することにより、場所「5.00」Kmのグループと、場所「10.00」Kmのグループとが関連付け条件の候補となると判断され、場所ツリー3の背景色を変えて利用者に判断させることとなる。
このように、文書登録部122は、利用者による選択、及び、設備体系情報テーブル61と設備情報テーブル62とを参照することにより、文書に関連する各設備(対象)が属するグループ(属性)を取得する取得部122aと、各設備(対象)のグループ(属性)を比較する比較部122bと、比較した結果に基づいて、設備(対象)が共通に属するグループ(属性)を抽出する抽出部122cと、両ツリー間で文書に関連する各設備(対象)又は/及びグループ(属性)を連動させて選択状態を表示ユニット13に出力する出力部122dと、利用者の登録の命令に応じて、設備(対象)が共通して属するグループ(属性)を示す関連付け条件63rと、利用者が指定した文書とを対応付けた文書管理情報63aを文書管理情報テーブル63に格納する格納部122eとを有する。 上述した基本処理に基づいて、複数の関連付け条件63rが必要となる文書の場合について図10で説明する。図10は、複数の関連付け条件が必要となる文書の場合における処理を説明するための図である。図10では、図5に例示される文書D41のような、10Km地点の設備などが記載されている「設置図面(10Km地点)」を例として説明する。このような場合、複数の関連付け条件63rが必要になる。
先ず、利用者は、端末10Aに表示された文書登録画面G50の基本情報入力域51において、文書のID「10235」、公開日「2009/10/1」、文書名「設置図面(10Km地点)」、文書種別「設置図面関連ドキュメント」、版数「1」の基本情報を入力する(ステップS20)。文書登録画面G50の構成は、図9と同様である。
次に、利用者は、文書登録画面G50の場所ツリー3から場所「10.00」Kmを選択する(ステップS21)。
文書管理サーバ100の文書登録部122は、この選択に応じて、文書名「設置図面(10Km地点)」に対応づけた関連付け条件63rを生成する(ステップS22)。文書登録部122は、設備情報テーブル62を参照することによって、場所「10.00」Kmに分類される設備「風速計2」及び設備「雨量計1」を取得する。
一方、文書登録部122は、設備「風速計2」が属する「監視装置」配下の「風速計」グループには他に設備「風速計1」が含まれ、また、設備「雨量計1」が属する「監視装置」配下の「雨量計」グループには他に雨量計2が含まれことを検出する。しかしながら、「風速計」グループに属する設備「風速計1」は、場所「5.00」Km地点の設備であり、また、「雨量計」グループに属する「雨量計2」は、場所「20.00」Km地点の設備であるため、文書「設置図面(10Km地点)」とは無関係な設備であると判断する。設備「風速計1」と設備「雨量計2」とをこの文書との関連付けの対象外とするために、文書登録部122は、継承フラグを「1」に設定した文書管理情報63wを作成し記憶領域に格納する。
このように特定のグループや設備のみに関連付ける手段として継承フラグを用いることで、利用者が文書を検索した際に、設備「風速計1」でこの文書「設置図面(10Km地点)」が検索されないように制御することができる。
また、文書登録部122は、種別ツリー2の「監視装置」配下の「風速計」グループと「雨量計」グループとが関連付け候補となると判断し、背景色を変えて利用者に判断させる(ステップS23)。
利用者は、種別ツリー2と場所ツリー3のいずれにおいても設備の選択を可能とし、いずれかで成された選択は、両ツリー間で連動して選択された状態で表示される(ステップS24)。例えば、利用者が場所ツリー3で設備「風速計2」を選択した場合、種別ツリー2と場所ツリー3の両ツリーにおいて設備「風速計2」が選択された状態で表示される。文書登録部122は、上述した判断に基づいて、利用者が設備「風速計1」又は設備「雨量計2」を選択した場合には、利用者による選択が適切に行われるように促すためのメッセージを表示させるようにしてもよい。又は、種別ツリー2と場所ツリー3とにおいて、設備「風速計1」及び設備「雨量計2」が選択されないように制御してもよい。
ここでは、基本情報入力域51の文書名に入力された文書「設置図面(10Km地点)」に対する関連付けを場所「10.00」グループ内の特定の設備に制限することなく(ステップS24での選択は省略)、利用者によって登録ボタン52がマウス等の操作によって押下される(ステップS25)。利用者による登録ボタン52の押下に応じて、文書登録部122は、上述した関連付け判断に基づいて、設備の観点における「風速計」グループと「雨量計」グループとに関して、利用者に関連付けの確認を促すための関連付け候補確認画面G53を端末10Aに表示させる。
端末10Aに表示された関連付け候補確認画面G53は、関連付け条件としてグループを選択するためのグループ一覧54と、登録ボタン52等を有する。グループ一覧54は、利用者による選択を可能とする選択域と、種別ツリー2の観点からか或いは場所ツリー3の観点からかを示す観点と、その観点において関連付け候補となったグループと、選択を促す程度を示す確度などの項目を有する。文書登録部122は、上述した関連付け判断により、観点「設備」の「風速計」グループを選択するための確度は「中」であり、また、観点「設備」の「雨量計」グループを選択するための確度は「中」である、ことをグループ一覧54に表示する。
ここで確度について説明する。確度は、文書登録画面G50での利用者による設備又はグループの選択に基づいて、文書登録部122によって判断される。確度判定基準は、下記の通りである。
<確度判定基準>
・確度「高」:一方の観点では設備又はグループが選択された状態であり、他方の観点ではグループ配下の全ての設備が選択された状態となることを示す。この場合、他方の観点の識別をグループ一覧54の「観点」に示し、他方の観点における関連付け条件の設定を利用者に強く促す。
・確度「中」:一方の観点ではグループが選択された状態であり、他方の観点ではグループ配下の一部の設備が選択された状態であることを示す。この場合、他方の観点の識別をグループ一覧54の「観点」に示し、他方の観点における関連付け条件の設定が望ましいことを利用者に示す。
・確度「低」:一方の観点では設備が選択された状態であり、他方の観点ではグループ配下の一部の設備が選択された状態であることを示す。この場合、その観点の識別をグループ一覧54の「観点」に示し、関連付け条件の設定をしなくても良いことを利用者に示す。
・確度「対象外」:一方の観点では設備又はグループが選択された状態であり、他方の観点ではグループ配下の全部又は一部の設備が選択された状態であっても、他方の観点、又は、他方の観点でのグループが文書と関連付けられる関係にないことを示す。この場合、他方の観点の識別をグループ一覧54の「観点」に示し、関連付け条件の設定はされないことを利用者に示す。又は、グループ一覧54に表示しない制御としてもよい。
確度判定基準をどの観点で行うかの違いによって確度が異なる場合には、より高い確度が判定された観点に基づく確度判定結果を採用する。
図10に戻り、ここでは、利用者は観点「設備」の「風速計」グループと「雨量計」グループとを選択し、登録ボタン55を押下する(ステップS26)。登録ボタン55の押下によって、文書登録部122は、関連付け候補確認画面G53での選択に応じた関連付け条件を自動生成し(ステップS27)、記憶領域に格納しておいた文書管理情報63wに生成した関連付け条件を追加した文書管理情報63bを文書管理情報テーブル63に追加する(ステップS28)。
文書登録部122は、文書名「設置図面(10Km地点)」に対応付けて、利用者による観点「設備」の「風速計」グループの選択に応じて、種別1「監視装置」及び種別2「風速計」を設定し、且つ、ステップS21で利用者が選択した場所「10.00」Kmを条件に含めた関連付け条件63rを自動生成し、継承フラグを「1」に設定する。一方、場所「10.00」Km以外の地点の設備を関連付けないように、種別1「監視装置」及び種別2「風速計」を設定した関連付け条件63rを自動生成し、継承フラグを「0」に設定する。
同様に、文書登録部122は、文書名「設置図面(10Km地点)」に対応付けて、利用者による観点「設備」の「雨量計」グループの選択に応じて、種別1「監視装置」及び種別2「雨量計」を設定し、且つ、ステップS21で利用者が選択した場所「10.00」Kmを条件に含めた関連付け条件63rを自動生成し、継承フラグを「1」に設定する。一方、場所「10.00」Km以外の地点の設備を関連付けないように、種別1「監視装置」及び種別2「雨量計」を設定した関連付け条件63rを自動生成し、継承フラグを「0」に設定する。
このようにして自動生成された文書管理情報63bが文書管理情報テーブル63に追加される。
利用者が関連付け候補確認画面G53において「雨量計」グループを選択せずに登録ボタン55を押下した場合、文書登録部122は、種別1「監視装置」及び種別2「雨量計」を設定し、且つ、ステップS21で利用者が選択した場所「10.00」Kmを条件に含めた関連付け条件63rを自動生成し、継承フラグを「1」に設定する処理のみを行う。継承フラグを「0」に設定した文書管理情報は生成されない。
次に、同じ設備で複数グループが関連付け条件の候補となる場合について図11で説明する。図11は、同じ設備で複数グループが関連付け条件の候補となる場合における処理を説明するための図である。図11では、文書登録部122が、文書7Aをテキスト形式に変換して設備名を抽出する設備名抽出部129を有する。このような構成の文書登録部122の場合には、文書7Aを文書管理サーバ100の記憶領域にアップロードしておき、関連付け後に正式に文書管理サーバ100からDBサーバ200の文書DB64に文書7Aがアップロードされる。
先ず、文書登録部122は、設備名抽出部129によって文書7Aから設備名を抽出して、端末10Aへ表示するための文書登録画面G50に対して、抽出した設備名に基づいて、例えば、種別の観点で種別ツリー2における該当する設備を自動選択する(ステップS30)。ここでは、文書7Aから設備「監視カメラ1」と設備「案内板1」とが抽出されたとする。
文書登録部122は、文書登録画面G50の種別ツリー2の設備「監視カメラ1」と設備「案内板1」とを自動選択し、設備情報テーブル62を参照することにより、設備「監視カメラ1」と設備「案内板1」とが夫々に属する種別ツリー2の「監視装置」配下の「風速計」グループと「雨量計」グループとが関連付け候補となると判断し、背景色を変える(ステップS31)。
この自動選択は両ツリー間で連動するため、文書登録部122によって、場所ツリー3の設備「監視カメラ1」と設備「案内板1」とが選択され(ステップS32)、かつ、設備情報テーブル62に基づいて設備「監視カメラ1」と設備「案内板1」とが属する場所「25.00」Kmグループが関連付け候補となると判断し、背景色を変える(ステップS33)。
関連付け候補となるグループの背景色は、選択を促す程度を示す確度「高」、「中」、「低」の区別が視覚的に容易に認識できるようにするのが望ましい。上述した確度判定基準に基づいて確度が判定されるが、この例の場合、同じ設備が複数の関連付け候補に存在した場合は、グループ配下の設備数が多いものがより確度の高い関連付け候補となる。
ステップS30〜S33が成された文書登録画面G50が端末10Aに表示されると、利用者は、基本情報入力域51において、文書のID「10201」、公開日「2009/10/1」、文書名「設置図面(監視カメラ、案内板)」、文書種別「設置図面関連ドキュメント」、版数「1」の基本情報を入力する(ステップS34)。
利用者は、自動的に設備が選択され、また、確度に応じた背景色が施された文書登録画面G50の種別ツリー2と場所ツリー3とを確認し、必要に応じて、グループを選択する。ここでは、利用者は、グループの選択をせず、確認ボタン52を押下する(ステップS35)。利用者による登録ボタン52の押下に応じて、文書登録部122は、上述した関連付け判断に基づいて、場所の観点における「25.00」グループと、設備の観点における「監視カメラ」グループ及び「案内板」グループとに関して、利用者に関連付けの確認を促すための関連付け候補確認画面G53を端末10Aに表示させる。
端末10Aに表示された関連付け候補確認画面G53は、図10で説明した同様の構成であるのでその説明を省略する。図11の例では、文書登録部122による関連付け判断によって、場所の観点における「25.00」グループを選択するための確度は「高」である。また、設備の観点において、「監視カメラ」グループ及び「案内板」グループを選択するための確度は「低」である。このように、同じ設備が複数の関連付け候補に存在した場合、グループ配下の設備数が多いものを確度の高い関連付け候補として、利用者に最終判断を委ねることができる。
利用者は、関連付け候補確認画面G53の確度を参考にして、関連付けるグループを選択する(ステップS36)。ここでは、利用者は、確度「高」の「25.00」グループを選択し、確度「低」のグループを選択せずに、登録ボタン55を押下する。
関連付け候補確認画面G53の登録ボタン55の押下に応じて、文書登録部122は、関連付け条件を自動生成する(ステップS37)。利用者が選択した場所を観点とした「25.00」グループに関して、文書登録部122は、文書名「設置図面(監視カメラ、案内板)」に場所「25.00」を示す関連付け条件63rと「1」に設定した継承フラグとを対応させた文書管理情報63cを自動生成する。継承フラグの「1」の設定は、「25.00」グループ配下の全ての設備に関連付け条件63rを継承させ、文書「設置図面(監視カメラ、案内板)」が検索されるようにするためである。
文書登録部122は、自動生成した文書管理情報63cを文書管理情報テーブル63に追加する(ステップS38)。
文書と設備との関連付け条件63rを設定した後に種別の変更などが発生した場合、関連付け条件の内容を変更する必要がある。仮に、種別の変更を行ったものの関連付け条件63rを変更せずに放置してしまうと、本来文書と関係のない設備までが関連付けたままとなり、文書を検索した際に関係のない設備に対して誤って文書が参照されてしまう場合がある。
以下に、関連付け条件を再設定するための処理について説明する。図12及び図13は、関連付け条件の再設定処理を説明するための図である。図12中、以下『 』内の状況を想定した関連付け条件63rを再設定する場合で説明する。また、文書登録画面G50の構成は、図9と同様であるので、その説明を省略する。
『当初は、設備「風速計1」及び設備「風速計2」をメーカーAで調達し、その文書「操作マニュアル(風速計)」を「監視装置」配下の「風速計」グループを関連付け条件63rとして登録した。その後、新たに設備「風速計3」を別メーカーBで調達した際に、その文書「操作マニュアル(風速計)」を「監視装置」の「風速計」配下に更に「メーカーB」グループになるように設備体系情報テーブル61の種別3に登録した。新たな設備の調達により、操作マニュアルが異なるものとなり、文書「操作マニュアル(風速計)」を単純に「風速計」グループとして関連付けられなくなった。このため、メーカーAを「監視装置」の「風速計」配下の「メーカーA」グループになるように設備体系情報テーブル61の種別3に登録した。』
このような状況において、文書管理システム1000が当初又は直前の「風速計」グループの関連付け条件63rを保持していない場合、利用者自身で、メーカーAの文書「操作マニュアル(風速計)」の「風速計」グループ配下のどの設備に関連付けを再設定すればよいのかを判断する必要がある。特に、担当者が変更された等の場合、関連付け条件63rが設定された時点の状況などが分からず、適切に関連付けることが困難な場合がある。従って、本実施例では、文書登録部122は、選択設備リスト63−2に関連付け条件63rを設定した当初の設備を文書名毎に記録する。
図12では、文書「操作マニュアル(風速計)」に関連付け条件63rを設定した当初の状態を示している。図12において、利用者は、端末10Aに表示された文書登録画面G50の基本情報入力域51において、文書のID「10301」、公開日「2009/10/1」、文書名「操作マニュアル(風速計)」、文書種別「マニュアル関連ドキュメント」、版数「1」の基本情報を入力する(ステップS40)。
次に、利用者が、文書登録画面G50の種別ツリー2又は場所ツリー3から関連付ける設備「風速計1」及び設備「風速計2」を選択すると(ステップS41)、確度判定基準に従って、文書登録部122は、種別ツリー2の「風速計」グループの背景色を変える(ステップS42)。
利用者は、種別ツリー2の「風速計」グループの選択後の登録ボタン52の押下する(ステップS43)。又は、選択せずに登録ボタン52の押下した際の関連付け候補確認画面G53による「風速計」グループの選択をして、関連付けの登録をする。
文書登録部122は、文書名「操作マニュアル(風速計)」に、種別1「監視装置」配下の種別2「風速計」を関連付け条件63rとして対応づけ、また、継承フラグを「1」に設定した文書管理情報63dを自動生成し、文書管理情報テーブル63に追加して登録する(ステップS44)。
また、文書登録部122は、文書名「操作マニュアル(風速計)」に関連付けた設備「風速計1」及び設備「風速計2」を選択設備リスト63−2に記録する(ステップS45)。選択設備リスト63−2では、文書名「操作マニュアル(風速計)」と関連付けられた各設備とが対応付けられて管理される。
その後、上述した状況において、図12で関連付け条件63rを登録した文書「操作マニュアル(風速計)」について再設定を行う。
図13では、利用者が関連付け条件63rの再設定を行うために、文書登録画面G50の基本情報入力域51に基本情報を入力すると、文書登録部122は、入力された基本情報に基づいて、文書管理情報テーブル63を参照することにより、文書名「操作マニュアル(風速計)」に一致する登録されている文書管理情報63dを用いて、種別ツリー2の「風速計」の背景色を変更して表示し、また、設備「風速計1」及び「風速計2」を選択した状態で表示する(ステップS51)。
また、文書登録部122は、選択設備リスト63−2を参照することによって、記録されている前回関連付けた文書名「操作マニュアル(風速計)」に対する選択設備名「風速計1」及び「風速計2」を取得し、設備体系情報テーブル61から得られる「監視装置」の「風速計」配下の「メーカーA」及び「メーカーB」グループのうち、設備情報テーブル62を参照することによって、種別ツリー2において設備「風速計1」及び「風速計2」が関連付け条件63rが登録されていない「メーカーA」グループ配下に自動的に再設定する(ステップS52)。「メーカーA」の背景色が変更されて表示される。
利用者は、異なる背景色で表示される「風速計」及び「メーカーA」と、設備「風速計1」及び「風速計2」の選択とを視覚的に容易に確認でき、関連付け条件63rとして適切であると確認して登録ボタン52を押下する(ステップS53)。
利用者による登録ボタン52の押下に応じて、文書管理情報テーブル63で管理されている文書「操作マニュアル(風速計)」の文書管理情報63dの関連付け条件63rの種別3に「メーカーA」を記録することによって、関連付け条件63rが「監視装置」配下の「風速計」グループまでであったのが、「監視装置」の「風速計」配下の「メーカーA」グループに変更される(ステップS54)。
次に、文書登録部122による関連付け条件の自動生成処理について図14で説明する。図14は、文書管理部による関連付け条件の自動生成処理を説明するためのフローチャート図である。図14において、利用者は、端末10Aに表示された文書登録画面G50にて、文書を関連付けたい設備を種別ツリー2又は場所ツリー3から選択する(ステップS81)。
文書登録部122は、利用者によってグループ配下の全ての設備が選択されているか否かを判断する(ステップS82)。利用者が選択した観点(種別ツリー2又は場所ツリー3)におけるグループ配下で全ての設備が選択されている場合、文書登録部122は、グループを関連付け条件63rとして定義し、文書管理情報テーブル63に登録して(ステップS82−2)、ステップS92へと進む。
一方、グループ配下の全ての設備が選択されていない場合、文書登録部122は、グループ配下の一部の設備が選択されているか否かを判断する(ステップS83)。利用者が選択した観点(種別ツリー2又は場所ツリー3)におけるグループ配下で一部の設備が選択されている場合、文書登録部122は、グループを関連付け候補(確度:低)として設定する(ステップS83−2)。そして、文書登録部122は、別の観点で確認する(ステップS84)。文書登録部122は、設備情報テーブル62を参照することによって、観点を切り替えて、利用者によって選択された設備が属するグループを特定する。
一方、グループ配下で一部の設備が選択されていない場合、つまり、利用者は設備を選択せずにグループを選択した場合、文書登録部122は、別の観点で確認する(ステップS84)。文書登録部122は、設備情報テーブル62を参照することによって、利用者によって選択されたグループに属する設備を特定し、観点を切り替えて、特定した設備が属するグループを特定する。
観点を切り替えてグループを特定するとは、利用者の選択が種別ツリー2で行われた場合、利用者が選択した設備、又は、利用者の選択から特定される設備が属するグループを場所ツリー3で特定する、又は、利用者の操作が場所ツリー3で行われた場合、利用者が選択した設備、又は、利用者の選択から特定される設備が属するグループを種別ツリー2で特定する処理である。
文書登録部122は、切り替えた観点において特定したグループ配下の全ての設備が選択されているか否かを判断する(ステップS85)。切り替えた観点において特定したグループ配下で全ての設備が選択されている場合、文書登録部122は、グループを関連付け候補(確度:高)として設定し(ステップS85−2)、ステップS87へと進む。
一方、グループ配下の全ての設備が選択されていない場合、文書登録部122は、切り替えた観点において特定したグループを関連付け候補(確度:中)として設定し(ステップS86)、ステップS87へと進む。
文書登録部122は、利用者が端末10Aに表示された関連付け候補確認画面G53から、グループが選択されたか否かを判断する(ステップS87)。グループが選択された場合、文書登録部122は、そのグループ配下に関連付け対象外の設備が存在するか否かを判断する(ステップS88)。関連付け対象外の設備が存在する場合、文書登録部122は、利用者が基本情報で設定した文書名に対応させて、グループを関連付け条件63rに設定し、継承フラグを「0」に設定した文書管理情報を自動生成し(ステップS88−2)、文書管理情報テーブル63に登録し(ステップS92)、この処理を終了する。
一方、関連付け対象外の設備が存在しない場合、文書登録部122は、利用者が基本情報で設定した文書名に対応させて、グループを関連付け条件63rに設定し、継承フラグを「1」に設定した文書管理情報を自動生成し(ステップS88−4)、文書管理情報テーブル63に登録し(ステップS92)、この処理を終了する。
一方、ステップS87において、文書登録部122は、種別グループと場所グループの複合条件を関連付け条件63rとするか否かの判断を利用者に促す画面を端末10Aに表示させる(ステップS89)。そして、利用者から複合条件を関連付け条件63rでOKの通知を受けたか否かを判断する(ステップS90)。利用者から複合条件を関連付け条件63rとする(OK)確認であった場合、文書登録部122は、種別グループと場所グループの複合条件を関連付け条件63rに設定した文書管理情報を自動生成し(ステップS90−2)、文書管理情報テーブル63に登録し(ステップS92)、この処理を終了する。
一方、利用者から複合条件を関連付け条件63rとしない確認であった場合、文書登録部122は、設備情報テーブル62を参照して、設備名から設備IDを取得し、その設備IDを関連付け条件63rに自動設定し(ステップS91)、文書管理情報テーブル63に登録し(ステップS92)、この処理を終了する。
上述したように、文書登録部122によって自動的に生成された関連付け条件63rを用いた文書検索について、図15及び図15で説明する。図15は、文書検索処理の概要を説明するための図である。図15において、利用者が、端末10Bから文書管理システム1000に対して文書検索を行い、文書管理サーバ100を介してDBサーバ200から所望の文書7Bをダウンロードする文書検索処理の概要が示されている。
利用者は、文書管理システム1000における文書管理部120の文書検索部127から提供される文書検索画面の種別ツリー2及び場所ツリー3を用いて、所望の文書を設備又は場所との関連付け条件63rで検索し、関連付け条件63rから候補となる文書の一覧が端末10Bに表示されることにより、文書一覧から所望の文書7Bを選択しDBサーバ200からダウンロードする。
文書検索部127は、端末10Bに表示される文書検索画面の種別ツリー2又は場所ツリー3に対する指定に応じて、設備情報テーブル62を参照することによって検索条件を自動的に生成し、文書管理情報テーブル63で管理される関連付け条件63rを参照することによって検索条件に一致する文書名を取得して文書一覧を作成する。
作成された文書一覧は端末10Bに表示され、利用者は、表示された文書一覧から所望の文書7Bを指定する。文書の指定に応じて、文書検索部127は、文書7Bを文書DB64から特定して、端末10Bにダウンロードさせる。
次に、端末10Bに表示される文書検索画面への操作に対応させて説明する。図16は、検索条件の自動生成に係る処理を説明するための図である。図16において、端末10Bに表示される文書検索画面の種別ツリー2を利用した場合で説明する。
先ず、利用者は、種別ツリー2から設備又は設備グループをマウス等でチェックすることにより選択する(ステップS101)。
この選択に応じて、文書検索部127は、利用者が選択した設備の設備ID又は設備名を用いて、設備情報テーブル62から設備情報62sを取得する(ステップS102)。そして、文書検索部127は、設備情報62sの項目である種別1〜3と場所の設定値を抽出して、予めそれら設定値を入力した文書一覧画面G57を端末10Bに表示させる(ステップS103)。
文書一覧画面G57は、検索条件を入力する検索条件入力域58と、検索を実行するための検索ボタン58−2と、検索条件で検索された文書名を一覧で表示する文書一覧表示域59とを有する。
検索条件入力域58は、設備ID、種別1、種別2、種別3、場所などの利用者によって入力可能な項目を有する。この例では、文書検索部127によって、設備情報62sに従って、設備ID「110」、種別1「監視装置」、種別2「風速計」、場所「10.00」のように予め入力される。利用者は、文書検索部127によって予め入力された設定値で検索する場合は、検索ボタン58−2を押下する(ステップS104)。
検索ボタン58−2の押下に応じて、文書検索部127は、検索条件入力域58の入力値で検索条件71を所定の検索条件生成手順に従って自動生成する。検索条件生成手順は、例えば、下記のように示される。
<検索条件生成手順>
(手順1)設備IDはそれ自身で検索条件とする。図16の例では、検索条件a「設備ID="110"」が生成される。
(手順2)観点毎に大分類から小分類へと細分化する方向にAND条件で接続した各組み合せを検索条件とする。図16の例では、設備の観点において、検索条件b「種別1="監視装置" AND 種別2="" AND 種別3=""」と、検索条件c「種別1="監視装置" AND 種別2="風速計" AND 種別3=""」が生成される。また、場所の観点において、検索条件d「場所="10.00"」が生成される。
(手順3)観点毎に生成した上記検索条件を、異なる観点とで組み合せる。図16の例では、上記検索条件bと検索条件dとを組み合せた検索条件e「種別1="監視装置" AND 種別2="" AND 種別3="" AND 場所="10.00"」が生成される。また、上記検索条件cと検索条件dとを組み合せた検索条件f「種別1="監視装置" AND 種別2="風速計" AND 種別3="" AND 場所="10.00"」が生成される。
(手順4)上記(手順1)から(手順3)で生成された各検索条件をOR条件で接続する。図16の例では、検索条件71「設備ID="110" OR 種別1="監視装置" AND 種別2="" AND 種別3="" OR 種別1="監視装置" AND 種別2="風速計" AND 種別3="" OR 場所="10.00" OR 種別1="監視装置" AND 種別2="" AND 種別3="" AND 場所="10.00" OR 種別1="監視装置" AND 種別2="風速計" AND 種別3="" AND 場所="10.00"」が生成される。
検索条件71を生成した後、文書検索部127は、検索条件71を用いて文書管理情報テーブル63を検索して、関連付け条件63rが一致する文書名を取得し文書一覧72を作成して、検索結果として端末10Bに表示されている文書一覧画面G57の文書一覧表示域59に表示する。
上述したように、本実施例では、利用者は、異なる観点に基づく種別ツリー2と場所ツリー3とにより視覚的に文書と設備との関連付け条件63rを容易に設定することができる。同様に、設備情報を具体的に知らない利用者であっても、異なる観点に基づく種別ツリー2と場所ツリー3のいずれか一方で検索したい文書に係る設備又は設備グループを選択するのみで、適切な設備情報を検索条件として設定することができる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
選択された文書に関連する第一の対象が有する一以上の属性と、第二の対象が有する一以上の属性とを取得するステップと、
前記第一の対象が有する一以上の属性と、前記第二の対象が有する一以上の属性とを比較するステップと、
前記比較結果に基づいて、前記第一の対象が有する一以上の属性及び前記第二の対象が有する一以上の属性のいずれにも含まれる共通属性を抽出するステップと、
前記共通属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納するステップと
を実行させることを特徴とする文書管理プログラム。
(付記2)
前記コンピュータに、
前記抽出するステップのあとに、前記共通属性を表示装置へ出力するステップと、
前記共通属性を、前記文書との関連付け条件とする命令を、利用者が操作する入力装置から受け付けるステップとを実行させ、
前記格納するステップにおいて、
前記命令を受け付けた場合に、前記記憶領域へ格納することを特徴とする付記1記載の文書管理プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに、
前記出力するステップにおいて、
前記対象を他の対象と区別する際の観点において前記属性ごとに対象を表示するツリー構造において、選択された前記第一の対象と前記第二の対象を含む複数の対象が、前記共通属性配下に存在する数に基づいた値を前記表示装置へ出力させることを特徴とする付記2記載の文書管理プログラム。
(付記4)
前記コンピュータに、
前記出力するステップにおいて、
前記対象を他の対象と区別する際の観点において前記対象をグループ分けしたツリー構造における属性で前記第一の対象および前記第二の対象を含む複数の対象が選択された場合、他の観点で表示した他のツリー構造において、、該他の観点において、選択された前記複数の対象が、前記共通属性配下に存在する数に基づいた値を前記表示へ出力させることを特徴とする付記2記載の文書管理プログラム。
(付記5)
前記コンピュータに、
前記格納するステップにおいて、
前記共通属性配下に関連付け対象外となる対象の有無に応じて、前記文書との関連付け条件が該対象外となる対象へ継承されることの適否を示すフラグを設定することを特徴とする付記2乃至5のいずれか一項記載の文書管理プログラム。
(付記6)
前記コンピュータに、
対象の指定を受け付けるステップと、
前記対象の一以上の属性から文書を検索するための検索条件を生成するステップと、
前記記憶領域から前記検索条件と一致する前記関連付け条件を検索するステップと、
前記検索条件に一致した前記関連付け条件に対応付けられている前記文書を特定するステップと、
前記特定された文書の一覧を前記表示装置へ出力するステップと
を実行させることを特徴とする付記2乃至7のいずれか一項記載の文書管理プログラム。
(付記7)
前記コンピュータに、
前記文書の内容から前記複数の対象を特定するステップを実行させることを特徴とする付記1乃至8のいずれか一項記載の文書管理プログラム。
(付記8)
選択された文書に関連する第一の対象が有する一以上の属性と、第二の対象が有する一以上の属性とを取得する取得手段と、
前記第一の対象が有する一以上の属性と、前記第二の対象が有する一以上の属性とを比較する比較手段と、
前記比較結果に基づいて、前記第一の対象が有する一以上の属性及び前記第二の対象が有する一以上の属性のいずれにも含まれる共通属性を抽出する抽出手段と、
前記共通属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納する格納手段と
を有する文書管理装置。
(付記9)
コンピュータが、
選択された文書に関連する第一の対象が有する一以上の属性と、第二の対象が有する一以上の属性とを取得するステップと、
前記第一の対象が有する一以上の属性と、前記第二の対象が有する一以上の属性とを比較するステップと、
前記比較結果に基づいて、前記第一の対象が有する一以上の属性及び前記第二の対象が有する一以上の属性のいずれにも含まれる共通属性を抽出するステップと、
前記共通属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納するステップと
を実行することを特徴とする文書管理方法。
2 種別ツリー
2a 設備グループ
2b 設備
2c 種別体系
3 場所ツリー
3a 場所グループ
3b 設備
3c 場所体系
4 ネットワーク
5 ネットワーク機器
7、7A、7B 文書
10、10A、10B 端末
11 CPU
12 メモリユニット
13 表示ユニット
14 出力ユニット
15 入力ユニット
16 通信ユニット
17 記憶装置
18 ドライバ
19 記憶媒体
61 設備体系情報テーブル
62 設備情報テーブル
63 文書管理情報テーブル
63−2 選択設備リスト
64 文書DB
100 文書管理サーバ
111 表示処理部
112 入出力処理部
113 通信制御部
114 インストーラ
120 文書管理部
121 ツリー作成部
122 文書登録部
123 文書更新部
124 文書改版出力部
125 文書改版登録部
126 文書改版取消部
127 文書検索部
128 文書参照部
200 DBサーバ
1000 文書管理システム

Claims (4)

  1. コンピュータに、
    入力装置から、第一の対象が有する一以上の属性と第二の対象が有する一以上の属性の複数の属性を第一の体系と該第一の体系とは異なる第二の体系とに体系化し、該第一の体系と該第二の体系の一方に含まれる属性を受け付けて、文書に関連する関連属性を取得するステップと、
    記第一の対象が有する一以上の属性と前記第二の対象が有する一以上の属性の前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて、該関連属性を包含する包含属性を取得するステップと、
    前記関連属性と、前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて取得した関連属性を包含する前記包含属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納するステップと
    を実行させることを特徴とする文書管理プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記関連属性と、前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて取得した関連属性を包含する前記包含属性を表示装置へ出力するステップと、
    前記関連属性と前記包含属性とを、前記文書との関連付け条件とする命令を、利用者が操作する前記入力装置から受け付けるステップとを実行させ、
    前記格納するステップにおいて、
    前記命令を受け付けた場合に、前記記憶領域へ格納することを特徴とする請求項1記載の文書管理プログラム。
  3. 入力装置から、第一の対象が有する一以上の属性と第二の対象が有する一以上の属性の複数の属性を第一の体系と該第一の体系とは異なる第二の体系とに体系化し、該第一の体系と該第二の体系の一方に含まれる属性を受け付けて、文書に関連する関連属性を取得する第一の取得手段と、
    記第一の対象が有する一以上の属性と前記第二の対象が有する一以上の属性の前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて、該関連属性を包含する包含属性を取得する第二の取得手段と、
    前記関連属性と、前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて取得した関連属性を包含する前記包含属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納する格納手段と
    を有する文書管理装置。
  4. コンピュータが、
    入力装置から、第一の対象が有する一以上の属性と第二の対象が有する一以上の属性の複数の属性を第一の体系と該第一の体系とは異なる第二の体系とに体系化し、該第一の体系と該第二の体系の一方に含まれる属性を受け付けて、文書に関連する関連属性を取得するステップと、
    記第一の対象が有する一以上の属性と前記第二の対象が有する一以上の属性の前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて、該関連属性を包含する包含属性を取得するステップと、
    前記関連属性と、前記複数の属性を体系化した前記第一の体系と前記第二の体系のうち該関連属性を含む体系に基づいて取得した関連属性を包含する前記包含属性と、前記文書とを対応付けて記憶領域へ格納するステップと
    を実行することを特徴とする文書管理方法。
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