JP5726775B2 - プラント運転訓練シミュレータ、シミュレート方法、及びシミュレートプログラム - Google Patents
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Description
そして、このシミュレータを使用することにより、実際の運転ではほとんど経験できないような事故に対応した訓練を繰返して行えるため、運転員の訓練を短期間で効果的に実施できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように第1実施形態に係るプラント運転訓練シミュレータ10(以下、単に「シミュレータ10」という)は、実プラントの制御盤を模擬した訓練員端末11にプラントのプロセス信号(例えば、温度、圧力、流量)の経時的変化(信号プロファイル)を表示させる第1インターフェイス13と、プラント運転訓練のシミュレーションをコントロールするインストラクタ端末12に接続する第2インターフェイス14と、センサー等の機器に故障が発生した場合に想定される異常状態の信号プロファイル40(図2(B))をインストラクタ端末12の命令に基づいて訓練員端末11に出力するオルタレーション実行部20と、訓練員端末11における操作履歴をインターフェイス13,14を介してインストラクタ端末12に通知する操作履歴通知部15と、から構成されている。
関数保存部23には、「一次遅れ系」「正弦波」「パルス波」といった数学的な一般式で表すことができる関数が信号識別子に紐付けされて保存されている。
インストラクタによるインストラクタ端末12における信号識別子の選択にあたっては、インストラクタが自身経験に基づいて模擬対象の機器の故障状態に合致する関数を信号識別子によって選択するものとする。または、インストラクタ端末12において、各信号識別子が模擬可能な機器や故障状態を当該信号識別子に併記表示することによって、模擬対象とする機器や故障状態をシミュレートする関数の信号識別子を容易に選択することができる。
このように設定されたパラメータは、対応する関数とともに関数保存部23に保存することができる。そして、別々の信号識別子で紐付けされ、付随するパラメータのみが異なる複数の関数を、関数保存部23に保存させることができる。これにより、インストラクタは、プロファイル設定画面30においてパラメータを毎回入力する手間を省くことができる。
信号プロファイル生成部25は、演算部24で演算された異常状態の信号値を時系列順に結んだ信号プロファイル40(図2(B))を生成する。この生成した信号プロファイル40は、演算部24の演算間隔に対応する時間間隔で表示データ出力部26から更新出力され、訓練員端末11に表示される。
これにより訓練員は、実機プラントを操作するときと同じ緊張感を持って訓練に臨み、故障発生のケーススタディーを実践することができ、不測の機器故障にも的確に対応する技術を身につけることができる。
図3(A)は、第2実施形態においてインストラクタ端末12(図1)に表示されるプロファイル設定画面30bを示している。
第2実施形態において関数選択部21(図1)は、このプロファイル設定画面30bで入力された「進展関数」及び「回復関数」を選択する。
そして、パラメータ設定部22(図1)は、このプロファイル設定画面30bに入力される「ALT切替条件」に基づいて、異常状態の信号プロファイル40bの進展状態を停止させ回復状態に切り替える条件を設定する。
ここでは、正常状態の信号プロファイルの値がALT開始条件を満たしたところで、進展関数として選択されている一次遅れ関数で演算された信号値が、時間経過とともにプロットされていく。
図4(A)は、第3実施形態においてインストラクタ端末12(図1)に表示されるプロファイル設定画面30cを示している。
第3実施形態におけるパラメータ設定部22(図1)は、異常状態の信号プロファイル40の進展状態(又は回復状態)を一時的にホールドするための条件を、さらに設定することができる。なお、プロファイル設定画面30cにおける「ホールド開始条件」及び「ホールド解除条件」は、時間で設定しているが、演算された信号値で設定したり即時設定したりすることも可能である。
ここでは、異常状態の信号プロファイル40cにおいて「ホールド開始条件」を満たしたところで信号値は一定値を示し、「ホールド解除条件」を満たしたところで、選択された関数による演算を再開して信号値が時間経過とともにプロットされる。
図5は、第4実施形態に係るプラント運転訓練シミュレータ10を示すブロック図である。なお、図5において図1と同一又は相当する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第4実施形態のシミュレータ10は、関数選択部21に代えてインストラクタ端末12からの入力に基づいて折れ線グラフ40d(図6(B))を作成してユーザ関数とするユーザ関数作成部27を備えている。このユーザ関数作成部27で作成された折れ線グラフ40dは、訓練員端末11に表示させる信号プロファイル40を生成する関数として関数保存部23に保存され、インストラクタ端末12のプロファイル設定画面30d(図6(A))から選択される。
なお、記載を省略しているが、第4実施形態においても、第1実施形態と同様にパラメータ設定部22及び演算部24を設けることにより、数学的な一般式で表される関数を関数保存部23に保存して適用することもできる。
図7は、第5実施形態に係るプラント運転訓練シミュレータ10を示すブロック図である。なお、図7において図1及び図5と同一又は相当する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第5実施形態のシミュレータ10は、第4の実施形態の構成に加えて外部作成されたテーブルデータ31(図8(B))を取得する外部データ取得部28を備えている。そして、ユーザ関数作成部27は、テーブルデータ31に基づいて折れ線グラフ40d(図6(B))を作成し、信号プロファイル40を生成するための関数とする。
第5実施形態におけるプロファイル設定画面30dは、第4実施形態の場合と比較して外部データの追加ボタンが存在する点において相違する。
まず、機器の故障状態をシミュレートする関数が関数保存部23に保存されている状態で、インストラクタ端末12からの入力に基づいて、保存されているものの中からいずれかの関数を選択する(S11)。訓練員端末11には、オルタレーションが開始されるまで、正常状態の信号プロファイル40が表示される(S12;No、S13)。
そしてオルタレーションが開始すると、異常状態の信号プロファイル40がシミュレータ10で生成され(S12;Yes、S14)、訓練員端末11に表示される(S15)。
オルタレーションが解除されるまでS14〜S18の処理が繰り返され(S19;No)、解除されたところで運転訓練が終了する(S19;Yes)。
Claims (7)
- 機器の故障状態をシミュレートする関数が保存される関数保存部と、
インストラクタ端末からの入力に基づいて前記関数保存部内の前記関数の中から少なくとも異常状態の信号プロファイルの進展状態を再現する進展関数及びその回復状態を再現する回復関数を選択する関数選択部と、
前記インストラクタ端末からの入力に基づいて前記関数のパラメータと前記進展状態が停止して前記回復状態に切り替わる切替条件とを設定するパラメータ設定部と、
選択された前記関数に基づいて異常状態の信号プロファイルを生成する信号プロファイル生成部と、
前記異常状態の信号プロファイルを訓練員端末に表示させる表示データ出力部と、を備えることを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。 - 請求項1に記載のプラント運転訓練シミュレータにおいて、
前記パラメータ設定部は、前記異常状態の信号プロファイルが前記訓練員端末に表示される開始条件及びその表示の解除条件を、さらに設定することを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のプラント運転訓練シミュレータにおいて、
前記パラメータ設定部は、前記異常状態の信号プロファイルの進展状態又は回復状態を一時的にホールドするための条件を、さらに設定することを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラント運転訓練シミュレータにおいて、
前記インストラクタ端末からの入力に基づいて折れ線グラフを作成し前記関数とするユーザ関数作成部、をさらに備えることを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。 - 請求項4に記載のプラント運転訓練シミュレータにおいて、
外部作成されたテーブルデータを取得する外部データ取得部を備え、
前記ユーザ関数作成部は、前記テーブルデータに基づいて前記折れ線グラフを作成し前記関数とすることを特徴とするプラント運転訓練シミュレータ。 - 機器の故障状態をシミュレートする関数を保存するステップと、
インストラクタ端末からの入力に基づいて保存されている前記関数の中から少なくとも異常状態の信号プロファイルの進展状態を再現する進展関数及びその回復状態を再現する回復関数を選択するステップと、
前記インストラクタ端末からの入力に基づいて前記関数のパラメータと前記進展状態が停止して前記回復状態に切り替わる切替条件とを設定するステップと、
選択された前記関数に基づいて異常状態の信号プロファイルを生成するステップと、
前記異常状態の信号プロファイルを訓練員端末に表示させるステップと、を含むことを特徴とするプラント運転訓練シミュレート方法。 - コンピュータに、
機器の故障状態をシミュレートする関数が保存される機能、
インストラクタ端末からの入力に基づいて前記保存されている関数の中から少なくとも異常状態の信号プロファイルの進展状態を再現する進展関数及びその回復状態を再現する回復関数を選択する機能、
前記インストラクタ端末からの入力に基づいて前記関数のパラメータと前記進展状態が停止して前記回復状態に切り替わる切替条件とを設定する機能、
前記選択された関数に基づいて異常状態の信号プロファイルを生成する機能、
前記コンピュータに接続される訓練員端末に、前記異常状態の信号プロファイルを表示させる機能、を実行させることを特徴とするプラント運転訓練シミュレートプログラム。
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