JP5726183B2 - 無線周波数電力を制御する方法およびシステム - Google Patents

無線周波数電力を制御する方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、概して、プラズマ処理装置のための制御システムに関する。特に、本発明は、無線周波数(RF)電力送達システムを制御するための方法およびシステムに関する。
RF電力送達システムは、典型的には、約400kHzおよび約200MHzの間の周波数で、動的な負荷へ電力を提供する。科学的、産業的および医療的用途に用いられる周波数は、およそ2MHz、13.56MHz、および27MHzである。用途に基づき、RF電力は、パルスおよび/または連続波モードで負荷へ送達される。半導体フィーチャーの寸法が小さくなり続けていることから、送達されたRF電力の制御が、半導体製造において急速に重要になってきている。RF電力パラメータをより精密に制御することができれば、半導体製造業者はより小さい半導体フィーチャーを実現できる。しかしながら、これは、RF電力が動的な負荷に送達される場合において特に困難である。
動的な負荷に送達されるパルスRF電力の制御のために種々のアプローチが存在する。あるアプローチは、パルス毎の送達されたRF電力の振幅および波形を制御するために、公知の動作パラメータの参照テーブルを使用することである。別のアプローチは、公称の動作点の前後の最適な定数パラメータの推定値を使用することである。第3のアプローチは、パルス毎の送達されたRF電力の振幅および波形を調整するために、高帯域幅および/または高速成分(例えば、電力感知回路、デジタル信号プロセッサ、および/またはプレレギュレータ)を使用することである。
しかしながら、これらの公知の各アプローチには、問題がある。第1および第2のアプローチでは、処理条件が変化するおよび/または参照テーブルまたは公称の動作点における値から離れる場合に、パフォーマンスが低下する可能性がある。第3のアプローチでは、高速成分によって、制御システムに多額のコストがかかる。さらに、制御システムは、高い利得および高帯域幅システムに関連付けられた電気的雑音のために、パフォーマンスの低下が生じやすい。
パルスモードから連続波モードへRF電力送達システムを切り替えるための種々のアプローチが存在する。ある公知のアプローチでは、RF電力増幅器への入力電圧が固定されており、RF電力増幅器をオンおよびオフに切り替えることによりパルスが生成される場合に、オープンループシステムを使用する。しかしながら、オープンループシステムは、負荷における動作条件の変化に基づいて送達された電力を修正することができない。さらに、オープンループシステムは、プラズマ処理の用途で低周波数パルスを使用する場合に生じる多数のプラズマ振動を補償することができない。パルスおよび連続波電力の間を切り替えるための別の公知のアプローチは、電力送達モードの間の処理を一時的に停止することである。しかしながら、処理の一時的停止は、システム起動後の不規則な処理を生じさせる。さらに、処理の一時的停止は、電力が一定でないため、不安定なプラズマを生じさせる。最後に、処理の一時的停止によって、処理およびサイクル時間が長くなる。
本発明は、概して、動的な負荷に提供されるパルスRF電力を制御するためのシステムおよび方法を特徴とする。ある利点は、本発明により、閉ループシステムが、動的な負荷に送達されたパルスRF電力(例えば、高周波数および/または低周波数パルス電力)をより精密および正確に制御することを可能にする。別の利点は、本発明により、送達されたRF電力のパルス毎の制御を可能にすることである。低周波数システムにおいて、本発明は、パルス波形(例えば、パルスの「平坦性」および/または振幅)のパルス毎の制御を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、パルス毎の制御は、公知のシステムおよび方法で用いられるものよりもより低コストの成分を用いて実現される。例えば、より低帯域幅および/またはより低速の成分を使用できる。さらに別の利点は、本発明は、プロセス条件が変化するおよび/または参照テーブルまたは公称の動作点内の値から離れる場合に、例えば、電力パラメータの精度を低下させずに、動的な負荷に送達された電力のパルス毎の制御を可能にするということである。別の利点は、本発明は、繰り返し可能な高精度電力制御を可能にするということである。
本発明は、一側面では、パルス電力を制御するための方法を特徴とする。方法は、データを取得するように、電力増幅器からの電力の第1のパルスを測定するステップを含む。方法は、送達された電力の第2のパルスを調整するように、第1の信号を生成するステップをさらに含み、第1の信号は、電力設定点と第2のパルスの実質的に安定した部分との間の電力差を最小限にするようにデータに相関する。方法は、送達された電力の第2のパルスを調整するように、第2の信号を生成するステップをさらに含み、第2の信号は、第2のパルスのピークと第2のパルスの実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように、データに相関する。
いくつかの実施形態では、方法は、電圧源への入力として第2の信号を提供するステップを含み、電圧源は、電圧・電力変換器へ電圧を提供する。いくつかの実施形態では、方法は、設定点を受信する電圧源と、電力を出力する電圧・電力変換器との間で測定される時間遅延に、第2の信号を相関させるステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第1のパルスのピークと第1のパルスの実質的に安定した部分との間のパルス波形誤差を計算するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、第2の信号をパルス波形誤差に相関させるステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、電力設定点と第1のパルスの実質的に安定した部分との間の電力オフセットを計算するステップを含む。方法は、第1の信号を電力オフセットに相関させるステップをさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、電圧源への入力として第1の信号を提供するステップを含み、電圧源は、電圧・電力変換器へ電圧を提供する。方法は、第1の信号を電圧源の負荷サイクル入力に相関させるステップをさらに含むことができる。
本発明は、別の側面では、電力送達の方法を特徴とする。方法は、連続波モードで、電力増幅器から負荷へ電力を送達するステップを含む。方法は、さらに、送達された電力を制御するように、フィードバックループ内の信号を生成するステップを含み、信号は、電力制御アルゴリズムに相関する。方法は、連続波モードからパルスモードへ送達された電力を移行するように、制御アルゴリズムにおいて単一変数を調整するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、単一変数に対応する入力に基づき、フィードバックループ内のスイッチを起動するステップを含み、スイッチは、電力増幅器と電気的に連通している。いくつかの実施形態では、方法は、実質的に安定した電力測定を提供するように、データをフィルタにかけるステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、電圧源への入力として信号を提供するステップを含み、電圧源は、電圧・電力変換器へ電圧を提供する。方法は、電圧源の負荷サイクル入力へ、信号を相関させるステップを含むことができる。
いくつかの実施形態では、方法は、電力設定点と送達された電力との間の電力オフセットを計算するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、データを取得するように、送達された電力を測定するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、送達されたパルス電力の波形を調整するように、第2の信号を生成するステップを含み、第2の信号は、パルスのピークとパルスの実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように、データに相関する。いくつかの実施形態では、方法は、設定点を受信する電圧源と、電力を出力する電圧・電力変換器との間で測定される時間遅延に、第2の信号を相関させるステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、方法は、電力設定点とパルスの実質的に安定した部分との間の電力差を最小限にするように、信号をデータに相関させるステップを含む。
本発明は、別の側面では、電力送達の方法を特徴とする。方法は、連続波モードで電力増幅器から負荷へ電力を送達するステップを含む。方法は、負荷へ送達された電力を測定するステップをさらに含む。方法は、送達された電力の振幅を制御するように、フィードバックループを使用して送達された電力を示す信号を生成するステップをさらに含み、信号は、電力制御アルゴリズムに対応する。方法は、同じフィードバックループを介して、負荷へパルス電力を送達するように、電力制御アルゴリズムにおいて単一変数を調整するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、方法は、単一変数に相関される入力に基づいてフィードバックループ内のスイッチを起動するステップを含み、スイッチは、電力増幅器と電気的に連通している。いくつかの実施形態では、方法は、単一変数に対応する入力に基づいてフィードバックループ内のスイッチを起動するステップを含み、スイッチは、電力増幅器と電気的に連通している。いくつかの実施形態では、方法は、実質的に安定した電力測定を提供するように、データをフィルタにかけるステップを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、電圧源への入力として信号を提供するステップを含み、電圧源は、電圧を電圧・電力変換器に提供する。いくつかの実施形態では、方法は、信号を電圧源の負荷サイクル入力に相関させるステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、電力設定点と送達された電力との間の電力オフセットを計算するステップを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、データを取得するように、送達された電力を測定するステップを含む。方法は、送達されたパルス電力の波形を調整するように、第2の信号を生成するステップを含むことができ、第2の信号は、パルスのピークとパルスの実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように、データに相関する。方法は、設定点を受信する電圧源と、電力を出力する電圧・電力変換器との間で測定される時間遅延に、第2の信号を相関させるステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法は、電力設定点とパルスの実質的に安定した部分との間の電力差を最小限にするように、データに信号を相関させるステップを含む。
本発明は、別の側面では、パルスまたは連続波RF電力を負荷へ送達するためのシステムを特徴とする。システムは、電圧源の出力に結合される電圧・電力変換器を含み、電圧・電力変換器は、パルスRF電力または連続波RF電力を生成するように適合される。システムは、電圧・電力変換器の出力に結合されるRF電力増幅器をさらに含み、RF電力増幅器は負荷へRF電力を送達するように適合される。システムは、RF電力増幅器の出力および電圧源の第1の入力に結合される、パルス波形制御ループをさらに含み、パルス波形制御ループは、パルス電力のピークとパルス電力の実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように適合され、パルス波形制御ループは、パルスRF電力が第1のモードである時に動作するように適合される。システムは、RF電力増幅器の出力および電圧源の第2の入力に結合される、電力設定点制御ループをさらに含み、電力設定点制御ループは、RF電力設定点と負荷に送達されたRF電力との間の電力差を最小限にするように適合される。
いくつかの実施形態では、電力設定点制御ループは、電圧源の出力に結合される。いくつかの実施形態では、電力設定点制御ループは、電圧オフセット回路を備え、電圧オフセット回路は、電圧源からの電圧出力と電力設定点制御ループからの電圧設定点との間の電圧オフセットを測定するように構成される。
いくつかの実施形態では、電力設定点制御ループは、RF電力増幅器の出力と電気的に連通しているスイッチを備える。スイッチは、パルスRF電力のパルス周波数に相関するスイッチング周波数を有することができる。いくつかの実施形態では、システムは、電圧・電力変換器の出力および負荷の入力に結合される整合回路を備える。いくつかの実施形態では、電力設定点制御ループは、電圧源の第2の入力およびパルス設定点制御ループに結合される出力調整モジュールを含み、出力調整モジュールは、電圧源に負荷サイクル入力を提供する。電圧源は、バックレギュレータにすることができる。いくつかの実施形態では、電力設定点制御ループは、デジタル・アナログ変換器を備える。
本発明は、別の側面では、パルスまたは連続波RF電力を負荷へ送達するためのシステムを特徴とする。システムは、電圧源の出力に結合される電圧・電力変換器を含み、電圧・電力変換器はパルスRF電力または連続波RF電力を生成するように適合される。システムは、電圧・電力変換器の出力に結合されるRF電力増幅器を含み、RF電力増幅器は負荷へRF電力を送達するように適合される。システムは、RF電力増幅器の出力および電流設定点出力に結合される第1の制御回路をさらに含む。システムは、電圧源の入力および電圧源の出力に結合される第2の制御回路をさらに含み、第2の制御回路は電流設定点出力と電気的に連通している。第1および第2の制御回路は、組み合わせられて、RF電力設定点と負荷に送達されたRF電力との間の電力差を最小限にするように適合される。
いくつかの実施形態では、システムは、電圧源の出力および第2の制御回路の電圧設定点出力に結合される、第3の制御回路を備える。いくつかの実施形態では、システムは、第1の制御回路は、RF電力増幅器の出力と電気的に連通しているスイッチを含む。いくつかの実施形態では、システムは、スイッチおよびRF電力増幅器の出力と電気的に連通している、少なくとも1つのフィルタを備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのフィルタは、実質的に安定した電力測定を提供するように適合される。
いくつかの実施形態では、システムは、第2の制御回路に結合される、少なくとも1つのフィードフォワード入力を備える。少なくとも1つのフィードフォワード入力は、電圧設定点入力を含むことができる。少なくとも1つのフィードフォワード入力は、電圧設定点入力を備えることができる。いくつかの実施形態では、第2の回路は、調整モジュールを備え、調整モジュールは、負荷サイクル入力を電圧源へ提供する。いくつかの実施形態では、システムは、RF電力増幅器の出力および電圧源の第2の入力に結合されるパルス波形制御ループをさらに備え、パルス波形制御ループは、パルス電力のピークとパルス電力の実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように適合され、パルス波形制御ループは、パルスRF電力が第1のモードである時に動作するように適合される。
本発明は、別の側面では、電力送達システムを同期する方法を特徴とする。方法は、マスター電力送達システムからマスターパルス電力を生成するステップを含む。方法は、同期パルス信号を生成するステップをさらに含み、同期パルス信号は、マスターパルス電力のパルス周波数に相関する第1の周波数を有する。方法は、スレーブ電力送達システムからスレーブパルス電力を生成するステップをさらに含む。方法は、スレーブパルス電力を同期パルス信号と同期するステップをさらに含む。
いくつかの実施形態では、同期ステップは、同期パルス信号の第1の周波数に基づいて、スレーブパルス電力の第2の周波数を計算するステップを含む。いくつかの実施形態では、計算ステップは、同期信号の立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジの間の期間を測定するステップを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、同期パルス信号の立ち下がりエッジに基づいてスレーブパルス電力の第2の周波数を計算するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、同期パルス信号の立ち上がりエッジに基づいてスレーブパルス電力の第2の周波数を計算するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、マスターパルス電力に対してスレーブパルス電力の位相を遅らせるステップを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、マスター電力送達システムから同期パルス信号を受信するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、外部信号生成器から同期パルス信号を受信するステップを含む。
本発明は、別の側面では、同期電力送達システムのシステムを特徴とする。システムは、マスターパルス電力を生成するように適合されるマスター電力送達システムを含む。システムは、マスター電力送達システムと電気的に連通する外部信号生成器をさらに含む。システムは、外部信号生成器と電気的に連通するスレーブ電力送達システムをさらに含み、スレーブ電力送達システムは、外部信号生成器によって生成される同期信号に相関する周波数を有するスレーブパルス電力を生成する。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点、さらに本発明は、添付の図面(必ずしも正確に縮小されているわけではない)とともに読まれる際に、以下の例示的な記載によってより完全に理解される。
図1は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システムの概略図である。 図2は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システムの概略図である。 図3は、本発明の例示的な実施形態に従う、パルス毎に変化するRF電力信号の図である。 図4は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システムの概略図である。 図5Aは、本発明の例示的な実施形態に従う、マスター/スレーブRF電力送達システムの概略図である。 図5Bは、本発明の例示的な実施形態に従う、図5AのマスターRF電力送達システムへの図5AのスレーブRF電力送達システムの同期の図である。 図6Aは、本発明の例示的な実施形態に従う外部トリガを有するマスター/スレーブRF電力送達システムの概略図である。 図6Bは、本発明の例示的な実施形態に従う、図6AのマスターRF電力送達システムへの図6AのスレーブRF電力送達システムの同期の図である。 図6Cは、本発明の別の例示的な実施形態に従う、図6AのマスターRF電力送達システムへの図6AのスレーブRF電力送達システムの同期の図である。 図7は、本発明の例示的な実施形態に従う、マスター/スレーブRF電力送達システム内の同期パルスの図である。
図1は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システム100の概略図である。システム100は、電圧・電力変換器108に電気的に結合される電圧源104を含む。電圧源104は、電圧・電力変換器108へDC電圧信号106を提供する。いくつかの実施形態では、電圧源104は、バックレギュレータである。バックレギュレータは、未調整の入力電圧を受信し、より低い、調整された出力電圧を生じさせる。
電圧・電力変換器108は、電圧源104からのDC電圧信号106に基づいて、DC電力信号110(例えば、パルス信号または連続波信号)を生成する。電圧・電力変換器108は、電圧・電力変換器108へ提供される同期信号188のプロパティに基づいて、パルスまたは連続波信号を出力する。同期信号188がパルス信号である場合(示されるように)、電圧・電力変換器108によって出力されるDC電力信号110は、同期信号188のパルスと同じ周波数および期間を有するDC電力のパルスである。しかしながら、同期信号188が連続波信号(図示せず)である場合、電圧・電力変換器108によって出力されるDC電力信号110は、連続波DC電力信号である。
電圧・電力変換器108は、電力増幅器112(例えば、RF電力増幅器)に電気的に結合される。電圧・電力変換器108は、電力増幅器112へDC電力信号110を提供する。電力増幅器112は、電圧・電力変換器108から受信したDC電力信号110に基づいてRF電力信号114を出力する。電力増幅器112は、DC電力信号のプロパティと同じプロパティ(例えば、パルスまたは連続波)、または異なるプロパティを有するRF電力信号を出力できる。いくつかの実施形態では、電力増幅器112は、負荷124で望ましい演算子によって選択される(またはプロセスコントローラによって指定される)プロパティを有するRF電力信号114を出力する。
電力増幅器112の動作無線周波数は、手動で(開ループ)または自動で(閉ループ)特定の周波数に調整できる。いずれの場合でも、演算子は、制御システム192または電力増幅器112へ、最小および最大の可能な周波数限界値(例えば、中心周波数13.56MHzの±5%)を提供する。いくつかの実施形態では、最小および最大の周波数限界値は、例えば、電力増幅器112から負荷124への電力伝達を最大限にするために、負荷の特性に基づく。別の実施形態では、システムがパルス動作モードで動作する場合、演算子は、制御システム192へのパルス周波数および負荷サイクルを指定する。パルス周波数および負荷サイクルの所望の値は、さらに、負荷の特性に基づく。いくつかの実施形態では、電力増幅器112は、約400kHzおよび約200MHzの間の周波数で、RF電力信号114を出力する。科学、産業および医療的用途に使用される典型的なRF周波数は、およそ2MHz、13.56MHz、および27MHzである。
電力増幅器112によって出力されたRF電力増幅器信号114は、連続波信号からパルス信号へ同期信号188を移行することにより、連続波モードからパルスモードへ移行できる。電力制御アルゴリズム(以下に記載される式5)内の単一変数(つまり、同期信号188)を調整することによって、例えば、連続波信号からパルス信号へ移行することにより、電力制御アルゴリズムは、送達された電力を、連続波モードからパルスモードへ移行させる。同様に、パルスモード(図示される)から連続波信号へ同期信号188を移行させることにより、電力増幅器112によって出力されたRF電力信号114を、パルスモードから連続波モードへ移行できる。
電力増幅器112は、オプションの整合回路120へRF電力信号114を出力する。一実施形態では、以下の公称の動作レベル、300ボルト(RMS)、12アンプ(RMS)および3.5kWを有する電力増幅器が使用される。整合回路120は、電力増幅器112および負荷124の間のインピーダンスと一致するように、本発明のいくつかの実施形態で使用される。負荷124から電力増幅器内へ再反射されるRF電力を最小限にするために、電力増幅器112および負荷124の間のインピーダンスを一致させることが望ましい。整合回路120は、電力増幅器112から受信されたRF電力信号に応答して、修正されたRF電力信号114を出力する。いくつかの実施形態では、整合回路120において消失した電力の推定値(または測定値)が、システムの較正、さらに、負荷124が所望の電力を受信することを保証するための電力増幅器112の出力の修正のために使用される。
修正されたRF電力信号114’は、負荷124(例えば、半導体ウエハの処理に使用されるプラズマ処理チャンバ)に提供される。いくつかの実施形態では、動作時に、負荷124のプロパティ(例えば、インピーダンス)が変動する。負荷124のプロパティは、例えば、プラズマチャンバ(例えば、気体流速、気体組成、およびチャンバ圧)内のプロセス条件および負荷(例えば、ピークRF電力、RFパルス周波数、RFパルス幅/負荷サイクル)に送達されたRF電力に関連付けられたプロパティの変化に基づいて変動してもよい。
RF電力送達システム100は、さらに、制御システム192を含む。電力増幅器112は、制御システム192の成分と電気的に連通する。制御システム192は、RF電力送達システムの種々の成分(例えば、電圧源104、電圧・電力変換器108および電力増幅器112)の動作を制御するために使用されるフィードバックループ198を提供する。制御システム192は、電圧源104および出力調整モジュール132に電気的に結合されるアナログ補償ネットワーク128を含む。出力調整モジュール132は、電圧源104の出力を制御する電圧源104へ制御信号134(例えば、パルス幅変調された制御信号または負荷サイクル入力)を提供する。
制御システム192は、第1のアナログ・デジタル(A/D)変換器136aをさらに含む。A/D変換器136aは、電圧源104の出力に電気的に結合される。制御システム192は、第2のアナログ・デジタル(A/D)変換器136bをさらに含む。A/D変換器136bは、プローブ116の出力に電気的に結合される。プローブ116は、電力増幅器112によって出力されるRF電力信号114のプロパティ(例えば、RF電力信号のデータ)を測定するために、電力増幅器112に電気的に結合される。本実施形態では、プローブ116は、RF電力信号114の測定値である、電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)を出力する。VrfおよびIrfは以下の形態を有する。
ここで、VはVrf信号の真の成分であり、VはVrf信号の架空の成分であり、IはIrf信号の真の成分であり、IはIrf信号の架空の成分である。
一実施形態では、プローブ116によって出力される電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)は、RF電力信号114が正弦波信号である場合、ともに、正弦波信号である。本発明の異なる実施形態で使用される例示的なプローブ116は、Model VI−Probe−4100およびVI−Probe−350(MKS Instruments,Inc.,Andover,MA)である。
A/D変換器136bは、2つの信号(VrfおよびIrf)をサンプリングし、デジタル信号[デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)]を出力する。
デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)は、電力増幅器112の出力電力であるデジタル信号(Pdet_ON)を生成するように、デジタル信号処理モジュール196に提供される。処理モジュール196は、デジタルミキサ152、CICフィルタモジュール156、スイッチ160、IIRフィルタモジュール164および電力計算モジュール168を含む。デジタルミキサ152は、信号を変動させる時間を、指定された周波数で信号の真のおよび架空の成分に変換する。基本周波数の参照余弦および参照負の正弦波で、測定された信号を乗算することで実現される分解(decomposition)は、DC成分および二重周波数正弦波を生じさせる。余弦を乗算することによって得られるDC成分は、真の成分を表し、負の正弦波の乗算によって得られるDC成分は、架空の成分を表す。二重周波数成分は、CICフィルタによってフィルタにかけられる。
A/D変換器136b(Vrf−digおよびIrf−dig)の出力は、ミキサ152に提供される。ミキサ152は、以下の形式のデジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)の真のおよび架空の部分を生成するように、デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)による数式計算を実行する。
ここで、VR−digはVrfのデジタルバージョンの真の成分であり、VI−digはVrfのデジタルバージョンの架空の成分であり、IR−digはIrfのデジタルバージョンの真の成分であり、II−digはIrfのデジタルバージョンの架空の成分であり、デジタル信号の各成分は2*ωと等しい成分を有し、ここで、ωはA/D変換器のサンプリング周波数である。これらの信号は、次いで、信号の2*ω成分を除くために、CICフィルタモジュール156に提供される。
一実施形態では、CICフィルタモジュール156はローパスフィルタである。一実施形態では、ローパスフィルタの遮断周波数はおよそ25kHzである。CICフィルタモジュール156は、例えば、システムの処理要件に関連付けられる信号周波数(例えば、およそ2MHz、13.56MHzおよび27MHzの科学、産業および医学的用途において用いられる典型的な周波数)をフィルタにかける。
CICフィルタモジュール156の出力は、スイッチ160に提供される。スイッチ160は、同期信号188によって開および閉位置の間で駆動される。スイッチ160は、パルス規模が1である場合には閉であり、スイッチは、パルス規模が0である場合には閉である。スイッチ160の出力は、IIRフィルタモジュール164に提供される。
スイッチ160が閉位置にある場合、DC信号の電流値は、IIRフィルタモジュール164に提供される。スイッチ160が開位置にある場合、DC信号の以前の値は、IIRフィルタモジュール164に提供される。IIRフィルタモジュール164は、典型的には、電力計算モジュール168に提供される信号を平滑化するために使用されるローパスフィルタである。IIRフィルタモジュール164は、典型的には、開および閉位置の間で循環されるスイッチ160のために存在する、雑音/高周波数成分を平滑化する。CICフィルタモジュール156およびIIRフィルタモジュール164は、安定した(実質的にテーブルを含む用語)電力測定(デジタル信号178)を提供するように、フィードバックループ198のデジタル信号処理モジュール196内の信号をフィルタにかける。IIRフィルタモジュール164の出力は、電力計算モジュール168に提供される。電力計算モジュール168は、以下の電力制御アルゴリズムに基づいて電力を計算する。
電力計算モジュール168は、デジタル信号178(Pdet_ON)を出力する。信号178は、送達された電力(負荷124に送達された電力)である。演算子またはプロセッサ(図示せず)は、負荷124に提供されることが望ましいRF電力信号であるRF電力送達システム100へ、電力設定点信号184(Psp)を提供する。いくつかの実施形態では、システムの所望の動作の数学モデルは、電力設定点信号184を作成するように、プロセッサ上で実装される。加算モジュール180cは、以下に基づいて、電力オフセット、電力設定点信号184および電力計算モジュール168(誤差e)の出力の間の差を計算する。
電力設定点信号184および電力計算モジュール168の出力の間の差がゼロである場合、電力増幅器112は、負荷124へ所望のRF電力信号を提供している。差がゼロではない場合、システムは、差を低減するように機能する(誤差e)。
RF電力送達システム100は、加算モジュール180cの出力(つまり、電力設定点信号184および電力計算モジュール168の出力170の間の差)を受信する第1のコントローラモジュール144を含む。コントローラモジュール144は、計算し、それに従ってプロセスを調整できる修正アクションを出力することで、測定されたプロセス変数(つまり、電力計算モジュール168の出力)および所望の設定点(つまり、電力設定点184)の間の誤差を低減するようにする。
一実施形態では、コントローラモジュール144は、比例積分微分(PID)コントローラモジュールである。比例値は、電流誤差へのコントローラ144の反応を決定し、整数値は、最近の誤差の和に基づいてコントローラ144の反応を決定し、微分値は、変化している誤差の速度に基づいてコントローラ144の反応を決定する。これらの3つのアクションの加重和は、以下に基づいて、制御要素により、プロセスを調整するように使用される。
ここで、kは、PID制御アルゴリズムの比例成分のスカラー定数の値であり、kは、PID制御アルゴリズムの積分成分のスカラー定数の値であり、kは、PID制御アルゴリズムの微分成分のスカラー定数の値であり、eは、式6で計算された誤差である。
本発明の本実施形態において、コントローラ144は、最終的に出力調整モジュール132に提供される信号を出力する。出力調整モジュール132は、最終的には、電力増幅器112によって出力された電力を制御する電圧源104の動作を制御する。PIDコントローラアルゴリズム内の3つの定数を調整することで、コントローラは、特定のプロセス要件のために設計された制御アクションを提供することができる。コントローラの応答は、誤差へのコントローラの応答性、コントローラが設定点の限度を超す度合いおよびシステム振動の度合いについて記述することができる。本発明の代替の実施形態では、代替のコントローラタイプ(例えば、状態空間コントローラ、適応コントローラ、ファジー理論コントローラ)を使用できる。
コントローラ144の出力(Vcontrol)は、電圧設定点信号(Vsp)を生じさせるために、加算モジュール180bによって第1のフィードフォワード信号172と組み合わせられる(例えば、加算)。第1のフィードフォワード信号172は、典型的には、システム100の所望の動作の数学モデルを使用して生成される。いくつかの実施形態では、第1のフィードフォワード信号172は、時間(t)の関数として変動する。いくつかの実施形態では、第1のフィードフォワード信号172は、演算子によって生成される。フィードフォワード信号は、典型的には、システム情報およびパラメータに基づいて、所与の設定点へのより高速の収束を確実にするように用いられる。さらに、非線形フィードフォワード信号は、非線形システム内で高速制御を実現するために、線形フィードバック関数(例えば、PID制御)とともに用いられてもよい。
加算モジュール180dは、電圧設定点信号(Vsp)およびA/D変換器136aの出力の間の差を計算する。A/D変換器136aは、電圧源104の出力をサンプリングし、電圧源104出力(Vbuck)のデジタルバージョンを生成する。加算モジュール180dは、以下に基づいて、電圧設定点信号(Vsp)およびVbuckの間の差(誤差eν)を計算する。
電圧設定点信号(Vsp)およびVbuckの間の差がゼロである場合、電力増幅器112は、負荷124へ所望のRF電力信号を提供している。差がゼロではない場合、システムは、差(誤差e)を低減させるように動作する。
RF電力送達システム100は、加算モジュール180d(つまり、電圧設定点信号(Vsp)およびVbuckの間の差)の出力を受信する第2のコントローラモジュール148をさらに含む。コントローラモジュール148は、計算し、それに従ってプロセスを調整できる修正アクションを出力することにより、測定されたプロセス変数(つまり、電圧源104の出力)および所望の設定点(つまり、電圧設定点Vsp)の間の誤差を修正しようとする。
一実施形態では、コントローラモジュール148は、比例積分微分(PID)コントローラモジュールである。比例値は、電流誤差へのコントローラ148の反応を決定し、整数値は、最近の誤差の和に基づいてコントローラ148の反応を決定し、微分値は、誤差が変化している速度に基づいてコントローラ148の反応を決定する。これらの3つのアクションの加重和は、以下に基づいて、制御要素によるプロセスを調整するために使用される。
ここで、kpvは、PID制御アルゴリズムの比例成分の定数値であり、kivは、PID制御アルゴリズムの積分成分の定数値であり、kdvは、PID制御アルゴリズムの微分成分の定数値であり、eは、式8で計算された誤差である。
本発明の本実施形態では、コントローラ148は、最終的に出力調整モジュール132に提供される信号を出力する。出力調整モジュール132は、最終的には、電力増幅器112によって出力された電力を制御する電圧源104の動作を制御する。PIDコントローラアルゴリズム内の3つの定数を調整することにより、コントローラは、特定のプロセス要件に設計される制御アクションを提供することができる。コントローラの応答は、誤差へのコントローラの応答性、コントローラが設定点の限度を超える度合いおよびシステム振動の度合いについて記述できる。本発明の代替の実施形態では、代替のコントローラタイプ(例えば、状態空間コントローラ、適応コントローラ、ファジー理論コントローラ)を使用できる。
コントローラ148の出力は、電流設定点信号(Isp)を生成するために、加算モジュール180aによって第2のフィードフォワード信号176とともに組み合わせられる(例えば、加算)。第2のフィードフォワード信号176は、典型的には、システム100の所望の動作の数学モデルを用いて生成される。いくつかの実施形態では、第2のフィードフォワード信号176は、時間(t)の関数として変動する。いくつかの実施形態では、第2のフィードフォワード信号176は、演算子によって生成される。
電流設定点信号(Isp)は、電流設定点信号(Isp)のアナログ信号バージョンを生成するデジタル・アナログ変換器140に提供される。電流設定点信号(Isp)のアナログ信号バージョンは、アナログ回路補償ネットワーク128に提供される。アナログ回路補償ネットワーク128は、さらに、電圧源104からの測定された電流である信号(Imeas)を受信する。本実施形態では、アナログ回路補償ネットワーク128は、システム内の位相マージンを増加させ、出力調整モジュール132へ信号を提供するリードラグ補償ネットワークである。本明細書において上述したように、出力調整モジュール132は、電圧源104の出力を制御する電圧源104へ制御信号(例えば、パルス幅変調された制御信号)を提供する。
図2は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システム200の概略図である。システム200は、電圧・電力変換器208に電気的に結合される電圧源204を含む。電圧源204は、電圧・電力変換器208へDC電圧信号207を提供する。いくつかの実施形態では、電圧源204は、バックレギュレータである。バックレギュレータは、未調整の入力電圧を受信し、より低い調整された出力電圧を生成する。電圧・電力変換器208は、電圧源204からのDC電圧信号207に基づいて、DC電力信号211(例えば、パルス信号または連続波信号)を生成する。電圧・電力変換器208は、電圧・電力変換器208に提供される同期信号288のプロパティに基づいてパルスまたは連続波信号を出力する。同期信号288が、パルス信号である(示されるように)場合、電圧・電力変換器208によって出力されるDC電力信号211は、同期信号288のパルスと同じ周波数および期間を有するDC電力のパルスである。しかしながら、同期信号288が連続波信号(図示せず)である場合、電圧・電力変換器208によって出力されるDC電力信号211は、連続波DC電力信号である。
電圧・電力変換器208は、電力増幅器212(例えば、RF電力増幅器)に電気的に結合される。電圧・電力変換器208は、電力増幅器212へDC電力信号211を提供する。電力増幅器212は、電圧・電力変換器208から受信されたDC電力信号211に基づいてRF電力信号213を出力する。電力増幅器212は、DC電力信号のプロパティと同じプロパティ(例えば、パルスまたは連続波)または異なるプロパティを有するRF電力信号213を出力できる。いくつかの実施形態では、電力増幅器212は、負荷224に望ましい演算子によって選択された(またはプロセスコントローラによって指定された)RF電力信号213を出力する。いくつかの実施形態では、電力増幅器212は、約400kHzおよび約200MHzの間の周波数RF電力信号を出力する。科学的、産業的および医学的用途において用いられる典型的なRF周波数は、およそ2MHz、13.56MHz、および27MHzである。
電力増幅器212によって出力されるRF電力増幅器信号213は、連続波信号からパルス信号への同期信号288の移行によって、連続波モードからパルスモードへ移行することができる。例えば、電力制御アルゴリズム(以下に記載される式13)の単一変数(つまり、同期信号288)の調整による、連続波信号からパルス信号への移行により、電力制御アルゴリズムは、連続波モードからパルスモードへ、送達された電力を遷移させる。同様に、電力増幅器212によって出力されるRF電力信号213は、パルスモード(示される)から連続波信号へ同期信号288を遷移させることにより、パルスモードから連続波モードへ遷移することができる。
電力増幅器212は、オプションの整合回路220へRF電力信号213を出力する。整合回路220は、本発明のいくつかの実施形態において、電力増幅器212および負荷224の間のインピーダンスと一致するように使用される。負荷224から電力増幅器へ再反射されるRF電力を最小限にするように、電力増幅器212および負荷224の間のインピーダンスを一致させることが望ましい。整合回路220は、電力増幅器212から受信されたRF電力信号213に応答して、修正されたRF電力信号213’を出力する。
修正されたRF電力信号113’は、負荷224(例えば、半導体ウエハの加工に使用されるプラズマ処理チャンバ)に提供される。いくつかの実施形態では、負荷224のプロパティ(例えば、インピーダンス)は、動作中に変動する。負荷224のプロパティは、例えば、プラズマチャンバのプロセス条件(例えば、気体流速、気体組成、およびチャンバ圧)および負荷に送達されたRF電力に関連付けられたプロパティ(例えば、ピークRF電力、RFパルス周波数、RFパルス幅/負荷サイクル)における変化に基づいて変動してもよい。
RF電力送達システム200は、さらに、制御システム292を含む。電力増幅器212は、制御システム292と電気的に連通している。制御システム292は、RF電力送達システム200の種々の成分(例えば、電圧源204、電圧・電力変換器208および電力増幅器212)の動作を制御するように使用されるフィードバックループ298を提供する。制御システム292は、電圧源204および出力調整モジュール232に電気的に結合されるアナログ補償ネットワーク228を含む。出力調整モジュール232は、電圧源204の出力を制御する電圧源204へ制御信号(例えば、パルス幅変調された制御信号または負荷サイクル入力)を提供する。
制御システム292は、第1のアナログ・デジタル(A/D)変換器236aをさらに含む。A/D変換器236aは、電圧源204の出力に電気的に結合される。制御システム292は、第2のアナログ・デジタル(A/D)変換器236bをさらに含む。A/D変換器236bは、プローブ216の出力に電気的に結合される。プローブ216は、電力増幅器212によって出力されるRF電力信号のプロパティ(例えば、RF電力信号のデータ)を測定するために、電力増幅器212に電気的に結合される。本実施形態では、プローブ216は、RF電力信号213の測定値である、RF電力信号の電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)を出力する。おVrfおよびIrfは以下の形態を有する。
ここで、Vは、Vrf信号の真の成分であり、Vは、Vrf信号の架空の成分であり、Iは、Irf信号の真の成分であり、Iは、Irf信号の架空の成分である。
一実施形態では、プローブ216によって出力される電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)は、ともに、正弦波信号である。本発明の異なる実施形態で使用される例示的なプローブ216は、Model VI−Probe−4100およびVI−Probe−350(MKS Instruments、Inc.,Andover,MA)である。A/D変換器236bは、2つの信号(VrfおよびIrf)をサンプリングし、デジタル信号[デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)]を出力する。
デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)は、電力増幅器212の出力電力であるデジタル信号(Pdel)を生成するために、デジタル信号処理モジュール296に提供される。処理モジュール296は、デジタルミキサ252、CICフィルタモジュール256、および電力計算モジュール268を含む。A/D変換器236b(Vrf−digおよびIrf−dig)の出力は、ミキサ252に提供される。ミキサ252は、以下の形態のデジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)の真のおよび架空の部分を生成するために、デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)によって数式計算を実行する。
ここで、VR−digは、Vrfのデジタルバージョンの真の成分であり、VI−digは、Vrfのデジタルバージョンの架空の成分であり、IR−digは、Irfのデジタルバージョンの真の成分であり、II−digは、Irfのデジタルバージョンの架空の成分であり、デジタル信号の各成分は、2*ωと等しい成分を有し、ここで、ωは、A/D変換器のサンプリング周波数である。これらの信号は、次いで、信号の2*ω成分を除くために、CICフィルタモジュール256に提供される。CICフィルタモジュール256によって出力されたDC信号は、電力計算モジュール268に提供される。電力計算モジュールは、以下の電力制御アルゴリズムに基づいて電力を計算する。
計算モジュール268は、デジタル信号278(Pdel)を出力する。信号278は、送達された電力(つまり、負荷224に送達された電力)である。演算子またはプロセッサ(図示せず)は、負荷224に提供されることが望ましいRF電力信号であるRF電力送達システム200へ、電力設定点信号284(Psp)を提供する。いくつかの実施形態では、システムの所望の動作の数学モデルは、電力設定点信号284を生成するために、プロセッサ上に実装される。
図3は、図2のデジタル信号278(Pdel)であるデジタル信号302のプロット300の図である。図3を参照すると、デジタル信号278は、図2に記載される本発明の例示的な実施形態に従い、電力送達を制御するための方法を適用する結果として、パルス毎に変動する。プロット300のY軸は、電力増幅器212によって出力されるRF電力信号213のデジタル図である。プロットのX軸は時間である。本実施形態では、プロット300は、電力増幅器212によって出力される電力[304a、304bおよび304c(概して304)]の3つのパルスを図示する。各パルス304は、定数値Psp(電力設定点)を有することが望ましい。しかしながら、実際に、パルス304は、理想的なパルスではないため、所望のパルスおよび電力増幅器212によって出力される電力の実際のパルスの間には誤差がある。
システム200は、所望のパルスおよび電力増幅器212によって出力される電力の実際のパルスの間の誤差を修正する。各パルス304の誤差は、第1の誤差成分eおよび第2の誤差成分eによって特徴付けられる。誤差成分eは、電力設定点(Psp)および送達された電力Pdelの実質的に安定した(定常状態)部分の間の誤差である。誤差成分eの計算に用いられるPdelの値は、パルスの最後における電力である。誤差e(n)は、n番目のパルスの第1の誤差成分であり、図2の電力オフセット誤差(e)と称される。誤差成分eは、パルス(Pdel_ピーク)について送達されたピーク電力および送達された電力Pdelの実質的に安定した(定常状態)部分の間の誤差である。誤差e(n)は、n番目のパルスの第2の誤差成分であり、図2のパルスではパルス波形誤差(e)と称される。動作時において、電力送達システム200は、第1のパルス(例えば、パルス304a)から以降の第2のパルス(例えば、パルス304b)へ、誤差eおよびeを低減する。同様に、電力送達システム200は、パルスの各連続セットの間の誤差eおよびeを低減する(例えば、第1のパルス304bから第2のパルス304cへ)。
同期信号288の第1のパルスは、電圧・電力変換器208に提供される。電圧・電力変換器208は、電力増幅器212へDC電力パルス(DC電力信号211)を提供する。電力増幅器212は、整合回路220へ電力(RF電力信号213)の第1のパルスを出力する。プローブ216は、電力(RF電力信号213)のパルスを測定し、本明細書に以前に記載されるように、A/D変換器236bへ、RF電力信号の電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)を出力する。電力計算モジュール268は、本明細書に上述されるように、A/D変換器236bの出力を受信し、デジタル信号(Pdel)を出力する。
電力オフセット誤差(e)は、電力オフセット適応制御ループモジュール214に提供される。電力設定点Pspは、さらに、モジュール214に提供される。モジュール214は、以下の適応アルゴリズムに基づいて電力オフセット信号(Poffset)を計算する。
ここで、koffsetは、所望のパルス電力を実現するために演算子によって選択されたスカラー定数である。加算モジュール280cは、Poffsetを負荷サイクルモジュール210の出力と加算し、この和からPdelを減算する。加算モジュール280cの出力(誤差e)は、以下に基づいて決定される。
ここで、Dは、負荷サイクルモジュール210によって設定される負荷サイクルである。加算モジュール280cの出力は、コントローラ244に提供される。
コントローラ244は、測定されたプロセス変数(つまり、電力計算モジュール268の出力Pdel)および電力設定点(Psp)の和の間の誤差を低減しようとし、電力オフセット適合制御モジュール214を出力する。
一実施形態では、コントローラモジュール244は、比例積分微分(PID)コントローラモジュールである。比例値は、電流誤差に対するコントローラ244の反応を決定し、整数値は、最近の誤差の和に基づいてコントローラ244の反応を決定し、微分値は、誤差が変化している速度に基づいてコントローラ244の反応を決定する。これらの3つのアクションの加重和は、以下に基づき、制御要素によってプロセスを調整するように用いられる。
ここで、kは、PID制御アルゴリズムの比例成分のスカラー定数の値であり、kは、PID制御アルゴリズムの積分成分のスカラー定数の値であり、kは、PID制御アルゴリズムの微分成分のスカラー定数の値であり、eは、式15で計算された誤差である。
本発明の本実施形態では、コントローラ244は、最終的に出力調整モジュール232に提供される信号を出力する。出力調整モジュール232は、最終的には、電力増幅器212によって出力される電力を制御する電圧源204の動作を制御する。PIDコントローラアルゴリズム内の3つの定数を調整することで、コントローラは、特定のプロセス要件のために設計された制御アクションを提供することができる。コントローラの応答は、誤差へのコントローラの応答性、コントローラが設定点の限界を超える度合いおよびシステム振動の度合いに関して記述することができる。本発明の代替の実施形態では、代替のコントローラタイプ(例えば、状態空間コントローラ、適応コントローラ、ファジー理論コントローラ)を使用できる。
コントローラ244の出力(Vcontrol)は、電圧設定点信号(Vsp)を生成するために、加算モジュール280bによって、第1のフィードフォワード信号272と組み合わせられる(例えば、加算)。第1のフィードフォワード信号272は、典型的には、システム200の所望の動作の数学モデルを使用して、生成される。いくつかの実施形態では、第1のフィードフォワード信号272は、時間(t)の関数として変動する。いくつかの実施形態では、第1のフィードフォワード信号272は、演算子によって生成される。
加算モジュール280dは、電圧設定点信号(Vsp)およびA/D変換器236aの出力の間の差を計算する。A/D変換器236aは、電圧源204の出力をサンプリングし、電圧源204の出力(Vbuck)のデジタルバージョンを生成する。加算モジュール280dは、以下に基づいて、電圧設定点信号(Vsp)およびVbuckの間の差を計算する。
電圧設定点信号(Vsp)およびVbuckの間の差(誤差e)がゼロである場合、電力増幅器212は、負荷224へ所望のRF電力信号を提供している。
RF電力送達システム200は、さらに、加算モジュール180d(つまり、電圧設定点信号(Vsp)およびVbuck)の間の差)の出力を受信する第2のコントローラモジュール248を含む。コントローラモジュール248は、計算し、プロセスをそれに従って調整可能な修正アクションを出力することにより、測定されたプロセス変数(つまり、電圧源204の出力)および所望の設定点(つまり、電圧設定点Vsp)の間の誤差を修正しようとする。
一実施形態では、コントローラモジュール248は、比例積分微分(PID)コントローラモジュールである。比例値は、電流誤差へのコントローラ248の反応を決定し、整数値は、最近の誤差の和に基づいてコントローラ248の反応を決定し、微分値は、誤差が変化している速度に基づいてコントローラ248の反応を決定する。これらの3つのアクションの加重和は、以下に基づいて、制御要素によってプロセスを調整するように用いられる。
ここで、kpvは、PID制御アルゴリズムの比例成分の定数値であり、kivは、PID制御アルゴリズムの積分成分の定数値であり、kdvは、PID制御アルゴリズムの微分成分の定数値であり、eは、式17で決定された誤差である。
本発明の本実施形態では、コントローラ248は、最終的に出力調整モジュール232に提供される信号を出力する。出力調整モジュール232は、最終的には電力増幅器212によって出力された電力を制御する電圧源204の動作を制御する。PIDコントローラアルゴリズム内の3つの定数を調整することにより、コントローラは、特定のプロセス要件のために設計された制御アクションを提供することができる。コントローラの応答は、誤差へのコントローラの応答性、コントローラが設定点の限界を超える度合いおよびシステム振動の度合いにおいて記述できる。本発明の代替の実施形態では、代替のコントローラタイプ(例えば、状態空間コントローラ、適応コントローラ、ファジー理論コントローラ)を使用できる。
コントローラ248の出力は、電流設定点信号(Isp)を生成するために、加算モジュール280aによって第2のフィードフォワード信号276と組み合わせられる(例えば、加算)。第2のフィードフォワード信号276は、典型的には、システム200の所望の動作の数学モデルを使用して生成される。いくつかの実施形態では、第2のフィードフォワード信号276は、時間(t)の関数として変動する。いくつかの実施形態では、第2のフィードフォワード信号276が演算子によって生成される。
電流設定点信号(Isp)は、電流設定点信号(Isp)のアナログ信号バージョンを生成するデジタル・アナログ変換器240に提供される。電流設定点信号(Isp)のアナログ信号バージョンは、アナログ回路補償ネットワーク228に提供される。アナログ回路補償ネットワーク228は、さらに、電圧源204から測定された電流である信号(Imeas)を受信する。本実施形態では、アナログ回路補償ネットワーク228は、システム内の位相マージンを増加させるリードラグ補償ネットワークであり、出力調整モジュール232へ信号を提供する。本明細書において以前に記載されるように、出力調整モジュール232は、電圧源204の出力を制御する電圧源204へ制御信号(例えば、パルス幅変調された制御信号)を提供する。
しかしながら、バック遅延適応制御ループモジュール218は、さらに、電圧源204によって出力されるDC電圧信号207に影響する。バック遅延適応制御ループモジュール218は、以下(図2および3を参照)に基づいて加算モジュール280eを用いて決定される誤差eを補償する。
誤差信号(パルス波形誤差e)は、バック遅延適応制御ループモジュール218に提供される。同期信号288は、さらに、バック遅延適応制御ループモジュール218に提供される。制御ループモジュール218は、時間遅延(τbuck_dlye)を補償するように、以下を適用する。
ここで、τbuck_dlyeは、電圧源204へのDC電力の印加および電力増幅器212による所望の規模のRF電力の送達の間の時間であり、kdlyは、演算子によって所望の電力を実現するために選択されるスカラー定数である。
図4は、本発明の例示的な実施形態に従う、RF電力送達システム400の概略図である。システム400は、電圧・電力変換器408に電気的に結合される電圧源404を含む。電圧源404は、電圧・電力変換器408へ電圧(例えば、DC電圧)を提供する。いくつかの実施形態では、電圧源404は、バックレギュレータである。電圧・電力変換器408は、電圧源404からの電圧に基づいてDC電力信号(例えば、パルス信号または連続波信号)を生成する。
電圧・電力変換器408は、電力増幅器412(例えば、RF電力増幅器)に電気的に結合される。電圧・電力変換器408は、電力増幅器412へDC電力信号を提供する。電力増幅器412は、電圧・電力変換器408から受信されたDC電力信号に基づいてRF電力信号414を出力する。電力増幅器412は、DC電力信号のプロパティと同じプロパティ(例えば、パルスまたは連続波)または異なるプロパティを有するRF電力信号414を出力できる。いくつかの実施形態では、電力増幅器412は、負荷424で望ましい演算子(またはプロセスコントローラによって指定された)によって選択されるRF電力信号414を出力する。いくつかの実施形態では、電力増幅器412は、約400kHzおよび約200MHzの間の周波数でRF電力信号を出力する。科学的、産業的および医学的用途で使用される典型的なRF周波数は、およそ2MHz、13.56MHz、および27MHzである。
電力増幅器412は、オプションの整合回路420へRF電力信号を出力する。整合回路420は、本発明のいくつかの実施形態では、電力増幅器412および負荷424の間のインピーダンスを一致させるように使用される。負荷424から電力増幅器へ再反射されるRF電力を最小限にするために、電力増幅器412および負荷424の間のインピーダンスを一致させることが望ましい。整合回路420は、電力増幅器412から受信されたRF電力信号に応答して修正されたRF電力信号を出力する。
修正されたRF電力信号は、負荷424(例えば、半導体ウエハの加工に使用されるプラズマ処理チャンバ)に提供される。いくつかの実施形態では、負荷424のプロパティ(例えば、インピーダンス)は、動作中に変動する。負荷424のプロパティは、例えば、プラズマチャンバのプロセス条件(例えば、気体流速、気体組成、およびチャンバ圧)および負荷に送達されたRF電力に関連付けられたプロパティ(例えば、ピークRF電力、RFパルス周波数、RFパルス幅/負荷サイクル)の変化に基づいて変動してもよい。
RF電力送達システム400は、制御システム492をさらに含む。制御システム492は、電圧源404および出力調整モジュール432に電気的に結合されるアナログ補償ネットワーク428を含む。出力調整モジュール432は、電圧源404の出力を制御する電圧源404へ、制御信号(例えば、パルス幅変調された制御信号)を提供する。
制御システム492は、さらに、アナログ・デジタル(A/D)変換器436を含む。A/D変換器436は、プローブ416出力に電気的に結合される。プローブ416は、電力増幅器によって出力されたRF電力信号のプロパティ(例えば、RF電力信号のデータ)を測定するために、電力増幅器412に電気的に結合される。本実施形態では、プローブ416は、RF電力信号414の測定値である、電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)を出力する。
rfおよびIrfは、以下の形態を有する。
ここで、Vは、Vrf信号の真の成分であり、Vは、Vrf信号の架空の成分であり、Iは、Irf信号の真の成分であり、Iは、Irf信号の架空の成分である。
一実施形態では、プローブ416によって出力される電圧信号(Vrf)および電流信号(Irf)は、ともに正弦波信号である。本発明の異なる実施形態で使用される例示的なプローブ416は、Model VI−Probe−4100およびVI−Probe−350(MKS Instruments、Inc.,Andover,MA)である。A/D変換器436は、2つの信号(VrfおよびIrf)をサンプリングし、デジタル信号[デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)]を出力する。デジタル電圧信号(Vrf−dig)およびデジタル電流信号(Irf−dig)は、電力増幅器412の出力電力であるデジタル信号(Pdel)を生成するために、デジタル信号処理モジュール496に提供される。
演算子またはプロセッサ(図示せず)は、負荷424に提供されることが望ましいRF電力信号であるRF電力送達システム400へ、電力設定点信号484(Psp)を提供する。いくつかの実施形態では、システムの所望の動作の数学モデルは、電力設定点信号484を生成するために、プロセッサ上に実装される。
RF電力送達システム400は、Pdel信号(処理モジュール496から)およびPsp信号(484)を受信する第1のコントローラモジュール450をさらに含む。コントローラモジュール450は、計算し、プロセスをそれに従って調整可能な修正アクションを出力することで、測定されたプロセス変数(つまり、処理モジュール496の出力)および所望の設定点(P_sp484)の間の誤差を修正するようにする。コントローラモジュール450は、D/A変換器440へDC電流の参照信号を出力する。D/A変換器は、アナログ補償ネットワーク428へアナログDC電流の参照信号(Iref)を出力する。電圧源404は、電圧源404内のDC電流(Ioc)であるアナログ補償ネットワーク428へ信号を提供する。アナログ補償ネットワーク428は、DC電流(Ioc)およびDC電流参照信号(Iref)に基づいて、出力調整モジュール432へ負荷サイクル信号Vdutyを出力する。出力調整モジュール432は、電圧源404へPWM信号を出力する。
一実施形態では、コントローラモジュール450は、例えば図1および2について本明細書において上述されたのと同様に、比例積分微分(PID)コントローラモジュールである。比例値は、電流誤差へのコントローラ450の反応を決定し、積分値は、最近の誤差の和に基づいてコントローラ450の反応を決定し、微分値は、誤差が変化している速度に基づいてコントローラ450の反応を決定する。これらの3つのアクションの加重和は、制御要素によってプロセスを調整するように使用される。出力調整モジュール432は、最終的には、電力増幅器412によって出力される電力を制御する、電圧源404の動作を制御する。PIDコントローラアルゴリズム内の3つの定数を調整することにより、コントローラは、特定のプロセス要件について設計される制御アクションを提供することができる。コントローラの応答は、誤差へのコントローラの応答性、コントローラが設定点の限度を超える度合いおよびシステム振動の度合いに関して、記述できる。本発明の代替の実施形態では、代替のコントローラタイプ(例えば、状態空間コントローラ、適応コントローラ、ファジー理論コントローラ)を使用できる。
図5Aは、本発明の例示的な実施形態に従う、マスタースレーブRF電力送達システム500の概略図である。システム500は、負荷508に提供されるRF電力を生成するマスター電力送達システム504(例えば、それぞれ図1および2のRF電力送達システム100または200)を含む。システム500は、それぞれ、マスター電力送達システム504に結合される、複数(m)のスレーブ電力送達システム(それぞれ、例えば図1および2の複数のRF電力送達システム100または200)をさらに含む。
図5Aは、負荷516に提供されるRF電力信号を生成する第1のスレーブ電源512を示す。図5Aは、負荷524へRF電力を提供する電力送達システム#m(520)をさらに示す。図5Bは、マスター電力送達システム504への電力送達システム#m(520)の同期の図である。マスター電力送達システム504は、(m)電力送達システムのそれぞれに提供される同期パルス信号528(図5Aを参照)を生成する。同期パルス信号528(例えば、図1の同期信号188および図2の同期信号288)は、負荷508へマスター電力送達システム504によって出力されるパルス電力の周波数(fpulse)に相関する。システム500は、時間遅延φsp(m)を同期パルス信号528へ適用し、スレーブ電力送達システム520によって生成されるスレーブパルス電力532を生成するために、スレーブ電力送達システム520をトリガすることにより、スレーブパルス電力532を同期パルス信号528と同期させる。各スレーブ電力送達システムの位相シフトは、演算子によって個々に設定/プログラムされる。いくつかの実施形態では、位相シフトは、各スレーブ電力送達システムで同じである。指数mは、マスターRF生成器504に接続されるRF生成器スレーブ電力送達システムの数を示す。パルス負荷サイクル(dc(m))は、演算子によって設定され、多くの場合、システムの負荷および所望の動作条件に基づいて決定される。
図6Aは、本発明の例示的な実施形態に従う、マスター/スレーブRF電力送達システム600の概略図である。システム600は、負荷608に提供されるRF電力を生成するマスター電力送達システム604(例えば、それぞれ図1および2のRF電力送達システム100または200)を含む。システム600は、それぞれ、マスター電力送達システム604に連結される、複数(m)のスレーブ電力送達システム(例えば、それぞれ図1および2の複数のRF電力送達システム100または200)をさらに含む。
図6Aは、負荷616に提供されるRF電力信号を生成する第1のスレーブ電源612を示す。図6Aは、さらに、負荷624にRF電力を提供する電力送達システム#m(620)を示す。図6Bは、マスター電力送達システム604への電力送達システム#m(620)の同期の図である。外部同期トリガ(例えば、パルストレイン)信号628は、例えば、マスター電力送達システムと電気的に連通している外部信号生成器により、マスター電力送達システム604に提供される。外部同期トリガ信号628は、(m)電力送達システムのそれぞれに提供される。マスター電力送達システム604は、RF電力信号を生成し、RF電力信号を、外部同期トリガ信号628に基づいて負荷608へ送達する。(m)スレーブ電力送達システムのそれぞれは、RF電力信号を生成し、外部同期トリガ信号628に基づいてそれぞれの負荷にRF電力信号を送達する。システム600は、時間遅延φsp(m)を同期パルス信号628に適用し、スレーブ電力送達システム620によって生成されるスレーブパルス電力632を生成するようにスレーブ電力送達システム620をトリガすることで、スレーブパルス電力632を同期パルス信号628と同期させる。指数mは、マスターRF生成器604に接続されるRF生成器スレーブ電力送達システムの数を示す。パルス負荷サイクル(dc(m))は、演算子によって設定され、多くの場合、システムの負荷および所望の動作条件に基づいて決定される。
図6Cは、電力送達システム#m(620)のマスター電力送達システム604への同期のための代替の方法の図である。代替の方法は、それらのそれぞれの負荷へRF電力を出力させるように、電力送達システムをトリガするように使用される単一トリガ信号を含む。外部同期トリガ信号628は、例えば、外部トリガ源によって、マスター電力送達システム604に提供される。外部同期トリガ信号628は、(m)電力送達システムのそれぞれに提供される。マスター電力送達システム604は、RF電力信号を生成し、外部同期トリガ信号628に基づいて負荷608にRF電力信号を送達する。各(m)スレーブ電力送達システムはRF電力信号を生成し、外部同期トリガ信号628に基づいて各負荷へRF電力信号を送達する。システム600は、同期パルス信号628へ時間遅延φsp(m)を適用し、スレーブ電力送達システム620によって生成されるスレーブパルス電力632を生成させるように、スレーブ電力送達システム620をトリガすることで、スレーブパルス電力632を同期パルス信号628に同期させる。
図7は、本発明の例示的な実施形態に従う、マスター/スレーブRF電力送達システム内の同期パルスの図である。本実施形態では、信号704は、マスター電力送達システム(例えば、図5AのRF電力送達システム504)によって生成されるRF電力信号である。RF電力システムは、RF電力信号704に基づいて同期信号708を生成する。本実施形態では、同期信号708は、RF電力送達信号704の逆である。同期信号708は、第1および第2のスレーブ電力送達システムに送達される。第1のスレーブ電力送達システムは、時間遅延(slave_dly)および第1のスレーブ電力送達システムに特定の負荷サイクルを有するRF電力信号712を生成する。第2のスレーブ電力送達システムは、時間遅延(slave_dly)および第2のスレーブ電力送達システムに特定の負荷サイクルを有するRF電力信号716を生成する。あるスレーブ電力送達システムのための時間遅延および負荷サイクルは、他のスレーブ電力送達システムの時間遅延および負荷サイクルと同じにすることができるが、これは必須ではない。
いくつかの実施形態では、同期信号に対するスレーブ電力送達システムの同期は、同期信号の周波数に基づいてスレーブ電力送達システムの第2の周波数を計算することを含む。いくつかの実施形態では、第2の周波数の計算は、同期信号の立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジの間の期間を測定することを含む。
本明細書に記載される本発明の実施形態は、変数負荷インピーダンスを有するプラズマ負荷へ電力を提供する上で有用である。本発明の実施形態は、プラズマ不安定の開始またはプラズマの脱落(つまり、プラズマ点火の損失)なしに、例えば、プラズマ気体種の迅速な変化、プラズマ気体圧および/または流速の迅速な変化、およびプラズマ処理中の送達された電力レベルの迅速な変化を含む広範囲のプラズマ条件においてプラズマを安定化させることができる。
本発明の種々の実施形態を用いて実現されるプラズマ処理機能は、より高速のプラズマプロセス遷移を可能にするため、商業的プラズマ処理の用途において有用である。より高速のプラズマプロセス遷移により、プロセスのスループット(したがって、より低いコスト)の増加が生じる。プラズマ処理機能は、さらに、プラズマプロセス制御(例えば、経時的な、特定の加工品におけるまたは加工品の間のプロセスプロパティの再現性)を向上させることにより、プラズマの用途の製造量(manufacturing yield)およびプロセス機能に利益となる。
本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、上記のように、半導体製造、太陽電池製造、または他のプラズマエッチング産業的用途における膜または基板のプラズマエッチングまたは反応性イオンエッチング(RIE)、半導体製造、太陽電池製造、または他のPECVD産業的用途の膜のプラズマ助長化学期相堆積(PECVD)、半導体製造、太陽電池製造、または他のiPVD産業的用途における膜のイオン化物理的気相堆積(iPVD)、および半導体製造、太陽電池製造、または他のALD産業的用途の膜の原子層堆積(ALD)を含む、種々の産業的および商業的用途における向上したプロセススループット(例えば、加工品毎のより低いコスト)および向上したプロセス制御(例えば、より高い生産量(yield))を提供する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される技術は、ユーザに、高周波数でRF電力をパルスするための機能を提供し、源およびバイアスRF電力パルス(例えば、相対的パルスタイミングおよび負荷サイクルの柔軟な設定)の柔軟な同期を提供する。本明細書に記載される技術および提供されたプラズマ処理機能は、プラズマ加工チャンバ内部に物理的修正を加えずに、純粋にCW RF電力で利用可能であるよりもより柔軟なプラズマプロセスの最適化を可能にする、例えば、いくつかの重要なプラズマパラメータ(電子密度および温度、イオン密度および温度、正のおよび負のイオン分留(fraction)等を含む)の連続する、独立した変形を可能にする。
本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、さらに、拡張された圧力/電力動作体制(純粋なCW RF動作では利用不可能)、より低い平均RF電力によるより高速のエッチングおよび堆積速度、低減された熱流束および加工品の装入、および重要なプラズマ化学成分の独立した調整を可能にする。
本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、プラズマ処理のスループットを低下させずに、基板(加工品)上のデバイスに対する電子衝撃、電荷、および損傷(「ノッチング」、「マイクロトレンチング」、または「エッチングピット」等)の低減を可能にする、ほぼ変化していない平均プラズマ密度による、より低い電子温度を提供する。
本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、さらに、オフパルス期間において構造の垂直側壁および底部へポリマーをブロックする接着を向上させ、オンパルス期間中に基板に衝突するイオンのエネルギーおよび数の独立した制御を可能にすることで、向上したエッチング選択性(ターゲット膜およびエッチングマスク、ターゲット膜の下のサブレイヤ、または加工で暴露される他の材料の間のエッチング速度の差)および異方性(高縦横比率構造における垂直側壁角度の制御)を提供する。これは、オンパルス期間中におけるイオンによる横方向エッチング速度を低減し、加工品上の異なる材料の間のエッチング選択性を向上させて、ゲートエッチング、トレンチエッチング、および金属エッチングプラズマプロセス等の種々の用途における向上したエッチング制御を提供する。
本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、さらに、電子エネルギー&温度、平均イオンエネルギー、イオンエネルギー分散(IED)、全イオン流出、および基板への低減された熱流束の独立した制御によるPECVDおよびイオン化PVD(iPVD)プロセスにおけるより高い薄膜堆積速度および向上した膜材料プロパティを提供する。
加工品サイズ(例えば、半導体製造のウエハ直径、太陽電池製造におけるパネル面積)が拡大してきており、エッチング速度の加工品およびプラズマプロセスの堆積速度における望ましい均一性を実現または維持することは、より困難になってきている。さらに、基板に対するエッチング速度、エッチング選択性、異方性、付帯的電子電荷/損傷(「ノッチング」および「マイクロトレンチング」等)、および熱流速を、同時に最適化することはより困難になってきている。特に、加工品における適正な側面割合制御は、特に高縦横比構造において、実現することがますます困難になってきている。RFパルス、RF源およびRFバイアス生成器の特に柔軟な同期化されたパルスは、これらの矛盾するプラズマプロセス要件の独立した同時の最適化を可能にすることが公知である。例えば、同期化された源バイアスパルスは、エッチングプロセス、ノッチング/マイクロトレンチング損傷およびARDE(側面割合依存エッチング)における2つの重要な問題を排除することが公知である。さらに、高周波数パルスでは、連続RF処理に対して、1200C未満に基板加工温度を下げながら、非常に広い面積の基板(ガラスパネル)のエッチング速度を二倍にできることが報告されている。
したがって、ユーザに、高周波数でRF電力のパルスを発生できる機能を提供し、源およびバイアスRF電力パルスの柔軟な同期を提供することが望ましい。本明細書に記載される技術は、こうした向上したプラズマ処理制御を提供し、例えば、半導体製造、太陽電池製造、または他のプラズマエッチングの産業的用途における膜または基板のプラズマエッチングまたは反応性イオンエッチング(RIE)、半導体製造、太陽電池製造、または他のPECVD産業的用途における膜のプラズマ助長化学蒸着堆積(PECVD)、半導体製造、太陽電池製造、または他のiPVD産業的用途における膜のイオン化物理的蒸着堆積(iPVD)、および半導体製造、太陽電池製造、または他のALD産業的用途における膜の原子層堆積(ALD)を含む、種々の産業的および商業的用途において有用である。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載される技術は、二重周波数RFバイアス電力(つまり、異なる周波数を有する2つの異なるRF生成器からの調整可能な量の電力)を、プラズマ加工中の加工品に印加する機能を提供する。本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、プラズマにおけるイオンエネルギー分散(IED)の平均的エネルギーおよびIEDの幅(2つの周波数のそれぞれから印加される出力比の調整により)の柔軟で独立した調整(2つのバイアス周波数の合計の組み合わせられた電力の制御による)を可能にする。この技術は、源RF電力&周波数、およびプロセス気体圧&流れ設定によって制御される、プラズマ密度とは無関係の、これらの2つの重要なパラメータの二次元の制御を可能にする。本明細書に記載される技術および提供されるプラズマ処理機能は、さらに、ポリマー堆積、エッチング速度&選択性、エッチングプロファイルの向上した制御、および平均イオンエネルギーおよびイオンエネルギー分散幅の柔軟な調整によるエッチングCD制御を提供する。
平均イオンエネルギーおよびIEDの幅を独立して制御する機能は、例えば、以下の産業的および商業的用途、つまり、半導体製造、太陽電池製造、または他のプラズマエッチング産業的用途における膜または基板のプラズマエッチングまたは反応性イオンエッチング(RIE)、半導体製造、太陽電池製造、または他のPECVD産業的用途における膜のプラズマ助長化学気相堆積(PECVD)、半導体製造、太陽電池製造、または他のiPVD産業的用途における膜のイオン化物理的気相堆積(iPVD)、および半導体製造、太陽電池製造、または他のALD産業的用途における膜の原子層堆積(ALD)において、向上したプラズマ処理制御を提供する。
本明細書に記載される内容の変形、修正、および他の実施が、請求項に記載されるように、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、当業者によって行われるであろう。したがって、本発明は、先行する例示としての記載によって定義される代わりに、以下の請求項の精神および範囲によって定義されるべきである。

Claims (27)

  1. 電力増幅器からのパルス電力を制御するための方法であって、
    力増幅器から送達される電力の第1のパルスを測定してデータを取得することであって、前記データは第1のパルスのピークおよび実質的に安定した部分を含む、ことと、
    電力増幅器から送達される電力の第2のパルスを第1の信号に基づいて調整することであって、前記第1の信号は、所望の送達される電力を示す設定電力と前記第2のパルスの実質的に安定した部分との間の電力差を最小限にするように第1のパルスの前記実質的に安定した部分基づいて生成される、ことと、
    電力増幅器から送達される電力の第2のパルスを第2の信号に基づいて調整することであって、前記第2の信号は、前記第2のパルスのピークと前記第2のパルスの前記実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように、前記第1のパルスのピークおよび実質的に安定した部分基づいて生成される、ことと
    を含む、方法。
  2. 電圧源への入力として前記第2の信号を提供することをさらに含み、前記電圧源は、電圧・電力変換器へ電圧を提供し、前記電圧・電力変換器は、前記電力増幅器にRF電力信号を提供する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の信号前記電圧源において受信することと、前記RF電力信号を前記電圧・電力変換器から出力することとの間で測定される時間遅延に応じて、前記第2の信号を調整することをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2の信号を生成することは、前記第1のパルスの前記ピークと前記第1のパルスの前記実質的に安定した部分との間のパルス波形誤差を計算することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 記パルス波形誤差に応じて前記第2の信号を調整することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の信号を生成することは、電力オフセットを計算することをさらに含み、前記
    電力オフセットは、前記設定電力と前記第1のパルスの前記実質的に安定した部分との間の差を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 記電力オフセットに応じて前記第1の信号を調整することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 電圧源への入力として前記第1の信号を提供することをさらに含み、前記電圧源は、電圧・電力変換器へ電圧を提供し、前記電圧・電力変換器は、前記電力増幅器にRF電力信号を提供する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1の信号を前記電圧源のパルス幅変調された制御入力として提供することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. パルスまたは連続波RF電力を負荷へ送達するためのシステムであって、
    電圧源の出力に結合される電圧・電力変換器であって、前記パルスRF電力または前記連続波RF電力を生成するように適合される、電圧・電力変換器と、
    前記電圧・電力変換器の出力に結合されるRF電力増幅器であって、前記負荷へRF電力を送達するように適合される、RF電力増幅器と、
    前記RF電力増幅器の出力および前記電圧源の第1の入力に結合される、パルス波形制御ループであって、前記パルス電力のピークと前記パルス電力の実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように適合される、パルス波形制御ループであって、前記RF電力がパルスモードである時に動作するように適合される、パルス波形制御ループと、
    前記RF電力増幅器の前記出力および前記電圧源の第2の入力に結合される、電力設定点制御ループであって、所望の送達されるRF電力量を示すRF設定電力と前記負荷に送達される前記RF電力との間の電力差を最小限にするように適合される、電力設定点制御ループと、
    を備える、システム。
  11. 前記電力設定点制御ループは、前記電圧源の出力に結合される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記電力設定点制御ループは、電圧オフセット回路を備え、前記電圧オフセット回路は、前記電圧源からの電圧出力と前記電力設定点制御ループからの設定電圧との間の電圧オフセットを測定するように構成され、前記設定電圧は、前記RF設定電力と前記負荷に送達された前記RF電力との間の電力差に応じて決定される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記電力設定点制御ループは、前記RF電力増幅器の前記出力と電気的に連通しているスイッチを備える、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記スイッチは、前記パルスRF電力のパルス周波数に相関するスイッチング周波数を有する、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記電圧・電力変換器の出力および前記負荷の入力に結合される整合回路をさらに備える、請求項10に記載のシステム。
  16. 前記電力設定点制御ループは、前記電圧源の前記第2の入力および前記電力設定点制御ループに結合される出力調整モジュールを含み、前記出力調整モジュールは、前記電圧源にパルス幅変調制御信号を提供する、請求項10に記載のシステム。
  17. 前記電圧源は、バックレギュレータである、請求項10に記載のシステム。
  18. 前記電力設定点制御ループは、デジタル・アナログ変換器を備える、請求項10に記載のシステム。
  19. パルスまたは連続波RF電力を負荷へ送達するためのシステムであって、
    電圧源の出力に結合される電圧・電力変換器であって、前記パルスRF電力または前記連続波RF電力を生成するように適合される、電圧・電力変換器と、
    前記電圧・電力変換器の出力に結合されるRF電力増幅器であって、前記負荷へRF電力を送達するように適合される、RF電力増幅器と、
    前記RF電力増幅器の出力および設定電流出力に結合される第1の制御回路であって、設定電流は、所望の送達されるRF電力を示すRF設定電力と前記負荷に送達される前記RF電力との間の差に応じて決定される、第1の制御回路と、
    前記電圧源の入力および前記電圧源の出力に結合される第2の制御回路であって、該第2の制御回路は、前記設定電流出力および前記電圧源の出力の差に応じて制御出力を提供する、システム。
  20. 前記電圧源の前記出力および前記第の制御回路の設定電圧出力に結合される、第3の制御回路をさらに備える、請求項19に記載のシステム。
  21. 前記第1の制御回路はさらに、前記RF電力増幅器の前記出力と電気的に連通しているスイッチを備える、請求項19に記載のシステム。
  22. 前記スイッチおよび前記RF電力増幅器の前記出力と電気的に連通している、少なくとも1つのフィルタをさらに備える、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記少なくとも1つのフィルタは前記RF電力増幅器から出力されるRF電力から所定の周波数成分を濾波するように適合される、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記第の制御回路に結合される、少なくとも1つのフィードフォワード入力をさらに備え、前記設定電圧は該少なくとも1つのフィードフォワード入力に応じて決定される、請求項20に記載のシステム。
  25. 前記第1の制御回路に結合される、少なくとも1つのフィードフォワード入力をさらに備え、前記設定電流はさらに該少なくとも1つのフィードフォワード入力に応じて決定される、請求項19に記載のシステム。
  26. 前記第2の制御回路は、出力調整モジュールを備え、前記出力調整モジュールはパルス幅変調制御信号を前記電圧源へ提供する、請求項19に記載のシステム。
  27. 前記RF電力増幅器の出力および前記電圧源の第2の入力に結合されるパルス波形制御ループをさらに備え、前記パルス波形制御ループは、前記パルス電力のピークと前記パルス電力の実質的に安定した部分との間の振幅差を最小限にするように適合され、前記パルス波形制御ループは、前記RF電力がパルスモードである時に動作するように適合される、請求項19に記載のシステム。
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