JP5722029B2 - 流体分配システム、および流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ - Google Patents

Description

この非仮(non-provisional)実用特許出願は、２００７年４月５日に出願された米国仮特許出願第６０／９１０，４１０号の優先権を主張するものである。出典を明示することにより、この出願に開示された全ての内容は本明細書の開示の一部とされる。

本発明は、流体又はゲル用の送出アッセンブリに関し、更に詳細には、流体又はゲルを密封容器から送出するためのシステムに関する。本明細書中で使用されているように、流体に関する言及は、技術的流体であろうとなかろうと、ゲル及びゲル様物質及び液体にも関する。

所定量の流体を送出するためのアプリケータは、当該技術分野で周知である。様々な目的を考慮して様々なものが存在している。しかしながら、例えば動物の外皮及び皮膚に適用される局所寄生虫駆除剤等の製品を、ディスペンサーに対する露呈を最少にして送出すると同時に全リザーバ容積を最大に分配できるようにするための、対費用効果に優れ、使用が容易であり、安全な機構に対し、解決されていない必要が存在する。

生物学的に又は化学的に活性の流体は、多くの場合、貯蔵用の密封容器を必要とする。キャップ及び開口部を持つボトルは、或る程度の漏れを生じ、細菌によって汚染され、又は活性流体が蒸発し、又は周囲の空気がボトルに或る程度入り込んでしまう。かくして、このような活性成分を密封環境に封入するのが望ましい。

更に、寄生虫駆除剤又は他の流体又はゲルの代表的なリザーバは、別体のアプリケータを取り付けることを必要とする。アプリケータを多くの周知の容器のリザーバに取り付けるとき、使用者は、リザーバのキャップを外すか或いはリザーバを穿孔することのいずれかを行うことによってリザーバを開放した後、アプリケータをリザーバと係合させなければならない。リザーバの開放及びこれに続くアプリケータ取り付け操作により、ペットの飼い主は、寄生虫駆除剤、接着剤、又は他の化学物質との接触を余儀なくされ、又は少なくとも漏れや滲み出し、又は処方された最大用量を適用する上で懸念が生じる。

消費者が要注意化学物質を開放状態の容器に入れて貯蔵する場合には更なる懸念が生じる。化学物質は、経時的に有効性を失い、蒸発し、又は危険な物質に変化してしまう。かくして、使用者がこのような化学物質を開放状態の容器に保持しないようにする液体送出アッセンブリを提供するのが望ましい。

寄生虫駆除剤等の要注意化学物質の提供者にとっての別の問題点は用量である。使用者によっては、正確な分配量を計測するのが困難である。かくして、患者の体格及び体重と対応する所定量の活性化学物質を送出する液体送出アッセンブリを提供するのが望ましい。

動物用寄生虫駆除剤の使用者にとっての別の問題点は、動物の疾患領域に亘って寄生虫駆除剤を分配する性能である。かくして、本発明の利点は、毛皮の下に容易に届き、寄生虫駆除剤等の抗寄生虫剤を皮膚に分配できる液体送出アッセンブリを提供するということである。

米国仮特許出願第６０／９１０，４１０号

従って、現存のシステムの欠点を克服した、流体又はゲル用の改良送出システムを提供するのが望ましい。

概括的に述べると、本発明によれば、穿孔可能な流体リザーバと関連して作動するためのアプリケータチップが提供される。本発明によるアッセンブリは、使用者が接触を回避したい寄生虫駆除剤等の化学物質の所定用量を適用するための、使用が極めて容易であり、安全であり、且つ便利なシステム及び方法を提供する。本発明では、殺虫剤や寄生虫駆除剤、接着剤、溶剤、潤滑剤、医薬品等の流体を流体リザーバに入れ、このリザーバを密封する。リザーバは、非作用配置のキャップアプリケータ構造に取り付けることができる。では、穿孔チップは非作用配置のリザーバの上方にとどまり、リザーバに開口部を形成しない。キャップアプリケータは、アッセンブリを作用配置にしたとき、リザーバを穿孔できる先が尖った内部穿孔チップを備えていてもよい。これにより、使用者は、アプリケータを通して液体をリザーバの外に分配できる。キャップを上方にとどまった非作用配置から作用穿孔配置にするのに必要な力は、誤って穿孔することがないようにする上での設計上の選択事項であり、好ましくは、リザーバが穿孔されたことを使用者に知らせる衝撃やカチッという音の形態の積極的フィードバックを提供することを含む。本発明の好ましい実施例によるアッセンブリは、流体又はゲルを送出するための、望ましからぬ接触、零れ、無駄、又は滲みが最少の使用が容易なデバイスを提供できる。キャップとリザーバとの間の安定した係合により、有利には、作用中及び使用中にキャップとリザーバとの界面間で漏れが生じないようにする。アプリケータアッセンブリを作用配置に保持するための構造が設けられているのが望ましい。チューブや、直線状又は曲線状突出部を持つ多プロング構造に、フィンの形態の突出部が設けられていてもよい。一つ又はそれ以上の突出部のチップに分配ポートが設けられていてもよく、これらのポートは、キャップの先端チップを動物に押し付けて流体を分配するときに塞がれないように、先端チップからノッチをなして凹んでいてもよい。

本発明の別の実施例では、キャップアプリケータのチップは、動物の毛を分けて殺虫剤を動物に更に均等に拡げられるように設計された櫛形状（多数の突出部を備えており、これらの突出部がフォーク状又は熊手状の形状をなしており、これらの突出部のうちの一つ又はそれ以上に流体送出ポートが設けられている）、又はフィンが設けられたスプレッダの形状をなしている。

かくして、本発明の一つの利点は、密封された、棚寿命が長い環境を提供し、これによって流体を安定した状態に保持するということである。

本発明の別の利点は、アプリケータチップを持ち、液体リザーバが既に組み立ててあるキャップを提供することであり、これにより、開放したリザーバに別体のキャップ又はアプリケータを取り付ける操作をなくし、使用者が、望ましからぬことに、誤って液体又はゲルと接触してしまう危険をなくす。

本発明の追加の利点は、使用者が、開放状態の容器及び潜在的に不安定な寄生虫駆除剤を後で使用するために保存しようとはしないようにする穿孔可能な液体リザーバシステムを提供することである。

本発明の追加の利点は、所定量の寄生虫駆除剤を、特定の位置に、治療に必要な推奨容積を守って正確な用量で分配するための機構を提供することである。

本発明のこの他の目的及び特徴は、添付図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、明らかになるであろう。しかしながら、添付図面は、専ら例示を目的として描かれたものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではないということは理解されるべきである。
本発明を更に完全に理解するため、添付図面と関連して以下の説明を参照する。

図１Ａは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの作用前の部分断面図である。 図１Ｂは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの作用後の部分断面図である。 図２は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリ用の分配キャップ構成要素の斜視図である。 図３は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリ用の流体リザーバ構成要素の部分斜視図である。 図４Ａは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの作用前の断面図である。 図４Ｂは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの作用後の断面図である。 図５は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの分配キャップ構成要素の斜視図である。 図６は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの流体リザーバ構成要素の部分斜視図である。 図７Ａは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの分配キャップ構成要素の断面図である。 図７Ｂは、図７Ａのキャップ構成要素の断面図である。 図７Ｃは、図７Ａのキャップ構成要素の斜視図である。 図７Ｄは、図７Ａのキャップ構成要素の平面図である。 図８は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの流体リザーバ構成要素の斜視図である。 図９Ａは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの側面図である。 図９Ｂは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの斜視図である。 図９Ｃは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの断面図である。

図１０は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの分配キャップ構成要素の斜視図である。 図１１は、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの流体リザーバ構成要素の斜視図である。 図１２Ａは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの流体リザーバ構成要素の断面図である。 図１２Ｂは、本発明の一実施例による流体送出アッセンブリの流体リザーバ構成要素の側面図である。 図１３は、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリの部分断面図である。 図１４Ａは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの斜視図である。 図１４Ｂは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの断面図である。 図１５Ａは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの斜視図である。 図１５Ｂは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの断面図である。 図１６Ａは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの斜視図である。 図１６Ｂは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのキャップの断面図である。

本発明の好ましい実施例による液体送出アッセンブリの構成要素は、周知のプラスチック成形及び製造法によって製造できる。成形及び製造の詳細は、当業者には明らかであろう。本明細書中に説明した構成要素の正確な形状及び大きさは、本発明にとって必ずしも重要でない。これは、例示の実施例を参照して本発明を説明するためである。

本発明による好ましい流体送出アッセンブリは、アプリケータ延長部又はチューブと、内部穿孔チップと、前記穿孔チップに亘ってアプリケータチューブまで延びる中空チャンネルと、外部流体リザーバに取り付けることができるベースとを持つディスペンジングキャップを含む。キャップに設けられた前記穿孔チップによって穿孔できる領域を持つ密封流体リザーバをキャップと係合する。前記ディスペンジングキャップ及び流体リザーバに設けられた多段戻り止め機構により、前記ディスペンジングキャップを、前記流体リザーバと、流体リザーバが穿孔されていない少なくとも一つの非作用配置で、及び流体リザーバが穿孔された少なくとも一つの非作用配置で、捕捉的に係合させることができる。このような多段戻り止め機構は、更に、使用者が前記非作用配置を前記作用配置に変換することを決定するまで、前記穿孔チップが前記リザーバを穿孔しないようにできる。

本発明による流体リザーバは、その内部に収容された流体又はゲルに対して実質的に不活性であり、流体を絞り出すことができるのに十分に柔軟であるが、キャップが外れたり早期に作用形状にシフトしないようにキャップ部分と係合するのに十分に硬質である。リザーバについての適切な材料のリストには、網羅的ではないが、プロピレン、エチレン、ナイロン、ｋ−樹脂、ポリプロピレン、ホモ態様又はコポリマー態様のいずれかのポリエチレンが含まれる。

本発明によるディスペンジングキャップは、内部の流体又はゲルに対して実質的に不活性であり、穿孔チップで流体リザーバを穿孔できるのに十分に剛性である。キャップについての適切な材料のリストには、網羅的ではないが、プロピレン、エチレン、ナイロン、ｋ−樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオキシメチレン、ポリアセタール、及び脂肪族ポリケトン（カリロン（Ｃａｒｉｌｏｎ））が含まれる。

本発明の好ましい実施例に従って形成した流体送出アッセンブリの非限定的例を、流体送出システム１００として図１に示す。ここに示す流体送出システムは、変更をほとんど加えることなく、ゲルの送出にも使用できるということは理解されよう。送出システム１００は、中空流体リザーバ１１０又は他の適当な流体送出チューブ又は流体送出源を含み、これはディスペンジングキャップ１２０と係合する。リザーバ１１０は、その内部に流体又はゲルを収容している。本発明の好ましい実施例では、リザーバ１１０には、犬、猫、馬、又は適当な大きさの他の動物用の一回分の用量の殺虫剤が入っている。

ディスペンジングキャップ１２０は、短い円筒形中空チューブ１３０を含み、このチューブは、斜めの穿孔チップ１４０で終端する。チューブ１３０は、太さが均等であり、ディスペンジングキャップ１２０のドーム１５０の内部１５１内から垂直に延びている。チューブ１３０は、リザーバ１１０からキャップ１２０までの導管として役立つ。キャップ１２０は、リザーバ１１０に開口部を選択的に形成し、リザーバ内の流体又はゲルを便利な態様で分配するためのチップを提供するように設計されている。

キャップ１２０は、更に、延長アプリケータチューブ１６０を含む。このアプリケータチューブ１６０は、ドーム１５０の頂部と一体でここから延びていてもよい。アプリケータチューブ１６０はノズル１７０で終端する。アプリケータチューブ１６０は、穿孔チップ１４０から短いチューブ１３０を通ってノズル１７０まで延びるチャンネル１６１を形成し、流体を穿孔チップ１４０からノズル端１７１まで連通できる液体通路を形成する。

延長アプリケータチューブ１６０及びアプリケータノズル１７０は、様々な使用に合った、図１に示す形状及び大きさ以外の様々な形状及び大きさであってもよいということは理解されるべきである。例えば、延長アプリケータチューブ１６０は、長くてもよいし短くてもよく、湾曲部、末広部、又は絞りを備えていてもよい。アプリケータノズル１７０は、細いチップまでテーパしていてもよく、又は届き難い領域にアクセスするため、毛皮を掻き分けるための一つ又はそれ以上のフィン構造を備えていてもよく、又は寄生虫駆除剤を適用する場合にペットの皮膚を傷付けないように丸みのある尖っていない出っ張りで終端していてもよい。本発明の一実施例では、押出しによって形成したチューブ１６０、チャンネル１６１、及びノズル１７０は円錐形であってもよく、そのため、チップをトリムバックすることにより、チャンネル１６１のチップのところにある開口部の直径を大きくできる。本発明は、以上説明した、押出しによって形成した延長アプリケータチューブ１６０及びアプリケータノズル１７０に限定されない。

ドーム１５０の外面には、使用を容易にするための様々な特徴が設けられていてもよいということは理解されるべきである。例えば、ドーム１５０の外面上面１５２には、作用中に使用者がしっかりと掴むことができるようにする複数の押縁が設けられていてもよい。

流体リザーバ１１０は、リザーバチップ１１５を含む。チップ１１５の上端には穿孔可能領域１９０が設けられており、これにより、穿孔可能領域１９０の表面は、流体リザーバ１１０及びディスペンジングキャップ１２０を図１Ａに示す非作用位置で係合させたとき、円筒形チューブ１３０の手前にあり且つこのチューブ１３０に対して垂直である。穿孔可能領域１９０は、流体リザーバ１１０及びディスペンジングキャップ１２０を図１Ｂに示す作用形状で係合させたとき、円筒形チューブ１３０の外径を受け入れるのに十分な幅を備えていなければならない。穿孔可能領域１９０の面積は、穿孔に必要な力を、穿孔がなされた後の力のフィードバックに対してバランスがとれるように調節してもよい。穿孔に必要な力を更に低減するため、穿孔可能領域１９０の外径がその中央部よりも薄いように穿孔可能領域１９０の材料の厚さを調節してもよい。

一般的には、流体リザーバ１１０及びディスペンジングキャップ１２０は、流体リザーバ１１０及びディスペンジングキャップ１２０を非作用配置から作用配置まで移動できるように、ディスペンジングキャップ１２０のドーム１５０内の空間に関して適当な大きさを備えていなければならない。

本発明による流体送出アッセンブリは、多段係合を提供すると同時に流体リザーバの不時の穿孔により、思わぬ作用が起らないように、多段戻り止め機構を備えている。

本発明の別の実施例によるディスペンジングキャップ２００を図２に概略に示す。キャップ２００は、図３に概略に示すリザーバチップ３００に作用するように形成されている。キャップ２００とチップ３００との間の多段戻り止めは、流体リザーバチップ３００の外面３０１の押縁３１０と、ディスペンジングキャップ２００の内壁面２０２に設けられた二つの保持溝２１１及び２１２として提供される。

非作用形状では、押縁３１０は保持溝２１１と係合し、ディスペンジングキャップ２００は、輸送中又は貯蔵中、流体リザーバチップ３００の穿孔可能領域３９０を穿孔することなく、流体リザーバ３５０のチップ３００上に捕捉的に保持される。

作用形状では、押縁３１０は保持溝２１２と係合し、ディスペンジングキャップ２００は流体リザーバ３５０のチップ３００上に捕捉的に保持されるが、この際、穿孔チップ２４０が穿孔可能領域３９０を穿孔する。これにより、リザーバ３５０の内部３５１内の流体がディスペンジングキャップ２００のチャンネル２６１と連通し、リザーバ３５０の内容物を穿孔チップ２４０から中空チャンネル２６１を通って入れ、アプリケータノズル２７０のチップ２７１を通って出すことができる。

ディスペンジングキャップ２００のドーム２０５の内壁２０２には、ねじ山２１３が設けられている。これらのねじ山２１３は、流体リザーバ３００に設けられた対応するねじ山３１４と螺合できる。ねじ山２１３及び２１４の螺合により、使用者が故意に非作用配置を作用配置にしない限り、穿孔チップ２４０が流体リザーバ３００の穿孔可能領域３９０を破らないようにする。使用者は、ディスペンジングキャップ２００を流体リザーバ３００に関して廻し、流体リザーバ３００の押縁３１０がディスペンジングキャップ２００の保持溝２１２と係合するまでキャップ２００及び穿孔チップ２４０をリザーバ３００及び穿孔可能領域３９０に向かって押圧することによって、故意に非作用配置を作用配置にする。かくして、キャップ２００を押圧し、非作用配置に保持された状態から外した後、キャップ２００は作用配置に保持される。

図２及び図３に示す機構の代わりに、この他の種類の戻り止め機構を使用してもよいということは理解されるべきである。例えば、押縁をディスペンジングキャップの内面に設け、適合する二つの保持溝を流体リザーバに設けてもよい。他の多段戻り止め機構は同様に適合する。本発明は、本明細書中に説明した係合機構の選択に限定されない。

本発明の別の好ましい実施例の特徴を、図４Ａ及び図４Ｂにアッセンブリ４００として示す。ディスペンジングキャップ４２０は、リザーバチップ４１０と作用するように形成されている。キャップ４２０とチップ４１０との間の多段戻り止めは、リザーバチップ４１０の外面４１１に設けられた押縁４１５及びディスペンジングキャップ４２０のベース４５０の内側に一体に形成された二つの保持溝４５１及び４５３を使用することによって提供される。

非作用形状では、押縁４１５が保持溝４５３と係合し、輸送中又は貯蔵中、流体リザーバ４１０の穿孔可能領域４９０を穿孔することなく、ディスペンジングキャップ４２０が流体リザーバのチップ４１０上に捕捉的に保持される。

作用形状では、押縁４１５は保持溝４５１と係合し、ディスペンジングキャップ４２０は流体リザーバ４０１のチップ４１０上に捕捉的に保持されるが、この際、穿孔チップ４４０がチップ４１０の穿孔可能領域４９０を穿孔する。これにより、リザーバ４０１の内部の流体内容物がディスペンジングキャップ４２０のチャンネル４６１と連通し、流体リザーバ４０１の内容物が穿孔チップ４４０から中空チャンネル４６１に入り、キャップ４２０を通して出すことができる。

誤って作動されることがないようにするため、キャップ４２０のベース４５０の内側に設けられたねじ山４５５が、チップ４１０の対応するねじ山４１５と螺合する。このねじ機構により、押縁４１５がディスペンジングキャップ４２０の保持溝４５１と係合するまでディスペンジングキャップ４２０をチップ４１０に関して回転することによって、使用者が故意に非作用配置を作用配置にしない限り、穿孔チップ４４０は穿孔可能領域４９０を破らないようにする。

本発明の好ましい実施例によれば、穿孔チップ４４０は、穿孔可能領域４９０に残った材料のひらひらが、中空チャンネル４６１の開口部を穿孔チップ４４０のところで部分的に覆ってしまい、流体流れを妨げるという潜在的な問題点をなくすため、斜めに切った形状を持つ（これは、対称であってもよいし、非対称であってもよい）ように設計されている。穿孔チップ４４０についての角度は、好ましくは、５５°乃至１２０°であり、最も好ましくは６０°乃至９０°である。

図５及び図６に示す本発明の別の好ましい実施例では、ディスペンジングキャップ５００のドーム５５０の内壁５０２の二つの領域を盛り上げ、ドーム５５０の縁部５０３から第１保持溝５１１まで延びる一対のタブブレーカー５１５を形成する。一対のブレークアウェイタブ６１７が流体リザーバ６００の外面６１０から延びている。流体リザーバ６００に設けられた一対の予備作用リム６１９が、流体リザーバ６００から延びており、流体リザーバ６００と一体をなしている。これらの予備作用リム６１９は、全体として、ブレークアウェイタブ６１７と同一平面内にあり且つこれらのタブの側方にあるが、ブレークアウェイタブ６１７に直接的には連結されていない。一対のバンプストップ６２１が、各予備作用リム６１９の一端に設けられている。ブレークアウェイタブ機構により、穿孔チップ５４０は、使用者が分配キャップ５００を十分な力で故意に廻さない限り穿孔可能領域６９０を破らない。十分な力で廻すと、タブブレーカー５１５の側部がバンプストップ６２１に当たり（この時点で、タブブレーカー５１５はブレークアウェイタブ６１７に載って整合している）、分配キャップ５００を流体リザーバ６００に押し付け、ブレークアウェイタブ６１７を流体リザーバ６００から壊して外し、保持作用形状を形成する。
本発明の別の好ましい実施例を図７及び図８に示す。本発明の別の実施例によるディスペンジングキャップ７００が図７に概略に示してある。キャップ７００は、図８に概略に示す流体リザーバ又はゲルリザーバ８００とともに作用するように形成されている。キャップ７００と流体リザーバ８００との間の係合は、流体リザーバ８００のへッド領域８１０の盛り上がった構造８５０及び予備作用押縁８０１と、ドーム７５０の内壁７５１の内面に設けられた係止溝７７３及び一対の傾斜したカム従動体７７１を使用することによって行われる。これらは、１８０°離間してあり且つディスペンジングキャップ７００と一体であるように示してあるが、これに限定されない。

図７に示すように、ディスペンジングキャップ７００のドーム７５０の内壁７５１は、ドーム７５０の縁部７５３から、ドーム７５０の小径の内側が第２縁部７５５及び内壁７５７を形成する、ドーム７５０のほぼ半分のところまで垂直方向に延びている。内壁７５７の下接合部には、係止溝７７３が形成されている。ディスペンジングキャップ７００のドーム７５０の内壁７５１の二つの領域が盛り上がっており、傾斜したカム従動体７７１を形成する。これらの傾斜したカム従動体７７１は、好ましくは、ドーム７５０の縁部７５３と縁部７５５との間の領域に位置決めされる。

図８に示すように、へッド領域８１０の上面８１５には穿孔可能領域８１１が設けられている。流体リザーバ８００に設けられた一対の予備作用リム８５０は、流体リザーバ８００から延びており且つ流体リザーバ８００と一体である。各予備作用リム８５０の一端には、下方に傾斜した領域８５１が設けられている。下方に傾斜した領域８５１は、垂直方向下方に更に曲がってキャップ安定化リング８５９に接合する。一対のラグロック８５５は、傾斜領域８５１の各々の下縁８５３に設けられたノッチである。

非作用配置では、へッド領域８１０に設けられた押縁８１３が係止溝７５９と係合し、誤って作動されることがないようにし、輸送中又は貯蔵中、穿孔可能領域８１９を穿孔することなく、ディスペンジングキャップ７００が流体リザーバ８００のへッド８１０に捕捉的に保持されるようにする。

キャップ７００のチャンネル７６１を流体リザーバ８００と連通するため、流体リザーバ８００及びディスペンジングキャップ７００を互いに向かって十分な力で押し、へッド領域８１０の押縁８１３を係止溝７５９から強制的に外し、傾斜したカム従動体７７１が、予備作用リム８５０によってこれらのリム間に形成された一対の隙間８６１を通って前進するまで回転する。カム従動体７７１が隙間８６１に入り込み、下方に傾斜した領域８５４の上縁と接触した後、ディスペンジングキャップ７００及び流体リザーバ８００を回転させ、傾斜したカム従動体７７１がラグロック８５５に入るまで、これらのカム従動体７７１を、予備作用リム８５０の下縁とカム安定化リング８５９の上縁との間に形成された空間８６３内に移動する。回転中、穿孔チップ７４０が徐々に下がって穿孔可能領域８１３を穿孔する。作用状態では、へッド領域８１０の上面８１５がドーム７５０の内天井７５９と接触し、これによって、分配中の流体漏れを阻止するシールを形成する。

図９Ａ、図９Ｂ、及び図９Ｃに示す本発明の別の実施例では、ディスペンジングキャップ９００は、ベース９５０及びアプリケータチューブ９８０を有する。ディスペンジングキャップ９００は、流体リザーバ９１０とともに作用し、このリザーバから流体を分配するように形成されている。ベース９５０の上面９５１には、作動中に使用者にしっかりとしたグリップを提供できる複数の押縁９５３が設けられていてもよい。アプリケータチューブ９８０の両側には、動物の毛皮を分けることができるような構造及び構成の二つのフィン構造９８２が設けられている。アプリケータチューブ９８０のノズル端９８１にはノッチ９８３が設けられている。ノズル端９８１が動物の皮膚と接触したとき、ノッチ９８３と皮膚との間に形成された空間により、寄生虫駆除剤を流出させることができる。フィン構造９８２は動物の毛皮を分けるのを補助し、チップが動物の皮膚に載っている場合でも、ノッチにより流体を滑らかに流出させることができる。毛皮を分け、殺虫剤を塗り拡げるためのフィン及びノッチは、様々な形状をとることができるということは理解されるべきである。

本発明の別の好ましい実施例を図１０及び図１１に示す。図１０に概略に示すディスペンジングキャップ１０００は、図１１に概略に示す流体リザーバ１１００とともに作用するように形成されている。ここに示す流体リザーバは、ゲルリザーバであってもよいということに着目されるべきである。キャップ１０００と流体リザーバ１１００との間の係合は、流体リザーバ１１００のへッド領域１１１５の盛り上がった構造１１５０及び予備作用押縁１１０１と、係止溝１０７３と、そのドーム１０５０の内壁１０５１に設けられた一対の傾斜したカム従動体１０７１とを使用することによって行われる。これらのカム従動体は、ディスペンジングキャップ１０００で１８０°離間してあり且つディスペンジングキャップと一体をなすように示してあるけれども、これに限定されない。

図１０に示すように、ディスペンジングキャップ１０００のドーム１０５０の内壁１０５１は、ドーム１０５０の縁部１０５３から垂直方向上方に、ドーム１０５０の小径の内側が内押縁１０５５及び内壁１０５７を形成するドーム１０５０のほぼ半分のところまで延びている。内壁１０５７の下接合部は、係止溝１０７３を形成するように賦形されている。ディスペンジングキャップ１０００のドーム１０５０の内壁１０５１の二つの領域が盛り上がっており、傾斜したカム従動体１０７１を形成する。これらの傾斜したカム従動体１０７１は、全体として、ドーム１０５０の縁部１０５３と縁部１０５５との間の領域に位置決めされる。

図１１に示すように、へッド１１１５の上面には穿孔可能領域１１１３が設けられている。流体リザーバ１１００の一対の予備作用リム１１５０が、流体リザーバ１１００から、この流体リザーバ１１００と一体をなして延びている。各予備作用リム１１５０の一端には、下方に傾斜した領域１１５１が設けられており、この下方に傾斜した領域１１５１は垂直方向下方に更に曲がってキャップ安定化リング１１５９に接合する。ノッチが設けられた一対のラグロック１１５５が傾斜領域１１５１の各々の下縁部１１５３に設けられている。

本発明の別の好ましい実施例の流体リザーバ１２００を図１２Ａ及び図１２Ｂに概略に示す。へッド１２１０の上面１２１５には、穿孔可能領域１２１３が設けられている。流体リザーバ１２００に設けられた一対の予備作用リム１２５０は、流体リザーバ１２００から一体をなして延びている。各予備作用リム１２５０の一端には、下方に傾斜した領域１２５１が設けられており、この下方に傾斜した領域１２５１は垂直方向下方に更に曲がってキャップ安定化リング１２５９に接合する。ノッチが設けられた一対のラグロック１２５５が傾斜領域１２５１の各々の下縁部１２５３に設けられている。

本発明の更に別の実施例によるシステム１３９９の作用状態の部分断面図を図１３に示す。作用状態では、キャップ１３００の流体チャンネル１３６１が、流体供給体１３０１のへッド領域１３１０の上面１３１５に設けられた穿孔可能領域１３１３を穿孔し、これにより流体供給体１３０１と流体連通する。へッド領域１３１０の上面１３１５は、ドーム１３５０の内天井１３５９と接触し、これによって、分配中の流体漏れを阻止するシールを形成する。キャップ１３００のドーム１３５０の内壁１３５１に設けられた一対のカム従動体１３７１は、予備作用リム１３１１の下縁とへッド領域１３１０のキャップ安定化リング１３１９の上縁との間に、これらの縁部によって形成された空間１３６３を移動する。

本発明の別の実施例では、アプリケータチップは枝分かれしてフォーク状ディスペンジングマニホールドを形成する。このマニホールドは、多数の、好ましくは２個乃至５個の、最も好ましくは３個の突出部即ちタイン(tine)を有する。少なくとも一つの突出部の先端に、流体リザーバから流体を分配するための開口部が設けられている。

図１４Ａ及び図１４Ｂは、本発明の別の実施例による流体送出アッセンブリのアプリケータキャップ１４００を示す。キャップ１４００の先端部分は、中央突出タイン１４８１及び二つの側方突出タイン１４８３を持つフォーク状分配マニホールド１４８０に連結されている。中央タイン１４８１の先端には開口部１４８２が設けられている。チャンネル１４６１が開口部１４８２から中央タイン１４８１の長さに沿ってアプリケータキャップ１４００のベース１４５０を通って延びている。中央タイン１４８１及び側方タイン１４８３は、更に、毛を分けるのを補助する楕円形の又はテーパした周囲を備えていてもよい。４個又はそれ以上の突出タインを持つ、又は各突出タインの端部に分配ポートが設けられたこの他の実施例が可能である。

図１５Ａ及び図１５Ｂは、本発明の更に別の実施例による流体送出アッセンブリのアプリケータキャップ１５００を示す。キャップ１５００の先端部分は、三つの突出タイン１５８１を持つフォーク状分配マニホールド１５８０に連結されている。これらのタイン１５８１の先端部分は、更に、マニホールド１５８０の平面から湾曲しており、鉤爪様湾曲部を形成する。これらのタイン１５８１のうちの一つ又はそれ以上の先端の各々に開口部１５８２が設けられている。枝分かれしたチャンネル１５６１が、開口部１５８２から、タイン１５８１及び分配マニホールド１５８０の長さに沿って、アプリケータキャップ１５００のベース１５５０を通って延びている。タイン１５８１、マニホールド１５８０、及びベース１５５０は、一体のピースとして形成されていてもよいし、比較的短いチップの端部に使用者によって取り付けられるべき別体のピースとして形成されていてもよい。

図１６Ａ及び図１６Ｂは、本発明による流体送出アッセンブリのアプリケータキャップ１６００を示す。このキャップ１６００の先端部分は、三つの突出タイン１６８１を持つフォーク状分配マニホールド１６８０に連結されている。タイン１６８１の先端部分はテーパしている。タイン１６８１の先端には、開口部１６８２が各々設けられている。枝分かれしたチャンネル１６６１が、開口部１６８２から、タイン１６８１及び分配マニホールド１６８０の長さに沿って、アプリケータキャップ１６００のベース１６５０を通って延びている。タイン１６８１、マニホールド１６８０、及びベース１６５０は、一体のピースとして形成されていてもよいし、比較的短いチップ構造に使用者によって取り付けられるべき別体のピースとして形成されていてもよい。

以上説明した例は単なる例示であって、用途に特化して設計が選択されており、本発明の範囲を、如何なる意味においても、制限するものと解釈されるべきではない。

本発明の一つの実施例では、液体又はゲルを送出するためのチューブは、長さが約１５ｍｍ乃至２５ｍｍであり、好ましくは１８ｍｍ乃至２０ｍｍであり、内径が約１ｍｍ乃至４ｍｍであり、好ましくは２ｍｍ乃至３ｍｍである。

本発明の一実施例では、リザーバの容積は、約０．０１ｍｌ乃至１００ｍｌである。

かくして、好ましい実施例に適用した本発明の新規な特徴を示し、説明し、そして指摘したが、当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、開示の発明の形態及び詳細における様々な省略、代替、及び変更を行うことができるということは理解されよう。従って、添付の特許請求の範囲の範囲が示すように限定しようとするものである。

更に、以下の特許請求の範囲は、本明細書中に説明した本発明の本来の及び特定の特徴の全てを含もうとするものであり、本発明の範囲に関する全ての言及は、言語上の事項として特許請求の範囲に含まれるということは理解されるべきである。

７０ ノッチ
１００ 送出システム
１１０ 中空流体リザーバ
１１５ リザーバチップ
１２０ ディスペンジングキャップ
１３０ チューブ
１４０ 穿孔チップ
１５０ ドーム
１６０ アプリケータチューブ
１６１ チャンネル
１７０ アプリケータノズル
１７１ ノズル端
１９０ 穿孔可能領域

Claims (22)

1. 流体分配システムにおいて、
   キャップ取り付けネック構造を持つ、流体を収容したリザーバであって、キャップ取り付けネック構造の遠位端に穿孔可能な開口部を持つリザーバと、
   前記リザーバの前記キャップ取り付けネック構造に取り付けられたキャップであって、前記リザーバに関して少なくとも一つの作用配置及び少なくとも一つの非作用配置をとるように形成されたキャップとを含み、
   前記キャップは、その基端部に設けられた穿孔チップと、その先端部に設けられた開口部を有する細長いアプリケータチューブ部分と、を含み、前記作用形状にある場合に前記穿孔チップが前記穿孔可能な開口部内に延び、前記非作用形状にある場合に前記穿孔チップが前記穿孔可能な開口部と向き合って位置決めされるように形成されており、
   前記キャップは、少なくとも二つの内方に突出したカム従動体を含み、
   前記リザーバのキャップ取り付けネック構造は、ネックの周囲の一部だけに延びる少なくとも二つの外方に延びた水平な押縁を含み、少なくとも二つ傾斜部分が前記水平な押縁から該水平な押縁に対して角度をなして延びており、かつ、前記水平な押縁の基端側から先端側まで通路を形成しており、前記水平な押縁および傾斜部分は、前記キャップを前記リザーバに関して所定方向へ移動することにより、前記キャップを押圧し、前記非作用配置から前記作用配置にするように前記カム従動体と相互作用するように構成されており、
   前記キャップは、流体分配ポートと、この分配ポートと流体連通した流体導管に配置した先端チップとを含み、前記分配ポート、前記導管、及び前記穿孔チップは、前記キャップが前記作用形状にあるとき、前記リザーバが前記分配ポートと流体連通するような構造及び構成を備えており、更に、
   前記アプリケータチューブ部分の長さの少なくとも一部に沿って延びる少なくとも一つのフィン、または前記キャップから延びる少なくとも二つの突出部を備えたフォーク構造を有する突出構造を含み、前記フィンまたはフォーク構造は、流体を、前記分配ポートから、動物の毛を分けて動物の皮膚に差し向けるのを補助できる、流体分配システム。
2. 請求項１に記載の流体分配システムにおいて、
   前記押縁は、前記キャップを前記リザーバに関して所定方向に捩じることにより、前記キャップを押圧して前記非作用配置から作用配置にするように相互作用するカム面を含む、流体分配構造。
3. 請求項２に記載の流体分配システムにおいて、
   前記キャップはフォーク状突出部を含み、これらのフォーク状突出部のうちの少なくとも一つの先端に前記流体分配ポートが設けられている、流体分配システム。
4. 請求項２に記載の流体分配システムにおいて、
   前記キャップはフォーク状突出部を含み、前記キャップが前記作用配置にあるときに前記リザーバと流体連通する前記流体分配ポートが、前記フォーク状突出部の二つ又はそれ以上に設けられている、流体分配システム。
5. 請求項１に記載の流体分配システムにおいて、
   前記キャップは、前記キャップから実質的に直線状に延びるフォーク状突出部を含む、流体分配システム。
6. 請求項１に記載の流体分配システムにおいて、
   前記キャップは、少なくとも一つの湾曲部分を持つフォーク状突出部を含む、流体分配システム。
7. 請求項１に記載の流体分配システムにおいて、
   前記キャップに少なくとも一つのノッチが設けられており、少なくとも一つの流体分配ポートが前記ノッチと関連しており、前記ノッチ及び前記少なくとも一つの流体分配ポートは、前記キャップの前記先端を動物の皮膚に置いたとき、流体を前記流体分配ポートから流出できるような構造及び構成を有する、流体分配システム。
8. 流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、 流体源の密封部分を穿孔するように形成された穿孔構造を持つキャップベースを含むアプリケータキャップであって、前記穿孔構造は、穿孔された流体源から流体を通すことができるように形成された開口部と関連しており、更に、前記キャップベースを流体源に取り付けるように形成された固定部分を有する、アプリケータキャップと、
   アプリケータキャップの取り付け部分に取り付けられる穿孔可能領域を有する流体源としてのリザーバと、を含み、
   前記アプリケータキャップとリザーバは、前記リザーバの外面に設けられた少なくとも一つの押縁、および該押縁と選択的に係合するために前記アプリケータキャプの内面に設けられた少なくとも二つの保持溝、または、リザーバに設けられた少なくとも二つ保持溝およびアプリケータキャップに設けられた少なくとも一つの押縁を含む多段機構を有し、前記少なくとも二つの保持溝は、一方の保持溝が非作用配置において前記押縁と捕捉的に係合でき、他方の保持溝が作用配置において前記押縁と捕捉的に係合できるように十分に離間されており、
   前記キャップベースの先端側に位置決めされており、一つ又はそれ以上の突出部を持ち、突出部の先端に分配ポートが設けられたフィン構造またはフォーク状構造を有する流体分配構造と、
   前記分配ポートから前記キャップベースの開口部まで延びる、前記ベースに設けられた前記開口部から前記突出部に設けられた前記分配ポートまで流体連通できるように形成された、少なくとも一つのチャンネルとを含む、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
9. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
   二つ又はそれ以上の突出部の先端に分配ポートが設けられており、前記チャンネルは、枝分かれして前記分配ポートから前記ベースの前記開口部まで延びている、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
10. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記キャップに少なくとも一つのノッチが設けられており、少なくとも一つの流体分配ポートが前記ノッチと関連しており、前記ノッチ及び前記少なくとも一つの流体分配ポートは、前記キャップの前記先端を動物の皮膚に置いたとき、流体を前記流体分配ポートから流出できるような構造及び構成を有する、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
11. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記突出部のうちの少なくとも一つが湾曲している、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
12. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記突出部は、前記ベースからほぼ直線状に延びている、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
13. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記穿孔構造は、
    前記ベースの前記開口部のところで基端方向に延びる中空穿孔チップと、
    穿孔可能領域が前記穿孔チップによって穿孔されていない少なくとも一つの非作用配置で、前記穿孔チップを流体源の穿孔可能領域に対して先端側に即ち穿孔可能領域から離れた状態に選択的に維持し、穿孔可能領域が前記穿孔チップによって穿孔され、前記流体源を前記チャンネルと流体連通された少なくとも一つの作用配置に選択的に置くための相互係止押縁及び溝を持ち、前記押縁及び溝は、前記穿孔可能領域を通して前記穿孔チップを基端方向に押し込む物理的な力を選択的に加えることによって前記作用配置をとるような構造及び構成を備えている、多段機構とを含む、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
14. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記リザーバは、少なくとも一つの寄生虫駆除剤を収容している、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
15. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記多段機構は、前記流体を動物に適用するためのアプリケータキャップを前記リザーバに関して捩じる物理的な力を選択的に加えることによって、強制的に前記非作用配置から前記作用配置にされるような構造及び構成を備えている、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
16. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記多段機構は、物理的な力を選択的に加えることによって前記アプリケータキャップ及び前記リザーバを互いに向かって軸線方向に押圧することによって、強制的に前記非作用配置から前記作用配置にされるような構造を備えている、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
17. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記多段機構は、一つ又はそれ以上のタブに当接するバンプストップを備えた一つ又はそれ以上のリムを含み、前記タブは、前記リザーバ及び前記アプリケータキャップを互いに向かって押圧したとき、前記アプリケータキャップの内壁に設けられた構造を所定方向に移動することによって外されるように形成されている、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
18. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記多段機構は、少なくとも一つのカム及び少なくとも一つのリムを含み、前記カム及びリムは、使用者が前記アプリケータキャップを前記リザーバに関して捩じって前記非作用形状を前記作用形状にし、前記アプリケータキャップを基端方向に移動するまで、前記アプリケータキャップを非作用形状に維持するように相互作用する、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
19. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記多段機構は、前記アプリケータキャップ及び前記リザーバに設けられた対応するねじ山を含み、これらのねじ山は、使用者が前記アプリケータキャップを前記リザーバに関して捩じって前記非作用配置を前記作用配置にし、前記アプリケータキャップを基端方向に移動するまで、前記アプリケータキャップを非作用形状に維持する、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
20. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記キャップを非作用形状から作用形状に移動するための作用手段を含む、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
21. 請求項８に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    前記アプリケータチューブの外面から前記アプリケータチューブの長さに沿って延びる、動物の毛を分ける構造及び構成を持つ一つ又はそれ以上のフィンを含む、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。
22. 請求項２１に記載の流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせにおいて、
    少なくとも一つのノッチが前記チューブに設けられており、前記分配ポートは、前記ノッチと関連して配置されており、前記分配ポート及び前記ノッチは、前記チューブの前記先端を動物の皮膚に置いたとき、流体を流出できるような構造及び構成を有する、流体を動物に適用するためのアプリケータキャップとリザーバの組み合わせ。

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