JP5724973B2 - 携帯情報端末、情報管理システム、携帯情報端末の共有方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

携帯情報端末、情報管理システム、携帯情報端末の共有方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、タブレット型のコンピュータなどをユーザごとに応じた環境に合わせて使用する技術に関する。
近年、タブレット型のコンピュータ(以下、「タブレットコンピュータ」と記載する。)が普及している。タブレットコンピュータのハードウェアは、スマートフォンと共通するものが多い。よって、スマートフォンのオペレーティングシステムがタブレットコンピュータにおいても使用される場合が多い。例えば、グーグル社のAndroidおよびアップル社のiOSは、スマートフォンでもタブレットコンピュータでも使用されている。
タブレットコンピュータは、スマートフォンよりも筐体のサイズが大きいので、職場および家庭において複数のユーザによって共用されることがある。
しかし、上述の既存のオペレーティングシステムは、設定に関するデータ、いわゆるユーザプロファイルを、ユーザごとに用意し使い分けることが、できない。
複数のユーザがタブレットコンピュータを共用する場合は、ユーザごとにユーザプロファイルを用意し使い分けることが求められる。
携帯電話端末などの可搬型の装置の環境をユーザごとに設定する方法は、幾つか提案されている(特許文献1、2参照)。または、パーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステムをインストールすることができるタブレットコンピュータであれば、これをインストールすれば、ユーザごとにユーザプロファイルを用意し使い分けることができる。
特開2009−253641号公報 特開2006−324950号公報
タブレットコンピュータのユーザのほとんどは、既にインストールされているオペレーティングシステムを使用することを望んでいる。なぜなら、このオペレーティングシステムは機能性が高く、使用することができるアプリケーションが豊富だからである。
しかし、従来の方法によると、オペレーティングシステムを一から作成しなければならない。または、パーソナルコンピュータに対応したアプリケーションを使用することができても、タブレットコンピュータにフィットしたアプリケーションを使用することができない。
本発明は、このような問題点に鑑み、既存のオペレーティングシステムが用いられている場合であっても1台のコンピュータをユーザに合わせて使うことができるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係るコンピュータプログラムは、設定に関するデータである標準設定データとして予め一時設定データを記憶する標準設定データ記憶手段と、ユーザごとに、個別の設定に関する個別設定データを当該ユーザの識別子と対応付けて記憶する、個別設定データ記憶手段と、前記標準設定データ記憶手段に記憶されている前記標準設定データに基づいて特定の処理を実行する制御手段と、当該携帯情報端末にログインしようとする前記ユーザの前記識別子を受け付ける受付手段と、前記一時設定データを退避用記憶手段へ移動させ、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子に対応付けられて前記個別設定データ記憶手段に記憶されている前記個別設定データを前記標準設定データとして前記標準設定データ記憶手段に記憶させる、置換手段と、送信する対象のデータである送信用データを記憶する標準送信用データ記憶手段と、前記ユーザごとに個別に用意された個別送信用データ記憶手段と、当該携帯情報端末へのログインに伴って、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別送信用データ記憶手段に記憶されているデータを、前記送信用データとして前記標準送信用データ記憶手段に記憶させる送信準備処理手段と、前記標準送信用データ記憶手段に記憶されている前記送信用データを他の装置へ送信する送信手段と、当該携帯情報端末からのログアウトに伴って、前記標準送信用データ記憶手段から前記送信用データを削除する削除処理手段と、を有する。
好ましくは、他の装置から受信したデータである受信データを記憶する標準受信データ記憶手段と、前記ユーザごとに個別に用意された個別受信データ記憶手段と、第一のコマンドが入力された場合に、前記標準受信データ記憶手段に記憶されている前記受信データを、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別受信データ記憶手段へ移動させる、移動処理手段と、を有する。
または、前記制御手段は、前記特定の処理として、複数のアプリケーションのうちの1つを選択するための画面である選択画面を表示する処理を、前記置換処理の後に実行する。
または、第三のコマンドが入力された場合に、複数のアプリケーションのうちのいずれかが起動されているのであれば当該起動されているアプリケーションを終了させる終了処理を、実行する、終了手段と、前記標準設定データ記憶手段から前記個別設定データを削除し、前記退避用記憶手段に記憶されている前記一時設定データを前記標準設定記憶手段に記憶させる、復元処理を実行する、復元手段と、を有する
または、前記受付手段は、入力用の画面である入力画面をディスプレイに表示し、入力された情報を前記識別子として受け付ける。
または、前記置換手段は、前記個別設定データそのものの代わりに当該個別設定データのシンボリックリンクを前記標準設定データ記憶手段に記憶させる。
本発明によると、既存のオペレーティングシステムが用いられている場合であっても1台のコンピュータをユーザに合わせて使うことができる。
イントラネットの全体的な構成の例を示す図である。 タブレットコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 タブレットコンピュータの機能的構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 フラッシュメモリのディレクトリの構造の例を示す図である。 ユーザファイルの例を示す図である。 標準ホーム画面の例を示す図である。 ログイン画面の例を示す図である。 ファイルシステム、オペレーティングシステム、およびユーザ切換管理プログラムによる処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 ファイルシステム、オペレーティングシステム、およびユーザ切換管理プログラムによる処理の流れの例を説明するシーケンス図である。 標準ホーム画面にシステム設定データを適用した例を示す図である。 ログアウト画面の例を示す図である。 ユーザ切換管理プログラムに基づく処理の流れの例を示すフローチャートである。 第一の連携の形態におけるタブレットコンピュータおよび画像形成装置の全体的な処理の流れを示すシーケンス図である。 タブレットコンピュータに拡張された機能的構成の例を示す図である。 第二の連携の形態におけるタブレットコンピュータおよび画像形成装置の全体的な処理の流れを示すシーケンス図である。 タブレットコンピュータに拡張された機能的構成の第二の例を示す図である。
図1は、イントラネット4の全体的な構成の例を示す図である。図2は、タブレットコンピュータ1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、タブレットコンピュータ1の機能的構成の例を示す図である。図4は、画像形成装置2のハードウェア構成の例を示す図である。
図1に示すように、イントラネット4は、タブレットコンピュータ1、画像形成装置2、および通信回線NWなどによって構成される。
通信回線NWは、ハブ、ルータ、ケーブル、および無線基地局などによって構成される。タブレットコンピュータ1と画像形成装置2とは、通信回線NWを介して通信を行うことができる。
タブレットコンピュータ1は、薄い板状のコンピュータである。一般に「タブレットPC」または「タブレット端末」などと呼ばれることもある。
タブレットコンピュータ1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、フラッシュメモリ10c、通信装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、ボタン10f、スピーカ10g、マイクロホン10h、およびデジタルカメラ10iなどによって構成される。
通信装置10dは、通信回線NWを介して画像形成装置2などとTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルでデータのやり取りを行うための装置である。通信装置10dとして、いわゆる無線LAN(Local Area Network)の子機として機能する装置が用いられる。また、3G回線などの携帯電話網を介して通信を行うための装置が通信装置10dとしてさらに供えられている場合もある。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理の種類および処理条件を入力するための画面、およびCPU10aなどで実行された処理の結果を示す画面などを表示する。ユーザは、これらの画面を見ながらボタン10fまたはタッチパネルディスプレイを操作することによって、タブレットコンピュータ1に対して情報および指令を入力することができる。
ボタン10fは、電源のオン/オフの切換え、スリープモードのオン/オフの切換え、およびホーム画面への切換えのために用いられる。ボタン10fが役割ごとに複数設けられていることもある。
スピーカ10gは、音声を出力する。マイクロホン10hは、音声を集音しデジタル化する。デジタルカメラ10iは、撮影を行い画像データを生成する。
フラッシュメモリ10cには、図3に示すように、ファイルシステム101、オペレーティングシステム102、ユーザ切換管理プログラム103、およびアプリケーション104などが記憶されている。
ファイルシステム101は、フラッシュメモリ10cのコントローラであって、フラッシュメモリ10cにファイルを書き込み、フラッシュメモリ10cからファイルを読み出し、またはフラッシュメモリ10cからファイルを削除する。これらの処理は、基本的に、オペレーティングシステム102からの要求に基づいて実行される。または、オペレーティングシステム102の起動用のプログラムからの要求に基づいて実行される。
例えば、特定のディレクトリへのファイルの書込みの要求があった場合に、ファイルシステム101は、フラッシュメモリ10cの中の空いている領域にこのファイルを書き込む。そして、このファイルのパスとこの領域のアドレスとの対応関係を示すデータをテーブルに記憶させる。なお、空いている領域は、このテーブルにおいて、いずれのファイルにもアドレスが対応付けられていない領域である。
または、ファイルの読出しの要求があった場合に、ファイルシステム101は、このテーブルに基づいてこのファイルをフラッシュメモリ10cから読み出す。
または、ファイルの削除の要求があった場合に、ファイルシステム101は、このファイルと領域のアドレスとの対応関係を示すデータをこのテーブルから削除する。これにより、このファイルが格納されていた領域が解放される。さらに、この領域に所定のビット列(例えば、すべて「0」からなるビット列)を上書きすることによって、このファイルを完全に削除してもよい。
ユーザ切換管理プログラム103およびアプリケーション104がファイルの読み書きおよび削除を必要とする場合は、オペレーティングシステム102のAPI(Application Program Interface)などを介してファイルシステム101に対して要求がなされる。
オペレーティングシステム102は、タブレットコンピュータ1のシステムの管理を行い、かつ、基本的なGUI(Graphical User Interface)を提供する。特に、基本的なGUIの1つとしてホーム画面を提供する。
また、オペレーティングシステム102には、アプリケーションに種々の機能を提供するために、APIおよびシステムコールが予め用意されている。
ただし、本実施形態では、オペレーティングシステム102は、壁紙、ユーザインタフェースで使用する言語およびフォントのサイズ、標準時、ならびに音声の出力の大きさなどの環境に関する設定値をユーザごとに持つことができない。つまり、マルチユーザに対応していない。
オペレーティングシステム102として、グーグル社のAndroid、マイクロソフト社のWindows Phone(Windowsは登録商標である。)、アップル社のiOS、またはリサーチ・イン・モーション社のBlackBerry OSなどが用いられる。
ユーザ切換管理プログラム103は、タブレットコンピュータ1を複数のユーザが各人の好みの環境で使用することができるようにするためのソフトウェアである。すなわち、タブレットコンピュータ1においてユーザごとにユーザプロファイルを使い分けるようにするためのソフトウェアである。
ユーザ切換管理プログラム103によると、ログイン処理部301、第一の参照ファイル切換処理部302、第一のホーム画面切換処理部303、第一の設定再読込指示部304、ログアウト画面表示処理部305、アプリケーション終了処理部306、第二の参照ファイル切換処理部307、第二のホーム画面切換処理部308、および第二の設定再読込指示部309などの機能が実現される。これらの機能については、後に説明する。
アプリケーション104として、メーラ、ウェブブラウザ、スケジュール管理用のアプリケーション、およびマルチメディアの再生用のアプリケーションなどが、フラッシュメモリ10cに記憶されている。
ファイルシステム101、オペレーティングシステム102、およびアプリケーション104それぞれを構成するモジュールおよびユーザ切換管理プログラム103は、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。なお、ファイルシステム101の全部または一部の機能は、FPGA(Field Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路によって実現される場合がある。
画像形成装置2は、一般にMFP(Multi Function Peripherals)または複合機などと呼ばれる装置であって、コピー、PCプリント、ファクシミリ、およびスキャンなどの機能を集約した装置である。
PCプリント機能は、タブレットコンピュータ1またはパーソナルコンピュータなどの端末装置から画像データを受信し画像を用紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンタ機能」または「ネットワークプリンティング機能」などと呼ばれることもある。
画像形成装置2(図1参照)は、図4に示すように、CPU20a、RAM(Random Access Memory)20b、ROM(Read Only Memory)20c、大容量記憶装置20d、スキャンユニット20e、プリントユニット20f、NIC(Network Interface Card)20g、操作パネル20h、およびファクシミリユニット20iのほか種々の制御用の回路などによって構成される。
NIC20gは、通信回線NWを介してタブレットコンピュータ1およびパーソナルコンピュータなどを相手にTCP/IPなどのプロトコルで通信を行う。
操作パネル20hは、キー入力部およびタッチパネルディスプレイなどによって構成される。キー入力部は、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。タッチパネルディスプレイは、種々の画面を表示する。ユーザは、画面を見ながらキー入力部またはタッチパネルディスプレイを操作することによって、画像形成装置2に対して情報および指令を入力することができる。
スキャンユニット20eは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されている画像を読み取って画像データを生成する。
ファクシミリユニット20iは、公衆電話回線を介してファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
プリントユニット20fは、スキャンユニット20eによって読み取られた画像のほか、タブレットコンピュータ1、パーソナルコンピュータ、またはファクシミリ端末などから受信した画像データに示される画像を用紙に印刷する。
ROM20cまたは大容量記憶装置20dには、上述の各機能を実現するためのソフトウェアとして、オペレーティングシステム、ミドルウェア、およびアプリケーションなどが記憶されている。これらのソフトウェアを構成するモジュールは、必要に応じてRAM20bにロードされ、CPU20aによって実行される。
大容量記憶装置20dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
以下、タブレットコンピュータ1をマルチユーザに対応させる仕組みを、ファイルおよびディレクトリの準備と使用時の処理とに大別して説明する。
〔ファイルおよびディレクトリの準備〕
図5は、フラッシュメモリ10cのディレクトリの構造の例を示す図である。図6は、ユーザファイル5Uの例を示す図である。図7は、標準ホーム画面WN2の例を示す図である。図8は、ログイン画面WN1の例を示す図である。
タブレットコンピュータ1は、複数のユーザによって共用される。共用のために、フラッシュメモリ10cには、図5に示すように、予め次のファイルおよびディレクトリが用意されている。
アカウントファイル5Tが、1人のユーザに1つずつ用意されている。アカウントファイル5Tには、ユーザを識別するためのユーザコードおよび本人であることを確認するためのパスワードを示すデータが含まれている。
アカウントファイル5Tは、それの所有者であるユーザのために予め設けられた所定の領域に記憶されている。本実施形態では、アカウントファイル5Tのほか後述する各ファイルを記憶する領域として、ディレクトリが用いられる。以下、ユーザごとのアカウントファイル5Tを記憶させる領域を「アカウントディレクトリ6T」と記載する。例えば、ユーザ_Aのアカウントファイル5Tは、フラッシュメモリ10cの「/account/usr_A」というパスのアカウントディレクトリ6Tに記憶されている。
さらに、ユーザファイル5Uが、1人のユーザに1つずつ用意されている。ユーザファイル5Uには、図6に示すように、システム設定データ5Uaおよびアプリケーション設定データ5Ubが含まれている。
システム設定データ5Uaは、上述の壁紙、言語、フォントのサイズ、および標準時など、オペレーティングシステム102に関する環境の設定値を示している。
一方、アプリケーション設定データ5Ubは、アプリケーション104ごとに用意されており、アプリケーション104ごとの設定値を示している。
このように、ユーザファイル5Uは、ユーザプロファイルを含むファイルであると、言える。
これらのユーザファイル5Uには、所定のファイル名が共通に付されている。また、各ユーザファイル5Uは、それの所有者であるユーザのために予め設けられたディレクトリに記憶されている。以下、ユーザごとのユーザファイル5Uを記憶させるディレクトリを「ユーザ別設定値ディレクトリ6K」と記載する。例えば、ユーザ_Aのユーザファイル5Uは、フラッシュメモリ10cの「/usr/usr_A」というパスのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されている。
そのほか、フラッシュメモリ10cには、ユーザ切換管理プログラム103を適用しない場合に用いられる基本のユーザファイル5Uを退避するための、「/dummy」というパスのディレクトリが設けられている。以下、このディレクトリを「退避用ディレクトリ6H」と記載する。設けられている。このユーザファイル5Uは、ユーザ切換管理プログラム103を適用する場合は、ユーザのログインの後は、用いられない。したがって、一時的なダミーのファイルであると、言える。そこで、以下、このユーザファイル5Uを「ダミーユーザファイル5UD」と記載する。一方、個々のユーザのユーザファイル5Uを「真ユーザファイル5US」と記載する。
ダミーユーザファイル5UDは、ユーザ切換管理プログラム103を適用しないときは、オペレーティングシステム102における設定用のデータの記憶用の領域として予め決められているディレクトリ、本実施形態では、「/data」というパスのデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている。そして、通常のユーザファイル5Uとして用いられる。
また、オペレーティングシステム102には、一般的に、標準のホーム画面として、図7のような、アプリケーション104を選択するためのアイコンなどを配置した標準ホーム画面WN2が予め用意されている。具体的には、標準ホーム画面WN2を表示するための標準画面ファイル5GSが、所定のディレクトリ、例えば、「/sys」というパスのシステムディレクトリ6SYに予め記憶されている。そして、通常は、標準ホーム画面WN2がホーム画面として表示される。
しかし、本実施形態では、標準画面ファイル5GSは、別のディレクトリ、例えば、「/backup」というパスのバックアップディレクトリ6BUに予めバックアップされている。そして、標準画面ファイル5GSの代わりに、図8のような、タブレットコンピュータ1へのユーザのログインのためのログイン画面WN1を表示するためのログイン画面ファイル5GLがシステムディレクトリ6SYに記憶されている。
アカウントファイル5T、真ユーザファイル5US、ログイン画面ファイル5GL、アカウントディレクトリ6T、ユーザ別設定値ディレクトリ6K、退避用ディレクトリ6H、およびバックアップディレクトリ6BUは、タブレットコンピュータ1が販売される前に顧客の希望に基づいてメーカの作業者などがSDK(Software Development Kit)などのツールを使用して用意しておけばよい。また、標準画面ファイル5GSをバックアップディレクトリ6BUへバックアップしておく作業も、メーカの作業者によって予め行われる。
〔使用時の処理〕
図9および図10は、ファイルシステム101、オペレーティングシステム102、およびユーザ切換管理プログラム103による処理の流れの例を説明するシーケンス図である。図11は、標準ホーム画面WN2にシステム設定データ5Uaを適用した例を示す図である。図12は、ログアウト画面WN3の例を示す図である。
電源がオンになると、タブレットコンピュータ1は、図9および図10のシーケンス図に示す手順で処理を実行する。
タブレットコンピュータ1は、所定の領域に記憶されているブート用のプログラムに基づいてオペレーティングシステム102の起動を開始する(図9の#701)。所定の領域は、一般に、MBR(Master Boot Record)であることが多い。ブート用のプログラムによって、タブレットコンピュータ1は、オペレーティングシステム102を構成する各種のデータおよびプログラムがRAM10bにロードする(#702、#703)。
ステップ#701〜#703は、従来のオペレーティングシステム102の起動の手順と同様である。
ステップ#702においては、特に、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されているユーザファイル5Uつまりダミーユーザファイル5UDをロードする。
また、ステップ#703においては、時計のプログラム、通信のプログラム、および充電池の残量の監視のプログラムなど種々のサービスのプログラムを起動する。これらのプログラムには、ユーザファイル5Uの中のシステム設定データ5Uaを参照するものもあれば、しないものもある。例えば、時計のプログラムは、標準時に基づいて、表示すべき日時を算出する。なお、システム設定データ5Uaの参照が不要なプログラムは、ダミーユーザファイル5UDのロードよりも先に起動されることがある。
各種のデータおよびプログラムがロードされたら、タブレットコンピュータ1は、ユーザ切換管理プログラム103をロードする(#704)。その後、ユーザ切換管理プログラム103は、RAM10bに常駐する。
そして、タブレットコンピュータ1は、システムディレクトリ6SYに記憶されている画面データに基づいてホーム画面をタッチパネルディスプレイ10eに表示する(#705)。ここでは、ログイン画面ファイル5GLが記憶されているので、ログイン画面WN1(図8参照)を表示する。
ユーザは、ログイン画面WN1が表示されると、自分のユーザコードおよびパスワードを入力し、「OK」ボタンを押す。すると、タブレットコンピュータ1は、このユーザコードおよびパスワードを受け付ける(#706)。なお、タブレットコンピュータ1は、ログイン画面WN1における操作以外の操作を原則として禁止する。特に、アプリケーション104を起動する操作を禁止する。なお、タッチパネルディスプレイ10eのライトをオフに切り換える操作および電源を切る操作は、認められる。
ステップ#701〜#703、#705の処理は、従来のオペレーティングシステムの起動の処理の通りである。しかし、ステップ#704の処理は、従来のオペレーティングシステムだけでは実行することができない。そこで、ステップ#704の処理を次のような方法で実行させればよい。
例えば、ユーザ切換管理プログラム103を起動するコマンドをブート用のプログラムに書き加えておけばよい。すると、タブレットコンピュータ1は、このコマンドに基づいてユーザ切換管理プログラム103を起動することができる。
または、ログイン画面WN1において所定のイベントが行われた際のプログラム(Androidにおけるアクティビティに相当するプログラム)としてユーザ切換管理プログラム103を指定しておいてもよい。例えば、「OK」ボタンが押されたときに実行するプログラムとしてユーザ切換管理プログラム103を指定しておいてもよい。この場合は、ステップ#705の処理がステップ#704の処理よりも先に実行される。
ユーザ切換管理プログラム103がロードされると、図3に示すログイン処理部301ないし第二のホーム画面切換処理部308の機能が実現される。以下、これらの機能について、順次、説明する。
ログイン処理部301は、入力されたユーザコードおよびパスワードと、アカウントディレクトリ6Tに記憶されている各アカウントファイル5Tに示されるユーザコードおよびパスワードとを照合することによって、ユーザ認証を行う(#707)。そして、一致するアカウントファイル5Tがあった場合は、タブレットコンピュータ1へのこのユーザのログインを認める。以下、ログインしたユーザを「ログインユーザ」と記載する。
第一の参照ファイル切換処理部302は、環境などに関して参照されるデータを切り換える処理を次のように実行する(#708)。
第一の参照ファイル切換処理部302は、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されているダミーユーザファイル5UDを、退避用ディレクトリ6Hへ移動させることによって退避させる。そして、ログインユーザの真ユーザファイル5USをログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kから読み出してデフォルトデータディレクトリ6Fへコピーする。例えば、ユーザ_Aがログインユーザである場合は、ユーザ_Aの真ユーザファイル5USをデフォルトデータディレクトリ6Fへコピーする。
真ユーザファイル5USの代わりに、シンボリックリンク5Lを記憶させてもよい。すなわち、第一の参照ファイル切換処理部302は、ログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されている真ユーザファイル5USのシンボリックリンクをシンボリックリンク5Lとして生成する。そして、シンボリックリンク5Lをデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶させる。
第一のホーム画面切換処理部303は、ログイン画面ファイル5GLをシステムディレクトリ6SYからバックアップディレクトリ6BUへ移動させるとともに、標準画面ファイル5GSをバックアップディレクトリ6BUからシステムディレクトリ6SYへ移動させる(#709)。つまり、ログイン画面ファイル5GLと標準画面ファイル5GSとを入れ換える。
第一の設定再読込指示部304は、ステップ#702で起動した、オペレーティングシステム102の全部または一部のプログラムを再起動させる(#710、#711)。すべてのプログラムを再起動する必要はないが、ユーザファイル5Uを参照する必要があるプログラムは、再起動させるのが望ましい。デフォルトデータディレクトリ6Fには、ログインユーザの真ユーザファイル5USが記憶されている。したがって、このようなプログラムを再起動することによって、この真ユーザファイル5USのシステム設定データ5Ua(図5参照)に示される設定値が反映され、言語、フォントのサイズ、および標準時などの環境をログインユーザに合わせることができる。
なお、真ユーザファイル5USの代わりにシンボリックリンク5Lがデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている場合は、シンボリックリンク5Lに基づいてログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kから真ユーザファイル5USが参照され、設定値が反映される。
一部のプログラムのみを再起動する場合は、再起動するプログラムを第一の設定再読込指示部304に予め設定しておけばよい。または、ユーザファイル5Uのロードの後に実行されるプログラムをすべて再起動してもよい。ただし、ユーザ切換管理プログラム103の起動はスキップするように設定しておく。
ステップ#710、#711における再起動に伴い、オペレーティングシステム102は、システムディレクトリ6SYに記載されている画面データに基づいてホーム画面をタッチパネルディスプレイ10eに表示する(#712)。ステップ#705の場合とは異なり、ログイン画面ファイル5GLが記憶されているので、ログイン画面WN1(図8参照)ではなく、標準ホーム画面WN2(図7参照)を表示する。また、この際に、ログインユーザの真ユーザファイル5USのシステム設定データ5Uaが参照される。したがって、タブレットコンピュータ1は、壁紙などをカスタマイズした状態で標準ホーム画面WN2を表示する。
例えば、システム設定データ5Uaに、壁紙、言語、フォントのサイズ、および標準時に関する設定値として「水玉模様」、「日本語」、「8ポイント」、および「東京」が示されている場合は、図11(A)のような標準ホーム画面WN2が表示される。または、「無地」、「英語」、「12ポイント」、および「ロンドン」が示されている場合は、図11(B)のような標準ホーム画面WN2が表示される。
その後、ログインユーザは、適宜、アプリケーション104を起動し種々の作業を行うことができる。ログインユーザがアプリケーションの起動のための操作を行うと、例えば、アイコンを押すと、従来通り、このアイコンに対応するアプリケーション104がオペレーティングシステム102によって起動される(#713、#714)。
アプリケーション104は、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている真ユーザファイル5USのアプリケーション設定データ5Ub(図5参照)に基づいて実行される。したがって、ログインユーザに応じた設定値によって処理が実行される。
例えば、アプリケーション104としてウェブブラウザが起動した場合は、タブレットコンピュータ1は、アプリケーション設定データ5Ubに示されるホームページ(スタートページ)のURLのウェブページを最初に表示する。
なお、真ユーザファイル5USの代わりにシンボリックリンク5Lがデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている場合は、シンボリックリンク5Lに基づいて、ログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されている真ユーザファイル5USが参照される。
ログインユーザは、タブレットコンピュータ1の使用を止める場合に、所定の操作を行う。
すると、ユーザ切換管理プログラム103のログアウト画面表示処理部305は、図12のようなログアウト画面WN3をタッチパネルディスプレイ10eに表示させる(#715、#716)。
ログインユーザが「ログアウト」ボタンを押すと(#717)、ログアウトのための処理が、アプリケーション終了処理部306、第二の参照ファイル切換処理部307、第二のホーム画面切換処理部308、および第二の設定再読込指示部309によって次のように実行される(#718〜#722)。
アプリケーション終了処理部306は、フラッシュメモリ10cに現在ロードされているアプリケーション104を終了させる(#718)。
第二の参照ファイル切換処理部307は、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている真ユーザファイル5USを削除する。真ユーザファイル5USの代わりにシンボリックリンク5Lが記憶されている場合は、シンボリックリンク5Lを削除する。そして、退避用ディレクトリ6Hに退避されているダミーユーザファイル5UDをデフォルトデータディレクトリ6Fに移動させる(#719)。
第二のホーム画面切換処理部308は、標準画面ファイル5GSをシステムディレクトリ6SYからバックアップディレクトリ6BUへ移動させるとともに、ログイン画面ファイル5GLをバックアップディレクトリ6BUからシステムディレクトリ6SYへ移動させる(#720)。つまり、標準画面ファイル5GSとログイン画面ファイル5GLとを入れ換える。
第二の設定再読込指示部309は、ステップ#710、#711と同様に、ステップ#702で起動した、オペレーティングシステム102の全部または一部のプログラムを再起動させる(#721、#722)。
再起動に伴い、タブレットコンピュータ1は、ステップ#705の場合と同様に、ホーム画面としてログイン画面WN1を表示する(#723)。
以下、ユーザがユーザコードおよびパスワードを入力すると、タブレットコンピュータ1は、ステップ#706に戻って上述の処理を実行する。
例えば、次にユーザ_Bがログインした場合は、デフォルトデータディレクトリ6Fにはユーザ_Bの真ユーザファイル5USがロードされる。これにより、ユーザ_Bに合わせた環境が実現される。
図13は、ユーザ切換管理プログラム103に基づく処理の流れの例を示すフローチャートである。
次に、ユーザ切換管理プログラム103を実行する際のタブレットコンピュータ1の処理の概要を、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
タブレットコンピュータ1は、ログイン画面WN1(図10参照)にユーザコードおよびパスワードが入力されると、ユーザ認証を行う(図13の#11)。ユーザ認証に成功したら(#12でYes)、入力したユーザをログインさせる。
すると、タブレットコンピュータ1は、デフォルトデータディレクトリ6Fから退避用ディレクトリ6Hへダミーユーザファイル5UDを退避させるとともに、このユーザ(ログインユーザ)の真ユーザファイル5USをデフォルトデータディレクトリ6Fにコピーする(#13)。これにより、オペレーティングシステム102およびアプリケーション104によって参照されるユーザデータが、ダミーユーザファイル5UDからログインユーザの真ユーザファイル5USに切り換えられる。
さらに、タブレットコンピュータ1は、ステップ#13の処理と前後してまたは並行して、ログイン画面ファイル5GLと標準画面ファイル5GSとを入れ換える(#14)。これにより、ホーム画面の切換えの準備が完了する。
そして、タブレットコンピュータ1は、オペレーティングシステム102の全部または一部のプログラムを再起動する(#15)。これにより、ログインユーザの真ユーザファイル5USの内容に応じた環境が実現される。例えば、標準ホーム画面WN2(図7参照)が、ログインユーザの好みの壁紙などが適用された状態で、表示される。さらに、ログインユーザは、アプリケーション104を起動させ作業を行うことができる。この場合も、ログインユーザの真ユーザファイル5USに基づいてアプリケーション104が実行される。
また、ログインユーザが壁紙などの設定値を変更する操作を行うと、従来通り、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されているユーザファイル5U、つまり、ログインユーザの真ユーザファイル5USの内容が、操作に応じて更新される。アプリケーション104の設定値を変更する操作を行った場合も、同様である。
ユーザが所定の操作を行うと(#16でYes)、タブレットコンピュータ1は、ログアウト画面WN3(図12参照)を表示する(#17)。そして、ユーザが「ログアウト」ボタンを押すと(#18でYes)、タブレットコンピュータ1は、ログアウトのための処理を次のように実行する。
タブレットコンピュータ1は、真ユーザファイル5USをデフォルトデータディレクトリ6Fから削除し、退避用ディレクトリ6Hからデフォルトデータディレクトリ6Fへダミーユーザファイル5UDを移動させる(#19)。つまり、ダミーユーザファイル5UDを復元する。これにより、参照されるユーザデータが、真ユーザファイル5USからダミーユーザファイル5UDに切り換えられる。
さらに、タブレットコンピュータ1は、ステップ#19の処理と前後してまたは並行して、ログイン画面ファイル5GLと標準画面ファイル5GSとを入れ換える(#20)。これにより、ホーム画面の切換えの準備が完了する。
そして、タブレットコンピュータ1は、オペレーティングシステム102の全部または一部のプログラムを再起動する(#21)。これにより、ログイン画面WN1が再び表示される。
その後、ユーザコードおよびパスワードが入力されたら、タブレットコンピュータ1は、再びステップ#11からの処理を実行する。
本実施形態によると、既存のオペレーティングシステムを用いる場合であってもユーザごとに設定を変更することができる。また、ユーザコードおよびパスワードが正確に入力された場合にのみ、標準ホーム画面WN2を表示するので、セキュリティの保護を図ることができる。
本実施形態では、タブレットコンピュータ1を主にスタンドアロンで使用する場合を例に説明したが、通信回線NWを介して他の装置と連携させて使用する場合にも、本発明を適用することができる。以下、タブレットコンピュータ1を画像形成装置2と連携させて使用する例として、第一の連携の例および第二の連携の例を説明する。
〔第一の連携の形態〕
図14は、第一の連携の形態におけるタブレットコンピュータ1および画像形成装置2の全体的な処理の流れを示すシーケンス図である。図15は、タブレットコンピュータ1に拡張された機能的構成の例を示す図である。
タブレットコンピュータ1は、メーカの作業者などによって予め次のように設定されている。デフォルトデータディレクトリ6F(図5参照)が、通信回線NWを介して画像形成装置2からアクセス可能なように、設定されている。
さらに、画像形成装置2のアドレス帳に、このデフォルトデータディレクトリ6Fのネットワークアドレスが登録されている。例えば、プロトコルとしてSMB(Server Message Block)が用いられる場合は、デフォルトデータディレクトリ6Fの共有フォルダパスがネットワークアドレスとして設定されている。WebDAVまたはFTP(File Transfer Protocol)が用いられる場合は、デフォルトデータディレクトリ6FのURL(Uniform Resource Locator)がネットワークアドレスとして設定されている。
また、ユーザ切換管理プログラム103は、ログアウトの処理として、図13のステップ#19〜#21の処理に加えて、ファイル保存処理部121による受信ファイル保存処理が実行されるように、記述されている。
受信ファイル保存処理は、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている画像ファイルを、ログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kへ移動させ、デフォルトデータディレクトリ6Fから削除する処理である。受信ファイル保存処理は、ステップ#19、#20の処理と並行してまたは前後して行われる。例えば、ユーザ_Aがログインユーザである場合は、ログアウトのコマンドが入力されると、タブレットコンピュータ1は、デフォルトデータディレクトリ6Fに記憶されている画像ファイルをユーザ_Aのユーザ別設定値ディレクトリ6Kへ移動させ、デフォルトデータディレクトリ6Fから削除する。
ここで、タブレットコンピュータ1および画像形成装置2の処理の流れを、ユーザ_Aが画像形成装置2を使用して画像をスキャンしこの画像の画像ファイルをタブレットコンピュータ1に保存する場合を例に、図14を参照しながら説明する。
ユーザ_Aは、自分のユーザコードおよびパスワードをタッチパネルディスプレイ10eによって入力し、タブレットコンピュータ1に予めログインしておく。さらに、画像形成装置2を次のように操作する。画像データ化したい画像の記された用紙を画像形成装置2のスキャンユニット20eにセットするとともに、アドレス帳の中から送信先としてデフォルトデータディレクトリ6Fのネットワークアドレスを選択する。そして、スタートの指令を入力する。
すると、タブレットコンピュータ1は、ユーザ_Aの認証を行いユーザ_Aをログインさせる(図14の#801)。
一方、画像形成装置2は、用紙から画像を読み取って画像ファイル5GFを生成する(#821)。そして、指定された送信先、すなわち、タブレットコンピュータ1のデフォルトデータディレクトリ6Fへ画像ファイル5GFを転送する(#822)。画像ファイル5GFを複数転送することもできる。なお、ステップ#821〜#822の一連の処理は、一般に、プロトコルに応じて、「SCAN_TO_SMB」、「SCAN_TO_WebDAV」、または「SCAN_TO_FTP」と呼ばれることがある。
タブレットコンピュータ1は、画像ファイル5GFを受信すると、図15に示すように、デフォルトデータディレクトリ6Fに一時的に保存する(#802)。
そして、ユーザ_Aがログアウトの操作を行うと、ログアウトのための処理を実行する(#803)。この際に、ファイル保存処理部121は、デフォルトデータディレクトリ6Fに保存されている画像ファイル5GFをすべてユーザ_Aのユーザ別設定値ディレクトリ6Kへ移動させ、デフォルトデータディレクトリ6Fから削除する(#804)。
その後、ユーザ_Bが同様の操作を行った場合も、タブレットコンピュータ1および画像形成装置2は、同様の処理を実行する(#811〜#814、#831〜#832)。ただし、ステップ#814において、画像ファイル5GFは、ユーザ_Aのユーザ別設定値ディレクトリ6Kではなく、ユーザ_Bのユーザ別設定値ディレクトリ6Kへ移動される。
第一の連携の形態によると、1つの送信先を複数のユーザで共通に使用することができるので、ユーザごとの送信先を画像形成装置2に登録しておく必要がない。
〔第二の連携の形態〕
図16は、第二の連携の形態におけるタブレットコンピュータ1および画像形成装置2の全体的な処理の流れを示すシーケンス図である。図17は、タブレットコンピュータ1に拡張された機能的構成の第二の例を示す図である。
第一の連携の形態では、データが、画像形成装置2からタブレットコンピュータ1へ送信された。第二の連携の形態では、タブレットコンピュータ1から画像形成装置2へ送信される。
以下、画像形成装置2が印刷に使用するフォントのデータをタブレットコンピュータ1からダウンロードして使用する場合を例に、説明する。
タブレットコンピュータ1は、第一の連携の形態と同様に、デフォルトデータディレクトリ6F(図5参照)が、通信回線NWを介して画像形成装置2からアクセス可能なように、設定されている。
各ユーザは、自分が使用するフォントのフォントファイル5FFを自分のユーザ別設定値ディレクトリ6Kに予め記憶させておくことができる。ただし、必要に応じて、フォントファイル5FFのライセンスを自分自身のために予め取得しておかなければならない。
また、ユーザ切換管理プログラム103は、ログインの処理として、図13のステップ#13〜#15の処理に加えて、フォント切換処理部131によるフォント切換処理が実行され、かつ、ログアウトの処理として、ステップ#19〜#21の処理に加えて、フォント削除部132によるフォント削除処理が実行されるように、記述されている。
フォント切換処理は、ログインユーザのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されているフォントファイル5FFをデフォルトデータディレクトリ6Fにコピーする処理である。フォント削除処理は、デフォルトデータディレクトリ6Fからフォントファイル5FFを削除する処理である。
画像形成装置2は、タブレットコンピュータ1のデフォルトデータディレクトリ6Fにフォントファイル5FFが記憶されていればこれを用いて文字を形成するように、構成されている。
ここで、タブレットコンピュータ1および画像形成装置2の処理の流れを、ユーザ_Aが画像形成装置2を使用してドキュメントを印刷する場合を例に、図16を参照しながら説明する。
ユーザ_Aは、自分のユーザコードおよびパスワードをタッチパネルディスプレイ10eによって入力し、タブレットコンピュータ1に予めログインしておく。さらに、画像形成装置2を次のように操作する。
印刷したいドキュメントのデータを用意し、画像形成装置2に入力する。例えば、ドキュメントのデータとして、PDF(Portable Document Format)のファイルを用意する。さらに、タブレットコンピュータ1のフォントを使用するためのオプションを選択しておく。そして、スタートの指令を入力する。
すると、タブレットコンピュータ1は、ユーザ_Aの認証を行いユーザ_Aをログインさせる(図16の#851)。そして、フォント切換処理部131は、図17(A)に示すように、ユーザ_Aのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されているフォントファイル5FFをデフォルトデータディレクトリ6Fにコピーする(#852)。
一方、画像形成装置2は、ドキュメントのデータを取得すると(#861)、タブレットコンピュータ1へアクセスし、SMB、WebDAV、またはFTPなどのプロトコルによって、デフォルトデータディレクトリ6Fからフォントファイル5FFをダウンロードする(#862、#853)。そして、ドキュメントの中のテキストの部分の画像をフォントファイル5FFに基づいて形成し、用紙に印刷する(#863)。
そして、ユーザ_Aがタッチパネルディスプレイ10eに所定のコマンドを入力するなどしてログアウトの操作を行うと、タブレットコンピュータ1は、ログアウトのための処理を実行する(#854)。この際に、フォント削除部132は、図17(B)に示すように、デフォルトデータディレクトリ6Fからフォントファイル5FFを削除する(#855)。
その後、ユーザ_Bが同様の操作を行った場合も、タブレットコンピュータ1および画像形成装置2は、同様の処理を実行する(#871〜#875、#881〜#883)。ただし、ステップ#872において、ユーザ_Bのユーザ別設定値ディレクトリ6Kに記憶されているフォントファイル5FFが、ユーザ別設定値ディレクトリ6Kにコピーされる。
第二の連携の形態によると、ハードウェアリソース、特に、記憶手段の容量の少ない画像形成装置であっても、様々なフォントを適用することができる。また、フォントファイル5FFをダウンロードする際のネットワークアドレスを複数のユーザで共用することができる。
なお、第二の連携の形態においても、第一の連携の形態で説明した処理を実行してもよい。
上述の実施形態および各連携の形態では、タブレットコンピュータ1にユーザ切換管理プログラム103を適用する場合を例に説明したが、他の種類の装置(特に携帯情報端末)にも、本発明を適用することができる。例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、または電子ブック専用の端末などに適用することができる。特に、マルチユーザに対応していないオペレーティングシステムを有する装置に好適に用いられる。
アカウントファイル5T、真ユーザファイル5US、ログイン画面ファイル5GL、アカウントディレクトリ6T、ユーザ別設定値ディレクトリ6K、退避用ディレクトリ6H、およびバックアップディレクトリ6BUを生成する機能をユーザ切換管理プログラム103に設け、タブレットコンピュータ1の購入者がこれらのファイルおよびディレクトリを用意できるようにしてもよい。
上述の実施形態および各連携の形態では、説明の簡単のため、オペレーティングシステム102およびアプリケーション104によって参照されるデータを1つのディレクトリつまりデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶させた。しかし、記憶先は、オペレーティングシステム102の仕様に応じて適宜、変更される。
また、図5に示したように、オペレーティングシステム102の設定値のデータ(システム設定データ5Ua)およびアプリケーション104ごとの設定値のデータ(アプリケーション設定データ5Ub)を1つのユーザファイル5Uに纏めて管理した。しかし、オペレーティングシステム102の仕様に応じて、それぞれ独立したファイルとして管理する場合がある。
上述の実施形態および各連携の形態では、タブレットコンピュータ1において、ファイル(データ)の記憶領域をディレクトリによって管理したが、記憶領域をフラッシュメモリ10cのアドレスによって管理してもよい。
上述の実施形態および各連携の形態では、ユーザ切換管理プログラム103を、起動後、常駐させたが、ユーザがログアウトした際に、再起動させてもよい。
上述の実施形態および各連携の形態では、真ユーザファイル5USの代わりにこれのシンボリックリンク5Lをデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶させる場合があったが、ダミーユーザファイル5UDも同様に、これのシンボリックリンクをデフォルトデータディレクトリ6Fに記憶させてもよい。
上述の実施形態および各連携の形態では、真ユーザファイル5USをフラッシュメモリ10cに用意しておいたが、他の装置に用意しておいてもよい。例えば、いわゆるオンラインストレージに用意しておいてもよい。そして、オンラインストレージからダウンロードして使用してもよい。
その他、イントラネット4、タブレットコンピュータ1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、ファイルの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 タブレットコンピュータ
102 オペレーティングシステム
103 ユーザ切換管理プログラム
104 アプリケーション
121 ファイル保存処理部(移動処理手段)
131 フォント切換処理部(記憶処理手段)
132 フォント削除部(削除処理手段)
10e タッチパネルディスプレイ(受付手段)
301 ログイン処理部(受付手段)
302 第一の参照ファイル切換処理部(変更手段)
5U ユーザファイル(標準設定データ)
5UD ダミーユーザファイル(一時設定データ)
5US 真ユーザファイル(個別設定データ)
6F デフォルトデータディレクトリ(所定の記憶領域)
6K ユーザ別設定値ディレクトリ(個別設定データ記憶手段)

Claims (12)

  1. 設定に関するデータである標準設定データとして予め一時設定データを記憶する標準設定データ記憶手段と、
    ユーザごとに、個別の設定に関する個別設定データを当該ユーザの識別子と対応付けて記憶する、個別設定データ記憶手段と、
    前記標準設定データ記憶手段に記憶されている前記標準設定データに基づいて特定の処理を実行する制御手段と、
    当該携帯情報端末にログインしようとする前記ユーザの前記識別子を受け付ける受付手段と、
    前記一時設定データを退避用記憶手段へ移動させ、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子に対応付けられて前記個別設定データ記憶手段に記憶されている前記個別設定データを前記標準設定データとして前記標準設定データ記憶手段に記憶させる、置換手段と、
    送信する対象のデータである送信用データを記憶する標準送信用データ記憶手段と、
    前記ユーザごとに個別に用意された個別送信用データ記憶手段と、
    当該携帯情報端末へのログインに伴って、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別送信用データ記憶手段に記憶されているデータを、前記送信用データとして前記標準送信用データ記憶手段に記憶させる送信準備処理手段と、
    前記標準送信用データ記憶手段に記憶されている前記送信用データを他の装置へ送信する送信手段と、
    当該携帯情報端末からのログアウトに伴って、前記標準送信用データ記憶手段から前記送信用データを削除する削除処理手段と、
    を有することを特徴とする携帯情報端末。
  2. 他の装置から受信したデータである受信データを記憶する標準受信データ記憶手段と、
    前記ユーザごとに個別に用意された個別受信データ記憶手段と、
    第一のコマンドが入力された場合に、前記標準受信データ記憶手段に記憶されている前記受信データを、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別受信データ記憶手段へ移動させる、移動処理手段と、を有する、
    請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 前記制御手段は、前記特定の処理として、複数のアプリケーションのうちの1つを選択するための画面である選択画面を表示する処理を、前記置換処理の後に実行する、
    請求項1または請求項2に記載の携帯情報端末。
  4. のコマンドが入力された場合に、複数のアプリケーションのうちのいずれかが起動されているのであれば当該起動されているアプリケーションを終了させる終了処理を、実行する、終了手段と、
    前記標準設定データ記憶手段から前記個別設定データを削除し、前記退避用記憶手段に記憶されている前記一時設定データを前記標準設定記憶手段に記憶させる、復元処理を実行する、復元手段と、を有する、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯情報端末。
  5. 前記受付手段は、入力用の画面である入力画面をディスプレイに表示し、入力された情報を前記識別子として受け付ける、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯情報端末。
  6. 前記置換手段は、前記個別設定データそのものの代わりに当該個別設定データのシンボリックリンクを前記標準設定データ記憶手段に記憶させる、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の携帯情報端末。
  7. 画像形成装置と、前記画像形成装置と通信することができる携帯情報端末と、を有する情報管理システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    設定に関するデータである標準設定データとして予め一時設定データを記憶する標準設定データ記憶手段と、
    ユーザごとに、個別の設定に関する個別設定データを当該ユーザの識別子と対応付けて記憶する、個別設定データ記憶手段と、
    前記標準設定データ記憶手段に記憶されている前記標準設定データに基づいて特定の処理を実行する制御手段と、
    前記携帯情報端末にログインしようとする前記ユーザの前記識別子を受け付ける受付手段と、
    前記一時設定データを退避用記憶手段へ移動させ、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子に対応付けられて前記個別設定データ記憶手段に記憶されている前記個別設定データを前記標準設定データとして前記標準設定データ記憶手段に記憶させる、置換手段と、
    送信する対象のデータである送信用データを記憶する標準送信用データ記憶手段と、
    前記ユーザごとに個別に用意された個別送信用データ記憶手段と、
    前記携帯情報端末へのログインに伴って、前記受付手段によって受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別送信用データ記憶手段に記憶されているデータを、前記送信用データとして前記標準送信用データ記憶手段に記憶させる送信準備処理手段と、
    前記標準送信用データ記憶手段に記憶されている前記送信用データを前記画像形成装置装置へ送信する送信手段と、
    前記携帯情報端末からのログアウトに伴って、前記標準送信用データ記憶手段から前記送信用データを削除する削除処理手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  8. 前記携帯情報端末は、
    他の装置から受信したデータである受信データを記憶する標準受信データ記憶手段、
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記標準受信データ記憶手段へ宛ててデータを送信する送信手段、
    を有し、
    前記携帯情報端末は、さらに、
    前記携帯情報端末から受信したデータを前記受信データとして前記標準受信データ記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    所定のコマンドが入力された際に、前記標準受信データ記憶手段に記憶されている前記データを前記受付手段によって受け付けられた前記識別子に対応する個人用の記憶領域へ移動させる移動処理手段と、
    を有する、
    請求項に記載の情報管理システム。
  9. 複数のユーザによる携帯情報端末の共有方法であって、
    設定に関するデータである標準設定データとして予め一時設定データを標準設定データ記憶手段に記憶させておき、
    ユーザごとに、個別の設定に関する個別設定データを当該ユーザの識別子と対応付けて個別設定データ記憶手段に記憶させておき、
    前記標準設定データ記憶手段に記憶されている前記標準設定データに基づいて特定の処理を携帯情報端末に実行させ、
    前記携帯情報端末にログインしようとする前記ユーザの前記識別子を受け付ける処理を前記携帯情報端末に実行させ、
    前記一時設定データを退避用記憶手段へ移動させ、受け付けられた前記識別子に対応付けられて前記個別設定データ記憶手段に記憶されている前記個別設定データを前記標準設定データとして前記標準設定データ記憶手段に記憶させる、置換処理を、前記携帯情報端末に実行させ、
    送信する対象のデータである送信用データを標準送信用データ記憶手段に記憶させておき、
    前記ユーザごとに個別に個別送信用データ記憶手段を用意しておき、
    前記携帯情報端末へのログインに伴って、受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別送信用データ記憶手段に記憶されているデータを、前記送信用データとして前記標準送信用データ記憶手段に記憶させる処理を、前記携帯情報端末に実行させ、
    前記標準送信用データ記憶手段に記憶されている前記送信用データを他の装置へ送信する処理を前記携帯情報端末に実行させ、
    携帯情報端末からのログアウトに伴って、前記標準送信用データ記憶手段から前記送信用データを削除する処理を前記携帯情報端末に実行させる、
    ことを特徴とする携帯情報端末の共有方法。
  10. 他の装置から受信したデータである受信データを記憶する標準受信データ記憶手段と、前記ユーザごとの個別受信データ記憶手段と、を前記携帯情報端末に設けておき、
    所定のコマンドが入力された場合に、前記標準受信データ記憶手段に記憶されている前記受信データを、受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別受信データ記憶手段へ移動させる、移動処理を、前記携帯情報端末に実行させる、
    請求項に記載の携帯情報端末の共有方法。
  11. 設定に関するデータである標準設定データとして予め一時設定データを記憶する標準設定データ記憶手段と、ユーザごとに、個別の設定に関する個別設定データを当該ユーザの識別子と対応付けて記憶する、個別設定データ記憶手段と、送信する対象のデータである送信用データを記憶する標準送信用データ記憶手段と、前記ユーザごとに個別に用意された個別送信用データ記憶手段と、を有する携帯情報端末に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記携帯情報端末に、
    前記携帯情報端末にログインしようとする前記ユーザの前記識別子を受け付ける処理を実行させ、
    前記一時設定データを退避用記憶手段へ移動させ、受け付けた前記識別子に対応付けられて前記個別設定データ記憶手段に記憶されている前記個別設定データを前記標準設定データとして前記標準設定データ記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記標準設定データ記憶手段に記憶されている前記標準設定データに基づいて特定の処理を実行させ、
    前記携帯情報端末へのログインに伴って、受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別送信用データ記憶手段に記憶されているデータを、前記送信用データとして前記標準送信用データ記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記標準送信用データ記憶手段に記憶されている前記送信用データを他の装置へ送信する処理を実行させ、
    前記携帯情報端末からのログアウトに伴って、前記標準送信用データ記憶手段から前記送信用データを削除する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 前記携帯情報端末は、さらに、他の装置から受信したデータである受信データを記憶する標準受信データ記憶手段と、前記ユーザごとに個別に用意された個別受信データ記憶手段と、を有しており、
    前記携帯情報端末に、さらに、
    所定のコマンドが入力された場合に、前記標準受信データ記憶手段に記憶されている前記受信データを、受け付けられた前記識別子の前記ユーザの前記個別受信データ記憶手段へ移動する処理を実行させる、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム。
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