JP5722699B2 - 月位相の表示のための機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ムーンディスクと、略半円形の開口からなるダイヤルとを備えた、特に機械式時計用の、月位相の表示のための機構に関し、ムーンディスクは、月位相を指し示すために開口を経てムーンディスク上に描かれた印を表示するように回転させられる。本発明はまた、そうした表示機構を備えた時計部品に関する。
上記タイプの月位相の表示のためのデバイスは、かなり以前から存在し、そして、伝統的にムーンディスクを有するが、これには暗い背景上に二つの円(これは黄色あるいはその他の概して明るい色であり、月を象徴している)が描かれており、一方、ダイヤルの上記略半円形の開口は、二つの凹状部分へと分離させられたベースを具備してなり、アセンブリ全体は当業者には公知である。このタイプのムーンディスクが開口の下方で回転するとき、さまざまな月位相が記号的に表示される。特に、新月は、明るい円が開口内に現れないとき暗い背景によって表され、満ちていく月および欠けていく月は、円の一方が認識可能であるが開口の当該凹状部分の一つによって部分的に隠されるときに、より厚いかあるいはより薄くなる明るい円のC字形部分によって表され、そして満月は開口を経て完全に認識可能な円の一つによって表される。
だが、この表示方式は、全朔望月の間の月位相の実際の見かけと一致しない。特に、月の照らされた表面の地球から認識可能な部分の満ちてく位相および欠けていく位相の全てが単に、一つの、概して凹状シンボルによって表示されるという事実は、現実と一致しない。実際、月位相の自然な見かけ、すなわち、太陽によって照らされた月の表面の地球から認識可能な部分の形状は、ある程度一般化すれば、三つのポイント、さらに詳しく言うと、地球上の観察者の位置、地球に対する月のポジション、そして地球および月に対する太陽のポジション間の幾何学的配置に依存する。この幾何学的配置に依存して、観察者は、月が地球の影の中に位置する特殊な場合を無視して、太陽によって照らされた月の表面の全て、一部分のみ、あるいは半分を見ることができる。
月の照らされた表面の地球から認識可能な部分の満ちていく位相および欠けていく位相の間、この認識可能な部分はまた、特に上弦および下弦として知られる朔望月位相の間、D字形状となることがあり、そして、凸形の満ちていく月あるいは凸形の欠けていく月として知られる朔望月位相の間、凸形状をとることがある。月位相のこうした見かけは、したがって、月位相の表示のための従来の、上記デバイスにおいては考慮されていない。月の照らされた表面の地球から認識可能な部分の実際の形状を、より詳細に考慮した電子デバイスは別として、従来技術は、依然として、今に至るまで、比較的簡素な手段を用いて、上述した趣旨の中で朔望月を、よりリアルに表現することを可能とする機構を包含していない。
したがって、現在公知の従来技術に鑑みて、従来の表示モードを存続させながら、太陽によって照らされた月の表面の地球から認識可能な部分を、よりリアルに表示することを可能にする時計部品用の月位相の表示のための機構が求められていた。
したがって、本発明の目的は、月位相の表示のための公知のデバイスの欠点を克服し、そして上述した利点を実現すること、特に、その月位相の表示が、機構の複雑さ、サイズあるいは製造コストを過度に増大させることなく、実際に見える状況により良く対応する、時計部品のための月位相の表示のための機構を製造することを可能とすることである。
このために、本発明は、特に機械式時計部品用の、上記タイプの月位相の表示のための機構を提案するが、この機構は、請求項1に記載の機構、あるいは対応する時計部品によって特徴付けられる。特に、本発明に基づく表示機構は、上記ムーンディスクと上記ダイヤルとの間に少なくとも部分的に回転可能に収容された少なくとも一つの第1の掩蔽ディスクと、開口を経て出現する印が、全朔望月の間、月の自然な見かけと実質的に一致するように、機構の動作の特定の段階の間、ムーンディスク上に描かれた印が、少なくとも部分的に覆い隠されるように、上記少なくとも第1の掩蔽ディスクを駆動するギアトレーンとを具備してなる。
こうした方策の結果、太陽によって照らされた月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけに、よりリアルに対応した表示を提供する、時計部品、特に機械式時計用の月位相の表示のための機構が実現されるが、そうしたリアルな表示は全朔望月の間、もたらされる。従来技術のデバイスに比べて、本発明に基づく機構は、特に、従来よりも、より現実に一致した様式で、凸形の満ちていく月および凸形の欠けていく月だけでなく、上弦および下弦の月位相を表せるという利点を有する。
本発明に基づく月位相の表示のための機構の異なる実施形態は、月位相の表示に関する要件および/またはその中に当該機構が組み込まれる時計の技術的デザインに従って、やはりムーンディスクに対して同心状にあるいは非同心状に収容可能である、一つあるいはそれ以上の掩蔽ディスクを提供することを可能とする。同様に、一つ以上の掩蔽ディスクそれ自体の形状は、これらのパラメータに依存して変化し得る。この結果、本機構は、さまざまな実施形態として提供可能であり、したがって非常に汎用性が高い。
さらに、少なくとも第1の掩蔽ディスクを回転させるギアトレーンは、通常、ムーンディスクに固定された第1のプログラムホイールと、第2のプログラムホイールと、上記実施形態に基づく掩蔽ディスクの配置に依存して配置された少なくとも一つの第3のプログラムホイールとを具備してなり、これらの掩蔽ディスクは、ムーンディスク上に描かれた印の眺めを見せるために、そうでなければ、表示される月位相に依存してそれらを部分的に隠すために、間欠的に駆動される。当該機構は、したがって、その生産に関して技術的に相対的に簡素でかつ経済的なままで生産可能である。
さらなる特徴ならびに対応する利点は、従属請求項から、そして本発明に関する、さらに詳しい以下の説明から明らかとなるであろう。
図面は、従来技術を、そしてまた、本発明のいくつかの代表的実施形態を大まかに示している。
従来技術に係る既存のデバイスによる月位相の表示を示す概略図である。 従来技術に係る既存のデバイスによる月位相の表示を示す概略図である。 従来技術に係る既存のデバイスによる月位相の表示を示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 各朔望月位相での太陽によって照らされる月の表面の地球から認識可能な部分の実際の見かけを示す概略図である。 本発明に基づくムーンディスクの一実施形態の平面図である。 本発明に基づく掩蔽ディスクの一実施形態の平面図である。 図3aおよび図3bにそれぞれ示されるムーンディスクおよび掩蔽ディスクを使用する本発明に基づく表示機構の第1実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 図3aおよび図3bにそれぞれ示されるムーンディスクおよび掩蔽ディスクを使用する本発明に基づく表示機構の第1実施形態の側面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 図3aおよび図3bにそれぞれ示されるムーンディスクおよび掩蔽ディスクを使用する本発明に基づく表示機構の第1実施形態の斜視図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第1実施形態の動作を、朔望月の八つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって例示する概略図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されている。 本発明に基づく表示機構の第2実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第2実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第2実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 月位相の表示のための機構の当該第2実施形態の側面図である。 本発明の第2実施形態に基づく掩蔽ディスクの平面図である。 本発明に基づく表示機構の第3実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の二つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第3実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の二つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 月位相の表示のための機構の当該第3実施形態の側面図である。 本発明の第3実施形態に基づく掩蔽ディスクの平面図である。 本発明に基づく表示機構の第4実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第4実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第4実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 月位相の表示のための機構の当該第4実施形態の側面図である。 本発明の第4実施形態に基づく掩蔽ディスクの平面図である。 本発明に基づく表示機構の第5実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第5実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 本発明に基づく表示機構の第5実施形態の平面図であり、理解を容易にするため、ある部品は透明であるかのように示されており、かつ、朔望月の三つの異なる位相中に当該機構によって示される表示を示すことによって、その動作を大まかに示している。 月位相の表示のための機構の当該第5実施形態の側面図である。 本発明の第5実施形態に基づく掩蔽ディスクの平面図である。 本発明の第5実施形態に基づく掩蔽ディスクの平面図である。
以下、本発明のさまざまな実施形態を、実例として示す図面を参照して、本発明について詳しく説明する。
従来技術に係るデバイスの欠点を分かりやすく示すために、まず、図1aないし1cおよび図2aないし2hについて言及する。冒頭で述べたように、月位相の表示のための既存のデバイスは、たいてい、ムーンディスク1を有し、その上には、二つの円1.1,1.2(これは明るく、かつ、月を象徴している)が、空を象徴する暗い背景1.3上に描かれており、一方、ダイヤル3は、二つの凹状部分を有するベースを備えた略半円形の開口3.1を具備してなる。開口3.1の下方でムーンディスク1が回転するとき、図1a、1bおよび1cに三つの月位相に関して大まかに示すように、異なる月位相が象徴的に表示される。このタイプのデバイスでは、新月および満月を除いて、印は、概して常に凹形状を伴って表示される。
図2aないし2h(これは、朔望月の八つの主要な異なるシルエットを、詳しくは、新月、満ちていく三日月、上弦、凸形の満ちていく月、満月、凸形の欠けていく月、下弦および欠けていく三日月の順で、大まかに示している)からよく分かるように、この表示方式は、全朔望月中の月位相の実際の見かけに対応していない。特に、図1aないし1cに示すような月位相の表示のための既存のデバイスは、図2a(新月)、図2b(満ちていく三日月)、図2e(満月)および図2h(欠けていく三日月)に基づく月の四つの典型的なシルエットを、ある程度リアルに示すことができる。だが、それらは、月の他の四つの典型的なシルエットを、すなわち図2c(上弦)、図2d(凸形の満ちていく月)、図2f(凸形の欠けていく月)および図2g(下弦)に大まかに示された月位相をリアルに表示できない。冒頭で述べたように、この理由は、既存のデバイスでは、月の照らされた表面の地球から認識可能な部分の満ち欠け位相の全ては、概して凹状のシンボルによって表されるに過ぎない、という事実による。これは事実と一致しない。というのは、地球から認識可能な当該部分の満ち欠け位相の間、この部分は、凹状、実質的に直線状の縁部を備えたD字形状、および凸状となり得るからである(図2aないし2h参照)。従来技術は、いまだに、比較的簡素な手段によって、月位相の全てを、よりリアルに示すことを可能とする機構を提供してない。
本発明に基づく月位相の表示のための機構は、こうした欠点を克服することを、そして、全朔望月中に太陽によって照らされた月の表面の地球から認識可能な部分をリアルに表示することを可能とすることを意図したものである。図3aないし3eおよび図4aないし4hに大まかに示すように、当該機構は、それゆえ、おおむね、既存のデバイスの部品を、すなわち、ムーンディスク1、および第1実施形態によれば、必須ではないがおそらくは二つの凹状部分へと分離させられたベースを備える、実質的に半円形の開口3.1を備えるダイヤル3を備える。同様に、図3aに示すその好ましい変形例におけるムーンディスク1のように、ムーンディスク1は、二つ以上の明るい円1.1,1.2を、あるいは、空を示している暗い背景1.3上に月を示すことを可能とする、その他のそうした印を備えてもよい。それは、月位相を指し示すために開口3.1を経てムーンディスク1上に描かれた印1.1,1.2を表示するために回転させられる。当該機構が時計部品に、特に機械式時計に組み込まれることを意図したものである場合、ムーンディスク1は、通常、当業者には公知の基本ムーブメントによって、(たとえばそれが二つの印1.1,1.2を備える場合には)それが朔望月期間にわたって180°の回転(すなわち回転の各サイクル当たり2回の朔望月)を実施するように、たいていは1日当たり1ステップのレートで駆動される。(たとえばそれが三つ以上の印を備える場合に)当業者が、これをムーンディスクのその他の形態に応用できることは明らかである。
図3aないし3eから、さらに明確に分かるように、本発明に基づく表示機構は、概して、それが少なくとも一つの掩蔽ディスク2を備える点において、従来のデバイスとは異なっている。この少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1は回転可能に収容されており、かつ、そのポジションに依存してムーンディスクと重なるように、概して、ムーンディスク1とダイヤル3との間に少なくとも部分的に配置されている。ギアトレーン4は、この少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1を、開口3.1から現れる印1.1,1.2が実質的に全朔望月中の月の自然な見かけと一致するように、機能の動作の特定の段階の間は、ムーンディスク1上に描かれた印1.1,1.2が少なくとも部分的に隠れるように、ムーンディスク1を介して駆動することを可能とする。さらに、この少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1は、機構中のそのポジションに、かつ/または、ダイヤル3に形成された開口3.1の形状に、あるいはその他のパラメータに依存して、特殊な形状のアーム2.3および/または開口2.5が備わるように構成される。
本発明に基づくこのタイプの表示機構は、さまざまな実施形態として提供可能であり、先の段落で述べた一般的な構成を、詳しく、そして実例として説明するために、以下で、そのいくつかをさらに詳しく説明する。変更可能な、さまざまなパラメータおよびさらなる細部に加えて、当該機構のこれら実施形態は、特に、一方では、上記掩蔽ディスク2の回転の軸線(これはムーンディスク1の回転の軸線に対して同心状にあるいは非同心状に配置可能である)に関して、そして、他方では、掩蔽ディスク2の数(これは、一つ、二つ、あるいはそれ以上であってもよい)に関して、特徴付けられる。明らかに、掩蔽ディスク2の形状は、相応に選択される。
図3aないし3eおよび図4aないし4hに大まかに示す本発明に基づく月位相の表示のための機構の第1実施形態は、ムーンディスク1に対して非同心状に配置された二つの掩蔽ディスク2.1,2.2を具備してなる、そうした機構の一例である。この機構は、特に、図3cから分かるように、ムーンディスク1の一方の側に実質的に収容された第1の掩蔽ディスク2.1と第2の掩蔽ディスク2.2とを具備してなる。これら掩蔽ディスク2.1,2.2の回転の軸線は、ムーンディスク1の周縁に近接しており、かつ、当該機構のこの実施形態では、実質的に、さまざま要素の幾何学的配置および形状の関数として、ムーンディスク1の軸線と共に、概ね90°ないし180°の、好ましくは120°ないし140°の範囲に含まれる角度をなす。したがって、各掩蔽ディスク2.1,2.2は、ムーンディスク1と略半円形開口3.1との間に挟み込まれ、かつ、その形状に基づいてかつその角度ポジションの関数として、ダイヤル3に形成された開口3.1を経て所望の形態で認識可能であるよう意図された、ムーンディスク1上に描かれた印1.1,1.2の全てあるいは一部を覆い隠すか、あるいはそれを全く覆い隠さない。
このために、当該機構のこの実施形態において使用される上記第1の掩蔽ディスク2.1および第2の掩蔽ディスク2.2は、それぞれ、少なくとも二つのアーム2.3を具備してなり、これは、その回転の方向に見たとき、凸状および直線状前側部分2.4をそれぞれ有する。図3bに大まかに示すように、これら掩蔽ディスク2.1,2.2のそれぞれは、好ましくは、凸状、直線状および凹状前側部分2.4をそれぞれ有する三つのアーム2.3を具備してなる。実際、当該機構の他の実施形態の説明の範囲内において以下で明らかになるように、凹状前側部分を備えた第3のアームは、ダイヤル3の開口3.1が正確に半円でないが、関連する掩蔽ディスク2の当該第3のアームの機能を採用可能な二つの凹状部分を有するベースを具備してなる場合には、省略可能である。さらに、この実施形態において、二つのディスク2.1,2.2は好ましくは同一であるが、互いに対称に設けられることに留意されたい。
概して上記少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1を駆動することを可能とするギアトレーン4について、以下で、当該機構のこの第1実施形態の説明のコンテクスト内で詳細に、そして実例として説明するが、当業者であれば、この技術的教示に基づいて、以下で説明する他の実施形態にも同様にそれを適用可能であることは明らかである。図3c、3dおよび3e(これは、それぞれ図3aおよび3bに基づくムーンディスク1および掩蔽ディスク2.1,2.2を使用する本発明に基づく表示機構の第1実施形態の平面図、側面図および斜視図であるが、理解を容易にするために、図3cでは、いくつかの部品は透明であるかのように示されている)に大まかに示すように、ギアトレーン4は、ムーンディスク1に対して堅固に取り付けられた第1のプログラムホイール4.1を備える。上記ムーンディスクは、通常、基本ムーブメントによって1日当たり1ステップのレートで駆動されるので、第1のプログラムホイール4.1は同じ回転動作を実行し、したがって、少なくとも一つの中間ピニオンを介して、この例では第1の中間ピニオン4.2および第2の中間ピニオン4.3を介して、第2のプログラムホイール4.4を駆動する。中間ピニオンは、その歯の形態によって、第1のプログラムホイール4.1と第2のプログラムホイール4.4との間の角ドライブの比率を選択することを、したがって、たとえば掩蔽ディスク3の形状の関数として、要件に応じて、上記トレーンを適合させることを可能とする。プログラムホイール4.4の歯(これは図示する実施例においては第2の中間ピニオン4.3に対して堅固に設けられる)は、第3のプログラムホイール4.6の少なくとも一つのプログラムピニオン4.5と噛合できる。図3aないし3eに示す表示機構の第1実施形態のギアトレーン4の場合、第2のプログラムホイール4.4は、それぞれ第3のプログラムホイール4.6を支持する二つのプログラムピニオン4.5と噛合できるが、これは、第2のプログラムホイール4.4の一方側に回転可能に収容される。これら第3のプログラムホイール4.6のそれぞれは、必要ならばその他のホイールと同様、たとえば当業者にはよく知られた対応するロックスプリングの助けによって、意図しない回転が生じないようにロックでき、しかも、その歯を用いて、そして今度は第2のプログラムホイール4.4によって駆動される場合には、掩蔽ディスク2.1,2.2を支持する掩蔽ピニオン4.7を駆動できる。
さらに詳しく言うと、図3cないし3eに示す表示機構の第1実施形態のギアトレーン4の場合、そして、回転のサイクル当たり二つの朔望月を実行する、したがって月を表すその上面に描かれた二つの印1.1,1.2を備えるムーンディスク1に関して、対応するギアトレーン4の第1のプログラムホイール4.1は、たとえば、それぞれ三つの歯を有すると共にその周縁に沿って四つの無歯セクターによって分離させられた四つの同一のセクター上に割り当てられた12個の歯を備えることができる。この例では、無歯セクターの三つは同一であり、一方、第4の無歯セクターは僅かに短い。この例では、第2のプログラムホイール4.4は三つの歯を備えるが、これはその周縁上に非均一に割り当てられ、かつ、三つの無歯セクターによって分離させられており、その二つは、特に図3cから分かるように同一である。第3のプログラムホイール4.6は三つの歯を備えるが、これはその周縁上に均一に割り当てられており、かつ、三つの同一の無歯セクターによって分離させられている。
したがって、図3cないし3eならびに図4aないし4hの助けによって、本機構のこの実施形態の動作を理解するのは容易である。ムーンディスク1のように基本ムーブメントによって駆動される第1のプログラムホイール4.1は、各歯が、中間ピニオン4.2,4.3の、したがって第2のプログラムホイール4.4の回転を進行させる状況を生じる。その周縁にわたって非均一に割り当てられた三つの歯を有する、この第2のプログラムホイールは、まず、続けて3回、間欠的にかつ対応するプログラムピニオン4.5を介して、第2のプログラムホイール4.4の一方側に配置された第3のプログラムホイール4.6を駆動し、続いて、第2のプログラムホイール4.4の他方側に配置された第3のプログラムホイール4.6を、同様に、続けて3回駆動する。第2のプログラムホイール4.4は、したがって、一つの朔望月の間に1回の回転を行う。第3のプログラムホイール4.6(これは駆動されない)は、上述したその不動化のために静止したままである。毎回、二つの第3のプログラムホイール4.6の一方が、第2のプログラムホイール4.4および第1のプログラムホイール4.1を介して、間欠的に駆動される。すなわち第2のプログラムホイール4.4の各歯に関して、第3のプログラムホイール4.6(それは連鎖的に作動させられる)は、明らかに、第1の掩蔽ディスク2.1あるいは第2の掩蔽ディスク2.3が120°にわたって回転するように、対応する掩蔽ピニオン4.7を駆動する。
掩蔽ディスク2.1,2.2の上記形状によって、本機構の上記第1実施形態の上述した動作は、図4aないし4hに大まかに示すように、一連の月のシルエットを作り出す。実際、新月を起点としてとる場合、本発明に基づく本機構のムーンディスク1は、この段階の間、ダイヤル3の開口3.1を経て、その印が見えないようなポジションに置かれる(図4a参照)。二つの掩蔽ディスク2.1,2.2はそれぞれ、したがって、それらが図4aないし4hに示すように三つのアーム2.3を有する場合、凹状前側部分を有するアーム2.3がムーンディスク1を覆い隠し、したがって開口3.1の形状を完全なものとするような角ポジションに置かれる。このために、掩蔽ディスク2.1,2.2の上面は、明らかに、開口3.1周りでダイヤル3の表面と同様に配置される。この例では、開口3.1は厳密な半円形であってもよい。これに代えて、そして既に述べたように、開口3.1はまた、掩蔽ディスク2.1,2.2が、この例ではそして必要ならば、凹状および直線状部分をそれぞれ備えた二つのアームのみを持つことができるように、そのベース上に二つの凹状部分を備えた実質的に半円形であってもよい。ムーンディスク1が日々前進するとき、ムーンディスク1上の印1.1,1.2の一方は、図4bに大まかに示すように、月の満ちていく三日月を表示するために、第1の掩蔽ディスク2.1の下方で、C字形の様式で、部分的に出現する。上弦のとき、上記ギアトレーン4は、この例では時計回りに、120°にわたって第1の掩蔽ディスク2.1を回転させ、この結果、直線状前側部分を備えたそのアーム2.3は、開口3.1を経て出現するムーンディスク1の印1.1,1.2の一方を、部分的に覆い隠す(図4c参照)。その直後、ギアトレーン4は再び第1の掩蔽ディスク2.1を120°にわたって回転させ、この結果、凹状前側部分を備えたそのアーム2.3は、本機構が凸状の満ちていく月をリアルに表示するように、開口3.1を経て出現するムーンディスク1の印1.1,1.2の一方を、部分的に覆い隠す(図4d参照)。第1の掩蔽ディスク2.1は、そのとき、静止したままであり、そしてギアトレーン4は、図4e、4f、4gおよび4hに示すように、第2の掩蔽ディスク2.2を連続して回転させる。第2の掩蔽ディスク2.2は、したがって、本機構の動作のこの位相の間、満月、凸形の欠けていく月、下弦および欠けていく三日月を表示するために、凸状、直線状あるいは凹状の前側部分を有するアーム2.3の一方が、開口3.1を経て現れるムーンディスク1の印1.1,1.2の一方を部分的に覆い隠すことを保証する。最後に、第2の掩蔽ディスク2.2は再び静止したままであり、サイクルは、その凹状前側部分がムーンディスク1を覆い隠すそのポジションへの第1の掩蔽ディスク2.1の回転によって再開する。上記説明から明らかであるように、掩蔽ディスク2.1,2.2の回転のための理想的なモーメントは、有利なことには、第2のプログラムホイール4.4の周縁上に相応に歯を配置することで選定でき、その回転の角度は第3のプログラムホイール4.6の形状によって選定されるが、これは、本機構を他の実施形態に簡単に適合させることを可能とする。
本発明に基づく表示機構の第2実施形態が、図5aないし5eに、平面図および側面図によって大まかに示されており(ある部品は理解を助けるために図5aないし5cにおいて透明であるかのように示されている)、そしてそれは、ただ一つの掩蔽ディスク2.1を備える、当該タイプの機構の実施例を示している。この実施形態では、掩蔽ディスク2.1はまた、ムーンディスク1に対して非同心状に配置されている。実際、第1の、そして唯一の掩蔽ディスク2.1は、この例では、ムーンディスク1の一方側に収容されており、かつ、少なくとも二つの開口2.5を備えるが、これは、それぞれ、内円形、およびディスクの軸線に向けて配置されたその縁部が円形状のものである略三角形である。図5aないし5cおよび5eに示すように、この掩蔽ディスク2.1は、好ましくは、三つの開口2.5を備えるが、これは、それぞれ、内円形、その中央縁部が円形である略三角形、および二つの凹状部分へと分離させられたベースを備えた略半円形である。後者の例では、ダイヤル3の開口3.1は、事実上、半円形であってもよい。というのは、それは、この開口3.1を経て表示されるよう意図された印1.1,1.2を覆い隠すために使用されず、掩蔽ディスク2.1に形成された開口2.5が、完全に、この役割を果たすからである。掩蔽ディスク2.1にただ二つの開口2.5(これは、それぞれ、内円形および略三角形である)を持つ前者の例では、ダイヤル3に形成された開口3.1は、好ましくは、半円形であるが、そのベースに二つの凹状部分を有する。これら二つの凹状部分は、特に、月の満ちていく三日月および欠けていく三日月を表示するために、本機構の動作の特定の段階の間、ムーンディスク1上の印1.1,1.2を覆い隠すために使用される。この表示機構の当該実施形態用のギアトレーン4に関して、単一の第3のプログラムホイールしか必要としないことは当業者にとって明白であり、その歯付けは、表示される月位相の関数として、本機構の第1実施形態と同様に、ムーンディスクの適切なマスキングを実現するために、所望の瞬間における掩蔽ディスク2.1の駆動を保証するように相応に適合させられる。同様に、この第2実施形態が、それ以外は本機構の第1実施形態と完全に類似した様式で構成されるとすれば、当業者は、この技術的教示に基づいて、この結果を保証するために、ギアトレーン4のその他の部品を相応に改変することができる。さらに、ギアトレーン4はまた、ムーンディスク1が、たとえば回転のサイクル当たり3回以上の朔望月を実現するために配置されることによって、異なる様式で配置される場合にも適合可能であることは明らかであり、これはまた、この説明に基づく当業者の能力の範囲内のものである。本発明に基づく月位相の表示のための機構のこの第2実施形態は、それゆえ、また、図5a、5bおよび5cに大まかに、そして実例として示すように、月の全ての八つの異なる主要な位相をリアルに表示することが可能である。図5dの側面図は、ムーンディスク1、掩蔽ディスク2.1およびダイヤル3によって形成された三つのレベルの重なり合いを示している。
図6aないし6dは、上記少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1,2.2がムーンディスクに対して同心状に配置された機構の例を形成している、本発明に基づく表示機構の第3実施形態の平面図および側面図であり、理解を容易にするため、図6aおよび6bでは、ある部品は透明であるかのように示されている。さらに、この第3実施形態では、本機構は単一の掩蔽ディスク2.1しか備えていない。この例では、そして、たとえば、図6dだけでなく、図6aおよび6bから分かるように、上記第1の掩蔽ディスク2.1は少なくとも二つのアーム2.3を備えるが、これはそれぞれ、一方側において互いに向き合うように配置された第1の凹状部分2.6と、他方側において互いに向き合うように配置された第2の凹状部分2.7とを有する。もちろん、このディスク2.1はまた、アームの代わりに、対応する形状の開口を備えるディスクを用いて形成することもできる。結果として、ダイヤル3に形成された開口3.1は、この開口を経て表示されるよう意図されたムーンディスク1上の印1.1,1.2を覆い隠すのに使用されず、したがって厳密に半円形状であっても、あるいは異なる形状のベースを有していてもよい。本表示機構のこの実施形態用のギアトレーン4に関して、たとえば掩蔽ディスク2.1の回転シャフトに対して堅固に取り付けられてもよい一つの第3のプログラムホイールしか必要とせず、そしてその歯付けは、したがって相応に適合させられることは、当業者にとって明白である。ギアトレーン4のその他の部分はまた、表示される月位相の関数としてムーンディスク1の適切なマスキングを実現するために当業者によって同様に改変可能である。この実施形態の掩蔽ディスク2.1が直線状部分を備えていないとすれば、本発明に基づく月位相の表示のための機構のこの第3実施形態は、上弦および下弦の位相を除いて、朔望月の全ての異なる主要な位相をリアルに表示することが可能である。繰り返すが、図6aおよび6bには、動作の原理および実現される表示に関する結果が、大まかに、そして実例として示されており、一方、図6cは、ムーンディスク1、掩蔽ディスク2.1およびダイヤル3によって形成された三つのレベルの重なり合いを示している。
図7aないし7eは、上記少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1,2.2がムーンディスクに対して同心状に配置された機構のさらなる例を形成している、本発明に基づく表示機構の第4実施形態の平面図および側面図であり、理解を容易にするため、図7aないし7cでは、ある部品は透明であるかのように示されている。上記実施形態と同様に、この第4実施形態では、本機構は単一の掩蔽ディスク2.1しか備えていない。この例では、そして、たとえば、図7eだけでなく、図7a、7bおよび7cから分かるように、上記第1の掩蔽ディスク2.1は、概して、略半円形であり、かつ、掩蔽ディスク2.1の直線状縁部上に配置された少なくとも二つの第3の直線状部分2.8と、掩蔽ディスク2.1の半円形状の中心に向かって配置された略円形開口2.5とを備える。本機構のこの実施形態では、本機構のダイヤル3に形成された略半円形開口3.1は、好ましくは、この開口を経て表示されるよう意図されたムーンディスク1上の印1.1,1.2を、本機構の動作の特定の段階の間、覆い隠すために、それを使用することを可能とするよう、二つの凹状部分へと分離させられたベースを有する。この表示機構の当該実施形態のギアトレーン4に関して、当業者は、この技術的教示に基づいて、この例において必要な単一の第3のプログラムホイールの歯付けを適合させることができる。同様に、ギアトレーン4のその他の部分は、表示される月位相の関数として、ムーンディスクの適切なマスキングを実現するために、当業者によって同様に改変可能である。本機構のこの実施形態において、掩蔽ディスク2.1は凸状および直線状部分を備え、一方、ダイヤル3.1に形成された開口3.1が凹状部分を有する場合、本発明に基づく月位相の表示のための機構のこの第4実施形態は、朔望月の全ての異なる主要な位相をリアルに表示することを可能とする。図7a、7bおよび7cには、動作ならびにこの機構によって実現される表示に関する結果が、大まかに、そして実例として示されており、一方、図7dは、ムーンディスク1、掩蔽ディスク2.1およびダイヤル3によって形成された三つのレベルの重なり合いを示している。
図8aないし8fは、上記少なくとも第1の掩蔽ディスク2.1,2.2がムーンディスクに対して同心状に配置された機構のさらなる例を形成している、本発明に基づく表示機構の第5実施形態の平面図および側面図であり、理解を容易にするため、図8aないし8cでは、ある部品は透明であるかのように示されている。上記実施形態とは対照的に、当該機構は第1の掩蔽ディスク2.1および第2の掩蔽ディスク2.2を備え、これらは、一方が他方の上に載った状態で回転可能にかつ同軸状に収容されており、ムーンディスク1とダイヤル3に形成された開口3.1との間に、二つのレベルの掩蔽ディスクを形成している。この実施形態では、そして、たとえば、図8a、8bおよび8cから分かるように、上記第1の掩蔽ディスク2.1は、好ましくは互いに向かい合って配置された、少なくとも二つの直線状の第3の部分2.8を備える。たとえば図8bおよび8fから分かるように、この第1の掩蔽ディスク2.1は、概して、略半円形であり、かつ、その二つの半径方向の辺が上記直線状の第3の部分2.8を形成している略三角形開口を備えていてもよい。第2の掩蔽ディスク2.2もまた、概して、略半円形であってもよく、かつ、図8eに大まかに示すように、半円形掩蔽ディスク2.2の中心に向かって配置された略円形開口2.5を備える。二つの掩蔽ディスク2.1,2.2のいずれが、他方の上に配置されるかを決定することは重要ではない。繰り返すが、本機構のダイヤル3に形成された略半円形開口3.1は、好ましくは、この開口3.1を経て表示されるよう意図されたムーンディスク1上の印1.1,1.2を、本機構の動作の特定の段階の間、部分的にあるいは完全に覆い隠すために、それを使用することを可能とするよう、二つの凹状部分へと分離させられたベースを有する。これに代えて、二つの凹状部分へと分離させられたこのベースは、ディスク2.1,2.2の一方の上に配置することもできる。この表示機構のこの実施形態のギアトレーン4に関して、当業者であれば、この技術的教示に基づいて、この例において必要な二つの第3のプログラムホイールの歯付けを適合させることができる。同様に、ギアトレーン4のその他の部分は、表示される月位相の関数として、ムーンディスクの適切なマスキングを実現するために、当業者によって同様に改変可能である。本機構のこの第5実施形態において、第1の掩蔽ディスク2.1および第2の掩蔽ディスク2.2は凸状および直線状部分を備え、一方、ダイヤル3.1に形成された開口3.1が凹状部分を有する場合、本発明に基づく月位相の表示のための機構のこの第5実施形態はまた、朔望月の全ての異なる主要な位相をリアルに表示することを可能とする。図8a、8bおよび8cには、動作ならびにこの機構によって実現される表示に関する結果が、大まかに、そして実例として示されており、一方、図8dは、ムーンディスク1、第1の掩蔽ディスク2.1、第2の掩蔽ディスク2.2およびダイヤル3によって形成された三つのレベルの重なり合いを示している。
もちろん、上記のものと比べて全体的動作あるいは表示に関する結果を実質的に変更することなく、たとえば掩蔽ディスク2.1,2.2のポジションを変更することによって、特に第3の掩蔽ディスクを用いてさらなるレベルを付加することによって、掩蔽ディスク2.1,2.2および/またはムーンディスク1の形状、形態あるいは回転の方向を変更することによって、たとえば図示するように北半球のためにそれらを表示するのに代えて南半球のための月位相の表示のために機構を適合させるためにダイヤル3に形成された開口3.1を変更することによって、あるいは、ギアトレーン4を、特にプログラムホイールあるいは対応するピニオンの歯付けを変更することによって、本発明に基づく月位相の表示のための機構の、図示していないその他の等価な実施形態を考えることが可能であることに留意されたい。その全てを本明細書中で詳しく説明することはできないが、これら実施形態の全ては、事実上、この詳細な説明に基づく技術的教示を自在に身につけた当業者の能力の範囲内のものである。
したがって、本発明に基づく上記特徴を備えた表示機構は、朔望月の全ての異なる主要な位相をリアルに表示するができるという重要な利点をもたらすことは、すなわち、それは、太陽によって照らされた月の表面の地球から認識可能な部分を、いつでも、よりリアルな様式で表示することができることは明らかである。さらに、このタイプの機構は、それが技術的あるいは美的要求に応じて、数多くの変形例として提供できるという事実のために非常に汎用性に優れる。本発明に基づく表示機構は、過度の調整あるいはこれら部品の著しい再設計を必要とせずに本機構を既存の時計部品に容易に組み込むことができるように、その中で、それが、特に基本ムーブメントと一体化されるように意図された、時計部品の他のパーツと従来通りに協働することができる。さらに、こうした利点は、機構の複雑さ、サイズあるいは生産コストを著しく増大させることなく得られる。最後に、本発明に基づく本機構は、時計部品のダイヤル上に視覚的にディスプレイされるために申し分なく適合させられ、したがってそうした時計部品の美的外観に著しく貢献する。
上記の詳細な説明によれば、本発明はまた、その実施形態の一つに基づく月位相の表示のための機構を具備してなる時計部品、特に機械式時計を包含することは明らかであり、上記ムーンディスク1は、通常、上記時計部品の基本ムーブメントによって1日当たり1ステップのレートで駆動される。
1 ムーンディスク
1.1,1.2 円
1.3 暗い背景
2 掩蔽ディスク
2.1,2.2 掩蔽ディスク
2.3 アーム
2.4 前側部分
2.5 開口
3 ダイヤル
3.1 開口
4 ギアトレーン
4.1 第1のプログラムホイール
4.2 第1の中間ピニオン
4.3 第2の中間ピニオン
4.4 第2のプログラムホイール
4.5 プログラムピニオン
4.6 第3のプログラムホイール
4.7 掩蔽ピニオン

Claims (20)

  1. ムーンディスク(1)と、略半円形の開口(3.1)を備えたダイヤル(3)とを具備してなる、時計用の、月位相の表示のための機構であって、前記ムーンディスク(1)は、前記月位相を指し示すために前記開口(3.1)を経て前記ムーンディスク(1)上に描かれた印(1.1,1.2)を表示するように回転させられるようになっており、前記機構は、前記ムーンディスク(1)と前記ダイヤル(3)との間に少なくとも部分的に回転可能に収容された第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つと、前記開口(3.1)を経て出現する印(1.1,1.2)が、全朔望月の間、前記月の自然な見かけと実質的に一致するように、前記機構の動作の特定の段階の間、前記ムーンディスク(1)上に描かれた前記印(1.1,1.2)が、少なくとも部分的に覆い隠されるように、前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つを駆動するギアトレーン(4)と、を具備してなることを特徴とする月位相の表示のための機構。
  2. 前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つは、前記機構内のそのポジションおよび/または前記ダイヤル(3)の前記開口(3.1)の形状に依存して、特殊な形状のアーム(2.3)および/または開口(2.5)を備えるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示機構。
  3. 前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つは、前記ムーンディスク(1)に対して、非同心状に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示機構。
  4. 実質的に前記ムーンディスク(1)の一方側に収容された第1の掩蔽ディスク(2.1)と第2の掩蔽ディスク(2.2)とを具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示機構。
  5. 前記第1の掩蔽ディスク(2.1)および前記第2の掩蔽ディスク(2.2)はそれぞれ、回転の方向に見たとき、凸状および直線状の前側部分(2.4)をそれぞれ有する少なくとも二つのアーム(2.3)を具備してなることを特徴とする請求項4に記載の表示機構。
  6. 前記第1の掩蔽ディスク(2.1)および前記第2の掩蔽ディスク(2.2)はそれぞれ、凸状、直線状および凹状の前側部分(2.4)をそれぞれ有する三つのアーム(2.3)を具備してなることを特徴とする請求項4に記載の表示機構。
  7. 前記ムーンディスク(1)の一方側に収容され、かつ、それぞれ内円形および略三角形である少なくとも二つの開口(2.5)を備える一つの第1の掩蔽ディスク(2.1)を専ら具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示機構。
  8. 前記ムーンディスク(1)の一方側に収容され、かつ、それぞれ内円形、略三角形、および二つの凹状部分へと分離させられたベースを備えた略半円形である三つの開口(2.5)を備える一つの第1の掩蔽ディスク(2.1)を専ら具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の表示機構。
  9. 前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つは、前記ムーンディスク(1)に対して、同心状に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示機構。
  10. 前記第1の掩蔽ディスク(2.1)は少なくとも二つのアーム(2.3)を具備してなり、この少なくとも二つのアーム(2.3)のそれぞれは、一方側において互いに向き合うように配置された第1の凹状部分(2.6)と、他方側において互いに向き合うように配置された第2の凸状部分(2.7)と、を有することを特徴とする請求項に記載の表示機構。
  11. 前記第1の掩蔽ディスク(2.1)は、少なくとも二つの直線状の第3の部分(2.8)と略円形の開口(2.5)とを具備してなることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の表示機構。
  12. 前記機構の前記ダイヤル(3)に形成された前記略半円形の開口(3.1)は、二つの凹状部分へと分離させられたベースを有することを特徴とする請求項11に記載の表示機構。
  13. 一方が他方の上に載った状態で回転可能に収容された第1の掩蔽ディスク(2.1)および第2の掩蔽ディスク(2.2)を具備してなり、前記第1の掩蔽ディスク(2.1)は、少なくとも二つの直線状の第3の部分(2.8)を具備してなり、前記第2の掩蔽ディスク(2.2)は略円形開口(2.5)を具備してなることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の表示機構。
  14. 前記第1の掩蔽ディスク(2.1)は、互いに向き合うように配置された少なくとも二つの直線状の第3の部分(2.8)を具備してなり、かつ、前記機構の前記ダイヤル(3)に形成された前記略半円形開口(3.1)は、二つの凹状部分へと分離させられたベースを有することを特徴とする請求項13に記載の表示機構。
  15. 前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の少なくとも1つを駆動する前記ギアトレーン(4)は第1のプログラムホイール(4.1)を具備してなり、この第1のプログラムホイール(4.1)は、前記ムーンディスク(1)に対して堅固に固定されると共に、少なくとも一つの中間ピニオン(4.2,4.3)を介して、少なくとも一つの第3のプログラムホイール(4.6)と噛み合う第2のプログラムホイール(4.4)を駆動し、それぞれが、前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の一方を支持する掩蔽ピニオン(4.7)を駆動するようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の表示機構。
  16. 前記ギアトレーン(4)は二つの第3のプログラムホイール(4.6)を具備してなり、この二つの第3のプログラムホイール(4.6)のそれぞれは、前記第1および第2の掩蔽ディスク(2.1,2.2)の一方を支持する掩蔽ピニオン(4.7)を駆動することを特徴とする請求項15および請求項3または請求項4または請求項13に記載の表示機構。
  17. 前記第1のプログラムホイール(4.1)は、その周縁に沿って、四つの無歯セクターによって分離させられた四つの同一のセクター上に割り当てられた12個の歯を具備してなり、前記第2のプログラムホイール(4.4)は、その周縁にわたって不均一に割り当てられ、かつ、三つの無歯セクターによって分離させられた三つの歯を具備してなり、そのうちの二つは同一であり、かつ、前記第3のプログラムホイール(4.6)は、その周縁にわたって均一に割り当てられかつ三つの同一の無歯セクターによって分離させられた三つの歯を具備してなることを特徴とする請求項16に記載の表示機構。
  18. 前記ムーンディスク(1)は、月を表すその上面に描かれた少なくとも二つの印(1.1,1.2)を具備してなることを特徴とする請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の表示機構。
  19. 時計部品であって、請求項1ないし請求項18のいずれか1項に記載の月位相の表示のための機構を備え、前記ムーンディスク(1)は、前記時計部品の基本ムーブメントによって1日当たり1ステップのレートで駆動されるようになっていることを特徴とする時計部品。
  20. 機械式腕時計であることを特徴とする請求項19に記載の時計部品。
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